Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェース(OAKCLI)は、Oracle Database Appliance X7-2-HA上のOracle VM Server (Xenハイパーバイザ・テクノロジ仮想化)用のコマンドライン・インタフェース(CLI)です。 Oracle Database Appliance X7-2-HA仮想化プラットフォームでのみ、oakcliコマンドを使用してください。
oakcliコマンドは、Oracle Database ApplianceやOracle Database Appliance仮想化プラットフォームでデータベースやシステムの管理を実行するための主な方法です。rootシステム権限を必要とします。 システムの監査とセキュリティ・ポリシーの一部として、SUDOを使用できます。 oakcli add disk -localコマンドは、障害ディスクを物理的に交換した後、システムにローカル・ディスクを追加するために使用します。oakcli configureコマンドを使用して、Oracle Database Appliance上のコンポーネントを構成します。oakcli copyコマンドを使用して、Oracle Database Applianceの構成時に使用する構成ファイルのコピーを準備します。oakcli createコマンドを使用して、Oracle Database Applianceのコンポーネントを作成します。oakcli deleteコマンドを使用して、コンポーネントをOracle Database Applianceから削除します。oakcli deployコマンドを使用して、Oracle Grid InfrastructureをOracle Database Appliance上のクラスタに対してデプロイします。oakcli expand storageコマンドを使用して、既存の基本構成にデータ記憶域のソリッド・ステート・ドライブ(SSD)を構成して、ベース・ストレージ・シェルフを完全に埋めるようにします。oakcli diskwritecacheコマンドを使用して、書き込みキャッシュが有効になっているディスクを探し、それらのディスクのディスク書き込みキャッシュを無効にします。oakcli locate diskコマンドを使用すると、ディスクのLEDライトをオンまたはオフにして、指定されたOracle ASMディスクと関連付けられている物理ディスクを検索できます。oakcli manage diagcollectコマンドを使用して、トラブルシューティングやOracle Supportとの連携のために、Oracle Database Applianceに関する診断情報を収集します。oakcli modify databaseコマンドを使用して、指定されたデータベースのデータベース・タイプまたはサイズ・クラスを変更します。oakcli orachkコマンドを使用して、ORAchkユーティリティを使用して構成設定を監査します。oakcli reconfigure osparamsコマンドを使用して、使用可能なRAMに基づいてカーネル・パラメータを調整します。oakcli resize dbstorageコマンドを使用して、データベースをOracle ASMからOracle ACFSに移行するために作成されたストレージ構造に使用する領域のサイズを変更します。oakcli restart oda_baseコマンドを使用して、ローカル・ノードのODA_BASEを停止して再起動します。oakcli showコマンドを使用して、Oracle Database Applianceコンポーネントのステータスを表示します。oakcli startコマンドを使用して、仮想マシンの起動、ノードの共有リポジトリの起動、ローカル・ノードのODA_BASEの起動を実行します。oakcli stopコマンドを使用して、仮想マシンの停止、ノードの共有リポジトリの停止、ローカル・ノードのODA_BASEの停止を実行します。oakcli stordiagコマンドを使用して、ストレージ・シェルフまたはストレージ拡張シェルフのディスクで診断テストを実行します。oakcli test asrコマンドを使用して、Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)が正しく構成され機能しているかどうかを判別するために、テスト・トラップを送信します。oakcli unpackコマンドを使用して、Oracle Appliance Managerリポジトリにパッケージを解凍します。oakcli updateコマンドを使用して、Oracle Database Applianceパッチを適用します。oakcli update-cpucoreコマンドを使用して、Oracle Database Applianceの指定された数のライセンス付きCPUコアを有効にします。oakcli upgradeコマンドを使用して、Oracle Database Appliance上のOracle Databaseソフトウェアをアップグレードします。oakcliコマンドは、Oracle Database ApplianceやOracle Database Appliance仮想化プラットフォームでデータベースやシステムの管理を実行するための主な方法です。
ハードウェア・コンポーネントのリスト
ハードウェア・コンポーネントの検証と診断
ソフトウェアのインストールとアップグレード
ソフトウェア・パッチの適用
データベースの作成と削除
Oracleホームのインストールとアンインストール
仮想マシンのデプロイおよび管理
Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)のテスト
CPUコアの有効化
Oracle Appliance Managerとハードウェアのバージョンによっては、OAKCLIコマンドの一部を使用できない場合があります。 ご使用のバージョンのOracle Appliance ManagerとハードウェアでどのOAKCLIコマンドがサポートされているかを確認するには、OAKCLIのヘルプ・コマンド oakcli -hを実行します。
OAKCLIコマンドの場所とパスの構成
Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースは、次のディレクトリにあります。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli
Oracle Database Applianceサーバーでrootユーザー・アカウントを構成して、パス/opt/oracle/oak/bin/oakcliでoakcliコマンドを検索するようPATH変数を定義します。
OAKCLI構文
Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースのコマンドおよびパラメータでは大文字と小文字を区別しません。
oakcliでは次のコマンド構文を使用します。
oakcli command object [options]
commandは、アプライアンスで実行するアクションです。 たとえば、show、locate、applyなどです。
objectは、oakcliコマンドが操作を実行する対象のターゲットまたはオブジェクトです。 たとえば、ディスクやコントローラを作成または構成したり、その他のシステムやソフトウェアの管理を実行するコマンドを発行します。 オブジェクトの短縮形も使用できます。
optionsは、oakcliコマンドのオプション部分です。 オプションは、オブジェクトで実行されるoakcliコマンドの使用を拡張する1つ以上のオプションから構成できます。 オプションには、オブジェクトで実行するアクションに関する追加情報が含まれます。 オプションの名前には、前にダッシュをつけます。 必要なアクションをコマンドが実行するために、多数のオプションでオブジェクトの名前を必要とします。 ヘルプ・オプション(-h)は、すべてのコマンドで利用できるオプションです。 -hオプションを含める場合に、実行するコマンドの追加情報を取得できます。
Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースのヘルプ
次のコマンドを実行すると、Oracle Database Applianceで利用できるすべてのoakcliコマンドの使用方法が表示されます。
oakcli -h
特定のoakcliコマンドに関する詳細なヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します。
oakcli command -h
オブジェクトで実行される特定のoakcliコマンドについての詳細なヘルプや、そのオブジェクトとともに使用できるオプションを表示するには、次のコマンドを実行します。
oakcli command object -h
Oracle Appliance Managerコマンドライン・ユーティリティでは、ほとんどの管理アクションでrootシステム権限を必要とします。 システムの監査とセキュリティ・ポリシーの一部として、SUDOを使用できます。
ほとんどのタスクで、rootとしてログインし、Oracle Database ApplianceでOracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースを使用することをお薦めします。 rootとしてログインしていない場合は、アプライアンスでほとんどのアクションを実行できません。 たとえば、rootとしてログインしていない場合は、ストレージの情報を確認できますが、ストレージを変更できません。
SUDOを使用したrootユーザー・アクセスの許可
システムの管理がデータベースの管理とは別のグループによって行われる環境であったり、セキュリティへの強い懸念がある環境では、rootユーザーのアカウントやパスワードへのアクセスを制限することがあります。 SUDOにより、システム管理者は特定のユーザー(またはユーザー・グループ)にrootとしてコマンドを実行できる権限を与えられます。そして同時に、セキュリティとコンプライアンスの手順として、すべてのコマンドと引数をログに記録できます。
SUDOセキュリティ・ポリシーを構成するには、ファイル/etc/sudoersを使用します。 sudoersファイルの中でユーザー・グループやコマンド・セットを構成すると、SUDOコマンドを使用したサーバーの管理を簡素化して監査できます。
注意:
SUDOの構成によって、任意の操作を実行できる権限をユーザーに与えることは、そのユーザーにroot権限を与えることと同じです。 これがセキュリティのニーズに適しているかどうかを慎重に検討してください。
SUDO例1: あるユーザーに対して、任意のOAKCLI操作の実行を許可
次の例では、ユーザーがOAKCLI操作を実行できるようにSUDOを構成する方法を示します。 これを行うには、/etc/sudoersファイルのコマンドのセクションに数行追加します。
## The commands section may have other options added to it. ## Cmnd_Alias OAKCLI_CMDS=/opt/oracle/oak/bin/oakcli * jdoe ALL = OAKCLI_CMDS
この例では、ユーザー名は jdoeです。 ファイル・パラメータ設定ALL= OAKCLI_CMDSは、ユーザーjdoeに、コマンド別名OAKCLI_CMDSによって定義されたすべてのoakcliコマンドを実行する権限をユーザーに与えます。 構成後、1つのsudoersファイルを複数のホストにコピーできます。 また、ホストごとに異なるルールを作成することもできます。
注意:
データベース作成の前に、各サーバーのrootユーザーにSSHのユーザー等価性を設定する必要があります。 ユーザーの等価性を設定せずサーバーごとにSSHを構成すると、データベースの作成中、各サーバーのrootパスワードを指定するよう求めるプロンプトが表示されます。
ユーザーのsudoerファイルを構成すると、ユーザーjdoeはコマンド別名OAKCLI_CMDSで構成されたoakcliコマンドのセットを実行できます。 次に例を示します。
$ sudo oakcli create database -db newdb INFO: 2015-08-05 14:40:55: Look at the logfile '/opt/oracle/oak/log/scaoda1011/tools/12.1.2.4.0/createdb_newdb_91715.log' for more details INFO: 2015-08-05 14:40:59: Database parameter file is not provided. Will be using default parameters for DB creation Please enter the 'SYSASM' password: Please re-enter the 'SYSASM' password: INFO: 2015-08-05 14:41:10: Installing a new home: OraDb12102_home3 at /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_3 Please select one of the following for Database type [1 .. 3]: 1 => OLTP 2 => DSS 3 => In-Memory
SUDO例2: あるユーザーに対して、選択したOAKCLI操作のみの実行を許可
ユーザーが選択されたOAKCLI操作のみを実行できるようにSUDOを構成するには、/etc/sudoersファイルのコマンド・セクションに、次のように行を追加します。
## oakcli commands Cmnd_Alias OAKENV = /opt/oracle/oak/bin/oakcli show env_hw Cmnd_Alias OAKVER = /opt/oracle/oak/bin/oakcli show version oracle ALL= OAKENV,OAKVER
コマンドの出力例を次に示します。
$ sudo /opt/oracle/oak/bin/oakcli show env_hw VM-ODA_BASE ODA X6-2-HA $ sudo /opt/oracle/oak/bin/oakcli show version Version ------- 12.2.1.2.0
この例では、ユーザーjdoe2がoakcli show databasesコマンドを実行しようとしていますが、これはこのユーザーに対して構成されているコマンドのセットの一部ではありません。 Sudoにより、jdoe2はそのコマンドを実行できません。
$ sudo /opt/oracle/oak/bin/oakcli show databases Sorry, user oracle is not allowed to execute '/opt/oracle/oak/bin/oakcli show databases' as root on servernode1.
