本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。 これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | 注意 |
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2020年2月21日 | 拡張ビジネス・ルール・フレームワーク | 文書の更新。 有効化のステップの改訂。 |
2020年2月19日 | 初版作成。 |
このガイドでは、Oracle Service Cloudの新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。 各セクションには、機能の簡単な説明、機能の使用を開始できるようにするために必要な手順、覚えておく必要のあるヒントまたは考慮事項、および役立つリソースが含まれます。
Oracle製品のハードウェア要件およびソフトウェア要件のリストについては、弊社サポート・サイトにログインして、アンサーID 31にアクセスしてください。
セキュリティと新機能
システムでセキュリティ構造が変更された場合は、新機能のセキュリティ管理者にアドバイスの提供が必要になる可能性があることに注意してください。
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列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。 したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。 したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。 これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。 たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーが使用できる準備完了 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。 したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能をすぐに使用可能にするためにアクションが必要になるため破壊的ではありません。 選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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顧客は通常、インテントを使用して重要なコンテンツを表示します。 この機能は、エンド・ユーザーの注意を簡単に補足するための新しいスタイルのインテントを提供します。 このスタイル設定はOKCS CSSの一部で、カスタマが必要に応じて簡単に変更できるように、ユーティリティのフォルダに保存されます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
アンサーのスペシャル・レスポンス・フィールドを使用して、チャットや検索結果およびその他の領域で使われる、短く簡潔なバージョンのアンサーを作成できます。 スペシャル・レスポンスを使用して、アンサーの表示方法や場所に基づいてアンサー・コンテンツの書式を合わせることができます。 スペシャル・レスポンス・フィールドは、アンサーの質問および解決策と同じ画面に表示されます。
スペシャル・レスポンスを使用する場合、2つのAPIオプションがあります。
- SearchContentでは検索結果が返され、スペシャル・レスポンスを使用するためのオプションが表示されます(存在する場合)。 検索結果のアンサーにスペシャル・レスポンスがない場合、APIは通常生成された抜粋を戻します。
- GetContentは実際のアンサーを返し、Oracle Digital Assistantまたはカスタム・チャット・ソリューションで使用するスペシャル・レスポンスを返すために使用できます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
17Cリリースでは、カスタム・オブジェクトのビジネス・プロセスを自動化できるエージェント・ブラウザUI (BUI)に、強化されたビジネス・ルール・インタフェースが導入されました。 20Aリリースでは、拡張されたルール・ユーザー・インタフェースにインシデント、連絡先および組織のオブジェクトのサポートが追加されます。これにより、これらのオブジェクトに対してレガシー・ルールと同等の機能が利用できるようになります。 ブラウザUIのルール・エディタの新しい外観により、ルールの管理が簡単かつ便利になり、100や1000のルールを管理する場合には、特に管理者の使いやすさが向上します。
- 拡張ビジネス・ルール・エンジン:
- ビジネス・ルールの作成を容易にします。
