クラウド・レディネス / Oracle Customer Data Management Cloud
新機能
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  1. 更新20D
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
    1. 顧客データ管理
        1. 住所クレンジングでの複数選択のサポート
        2. インポートおよびエクスポート管理を使用した顧客ハブ個人エンティティの作成、更新、削除およびエクスポート
        3. ハブ組織インポート・オブジェクトを使用した追加属性をインポートするためのサポートの提供
        4. REST APIを使用した汎用ソース・システム・オブジェクトの管理
        5. 組織RESTリソースを使用した一般的な組織データの管理
        6. 個人RESTリソースを使用した一般的な個人データの管理
  4. 重要な処理および考慮事項

更新20D

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 ノート
2020年12月17日   ハブ組織インポート・オブジェクトを使用した追加属性をインポートするためのサポートの提供 文書の更新。機能情報の改訂。
2020年9月18日     初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示します。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

機能のサマリー

列の定義:

すぐ使用できる状態で提供される機能

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

機能は無効化状態で提供 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用する前に処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要
(使用不可の状態で提供される機能)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

顧客データ管理

住所クレンジングでの複数選択のサポート

インポートおよびエクスポート管理を使用した顧客ハブ個人エンティティの作成、更新、削除およびエクスポート

ハブ組織インポート・オブジェクトを使用した追加属性をインポートするためのサポートの提供

REST APIを使用した汎用ソース・システム・オブジェクトの管理

組織RESTリソースを使用した一般的な組織データの管理

個人RESTリソースを使用した一般的な個人データの管理

>>「重要な処理および考慮事項」をクリック

顧客データ管理

住所クレンジングでの複数選択のサポート

複数の住所クレンジング結果を選択し、それらをまとめて一度に受け入れるか拒否します。現在、データ・スチュワードはバッチ内の各住所クレンジング結果を個別に選択し、「受入」または「否認」ボタンをクリックする必要があります。複数選択チェック・ボックスを使用して、一度に複数の住所クレンジング結果を選択できるようになりました。

この拡張により、データ・スチュワードがクレンジング済住所結果を高速かつ効率的にすばやく処分できるようになります。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

次のガイドの住所のクレンジングの章を参照してください。

ロール情報

  • データ・スチュワード

インポートおよびエクスポート管理を使用した顧客ハブ個人エンティティの作成、更新、削除およびエクスポート

担当者などの様々なタイプの個人エンティティにおいて共通基準として使用される、包括的な個人プロファイルを作成、更新、削除およびエクスポートします。

この拡張機能では、1つのインポートまたはエクスポート書式を使用して、複数の個人オブジェクト・タイプで共有される一般的な個人プロファイル情報を管理できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

CX販売とB2Bサービスのインポートおよびエクスポート管理の理解ガイドのデータのインポートの章を参照してください。

ロール情報

  • CRM管理者
  • データ・スチュワード

これらのロールにはインポート権限があり、標準のインポート管理プロセスによりこの新しいHubPersonエンティティにアクセスできます。

ハブ組織インポート・オブジェクトを使用した追加属性をインポートするためのサポートの提供

ハブ組織インポート・オブジェクトのフィールド定義で、地理名参照との統合に役立つ追加属性を使用できるようになりました。新しく追加されたフィールドは次のとおりです。

  • ThirdPartyFlag
  • ValidatedFlag
  • CleanlinessScore
  • CompletenessScore
  • DataConfidenceScore
  • DatafoxCompanyId
  • DuplicateIndicator
  • DuplicateScore
  • EnquiryDuns
  • EnrichmentScore
  • LastScoreUpdateDate
  • RecencyScore
  • ValidityScore

この機能は、適切なフィールド・サポートおよび統合により、整合性と完全な機能を提供します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

