ソフトウェアをデプロイ後、システムが稼働する前にこれらの管理タスクを実行する必要があります。
システムを保護するため、インストール後に、デフォルトの管理アカウント・パスワードを変更する必要があります。
デプロイ中に、root
とデータベース・ユーザーSYS
、SYSTEM
およびPDBADMIN
がマスター・パスワードに設定されます。 デプロイメント後、oracle
およびgrid
のパスワードもマスター・パスワードに設定されます。 パスワードを企業のユーザー・セキュリティ・プロトコルに従うように変更してください。
データベース・システムを保護するために必要な構成とベスト・プラクティスに関する情報は、Oracle Database Applianceセキュリティ・ガイドおよびOracle Databaseセキュリティ・ガイドを参照してください。
カスタム・デプロイを完了してIPMIを構成した場合、デフォルトのユーザー名およびパスワードを変更します。
Oracle Clusterwareは、失敗したノードをクラスの残りの部分から分離できる業界標準のプロトコルであるIntelligent Platform Management Interface (IPMI)をサポートしています。 IPMIでは、Oracle Clusterwareまたはオペレーティング・システムとの連携がなくても問題モードを再起動できます。
IPMIの構成は、Oracle Database Applianceのカスタム・デプロイ実行時のオプションです。 次の手順に従ってデフォルトのユーザー名およびパスワードを変更します。
注意:
Oracle Database Appliance上のソフトウェアのデプロイが完了するまで、デフォルト・パスワードを変更しないでください。 デプロイメントが完了する前にパスワードを変更すると、構成エラーが発生する可能性があります。
Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)を、特定のハードウェア障害に関するサービス・リクエストを自動的に生成するよう構成します。
Oracle ASRは、迅速な診断および優先度サービス・リクエスト処理を介してシステムの可用性を向上させることができるセキュア・サポート機能です。 Oracle Database Appliance上にOracle ASRを構成し、専用のASRマネージャを使用したり、アプライアンスと同じネットワーク内の別のサーバー上に構成されたOracle ASRマネージャ(内部Oracle ASR)を使用できます。 Oracle ASRマネージャを環境内にすでに構成している場合、Oracle Database Applianceを既存のOracle ASRマネージャに登録できます(外部Oracle ASR)。
Oracle ASRをサポートするには、Oracle Database ApplianceハードウェアをMy Oracle SupportのサポートID (SI)に関連付ける必要があります。
Oracle ASRは、Oracle Appliance ManagerのWebコンソールまたはコマンドライン・インタフェースでいつでも構成することも、既存の構成を編集することもできます。
Oracle ASRを構成するには、My Oracle Supportアカウントのユーザー名およびパスワードを入力する必要があります。 Oracleへのインターネット・アクセスにプロキシ・サーバーが必要な場合、プロキシ・サーバーの名前も入力する必要があります。 Simple Network Management Protocol (SNMP)バージョン2またはSNMPバージョン3を使用するために、Oracle ASRをオプションで構成することもできます。