本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年5月14日 | ソーシング | オークションの明細ごとに異なる入札価格下げ幅を強制 | 文書の更新。ヒントと考慮事項の改訂。 |
2021年5月14日 | ソーシング | Business Intelligence Publisherを使用したネゴシエーション承認通知の構成 | 文書の更新。主なリソースが改訂されました。 |
2021年3月31日 | 相互製品調達の拡張機能 | 承認および否認に関するコメント・オプションの構成(更新) | 文書の更新。機能の説明が改訂されました。 |
2021年3月31日 | 購買 | 品目の過去および先日付の改訂の購入 | 文書の更新。ロール情報が修正されました。 |
2021年3月22日 | 相互製品調達の拡張機能 | トランザクション・コンソールの新しい機能強化 | 文書の更新。更新21Bで提供される共通機能が追加されました。 |
2021年3月22日 | 相互製品調達の拡張機能 | 承認および否認に関するコメント・オプションの構成 | 文書の更新。更新21Bで提供される共通機能が追加されました。 |
2021年3月22日 | ソーシング | ネゴシエーション所有者のジョブおよび部門階層に基づく承認のルーティング | 文書の更新。主なリソースが改訂されました。 |
2021年3月19日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。構成済ジョブ・ロールを事前定義済ジョブ・ロールと比較し、セキュリティ・アーティファクトを構成済ジョブ・ロールに追加する方法の詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle SCM Cloud: SCMの保護ガイドのセキュリティ・コンソールおよびロールとロール割当の章を参照してください。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングに新機能をオプト・インする方法の詳細および詳細な手順は、「オファリング構成」を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン有効期限がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
使用可能な状態で提供される機能
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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この更新のOracle Procurement Cloudでは、外部システムとの統合を有効化および簡略化するために、新規のREST APIと変更されたREST APIが提供されます。
この更新で導入された新規のREST APIは次のとおりです。
- ショッピング・カタログ品目詳細
- 購買依頼一時事業所
次のREST APIが拡張されました。
- 購買依頼プリファレンス
- requisitioningOptions子リソースでは、特定の購買依頼発行ビジネス・ユニットの構成オプションを取得(GET)できます。
- 購買依頼
- 外部住所(一時事業所)に搬送される購買依頼明細では、GET、POSTおよびPATCH処理がサポートされています。
- summaryAttributes子リソースでは、すべての購買依頼明細にわたって集計された搬送および会計情報の取得がサポートされています。
- lines子リソースでは、購買依頼明細グループ、購買オーダー・バイヤーおよび購買オーダー・サプライヤの各属性がGET処理でサポートされています。
- パンチアウト・ショッピング・カートの処理カスタム処理を使用して、購買依頼にパンチアウト品目を追加できます。
- 調達要求者は、REST呼出しを実行できます(このことは、以前は上級調達要求者に制限されていました)。これらのREST呼出しの実行中には、機能セキュリティ(権限チェック)が強制されます。たとえば、ユーザーがREST呼出しを実行してカタログ外購買依頼明細を作成する場合、そのユーザーにはカタログ外購買依頼明細を作成するセキュリティ権限が必要です。
- 下書き購買オーダー
- 「ネゴシエーション済」フラグ、ソース契約に関連する属性(「ソース契約調達BU」、「ソース契約」、「ソース契約明細」)、および割引関連の属性(「ベース価格」、「割引タイプ」、「割引事由」、「割引」)では、GET、POSTおよびPATCHがサポートされています。
- サプライヤ品目および明細摘要では、PATCHがサポートされています。
- 購買オーダー
- 「ネゴシエーション済」フラグ、ソース契約に関連する属性および割引関連の属性では、GETがサポートされています。
これらの新しいRESTサービスおよび変更されたRESTサービスを使用して統合を簡略化し、他のアプリケーションや外部システムとの標準ベースの相互運用性をサポートできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- Oracle Procurement Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
- Oracle Help Centerで入手可能なOracle Procurement Cloud REST APIドキュメントの「ジョブ・ロールおよび権限」の項を参照してください。
この項では、承認と通知に関連する共有機能について詳しく説明します。これらの機能については、Oracle Common Technologies and User Experience: 更新21Bの新機能でも説明しています。
承認に関連するリマインダ通知のタイトルの先頭には、リマインダという接頭辞がデフォルトで追加されます。これを構成するには、「通知タイトルへのリマインダ接頭辞の追加」(BPM_REMINDER_PREFIX)プロファイル・オプションの値を指定します。
この接頭辞を追加すると、承認に関連するリマインダ通知を認識しやすくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- リマインダという単語がそこに不要な場合は、「通知タイトルへのリマインダ接頭辞の追加」(BPM_REMINDER_PREFIX)プロファイル・オプションをfalseに設定します。構成オプションは次のとおりです。
- true: 承認に関連するリマインダ通知にリマインダという接頭辞を追加します
- false: 承認に関連するリマインダ通知にリマインダという接頭辞を追加しません
- 「設定および保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。このプロファイル・オプションに設定した内容は、すべてのワークフロー・タスクに適用されます。
主なリソース
ロール情報
この機能を使用するための新しいロールや権限は必要ありません。プロファイル・オプションを更新するには、「設定および保守」作業領域へのアクセス権を付与するロールが必要です。
ワークフロー・タスクの承認および却下のコメント・オプションを構成します。コメントを必須またはオプションとして構成できます。また、承認者によるコメントの入力を制限することもできます。21B以降、この機能は、Oracle Business Intelligence Publisherを使用して構成できる通知およびタスク詳細にも適用されます。
構成オプションは次のとおりです。
- 必須: 承認ダイアログ・ボックスにコメントのフィールドが表示されます。承認者がコメントを入力していない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
- 不許可: コメント・セクションは承認者には表示されません。
- オプション: コメント・セクションが表示され、承認者はオプションでコメントを入力できます。
この機能を使用すると、コメントの監査を義務付ける規制コンプライアンス要件に準拠できます。
有効化のステップ
- 「設定および保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域または別の機能領域のタスク構成の管理タスクまたは別の承認設定タスクに移動します。
- BPMワークリストの「タスク構成」タブで、ワークフロー・タスクを選択します。
- 「設定するタスク」ツールバーの「タスクの編集」アイコンをクリックします。
- 「構成」サブタブを開きます。
- 「事前条件の承認」セクションで、「承認」および「却下」リストに対して、ユーザーが承認または却下する際にコメントが必須か、オプションか、または許可しないかを決定するオプションを選択します。
