17 ハイブリッド・ソリューション: Oracle Cloud Infrastructure管理

この章の構成は、次のとおりです。

Hybrid Cloudでのクローニングの概要

企業のITインフラストラクチャの管理中、オンプレミスで格納されたデータをOracle Cloudアプリケーションで使用および分析する必要がある場合があります。このような場合、オンプレミスで格納されたデータをOracle Cloudに移行する必要があることがあります。

Hybrid Cloud管理を使用すると、Enterprise ManagerによってモニターされているオンプレミスのCloud Controlを使用して、特定のOracle Cloudターゲットをモニターできます。新しいクローニング・ウィザードはHybrid Cloud管理を活用しており、オンプレミスのデータベース、スキーマまたはPDBをOracle CloudにデプロイされているデータベースまたはPDBにクローニングできます。これによって、オンプレミス・データをOracle Public Cloudにコピーまたは移行できます。

また、Oracle Cloudにデプロイされているデータベース、スキーマまたはPDBをオンプレミスにデプロイされているデータベースまたはPDBにクローニングしたり、Oracle Cloud内にデータベースおよびPDBをクローニングしたりすることもできます。

Hybrid Cloudユースケースでのクローニング

次の表に、Hybrid Cloudでのクローニングに対応するユースケースを示します。

表17-1 Hybrid Cloudでのクローニングのユース・ケース

クローニングのユースケース クローニングのソリューション

Oracle Cloudへのクローニング

OSSを使用したOracle Cloudへのクローニング

Oracle Storage Serviceを使用したOracle Cloudへのクローニング

Oracle Cloudからのクローニング

Oracle Cloud内でのクローニング

Oracle Cloudでのクローニングの前提条件

Oracle Cloudでのクローニングの前提条件を次に示します。

  • オンプレミスのCloud Controlインスタンスには、MOSからの最新のパッチが適用されている必要があります(Doc ID 1549855.1)。

  • データベースをOracle Cloudにクローニングする場合は、管理エージェントが宛先ホストにデプロイされていることを確認する必要があります。また、宛先ターゲットを検出する必要もあります。

    注意:

    インターネットにアクセスできな場合は、管理エージェントをハイブリッド・モードで構成する必要があります。管理エージェントをハイブリッド・モードで構成して、Oracle Cloudターゲットにデプロイする方法の詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud管理ガイドHybrid Cloudの管理の有効化を参照してください。
  • クローニングがサポートされるのは、Oracleソフトウェア・ライブラリがOMSエージェント・ストレージ・タイプのアップロード場所で構成されていない場合のみです。

  • Oracle Cloudへのクローニングには、テスト・マスター・データベースまたはテスト・マスター・プラガブル・データベースを使用することをお薦めします。

    テスト・マスター・データベースを作成するには、Oracle Enterprise Manager Cloud管理ガイドを参照してください。

    テスト・マスター・プラガブル・データベースを作成するには、Oracle Enterprise Manager Cloud管理ガイドを参照してください。

  • オンプレミス・データベースとOracle Cloudのデータベースは暗号化されておらず、同じ文字セットを所有し、同じパッチ・セット・レベルを持つ必要があります。

  • オンプレミスからOracle Cloudにクローニングする場合は、SELINUXセキュリティ・ポリシーに「許可」を設定する必要があります。セキュリティ・ポリシーが実施されているか、「実施中」が設定されている場合、非拡張ウィザード・モードのSecureCopyFilesステップでクローニング・プロシージャが失敗することがあります。エージェント(スクリプト)からのRSYNCを許可するようにSELinuxを設定する必要があります。

Oracle Cloudへのクローニング

データベース、スキーマまたはプラガブル・データベースをオンプレミスからOracle Cloudにクローニングする場合は、次のユースケースを参照してください。

Oracle CloudへのDBのクローニング(Oracle Compute Service)

オンプレミスのデータベースをクローニングするには、次のいずれかのオプションを使用します。

この図は、オンプレミスのホストとOracle Cloudの間でデータが転送される仕組みを示しています。

図17-1 Oracle Cloudへのデータベースのクローニング


Oracle Cloudへのデータベースのクローニング
クローン・ウィザードを使用したOracle CloudへのDBのクローニング

Enterprise ManagerからOracle Public Cloudにオンプレミス・データベースのフル・クローンを作成できます。データベース・インスタンスのクローニング時には、オプションでOracleホームのクローニングを選択できます。これにより、オンプレミス・データベースをOracle Public Cloudに移動できます。オンプレミス・データベースをクローニングするには、次のステップに従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「データベース」.を選択します
  2. 「表示」で、「検索リスト」を選択します。「表示」メニューから、「すべてを開く」を選択します。
  3. クローニングするデータベースを選択して、マウス・ボタンを右クリックします。
  4. 「Oracleデータベース」メニューから、「クローニング」「Oracle Cloudへのクローン作成」を選択します。
  5. 「ソースと宛先: Oracle Cloudへのクローン作成」ページで、次の手順を実行します。
    • 「ソース資格証明」セクションで、データベース資格証明およびOracleホーム資格証明を指定するか、検索して選択します。ソース・データベースが暗号化されている場合、ウォレット・パスワードを指定します。「OK」をクリックします。

      注意:

      ソース・データベースがハイブリッド・ゲートウェイに存在する場合、バックアップおよびOracleホームのバイナリはOracle Public Cloudマシンに直接転送できます。ソース・データベースが他のホスト・マシンに存在する場合、ハイブリッド・ゲートウェイの詳細をこのページで指定する必要があります。
    • 「データ時系列」セクションで、「前のポイント・イン・タイム」オプションがデフォルトで選択されており、「RMANバックアップ」イメージのタイムラインが表示されます。イメージで「選択」をクリックして、適切なRMANバックアップを選択します。

    • 「ソース・バックアップの場所」フィールドに、選択したソース・バックアップの場所が表示されます。

    • 「宛先」セクションのクローン・フィールドで、Compute Cloud Serviceの選択がデフォルトで選択されています。これは、オンプレミス・データベースをクローニングするようにOracle Public Cloudのリソースにリクエストしていることを示しています。

    • 「データベース定義」セクションで、データベースの「表示名」、「グローバル・データベース名」、「SID」を指定します。

    • 「ホスト」セクションで、次を選択できます。

      • Oracleホームのクローニング: データベースがクローニングされるOracle Public CloudマシンにOracleホームが事前にインストールされていない場合、「Oracleホームのクローニング」オプションを選択します。

      • 既存のホームの使用: Oracleホームがすでにクローニングされている場合、既存のホームの使用オプションを選択します

    • 「Oracleホームのクローニング」オプションを選択した場合、OracleホームがプロビジョニングされるOracle Public Cloudホスト・マシンを選択します。Oracle Public Cloudマシンの形状(サイズ)とサイト(Oracle Cloud)が表示されます。次の項目を指定します。

      • データベース・ホスト資格証明: データベース・ホスト資格証明を指定します。

        注意:

        Oracle Public Cloudマシンにアクセスするための資格証明はSSHキーに基づく資格証明である必要があります。
      • root権限が必要なrootスクリプトを実行する: ルート資格証明を指定するか、後でこれを入力してrootスクリプトを実行するように選択できます。

        「ステージングの場所」フィールドで、クローニングの前にバックアップがステージングされるOracle Public Cloudマシン上の場所が表示されます。

    • 既存のホームの使用オプションを選択した場合、次を指定します。

      • Oracleホームの場所: Enterprise Managerですでに管理されているOracle Public Cloudマシン上のOracleホームの場所を選択します。Oracleホームが存在するマシンのホスト名が表示されます。

      • データベース・ホスト資格証明: データベース・ホスト資格証明を指定します。

        「ステージングの場所」フィールドで、クローニングの前にバックアップがステージングされるOracle Public Cloudマシン上の場所が表示されます。

      注意:

      Oracle Public Cloudマシン用に指定するすべての資格証明はSSH資格証明である必要があります。
    • ハイブリッド・ゲートウェイ・サーバー: ハイブリッド・ゲートウェイ・サーバー(構成済Enterprise Manager管理エージェント)のホスト名および資格証明を指定し、これによりEnterprise ManagerからOracle Public Cloudにデータが転送されます。

      データはHybrid Gateway Serverのステージングの場所にまず転送され、次にOracle Public Cloudホストにコピーされます。このステージングの場所(デフォルトでは/tmp)には、バックアップおよびバイナリを保存するために十分な領域が必要です。

  6. 「次」を選択します。「構成」ページが表示されます。次の詳細を指定します。
    • ソフトウェアの場所: Oracleベース、およびデータベースがクローニングされるOracleホームの場所を指定します。

    • Oracleデータベース・ユーザー・グループ: このクローニング操作を実行しているOracleデータベースのユーザー・グループの名前を指定します。

    • データベース・ファイルの場所: データ・ファイル、一時ファイル、REDOログ・ファイルおよび制御ファイルを作成する場所を指定します。

    • リカバリ・ファイルの場所: アーカイブREDOログ、RMANバックアップ、その他の関連ファイルなどのリカバリ・ファイルを作成する場所を指定します。高速リカバリ領域の使用を選択できます。その場合は、高速リカバリ領域サイズを指定します。「データベース・モード」セクションでは、「読取り専用」を有効にできます。

    • リスナー構成: 選択した場合、前のページの「ホスト」セクションで、次を指定します。

      • Oracleホームのクローニング: 「リスナー名」および「ポート」を指定して、データベースが登録される新しいリスナーを作成します。

      • 既存のホームの使用: クローン・データベースを登録するための、新しいOracleホームで実行されるリスナー・ターゲットを選択します。「追加」をクリックしてリスナー名とポートを指定すると、新しいリスナーを追加できます。

    • データベース資格証明: クローン・データベースのSYS、SYSTEMおよびDBSNMP管理ユーザーのパスワードを指定します。3ユーザーすべてに同じパスワードを指定するか、ユーザーごとに異なるパスワードを指定するかを選択できます。

    • 透過的データ暗号化: ソース・データベースが暗号化されている場合、ウォレットがOracle Publicホスト・マシンに配置される場所を指定します。ソースと同じパスワードを使用チェック・ボックスを選択して、ホスト・データベースと同じパスワードを使用します。マスター暗号化キーのリセット/再生成を選択して、暗号化キーをリセットします。

    • 並列性: 並列性をより高く設定すると、オブジェクトをより高速に再コンパイルできます。デフォルト設定は、ホストのCPUの数です。「次」をクリックします。

  7. 初期化パラメータ・ページでは、データベース・インスタンスの操作に影響する様々な初期化パラメータの値を構成できます。パラメータの値を変更するには、そのパラメータを選択して「編集」をクリックします。「次」をクリックします。
  8. 後処理ページで、マスキング・ルール、サブセット化ルールまたはカスタム・スクリプト(前処理スクリプト、後処理スクリプト、SQL後スクリプトなど)を選択できます。「次」をクリックします。
  9. 「スケジュール」ページで、クローニングのデプロイメント・プロシージャのインスタンス名を指定します。また、クローニング・デプロイメント・プロシージャを開始する時点を指定します。

    「通知」セクションで、電子メール通知を受信するデプロイメント・プロシージャの状態を選択します。たとえば、「通知のステータス」「スケジュール済」および「成功」を選択すると、クローニング・デプロイメント・プロシージャがスケジュールされたときと、それが成功したときに電子メール通知を受信できます。

    「次」をクリックします。

  10. 「確認」ページで、入力したすべての詳細を確認します。特定の詳細を編集する場合、「戻る」をクリックして必要なページに移動します。

    「発行」をクリックし、プロシージャを起動してデータベースをクローニングし、選択したバックアップをHybrid Gatewayを介して宛先ホストに転送します。クローニングされると、このデータベースはEnterprise Managerターゲットとして管理できます。

