クラウド・レディネス / Oracle Procurement Cloud
新機能
すべて展開


  1. 更新21A
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  4. 機能のサマリー
    1. 複合作業調達
        1. サービスの留保金のネゴシエーション
        2. 留保金条件付き購買オーダーの作成
        3. 留保金支払条件を含むサプライヤ請求書の作成および管理
    2. 相互製品調達の拡張機能
        1. RESTサービスを使用した調達の統合および拡張
        2. ディープ・リンクを使用した調達アプリケーション・ページへのリンク
      1. 承認と通知
        1. 承認および否認に関するコメント・オプションの構成
        2. ワークフロー・ルール評価の最適化
    3. 購買
        1. サプライヤ確認通知待ちの購買オーダーにおける搬送の許可
        2. 複数のEメール受信者への購買オーダーの通信
        3. 検証チェックに失敗した購買文書の識別
        4. 購買オーダー作成時における取引先品目詳細の品目マスター定義からの自動移入
        5. 購買オーダーの作成中における販売先法的エンティティの指定
        6. 購買依頼属性を使用した購買オーダーの検索
        7. 予算管理された非スポンサード・プロジェクトのオープン購買オーダーの繰越
        8. 借方勘定の任意のセグメントに基づく承認のための購買オーダーのルーティング
      1. この更新における購買に関するその他の変更
    4. セルフサービス調達
        1. 購買依頼インポート時にプロジェクト・タスク識別のためにタスク番号を使用
      1. この更新におけるセルフサービス調達に関するその他の変更
    5. ソーシング
        1. オークションのオープン前に事前入札を送信
        2. 要件のみのサプライヤ応答スプレッドシートの使用
        3. 受信者に関連するネゴシエーション・メッセージの表示
      1. この更新におけるソーシングに関するその他の変更
    6. サプライヤ・モデル
        1. サプライヤ登録時に添付を必須に設定
    7. サプライヤ資格管理
      1. この更新でのその他のサプライヤ資格管理の変更
    8. 調達契約
        1. インポートされた契約への番号の自動割当
        2. 契約バージョン履歴での金額の表示

更新21A

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 ノート
2021年3月10日 複合作業調達 留保金条件付き購買オーダーの作成 文書の更新。有効化のステップの改訂。
2021年3月10日 購買 購買依頼属性を使用した購買オーダーの検索 文書の更新。有効化のステップおよび主なリソースの改訂。
2021年3月2日 購買 この更新における購買に関するその他の変更 文書の更新。項目の追加および既存の項目の改訂。
2021年2月18日 ソーシング 受信者に関連するネゴシエーション・メッセージの表示

文書の更新。ロール情報の改訂。

2021年2月18日 ソーシング オークションのオープン前に事前入札を送信 文書の更新。ロール情報の改訂。
2021年2月11日 セルフサービス調達 この更新におけるセルフサービス調達に関するその他の変更 文書の更新。項の追加。
2021年2月11日 セルフサービス調達 購買依頼インポート時にプロジェクト・タスク識別のためにタスク番号を使用 文書の更新。バックポートされた機能の追加。
2021年1月29日 ソーシング 要件のみのサプライヤ応答スプレッドシートの使用 文書の更新。ロール情報の改訂。
2021年1月7日 購買 サプライヤ確認通知待ちの購買オーダーにおける搬送の許可

文書の更新。ヒントと考慮事項の改訂。

2020年12月21日 購買 購買オーダー作成時における取引先品目詳細の品目マスター定義からの自動移入 文書の更新。ヒントと考慮事項の改訂。
2020年12月18日     初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。

セキュリティと新機能

各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)

ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。構成済ジョブ・ロールを事前定義済ジョブ・ロールと比較し、セキュリティ・アーティファクトを構成済ジョブ・ロールに追加する方法の詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle SCM Cloud: SCMの保護ガイドのセキュリティ・コンソールおよびロールとロール割当の章を参照してください。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプト・インする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
  3. 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。

場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
  3. 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。

オファリングに新機能をオプト・インする方法の詳細および詳細な手順は、「オファリング構成」を参照してください。

オプト・イン失効

オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン有効期限がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。

機能のサマリー

列の定義:

使用可能な状態で提供される機能

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要
(すぐ使用できない状態で提供される機能)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

複合作業調達

サービスの留保金のネゴシエーション

留保金条件付き購買オーダーの作成

留保金支払条件を含むサプライヤ請求書の作成および管理

相互製品調達の拡張機能

RESTサービスを使用した調達の統合および拡張

ディープ・リンクを使用した調達アプリケーション・ページへのリンク

承認と通知

承認および否認に関するコメント・オプションの構成

ワークフロー・ルール評価の最適化

購買

サプライヤ確認通知待ちの購買オーダーにおける搬送の許可

複数のEメール受信者への購買オーダーの通信

検証チェックに失敗した購買文書の識別

購買オーダー作成時における取引先品目詳細の品目マスター定義からの自動移入

購買オーダーの作成中における販売先法的エンティティの指定

購買依頼属性を使用した購買オーダーの検索

予算管理された非スポンサード・プロジェクトのオープン購買オーダーの繰越

借方勘定の任意のセグメントに基づく承認のための購買オーダーのルーティング

この更新における購買に関するその他の変更

セルフサービス調達

購買依頼インポート時にプロジェクト・タスク識別のためにタスク番号を使用

この更新におけるセルフサービス調達に関するその他の変更

ソーシング

オークションのオープン前に事前入札を送信

要件のみのサプライヤ応答スプレッドシートの使用

受信者に関連するネゴシエーション・メッセージの表示

この更新におけるソーシングに関するその他の変更

サプライヤ・モデル

サプライヤ登録時に添付を必須に設定

サプライヤ資格管理

この更新でのその他のサプライヤ資格管理の変更

調達契約

インポートされた契約への番号の自動割当

契約バージョン履歴での金額の表示

複合作業調達

複合作業調達は、Oracle Procurement Cloud、Oracle Financials CloudおよびOracle Supply Chain Management Cloudアプリケーション全体にわたるエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、建設、コンサルティング、プロフェッショナル・サービスなどの業界における複雑な契約の調達をモデル化するように設計されています。複雑な作業契約は、金額が大きくかつリード・タイムが長い傾向があり、複雑な支払条件によって管理されます。複合作業調達を使用すると、複合作業の調達に関連する取得プロセスの様々な側面を管理できます。

この更新では、複合作業調達ソリューションは3つの機能で構成されています。最初の2つの機能はOracle Procurement Cloudアプリケーションの一部で、最後の機能はOracle Financials Cloudアプリケーションの一部です。

  • 留保金条件付き購買オーダーの作成
  • サービスの留保金のネゴシエーション
  • 留保金を含むサプライヤ請求書の作成および管理

サービスの留保金のネゴシエーション

留保金は、契約者が作業の合意された部分を完了するか契約上の義務を履行するまで、支払から資金を差し引く慣行です。

この機能を使用すると、見積依頼に留保金条件を追加し、サプライヤがこれらの条件についてネゴシエーションできるようになります。条件には、留保金レートおよび最大留保金額が含まれます。留保金レートは、契約者に支払をリリースする前に差し引かれる支払のパーセントです。最高留保金額は差引可能な最高金額です。

スプレッドシートまたはREST Webサービスを使用して明細を追加するときに留保金条件を指定することもできます。サプライヤが交渉可能な留保金条件に応答する場合、スプレッドシート(要件と明細を含む完全なスプレッドシートと明細のみのフラット・ファイル・スプレッドシートの両方)で応答する際に留保金条件を指定できます。

落札分析中にサプライヤが提示した留保金条件を並べて比較することもできます。落札後に複合作業購買オーダーが生成されると、落札済サプライヤの応答からの留保金レートおよび最大留保金額のネゴシエーション済値が購買オーダーに渡されます。