- 変更をロール・アウトする準備が整ったら、「設定するタスク」ツールバーの「タスクのコミット」アイコンをクリックします。
ロール情報
この機能を構成するには、BPMワークリストで管理タスクを実行できるロールが必要です。
トランザクション・コンソールに対する次の拡張機能を活用してください。
- 失敗したトランザクションの問題の診断に役立つ新しい拡張機能をトランザクション・コンソールで使用できます。失敗の原因となった可能性がある特定の条件を管理者が確認できるように、承認ルールの詳細が診断ログに追加されました。
- トランザクション・コンソールのリフレッシュ・スケジュール・プロセス(「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」)が、デフォルトのスケジュールで提供され、提供時の設定のままで1時間ごとに実行されるようになりました。これは、このプロセスをすでにスケジュールしている既存のお客様には影響しません。新しいESSジョブが既存のジョブを検出すると、新しいジョブは終了し、従来のプロセスがそのまま実行されます。
トランザクション・コンソールの拡張により、ユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
プロジェクト駆動のサプライ・チェーンは、Oracle Supply Chain ManagementおよびOracle Project Management Cloudのアプリケーションを横断したエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、製造および資産集約型企業の様々なビジネス・プロセスをサポートするように設計されています。
プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションを使用すると、プロジェクトごとに別個の組織を作成しなくても、プロジェクトのコンテキストでサプライ・チェーン・プロセスを管理できます。サプライ・チェーン・コストをプロジェクト支出として取得することもできます。
プロジェクト詳細を含む販売オーダーのバック・トゥ・バック・フローでの供給の作成
この機能を使用して、在庫に表示されるプロジェクト支出が正確であることを確認します。オーダー管理でプロジェクト詳細を含む販売オーダーを作成する場合、サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、購買オーダー、転送オーダーまたは作業オーダーにプロジェクト詳細が含められます。その後、バック・トゥ・バック・フローでプロジェクト固有の在庫の品目を受入または終了できます。
仕組み
- プロジェクト詳細を含む販売オーダーをOrder Management Cloudで作成します。
- オーダー管理は、プロジェクト詳細を含む供給要求をサプライ・チェーン・オーケストレーションに送信します。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、品目のバック・トゥ・バック履行に対して設定したソース・ルールに従って、グローバル・オーダー納期回答から供給推奨を取得します。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、供給推奨を使用して供給オーダーを作成します。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、購買オーダー、転送オーダー、作業オーダーまたは手持予約の供給を作成する要求が送信されます。
- オーダー管理から販売オーダー詳細が在庫管理に送信されます。
- 在庫管理により、品目を履行するための出荷明細が作成されます。
- バック・トゥ・バック履行では、購買、製造、転送または手持フローを使用して供給を作成します。
これらの各フローには、固有の違いがいくつかあります。
購買
- サプライ・チェーン・オーケストレーションは、販売オーダーからのプロジェクト詳細を含む購買依頼を作成します。
- Oracle Procurementでは、購買依頼がプロジェクト詳細とともに購買オーダーに変換されます。
- 在庫管理は品目を受け入れて、プロジェクトに固有の在庫に追加します。
- バック・トゥ・バック購買オーダーのプロジェクト属性は更新できません。
製造
- サプライ・チェーン・オーケストレーションは、販売オーダーからのプロジェクト詳細を含むバック・トゥ・バック作業オーダーを作成します。
- 製造では生産が完了し、プロジェクトに固有の在庫に品目が追加されます。
- 販売オーダー用に予約されている作業オーダーのプロジェクトおよびタスクは更新できませんが、リリースされていない作業オーダーの他のプロジェクト属性は更新できます。
転送
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、販売オーダーからのプロジェクト詳細を含むバック・トゥ・バック転送オーダー要求が在庫管理に送信されます。
- 在庫管理により、プロジェクト詳細を含む転送オーダーが作成され、転送オーダー詳細が倉庫にインタフェースされます。
- 倉庫マネージャは、転送オーダーにあるプロジェクト詳細を使用して、品目を履行するためのプロジェクト固有の在庫を識別し、品目をピックして出荷します。
- 転送オーダーのプロジェクト属性は更新できません。
手持
- 連続品目に使用するフルフィルメント倉庫で手持供給が使用可能な場合は、手持フローを使用できます。
- グローバル・オーダー納期回答では、フルフィルメント倉庫で手持在庫が見つかった場合、手持供給を予約するために推奨がサプライ・チェーン・オーケストレーションに送信されます。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、販売オーダーのプロジェクト詳細を使用してバック・トゥ・バック・オーダーの手持供給を予約します。
在庫管理により、手持供給が予約されます。
この機能を使用して、在庫に表示されるプロジェクト支出が正確であることを確認します。購買オーダー、転送オーダーまたは作業オーダーに、販売オーダーからのプロジェクト詳細を含めることができるようになりました。在庫管理では、これらの詳細を使用してプロジェクトに固有の在庫から品目を履行するため、在庫保管で発生する原価を各プロジェクトに正確に適用できます。
この機能を使用しない場合、在庫管理では、共通在庫を使用して品目を履行し、プロジェクトの一部であるかどうかに関係なく、共通在庫にあるすべての品目の原価が平均化されます。この状況では、原価がプロジェクトに固有ではないためにプロジェクト支出が正確でなくなり、プロジェクトのマージンに影響する可能性があります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新21D
ヒントと考慮事項
- グローバル・オーダー納期回答では、プロジェクト詳細は考慮されません。
- バック・トゥ・バック・フローで履行する品目ごとに有効在庫数量(ATP)ルールを設定する場合は、サプライ・チェーン有効数量納期回答モードを使用します。
- バック・トゥ・バック品目の手持供給を除外することを検討してください。これは、プロジェクト固有の在庫に対する予約の失敗を回避するのに役立ちます。
主なリソース
- この機能の詳細は、次のガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装
- プロジェクト固有のバック・トゥ・バック履行の実行のリリース・トレーニングの視聴
ロール情報
次のいずれかの事前定義済ジョブ・ロールを持つユーザーは、自動的にプロジェクト駆動のサプライ・チェーン・プロセスに参加できます。
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- オーダー入力スペシャリスト(ORA_FOM_ORDER_ENTRY_SPECIALIST_JOB)
- オーダー・マネージャ(ORA_DOO_ORDER_MANAGER_JOB)
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR_JOB)
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 在庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 製造エンジニア(ORA_WIS_MANUFACTURING_ENGINEER_JOB)
- 生産監督者(ORA_WIE_PRODUCTION_SUPERVISOR_JOB)
