Oracle Bug#20662774
フェイルオーバー・クラスタがローリング・アップグレードを使用してOracle Fail Safeリリース4.1.1にアップグレードされた場合、既存のクラスタ・グループ(ロール) TNSリスナーはグループ検証機能によって無効と見なされました。次のようなエラーが返されました。
FS-10300: Verifying Oracle Net listener resource OracleOraDB12Home1TNSListenerFslGroupName FS-11412: The listener OracleOraDB12Home1TNSListenerFslGroupName entry is not found FS-11414: The TCP address list of listener OracleOraDB12Home1TNSListenerFslGroupName is incorrect
TNSリスナーのクラスタ・リソース名が変更されていない場合、同じエラーが返されました。Oracle Fail Safe 4.1.1は、リソース・プライベート・プロパティに格納されている名前を使用するかわりに、クラスタ・リソースからリスナー名を導出しました。これにより、TNSリスナーに正しくない名前が使用されることがありました
この問題は修正されています。リスナーの名前はリソース・プライベート・プロパティからフェッチされるようになり、リスナー・クラスタ・リソースの名前に関係なく正しいリスナー名が使用されるようになりました。