サプライヤに留保金条件のネゴシエーションを許可

各明細の留保金条件の追加

応答スプレッドシートを使用した留保金条件の指定

複雑な作業プロジェクトのネゴシエーション中に潜在的サプライヤに事前に留保金要件を伝達することで、リスクを最小限に抑えます。落札分析中にサプライヤの提示済留保金条件を考慮して、プロジェクトに対する最適な落札結果を作成します。コンプライアンスを確保するために、合意した留保金条件がダウンストリームのトランザクションに渡されます。

有効化のステップ

Oracle Sourcingでは、様々な購買文書形式を使用して、バイヤーがネゴシエーションのどの側面に参加可能かを制御できます。「結果」フィールドを使用してネゴシエーションを作成するときに、購買文書形式を選択できます。

留保金が使用可能な見積依頼を作成するには、留保金をサポートする購買文書形式を使用する必要があります。調達オファリングの「文書形式の管理」タスクを使用して、既存または新規に作成したユーザー定義文書形式に対して留保金を有効にします。

ヒントと考慮事項

留保金条件は、修正または新規ラウンドの作成時に繰り越されます。

ロール情報

この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER)
    • ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR)

留保金条件付き購買オーダーの作成

購買オーダー明細に留保金レートおよび最大留保金額を指定して、留保金条件を含む購買オーダーを作成します。必要に応じて、同じ購買オーダー明細に対してスケジュールごとに異なる留保金レートを設定できます。このような購買オーダーと照合された請求書では、指定されたレートに従って金額が自動的に差し引かれます。最大留保金額によって、照合済請求書から留保金を差引可能な限度が設定されます。

購買オーダーのファイル・ベース・データ・インポート(FBDI)または下書き購買オーダーREST APIを使用して、留保金条件を含む購買オーダーをインポートできます。

次の新しい契約変数を使用して、購買オーダーの留保金関連の契約条件を作成できるようになりました。

  • 「留保金レート」システム変数 - 購買オーダー・スケジュール全体の共通留保金レートを表します。
  • 「複数の留保金レート」システム変数 - 購買オーダー・スケジュール全体の留保金レートに複数の値が存在することを示します。
  • 「最大留保金額」システム変数 - 単一行購買オーダーの最大留保金額を表します。

購買オーダー明細での留保金条件の入力

購買オーダー・スケジュールに対する異なる留保金レートの入力

FBDI購買オーダー・インポート・テンプレートでの最大留保金額および留保率の入力

調達契約システム変数

この機能を使用して、次のタスクを実行できます。

  • Oracle Sourcing Cloudで落札済入札のネゴシエーション済留保金条件を使用して購買オーダーを作成します。
  • Eメールまたは電子メッセージングを介して、購買オーダーを留保金条件とともに通信します。
  • 留保金条件を含めるようにBIパブリッシャ・テンプレートを構成します。
  • 購買オーダー・ライフ・サイクル・ページおよび「スケジュール・ライフ・サイクル」ページから購買オーダーの留保金残高をモニターします。
  • OTBIの購買リアルタイム・サブジェクト領域を使用して、留保金が有効な購買オーダーを分析します。

オーダーのライフ・サイクル

OTBI調達 - 購買リアルタイム分析

有効化のステップ

  1. 調達オファリングで、「文書形式の管理」タスクに移動します。
  2. 新しいドキュメント・スタイルを作成するか、既存のユーザー定義ドキュメント・スタイルを更新します。
  3. 「留保金使用可能」を「はい」に設定します。

ノート: 文書形式で留保金条件を有効にしたら、明細およびスケジュール・タブの「表示」→「列」メニューを使用して「留保金レート」列を公開し、「明細」タブの「表示」→「列」メニューから「最大留保金額」列を公開する必要があります。「留保金レート」列または「最大留保金額」列が予期したとおりに表示されない場合は、ページ・コンポーザ(「設定およびアクション」メニュー→「ページの編集」)を使用し、次のEL式を使用してそれらをレンダリングしてください。

       #{bindings.IsRetainageAllowedByStyle.inputValue}

このEL式は、該当するタブの各列の「コンポーネントの表示」プロパティで追加する必要があります。

ヒントと考慮事項

  • 調達オファリングの「文書形式の管理」タスクを使用して、既存または新規に作成したユーザー定義文書形式に対して留保金を有効にします。
  • シード済文書形式(標準形式、委託購買形式、オーダー構成形式および外注加工形式)に対して留保金条件を使用可能にすることはできません。

ロール情報

事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。

この機能を設定するには、次のものが必要です。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を設定できます。
    • 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
    • 購買文書形式の管理(PO_MANAGE_PURCHASING_DOCUMENT_STYLE_PRIV)

この機能を使用するには、次のものが必要です。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
    • 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)

留保金支払条件を含むサプライヤ請求書の作成および管理

留保金支払条件がある購買オーダーと照合されるサプライヤ請求書を作成および管理します。購買オーダー照合済請求書の留保金を保留し、契約の完了時にのみ留保金額をリリースします。

留保金支払条件がある購買オーダーと照合されたサプライヤ請求書

留保金支払条件がある購買オーダーと照合されるサプライヤ請求書を作成および管理します。買掛/未払金請求書を、購買オーダー・スケジュールで指定された留保金レートのある購買オーダーと照合できるようになりました。留保金レートのある購買オーダー・スケジュールと照合して請求書明細を作成すると、買掛/未払金によって留保金額が自動的に計算され、留保金配分が作成されます。また、計算された留保金額が、購買オーダー明細に指定された最大留保金額を超えていないことも確認されます。留保金源泉徴収税額は、サプライヤに支払われる金額から減額されます。

留保金支払条件のある購買オーダー・スケジュールと照合されるサプライヤ請求書の「請求書の作成」ページに対して、次の更新が加えられました。

  • 照合ウィンドウ ? 購買オーダー・スケジュールで指定された留保金レートが表示されます。

  • 「合計」リージョン ? 請求書で控除された留保金合計を表示できます。

  • 請求書明細 ? 請求書明細の留保金の詳細およびリリースされる留保金残額も表示できます。

留保金リリース請求書

以前に差し引かれた留保金額をリリースするために使用できる、留保金リリースという新しい請求書タイプがあります。留保金リリース請求書は、買掛/未払金請求書の作成ユーザー・インタフェースを使用して作成することも、差し引かれた留保金額をサプライヤ・ポータル・ユーザー・インタフェースからサプライヤが要求することもできます。

ユーザーは次の2つの照合ウィンドウを使用して留保金リリース請求書を作成できます。

  • 購買オーダー・スケジュール別留保金リリース ? ユーザーはこのインタフェースを使用して、購買オーダー・スケジュールを問い合せ、スケジュール・レベルで差引額をリリースできます。
  • 請求書別留保金リリース ? ユーザーはこのインタフェースを使用して、購買オーダー・スケジュールの留保金額を差し引いたすべての請求書を問い合せ、個々の請求書に基づいて差引額をリリースできます。

留保金リリース請求書フローの請求書作成ユーザー・インタフェースに次の変更が加えられました。

  • 留保金リリースの新しい請求書タイプ

  • スケジュール別留保金リリース ? 購買オーダー・スケジュール・レベルで留保/差引額をリリースできます。

  • 請求書別留保金リリース ? 個々の請求書レベルで留保/差引額をリリースできます。

  • 請求書明細 - この留保金リリース請求書の一部としてリリースされた留保請求書番号および留保請求書明細の詳細を表示できます。

ビジネス上の利点:

  1. 会社は、留保金支払条件がある購買オーダーの請求書を記録できます。
  2. 適切な人員による作業および承認の正常な完了後に留保金額をリリースできます。
  3. Oracle Transaction Business Intelligenceを使用して、留保金額および対応するリリース金額の詳細情報を含むカスタム・レポートを構成できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 「留保金控除額」オプションが「詳細を表示」モードで表示されます。サプライヤ請求書金額が留保金控除である場合にサプライヤが送信する合計金額を入力するには、このオプションを使用可能にします。
  • トランザクション税および請求時源泉徴収税は、留保金控除額に基づいて計算されます。留保金リリース請求書が作成されると、トランザクション税および請求時源泉徴収税の残高が計算されます。支払時差引は、支払金額に基づいて計算されます。支払金額は留保金控除額であるため、標準請求書で計算された差引額も留保金控除額です。留保金リリース請求書が支払われると、差引残高が控除されます。
  • 「留保金控除額」、「留保金」および新しい請求書タイプである「留保金リリース」などの留保金属性に基づいて承認ルールを構成できます。
  • カスタムBIP承認通知モデルを使用して承認通知をカスタマイズし、請求書の留保金詳細を表示できます。
  • 留保金、留保金残額、留保金請求書などの留保金属性は、買掛/未払金の請求書リアルタイム・サブジェクト領域で公開され、カスタムOTBIレポートの構成に使用できます。
  • 留保金リリース請求書の承認ステータスは、請求書オプションの承認設定に関係なく、常に「必須」に設定されます。留保金リリース請求書を適切な承認者に送信するように承認ルールを構成する必要があります。
  • 「税引リリース金額」。このフィールドを使用して、リリースする予定の合計留保金額から留保金リリース請求書に指定された税額を差し引いた差異を入力します。買掛/未払金では、照合サイクルごとに、スケジュール別留保金リリースまたは請求書別留保金リリースの照合ウィンドウで、税引リリース金額の範囲までリリースできます。

ロール情報

この機能を使用するために追加のロールは必要ありません。

相互製品調達の拡張機能

RESTサービスを使用した調達の統合および拡張

この更新のOracle Procurement Cloudでは、外部システムとの統合を有効化および簡略化するために、新規のREST APIと変更されたREST APIが提供されます。

この更新で導入された新規のREST APIは次のとおりです。

  • カタログ・カテゴリ階層ノード

次のREST APIが拡張されました。

  • 購買依頼
    • カタログ外要求ではPOSTがサポートされています。つまり、ユーザーはカタログ外要求をシミュレートするために購買依頼明細を明示的に作成できます。
    • 新しいsummaryAttributes子リソースを適切なファインダと組み合せて使用し、購買依頼の明細全体からの集計情報を取得します。
    • 購買依頼配分の借方勘定では、POSTおよびPATCHがサポートされています。
    • 新しいカスタム処理が使用可能です。
      • deriveChargeAccount (明細) ? 借方勘定を明細レベルで導出できます
      • updateAllLines (ヘッダー) ? 購買依頼を一括編集し、この処理ですべての明細を更新できます
      • calculateTax (明細) ? 明細レベルで税額を計算できます
    • マスター品目の動作の変更: 有効な品目IDの品目または番号を渡すことができるようになり、RESTプロセスでは「製品情報管理」作業領域のマスター品目構成から他の関連属性(カテゴリ、価格、摘要)が導出されます。
  • 下書き購買オーダー
    • マスター契約および搬送先借方勘定では、GET、POSTおよびPATCHがサポートされています。
    • 販売先法的エンティティ、請求先ビジネス・ユニット、最大留保金額および留保金レートでは、GETおよびPOSTがサポートされています。
    • 製造業者および製造業者部品番号では、GETがサポートされています。
    • POSTを使用してマスター品目の購買オーダーを作成する場合、サプライヤ部品番号、製造業者および製造業者部品番号は、「製品情報管理」作業領域で定義された取引先関係から取得されます。
    • 添付では、GET、POST、PATCHおよびDELETEがサポートされています。
    • PATCHを使用して、承認済購買オーダーに対する変更オーダーを作成できます。変更できる属性は、マスター契約、署名が必要、価格、数量、搬送日と出荷日、購買オーダー借方勘定、搬送先借方勘定、プロジェクトおよび付加フレックスフィールドです。
    • PATCHを使用して、承認済購買オーダーの明細およびスケジュールを取り消すことができます。
    • cancelChangeOrderカスタム処理を使用して、待ち状態の変更オーダーを取り消します。   
  • 購買オーダー
    • 添付、マスター契約、販売先法的エンティティ、請求先ビジネス・ユニット、搬送先借方勘定、最大留保金額、留保金レート、留保金額、留保金リリース額、製造業者部品番号では、GETがサポートされています。
    • 購買オーダーを取り消すには、取消カスタム処理を使用します。
  • 購買オーダー・スケジュール
    • 留保金レート、留保金額および留保金リリース済額では、GETがサポートされています。
  • サプライヤ・ネゴシエーション
    • 外部原価ファクタでは、GET、POST、PATCHおよびDELETEがサポートされています。
    • 留保金レート、最大留保金額、およびサプライヤが留保金をネゴシエーションできる応答ルールでは、GET、POSTおよびPATCHがサポートされています。
  • サプライヤ資格質問
    • 質問プレーン・テキスト属性は、Oracle Visual Builder Add-in for Excelなどのリッチ・テキストをサポートしないコンポーネントで使用できます。

これらの新しいRESTサービスおよび変更されたRESTサービスを使用して統合を簡略化し、他のアプリケーションや外部システムとの標準ベースの相互運用性をサポートできます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

主なリソース

  • Oracle Procurement Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

  • Oracle Help Centerで入手可能なOracle Procurement Cloud REST APIドキュメントの「ジョブ・ロールおよび権限」の項を参照してください。

ディープ・リンクを使用した調達アプリケーション・ページへのリンク

この更新で、メニュー構造を使用しないでアプリケーション・ページに直接、簡単に移動できる新しいディープ・リンクがOracle Procurement Cloudに導入されました。これらのリンクは、ビジネス・インテリジェンス・レポートやサードパーティ・アプリケーション・ページで使用するなど、様々な方法で使用できます。

この更新で導入された新しいディープ・リンクは次のとおりです。

  • ネゴシエーションの管理
  • サプライヤとしてのネゴシエーションの表示
  • サプライヤとしてのアクティブなネゴシエーションの表示
  • 「購買オーダー」作業領域からのサプライヤの表示
  • 査定の管理
  • 査定の表示
  • 資格の管理
  • 資格の表示

レポートまたはサードパーティ・アプリケーション・ページにディープ・リンクを追加すると、ユーザーは、単にそれらのリンクをクリックすることで、その他のクリックやナビゲーションなしに、使用する必要があるアプリケーション・ページに直接移動できます。ユーザーがディープ・リンクをクリックすると、そのユーザーのセキュリティ割当が適用されます。つまり、ユーザーがアプリケーション・ページにアクセスできるのは、アクセスを許可するジョブ・ロールが割り当てられている場合のみです。

有効化のステップ

使用可能なすべてのディープ・リンクを「ディープ・リンク」作業領域で確認できます。NONEアクションが割り当てられたものなど、一部のディープ・リンクは通常そのまますぐに使用できます。VIEWアクションが割り当てられたものなど、他のディープ・リンクについては、レポートまたはサードパーティ・アプリケーション・ページにディープ・リンクを追加する前に、リンクの詳細を編集する必要があります。詳細および手順は、主なリソースの項に記載されているドキュメントを参照してください。

主なリソース

ディープ・リンクの操作方法の詳細は、Oracle Help Centerにある次のブックを参照してください。

ロール情報

事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、「ディープ・リンク」作業領域へのアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、「ディープ・リンク」作業領域に自動的にアクセスできます。

  • アプリケーション開発者(FND_APPLICATION_DEVELOPER_JOB)
  • アプリケーション実装管理者(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_ABSTRACT)
  • アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
  • 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
  • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「ディープ・リンク」作業領域にアクセスできます。

  • 管理リンクの表示(FND_VIEW_ADMIN_LINK_PRIV)

レポート専用のディープ・リンクを使用する場合、必要な権限は次のとおりです。

  • Business Intelligence Publisherの場合:
    • BI作成者ロール(BIAuthor)
    • BIコンシューマ・ロール(BIConsumer)
    • BI管理者(BIAdministrator)
  • Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)の場合:
    • BI作成者ロール(BIAuthor)
    • BIコンシューマ・ロール(BIConsumer)