- 生産オペレータ(ORA_WIE_PRODUCTION_OPERATOR_JOB)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
独自に構成したジョブ・ロールを保守している場合、プロジェクト固有のバック・トゥ・バック履行の実行機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
購買文書通信用の送信者Eメール・アドレスを指定します。アプリケーション生成またはバイヤーのEメール・アドレスを使用するかわりに、送信者のEメール・アドレスを構成できるようになりました。
購買文書通信用の組織全体のEメール・アドレスを構成すると、サプライヤは承認済送信者のリストにそのアドレスを追加できます。また、サプライヤからの返信が確実に、一元的にモニターされる受信ボックスで受信されるようになります。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
- 調達オファリングから、「購買プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。
- 「購買オーダーEメール送信者」(PO_FROM_EMAIL_ADDRESS)プロファイル・オプションを「指定済Eメール・アドレス」に設定します。
- 「サプライヤへの通信用送信者Eメール・アドレス」(ORA_PO_GENERIC_EMAIL_ADDRESS)プロファイル・オプションを、購買文書の通信に使用する組織全体のEメール・アドレスに設定します。
ヒントと考慮事項
プロファイル・オプションで入力したEメール・アドレスの書式は検証されません。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「購買プロファイル・オプションの管理」タスクにアクセスできます。
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- 財務サプライ・チェーン製造アプリケーション管理者(ORA_FUN_FIN_SCM_MFG_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
CCおよびBCCを使用したセカンダリ受信者への購買オーダーの通信
新しい購買オーダーまたは変更オーダーをEメールで通信するときに、プライマリ受信者に送信するEメールのカーボン・コピーおよびブラインド・カーボン・コピーを送信することで、追加のサプライヤ担当および内部利害関係者に通知できるようになりました。次のUIページで複数のCCおよびBCC受信者を入力できます。
- オーダーの編集
- 変更オーダーの編集
- 「オーダーの管理」からの通信処理
- 「改訂履歴の表示」からの通信処理
- 「オーダーの表示」からの通信処理
- オーダーの取消
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して新しい購買オーダーを作成するとき、およびRESTサービスを使用して新しい購買オーダーを作成したり、既存の購買オーダーを取り消すときに、複数のCCおよびBCC Eメール受信者を入力することもできます。
デモを見る
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
この機能では、購買契約の通信はサポートされていません。
主なリソース
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
「調達ビジネス機能の構成」の「購買オーダー変更の通信」設定を無効にして、変更オーダーがサプライヤに通信されないようにします。この設定を無効にすると、「通信方法」が「なし」に設定され、「要確認」が「なし」に設定された状態で変更オーダーが作成されます。個々の変更オーダーでこれらの値を手動で更新することで、必要に応じてサプライヤへの通信を許可できます。
「購買オーダー変更の通信」設定は、次のことに影響します。
- オンラインでの、あるいはSOAP要求またはREST要求による変更オーダーの作成やオーダーの取消(要求者が開始した変更オーダーを含む)
- ファイルベース・データ・インポートを使用した変更オーダーの作成
次のスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
「調達ビジネス機能の構成」の「購買オーダー変更の通信」設定は、デフォルトでは有効になっています。変更オーダーがサプライヤに通信されないようにするには、この設定を無効にする必要があります。
ヒントと考慮事項
この機能は、電子通信には影響しません。変更オーダーの電子通信を無効にするには、サプライヤ・サイトの「関連付けられたコラボレーション文書」設定でCHANGE_PO_OUT文書関連を無効にします。サプライヤと取引先の間の関連付けを定義する方法の詳細は、調達-支払のためのサプライヤと取引先の関連付けを参照してください。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を設定できます。
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 調達構成の管理(PO_MANAGE_PROCUREMENT_CONFIGURATION_PRIV)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、購買契約(CPA)の自動ソーシング・オプションを設定および更新します。既存のCPAについて自動文書ソーシングを有効または無効にすることができるようになりました。また、新規および既存のCPAについてパンチアウトをソースとする購買依頼に自動文書ソーシングを制限するかどうかを制御することもできます。FBDIを使用してCPAを作成または更新するときに、「自動ソーシング使用可能」列の値を次のオプションから選択できます。
- Y: CPAについてすべての購買依頼の自動ソーシングを有効にします
- PUNCHOUT REQUESTS ONLY: CPAについてパンチアウトをソースとする購買依頼の自動ソーシングのみを有効にします
- N: CPAについてすべての購買依頼の自動ソーシングを無効にします
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- ファイルベース・データ・インポート・プロセスの詳細および最新バージョンの購買契約テンプレートをダウンロードする方法は、調達のファイルベース・データ・インポート・ガイドを参照してください。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- Category Manager (ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買契約の作成(PO_CREATE_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
- 購買契約の変更(PO_CHANGE_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
購買オーダー明細およびスケジュール・ステータスに基づく承認ルールの構成
購買オーダー明細およびスケジュール・ステータスに基づいて承認ルールを構成します。これにより、ステータスに基づいてレコードを包含または除外する承認ルール条件を作成できます。
たとえば、2つの明細を持つ購買オーダーがあるとします。明細1はコスト・センター123に請求され、取消済になっており、明細2はコスト・センター456に請求され、オープンになっています。承認ルールは、コスト・センターに基づいて承認のために変更オーダーをルーティングするように構成されていますが、既存の取消済明細については承認者に通知しないようにします。次のように取消済明細を除外する条件を追加できます。
- コスト・センター123の承認者には通知しない
- コスト・センター456の承認者には通知する
より細かいレベルの承認が必要な場合は、スケジュール・ステータスに基づいて承認ルール条件を作成できます。
これらのスクリーン・キャプチャは、次の機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を利用するには、「明細ステータス」および「スケジュール・ステータス」属性を使用するように購買文書承認ルールを構成する必要があります。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、「購買文書承認の管理」タスクへのアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「購買文書承認の管理」タスクにアクセスできます。
