クラウド・レディネス / Oracle Customer Data Management Cloud
新機能
  1. 更新19D
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
    1. 顧客データ管理
        1. 顧客データ管理の一般的な機能強化
        2. 最適化されたソース確度生存の使用
        3. 簡易顧客データ管理設定オプションの使用

更新19D

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 機能 ノート
2019年9月20日   初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。


顧客による処理が必要 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用できるようにするには、処理を実行する必要があります。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が有効化状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

顧客による処理が必要

顧客データ管理

顧客データ管理の一般的な機能強化

最適化されたソース確度生存の使用

簡易顧客データ管理設定オプションの使用

顧客データ管理

顧客データ管理の一般的な機能強化

アプリケーションの全体的なユーザビリティを改善するために、「顧客データ管理」ページにいくつかの一般的な機能強化が加えられました。

  • 重複識別バッチのオフライン・レビューが容易になるように、重複識別バッチの詳細ページおよび対応するリスト・エクスポート・フォーマットにマスター・パーティ番号および割当先のフィールドが追加されました
  • リンク要求の重複セット詳細表内のリンクされたパーティにハイパーリンクが追加されました
  • リンク名属性に基づいてパーティ・リンクを検索、フィルタおよびエクスポートする機能が追加されました

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

Oracle Help Centerの次のガイドを参照してください。

  • Oracle Engagement Cloud Customer Data Managementの実装
  • Oracle Engagement Cloud顧客データ管理の使用

ロール情報

  • 顧客データ・スチュワード
  • データ・スチュワード・マネージャ
  • マスター・データ管理アプリケーション管理者

最適化されたソース確度生存の使用

ソース確度ベースの属性生存を実装するための最適化されたメカニズムを使用します。純粋なソース・ベースの属性生存を使用する場合、ルールを構成するかわりに設定オプションを選択できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

新しい「ソース確度」属性生存モードを使用することでパフォーマンスが向上し、これはカスタム生存ルールの構成を必要としません。

主なリソース

Oracle Help Centerの次のガイドを参照してください。

  • Oracle Engagement Cloud Customer Data Managementの実装
  • Oracle Engagement Cloud顧客データ管理の使用

ロール情報

  • マスター・データ管理アプリケーション管理者

簡易顧客データ管理設定オプションの使用

新しい簡易顧客データ管理設定オプション・ページを使用して、統合および簡略化されたインタフェースで広範な重複解決オプションを構成します。この構成インタフェースは、「設定および保守」で「顧客データ管理オプションの管理」タスクとして使用できます。この構成ページでは、3つの一般領域(パフォーマンス・チューニング、機能制御およびマージ動作)について、Fusion Data Quality重複解決オプションを指定できます。

パフォーマンス・チューニング設定では、パーティ・マージによって処理されるデータ・エンティティのタイプ(「マージ適用範囲」)、マージ・プロセスがビジネス・イベントおよび統合イベントをトリガーするかどうか(「マージ・モード」)、および重複解決キューを処理するために使用される同時処理スレッドの数およびスレッド当たりのマージ・タスクの数(それぞれ「最大コンカレント・マージ・ジョブ数」と「マージ要求ジョブ・サイズ」)を制御します。

機能コントロール設定では、どの重複解決プロセス・タイプがデフォルトで選択されるか(「デフォルト解決タイプ」)、重複セットの自動マージまたはリンクを有効にする重複一致スコアしきい値(それぞれ「自動マージしきい値」および「自動リンクしきい値」)、マージ要求を顧客センター・アカウントおよび担当者リスト・ページから直接送信できるかどうか(「顧客センター・マージ要求」)、および手動で送信されたマージがデータ・スチュワードによるレビューを必要とするかどうか(「ユーザー・マージ処理」)を制御します。

マージ動作設定では、重複解決プロセスで重複セットのどのレコードがマスター・レコードとして指定されるかを選択するのに使用されるロジックのタイプ(「マスター・レコード選択」)、属性が同一の場合に特定のタイプの子レコードを相互にマージする必要があるかどうか(「同一の子レコードのマージ」)、および特定のタイプのマージ処理オプションに使用される属性レベルのソースごとの変更追跡を有効化するかどうか(「属性ソース・トラッキング使用可能」)を制御します。

「顧客データ管理オプションの管理」ページ

この設定ページでは選択した設定オプションの互換性も検証され、構成が期待どおりに動作することが確認されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

ベスト・プラクティスとして、関連するプロファイル・オプションを直接編集するのではなく、この新しい設定ページを使用して重複解決オプションを構成することをお薦めします。

主なリソース

Oracle Help Centerで入手可能なOracle Engagement Cloud Customer Data Managementの実装ガイドを参照してください。

ロール情報

  • マスター・データ管理アプリケーション管理者