承認と通知

この項では、承認と通知に関連する共有機能について詳しく説明します。

「承認および否認に関するコメント・オプションの構成」機能は20Bでリリースされましたが、その時点ではOracle Procurement Cloud新機能ドキュメントに含まれていませんでした。この機能について周知するためにここに記載されています。この機能の説明は、Oracle Common Technologies and User Experience: 更新20Bの新機能でも提供されています。

ワークフロー・ルール評価の最適化機能は、BPMワークリストでルールを構成する場合にのみ適用されます。Oracle Procurement Cloudで「承認の管理」UIページを使用している場合、欠落している親/子結合は自動的に追加されるため、この機能は適用されません。この機能は、Oracle Common Technologies and User Experience: 更新21Aの新機能でも提供されています。

承認および否認に関するコメント・オプションの構成

ワークフロー・タスクの承認および却下のコメント・オプションを構成します。コメントを必須またはオプションとして構成できます。また、承認者によるコメントの入力を制限することもできます。この機能を使用すると、コメントの監査を義務付ける規制コンプライアンス要件に準拠できます。

構成オプションは次のとおりです。

  • 必須: 承認ダイアログ・ボックスにコメントのフィールドが表示されます。承認者がコメントを入力していない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
  • 不許可: コメント・セクションは承認者には表示されません。
  • オプション: コメント・セクションが表示され、承認者はオプションでコメントを入力できます。

この設定は、現在、Oracle Business Intelligence Publisherを使用して構成できる通知およびタスク詳細には適用されません。

有効化のステップ

  1. 「設定および保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域または別の機能領域のタスク構成の管理タスクまたは別の承認設定タスクに移動します。
  2. BPMワークリストの「タスク構成」タブで、ワークフロー・タスクを選択します。
  3. 「設定するタスク」ツールバーの「タスクの編集」アイコンをクリックします。
  4. 「構成」サブタブを開きます。
  5. 「事前条件の承認」セクションで、「承認」および「却下」リストに対して、ユーザーが承認または却下する際にコメントが必須か、オプションか、または許可しないかを決定するオプションを選択します。
  6. 変更をロール・アウトする準備が整ったら、「設定するタスク」ツールバーの「タスクのコミット」アイコンをクリックします。

タスクの承認および却下のコメント・オプション

ロール情報

この機能を構成するには、BPMワークリストで管理タスクを実行できるロールが必要です。

ワークフロー・ルール評価の最適化

BPMワークリストを使用してルールを構成する場合、ワークフローの同じルール内で親属性と子属性が使用されている場合にルール評価を最適化し、評価プロセス時のパフォーマンスの問題を回避します。これを行うには、BPMワークリストで欠落している親子結合を特定して修正します。

この機能が請求書に対してどのように動作するかの例を次に示しますが、この機能は他のビジネス・オブジェクトのワークフロー・タスクにも適用できます。

ある組織の承認ポリシーでは、財務部門が、5,000ドルを超える資本支出がある購買オーダーと照合されるすべての請求書を承認する必要があると規定されています。資本支出は特定の勘定科目に請求されます。この要件を満たすために、ワークフロー管理者は、次の条件を満たす請求書を評価するルールを構成する必要があります。

  • 5,000を超える請求書金額
  • 請求書明細は購買オーダーと照合される
  • 関連明細の請求書配分勘定は、資産支出勘定を参照する。

このルールは、親属性と子属性の間の関係を確立するために、追加の条件なしで、親(請求書明細)属性と子(請求書明細配分)属性が同じルールにある基本モードで構成されます。

同じルール内で親属性と子属性を使用して構成されたルール

ルールが検証されると、BPMは、関係を確立するために親属性と子属性の間に結合条件が存在するかどうかをチェックします。関係が存在しない場合、ビジネス・ルール検証では、ルール構成が非効率なルール評価で終了したというメッセージが表示されます。メッセージ・リンクをクリックして、欠落している結合条件を追加し、親属性と子属性間の関係を確立します。

ビジネス・ルール検証メッセージ

メッセージのリンクをクリックすると、ルール推奨ページが開きます。ページには、次のオプションの2つのラジオ・ボタンが表示されます。

オプション1: 親ファクトと子ファクトとの間に「次を含む」条件を自動的に追加することで、ルール定義を最適化します。

このオプションを選択すると、このスクリーンショットに示すように、親ファクトと子ファクトの間に追加の結合条件が自動的に追加され、親と子の間の関係が確立されます。

親ファクトと子ファクト間の関係を確立するために追加された結合条件

オプション2: 基本モードでルールを編集し、親ファクトと子ファクトの間に結合条件を追加して、ルールの定義を最適化します。または、ルールを詳細モードに変更して、ルールの定義を最適化します。

このオプションを選択すると、ページには問題のあるルールおよび条件が表示されるため、手動で結合条件を追加するか、詳細モードにルールを変更できます。

条件レベルの検証メッセージ

親ファクトと子ファクト間の関係を確立するために結合条件を手動で追加すると、ルールが検証されて保存されます。

警告メッセージなしで正常に保存されたメッセージ

この機能により、同じルール内で親属性と子属性を使用するワークフロー・ルールが、ルール評価プロセスを最適化してルール評価時のパフォーマンスの問題を回避するように構成されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

BPMワークリストのタスク構成タブへのアクセス権を提供するロール。

購買

サプライヤ確認通知待ちの購買オーダーにおける搬送の許可

事前出荷通知、受入および請求書をすぐに処理できるように、承認および署名の後に、確認が必要なオーダーを「オープン」ステータスに設定します。サプライヤは、サプライヤ・ポータルで最新の改訂を確認したり、確認を電子的に送信できます。

次のスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

購買オーダー要確認

確認処理による確認ポップアップのオープン

新規インフォレットでの確認通知待ち購買オーダーの追跡

この機能を使用すると、サプライヤからの正式な確認応答を待たずに、購買オーダーの出荷、搬送および請求を処理できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 調達

ヒントと考慮事項

  • この機能は、購買オーダーにのみ適用されます。
  • この機能をオプト・インした後、サプライヤはオーダーが実装される前に、「サプライヤ確認通知待ち」ステータスの既存の購買オーダーまたは変更オーダーを確認する必要があります。
  • オプト・イン後の「要確認」フィールドには、「はい」および「いいえ」の値のみがあります。これは、すでに実装済のオーダーへの変更です。
    • はい - 「要確認」が「文書」または「文書およびスケジュール」に設定されている場合。
    • いいえ - 「要確認」が「なし」に設定されている場合。
  • サプライヤは、正式な確認がまだ記録されていない場合は、最新の改訂のサプライヤ・オーダーおよび確認ノートを確認および記録できます。このノートは、最新のリビジョンのドキュメント履歴にあります。
    • スケジュールレベルの変更または否認のために、サプライヤは変更オーダーを作成してスケジュールを変更したり、取り消すことができます。
    • オーダー全体を否認するために、サプライヤは文書を取り消すことができます。
    • バイヤーがサプライヤのかわりに確認することもできます。
  • オプト・イン後に作成された、確認を必要とするオーダーは、「スプレッドシートでのスケジュールの確認」タスクを使用して確認できません。「購買」作業領域またはサプライヤ・ポータルでオーダーを確認します。

  • 「確認通知待ちのオーダー」インフォレットには、確認通知待ちおよび期限超過の購買オーダーの件数が表示されます。
    • オーダーに対して正式な確認、事前出荷通知、受入または請求書が処理されていない場合、初期オーダーは確認通知待ちとして追跡されます。
    • 最新の改訂に対して正式な確認を受信していない場合、その後の改訂を含むオーダーは確認通知待ちとして追跡されます。