- ルールのフィールドおよび値をフィルタリングすることで、検索が容易になります。
- ルールを定義する際に、関連するオブジェクトおよび属性へのアクセス権を付与します。
- 読みやすく共有しやすいようにビジネス・ルールをエクスポートできます。
有効化のステップ
現在、この機能は制限があります。 この機能を有効化するには、サービス・リクエスト(SR)を起票する必要があります。
この機能を有効にすると、エージェント・ブラウザUIを使用してこの機能にアクセスします。
ビジネス・ルールを追加および編集する必要がある各プロファイルに対して次を実行します:
- ナビゲーション・セットに「ルール・デザイナ」を追加します。
- 管理者権限の「ルール・ビュー」チェック・ボックスと「ルールの編集」チェック・ボックスを選択します。
レガシー・ルール・エンジンでIncident/Contact/Organizationルールを定義した場合、それらを拡張ルール・フレームワークに移行できます。 「ビジネス・ルールの移行」を参照してください。
主なリソース
エレメント・マネージャの機能強化には次のようなものがあります:
- UIの改善。 これにより、サイトで実行されたエクスポートに関する履歴およびステータス情報が提供されます。
- 強化されたビジネス・ルール要素および依存要素のエクスポートおよびインポートのサポート。 これには、カスタム・オブジェクト、カスタム属性、オブジェクト・イベント・ハンドラおよび標準テキスト、変数が含まれます。
- ユーザーはエレメント・マネージャ・サービスでカスタム・オブジェクトをインポートできます。
- インポート・プロセス設定の改善。 ユーザーはエレメント・マネージャで構成設定、メッセージ・ベースおよびCPM要素のデプロイメントを完了できます。
- エレメント・マネージャ・REST APIが利用可能に。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
主なリソース
DISA要件に合わせるために、10から24までの再利用可能な以前のスタッフ・アカウント・パスワードの最大数を増やしました。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
ヒントと考慮事項
以前のアカウント・パスワードのデフォルト構成は変更されません。 上限のみが変更されました。
主なリソース
Oracle CX SalesとOracle B2C Service間のプレビルト・インテグレーションを改善しました。 新しいインテグレーションには、次の機能が含まれます。
- 新しいBUIベースのコンフィギュレータを使用すると、管理者は、CX SalesとB2C Service間のインテグレーションを設定できます。 コンフィギュレータは、UIを介して各種パラメータの値を取得し、セットアップをプログラムで完了します。
- B2C Serviceで作成されたインシデントは、CX Salesでサービス・リクエストとしてレプリケートできます。 これにより、営業担当は自分のセールス・アカウントに関連付けられているインシデントの概要を把握できます。
- B2C Serviceへリダイレクトすることで、営業担当は詳細なサービス・リクエストの情報を閲覧できます。
有効化のステップ
- ブラウザUIで、管理者権限を持つユーザーとしてB2C Serviceにログインします。 設定UIは、.NETインタフェースでは使用できません。
- 「統合」リンクに移動します。 統合を構成するためのUIページが表示されます。
- ページ上のすべてのフィールドに入力します。 最初の2つのチェック・ボックスが選択されていることを確認します。 これにより、B2C ServiceとCX Sales間の統合が可能になります。
- 「アクティブ化」をクリックします。
ヒントと考慮事項
- BUIコンフィギュレータでB2C Serviceにアクセスするためにユーザー名を指定する場合は、エージェントによって使用されない架空のユーザー名を使用します。
- コンフィギュレータには2つのチェック・ボックスがあります。 最初のボックスを選択すると、B2C ServiceとCX Sales間の組織、連絡先およびインシデントのデータ同期が有効になります。
- コンフィギュレータは、統合に必要な構成タスクの大部分を実行します。 しかし、CX Salesで手動で実行する必要があるタスクはいくつかあります:
- プロファイル・オプションのZCA_ENABLE_SERVICE_CLOUD_INTEGRATIONをYesに設定
- プロファイル・オプションSVC_ENABLE_CLICK_TO_EDITの使用不可
- すべての営業ユーザー・ロールからの権限SVC_CREATE_SR_PRIVの削除
- すべての営業ユーザー・ロールからの権限SVC_EDIT_SR_PRIVの削除
- サービス・リクエストに対するすべての通知トリガーの削除
ロール情報
- 管理者
