本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
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2021年6月30日 | 初版作成。 |
Oracle Configure, Price, and Quote (CPQ)の使用により、商談から見積、オーダーまでの一連のプロセス(製品の選択、構成、価格設定、見積作成、オーダーおよび承認のワークフローを含む)を合理化できます。Oracle CPQは柔軟性と拡張性の高いエンタープライズ対応ソリューションです。直販や間接、Eコマースといった販売チャネルを通じて製品やサービスを販売するあらゆる規模のお客様にご利用いただけます。
このガイドでは、Oracle CPQ 21Cの新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
主なリソース
詳細および手順は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプを参照してください。
セキュリティおよび新機能
システムでセキュリティの構造に変更が生じた場合は、実装する新機能についてセキュリティ管理者にアドバイスの提供が必要になる可能性があります。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、cpqcloud_documentation_us_grp@oracle.comまでお送りください
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能をすぐに使用可能にするためにアクションが必要になるため破壊的ではありません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle CPQ 21Cでは、次のコマース機能が提供されます。
Oracle CPQ 21Cでは、コマース・ルールの内部パラレル処理によってエンド・ユーザー応答時間が短縮されます。
同時ルール処理の拡張機能により、エンド・ユーザーのコマース・トランザクションのパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
コマース・ルールのパラレル処理を無効にする必要がある場合は、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を発行してください。
Oracle CPQ 21Cでは、算式入力で使用するシステム変数およびバージョン属性が公開されています。算式管理UIの「属性」パネルからシステム変数およびバージョン属性を管理者が選択できるようになりました。
この機能により、コマースでシステム変数およびバージョン属性を使用するためにBMLを記述する必要がなくなるため、管理者エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
システム変数およびバージョン属性は、出力の「属性名」列では使用できません。ユーザーはこれらの変数に値を設定できません。
Oracle CPQ 21Cでは、コマースのメイン文書の「売上カテゴリ」システム属性と、コマースのサブ文書のプラットフォーム・レベルの「売上属性セット」が導入されています。
メイン文書の「売上カテゴリ」属性によって、この販売トランザクションの売上のカテゴリ(更改や新規ビジネスなど)が識別され、新しい「売上カテゴリ」属性タイプを使用して作成されます。管理者が新しい売上カテゴリ・タイプ属性を追加すると、売上カテゴリ(_revenueCategory_t)が生成されます。この属性が、新規、更改および拡張のメニュー・オプションを備えた単一選択メニューになります。
サブ文書の「売上属性セット」には、財務分析および予測に使用される集計売上値およびその他の情報を格納する次の売上属性が含まれています。
- 「売上カテゴリ」属性(_revenueCategory_l)は、この明細の売上カテゴリ(更改や新規ビジネスなど)を示します。この属性が、新規、更改および拡張のメニュー・オプションを備えた単一選択メニューになります。
- 売上ID属性(_revenueId_l)は、関連付けられた商談の売上明細品目のIDをリストするテキスト・タイプ属性です。
この機能により、CPQ見積のOracle Sales売上品目をCPQで取得できます。これにより、見積の作成後に、売上明細に関連する情報をOracle Salesで保持したり、再入力したりできます。
有効化のステップ
コマースのメイン文書の売上カテゴリ属性の追加
次のステップを実行して、コマースのメイン文書に売上カテゴリ属性を追加します。
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Oracle CPQにログインし、管理ホーム・ページを開きます。