ロール情報

事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
  • サプライヤ顧客サービス担当(ORA_POS_SUPPLIER_CUSTOMER_SERVICE_REPRESENTATIVE_JOB)
  • サプライヤ営業担当(ORA_POS_SUPPLIER_SALES_REPRESENTATIVE_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買オーダーの確認(PO_ACKNOWLEDGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)

複数のEメール受信者への購買オーダーの通信

購買オーダーをサプライヤに通信する際に、複数のEメール受信者を追加します。UI、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)または下書き購買オーダーRESTリソースを使用して購買オーダーを作成する場合は、カンマを使用して複数のEメール・アドレスを区切ります。

UIでは、次のページに複数のEメール受信者を入力できます。

  • オーダーの編集
  • 変更オーダーの編集
  • 「オーダーの管理」からの通信処理
  • 「改訂履歴の表示」からの通信処理
  • 「オーダーの表示」からの通信処理
  • 文書の取消(オーダー)

FBDIでは、新規購買オーダーの作成時に複数のEメール受信者を入力できます。

RESTサービスでは、新規購買オーダーの作成時および購買オーダーの取消時に、複数のEメール受信者を入力できます。

新しい購買オーダーまたは変更オーダーが発送されたときに送信されるEメールで、内部利害関係者および追加のサプライヤ担当者に通知できるようになりました。

このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

複数のEメール受信者への購買オーダーの通信

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)

検証チェックに失敗した購買文書の識別

購買文書が検証チェックに失敗した場合、文書の検証エラーが発生したのが承認の前かそれとも後かに応じて、「未完了」または「否認済」ステータスのままになります。この機能を使用すると、視覚的な補助を使用して、検証チェックに失敗した購買文書を識別できます。これらの視覚的な補助は、「オーダーの管理」、「契約の管理」、購買オーダーの表示、購買オーダーの編集、「契約の表示」、「契約の編集」などのUIページで購買オーダーおよび購買契約に対して使用できます。

検証エラーの詳細を表示するには、視覚的な補助をクリックするか、文書が検証チェックに失敗したときに表示されるFYI通知を検査します。「文書履歴」ページでは、文書が検証チェックに失敗したときに追加情報が取得されるようになりました。

検証エラーが発生したドキュメントをすばやく特定することに加えて、承認構成が正しくないか一時的なサーバーの問題のためにドキュメントが「承認待ち」ステータスになっている場合に追加の詳細を確認できます。ドキュメント・ステータスをクリックすると、問題の解決に必要な修正処理がリストされた診断メッセージが表示されます。

これらのスクリーン・キャプチャは、次の機能を示しています。

「購買オーダーの管理」ページの視覚的な補助

購買オーダーの表示ページの「アラート」アイコンをクリックしたときの検証エラー詳細

購買オーダーが否認されたときの「文書履歴」ページの追加情報

購買オーダーが承認保留ステータスになっている場合の診断メッセージ

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を使用できます。

  • バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 購買オーダーの検索(PO_SEARCH_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買契約の検索(PO_SEARCH_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
  • 購買オーダーの表示(PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV) 
  • 購買契約の表示(PO_VIEW_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)

購買オーダー作成時における取引先品目詳細の品目マスター定義からの自動移入

マスター品目のオーダー中、製造業者、製造業者部品番号およびサプライヤ部品番号などの取引先品目詳細を品目マスター定義から自動的に移入します。同じ情報を品目マスター定義の一部としてすでに保守している場合、包括購買契約上で保守する必要はなくなりました。

パンチアウト・サイトから要求された品目の購買オーダーが作成されたときに、製造業者および製造業者部品番号などの取引先品目詳細も取得されるようになりました。

属性値は、購買オーダーがどのように作成されたか(UIで作成されたか、RESTサービスを使用したか、FBDIプロセスを使用したか)に関係なく導出されます。

購買オーダーを表示するときに、品目詳細にさらにドリルダウンせずに製造業者の情報をすぐに表示できるようになりました。

購買オーダーの導出された取引先情報は、サプライヤへのアウトバウンド購買オーダー通信に、Eメールまたは電子B2Bメッセージングを介して簡単に含めることができます。これらは、サプライヤがオーダーされた製品を識別するためによく使用する重要な情報です。

購買オーダー明細のマスター品目定義からのサプライヤ品目、製造業者および製造業者部品番号の導出

マスター品目に関連付けられた取引先品目

購買オーダーの表示

購買オーダーの製造業者情報の取得に加えて、製造業者および製造業者部品番号を検索キーワードとして使用して、現在および過去のオーダーを検索できるようになりました。

製造業者および製造業者部品番号グローバル検索

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

製造業者および製造業者部品番号

  • 購買オーダー明細の製造業者および製造業者部品番号は、次の順序で導出されます。
  1. 包括購買契約明細
  2. パンチアウト品目の購買依頼明細
  3. マスター品目
  • 購買オーダー明細の導出された製造業者および製造業者部品番号は編集できません。
  • マスター品目定義から製造業者および製造業者部品番号フィールドを導出するには、次の条件を満たす必要があります。
    • 品目マスターの取引先タイプは製造業者である必要があります。
    • 取引先品目ステータスはアクティブまたはNULLである必要があります。
    • 製造業者部品ステータスはアクティブまたはNULLである必要があります。
    • 購買オーダーの作成中は、製造業者品目関係開始日を有効にする必要があります。
    • 関係ステータスは廃止であってはなりません。
    • マスター品目には、前述の条件を満たす関係が1つのみ必要です。

サプライヤ品目 

  • 購買オーダー明細のサプライヤ品目は、次の順序で導出されます。
  1. 履行中の購買依頼明細
  2. 包括購買契約明細
  3. 適用可能な承認済サプライヤ・リスト(ASL)エントリ
  4. マスター品目
  • マスター品目定義からサプライヤ部品番号を導出するには、次の条件を満たす必要があります。
    • 品目マスターの取引先タイプはサプライヤである必要があります。
    • 取引先名は、購買オーダーのサプライヤと一致する必要があります。
    • 取引先品目ステータスはアクティブまたはNULLである必要があります。
    • 購買オーダーの作成中は、サプライヤ品目関係開始日を有効にする必要があります。
    • 関係ステータスは廃止であってはなりません。
    • マスター品目には、これらの条件を満たす関係が1つのみ必要です。

ロール情報

ユーザーにこの機能を使用するためのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

この機能を使用するには、次のものが必要です。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
    • 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)

購買オーダーの作成中における販売先法的エンティティの指定

新規サプライ・チェーン・オーケストレーション・フローを構成せずに購買オーダーを作成中、購買依頼発行BUの元帳に割り当てられた法的エンティティを販売先LEとして指定します。更新21Aより前では、サポート・サプライ・チェーン・オーケストレーション・フローがない場合、購買依頼発行BUのデフォルトLEおよび搬送先組織が属するLEのいずれかの選択のみが可能でした。

この機能を使用すると、別の販売先LEから購買するために追加のビジネス・ユニットを作成する必要がなくなります。

この機能を使用するには、購買依頼発行ビジネス・プロセスの構成ページで「オーダーの複数法的エンティティ」属性を「許可」または「警告」に設定する必要があります。

このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

購買依頼発行BUの元帳に割り当てられた任意のLEを購買オーダーの販売先LEとして選択

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • この機能は、RESTサービスまたはFBDIを使用して、購買オーダーをオンラインで作成する際に使用できます。
  • 「オーダーの複数法的エンティティ」属性が「エラー」に設定されている場合、出荷先事業所に関連付けられた在庫組織からの購買オーダーの販売先LEがデフォルト設定されます。事業所が在庫組織に関連付けられていない場合、購買依頼発行BUに対して定義されているデフォルトの搬送先組織が使用されます。

ロール情報

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 購買オーダー販売先法的エンティティの上書き(PO_OVERRIDE_PO_SOLD_TO_LEGAL_ENTITY_PRIV)