    クローニングされたデータベースをリフレッシュするには、「Oracle Database」メニューから「クローニング」「クローンの管理」の順に選択します。クローン管理ダッシュボードで、データベースを選択して「リフレッシュ」をクリックします。ウィザードでデフォルト値を受け入れ、必要に応じて「初期化パラメータ」および「構成」の詳細を変更し、「リフレッシュ」をクリックしてデータベースをリフレッシュします。

EMCLIを使用したOracle CloudへのDBのクローニング

EMCLIを使用してOracle Cloudにデータベースをクローニングするには、次のコマンドを入力します。

emcli db_clone_management -cloneToCloud -input_file=data:/xyz/sdf/clone2cloud.props

ここで、clone2cloud.propsはクローニング・パラメータおよびそれらの値を提供するプロパティ・ファイルです。

サンプル・プロパティ・ファイル

#------------------------------------------------------------#
#                   Source Details
#------------------------------------------------------------#
SRC_DB_TARGET_NAME=dbprod.example.com
SRC_DB_TARGET_TYPE=database1
SRC_HOST_NORMAL_NAMED_CRED=SRCHOSTCRED:SYSMAN
SRC_DB_CRED=DBPROD_CRED:SYSMAN
SRC_WORK_DIR=/tmp
PROFILE_INTERNAL_PATH=Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/Database db11.us.xyz.com Profile 22-02-2016 05:13 PM
PROFILE_VERSION_URN=oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_DatabaseConfigProfile:2C5B357D5FF67E2AE053F17CB10A53F1:0.1
SOURCE_BACKUP_LOCATION=/scratch/dbprod/app/dbprod/fast_recovery_area/backup1456141446021

#------------------------------------------------------------#
#           Hybrid Gateway Details
#------------------------------------------------------------#
FORWARDER_HOST=slc04wim.example.com
FORWARDER_HOST_CREDS=HOST:SYSMAN
FORWARDER_STAGE_LOCATION=/scratch/fwd

#------------------------------------------------------------#
# Destination Details
#------------------------------------------------------------#
TARGET_HOST_LIST=129.124.22.34
HOST_NORMAL_NAMED_CRED=OPC_CRED:SYSMAN
HOST_PRIV_NAMED_CRED=HOST_CRED_ROOT:SYSMAN
DEST_LOCATION=/u03/backup
DEST_WORK_DIR=/tmp
#------------------------------------------------------------#
# Database Definition
#------------------------------------------------------------#
COMMON_DB_SID=Dcln1
COMMON_DOMAIN_NAME=us.xyz.com
COMMON_GLOBAL_DB_NAME=Dcln1.xyz.com
DATABASE_TYPE=dbTypeSI
DB_ADMIN_PASSWORD_SAME=true
DATABASE_PASSWORDS=welcome1

#------------------------------------------------------------#
# Software Configuration
#------------------------------------------------------------#
CLONE_HOME=Y   # mention it as N if only database cloning is required
#All these below parameters are only required if a new oracle home provisioning needs to be done. 
OINSTALL_GROUP=dba
OSBACKUPDBA_GROUP=dba
OSDBA_GROUP=dba
OSDGDBA_GROUP=opc
OSKMDBA_GROUP=opc
OSOPER_GROUP=opc
ORACLE_BASE_LOC=/u03/home/app/base
ORACLE_HOME_LOC=/u03/home/app/base/product/11.2.0/dbhome_1


#------------------------------------------------------------#
# Database Configuration
#------------------------------------------------------------#
ARCHIVE_LOG_MODE=YES
DB_FILE_LOC=/u03/home/oradata
DB_TARGET_DISPLAY_NAME=Dcln1
DB_TARGET_NAME=Dcln1.xyz.com
FLASH_REC_AREA=/u03/home/app/home/fast_recovery_area
FLASH_REC_AREA_SIZE=4182
LISTENER_PORT=2887
#Only needed if we are provisioning a new home
LISTENER_NAME=LIST_2887

#--------------------------------------------------------------#
# Data file transfer configuration parameters
#--------------------------------------------------------------#
# This will be moved to emctl metadata. for now its a variable in DP
NUMBER_OF_THREADS=10
# This will be moved to emctl metadata. for now its a variable in DP
# The chunk size in bytes. For now default is 250MB
MIN_CHUNK_SIZE=262144000
#Transfer Unit can be FILE or CHUNK
TRANSFER_UNIT=FILE
#Maximum speed in Kbps
BANDWIDTH_LIMIT=2048
#Time out in seconds for data transfer
TIME_OUT=1200

#----------------------------------------------------------------#
#    Wallet Configuration
#----------------------------------------------------------------#
DEST_PATH_TO_WALLET=/u03/wallet
WALLET_PASSWORD=Welcome123
NEW_WALLET_PASSWORD=welcome1
REKEY_REQUIRED=true

Oracle CloudへのPDBのクローニング

オンプレミスPDBをOracle CloudのPDBにクローニングするには、次のいずれかのソリューションを使用できます。

クローン・ウィザードを使用したOracle CloudへのPDBのクローニング

PDBをOracle CloudにデプロイされたCDBにクローニングするには、次のステップを実行します。

  1. 「ターゲット」メニューから「データベース」.を選択します
  2. 「表示」で、「検索リスト」を選択します。「表示」メニューから、「すべてを開く」を選択します。
  3. リストでソースCDB (ソースPDBが含まれるCDB)を見つけ、クローニングするPDBの名前をクリックします。
  4. 「Oracleデータベース」メニューから、「クローニング」「Oracle Cloudへのクローン作成」を選択します。

    別の方法として、ステップ3で、クローニングするPDBの名前を右クリックし、「Oracleデータベース」「クローニング」「Oracle Cloudへのクローン作成」を選択できます。

  5. 「ソースと宛先: Oracle Cloudへのクローン作成」ページで、次の手順を実行します。
    • 「資格証明」セクションで、ソースCDBのSYSDBA資格証明と、ソースCDBのホスト資格証明を指定します。優先資格証明を使用するか、名前付き資格証明の保存済セットを使用するか、資格証明の新規セットを指定するかを選択できます。

    • 「プラガブル・データベース定義」セクションで、PDBクローンの名前と表示名を指定します。Enterprise Managerでは、PDBクローン・ターゲットの識別に表示名を使用します。

    • 「PDB管理者資格証明」セクションで、PDBクローンの管理に使用する管理者ユーザー・アカウントの資格証明を指定します。

    • 「コンテナ・データベース」セクションで、Oracle Cloudにデプロイされた宛先CDB (PDBクローンを含む必要のあるCDB)を指定します。

    • 「資格証明」セクションで、宛先CDBのSYSDBA資格証明と、宛先CDBのホスト資格証明を指定します。

  6. これ以上詳細を指定する必要がなければ、「クローン」をクリックします。これにより、Oracle CloudにデプロイされたCDBにPDBをクローニングするためのデプロイメント・プロシージャが発行されます。

    他の構成詳細の指定やデータのマスキング、クローニング・プロセスのスケジュールを行う場合は、「拡張」をクリックします。

    「拡張」オプションを選択した場合は、それ以降のステップに従います。

  7. 「Oracle Cloudへのクローン作成: ソースと宛先」ページで、詳細を確認して「次へ」をクリックします。
  8. 「Oracle Cloudへのクローン作成: 構成」ページの「データベース・ファイルの場所」セクションで、PDBクローンのデータファイルを格納する記憶域の場所を指定します。

    「拡張構成」セクションで、PDBクローンの最大サイズの記憶域制限と、PDBクローン内の共有表領域の最大サイズを指定します。デフォルトでは、これらの属性の値に制限はありません。

    「その他」セクションで、PDBクローン内に作成される表領域に対して使用するロギング・オプションを選択します。

    「次」をクリックします。

  9. 「Oracle Cloudへのクローン作成: 後処理」ページの「データ・マスキング」セクションで、PDBのクローニング後に適用するデータ・マスキング定義を指定します。データ・マスキングによって、データベース内の機密データがマスクされます。

    データ・マスキング定義の作成方法の詳細は、Oracle Data Masking and Subsettingガイドを参照してください。データ・マスキング定義を適用できるのは、Subset-Maskingライセンス・パックがある場合のみです。

    「カスタム・スクリプト」セクションの「前スクリプト」および「後スクリプト」で、PDBのクローニングの前後に実行するスクリプトを含むOracleソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントを指定します。また、「SQLスクリプト」で、PDBのクローニング後に実行するSQLスクリプトを指定します。「実行ユーザー」で、SQLスクリプトの実行に使用するユーザー・アカウントを選択します。

    「次」をクリックします。

  10. 「Oracle Cloudへのクローン作成: スケジュール」ページで、クローニングのデプロイメント・プロシージャのインスタンス名を指定します。また、クローニング・デプロイメント・プロシージャを開始する時点を指定します。

    「通知」セクションで、電子メール通知を受信するデプロイメント・プロシージャの状態を選択します。たとえば、「通知のステータス」「スケジュール済」および「成功」を選択すると、クローニング・デプロイメント・プロシージャがスケジュールされたときと、それが成功したときに電子メール通知を受信できます。

    「次」をクリックします。

  11. 「Oracle Cloudへのクローン作成: 確認」ページで、入力したすべての詳細を確認します。特定の詳細を編集する場合、「戻る」をクリックして必要なページに移動します。

    「クローン」をクリックしてデプロイメント・プロシージャを発行し、Oracle CloudにデプロイされたCDBにPDBをクローニングします。

EM CLIを使用したOracle CloudへのPDBのクローニング

オンプレミスのプラガブル・データベースをOracle Cloudにクローニングできます。EM CLIコマンドを使用する前に、オンプレミスPDBのテスト・マスターを作成し、そのテスト・マスターを使用してクローンを作成することをお薦めします。これは、データをインターネットで転送する前にマスキングする目的で推奨されます。

オンプレミス・プラガブル・データベースをOracle Cloudにクローニングするには、EM CLI動詞emcli pdb_clone_management -input_file=data:/xyz/sdf/pdb_clone.props -cloneToOracleCloudを入力します(pdb_clone.propsは、クローニング・パラメータとその値を提供するプロパティ・ファイルです)。

プラガブル・データベースをクローニングするには、3つの方法があります。これらの各方法では、プロパティ・ファイル内の特定のパラメータの構成に違いがあります。3つの方法および構成パラメータの詳細は、後述します。

  • オペレーティング・システム(OS)イメージのバックアップ

    ソースPDBのバックアップを取得して新しいPDBを作成します。BACKUP_TYPEパラメータでは、バックアップのタイプを指定する必要があります。BACKUP_TYPEに指定可能な値は、OSIMAGERMANおよびTARです。EXISTING_BACKUPおよびEXISTING_BACKUP_METADATAパラメータは指定しないでください。

    プロパティ・ファイルの例:

    SRC_PDB_TARGET=cdb_prod_PDB
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SCY:SYCO
    SRC_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    SRC_WORK_DIR=/tmp/source
    DEST_HOST_CREDS=NC_SLCO_SSH:SYS
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app/sray/cdb_tm/HR_TM_PDB6
    DEST_CDB_TARGET=cdb_tm
    DEST_CDB_TYPE=oracle_database
    DEST_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    DEST_PDB_NAME=HR_TM_PDB6
    BACKUP_TYPE=OSIMAGE
    