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「コマースおよび文書」セクションの「プロセス定義」をクリックします。
-
該当するコマース・プロセスの「文書」を選択し、「リスト」をクリックします
-
メイン文書の「属性」を選択し、「リスト」をクリックします。
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「追加」をクリックします。
-
「属性タイプ」ドロップダウン・メニューから「売上カテゴリ」を選択します。
- 「追加」をクリックします。
売上カテゴリ(_revenueCategory_t)単一選択メニューが新規、更改、拡張の各メニュー・オプションで作成されます。
コマースのサブ文書の売上属性セットの追加
次のステップを実行して、コマースのサブ文書に売上属性セットを追加します。
-
Oracle CPQにログインし、管理ホーム・ページを開きます。
-
「コマースおよび文書」セクションの「プロセス定義」をクリックします。
-
該当するコマース・プロセスの「文書」を選択し、「リスト」をクリックします
-
サブ文書の「属性」を選択し、「リスト」をクリックします。
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「追加」をクリックします。
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「属性タイプ」ドロップダウン・メニューから「売上属性セット」を選択します。
-
「追加」をクリックします。
売上属性セットは、売上カテゴリ(_revenueCategory_l)および売上ID (_revenueId_l)属性を指定して作成します。
ヒントと考慮事項
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コマースのメイン文書に追加できるのは1つの売上カテゴリ属性のみで、コマースのサブ文書に追加できるのは1つの売上属性セットのみです。
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売上カテゴリおよび売上ID属性の変数名は編集できません。
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売上カテゴリ属性のメニュー項目は編集できません。
次のOracle CPQ管理機能は、Oracle CPQ 21Bパッチ3で最初にリリースされ、Oracle CPQ 21Cで使用可能です。
管理者は、ログイン履歴にページ区切りオプションを設定できます。ログイン履歴にページ区切り機能を使用すると、ページにアクセスしたときに、ユーザー履歴のサブセットがページにロードされます。これにより、ページの初期ロード時間が短縮され、ユーザーはログイン履歴のページを移動して情報にアクセスできます。管理者は、1ページに表示するユーザー・ログイン履歴の行数を設定できます。この設定では、1ページ当たり50行から500行まで、50行の増分で指定できます。デフォルト設定は1ページ当たり100行です。
「ログイン履歴」ページを表示するには、次のステップを実行します。
- 「オプション - 一般」ページに移動します。 「管理」→「一般」→「一般サイト・オプション」
- 「オプション - ログイン」で「ログイン履歴の表示」をクリックします。
次の例は、ページ区切りのリンクを含む「ログイン履歴」ページを示しています。
有効化のステップ
ログイン履歴のページ区切り機能は、Oracle CPQ 21Cのサイトで自動的に使用可能になり、ページ当たり100行がデフォルト値として設定されます。
ユーザー・ログイン履歴の1ページに表示する行数を変更するには、次のステップを実行します。
- 「オプション - 一般」ページに移動します。 「管理」→「一般」→「一般サイト・オプション」
- 「機能設定」の「ページ当たりの行数」をクリックします。
- 「ユーザー・ログイン履歴リスト・ページ」ドロップダウンから、1ページに表示する行数を選択します。
- 「更新」をクリックします。
Oracle 21Cでは、次のOracle CPQライセンス・メトリック機能を使用できます。
ECommerceインタラクション・ライセンス・サポートの向上
Oracle CPQ 21Cでは、新しい「ユーザー」プロパティをアクセス・トークンでECommerceアプリケーションからOracle CPQに渡せるようになりました。クイック登録ユーザーの場合は、秘密キーを使用して作成された「ユーザー」プロパティおよびアクセス・トークンが、アップロード済の公開セキュア証明書で検証されてユーザーのCPQアクセスが認証されます。クイック登録ユーザーが認証されると、Oracle CPQアプリケーションへのアクセスがシームレスに許可され、そのログイン・セッション中に使用するCPQインタラクション・ライセンスが割り当てられます。