この権限は、事前定義済ジョブ・ロールに割り当てられていません。

購買依頼属性を使用した購買オーダーの検索

拡張グローバル検索フレームワークを使用して、購買依頼番号、購買依頼摘要、依頼者Eメールなどの様々な購買依頼属性を使用して購買オーダーを検索できるようになりました。バイヤーのEメールを使用して購買オーダーおよび購買契約を検索することもできます。

この機能を使用すると、詳細を取得するために購買オーダーにドリルダウンすることなく、購買依頼摘要を使用して購買オーダーをすばやく識別できます。

このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

バイヤーのEメールおよび購買依頼摘要を使用した購買オーダーの検索

有効化のステップ

この機能を使用するには、グローバル検索の検索拡張機能フレームワークを構成する必要があります。検索拡張機能フレームワークの構成の詳細は、検索拡張機能フレームワークの有効化を参照してください。

ヒントと考慮事項

製造業者、製造業者部品番号、サプライヤ品目などの品目属性を使用して購買オーダーを検索することもできます。詳細は、Oracle Procurement Cloud新機能更新21Aにある、購買オーダー作成時における取引先品目詳細の品目マスター定義からの自動移入機能の項を参照してください。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を使用できます。

  • バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 購買オーダーの検索(PO_SEARCH_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買契約の検索(PO_SEARCH_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)

予算管理された非スポンサード・プロジェクトのオープン購買オーダーの繰越

オープン購買オーダーの繰越プロセスを使用して、予算管理された非スポンサード・プロジェクトに関連付けられた購買オーダーをある予算年から別の予算年に移動します。プロセスによって、予算日がこれらの購買オーダーの対応する予算年に自動的に更新されます。

非スポンサード・プロジェクト管理予算に影響する購買オーダーの予算年度末処理が簡略化されました。非スポンサード・プロジェクト管理予算は、助成のないプロジェクト管理予算です。オープン購買オーダーの繰越プロセスでは、これらの購買オーダーが新しい予算年に自動的に移動されます。下書きモードでプロセスを実行して、どの購買オーダーが自動的に繰り越されるかをレビューし、それらをシステムで処理するか、または追加の注意が必要なその購買オーダーを手動で更新するかを選択します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • スポンサード・プロジェクト管理予算に影響する購買オーダーは自動的に処理されません。スポンサード・プロジェクト管理予算は、助成のあるプロジェクト管理予算です。
  • 支出項目日が変更されていないため、間接費金額に影響はありません。オープン購買オーダーの繰越プロセスでは、購買オーダー予算日のみが更新されます。支出項目日も更新する必要がある場合は、購買オーダーを手動でレビューおよび更新する必要があります。
  • プロジェクト管理予算の変更は、プロジェクト・ポートフォリオ管理で集中管理されます。勘定体系ベースの管理予算に対して自動的に作成された予算調整は、プロジェクト管理予算に対して自動的には実行されません。
  • プロジェクトに予算調整が必要な場合は、次のレポート情報を使用して、プロジェクト・ポートフォリオ管理で新規プロジェクト予算バージョンを作成および基本編成することにより、プロジェクト管理予算の予算残高を更新します。
    • 「購買オーダーの繰越」の「未試行予算入力詳細」レイアウト

主なリソース

  • 予算管理繰越の管理サポート・ノート2705986.1

ロール情報

オープン購買オーダーの繰越プロセスを実行するには、予算マネージャ・ロールが必要です。

借方勘定の任意のセグメントに基づく承認のための購買オーダーのルーティング

借方勘定の任意のセグメントまたはセグメントの組合せに基づいて、購買オーダーを承認のためにルーティングします。これにより、プライマリ貸借一致セグメント、コスト・センター、勘定科目値、管理セグメントなどのセグメント・ラベルのいずれにも関連付けられていないセグメントに基づいて承認をルーティングできるようになり、これらのセグメント・ラベルに基づいて購買オーダー承認ルーティングを推進する機能が拡張されます。

たとえば、勘定体系(COA)がハイフンで区切られた5つのセグメントで構成されているとします。購買オーダー借方勘定の4番目のセグメントが2000から2999の範囲である配分を含むすべての購買オーダーが特定の承認者にルーティングされるように、4番目のCOAセグメントに基づいて購買オーダー承認ルーティングを実行します。「購買文書承認の管理」タスクからの次のスクリーン・キャプチャに示すように、条件にパターン(.*)-(.*)-(.*)-2[0-9][0-9][0-9]-(.*)を使用して、借方勘定の4番目のセグメントの値を確認できます。

借方勘定のセグメントを照合する承認ルール条件

また、この更新より前は、承認ルールを記述するのに借方勘定のプライマリ貸借一致セグメント、勘定科目、コスト・センターおよび管理セグメントのみを使用できました。これが、借方勘定の会社間セグメントに基づいて承認ルールを作成できるようにもなりました。このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

借方勘定の会社間セグメントを照合する承認ルール条件

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、「購買文書承認の管理」タスクへのアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「購買文書承認の管理」タスクにアクセスできます。

  • アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
  • 財務サプライ・チェーン製造アプリケーション管理者(ORA_FUN_FIN_SCM_MFG_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「購買文書承認の管理」タスクにアクセスできます。

  • 承認タスクの管理(POR_MANAGE_APPROVAL_TASK_PRIV)

この更新における購買に関するその他の変更

この項では、Oracle Purchasing Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。

購買オーダー金額承認属性が通貨精度を使用して計算されるようになりました

次の承認属性は、拡張精度ではなく通貨精度を使用して計算されるようになりました。これにより、これらの属性を含む比較で正しい結果が返されるようになります。

  • 文書明細オーダー金額
  • 文書スケジュール・オーダー金額
  • 機能スケジュール・オーダー金額
  • 文書配分オーダー金額
  • 機能配分オーダー金額
  • 文書配分合計金額
  • 機能配分合計金額

この新しい動作が必要ない場合は、次のプロファイル・オプションを定義してオプトアウトできます。

  • プロファイル名: CUST_PO_OPT_OUT_CURRENCY_PRECISION
  • レベル: サイト
  • 値: Y

バグ参照: 31736372

出荷済合計を下回るオーダー数量または金額の削減はできなくなりました

承認のために購買オーダーの変更オーダーが送信されるときに、オーダー済数量および金額が、購買オーダー・スケジュールに対してサプライヤによってすでに出荷されている合計数量および金額を下回っていないことが検証されるようになりました。

バグ参照: 31743544

受入会計または予算管理に影響する可能性がある購買オーダー変更ができなくなりました

承認のために購買オーダーの変更オーダーが送信されるときに、購買オーダーに対して未計上の受入または搬送アクティビティがあるかどうかがチェックされるようになりました。ある場合、照合オプションや購買オーダー借方勘定の更新など、受入の会計または資金予約に影響する可能性がある変更を行うことはできません。

バグ参照: 30400042

購買オーダーの複製中に税金が計算されなくなりました

購買オーダーが複製されるときに、複製の一環として税金が計算されることはなくなりました。かわりに、文書を編集して保存すると税金が計算されます。この変更は、大規模な文書の複製処理のパフォーマンスを向上させるために導入されました。

バグ参照: 31737874

包括購買契約の表示ページの明細を品目でフィルタできるようになりました

「品目」列で例による問合せ(QBE)を使用して、包括購買契約の表示ページで明細をフィルタできるようになりました。これまでは、QBEは包括購買契約の編集ページでのみサポートされていました。

バグ参照: 31693390

プロジェクト属性が更新されると購買オーダー配分勘定が再作成されるようになりました

プロジェクト・コスト収集属性のいずれかが更新されると、保存時に購買オーダー配分勘定が再作成されるようになりました。

バグ参照: 31961956

セルフサービス調達

購買依頼インポート時にプロジェクト・タスク識別のためにタスク番号を使用

ファイルベース・データ・インポート・テンプレートを使用して購買依頼をインポートするときに特定のプロジェクト・タスクを識別するために「タスク番号」フィールドを使用します。

