Oracle Database Applianceを使用すると、デプロイと管理が簡単なシステムでOracle Databaseを利用できます。 完全なソフトウェア、サーバー、ストレージおよびネットワークのパッケージにより、データベースのデプロイメント、メンテナンスおよびサポートと、アプリケーション・ワークロードを簡素化でき、時間と費用を節約できます。
インストールされるまたはダウンロードできるOracle Database Appliance X6-2S、X6-2M、およびX6-2Lコンポーネントについて次の表で説明します。
インストールと示されているコンポーネントは、一般にOracle Database Applianceが配送されると利用可能になり、ダウンロードと示されているコンポーネントは、自身でダウンロードしてデプロイすることになります。
注意:
この表にリストされているコンポーネントは、すべてのリリースで使用できるわけではありません。
表1-1 Oracle Database Applianceのソフトウェア
コンポーネント | コンポーネントの内容 | インストールまたはダウンロード |
---|---|---|
Oracle Database Applianceオペレーティング・システム・イメージ |
Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェース Oracle Appliance Manager (Webコンソール) Oracle Linux ハードウェア・ドライバ |
インストール |
Oracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドル |
Oracle Databaseクローン・バイナリ Oracle Databaseテンプレート(Oracle Database Applianceデプロイ用としてカスタマイズ) Oracle Grid Infrastructureクローン・バイナリ Oracle Appliance Manager Webコンソール Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェース Oracle Appliance Managerソフトウェア |
ダウンロード |
注意:
Oracle Database Applianceは、Oracle Database 12.1.0.2と11.2.0.4をサポートしています。 Oracle Database 11.2.0.3は、Oracle Database Appliance X6-2S、X6-2M、およびX6-2Lではサポートされていません。Oracle Database Applianceをデプロイするために完了する必要がある手順を示します。
これらのタスクを完了するには、このマニュアル、およびOracle Database Applianceオーナーズ・ガイドの各トピックを参照してください。
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コマンドを実行してバンドルをインストールします。Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、データベースを表示および作成し、ジョブ・アクティビティを表示します。
Webコンソールは、Optimal Flexible Architectureのガイドラインに従うOracle Databasesのデプロイを支援します。 Optimal Flexible Architecture標準はベスト・プラクティスの構成を提供します。これにより、データベース・デプロイメントのサポートと維持がしやすくなります。 Optimal Flexible Architectureには、次のものが含まれます。
ディレクトリとファイルの構造化された編成、および制御ファイル、REDOログ・ファイル、その他の重要なファイルなど、重要なデータベース・ファイルの一貫性があるネーミング(データベース管理が簡略化されます)。
表領域の内容の区切り。これにより、表領域の空き領域のフラグメント化を最小限に抑え、できるかぎり柔軟に管理できるようにします。
Stripe And Mirror Everything (SAME)デプロイメント。データベースの障害から保護します。
注意:
Oracle Database Applianceに対してデータベースが最適に構成されるように、Oracle DatabaseはWebコンソールまたはコマンドライン・インタフェースを使用して作成してください。Webコンソールには、次のタスクを実行するためのわかりやすいオプションが用意されています。
アプライアンスのデプロイ
既存データベースの表示
データベースの作成と削除
既存のデータベース・ホームの表示
データベース・ホームの作成および削除
ジョブ・アクティビティの表示
Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成と有効化
注意:
優先ブラウザはGoogle Chromeです。自動更新機能
「自動更新」オプションは、コンソールの右上隅にあります。 自動更新をオンにすると、コンソールのすべてのページが30秒ごとに更新されます。 既定では、自動更新は無効です。
注意:
Webコンソールでアクションを実行する前に、「自動更新を無効にする」が重要です。 タスクを実行していて、ジョブをサブミットする前にコンソールをリフレッシュすると、変更は保存されません。