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- 財務サプライ・チェーン製造アプリケーション管理者(ORA_FUN_FIN_SCM_MFG_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「購買文書承認の管理」タスクにアクセスできます。
- 承認タスクの管理(POR_MANAGE_APPROVAL_TASK_PRIV)
すでに失効している改訂や今後有効になる改訂を含め、品目改訂制限なしで品目を購入します。購買オーダー明細または契約明細を作成したり、編集する際、「品目改訂」ダイアログ・ボックスには、オーダーするものを選択できるように、すべての品目改訂とその有効日が表示されます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達 オプションでなくなるバージョン: 更新21D
ヒントと考慮事項
この機能をオプト・インしない場合、現在有効でない品目改訂をいずれかの明細が参照していると、購買オーダー送信は引き続き失敗します。
ロール情報
ユーザーにこの機能を使用するためのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- Category Manager (ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買契約の作成(PO_CREATE_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
- 購買契約の変更(PO_CHANGE_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
グローバル検索の使用時に一致属性値をハイライト表示のテキストで表示
グローバル検索の使用時に、一致する属性値をハイライト表示のテキストで表示します。この機能を使用することで、一致が存在した文書のセクションを容易に識別できるようになりました。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を使用するには、グローバル検索の検索拡張機能フレームワークを構成する必要があります。検索拡張機能フレームワークの構成の詳細は、検索拡張機能フレームワークの有効化を参照してください。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を使用できます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの検索(PO_SEARCH_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買契約の検索(PO_SEARCH_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
購買オーダーの製造業者部品番号に関するOTBIを使用したレポートの生成
「調達-支払リアルタイム」または「購買リアルタイム」サブジェクト領域に基づいて作成された分析に製造業者および製造業者部品番号属性を含めます。これらの属性は、次のフォルダで使用できます。
- 「調達-支払リアルタイム」サブジェクト領域: 調達品目
- 「購買リアルタイム」サブジェクト領域: 「購買オーダー明細」→「購買オーダー明細詳細」
これらの属性の値は、基礎となる購買オーダー明細から取得されます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
ユーザーにこの機能を使用するためのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「調達 - 調達-支払リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 購買分析(ORA_PO_PURCHASE_ANALYSIS_ABSTRACT)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 買掛管理マネージャ(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_MANAGER_JOB)
- 買掛管理監督者(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SUPERVISOR_JOB)
- 買掛管理担当者(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SPECIALIST_JOB)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「調達 - 購買リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- Category Manager (ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- 購買分析(ORA_PO_PURCHASE_ANALYSIS_ABSTRACT)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 調達契約管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_CONTRACT_ADMIN_JOB)
- 次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「調達 - 調達-支払リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- 支出トランザクション分析職務(FBI_SPEND_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- 次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「調達 - 購買リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- 購買オーダー・トランザクション分析職務(FBI_PURCHASE_ORDER_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
購買オーダーの最終消込または再オープンの失敗時に資金予約エラーを表示
エラー・メッセージから資金予約結果にドリルダウンします。これらのエラー・メッセージは、資金のリリースまたは予約における問題のために購買オーダーの最終消込または再オープンが失敗したときに表示されます。結果にリストされている予算マネージャに連絡して、問題の解決について支援を求めることができます。
これらのスクリーン・キャプチャは、次の機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
マスター契約を購買文書に関連付けます。マスター契約では、パーティ間の全体的な条件を設定します。この機能は最初に20Bで導入されました。この更新では、さらに機能が追加されました。「マスター契約と購買文書の関連付け」機能をオプト・インすると、この項で説明されている機能を使用できます。
マスター契約変数を使用して、親契約の情報を直接参照します。購買文書で条件を作成するときに、条項テンプレートおよびポリシー・ルールで次の変数を使用できるようになりました。
- マスター契約番号
- マスター契約サプライヤ
- マスター契約開始日
- マスター契約終了日
- マスター基本契約金額
- マスター契約通貨
この機能を使用することで、購買オーダーおよび購買契約に関連付けられたマスター契約の情報を直接参照し、契約固有の条件差異をレポートできるようになりました。変数は、参照先のマスター契約に基づいて自動的に解決されます。
これらのスクリーン・キャプチャは、次の機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
「マスター契約と購買文書の関連付け」という名前の親機能をオプト・インします。以前に「マスター契約と購買文書の関連付け」機能をオプト・インしている場合、この機能は自動的に使用可能になります。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を使用できます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_CONTRACT_ADMIN_JOB)