oakcli add disk -localコマンドは、障害ディスクを物理的に交換した後、システムにローカル・ディスクを追加するために使用します。
構文
oakcli add disk -local
使用上の注意
1ノード当たり2つを超えるディスクを追加することはできません。
oakcli add disk -localコマンドを実行する前に、障害ドライブを取り外して新しいドライブと交換する必要があります。
このコマンドを実行する前に、新しいディスクをスロットに挿入する必要があります。
oakcli add disk -localコマンドは、ベアメタル・デプロイメントでのみサポートされます。 仮想化された構成ではサポートされていません。
oakcli configureコマンドを使用して、Oracle Database Appliance上のコンポーネントを構成します。
oakcli configure additionalnetコマンドを使用して、ベア・メタル、ドメイン0およびODA_BASEの未構成のパブリック・ネットワークを構成します。oakcli configure asrコマンドを使用して、Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)をOracle Database Applianceに構成します。oakcli configure cpupoolコマンドを使用して、1つのOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム・ノードでCPUプールを構成します。oakcli configure firstnetコマンドを使用して、デプロイメント・ソフトウェアをダウンロードするための初期ネットワークをOracle Database Applianceで構成します。oakcli configure networkコマンドを使用して、ネットワーク・カードを交換した後またはパブリック・ネットワークを銅線からファイバー(またはその逆)に入れ替えた後に、ネットワークを構成します。 コマンドの意味は、使用するパラメータによって変化します。 oakcli configure oda_baseコマンドを使用して、ODA_BASEに割り当てられているCPUコア数の変更、ODA_BASEに割り当てられている仮想ローカル・エリア・ネットワークの追加または削除や、ユーザー・ドメイン間、およびODA_BASEとその他のユーザー・ドメインとの間のリソース割当ての調整をします。oakcli configure repoコマンドを使用します。oakcli configure additionalnetコマンドを使用して、ベア・メタル、ドメイン0およびODA_BASEの未構成のパブリック・ネットワークを構成します。
構文
oakcli configure additionalnet [-h]
パラメータ
-hは、コマンドの使用方法に関するオンライン・ヘルプを表示します。
使用上の注意
oakcli configure additionalnetコマンドは、自動的に未構成のネットワークを検出し、ネットワークの構成手順を案内する対話型スクリプトを実行します。 このスクリプトは次の入力を必要とします。
インタフェース名
DHCP [Y/N]
IP
ネットマスク
注意:
ベアメタル・デプロイメント上でコマンドを実行している場合、要求されるインタフェース名はボンド名です。 Dom0上でコマンドを実行している場合、要求されるインタフェース名はネット名です。 Dom1上でコマンドを実行している場合、要求されるインタフェース名はETHの名前です。
親トピック: oakcli configureコマンド
oakcli configure asrコマンドを使用して、Oracle Database ApplianceにOracle Auto Service Request (Oracle ASR)を構成します。
構文
oakcli configure asr [-h]
パラメータ
-hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
使用上の注意
oakcli configure asrコマンドは、Oracle ASRをOracle Database Applianceに実装するための次の情報を要求する対話型スクリプトを開始します。
実行するアクション(内部設定、外部ASRの設定、Oracle ASRマネージャの再構成、または再構成)
PROXYサーバー名、ポート、ユーザーIDおよびパスワード
Oracle ASRユーザーIDおよびパスワード
Oracle ASRマネージャのIPおよびポート
Oracle Database ApplianceでOracle ASRを構成して、独自のASRマネージャ(「内部Oracle ASR」)を使用するか、アプライアンスと同じネットワーク内の別のサーバー(「外部Oracle ASR」)で構成されたOracle ASRマネージャを使用できます。 ご使用の環境にOracle ASRマネージャがすでに構成されている場合は、既存のOracle ASRマネージャにOracle Database Applianceを登録できます。
注意:
内部Oracle ASRマネージャでは、サーバーが停止するとアラートは送信されません。 Oracle Database Applianceで外部Oracle ASRマネージャを使用してクリティカル・イベントが発生した場合でも、引き続きアラートをOracleに送信できます。Oracle ASRの構成
# oakcli configure asr INFO : Logging all actions in /opt/oracle/oak/onecmd/tmp/scaoda1011-20150805153300.log and traces in /opt/oracle/oak/onecmd/tmp/scaoda1011-20150805153300.trc Please enter 1 to setup Internal ASR 2 to setup External ASR 3 to Deinstall ASR 0 to Exit [1]:INFO : Logging all actions in /opt/oracle/oak/onecmd/tmp/scaoda1011-20150805153300.log and traces in /opt/oracle/oak/onecmd/tmp/scaoda1011-20150805153300.trc
親トピック: oakcli configureコマンド
oakcli configure cpupoolコマンドを使用して、1つのOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム・ノードでCPUプールを構成します。
構文
oakcli configure cpupool poolname -numcpu cpu_count -node nodenum [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
CPUプールの一意の名前。 |
|
- |
CPUプールのCPU数。 |
|
|
CPUプールが作成されるノード(0または1) |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
CPUプールの構成
Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのノード1に2つのコアを含む、twonodeという名前のCPUプールを構成します。
oakcli configure cpupool twonode -numcpu 2 -node 1
親トピック: oakcli configureコマンド
oakcli configure firstnetコマンドを使用して、デプロイメント・ソフトウェアをダウンロードするための初期ネットワークをOracle Database Applianceで構成します。
構文
oakcli configure firstnet
例
oakcli configure firstnetコマンドは、インタラクティブ・スクリプトを使用して、新しいOracle Database Appliance上に初期ネットワークを作成します。 次の例は、ベア・メタルのOracle Database Appliance上に初期ネットワークを構成する方法を示します。
oakcli configure firstnet
Select the interface to configure network on [bond0 bond1 bond2 xbond0]:bond0
Configure DHCP on bond0?(yes/no):no
INFO: Static configuration selected
Enter the IP address to configure:192.0.2.18
Enter the netmask address to configure:255.255.252.0
Enter the gateway address to configure:192.0.2.1
Plumbing the IPs now
Restarting the network
:::::::::::::::::
注意:
oakcli configure firstnetコマンドは、Oracle Database Applianceで1回のみ使用することをお薦めします。 初期ネットワークの構成後に使用すると、ネットワーク設定が予期せず変更される可能性があります。
親トピック: oakcli configureコマンド
oakcli configure networkコマンドを使用して、ネットワーク・カードを交換した後またはパブリック・ネットワークを銅線からファイバー(またはその逆)に入れ替えた後に、ネットワークを構成します。 コマンドの意味は、使用するパラメータによって変化します。
構文
oakcli configure network [-changeNetCard|-publicNet][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
ネットワーク・カードの交換後にネットワーク・カードを構成します。 ネットワーク・カードが交換された場合、各ノードで |
|
|
パブリック・ネットワークを銅線からファイバー(またはその逆)に入れ替えた後に、ネットワークを構成します。 各ノードで |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
親トピック: oakcli configureコマンド
oakcli configure oda_baseコマンドを使用して、ODA_BASEに割り当てられているCPUコア数の変更、ODA_BASEに割り当てられている仮想ローカル・エリア・ネットワークの追加または削除や、ユーザー・ドメイン間、およびODA_BASEとその他のユーザー・ドメインとの間のリソース割当ての調整をします。
リソース割当ての変更を有効にするには、ドメインの再起動が必要です。
構文
oakcli configure oda_base
例
oakcli configure oda_baseコマンドの使用方法の例を示します。
ODA_BASEでのCPUコア数の変更
ODA_BASEのCPUコア数を次のように6から8に変更します。
# oakcli configure oda_base
Core Licensing Options:
1. 2 CPU Cores
2. 4 CPU Cores
3. 6 CPU Cores
4. 8 CPU Cores
5. 10 CPU Cores
6. 12 CPU Cores
Current CPU Cores :6
Selection[1 : 6](default 12 CPU Cores) : 4
ODA base domain memory in GB(min 8, max 88)(Current Memory 64G)[default
32] :
INFO: Using default memory size i.e. 32 GB
Additional vlan networks to be assigned to oda_base? (y/n) [n]:
Vlan network to be removed from oda_base (y/n) [n]
INFO: Node 0:Configured oda base pool
INFO: Node 1:Configured oda base pool
INFO: Node 0:ODA Base configured with new memory
INFO: Node 0:ODA Base configured with new vcpus
INFO: Changes will be incorporated after the domain is restarted on Node 0
INFO: Node 1:ODA Base configured with new memory
INFO: Node 1:ODA Base configured with new vcpus
INFO: Changes will be incorporated after the domain is restarted on Node 1
ODA_BASEのメモリー割当て量の変更
Dom0にログインします。
oakcli configure oda_baseコマンドを実行し、構成を変更します。
ODA_BASEを再起動します。
ODA_BASEへのVLANの割当て
Dom0にログインします。
oakcli configure oda_baseコマンドを実行します。
Additional vlan networks to be assigned to oda_base? (y/n)の設定をyに変更します。
プロンプトに従ってODA_BASEに追加のVLANを割り当てます。
ODA_BASEを再起動します。
親トピック: oakcli configureコマンド
oakcli configure repoコマンドを使用して、共有リポジトリのサイズを大きくします。
構文
oakcli configure repo reponame -incsize size [M|G] [-h]
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
共有リポジトリの名前 |
|
|
サイズを定義するためにM (メガバイト)またはG (ギガバイト)を付加できる数値 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
共有リポジトリのサイズの増加
repo1共有リポジトリのサイズを2GB増やします。
# oakcli configure repo repo1 -incsize 2G Configured Shared Repo : repo1 with new size 3712.0.
親トピック: oakcli configureコマンド
oakcli copyコマンドを使用して、Oracle Database Applianceの構成中に使用する構成ファイルのコピーを用意します。
構文
oakcli copy -conf absolute_conf_file [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
構成ファイルのフル・パス名を指定します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-1 構成ファイルのコピーの用意
以前に構成ファイルを作成し、このファイルをOracle Database Applianceにコピーした場合は、構成プロセス中に使用する構成ファイルを用意します。 たとえば、ファイルmyserver1.confを/tmpにコピーした場合は、次のコマンドを入力します。
oakcli copy -conf /tmp/myserver1.conf
oakcli createコマンドを使用して、Oracle Database Applianceのコンポーネントを作成します。
oakcli create cpupoolコマンドを使用して、1つのOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム・ノードでCPUプールを作成します。oakcli create databaseコマンドを使用して、Oracle Database Applianceでデータベースを追加作成します。oakcli create dbhomeコマンドを使用して、Oracle Database Applianceで新規データベース・ホームを作成します。oakcli create dbstorageコマンドを使用して、データベースをOracle ASMからOracle ACFSに移行するためのストレージ構造を作成します。oakcli create db_config_paramsコマンドを使用して、データベース構成ファイルを生成します。oakcli create repoコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームで新規共有リポジトリを作成します。oakcli create snapshotdbコマンドを使用して、既存のデータベースからスナップショット・データベースを作成します。コマンドoakcli create cpupoolを使用して、1つのOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム・ノードでCPUプールを作成します。
構文
oakcli create cpupool poolname -numcpu cpu_count -node nodenum [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
CPUプールの一意の名前を指定します。 |
|
|
CPUプールのCPUの数を定義します。 |
|
|
CPUプールが作成されるノード(0または1)を定義します |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのノード1で2つのCPUを含むCPUプールを作成します。
oakcli create cpupool twonode -numcpu 2 -node 1
親トピック: oakcli createコマンド
oakcli create databaseコマンドを使用して、Oracle Database Applianceでデータベースを追加作成します。
コマンドoakcli create databaseを実行すると、次の入力を求めるプロンプトが表示されます。
注意:
Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)を使用してOracle Database Appliance上にデータベースを作成しないでください。 データベース構成にはOracle Appliance Managerのみを使用してください。 Oracle Appliance Managerを使用してOracle Databaseインスタンスをデプロイすると、これらのデータベースがOracle Database Appliance上で確実に正しく構成、最適化およびサポートされます。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/directory_name構文
oakcli create database -db db_name [[[-oh home] | [-version version]] [-params params_file] [-storage asm] [-cdb]][h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)データベースをコンテナ・データベースとして作成します。 |
|
|
作成するデータベースの名前。 |
|
|
(オプション)データベースの作成時に使用する既存のOracleホームの名前。 デフォルトでは、新規のデータベース・ホームが作成されます。 |
|
|
(オプション)構成ファイルの名前。 デフォルトでは、デフォルトの構成ファイルが使用されます。 |
|
|
(オプション)Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)またはOracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)のいずれかで、指定したストレージを持つOracle 12cデータベースを作成します。 Oracle ASMストレージはデフォルトのストレージです。 |
|
|
(オプション)作成するデータベースのバージョン。 デフォルトでは、ダウンロードした最新バージョンが使用されます。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
フラッシュキャッシュは無効になっており、有効にすることはできません。
-ohおよび-versionパラメータは相互に排他的です。 同じコマンドで両方を使用しようとすると、エラーが生成されます。
Oracleホームを識別せずにデータベースを作成すると、標準の命名規則(OraDb11204_home3など)を使用して新しいOracleホームが作成されます。 名前の末尾の数字は、同じバージョン番号でホームが新規作成されるたびに1つずつ増えます。
Oracle Database Appliance X7-2-HAでは、サポートされているOracle Databaseの最小リリースは11.2.0.4です。 Oracle Database 11.2.0.3.xはサポートされていません。
データベース、インフラストラクチャおよびOracle Grid Infrastructureをアップグレードする場合は、既存のホームを指定して新規データベースを作成する必要があります。
特定のバージョンのデータベース・クローン・ファイルをダウンロードして解凍する前に、オプション-version versionを使用してデータベースを作成しようとすると、このコマンドは失敗します。
oakcli create db_config_paramsコマンドを使用して構成ファイルを作成できます。
Do you want to keep the data files on FLASH storage: [ Y | N ]というメッセージは、OLTPデータベース・タイプを選択した場合およびフラッシュ・ストレージに空き領域がある場合にのみ表示されます。
Oracle Database 12cリリース1(12.1.0.2)から、Oracle ASMでOracle Databaseを作成できます。 Oracle ASMはデフォルトのストレージです。
例
この項では、コマンド oakcli create databaseを使用する様々なシナリオについて説明します。
例15-2プロンプトを表示する新しいデータベースの作成
コマンドoakcli create databaseを実行すると、いくつかの入力を求められます。
次のコマンドでは、OraDb12102_home1という名の既存のOracleホームを使用して、mydbという名のデータベースが作成されます。
# oakcli create database -db DBPROD INFO: 2017-07-25 19:21:16: Please check the logfile '/opt/oracle/oak/log/ODADBI1/tools/12.2.1.1.0/createdb_DBPROD_29285.log' for more details INFO: 2017-07-25 19:21:24: Database parameter file is not provided. Will be using default parameters for DB creation Please enter the 'SYSASM' password: Please re-enter the 'SYSASM' password: INFO: 2017-07-25 19:21:35: Installing a new Home : OraDb12102_home2 at /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2 Please select one of the following for Database type [1 .. 3] : 1 => OLTP 2 => DSS 3 => In-Memory 1 The selected value is : OLTP 1 => EE : Enterprise Edition 2 => RACONE 3 => RAC1 3 Selected value is : RAC Specify the Database Class (1. odb-01 '1 core, 8 GB memory' 2.Others) [1] :2 Please select one of the following for Database Class [1 .. 10]: 1 => odb-01s ( 1 cores , 4 GB memory) 2 => odb-01 ( 1 cores , 8 GB memory) 3 => odb-02 ( 2 cores , 16 GB memory) 4 => odb-04 ( 4 cores , 32 GB memory) 5 => odb-06 ( 6 cores , 48 GB memory) 6 => odb-08 ( 8 cores , 64 GB memory) 7 => odb-10 ( 10 cores , 80 GB memory)
例15-3既存のOracle Homeに新しいデータベースを作成
OraDb11204_home2:にsales1というデータベースを作成
oakcli create database -db sales1 -oh OraDb11204_home2
例15-4テンプレートから新しいデータベースを作成
sales2という名前のデータベースがsalesdbtemplate.bconfファイルから作成されます(指定したファイル名にデフォルトのファイル拡張子が追加されます)。 この例では、Oracleホームも作成されます:
oakcli create database -db sales2 -params salesdbtemplate
親トピック: oakcli createコマンド
oakcli create dbhomeコマンドを使用して、Oracle Database Applianceで新規データベース・ホームを作成します。
構文
oakcli create dbhome [-version version] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)インストールするバージョン。 指定しないと、Oracle Database Applianceでは最新の使用可能なバージョンを使用します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
データベース・ホームの作成
Oracle Databaseバージョン12.1.0.2.4を使用して、sales1と呼ばれるデータベース・ホームを作成します。
oakcli create dbhome -version 12.1.0.2.4
親トピック: oakcli createコマンド
oakcli create dbstorageコマンドを使用して、データベースをOracle ASMからOracle ACFSに移行するためのストレージ構造を作成します。
構文
oakcli create dbstorage -db db_name [-cdb][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
作成する |
|
|
マルチテナント・コンテナ・データベースを作成する場合は、渡す必要があります。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
oakcli create dbstorageコマンドは、次の例に示すように、作成するストレージ構造のサイズを決定するためにユーザー入力を要求します。
oakcli create dbstorage -db sales Please enter the 'root' password : Please re-enter the 'root' password: Please enter the 'oracle' password : Please re-enter the 'oracle' password: Please enter the 'SYSASM' password: Please re-enter the 'SYSASM' password: Specify the Database Class (1. odb-01 '1 core, 8 GB memory' 2. Others) [1]:2 Please select one of the following for Database Class [1 .. 8] : 1 => odb-01s ( 1 cores , 4 GB memory) 2 => odb-01 ( 1 cores , 8 GB memory) 3 => odb-02 ( 2 cores , 16 GB memory) 4 => odb-04 ( 4 cores , 32 GB memory) 5 => odb-06 ( 6 cores , 48 GB memory) 6 => odb-12 ( 12 cores , 96 GB memory) 7 => odb-16 ( 16 cores , 128 GB memory) 8 => odb-24 ( 24 cores , 192 GB memory) Selected value is: odb-01s ( 1 cores , 4 GB memory) ...