この機能により、クイック登録ユーザーのログイン・プロシージャが強化され、クイック登録ユーザーおよびゲスト・ユーザーのCPQインタラクション・ライセンスの使用がより適切に定義されます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
Oracle 21Cでは、次の価格設定エンジン機能を使用できます。
Oracle CPQ 21Cでは、パーセント、金額および絶対価格タイプの価格設定プロファイルに対して単純条件が導入されました。単純条件は、コーディングしなくても簡単に設定できます。管理者は、簡単に必要な条件属性を選択し、適切な比較演算子を選択して、価格設定プロファイルを起動する際の属性の値を指定できます。
価格設定プロファイルへの単純条件の追加
次のステップを実行して、価格設定エンジンの価格設定プロファイルに単純条件を追加します。
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Oracle CPQにログインし、管理ホーム・ページを開きます。
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「製品」セクションの「価格設定エンジン」をクリックします。
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「プロファイル」タブを選択します。
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既存の価格設定プロファイルを選択するか、「プロファイルの追加」をクリックして新しいプロファイルを作成します。
新しい価格設定プロファイルの追加の詳細は、CPQ管理者オンライン・ヘルプ - 製品価格設定管理のトピックを参照してください。
-
「単純」条件オプションを選択します。
-
単純条件の作成:
-
このサイトに定義された価格設定属性のドロップダウン・リストから、「属性名」を選択します。
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「演算子」を選択します。
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必要な「属性値」を入力します。
-
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「追加」アイコン(+)をクリックして、条件を「価格設定プロファイル」に追加します。
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(オプション)ステップ6および7を繰り返して、条件を追加します。
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「行グループ化」を入力します。
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「保存」をクリックします。
価格設定エンジンの機能拡張により、管理者が拡張タイプの価格設定プロファイルでBMLスクリプトを作成しなくても、パーセント、金額および絶対価格タイプの価格設定プロファイルに対する単純条件を簡単に作成できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
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Oracle CPQ 21C以降では、拡張プロファイルを「常にTrue」に設定できます。
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拡張価格設定プロファイルを含むすべての新しい価格設定プロファイルは、デフォルトで「常にTrue」に設定されます。既存の価格設定プロファイルは変更されません。
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単純条件は、一括アップロードまたは一括ダウンロードではサポートされていません。
Oracle CPQ 21Cでは、次のWebサービス機能を使用できます。
Oracle CPQ 21C以降では、新しいv12 REST APIによってWebサービス・サポートが拡張され、次のように管理者がライセンス情報に簡単にアクセスできるようになります。
- 使用可能なAPIライセンスの合計数と、指定した日時範囲内で使用されたAPIライセンスの数。
- 使用可能なECommerceインタラクションの合計数と、指定した日時範囲内で使用されたECommerceインタラクションの数。
- 購入した内部ライセンスの合計数と有効な内部ライセンスの数。
- 購入したチャネル・ライセンスの合計数と有効なチャネル・ライセンスの数。
使用状況メトリックの取得
