ロギングとトレースは、デバッグのための一般的な支援機能です。OPatchでは、すべての適用
、ロールバック
およびlsinventory
操作のログが保持されます。ログ・ファイルは、次のディレクトリにあります。
<ORACLE_HOME>/cfgtoollogs/opatch
各ログ・ファイルには、操作のタイムスタンプのタグが付けられています。ログ・ファイルにはopatch_<date mm-dd-yyyy>_<time hh-mm-ss>.logのような名前が付けられます。
注意:
OPatchを実行するたびに、新しいログ・ファイルが作成されます。
たとえば、ログ・ファイルが2013年5月17日の11.55 PMに作成された場合、名前は次のようになります。
opatch_05-17-2013_23-55-00.log
注意:
環境変数OPATCH_DEBUGをTRUEに設定することにより、OPatchをデバッグ・モードに設定できます。
また、OPatchは、OPatchで実行されたコマンドの索引およびそれに関連付けられているログ・ファイルを、<ORACLE_HOME>/cfgtoollogs/opatchディレクトリにあるopatch_history.txt
ファイルに保持します。history.txt
ファイルのサンプルを次に示します。
Date & Time : Tue Apr 26 23:00:55 PDT 2013 Oracle Home : /private/oracle/product/11.2.0/db_1/ OPatch Ver. : 12.1.0.1.2 Current Dir : /scratch/oui/OPatch Command : lsinventory Log File : /private/oracle/product/11.2.0/db_1/cfgtoollogs/opatch/opatch-2013_Apr_26_23-00-55-PDT_Tue.log
この項では、サポートを提供するその他のドキュメントのリストを示しています。メインのリンク先は、MOSにあるOPatchのマスター・ノートに関する説明(ドキュメントID 293369.1)です。
パッチ・セットFAQ: パッチ・セットに関するFAQの詳細は、パッチ・セットFAQに関する説明(ドキュメントID 552777.1)を参照してください。このドキュメントは、My Oracle Supportで入手可能です。
インフォメーション・センター: Oracle Databaseサーバー/クライアントのインストールに関する説明(ドキュメントID 1351428.1)
現在、オラクル社では、ハードウェア、オペレーティング・システムを含む、様々な製品を提供しています。ただし、一部の製品で必要なパッチは、現在OPatchではサポートされていません。
注意:
インストールしたOracle製品(Oracle Database、Fusion Middlewareなど)がOracleホーム・ディレクトリを作成した場合、OPatchはそのインストールの一部として提供されます。
通常、OPatchでサポートされていないOracle製品のタイプは次のとおりです。
ハードウェア(Sunサーバー用のファームウェア・アップデートなど)
オペレーティング・システム(Oracle LinuxまたはOracle Solaris用のカーネル・パッチ・アップデートなど)
Java (JREおよびJDK用のパッチ・アップデートなど)
Oracleホーム・ディレクトリを作成しないソフトウェア製品(Oracle OpenOfficeなど)