親トピック: oakcli createコマンド
oakcli create db_config_paramsコマンドを使用して、データベース構成ファイルを生成します。
構成ファイルは/opt/oracle/oak/install/dbconfに作成されて、デフォルト拡張子の.dbconfが付きます。
構文
oakcli create db_config_params -conf filename [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
構成ファイルに付ける名前(パス名なし)。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプの表示 |
例
データベース・パラメータ・ファイル/opt/oracle/oak/install/dbconf/newconf.dbconfを作成します。
# oakcli create db_config_params -conf newconf Please select one of the following for Database Block Size [1 .. 4]: 1 ==> 4096 2 ==> 8192 3 ==> 16384 4 ==> 32768 2 Selected value is: 8192 Specify the Database Language (1. AMERICAN 2. Others) [1]: Selected value is: AMERICAN Specify the Database Characterset (1. AL32UTF8 2. Others) [1]:2 Please select one of the following for Database Characterset [0 .. 10] : 0 => Others 1 => AL32UTF8 2 => AR8ADOS710 3 => AR8ADOS710T 4 => AR8ADOS720 5 => AR8ADOS720T 6 => AR8APTEC715 7 => AR8APTEC715T 8 => AR8ARABICMACS 9 => AR8ASMO708PLUS 10 => AR8ASMO8X 1 Selected value is: AL32UTF8 Specify the Database Territory (1. AMERICA 2. Others) [1]:2 Please select one of the following for Database Territory [0 .. 10] : 0 => Others 1 => ALBANIA 2 => ALGERIA 3 => AMERICA 4 => ARGENTINA 5 => AUSTRALIA 6 => AUSTRIA 7 => AZERBAIJAN 8 => BAHRAIN 9 => BANGLADESH 10 => BELARUS 3 Selected value is: AMERICA Specify the Component Language (1. en 2. Others) [1]:2 Please select one of the following for Component Language [0 .. 10] : 0 => Others 1 => en : English 2 => fr : French 3 => ar : Arabic 4 => bn : Bengali 5 => pt_BR : Brazilian Portuguese 6 => bg : Bulgarian 7 => fr_CA : Canadian French 8 => ca : Catalan 9 => hr : Croatian 10 => cs : Czech 1 Selected value is: en Successfully generated the Database parameter file 'newconf'
親トピック: oakcli createコマンド
oakcli create repoコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームで新規共有リポジトリを作成します。
構文
oakcli create repo repo_name -size size [M|G] -dg DATA|RECO [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
共有リポジトリに割り当てる名前 |
|
|
共有リポジトリに割り当てられる記憶域容量。 MB単位の場合はMオプション、GB単位の場合はGオプションで定義できます。 |
|
|
共有リポジトリが格納されるOracle ASMディスク・グループ、DATA+ディスク・グループまたはRECO+ディスク・グループです(それぞれDATAまたはRECOオプションを使用して選択します) |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
-sizeパラメータにはサイズの整数値が必要です。
sizeの最小値は、サイズの単位にMを使用した場合は500、Gを使用した場合は1です。
sizeのデフォルトの単位はG (ギガバイト)です。
共有リポジトリは仮想マシンにのみ使用し、ファイル・ステージング領域としては使用しないでください。 ファイルを共有リポジトリにコピーまたは移動するのは避けてください。
例
DATA+ディスク・グループにrepoprod1という25GBの共有リポジトリを作成します。
oakcli create repo repoprod1 -dg DATA -size 25
親トピック: oakcli createコマンド
oakcli create snapshotdbコマンドを使用して、既存のデータベースからスナップショット・データベースを作成します。
構文
oakcli create snapshotdb [-db snap_dbname -from dbname] | [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
作成するスナップショット・データベースの名前 |
|
|
ソース・データベースの名前 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプの表示 |
例
prodというデータベースからsnapprodという新しいスナップショット・データベースを作成します。
oakcli create snapshotdb -db snapprod -from prod
親トピック: oakcli createコマンド
oakcli deleteコマンドを使用して、コンポーネントをOracle Database Applianceから削除します。
oakcli delete cpupoolコマンドを使用して、1つのOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム・ノードからCPUプールを削除します。oakcli delete databaseコマンドを使用して、データベースをOracle Database Applianceから削除します。oakcli delete db_config_paramsコマンドを使用して、データベース構成ファイルを削除します。oakcli delete dbhomeコマンドを使用して、データベース・ホームをOracle Database Applianceから削除します。oakcli delete dbstorageコマンドを使用して、データベースをOracle ASMからOracle ACFSに移行するために作成されたストレージ構造を削除します。oakcli delete repoコマンドを使用して、共有リポジトリを削除します。oakcli delete cpupoolコマンドを使用して、1つのOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム・ノードからCPUプールを削除します。
構文
oakcli delete cpupool poolname -node nodenum [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
削除するCPUプールの名前 |
|
-node |
CPUプールが削除されるノード(0または1) |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
twonodeという名前のCPUプールをOracle Database Appliance仮想化プラットフォームのノード1から削除します。
oakcli delete cpupool twonode -node 1
親トピック: oakcli deleteコマンド
oakcli delete databaseコマンドを使用して、データベースをOracle Database Applianceから削除します。
構文
oakcli delete database -db db_name [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
削除するデータベースの名前。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプの表示 |
例
sales1というデータベースを削除します。
oakcli delete database -db sales1
親トピック: oakcli deleteコマンド
oakcli delete db_config_paramsコマンドを使用して、データベース構成ファイルを削除します。
構文
oakcli delete db_config_params -conf filename [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
パス名なしで、削除する構成ファイルの名前。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプの表示 |
親トピック: oakcli deleteコマンド
oakcli delete dbhomeコマンドを使用して、データベース・ホームをOracle Database Applianceから削除します。
構文
oakcli delete dbhome -oh oracle_home [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
アンインストールするデータベース・ホーム |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
ora11_1というデータベース・ホームを削除します。
oakcli delete dbhome -oh ora11_1
親トピック: oakcli deleteコマンド
oakcli delete dbstorageコマンドを使用して、データベースをOracle ASMからOracle ACFSに移行するために作成されたストレージ構造を削除します。
たとえば、ストレージ構造の作成に使用したcreate dbstorageが不要になった場合、このコマンドを実行します。
構文
oakcli delete dbstorage -db db_name [-cdb] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
削除するデータベース構造の名前 |
|
|
マルチテナント・コンテナ・データベースを削除する場合は、渡す必要があります |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプの表示 |
例
salesストレージ構造を削除します。
oakcli delete dbstorage -db sales
親トピック: oakcli deleteコマンド
oakcli delete repoコマンドを使用して、共有リポジトリを削除します。
構文
oakcli delete repo repository_name [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
削除される共有リポジトリの名前 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
共有リポジトリtestrepo01を削除します。
oakcli delete repo testrepo01
このコマンドは、一方または両方のノードでtestrepo01がアクティブであると失敗します。
親トピック: oakcli deleteコマンド
oakcli deployコマンドを使用して、Oracle Grid InfrastructureをOracle Database Appliance上のクラスタに対してデプロイします。
構文
oakcli deploy [-config] [-conf config_file] [-advance][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション) Oracle Appliance Managerコンフィギュレータを実行します。 |
|
|
(オプション)指定した構成ファイル、 |
|
|
(オプション)デプロイメントを実行するか、Oracle Appliance Managerコンフィギュレータをアドバンス・モードで実行します。 このオプションを使用してOracle Appliance Managerを起動し、デフォルトのユーザーIDまたはグループ・ユーザーIDを変更します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
ユーザーIDとグループIDを定義するときは、異なる値を使用することをお薦めします。
例
これらの例を使用して、oakcli deployコマンドを使用する方法を理解します。
例15-5 完全なOracle Database Applianceのデプロイ
oakcli deploy
例15-6 コンフィギュレータの実行
oakcli deploy -config
例15-7 拡張モードでのオフライン・コンフィギュレータの実行
オフライン・コンフィギュレータを拡張モードで実行するには、config.shファイルを更新して-advanceを追加します。
cat config.sh #!/bin/sh java -Djava.util.logging.config.file=onecommand.properties -jar onecommand.jar config -advance run ./config.sh
例15-8 既存の構成ファイルのプリロード
構成ファイルMYCONFIG-VMに保存された構成をプリロードします。
oakcli deploy -conf myconfig -vm_file
例15-9 ユーザー・グループ名やIDの変更
User Group Informationページで、次のグループ・ユーザー名やIDを変更できます: GI User、DB User、Install Group、DBA Group、DBA Oper Group、ASM DBA Group、ASM Oper GroupおよびASM Admin Group。
コンフィギュレータまたはオフライン・コンフィギュレータを-advanceモードで実行します。
Customを選択してUser Group Informationページを表示します。
グループ名やIDを変更し、Nextをクリックします。
終了をクリックします。
例15-10 ログ・ファイルの表示
oakcli deployコマンドは、文字列STEP*が前に付いたログ・ファイルを作成します。 ログ・ファイルは、次の場所に保存されます。
/opt/oracle/oak/onecmd/tmp/
oakcli expand storageコマンドを使用して、既存の基本構成にデータ記憶域のソリッド・ステート・ドライブ(SSD)を構成して、ベース・ストレージ・シェルフを完全に埋めるようにします。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/oak/bin/oakcli
構文
oakcli expand storage [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
すべてのディスクをスロットに挿入したら、両方のノードでoakcli expand storageコマンドを実行します。 まずマスター・ノードで30秒待ってスレーブ・ノードから実行します。 すべてのディスクを追加するのに約10〜12分かかります。
ストレージ・シェルフを追加する方法のステップを確認し、ディスクの追加方法、ディスク・イベントのフラッディングを回避するために必要なタイミング、およびすべてのディスクがオンラインで良好な状態であることを検証するステップを確認してください。
例15-11ストレージの拡張
#oakcli expand storage Precheck passed. Successfully formatted 1.6TB SSD disks... Check the progress of expansion of storage by executing 'oakcli show disk' Waiting for expansion to finish ...
oakcli diskwritecacheコマンドを使用して、書込みキャッシュが有効なディスクを配置したり、それらのディスクのディスク書込みキャッシュを無効にします。
有効になっている書込みキャッシュは、Oracle Database Applianceの停止時間がスケジュールされたらすぐに無効にする必要があります。 停止時間中に、書込みキャッシュが有効になっている各ディスクに対して順番に、このコマンドをdisableオプションとともに使用します。
構文
oakcli diskwritecache [disable disk_name | enable disk_name | status ] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)名前付きディスクのディスク書き込みキャッシュを無効化します。 |
|
|
(オプション)名前付きディスクのディスク書き込みキャッシュを有効化します。 |
|
|
(オプション)すべてのディスクの書込みキャッシュ・ステータスを表示します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-12 ディスクの書き込みキャッシュ・ステータスの表示
すべてのディスクの書込みキャッシュ・ステータスを表示します。
oakcli diskwritecache status
oakcli locate diskコマンドを使用すると、ディスクのLEDライトをオンまたはオフにして、指定されたOracle ASMディスクと関連付けられている物理ディスクを検索できます。
構文
oakcli locate disk diskname [on|off][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
検索するOracle ASMディスクの名前 |
|
|
(オプション)指定されたディスクのLEDをオンにします |
|
|
(オプション)指定されたディスクのLEDをオフにします |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-13 ディスクのLEDをオンにすることによるOracle ASMディスクの検索
disk pd_23という名前のOracle ASMディスクのLEDをオンにします。
oakcli locate disk pd_23 on
oakcli manage diagcollectコマンドを使用して、トラブルシューティングやOracle Supportとの連携のために、Oracle Database Applianceに関する診断情報を収集します。
構文
oakcli manage diagcollect [--all | --crs [--crshome crs_home_dir] (continued) [--core] | --install | --chmos [--incidenttime time] [--incidentduration time] (continued) |--adr adr_location [--afterdate date] (continued) [--aftertime time] [--beforetime time] ] [excl comp1,comp2,...] [--clean] [--storage][-h]
パラメータ
oakcli modify databaseコマンドを使用して、指定したデータベースのデータベース・タイプまたはサイズ・クラスを変更します。
構文
oakcli modify database -db db name [-dbtypeOLTP|DSS|in-Memory] [-to dbSizeclass]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
変更するデータベースを識別します。 |
|
|
(オプション)データベース・タイプを変更します。 パラメータ
|
|
|
(オプション)データベース・サイズ・クラスを変更します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
注意:
データベースのサイズを変更した場合、REDOログ・ファイルのサイズは自動では変更されません。 REDOログのサイズは、アプリケーションで必要とするサイズに手動で変更します。例15-14 データベース・タイプの変更
oakcli modify databaseコマンドの使用方法の例を示します。
データベースdbhome_1に割り当てられているデータベース・タイプをDSSデータベースに変更します。
oakcli modify database DB dbhome_1 -dbtype DSS
例15-15データベース・サイズの変更
dbhome_1という名前のデータベースのデータベース・サイズを6コアCPUのOracle Database Appliance DSSデータベース・テンプレートに変更します。
oakcli modify database dbhome_1 -to odb-06
oakcli orachkコマンドを使用して、ORAchkユーティリティを使用して構成設定を監査します。
構文
oakcli orachk [-a|-b|-v|-h|-p|-f|-m[-u -o][o]-c -t][-clusternodes |-localonly][-debug][-dbnames |-dbnone|-dball][upgrade]listlist
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
ベスト・プラクティス・チェックおよび推奨パッチ・チェックを実行します。 |
|
|
推奨パッチ・チェックは実行せず、ベスト・プラクティス・チェックのみを実行します。 |
|
|
バージョンを表示します。 |
|
|
コマンドの使用方法(ヘルプ)を表示します。 |
|
|
パッチ・チェックのみを実行します。 |
|
|
オフラインでコマンドを実行します。 |
|
|
最大可用性スコアカードのチェックを除外します。 |
|
|
アップグレード前のベスト・プラクティス(-u -o pre)またはアップグレード後のベスト・プラクティス(-u -o post).についてチェックを実行します。 |
|
|
オプションの引数として、 |
|
|
画面に表示する情報の粒度を決定します。 Oracleサポート・サービスと協力して作業する場合にのみ使用します。 |
|
|
|
|
|
ローカル・ノードでのみコマンドを実行します。 |
|
|
デバッグ・ログを作成します。 |
|
|
|
|
|
スキップするデータベースを選択するプロンプトを表示せずに、すべてのデータベースですべてのデータベース関連チェックをスキップします。 |
|
|
チェックするデータベースを選択するプロンプトを表示せずに、すべてのデータベースですべてのデータベース関連チェックを実行します。 |
|
|
実行するORAchkユーティリティのバージョンのアップグレードを強制実行します。 |
使用上の注意