このエンドポイントは、指定されたタイプまたはすべてのライセンス使用状況情報を返します。
- エンドポイント: /rest/v12/companies/usage
- メソッド: GET
タイプ、タイムスタンプおよび会社問合せパラメータを指定したREST APIエンドポイントを使用して、特定の日時範囲に対する特定のライセンス・タイプのライセンス情報を返すことができます。次のエンドポイントの例では、ABC Companyの1か月間のすべてのライセンス・タイプの情報が返されます。
このRESTコールでは、正確なリアルタイムのライセンス情報を提供して、管理者が意思決定、使用状況追跡およびトラブルシューティングをするのを支援します。詳細および例は、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプの使用状況メトリックREST APIのトピック、またはOracle Help CenterのOracle CPQのREST APIサービスを参照してください。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
使用状況メトリックの取得REST APIは、問合せパラメータに対してMongoDB演算子をサポートしていますが、次の制限があります。
- {"type", "timestamp", and "company"}は$andによってのみグループ化できます
- "type"では、$in演算子のみがサポートされます
- "company"は1つの会社名のみに対応します
- "timestamp"では、$gt、$gte、$ltおよび$lteのみを使用して日時範囲を指定できます
アップグレード前の考慮事項
サポートされている機能への計画的な変更
Oracle CPQでは、アプリケーションを絶えず改善するために、製品の機能を定期的に評価し、改善された機能で置き換える必要がある古い機能を特定しています。古い機能をサポートすると、お客様に提供する価値に悪影響を及ぼします。このお知らせでは、提供された代替機能を把握して今後の更新に備えるための情報をCPQ管理者およびIT担当者に提供します。次の表に、廃止が計画されている機能、およびそれらが削除されるリリースのスケジュールを示します。
意味の説明
「非推奨」は、Oracle CPQの将来の更新で機能の削除が計画されていることを意味します(次の表の「サポート終了」列を参照)。この機能は、既存のユーザーに対してはその時点まで引き続き機能しますが、機能や文書は拡張されません。削除後は、その機能がサポートされなくなり、機能しなくなります。
Oracle CPQの機能 | 非推奨の発表 | サポート終了と削除 | 説明 |
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構成ページ・テンプレート |
21A |
21D |
この管理機能は、広く実装されているわけではありません。現在、構成ページ・テンプレートが環境内にあるお客様については、標準構成フローに移行する必要があります。Oracle CPQ 21D以降は、構成ページ・テンプレートを作成および編集できなくなります。構成フローの詳細は、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプの構成フローのトピックを参照してください。 |
文書エンジン |
21A |
21D |
提案および発行の作成に使用される文書エンジンは非推奨になります。お客様は既存のDocEngineを再作成する必要があります。文書デザイナを使用したテンプレート。Oracle CPQ 21Dにアップグレードすると、テンプレートを編集するために文書エンジン管理にアクセスできなくなります。ただし、文書エンジンによって生成されたRAW XSLテンプレートに対する編集アクセス権は保持されます。文書エンジンで作成されたテンプレートを使用した印刷処理は、エンド・ユーザーに対して引き続き機能します。文書エンジンを使用して新しい文書を作成しないで、できるかぎり早く文書デザイナに移行することをお薦めします。文書デザイナの詳細は、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプの文書デザイナの概要のトピックを参照してください。 |
Oracle CPQショッピング・カート |
21A |
22A |
Oracle CPQのショッピング・カート機能は、レガシー構成UIで非推奨になりました。JET構成UIで同様のエクスペリエンスを開発作業中です。
|
ExtJSライブラリ・ヘルパー |
21C |
22A |