  • 既存のバックアップ

    ソースPDBの既存のバックアップを使用して新しいPDBを作成します。BACKUP_TYPEパラメータでは、バックアップのタイプを指定する必要があります。BACKUP_TYPEに指定可能な値は、OSIMAGE、RMANおよびTARです。EXISTING_BACKUPパラメータではバックアップ名のある場所を指定し、EXISTING_BACKUP_METADATAではバックアップの場所とメタデータ・ファイル名を指定します。

    プロパティ・ファイルの例:

    SRC_PDB_TARGET=cdb_prod_PDB
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SCY:SYCO
    SRC_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    SRC_WORK_DIR=/tmp/source
    DEST_HOST_CREDS=NC_SLCO_SSH:SYS
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app/sray/cdb_tm/HR_TM_PDB6
    DEST_CDB_TARGET=cdb_tm
    DEST_CDB_TYPE=oracle_database
    DEST_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    DEST_PDB_NAME=HR_TM_PDB6
    EXISTING_BACKUP=/user1/pdbbackup/PDB1_Backup_14297779
    EXISTING_BACKUP_METADATA=/user1/pdbbackup/PDB1_Backup_14297779/PDB1.xml
    BACKUP_TYPE=RMAN
    

    注意:

    PDBバックアップを作成するには、動詞emcli pdb_backup -inputFile="loaction of file containing properties required for taking backup of PDB"を入力します(プロパティ・ファイルの内容例は次のとおりです)。

    TARGET_HOST_LIST=xyz.abccorp.com
    HOST_NORMAL_NAMED_CRED=XYZ_CRED:CRED_OWNER
    SRC_CDB_NAMED_CRED=CDB1_CRED:CRED_OWNER
    SRC_CDB_TARGET_NAME=CDB1
    SRC_CDB_TARGET_TYPE=oracle_database
    SRC_PDB_TARGET_NAME=CDB1_PDB1
    BACKUP_LOCATION=/user1/pdbbackup
    WORK_DIR_LOCATION=/tmp
    ORACLE_HOME_LOC=/scratch/d121hmcasm/product/12.1.0/dbhome_1
  • 切断/接続

    ソースPDBを切断し、切断したソースを使用して宛先に新しいPDBを作成し、ソースを再度プラグします。EXISTING_BACKUPEXISTING_BACKUP_METADATAおよびBACKUP_TYPEパラメータは指定しないでください。

    プロパティ・ファイルの例:

    SRC_PDB_TARGET=cdb_prod_PDB
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SCY:SYCO
    SRC_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    SRC_WORK_DIR=/tmp/source
    DEST_HOST_CREDS=NC_SLCO_SSH:SYS
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app/sray/cdb_tm/HR_TM_PDB6
    DEST_CDB_TARGET=cdb_tm
    DEST_CDB_TYPE=oracle_database
    DEST_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    DEST_PDB_NAME=HR_TM_PDB6
    

注意:

前述の3つの方法のいずれについても、宛先PDBデータ・ファイルの場所がASMであれば、パラメータDEST_STAGE_DIRを追加します(その値は、ソースPDBデータ・ファイルの転送中に宛先として使用されます)。このパラメータはオプションであり、指定しない場合は一時ディレクトリが使用されます。Linuxシステムの場合、一時ディレクトリは/tmpです。

Oracle CloudのDBまたはPDBへのスキーマのクローニング

EM CLI動詞を使用して、オンプレミスのスキーマをデータベースまたはプラガブル・データベースとしてOracle Cloudにクローニングできます。

注意:

前提条件として、スキーマ・データベースのテスト・マスターを作成し、そのテスト・マスターのスキーマを使用してクローンを作成することをお薦めします。

オンプレミスのスキーマをデータベースまたはプラガブル・データベースとしてOracle Cloudにクローニングするには、次のステップを実行します。

  1. EM CLI動詞emcli describe_dbprofile_input -data_mode=EXPORTを入力します。出力により、プロファイル作成のすべての入力変数が提供されます。

    注意:

    エクスポートはデータベースとスキーマでのみサポートされており、インポートはデータベースとPDBの両方でサポートされています。つまり、ソースは常にデータベースまたはスキーマである必要がありますが、宛先はデータベースかPDBのいずれでもかまいません。

  2. 入力変数を使用して、すべての変数の値を含むプロパティ・ファイルを作成します。
  3. ディレクトリ・オブジェクトSCHEMAS_DUMP_DIRを作成します。
  4. データベース・プロファイルを作成してソース・データベースからデータをエクスポートします。これを行うには、動詞emcli create_dbprofile - input_file=data:<properties file name along with path>を入力します。

    注意:

    前のステップで作成したプロパティ・ファイルをこの動詞に使用します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------------#
    # SOURCE                                        #
    #-----------------------------------------------#
    REFERENCE_DATABASE=SS_REF_TD_DB
    REFERENCE_DATABASE_TYPE=oracle_database
    REF_DB_CREDENTIALS=CRED_DB:sysman
    REF_HOST_CREDENTIALS=CRED_HOST:sysman
    
    #-----------------------------------------------#
    # DATA CONTENT DETAILS                          #
    #-----------------------------------------------#
    DATA_CONTENT_MODE=EXPORT
    DATA_CONTENT=METADATA_AND_DATA
     
    #-----------------------------------------------#
    # EXPORT DETAILS                                #
    #-----------------------------------------------#
    EXPORT.EXPORT_TYPE=SELECTED_SCHEMAS
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.0=HR
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.1=PM
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.2=OE
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.3=IX
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.4=SH
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.5=BI
    EXPORT.DEGREE_OF_PARALLELISM=1
    EXPORT.DUMP_DIRECTORY_LIST.0=directory=SCHEMAS_DUMP_DIR,file_name=samplschemas.dmp,max_size=100
    EXPORT.LOG_FILE_DIRECTORY=directory=SCHEMAS_DUMP_DIR,file_name=samplschemas.log
     
    #-----------------------------------------------#
    #         PROFILE DETAILS                       #
    #-----------------------------------------------#
    PROFILE_NAME=Export Dump of Sample schemas10
    PROFILE_VERSION=11.2.0.4.0
    PROFILE_LOCATION=Database Provisioning Profiles/12.1.0.1.0/linux_x64/
    WORKING_DIRECTORY=/tmp
    
  5. データを転送する動詞emcli data_transfer -input_file=data:/u01/files/data_trans.propsを入力します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------#
    # SOURCE                                  #
    #-----------------------------------------#
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SRAY
    SOURCE_LOCATION=/tmp/newp/PDB_Backup_142838
    SRC_HOST=bl2.idc.example.com
     
    #-----------------------------------------#
    # DESTINATION                             #
    #-----------------------------------------#
    DEST_HOST_CREDS=NC_HOST_SRAY
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app3/sray/oradata/migda
    DEST_HOST=slo.us.example.com
    
    #-----------------------------------------#
    # HYBRID GATEWAY / FORWARDER             #
    #-----------------------------------------#
    FORWARDER_HOST=slo.us.example.com
    FORWARDER_CRED=ACD_NY:SYSCO
    WORKING_DIRECTORY=/tmp 
    #--------------------------------------------------------------#
    # Data file transfer configuration parameters
    #--------------------------------------------------------------#
    NUMBER_OF_THREADS=10
    #The chunk size in bytes. For now default is 250MB
    MIN_CHUNK_SIZE=262144000
    #Transfer Unit can be FILE or CHUNK
    TRANSFER_UNIT=FILE
    #Maximum speed in Kbps
    BANDWIDTH_LIMIT=2048
    #Time out in seconds for data transfer
    TIME_OUT=1200

    注意:

    ソース・ホストと宛先ホストの間にSSH接続が存在する場合は、Hybrid Gatewayパラメータを削除してください。

  6. 宛先データベースにデータをインポートする動詞emcli dbimport -input_file=data:/u01/files/dbimport.propsを入力します。

    注意:

    宛先をデータベースまたはプラガブル・データベースにクローニングするには、プロパティ・ファイル内にDESTINATION_TARGET_TYPEオプションで必要な値を入力してください。データベースの場合はoracle_databaseと入力し、PDBの場合はoracle_pdbと入力します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------------#
    #         DESTINATION                           #
    #-----------------------------------------------#
    DESTINATION_TARGET=SS_OPC_DB
    DESTINATION_TARGET_TYPE=oracle_database
    DATABASE_CREDENTIAL=CRED_DB:sysman
    HOST_NAMED_CREDENTIAL=CRED_HOST:sysman
     
    #-----------------------------------------------#
    #         PROFILE                               #
    #-----------------------------------------------#
    PROFILE_LOCATION=Database Provisioning Profiles/12.1.0.1.0/linux_x64/Export Dump of Sample schemas10
     
    #-----------------------------------------------#
    #         SCHEMA DETAILS                        #
    #-----------------------------------------------#
    REMAP_SCHEMA_LIST.0=HR:HR
    REMAP_SCHEMA_LIST.1=OE:OE
    REMAP_SCHEMA_LIST.2=PM:PM
    REMAP_SCHEMA_LIST.3=IX:IX
    REMAP_SCHEMA_LIST.4=SH:SH
    REMAP_SCHEMA_LIST.5=BI:BI
    REMAP_TABLESPACE_LIST.0=EXAMPLE:MYTBSP1
    REMAP_TABLESPACE_LIST.1=USERS:MYTBSP1
    REMAP_TABLESPACE_LIST.2=SYSTEM:MYTBSP1
    DEGREE_OF_PARALLELISM=1
    DUMP_FILE_LIST.0=/scratch/ae/dumpdir/samplschemas.dmp
    IMPORT_LOG_FILE_DIRECTORY=DATA_PUMP_DIR
    

Oracle CloudのPDBへのDBのクローニング

EM CLI動詞を使用すると、オンプレミスのデータベースをOracle Cloudのプラガブル・データベースにクローニングできます。

注意:

前提条件として、データベースのテスト・マスターを作成し、そのテスト・マスターのスキーマを使用してクローンを作成することをお薦めします。

オンプレミスのデータベースをプラガブル・データベースとしてOracle Cloudにクローニングするには、次のステップを実行します。

  1. EM CLI動詞emcli describe_dbprofile_input -data_mode=EXPORTを入力します。出力により、プロファイル作成のすべての入力変数が提供されます。

    注意:

    エクスポートはデータベースとスキーマでのみサポートされており、インポートはデータベースとPDBの両方でサポートされています。つまり、ソースは常にデータベースまたはスキーマである必要がありますが、宛先はデータベースかPDBのいずれでもかまいません。

  2. 入力変数を使用して、すべての変数の値を含むプロパティ・ファイルを作成します。
  3. ディレクトリ・オブジェクトSCHEMAS_DUMP_DIRを作成します。
  4. データベース・プロファイルを作成してソース・データベースからデータをエクスポートします。これを行うには、動詞emcli create_dbprofile - input_file=data:<properties file name along with path>を入力します。

    注意:

    前のステップで作成したプロパティ・ファイルをこの動詞に使用します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------------#
    # SOURCE                                        # 
    #-----------------------------------------------#
    REFERENCE_DATABASE=SS_TM_DB
    REFERENCE_DATABASE_TYPE=oracle_database
    REF_DB_CREDENTIALS=CRED_DB:sysman
    REF_HOST_CREDENTIALS=CRED_HOST:sysman
    
    #-----------------------------------------------#
    # DATA CONTENT DETAILS                          #
    #-----------------------------------------------#
    DATA_CONTENT_MODE=EXPORT
    DATA_CONTENT=METADATA_AND_DATA
     
