48 Testing as a Serviceについて

Testing as a Service (TaaS)は、自動アプリケーション・テスト・サービスを配信するためのクラウド・ベースのプラットフォームです。

これはプライベート・クラウド用に設計されたセルフ・サービス・ソリューションであり、次の特徴があります。

  • テスト下のアプリケーションやテスト・ツールなど、テスト・ラボのプロビジョニングを自動化することにより、エンドツーエンドでテスト・プロセスをオーケストレートします。

  • アプリケーションに対して負荷テストまたは機能テスト(あるいはその両方)のスクリプトを実行します。

  • アプリケーション・モニタリングおよび診断の豊富なデータを分析のために提供します。

  • エンドユーザーによるテスト・クラウドの使用状況を測定およびチャージするための高度なチャージバック機能を備えています。

Enterprise Manager Cloud Controlを介して提供されるTaaSは、品質を損なうことなくテストの時間とコストを大幅に削減することを可能にし、組織はこれを使用して、より機敏にクリティカルなビジネス・アプリケーションをユーザーに配信できます。

TaaSの主な機能は次のとおりです。

  • アプリケーションの負荷テストと機能テストを実行するためのセルフ・サービス・ポータル。

  • エンド・ユーザーに使用可能なすべてのテスト・アセット(スクリプト、データバンク・ファイル、シナリオ説明およびユーザー構成可能パラメータ)が格納される、完全なアクセス制御とセキュリティ制御を備えたテスト・ライブラリ。

  • 複雑な複数層アプリケーション、テスト・ツールおよびテスト・スクリプトをデプロイする機能を含む、完全なテスト・ラボのオンデマンド自動プロビジョニング。Oracle Load Testing、Oracle Functional Testingおよびカスタム・テスト・ドライバ用の事前作成アセンブリ

  • クラウド・ハードウェア・リソース・プールを共有することにより、セキュリティ・ポリシーに準拠しながらハードウェア使用率を最大限に高めることができます。

  • 中間層およびデータ層に対する統合された豊富なアプリケーション・モニタリングおよび診断により、テスト下のアプリケーションのボトルネックおよび問題を確実に検出できます。

  • コスト・センターにチャージする必要のあるテストのリソース測定およびチャージバック。これらの測定機能により、使用されているリソースを計算するための追跡およびチャージが可能になります。

TaaSのロール

TaaSでは、3つのロール(テスト管理者、テスト設計者およびテスト実施者)が使用されます。次の各項で、これらのロールについて詳しく説明します。

テスト管理者

TaaSを使用すると、テスト管理者は、テスト・アクティビティのアプリケーション・インフラストラクチャの管理、セルフサービス・テストのユーザー・アクティビティの定義、およびテスト環境とテスト・アセットの管理を行うことができます。図48-1を参照してください。

図48-1 クラウド管理のテスト・アクティビティ



TaaSから、テスト管理者は、次を実行できます。

テスト設計者

TaaSを使用すると、テスト設計者は、テスト・アクティビティを実行するためにユーザーが使用できるテスト・アセットおよびテスト環境を作成できます。テスト設計者は、テスト・ドライバのネイティブ機能を使用して、テスト・スクリプトおよびテスト・シナリオを作成します。これらのシナリオには、実行時にどのパラメータが構成可能かが含まれています。図48-2を参照してください。

図48-2 クラウド設計者のテスト・アクティビティ



TaaSから、テスト設計者は、次を実行できます。

テスト実施者

TaaSを使用すると、テスト実施者は、テスト管理者が発行したテスト・アセットおよびテスト環境からテストを作成できます。テスト実施者は、テスト・アセットおよびテスト環境に基づいて試行を実行し、進行中の試行をモニターして、完了した試行の結果を分析します。テスト実施者は、パッチを環境に適用し、試行を再実行して結果を比較して、環境の変更がキー・メトリックおよびパフォーマンス全体にどのように影響するかを判断できます。図48-3を参照してください。

図48-3 クラウドのエンド・ユーザーのテスト・アクティビティ


クラウドのエンド・ユーザーのテスト・アクティビティ

TaaSから、テスト実施者は次を実行できます。