CX販売とB2Bサービスのインポートおよびエクスポート管理の理解ガイドのデータのインポートの章を参照してください。

ロール情報

APIへのアクセス権またはHubOrganizationインポート・オブジェクトへのアクセス権を持つロールには、この新しいフィールドが表示されます。

REST APIを使用した汎用ソース・システム・オブジェクトの管理

REST APIを使用して、新しい汎用ソース・システム・オブジェクトを作成、更新、削除および取得できます。汎用ソース・システム・オブジェクトは、データのソース、その日付パラメータ、ステータス、ソース・システムIDなど、既存のソース・システムおよびベース表に相互参照される情報を識別します。基本的に、汎用ソース・システム・オブジェクトは、様々な外部ソース・システムと基本マスター・システム間の相互参照を保持します。

この機能により、ソース・システム識別子が完全にサポートされ、ソース相互参照の保守が容易になります。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

アップサートAPIには既知の問題が存在します。ご使用の環境でこのAPIの使用による問題が発生した場合は、かわりにパッチ適用APIを使用します。

主なリソース

CX販売とB2B サービスREST APIガイドのソース・システム参照タスクを参照してください。

ロール情報

顧客管理および開発ロールには、必要に応じて顧客統合のためのこれらのREST APIを使用するためのアクセス権があります。

組織RESTリソースを使用した一般的な組織データの管理

一般的な組織オブジェクトに基づくRESTリソースを使用して、組織データを管理します。

この機能は、これまでファイル・ベースのインポート・フレームワークに存在していた新しいインポートおよびエクスポート管理フレームワークの機能を提供します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 参照されている組織が販売関連組織でない場合に、外部システムへのインポートおよび統合のために汎用hubOrganizationを使用することを計画します。たとえば、財務システム、HRシステム、パートナ組織またはマーケティング組織からの組織などです。
  • Oracle Customer Data Managementのアクティブなライセンスが必要です。

主なリソース

CX販売とB2B サービスREST APIガイドの組織タスクを参照してください。

ロール情報

データ・スチュワードおよびCRM管理者ロールを持つユーザーには、汎用hubOrganizationオブジェクトに対してインポート・アクティビティおよびWebサービスREST APIを実行する権限があります。

個人RESTリソースを使用した一般的な個人データの管理

一般的な個人オブジェクトに基づくRESTリソースを使用して、個人データを管理します。このリソースを使用して、インポートREST APIを介して個人データをインポートすることもできます。

この機能は、これまでファイル・ベースのインポート・フレームワークに存在していた新しいインポートおよびエクスポート管理フレームワークの機能を提供します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • hubPersonは汎用オブジェクトで、これにより多数の外部システムにおいて個人ベースのデータを顧客ハブにインポートできるようになります。データの処理のためにすべての作成、更新、削除APIが使用できます。この機能を使用すると、顧客はクラシック・インポートから標準インポート処理に移行できます。
  • この機能を使用するには、Oracle Customer Data Managementのライセンスが必要です。

主なリソース

CX販売とB2B サービスREST APIガイドの個人タスクを参照してください。

ロール情報

データ・スチュワードおよびCRM管理者には、このインポート機能およびhubPersonオブジェクトのすべてのREST APIにアクセスする権限があります。

重要な処理および考慮事項

このセクションには、製品の動作方法を変える可能性がある追加の変更について説明します。

非推奨となった機能

Oracleは時折、既存のクラウド・サービス機能を非推奨にします。このセクションでは、このクラウド・サービスで非推奨となった機能を示します。

非推奨となった機能 非推奨となる時期 追加情報

「エンタープライズ・データ品質照合構成の管理」ページの住所重複識別構成

   21A   

この非推奨の構成は21Aで非表示になります。この構成の表示は、プロファイル・オプションORA_ZCQ_ENABLE_ADDR_MATCH_OBJECTによって制御されます。この非推奨の構成を非表示にすることで混乱を回避し、誤ってこの構成を使用しないようにできます。この非推奨の構成がアプリケーション環境ですでにアクティブになっている場合、その構成は引き続き表示され、アクティブになります。

住所レコードは、組織(アカウント)および個人(連絡先)の子オブジェクトです。そのため、住所重複識別は組織および個人の重複識別プロセスの一部として実行することをお薦めします。