    #-----------------------------------------------#
    # EXPORT DETAILS                                #
    #-----------------------------------------------#
    EXPORT.EXPORT_TYPE=FULL_DATABASE
    EXPORT.DEGREE_OF_PARALLELISM=1
    EXPORT.DUMP_DIRECTORY_LIST.0=directory=SCHEMAS_DUMP_DIR,file_name=samplschemas.dmp,max_size=100
    EXPORT.LOG_FILE_DIRECTORY=directory=SCHEMAS_DUMP_DIR,file_name=samplschemas.log
     
    #-----------------------------------------------#
    #         PROFILE DETAILS                       #
    #-----------------------------------------------#
    PROFILE_NAME=Export Dump of Sample schemas10
    PROFILE_VERSION=11.2.0.4.0
    PROFILE_LOCATION=Database Provisioning Profiles/12.1.0.1.0/linux_x64/
    WORKING_DIRECTORY=/tmp
    
  5. データを転送する動詞emcli data_transfer -input_file=data:/u01/files/data_trans.propsを入力します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------#
    # SOURCE                                  #
    #-----------------------------------------#
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SRAY
    SOURCE_LOCATION=/tmp/newp/PDB_Backup_1428003803938
    SRC_HOST=b12.idc.example.com
     
    #-----------------------------------------#
    # DESTINATION                             #
    #-----------------------------------------#
    DEST_HOST_CREDS=NC_HOST_SRAY
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app3/sray/oradata/migda
    DEST_HOST=slo.us.example.com
    
    #-----------------------------------------#
    # HYBRID GATEAWAY / FORWARDER             #
    #-----------------------------------------#
    FORWARDER_HOST=slo.us.example.com
    FORWARDER_CRED=ACD_NY:SYSCO
    WORKING_DIRECTORY=/tmp

    注意:

    ソース・ホストと宛先ホストの間にSSH接続が存在する場合は、Hybrid Gatewayパラメータを削除してください。

  6. 宛先データベースにデータをインポートする動詞emcli dbimport -input_file=data:/u01/files/dbimport.propsを入力します。

    注意:

    宛先をプラガブル・データベースにクローニングするには、プロパティ・ファイルのDESTINATION_TARGET_TYPEオプションにoracle_pdbを入力してください。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------------#
    #         DESTINATION                           #
    #-----------------------------------------------#
    DESTINATION_TARGET=SS_OPC_DB
    DESTINATION_TARGET_TYPE=oracle_database
    DATABASE_CREDENTIAL=CRED_DB:sysman
    HOST_NAMED_CREDENTIAL=CRED_HOST:sysman
     
    #-----------------------------------------------#
    #         PROFILE                               #
    #-----------------------------------------------#
    PROFILE_LOCATION=Database Provisioning Profiles/12.1.0.1.0/linux_x64/Export Dump of Sample schemas10
     
    #-----------------------------------------------#
    #         SCHEMA DETAILS                        #
    #-----------------------------------------------#
    REMAP_SCHEMA_LIST.0=HR:HR
    REMAP_SCHEMA_LIST.1=OE:OE
    REMAP_SCHEMA_LIST.2=PM:PM
    REMAP_SCHEMA_LIST.3=IX:IX
    REMAP_SCHEMA_LIST.4=SH:SH
    REMAP_SCHEMA_LIST.5=BI:BI
    REMAP_TABLESPACE_LIST.0=EXAMPLE:MYTBSP1
    REMAP_TABLESPACE_LIST.1=USERS:MYTBSP1
    REMAP_TABLESPACE_LIST.2=SYSTEM:MYTBSP1
    DEGREE_OF_PARALLELISM=1
    DUMP_FILE_LIST.0=/scratch/ae/dumpdir/samplschemas.dmp
    IMPORT_LOG_FILE_DIRECTORY=DATA_PUMP_DIR
    

Oracle Storage Serviceを使用したOracle Cloudへのクローニング

Oracle Storage Serviceに保存されているバックアップを使用して、Oracle Cloudにオンプレミス・データベースをクローニングできます。

クローン・ウィザード(OSS)を使用したOracle Cloudへのデータベースのクローニング

Oracle Storage Serviceにあるバックアップを使用して、Oracle Cloudにオンプレミス・データベースをクローニングできます。これらのバックアップには、オンプレミス・データベースとOracle Cloudの両方によりアクセスできます。

Oracle Storage Serviceを使用したOracle Cloudへのデータベースのクローニングには次のステップが含まれます。

  • Oracle Cloudバックアップ・サービス設定の定義。

  • Oracle Database Backup Cloud Serviceアカウントの構成

  • バックアップされてOSSに保存されるデータベース・プロファイルの作成

  • データベースのクローニング

Oracle Cloudバックアップ・サービス設定の定義

「Oracle Public Cloudデータベース・バックアップの設定」ページでは、Oracle Cloud Database Backup Serviceへの接続に使用されるストレージ・アカウント設定を定義できます。このページのグローバル設定は、Oracle Cloud Backup Serviceにバックアップを送信するように個々のデータベースを構成する場合に使用されます。

サービス名、アイデンティティ・ドメイン、ユーザーIDおよびパスワードを指定します。オプションで、バックアップ用にカスタム・ストレージ・コンテナを使用している場合は、バックアップ・コンテナ・フィールドにそれを指定できます。「保存」をクリックして設定を保存します。

Oracle Database Backup Cloud Serviceアカウントの構成

データベース・バックアップ・クラウド・サービス設定の定義を参照してください。

データベース・プロファイルの作成(OSS上)

Oracle Storage Serviceにデータベース・プロファイルを作成します。「データベース・プロファイル」ページで、メディアとしてOracle Cloudラジオ・ボタンをクリックし、ストレージ・アカウントのドロップダウン・リストから必要なオプションを選択して、プロファイルを作成するステップに従います。

データベースのクローニング

  1. 「ターゲット」メニューから「データベース」.を選択します

  2. 「表示」で、「検索リスト」を選択します。「表示」メニューから、「すべてを開く」を選択します。

  3. クローニングするデータベースを選択して、マウス・ボタンを右クリックします。

  4. 「Oracleデータベース」メニューから、「クローニング」「Oracle Cloudへのクローン作成」を選択します。

  5. 「ソースと宛先: Oracle Cloudへのクローン作成」ページで、次の手順を実行します。

    • 「ソース資格証明」セクションで、データベース資格証明およびOracleホーム資格証明を指定するか、検索して選択します。ソース・データベースが暗号化されている場合、ウォレット・パスワードを指定します。「OK」をクリックします。


      クラウドへのクローニング — OSS
    • 「データ時系列」セクションで、「前のポイント・イン・タイム」オプションがデフォルトで選択されており、「Oracle CloudでのRMANバックアップ」イメージのタイムラインが表示されます。これらのバックアップはOracle Storage Serviceにあり、Oracle Cloudにデータベースをクローニングするために直接使用できます。イメージで「選択」をクリックして、適切なRMANバックアップを選択します。

    • 「ソース・バックアップの場所」フィールドに、選択したソース・バックアップの場所が表示されます。

    • 「データベース定義」セクションで、データベースの「表示名」「グローバル・データベース名」「SID」を指定します。

    • 「ホスト」セクションで、次を選択できます。

      • Oracleホームのクローニング: データベースがクローニングされるOracle Public CloudマシンにOracleホームが事前にインストールされていない場合、「Oracleホームのクローニング」オプションを選択します。

        注意:

        新しいOracleホームをプロビジョニングする場合に、ソースがハイブリッド・ゲートウェイとして機能していない場合は、ハイブリッド・クラウド・エージェントを使用してバイナリを転送する必要があります。
      • 既存のホームの使用: Oracleホームがすでにクローニングされている場合、「既存のホームの使用」 オプションを選択します。

    • 「Oracleホームのクローニング」オプションを選択した場合、OracleホームがプロビジョニングされるOracle Public Cloudホスト・マシンを選択します。Oracle Public Cloudマシンの形状(サイズ)とサイト(Oracle Cloud)が表示されます。次の項目を指定します。

      • データベース・ホスト資格証明: データベース・ホスト資格証明を指定します。

      • ルート権限が必要なルート・スクリプトの実行: ルート資格証明を指定するか、後でこれを入力してrootスクリプトを実行するように選択できます。

    • 既存のホームの使用オプションを選択した場合、次を指定します。

      • Oracleホームの場所: Enterprise Managerですでに管理されているOracle Public Cloudマシン上のOracleホームの場所を選択します。Oracleホームが存在するマシンのホスト名が表示されます。

      • データベース・ホスト資格証明: データベース・ホスト資格証明を指定します。

  6. 「次へ」をクリックして「構成」ページに移動します。次の詳細を指定します。

    • ソフトウェアの場所: Oracleベース、およびデータベースがクローニングされるOracleホームの場所を指定します。

    • Oracleデータベース・ユーザー・グループ: このクローニング操作を実行しているOracleデータベースのユーザー・グループの名前を指定します。

    • データベース・ファイルの場所: データ・ファイル、一時ファイル、REDOログ・ファイルおよび制御ファイルを作成する場所を指定します。

    • リカバリ・ファイルの場所: アーカイブREDOログ、RMANバックアップ、その他の関連ファイルなどのリカバリ・ファイルを作成する場所を指定します。高速リカバリ領域の使用を選択できます。その場合は、高速リカバリ領域サイズを指定します。「データベース・モード」セクションでは、「読取り専用」を有効にできます。

    • リスナー構成: 選択した場合、前のページの「ホスト」セクションで、次を指定します。

      • Oracleホームのクローニング: 「リスナー名」および「ポート」を指定して、データベースが登録される新しいリスナーを作成します。

      • 既存のホームの使用: クローン・データベースを登録するための、新しいOracleホームで実行されるリスナー・ターゲットを選択します。「追加」をクリックしてリスナー名とポートを指定すると、新しいリスナーを追加できます。

    • データベース資格証明: クローン・データベースのSYS、SYSTEMおよびDBSNMP管理ユーザーのパスワードを指定します。3ユーザーすべてに同じパスワードを指定するか、ユーザーごとに異なるパスワードを指定するかを選択できます。

    • 透過的データ暗号化: ソース・データベースが暗号化されている場合、ウォレットがOracle Publicホスト・マシンに配置される場所を指定します。ソースと同じパスワードを使用チェック・ボックスを選択して、ホスト・データベースと同じパスワードを使用します。マスター暗号化キーのリセット/再生成を選択して、暗号化キーをリセットします。

    • 並列性: 並列性をより高く設定すると、オブジェクトをより高速に再コンパイルできます。デフォルト設定は、ホストのCPUの数です。「次」をクリックします。

  7. 初期化パラメータ・ページでは、データベース・インスタンスの操作に影響する様々な初期化パラメータの値を構成できます。パラメータの値を変更するには、そのパラメータを選択して「編集」をクリックします。「次」をクリックします。

  8. 後処理ページで、マスキング・ルール、サブセット化ルールまたはカスタム・スクリプト(前処理スクリプト、後処理スクリプト、SQL後スクリプトなど)を選択できます。「次」をクリックします。

  9. 「スケジュール」ページで、クローニングのデプロイメント・プロシージャのインスタンス名を指定します。また、クローニング・デプロイメント・プロシージャを開始する時点を指定します。

    「通知」セクションで、電子メール通知を受信するデプロイメント・プロシージャの状態を選択します。たとえば、「通知のステータス」「スケジュール済」および「成功」を選択すると、クローニング・デプロイメント・プロシージャがスケジュールされたときと、それが成功したときに電子メール通知を受信できます。

    「次」をクリックします。

  10. 「確認」ページで、入力したすべての詳細を確認します。特定の詳細を編集する場合、「戻る」をクリックして必要なページに移動します。

    「発行」をクリックし、プロシージャを起動してデータベースをクローニングし、選択したバックアップをHybrid Gatewayを介して宛先ホストに転送します。クローニングされると、このデータベースはEnterprise Managerターゲットとして管理できます。