このコマンドは、Oracle Database Applianceサーバー以外のサーバーで実行される場合のORAchkコマンドに対して汎用的な複数のオプションを提供します。 コマンドoakcli orachk -hを実行することで、これらのオプションに関する詳細を表示できます。 オプションは次のカテゴリに分類されますが、このマニュアルでは各カテゴリのオプションを表示しません。
Reportオプション
Auto Restartオプション
Daemonオプション
Profile Runオプション
ORAchkの詳細は、My Oracle Supportノート1268927.2『ORAchk - Oracleスタックのヘルス・チェック』(https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=1268927.2)を参照してください。
メモリーまたはDIMMをアップグレードした後、oakcli reconfigure osparamsコマンドを使用して、使用可能なRAMに基づいてカーネル・パラメータを調整します。
Oracle Database Applianceでメモリーを変更または拡張した後、oakcli reconfigure osparamsコマンドを使用して、memlockおよびvm.nr_hugepagesの現在の構成および推奨値を表示します。 プロンプトが表示されたら、yesまたはnoと答えて、値を推奨値に変更します。
構文
oakcli reconfigure osparams [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
Oracle Database Applianceでメモリーを変更または拡張した後、このコマンドを使用してカーネル・パラメータを更新します。
注意:
設定を調整するときは、両方のノードで変更を加えてください。例15-16現在および推奨されているカーネル・パラメータの表示
この例では、出力には、memlockおよびvm.nr_hugepagesの構成済みおよび推奨値が表示されます。 プロンプトが表示されたら、両方のパラメータを表示するにはnoと入力し、推奨値は実装しないでください。
# oakcli reconfigure osparams Configured value for memlock is: 11000000 Suggested value for memlock is: 11000000 Do you want to use suggested value of memlock?: yes/no no User entered no, not updating kernel.memlock Configured value for vm.nr_hugepages is: 2048 Suggested value for vm.nr_hugepages parameter is: 4150 Do you want to update to suggested value?: yes/no no User entered no, not updating kernel.vm.nr_hugepages
例15-17使用可能なRAMに基づいてカーネルを再構成
memlockおよびvm.nr_hugepagesの構成済みおよび推奨値が表示されます。 memlockの値は変更する必要はありません。 vm.nr_hugepagesの新しい値が提案されています。 プロンプトが表示されたら、yesと入力して推奨値に更新します。
注意:
両方のノードで値を調整する必要があります。# oakcli reconfigure osparams Configured value for memlock is: 193000000 Suggested value for memlock is: 193000000 Configured and suggested values are same Configured value for vm.nr_hugepages is: 67815 Suggested value for vm.nr_hugepages parameter is: 67748 Do you want to update to suggested value?: yes/no yes
oakcli resize dbstorageコマンドを使用して、データベースをOracle ASMからOracle ACFSに移行するために作成されたストレージ構造に使用する領域のサイズを変更します。
oakcli show fsを使用して現在の領域使用量を確認してから、oakcli resize dbstorageを使用して領域を追加できます。
注意:
Oracle ACFSで使用される領域のサイズを小さくすることはできません。構文
oakcli resize dbstorage -data size -reco size -redo size -db db_name [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
DATAボリュームの拡張可能なサイズ(GB) |
|
|
REDOボリュームの拡張可能なサイズ(GB) |
|
|
RECOボリュームの拡張可能なサイズ(GB) |
|
|
これらのボリュームをサイズ変更する必要のあるデータベース |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-18 DATAボリュームのサイズの増加
DATAボリューム上でボリュームのサイズを10GB増やします。
oakcli resize dbstorage -data 10
oakcli restart oda_baseコマンドを使用して、ローカル・ノードのODA_BASEを停止して再起動します。
このコマンドは強制停止を実行するため、ODA_BASEの現在のステータスを意識する必要がない場合にのみ使用します。 このコマンドは、Dom0から実行する必要があります。 通常、ODA_BASEを再起動する必要がある場合は、両方のノードで再起動する必要があります。
構文
oakcli restart oda_base [-h]
再起動するODA_BASEは、このコマンドの実行元となるDom0と同じノード上にあります。
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
oakcli showコマンドを使用して、Oracle Database Applianceコンポーネントのステータスを表示します。
oakcli showコマンドは、コマンドを実行するノードのステータス情報を表示します。 現在のノードで使用可能なコンポーネントの一覧を表示するには、ヘルプ・オプションoakcli show -hを使用します。
注意:
Oracle Database Applianceソフトウェアのモデルおよびバージョンによって、oakcli showコマンド・オプションは、この項や以降の項で説明するものと異なる場合があります。 システムで利用できるコンポーネントの注釈付リストを取得するには、oakcli show -hコマンドを実行します。
oakcli show asrコマンドを使用して、ご使用のOracle Auto Service Requestの構成の詳細を表示します。oakcli show coolingコマンドを使用して、冷却ユニットのステータスを表示します。oakcli show controllerコマンドを使用してディスク・コントローラに関する情報を表示します。oakcli show cpupoolコマンドを使用して、コア割当てと仮想マシンとのマッピングを表示します。oakcli show databasesコマンドを使用して、データベース名、データベース・タイプ、データベース・ホームの名前および場所、データベース・バージョンなどの各既存データベースに関する情報を表示します。oakcli show db_config_paramsコマンドを使用して、構成ファイル名とパラメータを表示します。oakcli show dbhomesコマンドを使用して、ホームの名前、ホームの場所、データベース・バージョンなどの各既存Oracleデータベース・ホームに関する情報を表示します。oakcli show dbstorage コマンドを使用して、Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)上に作成されたデータベースのデータベース・ストレージ情報を表示します。oakcli show diskコマンドを使用して、ディスク情報を表示します。oakcli show diskgroupコマンドを使用して、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループ情報を表示します。oakcli show enclosureコマンドを使用して、コマンドが実行されるノード上のストレージ・エンクロージャ・サブシステムの情報を表示します。oakcli show env_hwコマンドを使用して、現行ノードの環境タイプとハードウェア・バージョンを表示します。oakcli show expanderコマンドを使用して、SASエクスパンダに関する情報を表示します。oakcli show ismasterコマンドを使用します。oakcli show fsコマンドを使用して、ASMクラスタ・ファイル・システム(ACFS)上に作成されたすべてのデータベースおよびcloudfsファイル・システム、およびOracle Database Applianceノード上のローカル・ファイル・システムに関する情報を表示します。oakcli show memoryコマンドを使用して、メモリー・モジュールに関する情報を表示します。oakcli show networkコマンドを使用して、ネットワーク・サブシステムに関する情報を表示します。oakcli show powerコマンドを使用して、電源装置サブシステムに関する情報を表示します。oakcli show processorコマンドを使用して、CPUプロセッサに関する情報を表示します。oakcli show raidsyncstatus コマンドを使用して、障害が発生したローカル・ディスクの交換後のRAID再構築のステータスを表示します。oakcli show repoコマンドを使用して、仮想マシンのリポジトリに関する情報を表示します。oakcli show serverコマンドを使用して、サーバー・サブシステムに関する情報を表示します。oakcli show storageコマンドを使用して、コントローラ、エクスパンダおよびディスクのストレージに関する情報を表示します。oakcli show validation storageコマンドを使用して、validation storageが有効化または無効化されているかを表示します。oakcli show validation storage errorsコマンドを使用して、ハード・ストレージのエラーを表示します。oakcli show validation storage failuresコマンドを使用して、ソフト検証エラーを表示します。 典型的なソフト・ディスクのエラーは、ディスクのファームウェアのバージョンが無効であるというものです。 oakcli show versionコマンドを使用して、Oracle Database Applianceソフトウェアおよびファームウェアに適用されたパッチのバージョンを表示します。oakcli show asrコマンドを使用して、ご使用のOracle Auto Service Requestの構成の詳細を表示します。
構文
oakcli show asr [-h]
パラメータ
(オプション) -hでは、このコマンドを使用するためのヘルプが表示されます。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show coolingコマンドを使用して、冷却ユニットのステータスを表示します。
構文
oakcli show cooling [-h]
パラメータ
(オプション) -hでは、このコマンドを使用するためのヘルプが表示されます。
例
コマンドが実行されるノードの冷却ユニット情報を表示します。
oakcli show cooling NAME HEALTH HEALTH_DETAILS LOCATION FAN % FAN SPEED Fan_0 OK - FM0 30 % 6300 RPM Fan_1 OK - FM0 19 % 3800 RPM Fan_10 OK - FM2 34 % 6600 RPM Fan_11 OK - FM2 23 % 4100 RPM Fan_12 OK - FM3 32 % 6300 RPM Fan_13 OK - FM3 22 % 3900 RPM Fan_14 OK - FM3 24 % 4700 RPM Fan_15 OK - FM3 14 % 2500 RPM Fan_2 OK - FM0 29 % 6400 RPM Fan_3 OK - FM0 18 % 3700 RPM Fan_4 OK - FM1 32 % 6400 RPM Fan_5 OK - FM1 20 % 3700 RPM Fan_6 OK - FM1 33 % 6400 RPM Fan_7 OK - FM1 22 % 3800 RPM Fan_8 OK - FM2 33 % 6400 RPM Fan_9 OK - FM2 22 % 3900 RPM
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show controllerコマンドを使用してディスク・コントローラに関する情報を表示します。
構文
oakcli show controller controller_id [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
controller_id |
情報を表示するコントローラを指定します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
ディスク・コントローラの詳細の表示
コントローラ0の詳細を表示します。
oakcli show controller 0
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show cpupoolコマンドを使用して、仮想マシンへのコア割当てのマッピングを表示します。
構文
oakcli show cpupool -node nodenum
nodenumは、調査するOracle Database Applianceノードの番号(0または1)です。
ノード0のコア・マッピング情報の表示
ノード0のコア・マッピング情報を表示します。
oakcli show cpupool -node 0
Pool Cpu List VM List
default-unpinned-pool [14, 15, 16, 17, ['test1_odarepo1','sample5_odarepo1',
18, 19, 20, 21, 'vm_very_long_name_sample1_odarepo1',
22, 23] 'win_vm1']
twocpu [12, 13] ['vm1_odarepo1']
odaBaseCpuPool [0, 1, 2, 3, 10 ['oakDom1']
, 11]
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show databasesコマンドを使用して、データベース名、データベース・タイプ、データベース・ホームの名前および場所、データベース・バージョンなどの各既存データベースに関する情報を表示します。
構文
oakcli show databases [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
Oracle Database Applianceでは、サポートされる最小のOracle Databaseリリースは11.2.0.4です。 Oracle Database 11.2.0.3.xはサポートされていません。
例15-19 データベースの詳細の表示
# oakcli show databases Name Type Storage HomeName HomeLocation Version ----- ----- -------- -------------- ---------------- ---------- omydb RAC ACFS OraDb12102_home1 /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 12.1.0.2.160719(23054246,23054327) orcl RAC ACFS OraDb12102_home1 /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 12.1.0.2.160719(23054246,23054327)
例15-20 4つのデータベースのデータベース詳細の表示
#oakcli show databases Name Type Storage HomeName HomeLocation Version ---- ---- ------- -------- ------------ ------- db1 RAC ACFS OraDb12102_home1 /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) db2 SINGLE ACFS OraDb12102_home2 /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2 12.1.0.2.5(21359755,21359758) db3 RACOneNode ACFS OraDb12102_home3 /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_3 12.1.0.2.5(21359755,21359758) db4 RAC ACFS OraDb12102_home4 /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_4 12.1.0.2.5(21359755,21359758)
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show db_config_paramsコマンドを使用して、構成ファイル名とパラメータを表示します。
このコマンドは、/opt/oracle/oak/install/dbconfディレクトリにある拡張子.dbconfを持つファイルを検索します。
構文
oakcli show db_config_params [-conf filename] [-detail] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)表示される構成ファイルの名前。 指定しない場合、すべての構成ファイルが表示されます。 |
|
|
(オプション)構成ファイルに格納されているパラメータ値を表示します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
デフォルトのデータベース構成パラメータの表示
構成ファイルに格納されているデフォルトのデータベース構成パラメータ値を表示します。
oakcli show db_config_params -detail
Available DB configuration files are:
Default
DATABASE_BLOCK_SIZE => 8192
DATABASE_LANGUAGE => AMERICAN
DATABASE_CHARACTERSET => AL32UTF8
DATABASE_TERRITORY => AMERICA
COMPONENT_LANGUAGES => en
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show dbhomesコマンドを使用して、ホームの名前、ホームの場所、データベース・バージョンなどの各既存Oracleデータベース・ホームに関する情報を表示します。
構文
oakcli show dbhomes [-detail] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)各ホームに関連するデータベースのリストを含めます。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
Oracle Database Applianceでは、サポートされる最小のOracle Databaseリリースは11.2.0.4です。 Oracle Database 11.2.0.3.xはサポートされていません。
例15-21 DBホームの詳細の表示
# oakcli show dbhomes Oracle Home Name Oracle Home version Home Location --------------- ------------------- ------------ OraDb12102_home1 12.1.0.2.160719(23054246,23054327) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1
例15-22 DBホームの詳細の表示
oakcli show dbhomes -detail Oracle HomeName Oracle Home Version Oracle HomeLocation Database Name Database Type --------------- ------------------- ------------------- ------------- ------------- OraDb11204_home1 11.2.0.4.8(21352635,21352649) /u01/app/oracle/product/11.2.0.4/dbhome_1 no DB available OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 one43 RACOneNode OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 ee120 SINGLE OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 one311 RACOneNode OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 ee311 SINGLE OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 rac311 RAC OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 ee43 SINGLE OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 one120 RACOneNode OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 odacn RAC OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 rac43 RAC OraDb12102_home1 12.1.0.2.5(21359755,21359758) /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1 rac120 RAC
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show dbstorage コマンドを使用して、Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)上に作成されたデータベースのデータベース・ストレージ情報を表示します。
共通のボリューム・セットを共有するため、すべてのnon-cdbデータベースがまとめてリストされます。 各CDBデータベースは別個にリストされます。
構文
oakcli show dbstorage [-db] db_name[-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)ストレージ情報のデータベースの名前を表示します |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