Oracle B2C ServiceとOracle CDM Cloud間の統合
新しく用意された、Oracle B2C ServiceとOracle Customer Data Management (CDM) Cloudの間のインテグレーションを使用すると、CDMのデータ・クレンジングとエンリッチメントの機能をすばやく利用できます。
この統合は、双方向であり、組織および連絡先となります。 組織または連絡先で挿入または更新イベントが発生すると、B2C Serviceは、その詳細をCDM Cloudと非同期的に共有します。 受信したデータはルールおよびアルゴリズムの対象になり(手動または自動、あるいはその両方)、重複の可能性が検出されます。
重複が検出されると、CDMは元のデータ・ソースとマージし、イベントを生成します。 B2C Serviceはマージ・イベントをサブスクライブし、イベントが発生した場合に通知されます。 複製された連絡先に関連付けられているすべてのサブオブジェクトは、元の連絡先に非同期で関連付けられるように移動されます。
有効化のステップ
- ブラウザUIで、管理者権限を持つユーザーとしてB2C Serviceにログインします。 設定UIは、.NETインタフェースでは使用できません。
- 「統合」リンクに移動します。 統合を構成するためのUIページが表示されます。
- ページ上のすべてのフィールドに入力します。 2つのボックスのうち2番目のボックスが選択されていることを確認します。 これにより、B2C ServiceとCDM Cloud間の統合が可能になります。
- 「アクティブ化」をクリックします。
ヒントと考慮事項
NOTE: 20Aでは、クレンジングとエンリッチメントは組織と連絡先の両方についてサポートされますが、マージ操作は連絡先についてのみ消費されます。
-
BUIコンフィギュレータでB2C Serviceにアクセスするためにユーザー名を指定する場合は、エージェントによって使用されない架空のユーザー名を使用します。
ロール情報
- 管理者
管理者は、Oracleのロゴを企業ブランディングなどの代替イメージに置き換えて、エージェント・ブラウザUIをパーソナライズできます。 オプションには、ブラウザUIヘッダーへのイメージの配置、ヘッダーの横へのテキストの配置、ファビコンおよびタイトルのブラウザ・タブへの追加があります。
有効化のステップ
ブラウザUIにイメージを追加するには、管理者が特定の名前(キー)でカスタム・テキスト・タイプの構成設定を作成し、デプロイする必要があります。 デプロイ後、ホストされたイメージを指すURLが構成動詞に入力されます。
- カスタム環境構成を作成してデプロイします。 カスタム構成設定の作成およびデプロイに関する手順は、「こちら」で参照できます。
- 各構成設定には、次の特定のキーが必要です:
-
ブランド・ロゴ: 左上ヘッダーに表示されます。 デフォルトはOracleロゴです。 キー名と説明:
- CUSTOM_CFG_BUI_LOGO_IMAGE_URL
- ユーザー・プリファレンスが'dark grey'または'dark blue'に設定されているときに表示されるホスト・イメージのURL
- CUSTOM_CFG_BUI_LOGO_ALT_IMAGE_URL
- ユーザー・プリファレンスが'vanilla'または'light blue'に設定されているときに表示されるホスト・イメージのURL
- 推奨イメージ・アスペクト比は3:1です
- ブラウザによってレンダリングできるイメージはすべてサポートされますが、透過.pngを使用することをお薦めします。
- CUSTOM_CFG_BUI_LOGO_IMAGE_URL
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「ブランド・ロゴ・ラベル:」ブランド・ロゴの右側に表示されるテキスト。 デフォルトは、Service Cloudです。
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新しいカスタム構成設定は必要ありません。 かわりに、SERVICE_CLOUD_LBLと呼ばれる既存の「メッセージ・ベース」に必要なテキストを入力してください。
-
-
ファビコン: ブラウザUIが含まれているブラウザ・タブに表示されます。 デフォルトはOracleロゴです。 キー名と説明:
- CUSTOM_CFG_BUI_FAVICON_URL
- ホスト・イメージのURL。
- 推奨イメージ・アスペクト比は3:1です
- サポートされているファイル・タイプは.pngおよび.icoです
- CUSTOM_CFG_BUI_FAVICON_URL
ヒントと考慮事項
- 環境構成は、1つ以上のサイト・インタフェースに関連付けることができます。
- イメージは、割り当てられた領域に合せてスケーリングされます。
- 解決できないURLは、壊れたイメージ・アイコンを表示します。
- デフォルトのOracleブランド設定は、これらの構成設定が存在しない場合に表示されます。