    クローニングされたデータベースをリフレッシュするには、「Oracle Database」メニューから「クローニング」「クローンの管理」の順に選択します。クローン管理ダッシュボードで、データベースを選択して「リフレッシュ」をクリックします。ウィザードでデフォルト値を受け入れ、必要に応じて「初期化パラメータ」および「構成」の詳細を変更し、「リフレッシュ」をクリックします。

Oracle Cloudからのクローニング

Oracle Cloudからデータベース、スキーマまたはPDBをクローニングする場合は、次のユースケースを参照してください。

Oracle CloudからのPDBのクローニング

PDBをOracle CloudからオンプレミスPDBにクローニングするには、次のいずれかのソリューションを使用できます。

クローン・ウィザードを使用したOracle CloudからのPDBのクローニング

PDBをOracle CloudからオンプレミスPDBにクローニングするには、次のステップを実行します。

  1. 「ターゲット」メニューから「データベース」.を選択します
  2. 「表示」で、「検索リスト」を選択します。「表示」メニューから、「すべてを開く」を選択します。
  3. リストでソースCDB (ソースPDBが含まれるCDB)を見つけ、クローニングするPDBの名前をクリックします。
  4. 「Oracleデータベース」メニューから、「クローニング」「Oracle Cloudからクローン作成」を選択します。

    別の方法として、ステップ3で、クローニングするPDBの名前を右クリックし、「Oracleデータベース」「クローニング」「Oracle Cloudからクローン作成」を選択できます。

  5. 「ソースと宛先: Oracle Cloudからクローン作成」ページで、次の手順を実行します。
    • 「資格証明」セクションで、ソースCDBのSYSDBA資格証明と、ソースCDBのホスト資格証明を指定します。優先資格証明を使用するか、名前付き資格証明の保存済セットを使用するか、資格証明の新規セットを指定するかを選択できます。

    • 「プラガブル・データベース定義」セクションで、PDBクローンの名前と表示名を指定します。Enterprise Managerでは、PDBクローン・ターゲットの識別に表示名を使用します。

    • 「PDB管理者資格証明」セクションで、PDBクローンの管理に使用する管理者ユーザー・アカウントの資格証明を指定します。

    • 「コンテナ・データベース」セクションで、パブリック・クラウド設定にデプロイされた宛先CDB (PDBクローンを含む必要のあるCDB)を指定します。

    • 「資格証明」セクションで、宛先CDBのSYSDBA資格証明と、宛先CDBのホスト資格証明を指定します。

  6. これ以上詳細を指定する必要がなければ、「クローン」をクリックします。これにより、パブリック・クラウド設定にデプロイされたCDBにPDBをクローニングするためのデプロイメント・プロシージャが発行されます。

    他の構成詳細の指定やデータのマスキング、クローニング・プロセスのスケジュールを行う場合は、「拡張」をクリックします。

    「拡張」オプションを選択した場合は、それ以降のステップに従います。

  7. 「Oracle Cloudからクローン作成: ソースと宛先」ページで、詳細を確認して「次へ」をクリックします。
  8. 「Oracle Cloudからクローン作成: 構成」ページの「データベース・ファイルの場所」セクションで、PDBクローンのデータファイルを格納する記憶域の場所を指定します。

    「拡張構成」セクションで、PDBクローンの最大サイズの記憶域制限と、PDBクローン内の共有表領域の最大サイズを指定します。デフォルトでは、これらの属性の値に制限はありません。

    「その他」セクションで、PDBクローン内に作成される表領域に対して使用するロギング・オプションを選択します。

    「次」をクリックします。

  9. 「Oracle Cloudからクローン作成: 後処理」ページの「データ・マスキング」セクションで、PDBのクローニング後に適用するデータ・マスキング定義を指定します。データ・マスキングによって、データベース内の機密データがマスクされます。

    データ・マスキング定義の作成方法の詳細は、Oracle Data Masking and Subsettingガイドを参照してください。データ・マスキング定義を適用できるのは、Subset-Maskingライセンス・パックがある場合のみです。

    「カスタム・スクリプト」セクションの「前スクリプト」および「後スクリプト」で、PDBのクローニングの前後に実行するスクリプトを含むOracleソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントを指定します。また、「SQLスクリプト」で、PDBのクローニング後に実行するSQLスクリプトを指定します。「実行ユーザー」で、SQLスクリプトの実行に使用するユーザー・アカウントを選択します。

    「次」をクリックします。

  10. 「Oracle Cloudからクローン作成: スケジュール」ページで、クローニングのデプロイメント・プロシージャのインスタンス名を指定します。また、クローニング・デプロイメント・プロシージャを開始する時点を指定します。

    「通知」セクションで、電子メール通知を受信するデプロイメント・プロシージャの状態を選択します。たとえば、「通知のステータス」「スケジュール済」および「成功」を選択すると、クローニング・デプロイメント・プロシージャがスケジュールされたときと、それが成功したときに電子メール通知を受信できます。

    「次」をクリックします。

  11. 「Oracle Cloudからクローン作成: 確認」ページで、入力したすべての詳細を確認します。特定の詳細を編集する場合、「戻る」をクリックして必要なページに移動します。

    「クローン」をクリックして、パブリック・クラウド設定にデプロイされたCDBに選択したPDBをクローニングするためのデプロイメント・プロシージャを発行します。

EM CLIを使用したOracle CloudからのPDBのクローニング

Oracle Cloudのプラガブル・データベースをオンプレミスのコンテナ・データベースにクローニングするには、EM CLI動詞emcli pdb_clone_management -input_file=data:/xyz/sdf/pdb_clone.props,を入力します(pdb_clone.propsは、クローニング・パラメータとその値を提供するプロパティ・ファイルです)。

プラガブル・データベースをクローニングするには、3つの方法があります。これらの各方法では、プロパティ・ファイル内の特定のパラメータの構成に違いがあります。3つの方法および構成パラメータの詳細は、後述します。

  • オペレーティング・システム(OS)イメージのバックアップ

    ソースPDBのバックアップを取得して新しいPDBを作成します。BACKUP_TYPEパラメータで、バックアップのタイプを指定する必要があります。BACKUP_TYPEに使用可能な値は、OSIMAGE、RMANおよびTARです。EXISTING_BACKUPおよびEXISTING_BACKUP_METADATAパラメータは指定できません。

    プロパティ・ファイルの例:

    SRC_PDB_TARGET=cdb_prod_PDB
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SCY:SYCO
    SRC_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    SRC_WORK_DIR=/tmp/source
    DEST_HOST_CREDS=NC_SLCO_SSH:SYS
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app/sray/cdb_tm/HR_TM_PDB6
    DEST_CDB_TARGET=cdb_tm
    DEST_CDB_TYPE=oracle_database
    DEST_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    DEST_PDB_NAME=HR_TM_PDB6
    BACKUP_TYPE=OSIMAGE
    
  • 既存のバックアップ

    ソースPDBの既存のバックアップを使用して新しいPDBを作成します。BACKUP_TYPEパラメータで、バックアップのタイプを指定する必要があります。BACKUP_TYPEに使用可能な値は、OSIMAGE、RMANおよびTARです。EXISTING_BACKUPで場所とバックアップ名を指定し、EXISTING_BACKUP_METADATAでバックアップの場所とメタデータ・ファイル名を指定する必要があります。

    プロパティ・ファイルの例:

    SRC_PDB_TARGET=cdb_prod_PDB
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SCY:SYCO
    SRC_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    SRC_WORK_DIR=/tmp/source
    DEST_HOST_CREDS=NC_SLCO_SSH:SYS
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app/sray/cdb_tm/HR_TM_PDB6
    DEST_CDB_TARGET=cdb_tm
    DEST_CDB_TYPE=oracle_database
    DEST_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    DEST_PDB_NAME=HR_TM_PDB6
    EXISTING_BACKUP=/user1/pdbbackup/PDB1_Backup_14297779
    EXISTING_BACKUP_METADATA=/user1/pdbbackup/PDB1_Backup_14297779/PDB1.xml
    BACKUP_TYPE=RMAN
    

    注意:

    PDBバックアップを作成するには、動詞emcli pdb_backup -inputFile="loaction of file containing properties required for taking backup of PDB"を入力します(プロパティ・ファイルの内容例は次のとおりです)。

    TARGET_HOST_LIST=xyz.abccorp.com
    HOST_NORMAL_NAMED_CRED=XYZ_CRED:CRED_OWNER
    SRC_CDB_NAMED_CRED=CDB1_CRED:CRED_OWNER
    SRC_CDB_TARGET_NAME=CDB1
    SRC_CDB_TARGET_TYPE=oracle_database
    SRC_PDB_TARGET_NAME=CDB1_PDB1
    BACKUP_LOCATION=/user1/pdbbackup
    WORK_DIR_LOCATION=/tmp
    ORACLE_HOME_LOC=/scratch/d121hmcasm/product/12.1.0/dbhome_1
  • 切断/接続

    ソースPDBを切断し、切断したソースを使用して宛先に新しいPDBを作成し、ソースを再度プラグします。EXISTING_BACKUPおよびBACKUP_TYPEパラメータは、両方とも指定できません。

    プロパティ・ファイルの例:

    SRC_PDB_TARGET=cdb_prod_PDB
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SCY:SYCO
    SRC_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    SRC_WORK_DIR=/tmp/source
    DEST_HOST_CREDS=NC_SLCO_SSH:SYS
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app/sray/cdb_tm/HR_TM_PDB6
    DEST_CDB_TARGET=cdb_tm
    DEST_CDB_TYPE=oracle_database
    DEST_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
    DEST_PDB_NAME=HR_TM_PDB6
    

注意:

前述の3つの方法のいずれについても、宛先PDBデータ・ファイルの場所がASMであれば、パラメータDEST_STAGE_DIRを追加します(その値は、ソースPDBデータ・ファイルの転送中に宛先として使用されます)。このパラメータはオプションであり、指定しない場合は一時ディレクトリが使用されます。Linuxシステムの場合、一時ディレクトリは/tmpです。

Oracle CloudからDBまたはPDBへのスキーマのクローニング

EM CLI動詞を使用して、Oracle Cloudのスキーマをデータベースまたはプラガブル・データベースとしてオンプレミスにクローニングできます。このためには、次のステップを実行します。

  1. EM CLI動詞emcli describe_dbprofile_input -data_mode=EXPORTを入力します。出力により、プロファイル作成のすべての入力変数が提供されます。

    注意:

    エクスポートはデータベースとスキーマでのみサポートされており、インポートはデータベースとPDBの両方でサポートされています。つまり、ソースは常にデータベースまたはスキーマである必要がありますが、宛先はデータベースかPDBのいずれでもかまいません。

  2. 入力変数を使用して、すべての変数の値を含むプロパティ・ファイルを作成します。
  3. ディレクトリ・オブジェクトSCHEMAS_DUMP_DIRを作成します。
  4. データベース・プロファイルを作成してソース・データベースからデータをエクスポートします。これを行うには、動詞emcli create_dbprofile - input_file=data:<properties file name along with path>を入力します。

    注意:

    前のステップで作成したプロパティ・ファイルをこの動詞に使用します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------------#
    # SOURCE                                        # 
    #-----------------------------------------------#
    REFERENCE_DATABASE=SS_TM_DB
    REFERENCE_DATABASE_TYPE=oracle_database
    REF_DB_CREDENTIALS=CRED_DB:sysman
    REF_HOST_CREDENTIALS=CRED_HOST:sysman
    