- 調達契約管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 標準契約条件のオーサリング(OKC_AUTHOR_CONTRACT_TERMS_AND_CONDITIONS_TEMPLATE_PRIV_OBI)
- 追加標準契約条件のオーサリング(OKC_AUTHOR_CONTRACT_TERMS_AND_CONDITIONS_STANDARD_PRIV)
- 非標準契約条件のオーサリング(OKC_AUTHOR_CONTRACT_TERMS_AND_CONDITIONS_NON_STANDARD_PRIV_OBI)
この項では、Oracle Purchasing Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。
プロジェクト属性が更新されると購買オーダー配分勘定が再作成されるようになりました
プロジェクト・コスト収集属性のいずれかが更新されると、保存時に購買オーダー配分勘定が再作成されるようになりました。
ノート: このバグの修正は、21Aおよび20Dの月次更新でも使用可能になりました。
バグ参照: 31961956
ASLエントリで値が空の場合にスタンドアロン購買オーダーの原産国値がサプライヤ・サイトからデフォルト設定されます
UIを使用して関連購買依頼がない購買オーダーを作成するときに、ASLエントリがないか、ASLエントリに原産国がない場合、原産国値がサプライヤ・サイトからデフォルト設定されるようになりました。
バグ参照: 31930511
購買オーダーのPDF生成およびCMK通信の最適化
大量の購買オーダーを処理する(それぞれに最大3000件の明細がある)ときにPDF生成およびCMK通信で発生するパフォーマンスの問題に対処するには、BI PublisherクライアントAPIを使用してPDF生成プロセスを最適化します。このAPIを使用するには、次のプロファイル・オプションを有効にする必要があります。
- プロファイル・オプション・コード: ORA_PO_BIP_CLIENT_API_FOR_PDF_CMK
- レベル: サイト
- 値: Y
このプロファイル・オプションを設定するには、「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。
プロファイル・オプションを有効にした後、レポート・テンプレート、サブテンプレートまたはデータ・モデルに対する変更が反映されるまでに最大24時間かかることがあります。Eメール通信を使用している場合、生成されたPDFにはテキストベースのtoSupplier添付がリストされますが、それらのコンテンツは表示されません。ただし、購買オーダーが通信されるときには、テキストベースのtoSupplier添付が.zipファイルに含まれてサプライヤに送信されます。
この新しい動作が必要ない場合は、プロファイル・オプションを無効のままにする必要があります。
バグ参照: 31601868
購買依頼インポート時にプロジェクト・タスク識別のためにタスク番号を使用
ファイルベース・データ・インポート・テンプレートを使用して購買依頼をインポートするときに特定のプロジェクト・タスクを識別するために「タスク番号」フィールドを使用します。
購買依頼のFBDIテンプレートでは、既存のPOR_REQ_DISTS_INTERFACE_ALLシートを使用してタスク番号をロードできます。テンプレートでタスク名とタスク番号の両方が指定されている場合は、タスク番号が優先されます。
ノート: この機能は、21Aおよび20Dの月次更新でも使用可能になりました。
「タスク番号」フィールドは、タスク名が一意でない場合に特定のプロジェクト・タスクを識別するのに役立ちます。
有効化のステップ
Oracle Procurement Cloudのファイルベース・データ・インポート・ガイドで入手可能な最新の購買依頼インポート・テンプレートをダウンロードしてレビューします。
「費用」搬送先タイプと「作業オーダー」搬送先タイプの両方について購買依頼プリファレンスの一部として一時住所を構成します。これにより、購買依頼送信時に搬送情報を更新することなく、すべての購買依頼明細にデフォルトの一時住所を使用できます。
この機能によって、リモートで作業する場合や社内以外の場所での作業割当がある場合の購買依頼プロセスが簡略化されます。複数の購買依頼明細について一時搬送先住所を手動で入力する必要はありません。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
プリファレンスで一時住所を使用するには、「一時住所の構造化形式での取得」オプト・インおよび「購買依頼発行ビジネス機能の構成」設定の「一時住所」オプションを有効にします。
ヒントと考慮事項
- モバイル・アプリでは、一時住所ベースのプリファレンスはサポートされていません。
- 一時住所は、「費用」および「作業オーダー」搬送先タイプについてのみ有効です。
- 「内部」と「一時」の間で搬送先事業所タイプを切り替える場合は、詳細を手動で再入力する必要があります。
- 内部資材転送明細および外部購買依頼に一時住所プリファレンスを使用することはできません。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 一時事業所を使用する購買依頼の作成(POR_CREATE_REQUISITION_ENTER_ONE_TIME_LOCATION_PRIV)
この項では、Oracle Self Service Procurement Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。
キーワード関連性スコアに基づく検索の改善
ノート: このバグの修正は、21Aの月次更新でも使用可能になりました。
包括購買契約(BPA)、パンチアウト品目、マスター品目、スマート・フォームなど、カタログ品目の検索可能属性すべてにわたる検索キーワードの出現がショッピング検索の関連性スコアに含まれるようになりました。検索キーワードがカタログ品目の検索可能属性間に存在する回数が多いほど、関連性が高くなり、カタログ品目は検索結果の上位で返されます。
この変更より前は、検索キーワードが検索可能属性間で一致した回数に関係なく、すべての検索結果に同じ関連性スコアが割り当てられていました。検索結果は、予期した順序で表示されませんでした。
この新しい動作が必要ない場合は、次のプロファイル・オプションを設定してオプト・アウトできます。
- プロファイル・コード: ORA_POR_OPTIMIZE_SEARCH_RELEVANCE
- レベル: サイト
- 値: いいえ
このプロファイル値を設定するには、「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。
バグ参照: 31970332
様々なショッピング・フローでの情報テンプレートのアルファベット順昇順表示
次のページで情報テンプレートの表示名に基づいて情報テンプレートをアルファベット順の昇順で表示します。
- スマート・フォーム
- ショッピング検索結果
- 購買依頼明細の追加
- カタログ外依頼の作成
- 購買依頼の編集
これにより、調達管理者は、スマート・フォームおよびカテゴリに関連付けられた情報テンプレート・コンテンツを特定の順序で編成できます。情報テンプレートを評価および再構成して、必要な順序で表示する必要があります。
更新21Bより前は、情報テンプレートの表示順序を制御できませんでした。この更新では可能です。
この新しい動作が必要ない場合は、次のプロファイル・オプションを設定してオプト・アウトできます。
- プロファイル・コード: ORA_POR_INFO_TEMPLATES_DISPLAY
- レベル: サイト
- 値: いいえ
このプロファイル値を設定するには、「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。
バグ参照: 32024985
オークションでは、サプライヤが複数の入札改訂を送信して、取引を獲得するために競い合うことがよくあります。ネゴシエーション所有者は、明細に対するサプライヤの改訂入札価格を最適入札より低くするか、前回の入札より低くするように要求します。このことを強制するには、オークションのすべての明細に適用される金額またはパーセントとして下げ幅を指定します。ただし、オークション明細の価格変動が大きい場合は、その製品またはサービスの価格に基づいて、明細に適切な価格下げ幅を適用する必要があります。