- ホストされたイメージのファイル・サイズは、表示パフォーマンスを最大化するために最小化する必要があります。
ユーザーはトップレベルのタブ(インシデント、連絡先、組織、カスタム・オブジェクトなど)を右クリックすると、「すべて閉じる」タブ、これ以外の「すべて閉じる」のタブおよび「テキストをクリップボードにコピー」のオプションを含むメニューが表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
ヒントと考慮事項
ユーザーは、ワーク・グループに表示されているサブタブを右クリックしてテキストをクリップボードにコピーすることもできます。
エージェント・ブラウザUIワークスペースのフリップ・タイルおよびスプリッタのコントロール
管理者は、動的フリップ・タイルおよびスプリッタをワークスペースに追加することにより、動的で、よりモダン・エージェントUIを作成できます。 フリップ・タイルは、ユーザーが実行時にフリップ・タイルの前面と背面を切り替えることができる動的ワークスペース・コンポーネントです。 スプリッタを使用すると、エージェントは水平または垂直のスプリッタをドラッグして様々なワークスペース要素のサイズを拡張または縮小することで、ワークスペース・コンテンツのサイズを操作できます。
有効化のステップ
フリップ・タイル
- .NETワークスペース・デザイナで、フリップ・タイル・コントロールをデザイナのリボンからワークスペースにドラッグします。
- 必要に応じて、タイルの前面タブとタイルの背面タブを使用して、タイルの前面と背面にコントロールまたはフィールドを配置します。
- ワークスペースを保存して、エージェント・ブラウザUIでプレビューします。
スプリッタ
- .NETワークスペース・デザイナで、デザイナ・リボンからワークスペースに"スプリッタ・パネル"コントロールをドラッグします。
- 必要に応じて、分割線の両側にコントロールまたはフィールドを配置します。
- ワークスペースを保存して、エージェント・ブラウザUIでプレビューします。
ヒントと考慮事項
フリップ・タイル
- フリップ・タイルはコンテナとして機能し、前面および背面のワークスペース・コントロールおよびフィールドを受け入れることができます。
- フリップ・タイルは、ワークスペース管理者がフリップ・タイルの両サイドにアクセスできるようにするための2つのタブ(前面と背面)を持つコンテナとして、.NETワークスペース・デザイナで表されます。
- フリップ・タイルは、実行時にエージェント・ブラウザUIでのみレンダリングされます。.NETワークスペースでは使用できません。
スプリッタ
- スプリッタは、ワークスペースのコントロールとフィールドを受け入れるコンテナです。
- スプリッタは、たとえば3パネルのレイアウトを作成するために、他のスプリッタ内にネストできます。
- スプリッタの位置は、セッション間またはレコード間で保持されません。
- スプリッタのデザイン・オプションは次のとおりです:
- アンカー: left/right, top/bottom
- 位置: アンカーからのデフォルト距離
- 向き: 水平または垂直
- スプリッタは、実行時にエージェント・ブラウザUIでのみレンダリングされ、.NETワークスペースでは使用できません。
エージェント・ブラウザUIユーザーは、添付コントロールから添付したいファイルを選択し、オペレーティング・システムにドラッグできるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
管理者は、社内企業ブランド名などを使用してブラウザ・タブのタイトルをカスタマイズすることで、エージェント・ブラウザUIをパーソナライズできます。
有効化のステップ
カスタム・ブラウザ・タブのタイトルを実装するために、管理者は、特定の名前(キー)でカスタム・テキスト・タイプの構成設定を作成してデプロイします。
- カスタム環境構成を作成してデプロイします。 カスタム構成設定の作成およびデプロイに関する手順は、「こちら」で参照できます。
- 構成設定には特定のキーが必要です。
ブラウザ・タブのタイトル: ファビコンの横にあるブラウザ・タブに表示されます。 デフォルトは、'Oracle R Service Cloud | <sitename>'です。
キー名と説明: CUSTOM_CFG_BUI_BROWSER_TAB_TEXT
ブラウザ・タブに表示するテキストを入力します。 エージェント・ブラウザUIを保存およびリフレッシュして確認します。
チャット・エンゲージメント・パネルのモダナイゼーション&ユーザビリティのアップデート
ブラウザ・ユーザー・インタフェースでエージェントのチャット操作性を改善し、エージェントをより効率的にします。 チャット・トランスクリプトのルック・アンド・フィールを合理化し、次のような新機能が追加されています:
- よりわかりやすいタイマーを使用してチャット・ヘッダーを簡単に読むことができます。