    #-----------------------------------------------#
    # DATA CONTENT DETAILS                          #
    #-----------------------------------------------#
    DATA_CONTENT_MODE=EXPORT
    DATA_CONTENT=METADATA_AND_DATA
     
    #-----------------------------------------------#
    # EXPORT DETAILS                                #
    #-----------------------------------------------#
    EXPORT.EXPORT_TYPE=SELECTED_SCHEMAS
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.0=HR
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.1=PM
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.2=OE
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.3=IX
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.4=SH
    EXPORT.SCHEMA_INCLUDE_LIST.5=BI
    EXPORT.DEGREE_OF_PARALLELISM=1
    EXPORT.DUMP_DIRECTORY_LIST.0=directory=SCHEMAS_DUMP_DIR,file_name=samplschemas.dmp,max_size=100
    EXPORT.LOG_FILE_DIRECTORY=directory=SCHEMAS_DUMP_DIR,file_name=samplschemas.log
     
    #-----------------------------------------------#
    #         PROFILE DETAILS                       #
    #-----------------------------------------------#
    PROFILE_NAME=Export Dump of Sample schemas10
    PROFILE_VERSION=11.2.0.4.0
    PROFILE_LOCATION=Database Provisioning Profiles/12.1.0.1.0/linux_x64/
    WORKING_DIRECTORY=/tmp
    
  5. データを転送する動詞emcli data_transfer -input_file=data:/u01/files/data_trans.propsを入力します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------#
    # SOURCE                                  #
    #-----------------------------------------#
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SRAY
    SOURCE_LOCATION=/tmp/newp/PDB_Backup_1428003803938
    SRC_HOST=bl2.idc.example.com
     
    #-----------------------------------------#
    # DESTINATION                             #
    #-----------------------------------------#
    DEST_HOST_CREDS=NC_HOST_SRAY
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app3/sray/oradata/migda
    DEST_HOST=slo.us.example.com
    
    
    #-----------------------------------------#
    # HYBRID GATEAWAY / FORWARDER             #
    #-----------------------------------------#
    FORWARDER_HOST=slo.us.example.com
    FORWARDER_CRED=ACD_NY:SYSCO
    WORKING_DIRECTORY=/tmp

    注意:

    ソース・ホストと宛先ホストの間にSSH接続が存在する場合は、Hybrid Gatewayパラメータを削除してください。

  6. 宛先データベースにデータをインポートする動詞emcli dbimport -input_file=data:/u01/files/dbimport.propsを入力します。

    注意:

    宛先をデータベースまたはプラガブル・データベースにクローニングするには、プロパティ・ファイル内にDESTINATION_TARGET_TYPEオプションで必要な値を入力してください。データベースの場合はoracle_databaseと入力し、PDBの場合はoracle_pdbと入力します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------------#
    #         DESTINATION                           #
    #-----------------------------------------------#
    DESTINATION_TARGET=SS_OPC_DB
    DESTINATION_TARGET_TYPE=oracle_database
    DATABASE_CREDENTIAL=CRED_DB:sysman
    HOST_NAMED_CREDENTIAL=CRED_HOST:sysman
     
    #-----------------------------------------------#
    #         PROFILE                               #
    #-----------------------------------------------#
    PROFILE_LOCATION=Database Provisioning Profiles/12.1.0.1.0/linux_x64/Export Dump of Sample schemas10
     
    #-----------------------------------------------#
    #         SCHEMA DETAILS                        #
    #-----------------------------------------------#
    REMAP_SCHEMA_LIST.0=HR:HR
    REMAP_SCHEMA_LIST.1=OE:OE
    REMAP_SCHEMA_LIST.2=PM:PM
    REMAP_SCHEMA_LIST.3=IX:IX
    REMAP_SCHEMA_LIST.4=SH:SH
    REMAP_SCHEMA_LIST.5=BI:BI
    REMAP_TABLESPACE_LIST.0=EXAMPLE:MYTBSP1
    REMAP_TABLESPACE_LIST.1=USERS:MYTBSP1
    REMAP_TABLESPACE_LIST.2=SYSTEM:MYTBSP1
    DEGREE_OF_PARALLELISM=1
    DUMP_FILE_LIST.0=/scratch/ae/dumpdir/samplschemas.dmp
    IMPORT_LOG_FILE_DIRECTORY=DATA_PUMP_DIR
    

Oracle CloudからオンプレミスPDBへのDBのクローニング

EM CLI動詞を使用して、Oracle Cloudのデータベースをプラガブル・データベースとしてオンプレミスにクローニングできます。このためには、次のステップを実行します。

  1. EM CLI動詞emcli describe_dbprofile_input -data_mode=EXPORTを入力します。出力により、プロファイル作成のすべての入力変数が提供されます。

    注意:

    エクスポートはデータベースとスキーマでのみサポートされており、インポートはデータベースとPDBの両方でサポートされています。つまり、ソースは常にデータベースまたはスキーマである必要がありますが、宛先はデータベースかPDBのいずれでもかまいません。

  2. 入力変数を使用して、すべての変数の値を含むプロパティ・ファイルを作成します。
  3. ディレクトリ・オブジェクトSCHEMAS_DUMP_DIRを作成します。
  4. データベース・プロファイルを作成してソース・データベースからデータをエクスポートします。これを行うには、動詞emcli create_dbprofile - input_file=data:<properties file name along with path>を入力します。

    注意:

    前のステップで作成したプロパティ・ファイルをこの動詞に使用します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------------#
    # SOURCE                                        #
    #-----------------------------------------------#
    REFERENCE_DATABASE=SS_TM_DB
    REFERENCE_DATABASE_TYPE=oracle_database
    REF_DB_CREDENTIALS=CRED_DB:sysman
    REF_HOST_CREDENTIALS=CRED_HOST:sysman
    
    #-----------------------------------------------#
    # DATA CONTENT DETAILS                          #
    #-----------------------------------------------#
    DATA_CONTENT_MODE=EXPORT
    DATA_CONTENT=METADATA_AND_DATA
     
    #-----------------------------------------------#
    # EXPORT DETAILS                                #
    #-----------------------------------------------#
    EXPORT.EXPORT_TYPE=FULL_DATABASE
    EXPORT.DEGREE_OF_PARALLELISM=1
    EXPORT.DUMP_DIRECTORY_LIST.0=directory=SCHEMAS_DUMP_DIR,file_name=samplschemas.dmp,max_size=100
    EXPORT.LOG_FILE_DIRECTORY=directory=SCHEMAS_DUMP_DIR,file_name=samplschemas.log
     
    #-----------------------------------------------#
    #         PROFILE DETAILS                       #
    #-----------------------------------------------#
    PROFILE_NAME=Export Dump of Sample schemas10
    PROFILE_VERSION=11.2.0.4.0
    PROFILE_LOCATION=Database Provisioning Profiles/12.1.0.1.0/linux_x64/
    WORKING_DIRECTORY=/tmp
    
  5. データを転送する動詞emcli data_transfer -input_file=data:/u01/files/data_trans.propsを入力します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------#
    # SOURCE                                  #
    #-----------------------------------------#
    SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SRAY
    SOURCE_LOCATION=/tmp/newp/PDB_Backup_1428003803938
    SRC_HOST=bl2.idc.example.com
     
    #-----------------------------------------#
    # DESTINATION                             #
    #-----------------------------------------#
    DEST_HOST_CREDS=NC_HOST_SRAY
    DEST_LOCATION=/scratch/sray/app3/sray/oradata/migda
    DEST_HOST=slo.us.example.com
    
    
    #-----------------------------------------#
    # HYBRID GATEAWAY / FORWARDER             #
    #-----------------------------------------#
    FORWARDER_HOST=slo.us.example.com
    FORWARDER_CRED=ACD_NY:SYSCO
    WORKING_DIRECTORY=/tmp

    注意:

    ソース・ホストと宛先ホストの間にSSH接続が存在する場合は、Hybrid Gatewayパラメータを削除してください。

  6. 宛先データベースにデータをインポートする動詞emcli dbimport -input_file=data:/u01/files/dbimport.propsを入力します。

    注意:

    宛先をデータベースまたはプラガブル・データベースにクローニングするには、プロパティ・ファイル内にDESTINATION_TARGET_TYPEオプションで必要な値を入力してください。データベースの場合はoracle_databaseと入力し、PDBの場合はoracle_pdbと入力します。

    プロパティ・ファイルの例:

    #-----------------------------------------------#
    #         DESTINATION                           #
    #-----------------------------------------------#
    DESTINATION_TARGET=SS_OPC_DB
    DESTINATION_TARGET_TYPE=oracle_database
    DATABASE_CREDENTIAL=CRED_DB:sysman
    HOST_NAMED_CREDENTIAL=CRED_HOST:sysman
     
    #-----------------------------------------------#
    #         PROFILE                               #
    #-----------------------------------------------#
    PROFILE_LOCATION=Database Provisioning Profiles/12.1.0.1.0/linux_x64/Export Dump of Sample schemas10
     
    #-----------------------------------------------#
    #         SCHEMA DETAILS                        #
    #-----------------------------------------------#
    REMAP_SCHEMA_LIST.0=HR:HR
    REMAP_SCHEMA_LIST.1=OE:OE
    REMAP_SCHEMA_LIST.2=PM:PM
    REMAP_SCHEMA_LIST.3=IX:IX
    REMAP_SCHEMA_LIST.4=SH:SH
    REMAP_SCHEMA_LIST.5=BI:BI
    REMAP_TABLESPACE_LIST.0=EXAMPLE:MYTBSP1
    REMAP_TABLESPACE_LIST.1=USERS:MYTBSP1
    REMAP_TABLESPACE_LIST.2=SYSTEM:MYTBSP1
    DEGREE_OF_PARALLELISM=1
    DUMP_FILE_LIST.0=/scratch/ae/dumpdir/samplschemas.dmp
    IMPORT_LOG_FILE_DIRECTORY=DATA_PUMP_DIR
    

Oracle CloudからのDBのクローニング(Oracle Compute Service)

Oracle Cloudからデータベースをクローニングするには、次のいずれかのソリューションを使用できます。
クローン・ウィザードを使用したOracle CloudからのDBのクローニング

Oracle Cloudからデータベースをクローニングするには、次のステップを実行します。

  1. 「ターゲット」メニューから「データベース」.を選択します
  2. 「表示」で、「検索リスト」を選択します。「表示」メニューから、「すべてを開く」を選択します。
  3. クローニングするデータベースを選択して、マウス・ボタンを右クリックします。
  4. 「Oracleデータベース」メニューから、「クローニング」「Oracle Cloudへのクローン作成」を選択します。
  5. 「ソースと宛先: Oracle Cloudへのクローン作成」ページで、次の手順を実行します。
    • 「ソース資格証明」セクションで、Oracle Cloudデータベース資格証明およびOracleホーム資格証明を指定するか、検索して選択します。「OK」をクリックします。

    • 「データ時系列」セクションで、「前のポイント・イン・タイム」オプションがデフォルトで選択されており、「RMANバックアップ」イメージのタイムラインが表示されます。イメージで「選択」をクリックして、適切なRMANバックアップを選択します。

    • 「ソース・バックアップの場所」フィールドに、選択したソース・バックアップの場所が表示されます。

    • 「宛先」セクションのクローン・フィールドで、Compute Cloud Serviceの選択がデフォルトで選択されています。これは、オンプレミス・データベースをクローニングするようにOracle Public Cloudのリソースにリクエストしていることを示しています。