コマンドに関する追加情報をここに追加します。
例15-23非CDBデータベースを使用するOracle Database Appliance
次に、Oracle Database Applianceのoakcli show dbstorageコマンドの出力例を示します。 出力には、非CDBデータベースだけが含まれます。 FLASHディスク・グループを除き、使用できるディスク・グループ記憶域の半分がOracle ACFSに割り当てられます。 FLASHディスク・グループでは、すべての記憶域がOracle ACFSに割り当てられます。
# oakcli show dbstorage
All the DBs with DB TYPE as non-CDB share the same volumes
DB_NAMES DB_TYPE Filesystem Size Used Available AutoExtend Size DiskGroup
-------- ------- ---------- ----- ---- --------- --------------- ---------
db1, db2, db3, db4 non-CDB /u01/app/oracle/oradata/datastore 62G 27.26G 34.74G 6G REDO
/u02/app/oracle/oradata/datastore 3730G 7.86G 3722.14G 373G DATA
/u02/app/oracle/oradata/flashdata 558G 205.25G 352.75G 55G FLASH
/u01/app/oracle/fast_recovery_area/datastore
4958G 21.05G 4936.95G 495G RECO
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show diskコマンドを使用して、ディスク情報を表示します。
構文
oakcli show disk [-shared | -local | -shared_disk_name |-asm [-all][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)すべてのローカル・ディスクの情報を表示します |
|
|
(オプション)すべての共有ディスクの情報を表示します |
|
|
(オプション)指定された共有ディスクの情報のみを表示します。 |
|
|
(オプション)アセンブリの情報を表示します |
|
|
(オプション)選択したディスクのすべての詳細を表示します |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
パラメータを使用しないコマンドの実行は、oakcli show disk -sharedコマンドの実行と同等です。
-allパラメータは、shared_disk_name パラメータと併用される場合のみ有効な出力を生成します。 その他のすべてのパラメータはオプションで、他のパラメータと組み合せることはできません。
例15-24 ローカル・ディスクに関する情報の表示
oakcli show disk -local
例15-25 共有ディスクに関する情報の表示
oakcli show disk -shared
例15-26 特定の共有ディスクに関する情報の表示
pd_01という共有ディスクに関する情報を表示します。
oakcli show disk -shared pd_01
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show diskgroupコマンドを使用して、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループ情報を表示します。
構文
oakcli show diskgroup [disk_group_name][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)完全な詳細が表示される対象のOracle ASMディスク・グループの名前。 このパラメータを指定しない場合、すべてのOracle ASMディスク・グループの情報が表示されます。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show enclosureコマンドを使用して、コマンドが実行されるノード上のストレージ・エンクロージャ・サブシステムの情報を表示します。
構文
oakcli show enclosure [-h]
パラメータ
-hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show env_hwコマンドを使用して、現行ノードの環境タイプとハードウェア・バージョンを表示します。
構文
oakcli show env_hw [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
仮想化プラットフォームの環境およびハードウェアの表示
Oracle Database Appliance仮想化プラットフォーム上でODA_BASEにログインするときに、環境タイプとハードウェア・モデルを表示します。
oakcli show env_hw
VM-ODA_BASE ODA X7-2
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show SAS expanderコマンドを使用して、エクスパンダに関する情報を表示します。
構文
oakcli show expander [expander_id] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)特定のSASエクスパンダを識別します |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
親トピック: oakcli showコマンド
どのノードがマスター・ノードであるかを判別するには、oakcli show ismasterコマンドを使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/oak/bin/oakcli
構文
oakcli show ismaster [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-27マスター・ノードであるノードの特定
# oakcli show ismaster
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show fsコマンドを使用して、ASMクラスタ・ファイル・システム(ACFS)上に作成されたすべてのデータベースおよびcloudfsファイル・システム、およびOracle Database Applianceノード上のローカル・ファイル・システムに関する情報を表示します。
構文
oakcli show fs [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show memoryコマンドを使用して、メモリー・モジュールに関する情報を表示します。
構文
oakcli show memory [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show networkコマンドを使用して、ネットワーク・サブシステムに関する情報を表示します。
構文
oakcli show network
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show powerコマンドを使用して、電源装置サブシステムに関する情報を表示します。
構文
oakcli show power [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
例15-28 電源装置情報の表示
コマンドの実行対象となるノードの電源装置情報が表示されます。
# oakcli show power NAME HEALTH HEALTH_DETAILS PART_NO. SERIAL_NO. LOCATION INPUT_POWER OUTPUT_POWER INLET_TEMP EXHAUST_TEMP Power_Supply_0 OK - 7047410 476856F+1242CE0020 PS0 Present 113 watts 33.250 degree C 36.688 degree C Power_Supply_1 OK - 7047410 476856F+1242CE004J PS1 Present 89 watts 37.000 degree C 39.438 degree C
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show processorコマンドを使用して、CPUプロセッサに関する情報を表示します。
構文
oakcli show processor [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
CPUプロセッサ情報の表示
コマンドの実行対象となるノードのCPUプロセッサ情報が表示されます。
oakcli show processor
NAME HEALTH HEALTH_DETAILS PART_NO. LOCATION
MODEL MAX_CLK_SPEED TOTAL_CORES ENABLED_CORES
CPU_0 OK - 060D P0 (CPU 0)
Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2690 2.900 GHZ 8 8
CPU_1 OK - 060D P1 (CPU 1)
Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2690 2.900 GHZ 8 8
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show raidsyncstatus コマンドを使用して、障害が発生したローカル・ディスクの交換後のRAID再構築のステータスを表示します。
注意:
show raidsyncstatusコマンドは、ベアメタル・プラットフォームでのみサポートされます。仮想化プラットフォームではサポートされません。 一般的なRAID情報については、oakcli show iraidコマンドを使用します。
構文
oakcli show raidsyncstatus [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show repoコマンドを使用して、仮想マシンのリポジトリに関する情報を表示します。
構文
oakcli show repo [reponame -node 0|1] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
[オプション]特定のリポジトリ名を識別します |
|
|
[オプション]ノード番号 |
|
|
[オプション]コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
すべてのリポジトリを参照するには、リポジトリ名およびノード番号を省略します。 特定の共有リポジトリを参照するには、リポジトリ名およびノードを指定します。
例
oakcli show repoコマンドの使用方法の例を示します。
例15-29 使用可能な仮想マシンのリポジトリの表示
Oracle Database Appliance仮想化プラットフォーム上にある仮想マシンのリポジトリが表示されます。
oakcli show repo
NAME REPOTYPE NODENUM
odarepo1 local 0
odarepo2 local 1
repo1 shared 0
repo1 shared 1
例15-30 特定の共有リポジトリに関する詳細の表示
ノード1上のrepo1という名前のリポジトリに関する情報が表示されます。
oakcli show repo repo1 -node 1
Resource: repo1_1
AutoStart : restore
DG : DATA
Device : /dev/asm/repo1-286
ExpectedState : Online
MountPoint : /u01/app/repo1
Name : repo1_0
Node : all
RepoType : shared
Size : 102400
State : Online
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show serverコマンドを使用して、サーバー・サブシステムに関する情報を表示します。
構文
oakcli show server [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show storageコマンドを使用して、コントローラ、エクスパンダおよびディスクのストレージに関する情報を表示します。
構文
oakcli show storage -errors [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
報告されたエラーに関する詳細情報を表示します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show validation storageコマンドを使用して、validation storageが有効化または無効化されているかを表示します。
構文
oakcli show validation storage [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
例15-31 ストレージ検証が有効かどうかの判別
# oakcli show validation storage Enabled
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show validation storage errorsコマンドを使用して、ハード・ストレージのエラーを表示します。
ハードウェアのエラーには、特定のスロットに挿入されているディスクのタイプの誤り、ディスク・モデルが無効、ディスク・サイズの誤りが含まれます。
構文
oakcli show validation storage errors [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show validation storage failuresコマンドを使用して、ソフト検証エラーを表示します。 典型的なソフト・ディスクのエラーは、ディスクのファームウェアのバージョンが無効であるというものです。
構文
oakcli show validation storage failures [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli show versionコマンドを使用して、Oracle Database Applianceソフトウェアおよびファームウェアに適用されたパッチのバージョンを表示します。
構文
oakcli show version [-detail] [-h]
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)詳細なバージョン情報を表示します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
パッチを適用してからoakcli show version -detailコマンドを実行すると、出力にはインストールされているバージョンが表示され、サポートされているバージョンは各コンポーネントのUp-to-dateになります。 パッチ・バンドル(oakcli unpack -pack)をアンパックしてから、パッチを適用する前にoakcli show version -detailコマンドを実行すると、サポートされているバージョンの列にNo-updateが出力されます。
注意:
パッチ・バンドルをアンパックした後、パッチを適用する前に、oakcli show version -detailを発行するのではなく、oakcli update -patch version --verifyコマンドを使用してパッチの内容を確認してください。Oracle Database Applianceのバージョンの表示
これは、12.1.2.10.0パッチを適用した後、すべてのコンポーネントが正常に更新されたかどうかを判断する方法の例です。 Oracle Database Applianceのソフトウェアおよびファームウェアの適用パッチ・バージョン情報を表示することもできます。 Up-to-dateがサポートされているバージョン列に表示されると、すべてのコンポーネントが正常に更新されます。
# oakcli show version -detail
Mon Feb 13 03:31:48 PST 2017
Reading the metadata. It takes a while...
System Version Component Name Installed Version Supported Version
-------------- --------------- ------------------ -----------------
12.1.2.10.0
Controller_INT 4.230.40-3739 Up-to-date
Controller_EXT 09.00.00.00 Up-to-date
Expander 0291 Up-to-date
SSD_SHARED {
[ c2d20,c2d21,c2d22, A29A Up-to-date
c2d23 ]
[ c2d0,c2d1,c2d2,c2d A29A Up-to-date
3,c2d4,c2d5,c2d6,c2d
7,c2d8,c2d9,c2d10,c2
d11,c2d12,c2d13,c2d1
4,c2d15,c2d16,c2d17,
c2d18,c2d19 ]
}
SSD_LOCAL 0R3Q Up-to-date
ILOM 3.2.8.24 r114611 Up-to-date
BIOS 38070000 Up-to-date
IPMI 1.8.12.4 Up-to-date
HMP 2.3.5.2.8 Up-to-date
OAK 12.1.2.10.0 Up-to-date
OL 6.8 Up-to-date
GI_HOME 12.1.0.2.170117(2473 Up-to-date
2082,24828633)
DB_HOME 12.1.0.2.170117(2473 Up-to-date
2082,24828633)
関連項目
親トピック: oakcli showコマンド
oakcli startコマンドを使用して、仮想マシンの起動、ノードの共有リポジトリの起動、ローカル・ノードのODA_BASEの起動を実行します。
oakcli start oda_baseコマンドを使用して、ローカル・ノードでODA_BASEを起動します。oakcli start repoコマンドを使用して、ノード上の共有リポジトリを起動します。oakcli start oda_baseコマンドを使用して、ローカル・ノードでODA_BASEを起動します。
構文
oakcli start oda_base [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
例15-32 ローカル・ノードでのODA_BASEの起動
目的のノードのDom0に接続し、次のコマンドを入力してそのノードのODA_BASEを起動します。
oakcli start oda_base
親トピック: oakcli startコマンド
oakcli start repoコマンドを使用して、ノード上の共有リポジトリを起動します。
構文
oakcli start repo repo_name [-node node_number] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
|
|
|
共有リポジトリを起動するノードを指定します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-33 ノード0の共有リポジトリの起動
ノード0のrepo1という共有リポジトリを起動します。
oakcli start repo repo1 -node 0
親トピック: oakcli startコマンド
oakcli stopコマンドを使用して、仮想マシンの停止、ノードの共有リポジトリの停止、ローカル・ノードのODA_BASEの停止を実行します。
構文
oakcli stop [vm vm_name [-force] | repo repo_name [-node node_number] | oda_base ] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
|
|
|
(オプション)仮想マシンを強制的に停止します。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
ローカル・ノードのODA_BASEを停止します |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
oakcli stopコマンドの使用方法の例を示します。
例15-34 仮想マシンの強制停止
仮想マシンvm1_odarepo1を強制的に停止します。
oakcli stop vm vm_odarepo1 -force
例15-35 共有リポジトリの停止
ノード0のrepo1という共有リポジトリを停止します。
oakcli stop repo repo1 -node 0
例15-36 ローカルのODA_Baseの停止
目的のノードのDom0に接続し、次のコマンドを入力してそのノードのODA_BASEを停止します。
oakcli stop oda_base
oakcli stordiagコマンドを使用して、ストレージ・シェルフまたはストレージ拡張シェルフのディスクで診断テストを実行します。
このツールにより、ノードごとに14のディスク・チェックのリストが生成されます。
構文
oakcli stordiag resource_type [n| [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
構成によって異なる接頭辞。 使用上の注意を参照してください。 |
|
|
(オプション)ディスク番号(0からディスク数より1つ少ない数まで) |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
次のいずれかのオプションに基づいて、resource_typeの値を選択します。
Oracle Database Applianceバージョン1では、dを使用します。
単一ストレージ・シェルフのOracle Database Applianceでは、pd_を使用します。
拡張ストレージ・シェルフのOracle Database Applianceでは、ストレージ・シェルフ内のディスクにはe0_pd_、拡張ストレージ・シェルフ内のディスクにはe1_pd_を使用します。
内部記憶域を持つOracle Database Applianceシステムについては、d_[..]という形式を使用して診断するディスクを識別します。 ストレージ・シェルフ(オプションのストレージ拡張シェルフ)に接続しているOracle Database Applianceシステムについては、e[0..1] pd_[0..23]という形式を使用して、診断するディスクを識別します。
例15-37 拡張ストレージ・シェルフのディスクでの診断テストの実行
拡張ストレージ・シェルフのディスク3上で診断テストを実行します。
# oakcli stordiag e1_pd_3
Node Name : hr0
Test : Diagnostic Test Description
1 : OAK Check
NAME PATH TYPE STATE STATE_DETAILS
pd_03 /dev/sdw HDD ONLINE Good
2 : ASM Check
. . .