ExtJSは、Webアプリケーション・ページを作成するためのJavaScriptライブラリです。Oracle CPQでは、このフレームワークを内部実装に使用しており、このライブラリはお客様には公開していませんでした。このライブラリは製品から削除されます。CPQの実装にJavaScriptを使用し、ExtJSライブラリ関数をカスタム参照している場合は、スクリプトからこれらの参照を削除することをお薦めします。Oracle CPQ 22Cリリースでは、このフレームワークがOracle CPQ製品から削除されます。次のステップに従って、CPQ実装でのEXTJSライブラリのカスタム使用を確認してください。 ステップ1 ホームXSLテンプレートでExtJSライブラリを参照しているかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
<xsl:variable name=“gSkinJsCode”> ... </xsl:variable> ステップ2
ステップ3
ステップ4 ファイル・マネージャからカスタムJavaScriptを定義して参照している場合は、「Ext.」を指定してドキュメント検索を実行し、ExtJS参照を見つけます。 |
レガシー・グローバル関数 |
21C |
22B |
Oracle CPQの以前のバージョンでは、レガシー・グローバル関数(Jythonスクリプトとも呼ばれます)により、お客様がカスタムpythonスクリプトを記述して様々なタイプの処理のBMLで使用できました。パフォーマンスが低いため、Oracle CPQでは数年前にこれらのスクリプトのサポートを終了しました。Oracle CPQ実装でこの機能を使用している場合は、サポートされている標準機能(たとえば、ユーティリティBMLライブラリ、コマースBMLライブラリおよびBMQL)に管理者が移行することをお薦めします。Oracle CPQ 22Bでは、この機能が製品から削除されます。 ご使用の環境でレガシー・グローバル機能が有効になっているかどうかを確認するには、次のステップに従います。
|
レガシー・コマースUI |
21C |
22C |
Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・コマース・トランザクションUIが非推奨になります。Oracle CPQ 22Cでは、この機能のサポートが終了して削除されます。 Oracle CPQ 18Cでコマースに対してJETレスポンシブUIが導入され、何年も進化を続けて本番環境での経験を積んだ結果、お客様はコマースと構成の両方で新しいJETレスポンシブUIのメリットを享受しています。Oracle CPQのお客様の大半は、JET UIへの完全な移行を完了しています。今後は、JETレスポンシブUIの拡張に重点を置いて、ユーザー・エクスペリエンス全般を向上させていきます。 これらの変更を発表するのは、お客様に早めにお知らせして、この更新に備えていただくためです。Oracle CPQの実装で、レガシー・コマースUIをまだ使用している場合は、JET UIへの移行の準備を始めることをお薦めします。JETコマースUIの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのJETトランザクションUIのトピックを参照するか、CPQ JET UI: ベスト・プラクティスおよびカスタマイズのビデオをご覧ください。 |
レガシー構成UI |
21C |
22C |
Oracle CPQ 21Cでは、レガシー構成UIが非推奨になります。Oracle CPQ 22Cでは、この機能のサポートが終了して削除されます。 Oracle CPQ 19Bで構成に対してJETレスポンシブUIが導入され、何年も進化を続けて本番環境での経験を積んだ結果、お客様はコマースと構成の両方で新しいJETレスポンシブUIのメリットを享受しています。Oracle CPQのお客様の大半は、JET UIへの完全な移行を完了しています。今後は、JETレスポンシブUIの拡張に重点を置いて、ユーザー・エクスペリエンス全般を向上させていきます。 これらの変更を発表するのは、お客様に早めにお知らせして、この更新に備えていただくためです。Oracle CPQの実装で、レガシー構成UIをまだ使用している場合は、JET UIへの移行の準備を始めることをお薦めします。JET構成UIの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのJET構成UIのトピックを参照するか、CPQ JET UI: ベスト・プラクティスおよびカスタマイズのビデオをご覧ください。 |
レガシー・コマースおよび構成モバイル・レイアウト |
21C |
22C |
Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・コマースおよび構成モバイル・レイアウトが非推奨になります。Oracle CPQ 22Cでは、この機能のサポートが終了して削除されます。 レガシー・モバイル・レイアウトは、モバイル・デバイスでの見積りと構成に対する適応型エクスペリエンスを提供するために作成されました。JETレスポンシブUIは、デスクトップ、タブレット、電話デバイス全体で完全にレスポンシブかつ洗練されたユーザー・エクスペリエンスを実現しているので、デスクトップとモバイル・ユーザーに対して個別のUIレイアウトを管理する必要がなくなりました。 Oracle CPQ実装でレガシー・モバイル・レイアウトが有効になっている場合は、JETレスポンシブUIに移行して、エンド・ユーザーに最適なエクスペリエンスを提供することをお薦めします。JET UIのレスポンシブ・エクスペリエンスの有効化の詳細は、JETレスポンシブUIのオンライン・ヘルプを参照してください。 |