    • 「データベース定義」セクションで、データベースの「表示名」、「グローバル・データベース名」、「SID」を指定します。

    • 「ホスト」セクションで、次を選択できます。

      • Oracleホームのクローニング: データベースがクローニングされるオンプレミス・ホストにOracleホームが事前にインストールされていない場合、「Oracleホームのクローニング」オプションを選択します。

      • 既存のホームの使用: Oracleホームがすでにクローニングされている場合、「既存のホームの使用」オプションを選択します。

    • 「Oracleホームのクローニング」オプションを選択した場合、Oracleホームがプロビジョニングされる宛先マシンを選択します。次の項目を指定します。

      • データベース・ホスト資格証明: データベース・ホスト資格証明を指定します。

      • ルート権限が必要なルート・スクリプトの実行: ルート資格証明を指定するか、後でこれを入力してrootスクリプトを実行するように選択できます。

        「ステージングの場所」フィールドで、クローニングの前にバックアップがステージングされる宛先ホストマシン上の場所が表示されます。

    • 既存のホームの使用オプションを選択した場合、次を指定します。

      • Oracleホームの場所: Enterprise Managerですでに管理されているOracle Public Cloudマシン上のOracleホームの場所を選択します。Oracleホームが存在するマシンのホスト名が表示されます。

      • データベース・ホスト資格証明: データベース・ホスト資格証明を指定します。

        「ステージングの場所」フィールドで、クローニングの前にバックアップがステージングされるOracle Public Cloudマシン上の場所が表示されます。

    • ハイブリッド・ゲートウェイ・サーバー: ハイブリッド・ゲートウェイ・サーバー(構成済Enterprise Manager管理エージェント)のホスト名および資格証明を指定し、これによりOracle CloudからEnterprise Managerにデータが転送されます。「次」をクリックします。「構成」ページが表示されます。

  6. 次の詳細を指定します。
    • ソフトウェアの場所: Oracleベース、およびデータベースがクローニングされるOracleホームの場所を指定します。

    • Oracleデータベース・ユーザー・グループ: このクローニング操作を実行しているOracleデータベースのユーザー・グループの名前を指定します。

    • データベース・ファイルの場所: データ・ファイル、一時ファイル、REDOログ・ファイルおよび制御ファイルを作成する場所を指定します。

    • リカバリ・ファイルの場所: アーカイブREDOログ、RMANバックアップ、その他の関連ファイルなどのリカバリ・ファイルを作成する場所を指定します。高速リカバリ領域の使用を選択できます。その場合は、高速リカバリ領域サイズを指定します。「データベース・モード」セクションでは、「読取り専用」を有効にできます。

    • リスナー構成: 選択した場合、前のページの「ホスト」セクションで、次を指定します。

      • Oracleホームのクローニング: 「リスナー名」および「ポート」を指定して、データベースが登録される新しいリスナーを作成します。

      • 既存のホームの使用: クローン・データベースを登録するための、新しいOracleホームで実行されるリスナー・ターゲットを選択します。「追加」をクリックしてリスナー名とポートを指定すると、新しいリスナーを追加できます。

    • データベース資格証明: クローン・データベースのSYS、SYSTEMおよびDBSNMP管理ユーザーのパスワードを指定します。3ユーザーすべてに同じパスワードを指定するか、ユーザーごとに異なるパスワードを指定するかを選択できます。

    • 透過的データ暗号化: ソース・データベースが暗号化されている場合、ウォレットがOracle Publicホスト・マシンに配置される場所を指定します。ソースと同じパスワードを使用チェック・ボックスを選択して、ホスト・データベースと同じパスワードを使用します。マスター暗号化キーのリセット/再生成を選択して、暗号化キーをリセットします。

    • 並列性: 並列性をより高く設定すると、オブジェクトをより高速に再コンパイルできます。デフォルト設定は、ホストのCPUの数です。「次」をクリックします。

  7. 初期化パラメータ・ページでは、データベース・インスタンスの操作に影響する様々な初期化パラメータの値を構成できます。パラメータの値を変更するには、そのパラメータを選択して「編集」をクリックします。「次」をクリックします。
  8. 後処理ページで、マスキング・ルール、サブセット化ルールまたはカスタム・スクリプト(前処理スクリプト、後処理スクリプト、SQL後スクリプトなど)を選択できます。「次」をクリックします。
  9. 「スケジュール」ページで、クローニングのデプロイメント・プロシージャのインスタンス名を指定します。また、クローニング・デプロイメント・プロシージャを開始する時点を指定します。

    「通知」セクションで、電子メール通知を受信するデプロイメント・プロシージャの状態を選択します。たとえば、「通知のステータス」「スケジュール済」および「成功」を選択すると、クローニング・デプロイメント・プロシージャがスケジュールされたときと、それが成功したときに電子メール通知を受信できます。

    「次」をクリックします。

  10. 「確認」ページで、入力したすべての詳細を確認します。特定の詳細を編集する場合、「戻る」をクリックして必要なページに移動します。

    「発行」をクリックし、プロシージャを起動してデータベースをクローニングし、選択したバックアップをHybrid Gatewayを介して宛先ホストに転送します。クローニングされると、このデータベースはEnterprise Managerターゲットとして管理できます。

    クローニングされたデータベースをリフレッシュするには、「Oracle Database」メニューから「クローニング」「クローンの管理」の順に選択します。クローン管理ダッシュボードで、データベースを選択して「リフレッシュ」をクリックします。ウィザードでデフォルト値を受け入れ、必要に応じて「初期化パラメータ」および「構成」の詳細を変更し、「リフレッシュ」をクリックしてデータベースをリフレッシュします。

EMCLIを使用したOracle CloudからのDBのクローニング

Oracle Cloudからデータベースをクローニングするには、次のEMCLIコマンドを使用します。

emcli db_clone_management -cloneFromCloud -input_file=data:/xyz/sdf/clonefromcloud.props

ここで、clonefromcloud.propsはクローニング・パラメータおよびそれらの値を提供するプロパティ・ファイルです。

サンプル・プロパティ・ファイル

#------------------------------------------------------------#
#                   Source Details
#------------------------------------------------------------#
SRC_DB_TARGET_NAME=hrdb.example.com
SRC_DB_TARGET_TYPE=oracle_database
SRC_HOST_NORMAL_NAMED_CRED=OPC_209:SYSMAN
SRC_DB_CRED=CLOUDDB_CRED:SYSMAN
SRC_WORK_DIR=/tmp
PROFILE_INTERNAL_PATH=Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/Database db11.example.com Profile 22-02-2016 05:13 PM
PROFILE_VERSION_URN=oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_DatabaseConfigProfile:2C5B357D5FF67E2AE053F17CB10A53F1:0.1
SOURCE_BACKUP_LOCATION=/u01/hrdb/fast_recovery_area/hrdb/backup1458714912986

#------------------------------------------------------------#
#           Hybrid Gateway Details
#------------------------------------------------------------#
FORWARDER_HOST=slc04wim.example.com
FORWARDER_HOST_CREDS=HOST:SYSMAN
FORWARDER_STAGE_LOCATION=/scratch/fwd

#------------------------------------------------------------#
# Destination Details
#------------------------------------------------------------#
TARGET_HOST_LIST=slc01aia.example.com
HOST_NORMAL_NAMED_CRED=SLC01AIA_CRED:SYSMAN
HOST_PRIV_NAMED_CRED=SLC01AIA_CRED_ROOT:SYSMAN
DEST_LOCATION=/scratch/backupStage
DEST_WORK_DIR=/tmp
#------------------------------------------------------------#
# Database Definition
#------------------------------------------------------------#
COMMON_DB_SID=hrcln
COMMON_DOMAIN_NAME=xyz.example.com
COMMON_GLOBAL_DB_NAME=hrcln.example.com
DATABASE_TYPE=dbTypeSI
DB_ADMIN_PASSWORD_SAME=true
DATABASE_PASSWORDS=welcome1

#------------------------------------------------------------#
# Software Configuration
#------------------------------------------------------------#
#All these are only Applicable if a new oracle home provisioning needs to be done. 
CLONE_HOME=Y
OINSTALL_GROUP=dba
OSBACKUPDBA_GROUP=dba
OSDBA_GROUP=dba
OSDGDBA_GROUP=opc
OSKMDBA_GROUP=opc
OSOPER_GROUP=opc
ORACLE_BASE_LOC=/scratch/app/dbhome11204
ORACLE_HOME_LOC=/scratch/app/dbhome11204/product/11.2.0/dbhome_1


#------------------------------------------------------------#
# Database Configuration
#------------------------------------------------------------#
ARCHIVE_LOG_MODE=YES
DB_FILE_LOC=/scratch/app/dbhome11204/oradata
DB_TARGET_DISPLAY_NAME=HRCLN
DB_TARGET_NAME=hrcln.example.com
FLASH_REC_AREA=/scratch/app/dbhome11204/fast_recovery_area
FLASH_REC_AREA_SIZE=4182
LISTENER_PORT=2887
//Only needed if we are provisioning a new home
LISTENER_NAME=LIST_2887

#--------------------------------------------------------------#
# Data file transfer configuration parameters
#--------------------------------------------------------------#
# This will be moved to emctl metadata. for now its a variable in DP
NUMBER_OF_THREADS=10
# This will be moved to emctl metadata. for now its a variable in DP
# The chunk size in bytes. For now default is 250MB
MIN_CHUNK_SIZE=262144000
#Transfer Unit can be FILE or CHUNK
TRANSFER_UNIT=FILE
#Maximum speed in Kbps
BANDWIDTH_LIMIT=2048
#Time out in seconds for data transfer
TIME_OUT=1200

#----------------------------------------------------------------#
#    Wallet Configuration
#----------------------------------------------------------------#
DEST_PATH_TO_WALLET=/u03/wallet
WALLET_PASSWORD=Welcome123
NEW_WALLET_PASSWORD=welcome1
REKEY_REQUIRED=true

Oracle Cloud内でのクローニング

Oracle Cloud内でデータベースまたはプラガブル・データベースをクローニングする場合は、次のユースケースを参照してください。

Oracle Cloud内でのPDBのクローニング

Oracle Cloud内でプラガブル・データベースをクローニングするには、次のいずれかのソリューションを使用できます。

クローン・ウィザードを使用したフル・クローン・プラガブル・データベースの作成

新しい「PDBのクローニング」ウィザードを使用して、PDBのフル・クローンを作成できます。フル・クローンPDBを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ターゲット」メニューから「データベース」.を選択します
  2. 「表示」で、「検索リスト」を選択します。「表示」メニューから、「すべてを開く」を選択します。
  3. リストでソースCDB (ソースPDBが含まれるCDB)を見つけ、クローニングするPDBの名前をクリックします。
  4. 「Oracleデータベース」メニューから、「クローニング」「フル・クローンの作成」を選択します。

    別の方法として、ステップ3で、クローニングするPDBの名前を右クリックし、「Oracleデータベース」「クローニング」「フル・クローンの作成」を選択できます。

  5. 「ソースと宛先: フル・クローン・プラガブル・データベースの作成」ページで、次の手順を実行します。
    • ソースCDBのSYSDBA資格証明を指定します。優先資格証明を使用するか、名前付き資格証明の保存済セットを使用するか、資格証明の新規セットを指定するかを選択できます。

    • プラガブル・データベース宛先セクションで、PDBクローンの名前と表示名を指定します。Enterprise Managerでは、PDBクローン・ターゲットの識別に表示名を使用します。

    • リフレッシュ可能クローン・チェック・ボックスを選択して、手動でリフレッシュ可能なPDBを作成します。

      注意:

