コネクタ構成ページで使用可能な「猶予期間」設定により、インシデントが作成されたものと同じイベントが再発生するために頻繁に作成されるインシデントについて、多数のチケットが作成されないようにすることができます。
たとえば、イベントが発生すると、Enterprise Managerでインシデントが作成されます。チケットを作成するよう定義されたルールにより、ServiceNowシステムで強制的にチケットが作成されます。猶予期間が1時間の場合にイベントが午前10時にクリアされると、インシデントとチケットがクリアされます。同じイベントが午前11時より前に再発生して、新たなインシデントが強制的に作成される場合、猶予期間機能により、新しいチケットの作成が停止され、かわりに同じチケットが再オープンされます。
作成、更新およびクローズ・テンプレートを使用してチケットを再オープンする必要がある場合は、関連付けられたユーザー(つまり、コネクタの設定時に使用したアカウント)に、ServiceNowでのadmin
ロールが必要となります。ServiceNowでのadmin
ロールなしで、猶予期間内に発生したインシデントに対してチケットをオープンする必要がある場合は、インシデントがクリアされたときにチケット・ステータスを「クローズ」ではなく「解決」に設定するか、別のテンプレートを使用します。この設定を使用すると、同じインシデントが猶予期間内に再発生した場合に、ServiceNowコネクタでチケットを再オープンできます。
関連項目: コネクタ・インスタンスの構成