レガシー・リッチ・テキスト・エディタ |
21C |
22C |
Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・リッチ・テキスト・エディタが非推奨になります。Oracle CPQ 22Cでは、この機能のサポートが終了して削除されます。 Oracle CPQでは、製品の古い領域が使用不可になり、新しく改善されたバージョンで置き換えられることがあります。CPQ 20Cで以前発表されていたように、リッチ・テキスト編集可能属性(RTE)の新しいインライン・エディタが導入されました。新しいJETエディタには、レガシー・エディタよりも多くのテキスト書式設定オプションが含まれます。これには、元に戻す/やり直し、イメージ、リンク、表ツール、ブラウザ固有のスペル・チェックに関する機能などがあります。また、製品からレガシー・エディタを廃止する前に、ユーザー固有テンプレートのサポートを新しいエディタに追加する作業も進めています。 |
GXT顧客イメージおよびCSS参照 |
21C |
22C |
GXTは、Webアプリケーション・ページを作成するためのJavaフレームワークです。Oracle CPQでは、このフレームワークを内部実装に使用しており、お客様には公開していませんでした。このフレームワークは製品から削除されます。このフレームワークによって提供されるイメージまたはCSSを参照している場合は、実装からこれらの参照を削除することをお薦めします。Oracle CPQ 22Cリリースでは、このフレームワークがOracle CPQ製品から削除されます。 GXTイメージ/アイコンの参照 このフレームワークで使用されるイメージは、フォルダ・パス「/gwt/gxt/images/default/」にあります。次の例を参照してください。このフォルダのイメージを参照している場合は、それらの参照を削除し、カスタマイズされたイメージをファイル・マネージャを使用して管理してください。 GXT CSS参照 このフレームワークで使用されるCSSファイルは、「/gwt/gxt/css/gxt-all.css」というフォルダ・パスにあります。次の例を参照してください。前述のCSSファイルをカスタマイズしたか、このファイルからCSSクラスを参照している場合は、それらのカスタマイズを削除し、スタイルシート・マネージャを使用してカスタマイズしたCSSを管理してください。 |
カスタムJavaScript
Oracle CPQではカスタマイズしたJavaScriptの使用は公認または保証されていませんが、Oracle CPQを拡張しているお客様を確認しております。カスタマイズがOracle CPQプラットフォームの新機能と競合したり、データが破損または失われたり、メンテナンスやサポートが困難になったりする場合があります。また、ブラウザをまたぐサポートの検証やアップグレードごとにテストが必要になったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があります。関連するリスクを考慮したうえで、JavaScriptカスタマイズの利点を適切に評価してください。
文書オブジェクト・モデル(DOM)の構造または特定の要素、クラスまたはIDを使用するカスタムJavaScriptを追加した場合、このカスタマイズには徹底的なテストに加え、場合によってはリファクタリングが必要になります。
JET v8.3.0をサポートする更新21Cには、既存のJavaScriptカスタマイズに影響を与える可能性が非常に高い、次のDOM構造に対する変更が含まれています。
-
JETウィジェットCSSは、「.oj」で始まるクラスを持つ要素に適用されます。Oracle JETでは、これをネームスペースとして予約しています。「.oj」を含むカスタマイズされた要素はすべて、確認、テスト、およびリファクタする必要があります。将来の問題を回避するために、今後はカスタマイズした要素に「.oj」を含めないでください。
詳細は、次のリソースを参照してください。
- Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプ→スタイルおよびテンプレート→JET UIのJavaScriptカスタマイズ
- Oracle CPQ JETの構成およびトランザクションUI: 既存のJavaScriptカスタマイズのリファクタリング(ドキュメントID 2490016.1)