      • リフレッシュ可能クローン機能はOracle Databaseバージョン12.2以上にのみ適用できます。

      • リフレッシュ可能クローンを作成するには、別のコンテナ・データベース(CDB)を選択する必要があります。同じCDBには作成できません。

      • リフレッシュ可能なPDBクローンは読取り専用モードで作成され、読取り専用またはマウント状態のどちらかのみになれます。クローンは読取り/書込みモードでオープンできません。そのため、データ・マスキングおよびSQL後スクリプトはクローンで実行できません。

    • 「PDB管理者資格証明」セクションで、PDBクローンの管理に使用する管理者ユーザー・アカウントの資格証明を指定します。

    • ソースCDBとは異なるCDBにPDBをクローニングする場合、「プラガブル・データベースの異なるコンテナ・データベースへのクローニング」を選択し、宛先CDBを指定します。

    • 「資格証明」セクションで、宛先CDBのホスト資格証明を指定します。ソースCDBとは異なるCDBにPDBをクローニングする場合、宛先CDBのSYSDBA資格証明を指定します。また、宛先CDBで自動ストレージ管理(ASM)を使用してディスク・ストレージを管理している場合、ASM資格証明を指定する必要があります。

    注意:

    データベース・バージョン12.2以上の場合は、ソースと宛先の両方のコンテナ・データベースが「アーカイブ・ログ」モードでローカルUNDOが構成されていると、ホット・クローンが実行されます。ホット・クローンは、ソースが読取り/書込みモードでオープンされているときに、プラガブル・データベースをクローニングする機能です。
  6. 「拡張」オプションを選択して、他の構成詳細の指定やデータのマスキング、クローニング・プロセスのスケジュールを行ことができます。「拡張」オプションを選択した場合は、それ以降のステップに従います。これ以上詳細を指定する必要がなければ、「クローン」をクリックします。これにより、パブリック・クラウド設定にデプロイされたCDBにPDBをクローニングするためのデプロイメント・プロシージャが発行されます。
  7. 「フル・クローン・プラガブル・データベースの作成: ソースと宛先」ページで、詳細を確認して「次へ」をクリックします。
  8. 「フル・クローン・プラガブル・データベースの作成: 構成」ページで、次の操作を実行します。
    • 「データベース・ファイルの場所」セクションで、PDBクローンのデータファイルを格納する記憶域の場所を指定します。宛先CDBでASMを使用してディスク・ストレージを管理している場合、PDBクローンのデータファイルを格納するディスク・グループを指定します。

    • ソースPDBのデータ・モデル定義のみをクローニングし、ソースPDBデータはクローニングしない場合、「ユーザー・データの除外」を選択します。

    • 「拡張構成」セクションで、PDBクローンの最大サイズの記憶域制限と、PDBクローン内の共有表領域の最大サイズを指定します。デフォルトでは、これらの属性の値に制限はありません。

    • 「その他」セクションで、PDBクローン内に作成される表領域に対して使用するロギング・オプションを選択します。

    「次」をクリックします。

  9. 「フル・クローン・プラガブル・データベースの作成: 後処理」ページで、次の操作を実行します。
    • 「データ・マスキング」セクションで、PDBのクローニング後に適用するデータ・マスキング定義を指定します。データ・マスキングによって、データベース内の機密データがマスクされます。

      データ・マスキング定義の作成方法の詳細は、Oracle Data Masking and Subsettingガイドを参照してください。データ・マスキング定義を適用できるのは、Subset-Maskingライセンス・パックがある場合のみです。

    • 「カスタム・スクリプト」セクションの「前スクリプト」および「後スクリプト」で、PDBのクローニングの前後に実行するスクリプトを含むOracleソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントを指定します。また、「SQLスクリプト」で、PDBのクローニング後に実行するSQLスクリプトを指定します。「実行ユーザー」で、SQLスクリプトの実行に使用するユーザー・アカウントを選択します。

      「次」をクリックします。

  10. 「フル・クローン・プラガブル・データベースの作成: スケジュール」ページで、クローニングのデプロイメント・プロシージャのインスタンス名を指定します。また、クローニング・プロシージャを開始する時点を指定します。

    「通知」セクションで、電子メール通知を受信するデプロイメント・プロシージャの状態を選択します。たとえば、「通知のステータス」「スケジュール済」および「成功」を選択すると、クローニング・デプロイメント・プロシージャがスケジュールされたときと、それが成功したときに電子メール通知を受信できます。

    「次」をクリックします。

  11. 「フル・クローン・プラガブル・データベースの作成: 確認」ページで、入力したすべての詳細を確認します。特定の詳細を編集する場合、「戻る」をクリックして必要なページに移動します。

    「クローン」をクリックしてデプロイメント・プロシージャを発行し、ソースPDBのフル・クローンを作成します。

EM CLIを使用したフル・クローン・プラガブル・データベースの作成

プラガブル・データベースのフル・クローンを作成するには、動詞emcli pdb_clone_management -input_file=data:/xyz/sdf/pdb_clone.propsを実行します(pdb_clone.propsはプロパティ・ファイルです)。

プロパティ・ファイルの例(pdb_clone.props):

SRC_PDB_TARGET=cdb_prod_PDB
SRC_HOST_CREDS=NC_HOST_SCY:SYCO
SRC_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
SRC_WORK_DIR=/tmp/source
DEST_HOST_CREDS=NC_SLCO_SSH:SYS
DEST_LOCATION=/scratch/sray/app/sray/cdb_tm/HR_TM_PDB6
DEST_CDB_TARGET=cdb_tm
DEST_CDB_TYPE=oracle_database
DEST_CDB_CREDS=NC_HOST_SYC:SYCO
DEST_PDB_NAME=HR_TM_PDB6

注意:

  • Oracle Cloudにフル・クローンのPDBを作成する場合に、宛先PDBとソースPDBの両方が異なるCDB内にあり、両方のCDBがOracle Cloud上にある場合は、ソースPDBが読取り/書込みモードになっていることを確認してください。これが必要な理由は、PDBのクローニングのためにデータベース・リンクが宛先CDBで作成され、データベース・リンクの使用のために一時ユーザーがソースPDBで作成されるためです。ソースPDBに接続する既存のデータベース・リンクが宛先CDBに存在する場合、パラメータEXISTING_DB_LINK_NAMEを使用してプロパティ・ファイルでデータベース・リンク名を指定します。

  • バックアップを使用してPDBフル・クローン(オンプレミス)を実行する必要がある場合は、次のパラメータをプロパティ・ファイルに追加してください。

    BACKUP_TYPE=RMAN
    DEST_STAGE_DIR=/tmp/bkp_common

    一時的なバックアップの場所がソースと宛先で共有されている場合は、SKIP_DATA_TRANSFERパラメータを追加して'Y'に設定します。たとえば、SKIP_DATA_TRANSFER=Yと指定します。これにより、クローン・プロシージャでデータ転送ステップをスキップすることが指定されます。

Oracle Cloud内でのDBのクローニング(Oracle Compute Service)

Oracle Cloud内でデータベースをクローニングするには、次のいずれかのソリューションを使用できます。

クローン・ウィザードを使用したOracle Cloud内でのDBのクローニング

クローン・ウィザードを使用してOracle Cloudからデータベースをクローニングするには、クローン・ウィザードを使用したOracle CloudへのDBのクローニングで説明されているステップに従います。

注意:

データベースはOracle Cloud内でクローニングされるため、Hybrid Cloud Gatewayサーバーは必要ありません。
EMCLIを使用したOracle Cloud内でのDBのクローニング

EMCLIを使用してOracle Cloud内でデータベースをクローニングするには、次のコマンドを入力します。

emcli db_clone_management -cloneToCloud -target_name="database target name" -target_type="database target type - <oracle_database | rac_database>" —input_file="path of the input file"

サンプル・プロパティ・ファイル

#------------------------------------------------------------#
#                   Source Details
#------------------------------------------------------------#
SRC_DB_TARGET_NAME=dbprod.example.com
SRC_DB_TARGET_TYPE=oracle_database
SRC_HOST_NORMAL_NAMED_CRED=SRCHOSTCRED:SYSMAN
SRC_DB_CRED=DBPROD_CRED:SYSMAN
SRC_WORK_DIR=/tmp
PROFILE_INTERNAL_PATH=Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/Database db11.example.com Profile 22-02-2016 05:13 PM
PROFILE_VERSION_URN=oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_DatabaseConfigProfile:2C5B357D5FF67E2AE053F17CB10A53F1:0.1
SOURCE_BACKUP_LOCATION=/scratch/dbprod/app/dbprod/fast_recovery_area/backup1456141446021

#------------------------------------------------------------#
#           Hybrid Gateway Details
#------------------------------------------------------------#
FORWARDER_HOST=slc04wim.example.com
FORWARDER_HOST_CREDS=HOST:SYSMAN
FORWARDER_STAGE_LOCATION=/scratch/fwd

#------------------------------------------------------------#
# Destination Details
#------------------------------------------------------------#
TARGET_HOST_LIST=129.124.22.34
HOST_NORMAL_NAMED_CRED=OPC_CRED:SYSMAN
HOST_PRIV_NAMED_CRED=HOST_CRED_ROOT:SYSMAN
DEST_LOCATION=/u03/backup
DEST_WORK_DIR=/tmp
#------------------------------------------------------------#
# Database Definition
#------------------------------------------------------------#
COMMON_DB_SID=Dcln1
COMMON_DOMAIN_NAME=xyz.example.com
COMMON_GLOBAL_DB_NAME=Dcln1.example.com
DATABASE_TYPE=dbTypeSI
DB_ADMIN_PASSWORD_SAME=true
DATABASE_PASSWORDS=welcome1

#------------------------------------------------------------#
# Software Configuration
#------------------------------------------------------------#
CLONE_HOME=Y   # mention it as N if only database cloning is required
#All these below parameters are only required if a new oracle home provisioning needs to be done. 
OINSTALL_GROUP=dba
OSBACKUPDBA_GROUP=dba
OSDBA_GROUP=dba
OSDGDBA_GROUP=opc
OSKMDBA_GROUP=opc
OSOPER_GROUP=opc
ORACLE_BASE_LOC=/u03/home/app/gaurav
ORACLE_HOME_LOC=/u03/home/app/gaurav/product/11.2.0/dbhome_1


#------------------------------------------------------------#
# Database Configuration
#------------------------------------------------------------#
ARCHIVE_LOG_MODE=YES
DB_FILE_LOC=/u03/home/oradata
DB_TARGET_DISPLAY_NAME=Dcln1
DB_TARGET_NAME=Dcln1.example.com
FLASH_REC_AREA=/u03/home/app/home/fast_recovery_area
FLASH_REC_AREA_SIZE=4182
LISTENER_PORT=2887
#Only needed if we are provisioning a new home
LISTENER_NAME=LIST_2887

#--------------------------------------------------------------#
# Data file transfer configuration parameters
#--------------------------------------------------------------#
# This will be moved to emctl metadata. for now its a variable in DP
NUMBER_OF_THREADS=10
# This will be moved to emctl metadata. for now its a variable in DP
# The chunk size in bytes. For now default is 250MB
MIN_CHUNK_SIZE=262144000
#Transfer Unit can be FILE or CHUNK
TRANSFER_UNIT=FILE
#Maximum speed in Kbps
BANDWIDTH_LIMIT=2048
#Time out in seconds for data transfer
TIME_OUT=1200

#----------------------------------------------------------------#
#    Wallet Configuration
#----------------------------------------------------------------#
DEST_PATH_TO_WALLET=/u03/wallet
WALLET_PASSWORD=Welcome123
NEW_WALLET_PASSWORD=welcome1
REKEY_REQUIRED=true