- SLAに適合する場合にエージェントが理解しやすいように、新しいサービス・レベルの警告が表示されます。
- 新しい、読みやすいアイコン。
- バブル書式設定およびわかりやすいタイムスタンプが記録された最新のチャット・トランスクリプト。 これにより、エージェントはスクロール量を減らし、詳細情報を参照できます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
ロール情報
この機能を使用できるロール:
- チャット・エージェント
- スーパバイザ・エージェント
新しいトップアンサー・インレーを使用すると、ナレッジ・ファンデーションを使用するB2Cカスタマは、どの場所からもナレッジ記事にアクセスできます。 インレーをwebページに配置すると、エンド・ユーザーは、カスタマ・ポータル・ページに入らずに、カスタマのWebサイト内で記事を検索および表示できます。 エンド・ユーザーの情報は迅速かつ容易にわかるようになるため、ユーザーの操作性に適しています。
このインレーは、ポピュラーなアンサーを表示するカスタマ・ポータル・ウィジェットに似ていますが、インレーは任意のwebページに配置でき、上位10件のアンサーのみが表示される点が異なります。
有効化のステップ
- CXサイトが19 c以上であることを確認します。
- OIT_CORES_WHITELIST構成変数(mydomain.comなど)に、インレー(mydomain.com)など)を表示するドメインを定義します。 このように、複数のドメインをパイプ区切り記号で区切ります: mydomain.com | yourdomain.com
- HTML (インレー)ファイルとJavascript (ローダー)ファイルを参照するwebページにコードを追加します。 次に例を示します。
<inlay-oracle-knowledge-top-answers id="topAnswers" class="inlay" site-url="mydomain.widget.custhelp.com" site-api="mydomain.widget.custhelp.com"></inlay-oracle-knowledge-top-answers> <script id="oit-loader" src="https://{interface}/latest/common/v0/libs/oit/loader.js" async></script>
ヒントと考慮事項
インレーをページに追加する場合、開発者コンソールを開き、すべてが適切にロードされていることを確認します。 インレーがロードされない場合、コンソールに問題の原因が表示されます。
主なリソース
カスタマイズされたUI構成からデフォルト値にリストアできる新しいボタンが、ビジュアル・チャネル(Live LOOK)管理コンソールに導入されました。 管理者が構成をデフォルトの状態にリストアする準備が整ったら、管理者はこのボタンをクリックします。 管理者にこの操作を実行するかどうか警告プロンプトが表示され、承諾するとUI構成がデフォルトにリストアされます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
Visual Channel (Live LOOK)管理コンソールに実装コンサルタントという新しいロールが追加されました。 実装コンサルタントは外部のサードパーティ・コンサルタントで、Cobrowseインスタンスを構成するために採用できます。 他のユーザーとは異なり、実装コンサルタントは複数の会社を同時に構成するように割り当てることができます。
管理者は、実装コンサルタントのロールをユーザーに割り当て、このロールを持つユーザーが権限を持つ会社を指定できます。 この時点で、一連の割り当てられた会社内で、これらのユーザーは次の権限を持っていることになります:
- ユーザーの追加、編集および削除
- サブ会社の管理
- 会社の検索
- インスタントおよびアドバンスモードの設定
- Cobrowseページおよびフィールドのカスタマイズとマスキング
- レポートの実行
- 会社内のサイト管理
- サーベイの設定
- ビデオ・チャット用のビデオ・ストリーミングの設定
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
Oracle B2C Serviceの最新のデジタル&ビジュアル・エンゲージメント機能
B2C Serviceのライブ・エクスペリエンスの概要の一部として、次の最新のデジタルおよび視覚的エンゲージメント機能を使用できるようになりました:
B2C SERVICEのORACLEライブ・エクスペリエンス- ENTERPRISE
- Web SDK
- Androidカスタマ・エクスペリエンスSDK
- iOSカスタマ・エクスペリエンスSDK
- Webエージェントのエクスペリエンス
- モバイル・エージェントのエクスペリエンス
- HD Voice、HDビデオ
