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Oracle® Enterprise Manager Sybase Adaptive Server Enterprise (ASE) Plug-inユーザーズ・ガイド
13.2.1.0
E94915-01
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3 管理エージェントの構成およびSybase ASEプラグインのデプロイ

この章では、Sybase Adaptive Server Enterprise (ASE)ターゲットの監視を可能にするためにEnterprise Manager Cloud Control管理エージェントを構成する方法について説明します。

この章で説明する項は、次のとおりです。

3.1 プラグインをデプロイする管理エージェントの構成

エージェントを構成するには、まず、エージェント・サービスを起動するユーザーがローカル管理者グループに属していることを確認します。また、プラグインをデプロイするすべてのエージェントで優先資格証明を設定する必要があります。次の手順に従って、エージェントを構成します。

3.1.1 ユーザーへの高度な権限の割当て

(Microsoft Windowsのみ) Microsoft Windows環境で高度な権限を割り当てるには、次の手順を実行します。

  1. エージェントをホストするローカルのMicrosoft Windowsノードで、エージェント・サービスを起動するユーザーがローカル管理者グループに属していることを確認します。ファイルがない場合は、ファイルを追加してください。

  2. Windowsの「ローカル セキュリティの設定」ツールを開き、エージェント・サービスを起動するユーザーに次の高度な権限を付与します。

    • オペレーティング システムの一部として機能

    • プロセスのメモリ クォータの増加

    • バッチ・ジョブとしてログオンする権限

    • プロセス レベル トークンの置き換え

  3. エージェント・サービスが稼働している場合は、再起動します。

  4. Cloud Controlでホストとエージェントに対する優先資格証明を設定します。詳細は、「JDBCドライバの設定」を参照してください。

    • 優先資格証明で設定するOSユーザーは、ローカル管理者グループに属している必要があります。

    • このOSユーザーは、次の高度な権限を持っている必要があります。

      • オペレーティング システムの一部として機能

      • プロセスのメモリ クォータの増加

      • バッチ・ジョブとしてログオンする権限

      • プロセス レベル トークンの置き換え

3.1.2 優先資格証明の設定と検証

プラグインをデプロイするすべてのエージェントで優先資格証明を設定するには、次のようにします。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlで、「設定」メニューから「セキュリティ」「優先資格証明」の順に選択します。

    「優先資格証明」ページが開き、ターゲットの表が表示されます。

  2. 表からホストのターゲット・タイプを選択し、管理対象優先資格証明をクリックします。

    ホスト優先資格証明ページが表示されます。

  3. ホスト優先資格証明ページの「ターゲットの資格証明」セクションで、プラグインをデプロイする管理エージェントが稼働しているホストを選択し、「設定」をクリックします。

  4. 「名前付き資格証明の選択」ダイアログ・ボックスで、「新規」として資格証明を選択し、ユーザー名とパスワードを指定して「テストと保存」をクリックします。テストが正常に実行されたら、資格証明は適切に設定されています。

  5. プラグインをデプロイする管理エージェントに対してOSコマンド・ジョブを実行します。

    • Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

    • 「エンタープライズ」メニューから「ジョブ」「アクティビティ」を選択します。

    • 「ジョブ・アクティビティ」ページで「ジョブの作成」リストから「OSコマンド」を選択し、「実行」をクリックします。

    • 次のページで必要な詳細を入力し、「発行」をクリックしてジョブを実行します。ジョブが正常に実行されたら、資格証明は適切に設定されています。

3.2 プラグインのデプロイ

プラグインをデプロイする手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』プラグインの管理の章を参照してください。