この機能を使用することで、明細ごとに異なる下げ幅を設定できるようになりました。これにより、サプライヤは、明細に指定された下げ幅に従って、それぞれの明細について前回の入札または最適入札より低い価格で入札するようになります。指定された明細下げ幅に従ってサプライヤが入札価格を下げなかった場合、それぞれの明細の価格を下げる必要がある正確な金額を示すアラートを受け取ります。
明細ごとに異なる下げ幅を強制することで、サプライヤが公正に入札していることを確認します。サプライヤが各明細に入札するときに、設定した管理に基づいて、前回の入札または最適価格よりも入札を下げるように強制されます。
有効化のステップ
ネゴシエーション形式で「明細レベル価格下げ幅」管理を有効にします。
- 「設定および保守」作業領域で、「ネゴシエーション形式の管理」タスクに移動します
- オファリング: 調達
- 機能領域: ソーシング
- タスク: ネゴシエーション形式の管理
- 「ネゴシエーション形式の管理」ページで、既存のネゴシエーション形式のいずれかを選択して編集するか、新しいネゴシエーション形式を作成します。(事前定義済ネゴシエーション形式は編集できません。)
- 「管理」セクションの「明細」グループで、「明細レベル価格下げ幅」チェック・ボックスを選択して、オークションの明細ごとに異なる入札価格下げ幅を強制します。事前定義済の「標準ネゴシエーション」形式と「単純ネゴシエーション」形式では、この管理がデフォルトで選択されています。
ヒントと考慮事項
- 「応答改訂設定」は、「ランキング方法」が「価格のみ」で、応答ルール「応答改訂の許可」が選択されている場合に表示されます。デフォルトの明細下げ幅は、「改訂明細価格」の設定が「前の価格より低い価格」または「最適価格より低い価格」の場合に指定できます。明細を作成すると、デフォルトの下げ幅がコピーされます。明細ごとに異なる下げ幅を設定できます。
- 「明細レベル価格下げ幅」は、サプライヤが自動代理入札を使用する場合でも強制されます。
- 自動代理入札を使用すると、サプライヤは、別のサプライヤが自分よりも低い価格の入札を送信したときに、設定した金額に従ってアプリケーションがかわりに自動で再入札を行うようにすることができます。サプライヤは、競合する入札に勝つために入札価格を自動的に下げる自動代理下げ幅を指定できます。自動代理下げ幅は、その明細に指定された最小明細下げ幅以上である必要があります。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- Category Manager (ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR_ABSTRACT)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているサプライヤ・ユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライヤ入札者(ORA_PON_SUPPLIER_BIDDER_ABSTRACT)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ・ネゴシエーションの編集(PON_EDIT_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV): この権限はアプリケーションにすでに存在します。
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているサプライヤ・ユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ・ネゴシエーション応答の編集(PON_EDIT_SUPPLIER_NEGOTIATION_RESPONSE_PRIV): この権限はアプリケーションにすでに存在します。
カテゴリ・マネージャは、公開Webサイトに要約を投稿するときにサプライヤ添付を含めることができるようになりました。次のスクリーンショットに示すように「要約」タブで「サプライヤへのネゴシエーション添付を含める」管理が選択されている場合は、「サプライヤへ」として分類されたすべてのネゴシエーション添付が要約リストに表示されます。
ファイル、テキストまたはURLリンクを含むすべてのネゴシエーション添付タイプがサポートされています。この管理は、修正または新規ラウンドの作成時にも使用できます。
サプライヤおよび潜在的サプライヤがレビューできるように、特に公共部門では多くの組織がネゴシエーションの要約をWebサイトに投稿します。多くの場合、ネゴシエーション詳細をより効果的にサプライヤに通信するために、サポート文書や、参加要件などの追加情報へのリンクを含めることが重要です。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
要約機能を使用するには、「設定および保守」作業領域の「ネゴシエーション形式の管理」設定タスクを使用して、ネゴシエーション形式で「要約」のチェック・ボックスを選択します。事前定義済の標準ネゴシエーション形式と2ステージ・ネゴシエーション形式では、要約がすでに有効になっています。(事前定義済ネゴシエーション形式は編集できません。)
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ・ネゴシエーションの編集(PON_EDIT_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
Business Intelligence Publisherを使用したネゴシエーション承認通知の構成
この機能では、Oracle Business Intelligence Publisherテンプレートを使用してネゴシエーション承認通知のコンテンツおよびレイアウトを構成できます。Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデルで使用可能な付加フレックスフィールドを含め、追加属性を表示できます。必要に応じてテンプレートのレイアウトとコンテンツを簡単に変更できます。
スマートフォンを使用して承認または否認の決定を迅速に進めるために、ネゴシエーション承認通知をモバイルフレンドリな形式で表示します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達 オプションでなくなるバージョン: 更新21D
この機能を有効にした後、次のステップに従って、ネゴシエーション承認通知のテンプレートを構成します。
- 「ナビゲータ」で、「レポートおよび分析」をクリックします。
- ソーシング・ビジネス・インテリジェンス・カタログで、ネゴシエーション承認通知レポートを見つけて、「カスタマイズ」をクリックします。レポートのコピーがカスタム・フォルダに作成されます。
- ネゴシエーション承認通知レポート・テンプレートを編集します。 属性を非表示にしたり、ネゴシエーション承認通知データ・モデルから属性を追加して表示します。
- テンプレートをアップロードします(インスタンスに適切なロケールを選択します)。
主なリソース
- Procurement向け分析とレポートの作成および管理ガイドのレポート・コンポーネントのアクセスおよび変更方法の章(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- Category Manager (ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- BI管理者(BIAdministrator)
カテゴリ・マネージャまたはBI管理者がBusiness Intelligence Publisherを使用してネゴシエーション参加依頼通知を構成できます。
ネゴシエーション形式、表示名および応答表示を使用した承認ルールの構成
ネゴシエーションおよび落札承認ルールの構成に新しい承認属性を使用できるようになりました。カテゴリ・マネージャは、次の属性に基づいて、ネゴシエーションまたは落札文書を適切な承認者にルーティングできます。
- ネゴシエーション形式
- ネゴシエーション表示名
- 応答表示
ネゴシエーション表示名は、ネゴシエーション・タイプについて構成した名前です。たとえば、ネゴシエーション形式で「見積依頼」を「要請」に構成できます。応答表示は、オープン、非公開または封印のいずれかです。オープン・ネゴシエーションでは、サプライヤに競合応答の価格とランクが表示されます。非公開ネゴシエーションでは、競合情報は表示されません。封印ネゴシエーションでは、バイヤーは、ロックが解除されないかぎり応答を表示できず、サプライヤには、開封された後にのみ競合応答が表示されます。