- JavaScript Extension ToolkitおよびJET v8.3.0リリース・ノート
移行
「ソースからインポート」または「宛先に接続」を使用してコンテンツを移行する場合、両方のサイトで同じメジャー更新を使用する必要があります。コンテンツの移行は、同じメジャー更新内のマイナー更新間でのみ実行できます。
- 「メジャー更新」 = 更新21C
- 「マイナー更新」 = 更新21Cパッチ1
移行パッケージを使用する場合、19A以降のコンテンツを最新のサイト・バージョンにアップロードできます。
解決済の既知の問題
更新21Cで修正されたバグについての情報は、My Oracle SupportおよびOracle CPQ管理のオンライン・ヘルプでOracle CPQ 21Cで解決済の既知の問題のドキュメントを参照してください。
翻訳
Oracle CPQ 21Cでは、システム定義の一部のメッセージとコンポ―ネントに対し、文字列が一部削除され、別の文字列が加えられました。システム定義の文字列で独自の実装固有の翻訳を作成した場合、一部の文字列は表示されなくなります。その他の文字列は英語で表示されるようになります。新たに英語で表示される文字列は翻訳する必要があります。
これらの大半のメッセージとコンポーネントはOracle CPQの管理側にあります。ただし、更新インストールをデプロイする前に、エンド・ユーザーと管理ページの両方をレビューして、すべての文字列が指定の言語で表示されていることを確認する必要があります。
翻訳ステータス
Oracle CPQでは、シングルおよびマルチバイトの両方の文字セットの利用をサポートしています。ご利用のサイトで新しい言語を有効化するには、My Oracle Supportでサービス要求を発行してください。
次の言語については、プラットフォームとリファレンス・アプリケーションの両方で、Oracle CPQのユーザー・インタフェース上での翻訳を利用できます。
- 中国語(簡体字) [中国]
- 中国語(繁体字) [台湾]
- チェコ語[チェコ共和国]
- デンマーク語[デンマーク]
- オランダ語[オランダ]
- 英語
- フィンランド語[フィンランド]
- フランス語
- フランス語[カナダ]
- ドイツ語
- ハンガリー語[ハンガリー]
- イタリア語
- 日本語[日本]
- 韓国語[韓国]
- ノルウェー語(ボークモール語) [ノルウェー]
- ポーランド語[ポーランド]
- ポルトガル語[ブラジル]
- ルーマニア語[ルーマニア]
- ロシア語[ロシア]
- スペイン語(全世界)
- スウェーデン語[スウェーデン]
- トルコ語[トルコ]
アップグレード後の考慮事項
本番環境にアップグレードする前に、Oracle CPQ 21Cのすべてのテスト・インスタンスをアップグレードしてテストします。
お客様のアップグレード・テスト
スケジュールされた本番アップグレードの前に、非本番環境に適用された新しいバージョンをお客様が積極的にテストしてください。少なくとも、営業ユーザーが実行する一般的なアクションを使用して、トランザクションのライフサイクルをお客様がテストしてください。これらには、トランザクションの開始、新規構成、既存の構成の再構成、部品検索、割引、印刷、改訂および承認が含まれますが、これらに限定されません。統合ポイントもテストする必要があります。新機能を確認すると、集中的なテストが必要な領域が明らかになる場合があるため、新機能の確認をお薦めします。
環境に加えられたカスタマイズ(特にJavaScriptやサポート対象外の統合)もお客様がテストする必要があります。アップグレード後に発生する問題の原因で最も多いのは、カスタムJavaScriptです。カスタムJavaScriptおよびサポート対象外の統合は、Oracleサポートまたは開発部門ではサポートされません。特に、アップグレードによってDOMが変更される場合があるため、お客様のJavaScriptおよびCSSの使用に影響を与える可能性があります。
Oracle CPQではカスタマイズしたJavaScriptの使用は公認または保証されていませんが、クリティカルなユース・ケースをサポートするためにOracle CPQを拡張しているお客様を確認しております。JavaScript API (CPQJS)には、JET構成およびJETトランザクションUIの属性、処理およびその他の要素にアクセスするためのメソッドが含まれています。関連するリスクを考慮したうえで、JavaScriptカスタマイズの利点を適切に評価してください。カスタマイズがOracle CPQプラットフォームの新機能と競合したり、データが破損または失われたり、メンテナンスやサポートが困難になったりする場合があります。また、ブラウザをまたぐサポートの検証やアップグレードごとにテストが必要になったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があります。