購買依頼のFBDIテンプレートでは、既存のPOR_REQ_DISTS_INTERFACE_ALLシートを使用してタスク番号をロードできます。テンプレートでタスク名とタスク番号の両方が指定されている場合は、タスク番号が優先されます。

ノート: この機能は、20Dの月次更新でも使用可能になりました。

「タスク番号」フィールドは、タスク名が一意でない場合に特定のプロジェクト・タスクを識別するのに役立ちます。

有効化のステップ

Oracle Procurement Cloudのファイルベース・データ・インポート・ガイドで入手可能な最新の購買依頼インポート・テンプレートをダウンロードしてレビューします。

この更新におけるセルフサービス調達に関するその他の変更

この項では、Oracle Self Service Procurement Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。

キーワード関連性スコアに基づく検索の改善

包括購買契約(BPA)、パンチアウト品目、マスター品目、スマート・フォームなど、カタログ品目の検索可能属性すべてにわたる検索キーワードの出現がショッピング検索の関連性スコアに含まれるようになりました。検索キーワードがカタログ品目の検索可能属性間に存在する回数が多いほど、関連性が高くなり、カタログ品目は検索結果の上位で返されます。

この変更より前は、検索キーワードが検索可能属性間で一致した回数に関係なく、すべての検索結果に同じ関連性スコアが割り当てられていました。検索結果は、予期した順序で表示されませんでした。

この新しい動作が必要ない場合は、次のプロファイル・オプションを設定してオプト・アウトできます。

  • プロファイル・コード: ORA_POR_OPTIMIZE_SEARCH_RELEVANCE
  • レベル: サイト
  • 値: いいえ

このプロファイル値を設定するには、「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。

バグ参照: 31970332

購買依頼の作成中に製造業者および製造業者部品番号を取得

購買依頼の作成中に、「購買依頼明細の追加」、「カタログ外依頼の作成」、「スマート・フォーム」および「購買依頼明細の編集」ページで製造業者名および製造業者部品番号を取得できます。

製造業者名および製造業者部品番号を取得するには、ページ・コンポーザを使用して、これらの属性を「サプライヤ品目」属性の下に公開する必要があります。

「カタログ外依頼の作成」ページの「製造業者」および「製造業者部品番号」フィールド

この変更より前は、製造業者名および部品番号の詳細は契約またはスマート・フォームから購買依頼明細にコピーされていました。購買依頼の作成中にこれらの属性を入力することはできませんでした。

バグ参照: 31521812

ソーシング

オークションのオープン前に事前入札を送信

多くの場合、カテゴリ・マネージャはネゴシエーションをオープンする前にサプライヤに対して入札の公開を要求します。ネゴシエーション(オークションまたは見積依頼)がプレビュー・ステータスのときに、サプライヤが事前入札を発行できるようになりました。カテゴリ・マネージャはネゴシエーションが有効になる前に事前入札をレビューし、サプライヤのしきい値価格を見つけます。その後、ネゴシエーションがオープンする前であっても修正し、ネゴシエーションに必要な調整を加えることができます。これは、競争入札進行時のライブ・オークション中の混乱を防ぐのに役立ちます。事前入札の準備および送信時に、ランクや最適応答価格などの競合情報はサプライヤに表示されません。カテゴリ・マネージャは、ネゴシエーションの一時停止や再開、事前入札のモニター、事前入札を送信しないサプライヤのロック・アウト、および事前入札の不適格判定を行うこともできます。サプライヤが事前入札を送信すると、サプライヤ・アクティビティ・ログに記録されます。ネゴシエーションがプレビュー・ステータスからアクティブ・ステータスに切り替わると、事前入札がサプライヤの初回入札になります。

ネゴシエーション作成時のスケジュール・プレビュー

サプライヤがネゴシエーションのオープン前に事前入札を送信

事前入札を使用すると、ネゴシエーションがオープンする前に、すべてのサプライヤが要件を理解し、明確化のための質問をし、参加意思をカテゴリ・マネージャに伝えることができます。事前入札フェーズでカテゴリ・マネージャがサプライヤ質問に対処することで、ネゴシエーション(見積依頼またはオークション)プロセスがより合理化されます。入札前プロセスではまた、競合情報が公開される前に、サプライヤによりネゴシエーションの初期開始ポジションが確実に入力されます。

有効化のステップ

「ネゴシエーション形式の管理」設定タスクを使用して、ネゴシエーション形式で事前入札を使用可能にします。

ネゴシエーション形式での「事前入札」の有効化

ヒントと考慮事項

ネゴシエーションを作成する際に、プレビュー・フェーズをスケジュールして、ネゴシエーションをオープンする前にサプライヤがそれを表示し、事前入札を送信できるようにする必要があります。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)       
    • ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR)

要件のみのサプライヤ応答スプレッドシートの使用

多くの会社は、多数のネゴシエーション明細および要件がある複雑なネゴシエーションを実施しています。サプライヤはこれらのネゴシエーションに効率的に応答する必要があります。これは、要件および明細の完全な応答テンプレートを使用する場合に課題となる可能性があります。このようなネゴシエーションの場合、サプライヤにとっては「明細のみ」フラット・ファイル・フォーマット・スプレッドシートを使用するほうが好都合です。サプライヤは、作業をより管理しやすくするために、要件応答のみにフォーカスした同じオプションを使用できるようになりました。

この機能により、サプライヤ入札者はスプレッドシートを使用して要件に個別に応答できます。カテゴリ・マネージャは、2つの異なるファイルをサプライヤに送信して応答を収集できるようになりました。1つは明細のみ、もう1つは要件です。その後、サプライヤのかわりに代理応答を作成できます。

要件のみのスプレッドシートのエクスポート

要件のみの応答スプレッドシート

サプライヤは、要件のみをエクスポートするスプレッドシートを使用して、大量のネゴシエーションに効率的に応答できます。このスプレッドシートには明細が含まれていないため、サプライヤは多数の要件に対して明細をより迅速にアップロードできます。

有効化のステップ

ネゴシエーション形式で「要件のみ」オプションを有効にします。

  1. 「設定および保守」作業領域で、「ネゴシエーション形式の管理」タスクに移動します。
  • オファリング: 調達
  • 機能領域: ソーシング
  • タスク: ネゴシエーション形式の管理
  1. 「ネゴシエーション形式の管理」ページで、既存のネゴシエーション形式のいずれかを選択して編集するか、新しいネゴシエーション形式を作成します。(事前定義済ネゴシエーション形式は編集できません。)
  2. 「管理」セクションの「応答」グループの下の「スプレッドシートによる応答」チェック・ボックスを選択します。
  3. 「要件のみ」チェック・ボックスを選択して、ネゴシエーションの要件のみの応答テンプレートを有効にします。

「ネゴシエーション形式の編集」ページ、「管理」セクション、「応答」グループ

ヒントと考慮事項

「明細のみ」の応答スプレッドシートが有効になっているネゴシエーション形式では、「要件のみ」も有効にすることをお薦めします。

ロール情報

次のロールがこの機能を使用できます。

  1. カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)       
  2. ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR_ABSTRACT)
  3. サプライヤ入札者(ORA_PON_SUPPLIER_BIDDER_ABSTRACT)

受信者に関連するネゴシエーション・メッセージの表示

Oracle Sourcing Cloudにサインインすると、「ネゴシエーション」ホーム・ページのダッシュボードにソーシング・アクティビティおよびタスクの簡単な概要が表示されます。「メッセージ」インフォレットには、アクセス権がある調達ビジネス・ユニット内の継続中のネゴシエーションのすべてのメッセージが表示されます。ただし、ネゴシエーションに所有者またはチーム・メンバーとして参加していない場合は、自分が直接受信したわけではない追加メッセージが表示されることがあります。

これが、自分が参加しているネゴシエーションについて送信されたメッセージのみが表示されるようになります。

ネゴシエーション・ランディング・ページ

この機能を使用すると、自分が所有するネゴシエーションまたはチーム・メンバーであるネゴシエーションのメッセージのみがダッシュボードに表示されます。これにより、受信したメッセージについて容易に効率よく追跡および応答できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