承認ルールを柔軟に作成できることにより、確実に適切な承認者に到達して、ビジネス・ニーズに基づいて最適な承認の意思決定が行われるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Fusion Procurement 20Dでの承認の設定
- 調達の実装ガイドの調達の承認管理。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 承認タスクの管理(POR_MANAGE_APPROVAL_TASK_PRIV)
ネゴシエーション所有者のジョブおよび部門階層に基づく承認のルーティング
ネゴシエーション所有者の組織階層に基づいて承認ルールを作成することにより、ネゴシエーションおよび落札承認を構成します。それぞれのジョブ、ポジション、等級および部門に設定された限度額に基づいて、承認権限を指定できます。たとえば、マネージャまたはレベル3のジョブを持つネゴシエーション所有者を含むRFPについては、$1000までは自動承認を使用するように構成できますが、ネゴシエーション金額が$1000を超える場合は監督階層を使用する2レベルの承認が必要です。
使用可能な新しい属性は次のとおりです。
- ネゴシエーション所有者
- ネゴシエーション所有者部門
- ネゴシエーション所有者等級
- ネゴシエーション所有者ジョブ名
- ネゴシエーション所有者ジョブ・レベル
- ネゴシエーション所有者ポジション
承認ルールの作成時にネゴシエーション所有者関連の属性を柔軟に使用できることにより、確実に適切な承認者に到達して、ビジネス・ニーズに基づいて最適な承認の意思決定が行われるようになります。
有効化のステップ
- 「設定および保守」作業領域の「タスク」タブで、「検索」をクリックします。
- 「検索」ページで、「サプライヤ・ネゴシエーション承認の管理」または「サプライヤ・ネゴシエーション落札承認の管理」タスクを検索します
- ネゴシエーション所有者関連の属性を使用する承認ルールを作成します
主なリソース
- Setting Up Approvals in Oracle Fusion Procurement 20D (My Oracle Supportからアクセスできます)。
- Oracle Procurement Cloud: 調達の実装ガイドの調達の承認管理(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、「サプライヤ・ネゴシエーション承認の管理」および「サプライヤ・ネゴシエーション落札承認の管理」タスクへのアクセス権を付与するためのオプションがいくつかあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「サプライヤ・ネゴシエーション承認の管理」および「サプライヤ・ネゴシエーション落札承認の管理」タスクにアクセスできます。
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「サプライヤ・ネゴシエーション承認の管理」および「サプライヤ・ネゴシエーション落札承認の管理」タスクにアクセスできます。
- 承認タスクの管理(POR_MANAGE_APPROVAL_TASK_PRIV)
OTBIを使用した外部原価ファクタに関するレポートおよび分析の作成
Oracle Transactional Business Intelligenceアプリケーションで外部原価ファクタに関するレポートを作成できるようになりました。外部原価ファクタ属性は、次のサブジェクト領域内で使用できます。
- サプライヤ・ネゴシエーション・リアルタイム: 「ネゴシエーション明細」→「- ネゴシエーション明細詳細」→「- ネゴシエーション明細原価ファクタ」
- サプライヤ応答リアルタイム: 「応答明細」→「- 応答明細詳細」→「- 応答明細原価ファクタ」
- サプライヤ落札リアルタイム: 「落札詳細」→「- 落札明細詳細」→「- 落札済明細原価ファクタ」
独自のレポートを作成して、サプライヤによって提供される外部原価ファクタのビジネス・インパクトを分析します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- 次の職務を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- ソーシング・トランザクション分析(FBI_SOURCING_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
この項では、Oracle Sourcing Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。
アーカイブ済応答については応答添付が除外されます
この更新では、カテゴリ・マネージャが「応答添付」ページから応答添付をダウンロードするときに、アーカイブ済応答添付が除外されます。これらの添付はネゴシエーション・プロセスに関連しなくなっているため、このようにすることで、不要な混乱を避けることができます。
サプライヤの割当済応答通貨が応答でデフォルト設定されます
現在、複数通貨のネゴシエーションでは、サプライヤが応答を作成するときにドロップダウン・リストから割当済応答通貨を選択する必要があります。サプライヤが割当済通貨を選択するのを忘れた場合、応答はネゴシエーション通貨で作成されます。この結果、サプライヤが誤って正しくない通貨で応答を送信する可能性があります。
この変更により、特定の応答通貨がサプライヤに割り当てられると、サプライヤが応答を作成するときにその通貨が自動的に選択されます。
サプライヤ登録は、サプライヤ・オンボーディングの不可欠な部分です。サプライヤ登録要求が否認された場合、その決定を内部要求者またはサプライヤに通信する必要があります。否認事由を通信およびレビューするためのプログラムによる構造化された方法がなければ、オンボーディング・プロセスは不完全です。サプライヤ管理チームは、否認事由をオフラインで取得して通信するために時間を浪費します。内部要求者またはサプライヤも、登録が否認された事由に関する情報を手動作業で取得しようします。
内部および外部のサプライヤ登録フローで、サプライヤ登録を否認するときにコメントとともに顧客定義の事由がサポートされるようになりました。否認事由とコメントは、内部要求者またはサプライヤに通信され、登録要求に記録されます。否認事由があると、サプライヤ・オンボーディング・プロセスにおける通信および監査が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
オプションで、「否認事由」ドロップダウン・リストの値を構成できます。
- 調達アプリケーション管理者としてログインし、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「設定および保守」作業領域で、「標準参照の管理」タスクに移動します。
- 参照タイプ: ORA_POZ_REG_REJRSNを検索し、新しい参照コードおよび意味を追加します。
ヒントと考慮事項
- この機能を有効にすると、否認処理を実行して事由を記録するときに、要求否認のポップアップが登録承認者に表示されます。
- 「事由」および「コメント」フィールドはオプションです。登録を否認する事由を入力しない場合は、「OK」を直接クリックできます。
Oracle Supplier Portalは、サプライヤが様々なトランザクションおよび文書を管理できるプラットフォームを提供します。サプライヤは、「契約の管理」タスクを使用して、自分に割り当てられた契約を検索およびプレビューできるようになりました。
様々なフィルタを使用して、契約を柔軟に検索できます。検索結果から、サプライヤはわかりやすいPDF形式で契約をプレビューし、契約文書をダウンロードできます。プライマリ契約文書に加えて、「契約」カテゴリの契約に添付されている文書のリストを表示できます。
「契約の管理」ページには、「アクティブ」、「クローズ済」、「失効済」および「保留」ステータスの契約のみが表示されます。
この「契約の管理」セルフサービス・タスクによって、サプライヤとの通信が合理化され、契約の管理におけるプロセスの効率が向上します。
有効化のステップ
新しい職務ロールサプライヤ・ポータルでのサプライヤ契約の管理職務が次のジョブ・ロールに割り当てられます。
- サプライヤ売掛管理担当者
- サプライヤ入札者
- サプライヤ顧客サービス担当
- サプライヤ需要プランナ
- サプライヤ営業担当
サプライヤ・ポータルでのサプライヤ契約の管理職務には、次の2つの権限が含まれています。
- 購入目的の有効化
- サプライヤ・ポータルでのサプライヤ契約の管理
必要に応じてジョブ・ロール定義を更新して、前述の変更を取り込みます。