Oracle CPQでは、リリース・サイクルの一環として、広範なテストを実施しています。そのため、お客様のテスト計画では、構成属性の追加などの一般的なタスクではなく、お客様固有のユース・ケースを集中的にテストしてください。
アップグレード後の問題
アップグレード後のお客様に問題が発生した場合は、アップグレードが非本番アップグレードか本番アップグレードかに応じて、2つの異なるプロセスがあります。
非本番アップグレード後の問題
- My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録します。
- サービス要求がカスタマ・サポートによって取得され、連絡先(POC)に割り当てられます。
- このサービス要求は、標準のカスタマ・サポート・サービス要求として扱われます。
重要: 場合によっては、カスタマ・サポート・サービス要求をオープンせずにお客様の管理者が問題を解決できる場合があります。
本番アップグレード後の問題
- ほとんどの場合、本番アップグレードはスムーズに進行し、アップグレードが完了するとアップグレード・サービス要求がクローズされます。
- 非本番アップグレード後に特定されなかったクリティカルな問題が本番アップグレード後に発生した場合は、「重大度1」のサービス要求をお客様がオープンしてください。本番サイトのダウン、100%のユーザーの見積不可、またはその他売上に影響するビジネス上のクリティカルな問題は、アップグレード後のクリティカルな問題と見なされます。
- 「重大度1」のサービス要求が作成されると、オンコール・チームに通知されます。
- オンコール・チームのメンバーは、解決のためにサービス要求に対応します。
- オンコール・チームのメンバーは、必要に応じてアップグレード後検証を実行したOracleアップグレード・スペシャリストに連絡します。
ブラウザ・サポート
CPQ Cloudは、Oracle Software Webブラウザ・サポート・ポリシーの基準を満たすすべてのブラウザ・バージョンをサポートしています。
サポートされているブラウザ・バージョンの使用時に問題が生じた場合は、My Oracle Supportでチケットをオープンして問題を解決してください。サポートされているブラウザの使用時に問題が生じた場合は、修正プログラムが配信されるまで認定ブラウザ・バージョンを使用してください。認定ブラウザは現在の市場シェアに基づいて選択され、現在のバージョンの標準機能で動作するように徹底的にテストされています。
認定ブラウザ
Windows
- Google Chrome 90x
- Mozilla Firefox 88.x
- Microsoft Edge 90.x
モバイル・デバイス
- Apple iPad iOS 14.x、Safariブラウザ
- Apple iPhone iOS 14.x、Safariブラウザ
重要:
- Internet Explorerブラウザの動作保証およびサポートは、Oracle CPQ 21Aで廃止されました。
- サイトに追加のJavaScript、代替CSS、または他のカスタム機能が含まれている場合は、選択されたブラウザとの互換性の問題が存在する可能性があります。カスタマイズはアドオンの作業が必要な場合があります。利用できる回避策と細かい修正を判断するためには、My Oracle Supportに連絡してください。
Salesforce統合サポート
オラクル社は、Oracle CPQ Connector for Salesforceのバージョン8.1、8.2および8.3を正式にサポートしています。レガシーOracle CPQ Commerce統合のバージョン7.2も引き続きサポートします。
トレーニング
現在使用中のバージョンとこれからアップグレードするバージョンまでのすべてのバージョンの、すべての新機能、解決済の既知の問題、および機能的な既知の問題を確認するために、リリース・ドキュメントを参照してください。
Oracle CPQ 21Cで導入された新機能を理解するには、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプを参照してください。その他のヘルプについては、My Oracle Supportを参照してください。
このソフトウェアでサポートされている、このドキュメントに明確に記載されていない情報については、Oracle CPQ 21Cの製品ヘルプを確認してください。
追加情報
Oracle CPQの詳細は、Oracle CPQドキュメントのサイトを参照してください。
免責事項
このドキュメントの詳細は、高度な情報提供の目的でのみ使用され、仕様としてまたはオンライン・ヘルプの代用として使用することを目的としていません。後続リリースにアップグレードする際に、コマース・プロセス、構成またはグローバル機能設定の再デプロイメントが必要な場合があります。統合XSLファイルまたはAPIの変更も必要な場合があります。