ネゴシエーション・ランディング・ページのダッシュボードに表示されるメッセージ数は、次のネゴシエーションからの数です。

  • 自分がネゴシエーション所有者であるか、
  • 自分がコラボレーション・チーム・メンバーであるか、または
  • 自分が他のエージェントの文書に対する「全」または「表示専用」のアクセス権を持つ調達エージェントであり、かつメッセージ・スレッドに受信者としても含まれている場合です。

調達エージェントとしてアクセスできる調達ビジネス・ユニット内の他のネゴシエーションをいつでも検索でき、オンライン・メッセージを表示できます。このメッセージ・スレッドのいずれかの参加者にメッセージを送信すると、自分もすべての参加者に送信されたブロードキャスト済メッセージを受信します。

ロール情報

この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
    • ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR)

この更新におけるソーシングに関するその他の変更

この項では、Oracle Sourcing Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。

サプライヤの費用プロモーション要求が成功しなかった場合の落札完了の取下げ

見込みサプライヤを落札すると、落札完了時に費用承認要求が自動的に開始されます。このような要求がすべて処理されるまで、ネゴシエーションは「落札完了処理中」ステータスのままになります。予期しないアプリケーション・エラーのために費用承認プロセスが成功しなかった場合、落札は未完了のままとなり、購買文書を作成できません。この場合、落札完了を取り下げて、「ネゴシエーションの分析」画面から再送信できます。

バグ参照: 31098102

応答スプレッドシートのインポート時に価格階層を置換

カテゴリ・マネージャは、ネゴシエーションで価格分岐または数量ベースの価格階層を要求できます。サプライヤは、これらの階層の価格を入力して応答する必要があり、提示済階層を変更、置換または削除することもできます。

更新20Dまでは、サプライヤが応答スプレッドシートをインポートすると、変更された価格階層が新しい階層として追加されます。価格階層を削除または置換するメカニズムはないため、サプライヤはこれらの変更をオンラインでのみ実行できます。ネゴシエーションに多数の明細が含まれている場合、すべての明細に対してカテゴリ・マネージャが定義した階層を削除するのは面倒なプロセスです。

更新21Aでは、応答スプレッドシートの価格分岐または価格階層により、以前に応答にオンラインで追加された階層が置き換えられます。

バグ参照: 31758850

サプライヤ・モデル

サプライヤ登録時に添付を必須に設定

新規サプライヤのオンボーディング中に、プロセスを完了してサプライヤが処理できるようにするために、W9などの文書が必要です。ドキュメントが指定されていない場合、オンボーディング・プロセスが遅れ、追加の手動フォロー・アップが必要になります。これらの文書の収集をサプライヤ・セルフサービス登録で強制できるようになりました。そのためには、必要な文書に関する明確な手順を提供し、登録サプライヤによる文書の提供を必須にします。必要な文書が登録に含まれることで、サプライヤの承認プロセスおよびオンボーディングに要する時間が短縮され、手動による介入が少なくなります。サプライヤの商品またはサービスを必要とするユーザーがそのサプライヤをより早く使用可能になります。

このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

サプライヤ・セルフサービス登録での添付が必要

有効化のステップ

この機能を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. 調達アプリケーション管理者としてログインし、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
  2. 「設定および保守」作業領域で、「サプライヤ登録およびプロファイル変更要求の構成」タスク(オファリング: 調達、機能領域: サプライヤ、タスク: サプライヤ登録およびプロファイル変更要求の構成)を使用します。
  3. 「添付が必要」セクションの「サプライヤ登録」タブで、サプライヤ添付を必要とするビジネス関係を選択します。オプションは、「見込み」、「費用承認済」および「両方」です。デフォルトでは、オプションは選択されていません。
  4. 「保存してクローズ」をクリックします。

ヒントと考慮事項

  • この機能は、サプライヤ・セルフサービス登録にのみ適用されます。
  • この機能を有効にすると、必須インジケータ(*)がインストラクション・テキストとともに「添付」フィールドの横に表示されます。インストラクション・テキストを構成して、必要な添付のタイプを指定できます。

  • インストラクション・テキストを構成するステップ:

  1. アプリケーション管理者としてログインします。
  2. 「構成」メニューの下の「サンドボックス」にナビゲートします。ツール「ユーザー・インタフェース・テキスト」を有効にしてサンドボックスに入ります。
  3. 「構成」メニューの下の「ユーザー・インタフェース・テキスト」にナビゲートします。テキスト「必要なドキュメントを目的のテキストに添付します。」を置換します。
  4. 変更を確認し、サンドボックスを公開します。
  • ユーザーが添付を1つも指定せずに「登録」をクリックすると、エラー・メッセージが表示されます。

サプライヤ資格管理

この更新でのその他のサプライヤ資格管理の変更

この項では、Oracle Supplier Qualification Management Cloudの動作方法を変える可能性がある、この更新でのその他の変更について説明します。

サプライヤ資格管理ページのパフォーマンスの改善

パフォーマンスの問題に対処するために、最初にサプライヤ資格管理ページにナビゲートしたときに検索結果を自動的に表示するかどうかを制御するオプションが追加されました。これらのページの表示中にパフォーマンスの問題が発生する場合は、プロファイル・オプション「ORA_POQ_NO_AUTO_QUERY」をYに設定して、デフォルト検索の自動実行を停止できます。その後、検索基準を調整して、検索を手動で実行できます。デフォルトでは、このプロファイル・オプションはNに設定されており、デフォルト検索を自動的に実行する既存の動作が保持されます。「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用してプロファイル・オプションを設定します。

このプロファイル・オプションは、次のページでの検索結果の自動表示を制御します。

  • 「サプライヤ資格」および「設定および保守」作業領域の「質問の管理」、「資格領域の管理」、「資格モデルの管理」、「ルール・セットの管理」
  • 「サプライヤ資格」作業領域の「イニシアチブの管理」、「資格の管理」、「査定の管理」
  • 「サプライヤ資格」および「サプライヤ・ポータル」作業領域の「質問リストの管理」

バグ参照: 31974726

調達契約

インポートされた契約への番号の自動割当

「ツール」作業領域から「インポート管理」を使用して契約をインポートする際、関連する契約の自動採番が有効になっている場合は、契約番号が自動的に生成されます。

契約採番方法を「自動」に設定して契約タイプ列を使用して契約をインポートする場合、アプリケーションで契約番号を自動的に生成するために、CSVファイルの契約番号列を空白のままにできます。アプリケーションで契約番号を自動的に割り当てない場合は、契約番号を手動で入力することもできます。

契約タイプの契約採番方法が「手動」に設定されている場合、契約番号は空白のままにできません。契約番号を空白のままにすると、エラーが生成されます。

インポート・プロセスを使用する場合、この機能により契約番号を簡単に割り当てることができます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

契約バージョン履歴での金額の表示

他の情報に加えて、「履歴」タブの「バージョン」ペインを使用して契約金額を表示できます。また、「明細」タブの契約明細および「財務要約」タブの請求書の表形式データをMicrosoft Excelにエクスポートできます。

「履歴」タブの金額

非契約タイプの契約の契約金額を表示できます。

非契約タイプの契約

販売目的タイプの契約のコミット済金額を表示できます。

販売目的の契約

購入目的タイプの契約の合意金額を表示できます。

購入目的の契約

「明細」および「財務要約」タブでのEXCELへのエクスポート

明細詳細をMicrosoft Excelにエクスポートできます。

明細の「Excelにエクスポート」オプション

請求書詳細をMicrosoft Excelにエクスポートできます。

請求書の「Excelにエクスポート」オプション

この機能を使用すると、よりわかりやすい契約バージョン履歴にアクセスできます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

  • 顧客契約の使用ガイドの「顧客契約の承認および受入」および「顧客契約の作成」の章を参照してください。