<output truncated>
oakcli test asrコマンドを使用して、Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)が正しく構成され機能しているかどうかを判別するために、テスト・トラップを送信します。
Oracle ASRが正しく機能している場合は、成功メッセージが返されます。
構文
oakcli test asr [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
使用上の注意
両方のノードでコマンドを実行します。 Oracle ASRログは、常にマスター・ノードであるASRマネージャがインストールされているノードにあります。
oakcli unpackコマンドを使用して、Oracle Appliance Managerリポジトリにパッケージを解凍します。
構文
oakcli unpack -package absolute_package_name
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
パッケージの完全な絶対パスとファイル名を使用して解凍するパッケージを識別します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-38 Oracle Appliance Managerリポジトリへのパッケージの解凍
p13982331_23000_Linux-86-62.zipパッケージ(現在のノードの/tmpに事前にコピー済)を、ノードのOracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェース・リポジトリに解凍します。
oakcli unpack -package /tmp/p13982331_23000_Linux-86-62.zip
oakcli updateコマンドを使用して、Oracle Database Applianceパッチを適用します。
--localパッチ適用オプションを使用して、他のノードに影響を与えることなく、一度に1つのノードにコンポーネントをパッチすることができます。 これにより、パッチを適用するときの停止時間が削減されます。
注意:
Oracle Databaseソフトウェアのみを更新する場合は、oakcli upgradeコマンドを使用します。構文
oakcli update -patch version [--server | --storage | --database] [--local} [--noreboot] | [--clean] | [--verify][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
インストールするパッチのバージョン。 例えば: 12.2.1.4.0. |
|
|
Infrastructure (infra)とGrid Infrastructure (gi)のパッチ更新からの、以前のリリースでこれまでに取得されたパッチが含まれています。 |
|
|
共有ストレージ・コンポーネントのパッチのみが含まれています。 |
|
|
(オプション)Oracle Databaseのホームにパッチを適用します。 |
|
|
ベアメタル・デプロイメントのローカル・ノード上でのみコンポーネントをパッチします。 デフォルトでは、これはfalseに設定されています。 |
|
|
(オプション)パッチ適用後にノードが再起動されません。 |
|
|
(オプション)ローカル・ノード上のテンポラリ・ファイルをすべてクリーン・アップします。 |
|
|
(オプション)ノード上のパッチ適用可能なコンポーネントの一覧を表示します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
パッチ・バンドルをアンパックした後で、パッチを適用する前に、リリース用のパッチの内容を確認してください。
注意:
仮想化されたプラットフォームにパッチを適用すると、 -localオプションはサポートされません。例15-39パッチ・バンドルの内容を確認
インストールされているバージョンと使用可能なバージョンを、ノード上の各コンポーネントの12.2.1.4.0リリース・パッチ・バンドルに表示します。 サポートされている最新のバージョンがインストールされると、Up-to-dateがProposed列に表示されます。
# oakcli update -patch 12.2.1.4.0 --verify INFO: 2017-02-13 14:20:37: Reading the metadata file now... Patch Version Component Name Installed Version Proposed --------------- ------------------ ----------------- ---------- Controller_INT 4.230.40-3739 Up-to-date Controller_EXT 09.00.00.00 10.00.00.00 Expander 0291 Up-to-date SSD_SHARED { [ c2d20,c2d21,c2d22, A29A Up-to-date c2d23 ] [ c2d0,c2d1,c2d2,c2d A29A Up-to-date 3,c2d4,c2d5,c2d6,c2d 7,c2d8,c2d9,c2d10,c2 d11,c2d12,c2d13,c2d1 4,c2d15,c2d16,c2d17, c2d18,c2d19 ] } SSD_LOCAL 0R3Q Up-to-date ILOM 3.2.7.26.a r112632 3.2.8.24 r114611 BIOS 38050100 38070000 IPMI 1.8.12.4 Up-to-date HMP 2.3.5.2.5 2.3.5.2.8 OAK 12.2.1.3 12.2.1.4.0 OL 6.8 Up-to-date GI_HOME 12.1.0.2.161018(2400 12.1.0.2.170117(2473 6101,23854735) 2082,24828633) DB_HOME 12.1.0.2.160719(2305 12.1.0.2.170117(2473 4246,23054327) 2082,24828633) ASR 5.5.1 Up-to-date
oakcli update -patchコマンドの例
oakcli update -patch 12.2.1.4.0
oakcli update -patch 12.2.1.4.0 --server --local
oakcli update -patch 12.2.1.4.0 --storage --local
oakcli update -patch 12.2.1.4.0 --database
oakcli update-cpucoreコマンドを使用して、Oracle Database Applianceの指定された数のライセンス付きCPUコアを有効にします。
前提条件
すべてのコアが有効化されていない場合、ライセンス済CPUコアを2の倍数で最大コア数まで有効にできます。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/oak/bin/oakcli構文
oakcli update-cpucore -cores number of cores per server [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
有効化するサーバー当たりのコアの数を2の倍数で定義します。 使用可能なすべてのコアを有効にするには、コアの数の代わりに |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
このコマンドは、ベア・メタル・デプロイメントにのみ適用されます。 Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームでは使用できません。
有効化するライセンス済コアの数は2の倍数である必要があり、最大はコアの最大数です。
初期構成の後に、コアの数を削減することはできません。 追加のコアを購入して、コア数をハードウェア・モデルの最大コア数まで増やすことができます。
例15-40 Oracle Database Applianceの12個のCPUコアの有効化
次のコマンドは、Oracle Database Applianceシステムで12個のCPUコアを有効化します。
oakcli update-cpucore -cores 12 Please enter the 'root' password: Please re-enter the 'root' password: Setting up SSH ..............Completed INFO : Running as root: /usr/bin/ssh -l root 192.0.2.1 /etc/rc.d/rc3.d/S90cpu-core INFO : Running as root: /usr/bin/ssh -l root 192.0.2.1 /etc/rc.d/rc3.d/S90cpu-core
例15-41 Oracle Database ApplianceのすべてのCPUコアの有効化
次のコマンドは、Oracle Database Applianceシステムですべてのコアを有効化します。
oakcli update-cpucore -cores All Please enter the 'root' password: Please re-enter the 'root' password: Setting up SSH ..............Completed INFO : Running as root: /usr/bin/ssh -l root 192.0.2.1 /etc/rc.d/rc3.d/S90cpu-core INFO : Running as root: /usr/bin/ssh -l root 192.0.2.1 /etc/rc.d/rc3.d/S90cpu-core
oakcli upgradeコマンドを使用して、Oracle Database Appliance上のOracle Databaseソフトウェアをアップグレードします。
Oracle Database Appliance自体のパッチ適用については、oakcli updateコマンドを使用します。
構文
oakcli upgrade database [-db db_names | -from source_home] -to destination_home
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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アップグレードするデータベースの名前を(カンマ区切りリストで)指定します。 |
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アップグレードするデータベースの現在のOracle Databaseホームを指定します。 |
|
|
アップグレード先のデータベース・バージョンが格納されているOracle Databaseホームを指定します。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
-dbパラメータまたは-fromパラメータのいずれかを必ず指定する必要があります。
-dbパラメータを指定してコマンドを実行すると、現在のOracle Databaseホームとは関係なく、指定されたデータベースのみがアップグレードされます。 -fromパラメータを-dbパラメータと併用すると、-fromパラメータは無視されます。 つまり、指定されたホーム内のデータベースが-dbパラメータのリストにない場合、そのデータベースは無視され、他のホームにある指定されたデータベースがアップグレードされます。
-dbパラメータなしでコマンドを実行すると、指定されたOracle Databaseホーム内にあるすべてのデータベースがアップグレードされます。
既存のOracle Databaseホームを指定する-toパラメータは必ず指定する必要があります。
例
tpccという名前のOracle 11.2.0.3.1データベースを、Oracle Databaseホーム・ディレクトリOraDb12102_home1を使用してOracle Database 11.2.0.3.1からOracle Database 12.1.0.2にアップグレードします:
oakcli upgrade database -db tpcc -to OraDb12102_home1
Oracle Database Applianceの状態またはオペレーティング・システムのパッチの適用可能性を検証します。
構文
oakcli validate [[-V | -l | -h]] | [[-v][-f output_file] [-a | -d | -c checklist][-ver patch_version]]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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チェック可能な項目を(説明とともに)表示します。 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
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冗長出力を表示します(検証レポートを生成するパラメータとともに使用する必要があります)。 |
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画面( |
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- |
デフォルトのチェックのみを実行します。 デフォルトのチェックは、
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カンマ区切りリストの |
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すべてのチェックとその説明の表示
oakcli validate -l
Checkname -- Description
========= ===========
*SystemComponents -- Validate system components based on ilom sensor data
readings
*OSDiskStorage -- Validate OS disks and filesystem information
*SharedStorage -- Validate Shared storage and multipathing information
DiskCalibration -- Check disk performance with orion
*NetworkComponents -- Validate public and private network components
*StorageTopology -- Validate external JBOD connectivity
asr -- Validate asr components based on asr config file and ilom sensor
data readings
* -- These checks are also performed as part of default checks
すべてのチェックの実行
すべてのチェックを実行するには、次のコマンドを入力します:
oakcli validate -a
ストレージ・ケーブル接続の検証
システム・コントローラとストレージ・シェルフの間のケーブル接続と、ストレージ拡張シェルフ(取り付けられている場合)へのケーブル接続を確認します。
oakcli validate -c storagetopology
Oracle recommends that you run the oakcli validate -c StorageTopology command before deploying the system. This will avoid and prevent problems during deployment due to wrong or missing cable connections. The output shown in the following example reports a successful configuration. If the cabling is not correct, you will see errors in your output.
# oakcli validate -c storagetopology It may take a while. Please wait... INFO : ODA Topology Verification INFO : Running on Node0 INFO : Check hardware type SUCCESS : Type of hardware found : X4-2 INFO : Check for Environment(Bare Metal or Virtual Machine) SUCCESS : Type of environment found : Virtual Machine(ODA BASE) SUCCESS : Number of External LSI SAS controller found : 2 INFO : Check for Controllers correct PCIe slot address SUCCESS : External LSI SAS controller 0 : 00:15.0 SUCCESS : External LSI SAS controller 1 : 00:16.0 INFO : Check if powered on SUCCESS : 1 : Powered-on INFO : Check for correct number of EBODS(2 or 4) SUCCESS : EBOD found : 2 INFO : Check for External Controller 0 SUCCESS : Controller connected to correct ebod number SUCCESS : Controller port connected to correct ebod port SUCCESS : Overall Cable check for controller 0 INFO : Check for External Controller 1 SUCCESS : Controller connected to correct ebod number SUCCESS : Controller port connected to correct ebod port SUCCESS : Overall Cable check for controller 1 INFO : Check for overall status of cable validation on Node0 SUCCESS : Overall Cable Validation on Node0 INFO : Check Node Identification status SUCCESS : Node Identification SUCCESS : Node name based on cable configuration found : NODE0 INFO : Check Nickname SUCCESS : Nickname set correctly : Oracle Database Appliance - E0 INFO : The details for Storage Topology Validation can also be found in log file=/opt/oracle/oak/log/<hostname>/storagetopology/StorageTopology-2014-07-03-08:57:31_7661_15914.log
Oracle ASRの検証
次の構文を入力して、Oracle ASR構成を検証します。
# oakcli validate -c asr INFO: oak Asr information and Validations RESULT: /opt/oracle/oak/conf/asr.conf exist RESULT: ASR Manager ip:10.139.154.17 RESULT: ASR Manager port:1162 SUCCESS: ASR configuration file validation successfully completed RESULT: /etc/hosts has entry 141.146.156.46 transport.oracle.com RESULT: ilom alertmgmt level is set to minor RESULT: ilom alertmgmt type is set to snmptrap RESULT: alertmgmt snmp_version is set to 2c RESULT: alertmgmt community_or_username is set to public RESULT: alertmgmt destination is set to 10.139.154.17 RESULT: alertmgmt destination_port is set to 1162 SUCCESS: Ilom snmp confguration for asr set correctly RESULT: notification trap configured to ip:10.139.154.17 RESULT: notification trap configured to port:1162 SUCCESS: Asr notification trap set correctly INFO: IP_ADDRESS HOST_NAME SERIAL_NUMBER ASR PROTOCOL SOURCE PRODUCT_NAME INFO: --------------- ------------------------------ ------------------------------ -------- --------- -------------- ------------------------------ 10.170.79.98 oda-02-c 1130FMW00D Enabled SNMP ILOM SUN FIRE X4370 M2 SERVER 10.170.79.97 oda-01-c 1130FMW00D Enabled SNMP ILOM SUN FIRE X4370 M2 SERVER INFO: Please use My Oracle Support 'http://support.oracle.com' to view the activation status. SUCCESS: asr log level is already set to Fine. RESULT: Registered with ASR backend. RESULT: test connection successfully completed. RESULT: submitted test event for asset:10.139.154.17 RESULT: bundle com.sun.svc.asr.sw is in active state RESULT: bundle com.sun.svc.asr.sw-frag is in resolved state RESULT: bundle com.sun.svc.asr.sw-rulesdefinitions is in resolved state RESULT: bundle com.sun.svc.ServiceActivation is in active state SUCCESS: ASR diag successfully completed
パッチの適用可能性のチェック
oakcli validate ospatch -ver patch_versionコマンドを使用して、patch_versionに指定されたパッチを使用してOracle Database Applianceにパッチを適用できない理由を報告します。 Oracle Database Applianceへのパッチ適用を試みる前に、次のコマンドを使用して、成功するかどうか、パッチの適用前に変更が必要であるかどうかを判断します。
# oakcli validate -c ospatch -ver 12.1.2.5.0 INFO: Validating the OS patch for the version 12.1.2.5.0 WARNING: 2015-10-10 06:30:32: Patching sub directory /opt/oracle/oak/pkgrepos/orapkgs/OEL/5.10/Patches/5.10.1 is not existing INFO: 2015-10-10 06:30:32: May need to unpack the Infra patch bundle for the version: 12.1.2.5.0 ERROR: 2015-10-10 06:30:32: No OS patch directory found in the repository
ハードウェア・システムとネットワーク・コンポーネントの検証
次のコマンドでは、ハードウェア・システム・コンポーネントおよびOracle Database Applianceネットワーク・コンポーネントを検証するシステム・チェックを実行します。
# oakcli validate -c SystemComponents,NetworkComponents
Oracle Database Appliance X7-2-HA仮想化プラットフォーム上の仮想ディスクを管理するには、oakcli仮想ディスク(vdisk)コマンドを使用します。