- ビジュアル注釈
- 会議
- 音声からビジュアル・チャネルへのエスカレーション(ビデオ、会議など)
- SMS会話
- PSTN統合
- エンゲージメントのシナリオ
- セルフサービス・インタフェース: アプリケーション・プロビジョニング、セキュリティ構成、ユーザー管理
- エンゲージメント履歴
- エンゲージメントとチーム・パフォーマンス・レポート
ORACLE LIVE EXPERIENCE FOR B2C SERVICE - PREMIUM (Enterprise SKUに記載されている機能を含む)
- 音声およびビデオの記録
- 検索および再生の記録
- インチャネル本人確認
- トランスクリプションの統合
ORACLE LIVE EXPERIENCE - ストレージ
- このSKUの各単位では50 GBのストレージが可能で、PREMIUMライセンスで記録する機能を利用する際に必須です。
有効化のステップ
前述の機能をB2C Serviceとともに使用するには、適切なSKUを購入する必要があります。 購入後、これらの機能はOracleのオーダーおよびプロビジョニング・システムを介して使用可能になります。
Oracle Messaging (OM)を使用すると、エージェントとメッセージング・チャネル上のカスタマ間のリアルタイムの直接通信が可能になります。 このリリースでは、次のチャネルがサポートされています:
- Facebook Messenger
- SMS
- Googleビジネス・メッセージ(ベータ)
OMを使用すると、エージェントはより迅速かつ直接的なヘルプを提供でき、適切な解決が可能になり、より満足な顧客も多くなります。 OMはOracle Service Cloud内部の統合機能で、自動的にOracle Chat Serviceに組み込まれます。
ブラウザUIからアクセスするOM管理インタフェースは、チャネルとページを追加および編集するために使用します。 Service Cloudはこれらのチャネルおよびファン・ページから標準チャットとしてメッセージを受信します。Oracle Chat Serviceはこの製品で構成されています。 チャットがOMから開始されると、カスタマの名、姓およびeメール・アドレスのみが含められるため、チャットは製品やカテゴリ、またはその他の属性用に設定されたキューではなく、一般的なキューにルーティングされます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を起票する必要があります。
SRでは、Oracle Messagingを有効にし、サイト名を提示してください。
ヒントと考慮事項
- 現在、Oracle Messagingでは、インバウンドのメッセージ(顧客が開始したメッセージなど)のみがサポートされています。 Outbound-messaging (エージェントで開始されたメッセージング)は、後のリリースでサポートされます。
- Facebookパブリック・ページをOracle Messagingにリンクするように設定する場合、Facebookパブリック・ページを管理するユーザーのFacebook資格証明にアクセスする必要があります。
- WeChat公式アカウントがOracle Messagingにリンクされるように設定する場合、公式アカウント管理者は、Oracle Messagingに関連付けられるアカウントを承認する必要があります。
主なリソース
ロール情報
この機能を使用できるロール:
- チャット・エージェント
- スーパバイザ・エージェント
エージェント・ブラウザUI (BUI)を使用して、アーカイブ済のインシデントにアクセスしたり、アクションを実行したりできるようになりました。 以前は、エージェント・デスクトップ経由でのみこれを実行できました。
具体的には、次のことができます。
- BUIでアーカイブされたインシデントにアクセスします。
- アーカイブ済のインシデントを検索するための検索フィルタを有効にします。
- アーカイブ済のインシデントの詳細のリスト表示。
- アーカイブ済のインシデントを印刷、削除およびエクスポートします。
有効化のステップ
アーカイブ済のインシデント・コンポーネントをナビゲーション・メニューに追加します。
デフォルトでは、ほとんどの標準連絡先フィールドに対する変更は、フィールド監査ログ・レポートに一覧表示されているとおりに監査されます。 エージェント・ブラウザUI (BUI)ベースの構成エディタを使用して管理者が、一部の連絡先フィールドを監査から省略できるようになりました。
有効化のステップ
権限やジョブ・ロールの割当や更新により、機能にアクセスできるようにします。 詳細は、次の「ロール」セクションに表示されます。
主なリソース
ロール情報
ブラウザUIのフィールド監査ログ構成エディタを使用するには、ユーザーは"管理者"プロファイルに属しており、コンポーネントはナビゲーション・セット・メニューに追加してアクセスする必要があります。