カスタムの「サプライヤ入札者」ジョブ・ロールを使用している場合は、次のデータ・セキュリティ・ポリシーを新しいデータ・セキュリティ・ポリシーに置き換える必要があります。
- 置き換える古いポリシー:
- ポリシー名: 契約時に付与
- ポリシー条件: 認可されているビジネス・ユニットに対するOKC_K_HEADERS_ALL_B表の契約へのアクセス
- 追加する新しいポリシー:
- ポリシー名: 契約時に付与
- ポリシー条件: 認可されている調達契約に対するOKC_K_HEADERS_ALL_B表の契約へのアクセス
ヒントと考慮事項
サプライヤ・ユーザーに「契約の管理」タスクが表示されないようにする場合は、カスタム・ジョブ・ロールを作成し、権限を削除して、そのロールをサプライヤ・ユーザーに割り当てることができます。
ロール情報
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- サプライヤ売掛管理担当者(ORA_POS_SUPPLIER_ACCOUNTS_RECEIVABLE_SPECIALIST_JOB)
- サプライヤ入札者(ORA_PON_SUPPLIER_BIDDER_ABSTRACT)
- サプライヤ顧客サービス担当(ORA_POS_SUPPLIER_CUSTOMER_SERVICE_REPRESENTATIVE_JOB)
- サプライヤ需要プランナ(ORA_POS_SUPPLIER_DEMAND_PLANNER_JOB)
- サプライヤ営業担当(ORA_POS_SUPPLIER_SALES_REPRESENTATIVE_JOB)
ツール作業領域からインポート管理を使用して、契約翻訳オブジェクトを企業契約にインポートします。インポートできるオブジェクトのリストは次のとおりです。
- 契約ヘッダー翻訳
- 契約明細翻訳
インポートを使用してこれらの翻訳オブジェクトの属性を更新することもできます。
この機能を使用すると、外部アプリケーションから企業契約に契約ヘッダー翻訳および契約明細翻訳を転送できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- CX SalesおよびB2Bサービスでのインポートおよびエクスポート管理の理解の「データのインポート」の章を参照してください。
契約条件で相互参照を定義して、別の条項から文書内の他の条項を参照できます。条件ライブラリで定義された標準条項に加えて、非標準条項間にこれらの相互参照を設定できるようになりました。参照は通常、条項内の法律用語が同じ文書の別の条項で説明されている条件を参照する場合に適用されます。条項の移動または新規条項の挿入によって契約文書を更新すると、条項テキストで使用される相互参照が自動的に更新されます。
契約条件の相互参照により、読み手は契約の条項間でサポート情報を簡単に検索できます。
有効化のステップ
相互参照を条項テキストに追加するには:
- 設定する参照の変数を作成します。相互参照で使用する変数は、Java文字列のソースと、システム・メソッド名Get句相互参照を使用して定義する必要があります。
- 相互参照の参照先にする非標準条項を作成または編集し、相互参照変数を条項に追加します。これにより、条項のアンカー・ポイントが指定されます。
- 参照を追加する条項を更新し、相互参照変数を条項テキストに挿入します。変更項目は、契約条件内の参照される条項の採番位置を示すように解決されます。
ヒントと考慮事項
- 相互参照変数に名前を付けるときに接頭辞を追加すると、他のタイプの変数との相互参照をサポートするために使用される変数を識別できます。
- 契約条件内の識別可能な場所(たとえば、「2.1項を参照」など)を相互参照で指し示すには、採番方式定義で連結を使用していることを確認する必要があります。連結を使用しない場合、相互参照変数はコンテキストなしで解決されます。たとえば、「2.1を参照」ではなく、「1を参照」のようになります。
主なリソース
- 顧客契約の使用ガイドの「契約条件の設定および条項ライブラリの構成」の章を参照してください。
条項の検索
次の列を検索結果に追加して、「条項」ページで条項をフィルタできます。
- 行 - 検索結果の順序番号が表示されます。
- 表示タイトル - 条項の条件ライブラリに定義されているオプションのタイトルを表示します。
検索結果表から「Excelにエクスポート」処理を使用して、オフライン分析のために条項をエクスポートできます。
ルールの検索
次の列を検索結果に追加して、「ルール」ページでルールをフィルタできます。
- 行 - 検索結果の順序番号が表示されます。
- ビジネス・ユニット - 条件ライブラリのルールに割り当てられているビジネス・ユニットが表示されます。
「条件テンプレートで使用」または「条項を含む」フィールドを使用してルールを検索する場合、これらのフィールドで選択できる値は、「ビジネス・ユニット」フィールドで選択した値に基づいて制限されます。
検索結果表から「Excelにエクスポート」処理を使用して、オフライン分析のためにルールをエクスポートできます。
条件ライブラリの「条項の検索」および「ルールの検索」ページのユーザビリティの向上は、レビューまたは変更する必要がある条項およびルールの検索に役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 顧客契約の使用ガイドを参照してください。
「条項の編集」ページの「ソースの表示」処理を使用して、条件ライブラリ内の編集可能な状態でない条項のHTMLソースを表示できます。
「ソースの表示」処理は、次の状態の条件ライブラリ条項を表示しているときに表示されます。
- 承認済
- 承認待ち
- 失効済
- 保留中
- 条項テキストがWord XML文書からインポートされたドラフト・ステータス
オフライン分析用のHTMLファイルとしてソースをダウンロードできます。ファイルには、条項タイトルに基づいて名前が付けられます。
ドラフト条項ではアプリケーション・エディタの「ソースの表示」処理を使用できますが、承認された条項などの編集不可状態の条項に対してエディタを開くことはできません。条項が期待どおりに印刷されない場合、この機能を使用すると、最初に条項の新しいバージョンを作成してアプリケーションで編集できるようにしなくても、HTMLソースを表示して問題がないかどうかを確認できます。たとえば、条項が採用またはローカライズされている場合、この機能は、実際には変更する必要のない条項を最初に修正しなくても、問題の原因を特定するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 顧客契約の使用ガイドの「契約条件の作成」の章を参照してください。
ロール情報
- 実務責任管理者
契約または条件テンプレートに条項を追加する場合は、キーワードに基づいて検索できます。キーワード検索属性で、条件ライブラリの条項に割り当てられた条項番号が考慮されるようになりました。
キーワードとして入力したテキストに基づいて検索されるフィールドの完全なセットを次に示します。
- 条項番号
- 条項タイトル
- 表示タイトル
- 摘要
- テキスト
- 指示
検索結果の「表示」メニューを使用して、契約または条件テンプレートに追加する前に条項の選択を確認できるように、「番号」を列として追加できます。
条件ライブラリの条項番号は、手動で割り当てることも、自動的に生成することもできます。手動で割り当てた場合、条項を分類またはグループ化するために番号内に特定の接頭辞やセグメントを割り当てたなど、採番体系の背後になんらかの意味があることがあります。キーワード検索に条項番号を追加すると、追加する必要がある条項を簡単に見つけることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
キーワードとして入力するテキストは複数の属性にわたって検索されるため、返される結果には、必ずしも条項番号ではなく、他の属性の一致する条項が含まれる可能性があることに注意してください。
主なリソース
- 顧客契約の使用ガイドの「契約条件の設定および条項ライブラリの構成」の章を参照してください。
Microsoft Word 2019を使用して、契約条件を管理できます。サポートされている他のバージョンのWordと同じ方法で、契約のダウンロード、変更、Oracle Contractsアドインの使用およびアプリケーションへのアップロードを行うことができます。
Microsoft Wordは、契約作成者および法的チームによってネイティブ・オーサリング・ツールとして頻繁に使用されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。