oakcli create vdiskコマンドを使用して、Oracle Database Appliance Virtualized Platformの共有リポジトリに新しい仮想ディスクを作成します。oakcli clone vdiskコマンドを使用します。oakcli delete vdiskコマンドを使用して、Oracle Database Appliance Virtualized Platformの共有リポジトリから仮想ディスクを削除します。oakcli show vdiskコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームの仮想ディスクに関する情報を表示します。oakcli create vdiskコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームの共有リポジトリで新規仮想ディスクを作成します。
構文
oakcli create vdisk vdisk_name -repo repository_name -size size -type shared|local -sparse [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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名前リポジトリ内で一意である仮想ディスクに割り当てる名前 |
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仮想ディスクが作成され、記憶域が取得される共有リポジトリの名前 |
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共有リポジトリから共有ディスクに割り当てられる記憶域容量。 デフォルトの単位はG(ギガバイト)、最小サイズは500M(メガバイト)です |
|
|
仮想ディスクを複数の仮想マシンで共有する( |
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|
スパース仮想ディスクを作成します |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
repoprod1という共有リポジトリに、そのリポジトリで一度に1つの仮想マシンが使用するt2gという仮想ディスクを作成します。 repoprod1共有リポジトリで、t2g仮想ディスクに2GBを割り当てます。
oakcli create vdisk t2g -repo repoprod1 -type local -size 2G
親トピック: oakcli仮想ディスク・コマンド
oakcli clone vdiskコマンドを使用して、仮想マシンのクローンを作成します。
構文
oakcli clone vdisk new_vdisk_name -repo repo_name -src source_vdisk_name [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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クローン仮想ディスクに付ける名前 |
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クローニング元仮想ディスクのリポジトリ・ソース名 |
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|
クローニング元仮想ディスクの名前 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用方法
仮想ディスクおよびvm.cfgファイルは次のディレクトリに格納されます。
Dom0: /Repositories/vm_repo_name/.ACFS/snaps/vm_name/VirtualMachines/vm_name
ODA_BASE: /app/sharedrepo/vm_repo_name/.ACFS/snaps/vm_name/VirtualMachines/vm_name
例15-42 仮想ディスクのクローニング
vrepo1というリポジトリに格納されたvdisk1という既存の仮想ディスクからmy_vdisk2という仮想ディスクのクローンを作成します。
oakcli clone vdisk my_vdisk2 -repo vrepo1 -src vdisk1
親トピック: oakcli仮想ディスク・コマンド
oakcli delete vdiskコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームの共有リポジトリから仮想ディスクを削除します。
構文
oakcli delete vdisk vdisk_name -repo repository_name [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
仮想ディスクに割り当てる名前 |
|
|
仮想ディスクが作成された共有リポジトリの名前 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
repoprod1という共有リポジトリからt2gという仮想ディスクを削除します。
oakcli delete vdisk t2g -repo repoprod1
親トピック: oakcli仮想ディスク・コマンド
oakcli show vdiskコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームの仮想ディスクに関する情報を表示します。
構文
oakcli show vdisk [vdisk_name -repo repository_name] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)1つの仮想ディスクの情報を表示します |
|
|
コマンドで仮想ディスクが指定された場合は必須のパラメータ |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
oakcli show vdiskコマンドの使用方法の例を示します。
例15-43 すべての仮想ディスクの情報の表示
Oracle Database Appliance仮想化プラットフォーム上のすべての仮想ディスクに関する情報を表示します。
# oakcli show vdisk
NAME SIZE TYPE REPOSITORY
myvdisk 10G local vdiskrepo
newv 1G local vdiskrepo
例15-44 1つの仮想ディスクの情報の表示
myvdisk1という名前の仮想ディスクの情報を次のように表示します。
# oakcli show vdisk myvdisk1
Resource: myvdisk_vdiskrepo
Name : myvdisk_vdiskrepo
RepoName : vdiskrepo
Size : 10G
Type : local
VmAttached : 0
親トピック: oakcli仮想ディスク・コマンド
仮想マシン(VM)の一覧と管理には、oakcli仮想マシン・コマンドを使用します。
oakcli clone vmコマンドを使用して、仮想マシンのクローンおよびスナップ・クローンを作成します。oakcli configure vmコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォーム上の仮想マシンを構成し、ユーザー・ドメインへのリソース割当てを増加または削減します。oakcli delete vmコマンドを使用して、仮想マシンを削除します。oakcli migrate vmコマンドを使用して、現在実行している仮想マシンを別のノードに移行します。oakcli modify vmコマンドを使用して、既存の仮想マシンを変更します。oakcli show vmコマンドを使用します。oakcli show vmconsoleコマンドを使用して、特定の仮想マシンを管理するGUI仮想マシン・コンソールを開きます。oakcli start vmコマンドを使用して、ノード上の仮想マシンを起動します。oakcli clone vmコマンドを使用して、仮想マシンのクローンおよびスナップ・クローンを作成します。
構文
テンプレートから仮想マシンを作成するには、次の手順を実行します。
oakcli clone vm vm_name -vmtemplate template_name -repo repo_name [-node 0|1] [-driverdomain]
既存の仮想マシンのスナップショット・クローンを作成するには:
oakcli clone vm vm_name -vm src_vm_name -snap [-force] [-driverdomain]
テンプレートから仮想マシンのスナップショットを作成するには:
oakcli clone vm <vm_name> -vmtemplate src_vmtempl_name -snap [-driverdomain]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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|
新しくクローニングされた仮想マシンに付けた名前を識別します。 |
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|
クローン元の仮想マシンが含まれているテンプレートの名前を識別します。 |
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クローン元のテンプレートが含まれているリポジトリの名前を識別します。 |
|
|
仮想マシンがクローニングされる共有リポジトリが含まれているOracle Database Applianceノードを指定します。 |
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|
クローニングされる仮想マシンの名前を識別します。 |
|
|
(オプション)ソース仮想マシンまたは仮想マシン・テンプレートのスナップショットを作成します。 |
|
|
(オプション)ドライバ・ドメイン・オプションを使用して仮想マシンを作成します。 このドライバ・ドメイン・オプションは、ゲスト仮想マシンが |
|
|
(オプション)ソース仮想マシンをクローニングする場合、-forceオプションを使用すると、ソース仮想マシンから変更を加えることができます。 たとえば、ソース・ファイルでドライバ・ドメインが使用されていない場合は、-force -driverdomainを使用して、ドライバ・ドメインを使用するクローン仮想マシンを作成できます。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
-nodeパラメータは、共有リポジトリからクローニングするときに使用する必要があります。 -nodeパラメータは、非共有リポジトリでは無効です。
仮想ディスクおよびvm.cfgファイルは次のディレクトリに格納されます。
Dom0: /Repositories/vm_repo_name/.ACFS/snaps/vm_name/VirtualMachines/vm_name
ODA_BASE: /app/sharedrepo/vm_repo_name/.ACFS/snaps/vm_name/VirtualMachines/vm_name
ドライバ・ドメイン仮想マシンのライブ・マイグレーションはサポートされていません。
最新のUnbreakable Enterprise Kernel 2 (UEK2)、Unbreakable Enterprise Kernel 3 (UEK3)、またはUnbreakable Enterprise Kernelリリース4 (UEK R4)を使用して、Oracle Linuxを実行します。
Microsoft Windows with Oracle VM Windows PV Driver 3.4.1。 Oracle VM Windows PV Driver 3.4.1リリースは、My Oracle Supportでパッチ番号23346086としてダウンロードできます。
Oracle Solaris 11.3以降x86。
ドライバ・ドメインはゲスト仮想マシンに仮想ディスクを追加する場合のみ機能します。 -driverdomain を指定すると、クローニングされた仮想マシンがドライバ・ドメイン・モードになります。 対応する仮想マシン構成ファイル、vm.cfgには次のディスク・エントリがあります。
-driverdomain を指定すると、クローニングされた仮想マシンがドライバ・ドメイン・モードになります。 対応する仮想マシン構成ファイル、vm.cfgには次のディスク・エントリがあります。
disk = [u'file:/OVS/Repositories/repo5/.ACFS/snaps/vm10/VirtualMachines/
vm10/System.img,xvda,w',
u'file:/u01/app/sharedrepo/repo5/.ACFS/snaps/
vm10/VirtualMachines/vm10/u01.img,xvdb,w,oakDom1']
xvdaブート・ディスクを除き、すべてのディスクにoakDom1からのパス、つまりodabaseがあります。
ドライバ・ドメイン機能は非システム・ディスクに適用されます。 ドライバ・ドメイン・モードで仮想マシンを作成すると、新しいvDiskがドライバ・ドメイン・モードで追加されます。
仮想マシンがドライバ・ドメイン・モードで構成されているかどうかを確認するには、oakcli show vm vmnameコマンドを使用します。 仮想マシンがドライバ・モードの場合、DriverDomain属性の出力はTRUEになります。
例15-45 仮想マシン・イメージの作成
ノード0のrepo2という名前の共有リポジトリに格納されているmyol6u_15gb1という名前の仮想マシン・テンプレートから、myol6u_testという名前の仮想マシン・イメージを作成します。
oakcli clone vm myol6u_test -vmtemplate myol6u_15gb1 -repo repo2 -node 0
例15-46 ドライバ・ドメイン・モードの仮想マシン・イメージの作成
ドライバ・ドメイン・モードでノード0のrepo2という共有リポジトリに格納されているmyol6u_15gb1という仮想マシン・テンプレートからmyol6u_testという名前の仮想マシン・イメージを作成します:
oakcli clone vm myol6u_test -vmtemplate myol6u_15gb1 -repo repo2 -node 0 -driverdomain
親トピック: oakcli仮想マシン・コマンド
oakcli configure vmコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォーム上の仮想マシンを構成し、ユーザー・ドメインへのリソース割当てを増加または削減します。
リソース割当ての変更を有効にするには、ドメインの再起動が必要です。
構文
oakcli configure vm name [-vcpu cpucount -maxvcpu maxcpu -cpuprio priority -cpucap cap -memory memsize -maxmemory max_memsize -os sys -keyboard lang -mouse mouse_type -domain dom -network netlist -autostart astart -disk disks -bootoption bootstrap -cpupool pool -prefnode 0|1 -failover true|false][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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仮想マシンに割り当てられる名前。 |
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仮想マシンに割り当てられるノード数。 範囲は、1から72です。 この数はOracle Database Appliance構成によって異なります |
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仮想マシンが使用できるCPUの最大数。 範囲は、1から72です。 この数はOracle Database Appliance構成によって異なります。 |
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CPU使用の優先度。値が大きいほど優先度が高くなります。 範囲は、1から65535です。 |
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仮想マシンが利用できるCPUのパーセンテージ。 範囲は、10から100です。 |
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仮想マシンに与えられるメモリー容量: (1から248)Gから(1から760)Gまたは(1から253952)Mから(1から778240)M (RAMに基づく)。 デフォルトは、Mです。 |
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仮想マシンに許容されるメモリーの最大容量: (1から248)Gから(1から760)Gまたは(1から253952)Mから(1から778240)M (RAMに基づく)。 デフォルトは、Mです。 |
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仮想マシンで使用されるオペレーティング・システム(WIN_2003、WIN_2008、WIN_7、WIN_VISTA、OTHER_WIN、OL_4、OL_5、OL_6、RHL_4、RHL_5、RHL_6、LINUX_RECOVERY、OTHER_LINUX、SOLARIS_10、SOLARIS_11、OTHER_SOLARISまたはNONE) |
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|
仮想マシンで使用されるキーボード(en-us、ar、da、de、de-ch、en-gb、es、et、fi、fo、fr、fr-be、fr-ca、hr、hu、is、it、ja、lt、lv、mk、nl、n--be、no、pl、pt、pt-br、ru、sl、sv、thまたはtr) |
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仮想マシンで使用されるマウス・タイプ(OS_DEFAULT、PS2_MOUSE、USB_MOUSEまたはUSB_TABLET) |
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ドメイン・タイプ(次のオプション):
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仮想マシンによって使用されるMACアドレスとネットワークのリスト。 |
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仮想マシンの起動オプション(always、restoreまたはnever) |
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仮想マシンによって使用されるディスク(スロット、ディスクタイプおよび内容)のリスト。 |
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仮想マシンのブートストラップに使用されるブート・オプション(PXE、DISKまたはCDROM) |
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仮想マシンに割り当てる名前付きCPUプール。 |
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仮想マシンが開始を試みる優先ノード(ノード0またはノード1)。 このパラメータは、共有リポジトリに作成された仮想マシンに対してのみ有効です。 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
すべてのパラメータ(nameを除く)は、オプションです。
コマンドが動作するには、1つ以上のオプションのパラメータを含める必要があります。
仮想マシンを作成するときに、Processor Capを10から100%の間の割合で選択します。 デフォルトは100%です。 この値は、仮想マシンのvm.cfgファイル内のCPU使用率制限に変換されます。 vm.cfgファイルに設定された値により、ゲストが使用できるCPU量が制限されます。 Oracle VMでProcessor Capが100%に設定されている場合、vm.cfgで設定される値は0で、CPU使用率に制限がないことを意味します。
関連項目:
Oracle VMリリース3.1のドキュメントには、前の表に示すオプションに関する詳細情報が記載されています。 次のURLにあるライブラリにアクセスします。
http://docs.oracle.com/cd/E27300_01
たとえば、 -domain domオプションの詳細は、2.8 仮想マシンを参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E27300_01/E27309/html/vmusg-ovm-vms.html
仮想CPUの数の変更
このコマンドの例では、odarep01という名の仮想マシンの仮想CPUの数を3に、仮想メモリー・サイズを4GBに変更します。
oakcli configure vm odarep01 -vcpu 3 -memory 4196
親トピック: oakcli仮想マシン・コマンド
oakcli delete vmコマンドを使用して、仮想マシンを削除します。
構文
oakcli delete vm vm_name [-server node_number] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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(オプション)削除する仮想マシンの名前。 |
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(オプション)仮想マシンを削除するOracle Database Applianceノード。 このオプション・パラメータが指定されない場合、両方のノードから仮想マシンが削除されます。 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
ノード1から仮想マシンovu22を削除します。
oakcli delete vm ovu22 -server 1
親トピック: oakcli仮想マシン・コマンド
oakcli migrate vmコマンドを使用して、現在実行している仮想マシンを別のノードに移行します。
構文
oakcli migrate vm vmname [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
移行する仮想マシンの名前 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
親トピック: oakcli仮想マシン・コマンド
oakcli modify vmコマンドを使用して、既存の仮想マシンを変更します。
構文
oakcli modify vm vmname [-attachvdisk|-deletenetworkvlanname] [-s key1:value1;key2:value2;...] [-addnetwork|-deletenetworkvlanname] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
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(オプション)指定したVDisk(仮想ディスク)を、指定した仮想マシンにアタッチします。 |
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(オプション)指定したVDiskディスクを、指定した仮想マシンからデタッチします。 |
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(オプション)ovmdユーティリティに送信する、1つ以上のセミコロンで区切られたキー/値ペアで構成されるメッセージを識別します。 それぞれのキーと値はコロン(:)で区切られ、各キー/値ペアは一重引用符によって次のキー/値ペアと区切られます。 |
|
|
(オプション)指定した仮想マシンにVLANネットワークを追加します。 |
|
|
(オプション)指定した仮想マシンからVLANネットワークを削除します。 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
-attachvdiskまたは-detachvdiskオプションは、-addnetwork、-deletenetworkまたは-sパラメータとともに使用しないでください。
このコマンドを使用するときは、-addnetwork、-deletenetworkまたは-sパラメータのいずれか1つのみを指定します。
例15-47 実行中の仮想マシンへのメッセージの送信
gc_11g仮想マシンのrootユーザー・パスワードを更新します:
oakcli modify vm gc_11g -s "com.oracle.linux.root-password:password"
親トピック: oakcli仮想マシン・コマンド
oakcli show vmコマンドを使用して、仮想マシンに関する情報を表示します。
構文
oakcli show vm [vm_name | -h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)詳細を表示する仮想マシンの名前。 このパラメータを指定しない場合、すべての仮想マシンの情報が表示されます。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
仮想マシンがドライバ・ドメイン・モードで構成されている場合、oakcli show vm vmnameコマンドの出力は、DriverDomain属性に対してTRUEを表示します。
例
oakcli show vmコマンドの使用方法の例を示します。
例15-48すべての仮想マシンの詳細の表示
すべての仮想マシンの仮想マシン名、メモリーとvCPUの割当て、ステータス、仮想ディスクおよびリポジトリ名を次のように表示します。
# oakcli show vm NAME MEMORY VCPU STATE REPOSITORY sample5_odarepo1 2048 2 OFFLINE odarepo1 sample6_odarepo1 2048 2 OFFLINE odarepo2 test1_odarepo1 2048 2 OFFLINE odarepo1 test2_odarepo2 2048 2 OFFLINE odarepo2 vm1_odarepo1 4096 4 ONLINE odarepo1 vm2_odarepo2 2048 2 OFFLINE odarepo2 win_vm1 1500 1 ONLINE odarepo1
例15-49単一の仮想マシンの情報の表示
仮想マシンvm1_odarepo1の情報を表示します。
oakcli show vm vm1_odarepo1
Resource: vm1_odarepo1
AutoStart : restore
CPUPriority : 100
Disks : |file:/OVS/Repositories/odarepo1/Vi
rtualMachines/vm1_odarepo1/System.i
mg,xvda,w||file:/OVS/Repositories/o
darepo1/VirtualMachines/vm1_odarepo
1/u01.img,xvdb,w|
Domain : XEN_PVM
ExpectedState : online
FailOver : false
IsSharedRepo : false
Keyboard : en-us
MaxMemory : 3000
MaxVcpu : 4
Memory : 4096
Mouse : OS_DEFAULT
Name : vm1_odarepo1
Networks : |mac=00:21:F6:00:00:E4|
NodeNum : 0
NodeNumStart :
OS : OL_5
PrivateIP : None
ProcessorCap : 100
RepoName : odarepo1
State : Online
TemplateName : otml_sample1_odarepo1
Vcpu : 4
cpupool : twocpu
vncport : 5901
親トピック: oakcli仮想マシン・コマンド
oakcli show vmconsoleコマンドを使用して、特定の仮想マシンを管理するGUI仮想マシン・コンソールを開きます。
構文
oakcli show vmconsole vm_name [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
vm_name |
コンソールを開く仮想マシンの名前。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-50 仮想マシン・コンソールのオープン
vm1_odarepo1という仮想マシンのコンソールを開きます。
oakcli show vmconsole vm1_odarepo1
親トピック: oakcli仮想マシン・コマンド
oakcli start vmコマンドを使用して、ノード上の仮想マシンを起動します。
構文
oakcli start vm vm_name [-node node_number] [-d] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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仮想マシンを起動するノードを指定します。 |
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仮想マシン起動手順の詳細を指定します |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-51 ノード0の仮想マシンの起動
ノード0のvm1_odarepo1という仮想マシンを起動します。
oakcli start vm vm_odarepo1 -node 0
親トピック: oakcli仮想マシン・コマンド
oakcli Virtual Machineテンプレート・コマンドを使用して、仮想マシン(VM)テンプレートを一覧表示および管理します。
oakcli configure vmtemplateコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームで仮想マシン・テンプレートを構成します。oakcli delete vmtemplateコマンドを使用して、仮想マシン・テンプレートを削除します。oakcli import vmtemplateコマンドを使用して、仮想マシン・テンプレートをインポートします。oakcli modify vmtemplateコマンドを使用して、既存の仮想マシン・テンプレートにネットワークを追加するか、既存の仮想マシン・テンプレートからネットワークを削除します。oakcli show vmtemplateコマンドを使用して、仮想マシン・テンプレートに関する情報を表示します。oakcli configure vmtemplateコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームで仮想マシン・テンプレートを構成します。
構文
oakcli configure vmtemplate name [-vcpu cpucount -maxvcpu maxcpu -cpuprio priority -cpucap cap -memory memsize -maxmemory max_memsize -os sys -keyboard lang -mouse mouse_type -domain dom -network netlist -disk disks][h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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仮想マシン・テンプレートに割り当てる名前。 |
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンに割り当てられるノードの数。 |
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンが消費できるCPUの最大数。 |
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CPU使用の優先度。値が大きいほど優先度が高くなります(1から256)。 |
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンが利用できるCPUのパーセンテージ(1から100)。 |
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンに割り当てられるメモリー容量(1から88GBまたは1から90112MB) |
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンで使用可能なメモリーの最大容量。 |
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンで使用されるオペレーティング・システム(WIN_2003、WIN_2008、WIN_7、WIN_VISTA、OTHER_WIN、OL_4、OL_5、OL_6、RHL_4、RHL_5、RHL_6、LINUX_RECOVERY、OTHER_LINUX、SOLARIS_10、SOLARIS_11、OTHER_SOLARISまたはNONE) |
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンで使用されるキーボード(en-us、ar、da、de、de-ch、en-gb、es、et、fi、fo、fr、fr-be、fr-ca、hr、hu、is、it、ja、lt、lv、mk、nl、n--be、no、pl、pt、pt-br、ru、sl、sv、thまたはtr) |
|
|
テンプレートからクローニングされた仮想マシンで使用されるマウス・タイプ(OS_DEFAULT、PS2_MOUSE、USB_MOUSEまたはUSB_TABLET) |
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ドメイン・タイプ(次のオプション):
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンで使用されるMACアドレスとネットワークのリスト。 |
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テンプレートからクローニングされた仮想マシンで使用されるディスクのリスト(スロット、ディスクタイプおよび内容)。 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
すべてのパラメータ(nameを除く)は、オプションです。
コマンドが動作するには、1つ以上のオプションのパラメータを含める必要があります。
関連項目:
Oracle VMリリース3.1のドキュメント。次のURLで入手できます。
前述の表に関するオプションの詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E27300_01を参照してください。
たとえば、2.8 仮想マシンでオプション-domain domに関する詳細を確認してください。
http://docs.oracle.com/cd/E27300_01/E27309/html/vmusg-ovm-vms.html
仮想マシンの値の設定
myol5u7_10gbという名前の仮想マシン・テンプレートで次の構成値に値を設定します。
oakcli configure vmtemplate myol5u7_10gb -vcpu 2 -maxvcpu 4 -cpucap 40 -memory 1536M -maxmemory 2G -network "['type=netfront,bridge=net1']" -os OTHER_LINUX
-vcpu 2 = 仮想マシンの起動時に2つのCPUが割り当てられます
-maxvcpu 4 = 仮想マシンに割り当てることができるCPUの最大数は4です。
-cucap 40 = 仮想マシンに割り当てられるCPUの容量の最大割合は40%です。
-memory 1536M = 仮想マシンの起動時に割り当てられるメモリーの量は1536MBです。
-maxmemory 2G = 仮想マシンに割り当てることができるメモリーの最大容量は2GBです。
-network type=netfront,bridge=net1 = テンプレートからクローニングされた仮想マシンで使用されるネットワークのリスト。
-os = 仮想マシンが使用するオペレーティング・システムはOTHER_LINUXです。
親トピック: oakcli仮想マシン・テンプレート・コマンド
oakcli delete vmtemplateコマンドを使用して、仮想マシン・テンプレートを削除します。
構文
oakcli delete vmtemplate template_name [-server=node_number][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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削除する仮想マシン・テンプレートの名前。 |
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(オプション)仮想マシン・テンプレートを削除するOracle Database Applianceノード。 このオプション・パラメータが指定されない場合、両方のノードから仮想マシン・テンプレートが削除されます。 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
両方のノードから仮想マシン・テンプレートovu22を削除します。
oakcli delete vmtemplate ovu22
親トピック: oakcli仮想マシン・テンプレート・コマンド
oakcli import vmtemplateコマンドを使用して、仮想マシン・テンプレートをインポートします。
構文
oakcli import vmtemplate vmtemplatename -files image_files | -assembly assembly_file -repo repo_name [- node 0 | 1 ][-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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テンプレートに割り当てる名前。 |
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アセンブリ・ファイルまたはアセンブリ・ファイルにリンクする一重引用符で囲まれたURLです |
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インポートするテンプレートを格納するリポジトリの名前。 |
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共有リポジトリにインポートするときには、 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
このコマンドを実行する場合はその都度、オプション-filesまたは-assemblyの一方のみを指定します。 同じ文にこれらの2つのオプションを指定することはできません。
このコマンドが1つのアセンブリから複数のテンプレートをインポートする場合、各テンプレートには自動的に一意の名称が付けられます。 これらのテンプレート名には、vmtemplatename1、vmtemplatename2、vmtemplatename3などと順序番号が続く、vmtemplate vmtemplatename句で指定された名前が含まれます。
共有リポジトリにインポートする場合、有効なノード番号0または1を指定して-nodeオプションを指定します。 非共有リポジトリへのインポートに-nodeオプションを使用すると、コマンドは失敗します。
例
oakcli import vmtemplateコマンドの使用方法の例を示します。
例15-52 Dom0からの仮想マシン・テンプレートのインポート
必要なテンプレート(OVM_OL5U7_X86_64_PVM_10GB.tgz)がDom0の/OVSディレクトリからodarepo1リポジトリにインポートされ、テンプレート・ファイルにOL5U7と名前が付けられます。
oakcli import vmtemplate OL5U7 -files /OVS/OVM_OL5U7_X86_64_PVM_10GB.tgz -repo odarepo1
例15-53 リモート・サーバーからの仮想マシン・テンプレートのインポート
URLを使用してサーバーおよびテンプレート・ファイルを指定し、リモート・サーバーからテンプレートをインポートします。
oakcli import vmtemplate OL5U6 -files 'http://example.com/vm-template/OEL-5/OVM_OL5U6_X86_64_PVM_10GB.tgz' -repo odarepo2
例15-54 リモート・サーバー上のアセンブリからの仮想マシン・テンプレートのインポート
指定されたURLにあるリモート・サーバー上に格納されたアセンブリ・ファイルに含まれるテンプレートを、odarepo1リポジトリにインポートします。
oakcli import vmtemplate OL6U1 -assembly 'http://example.com/assemblies/OEL6/OVM_OL6U1_x86_PVHVM.ova' -repo odarepo1
例15-55 リモート・サーバー上のアセンブリから共有リポジトリへの仮想マシン・テンプレートのインポート
指定されたURLにあるリモート・サーバー上に格納されたアセンブリ・ファイルに含まれるテンプレートを、ノード1のrepo4という名前の共有リポジトリにインポートします。
oakcli import vmtemplate OL6U1 -assembly 'http://example.com/assemblies/OEL6/OVM_OL6U1_x86_PVHVM.ova' -repo repo4 -node 1
親トピック: oakcli仮想マシン・テンプレート・コマンド
oakcli modify vmtemplateコマンドを使用して、ネットワークを既存の仮想マシン・テンプレートに追加、またはテンプレートから削除できます。
構文
oakcli modify vmtemplate vmtemplatename [-addnetwork|-deletenetworkvlanname] [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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(オプション) VLANネットワークを指定の仮想マシン・テンプレートに追加します |
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(オプション) VLANネットワークを指定の仮想マシン・テンプレートから削除します |
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|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-56 仮想マシン・テンプレートに定義されているネットワークの変更
gc_11g仮想マシン・テンプレートに割り当てられているネットワークをnet1ネットワークに置き換えます。
oakcli modify vmtemplate gc_11g -addnetwork net1
親トピック: oakcli仮想マシン・テンプレート・コマンド
oakcli show vmtemplateコマンドを使用して、仮想マシン・テンプレートに関する情報を表示します。
構文
oakcli show vmtemplate [vmtemplate_name | -h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
(オプション)詳細を表示する仮想テンプレートの名前。 このパラメータを指定しない場合、すべての仮想テンプレートの情報が表示されます。 |
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例15-57 仮想テンプレートについての情報の表示
仮想テンプレートsample1_odarepo1の情報を表示します。
oakcli show vmtemplate sample_odarepo1
Resource: sample1_odarepo1
CPUPriority : 100
Disks : |file:/OVS/Repositories/odarepo1/Te
mplates/otml_sample1_odarepo1/Syste
m.img,xvda,w||file:/OVS/Repositorie
s/odarepo1/Templates/otml_sample1_o
darepo1/u01.img,xvdb,w|
Domain : XEN_PVM
Keyboard : en-us
MaxMemory : 2048
MaxVcpu : 2
Memory : 2048
Mouse : OS_DEFAULT
Name : sample1_odarepo1
Networks : |bridge=priv1||bridge=net1||bridge=
net2|
NodeNum : 0
OS : OL_5
ProcessorCap : 100
RepoName : odarepo1
Vcpu : 2
親トピック: oakcli仮想マシン・テンプレート・コマンド
Oracle Database Appliance仮想化プラットフォーム上で仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)を一覧表示および管理するには、oakcli VLANコマンドを使用します。
oakcli create vlanコマンドを使用して、Oracle Database Appliance Virtualized Platformノード上に新しい仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)を作成します。oakcli delete vlanコマンドを使用して、仮想ローカル・エリア・ネットワークを削除します。oakcli show vlanコマンドを使用して、Oracle Database Applianceで構成されている仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)に関する情報を表示します。oakcli create vlanコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのノードで新規仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)を作成します。
構文
oakcli create vlan vlan_name -vlanid tag_id -if interface_name -node 0|1 [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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VLANに割り当てる名前。 |
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パケット・ルーティングに使用されるタグ番号で、2から4096まで。 ノード上のVLANを一意に識別します。 IDを割り当て、両方のノードで同じタグ番号を使用することができます。 |
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VLANネットワークが作成されるインタフェースの名前。 |
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VLANが作成されたノード(Node0またはNode1)。 |
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|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
デプロイメント中にVLANをODA_BASEに割り当てることができます。
ODA_BASEのVLANはDOM-0から作成されます。
Node0からDom-0で作成したVLANのみを実行してください。
dom0でのVLAN作成は、ノード0からのみ実行する必要があります。
例
oakcli create vlan コマンドの使用方法の例を示します。
新しいVLANの作成
bond1インタフェースと番号が10のタグを使用して、ノード1にsample10というVLANを作成します。
oakcli create vlan sample10 -vlanid 10 -if bond1 -node 1
2番目のノードでのVLANの複製
ノード0上にsample10という名のVLANを作成します。
oakcli create vlan sample10 -vlanid 10 -if bond1 -node 0
oakcli delete vlanコマンドを使用して、仮想ローカル・エリア・ネットワークを削除します。
構文
oakcli delete vlan vlan_name -node node_number [-h]
パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
削除する仮想ローカル・エリア・ネットワークの名前 |
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仮想ローカル・エリア・ネットワークを削除するOracle Database Applianceノード |
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|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例
ノード1から仮想ローカル・エリア・ネットワークsample1を削除します。
oakcli delete vlan sample1 -node 1
oakcli show vlanコマンドを使用して、Oracle Database Applianceで構成されている仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)に関する情報を表示します。
構文
oakcli show vlan [-h]
パラメータ
(オプション) -hは、コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。
例15-58 使用可能な仮想エリア・ネットワーク(VLAN)の詳細の表示
使用可能な仮想ローカル・エリア・ネットワークの名前、タグID番号、ネットワークおよびノード割当てが表示されます。
oakcli show vlan
NAME ID INTERFACE NODENUM
net1 1 bond1 0
net1 1 bond1 1
net2 1 bond2 0
net2 1 bond2 1
net3 1 bond3 0
net3 1 bond3 1
net4 1 xbond0 0
net4 1 xbond0 1
priv1 1 bond0 0
priv1 1 bond0 1