- 改訂履歴
- 概要
- 機能のサマリー
- 人事管理
-
- グローバル人事管理
-
- 従業員、派遣就業者およびライン・マネージャの追加個人情報へのクイック処理アクセス
- 従業員および派遣就業者の外部アプリケーション用個人識別子へのクイック処理アクセス
- 連絡方法参照からの参照コードの無効化
- 電話国デフォルトの削除
- HCM Cloudからの個人拡張可能フレックスフィールド(EFF)の処分
- ポジション管理: ポジション作成中の採用求人の作成
- ポジション管理: HCMポジション階層の新規属性
- 新規ポジションおよびポジション変更の要求への添付の追加
- グローバル人事管理の複数アサイメントのある就業者のセキュリティの強化
- グローバル人事管理のトランザクション承認の拡張による複数アサイメントのサポート
- 新しい職責範囲(AOR) RESTリソース
- 就業者REST APIの拡張
- 雇用
- チェックリスト
- 文書レコード
- グローバルHR置換または削除済機能
-
- オーストラリアの人材管理
- アイルランドの人材管理
- オランダの人材管理
- スイスの人材管理
- グローバル給与インタフェース
- グローバル人事管理
- ワークライフ・ソリューション
- HRの最適化
- 重要な処理および考慮事項
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2020年10月30日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(20A、20B、20Cおよび20D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。 このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照することをお薦めします。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud(グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。 実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)。
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud(報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud(休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(これにはHCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載)
ノート: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたは Oracle Help Centerの「Cloud Applications」→「Human Capital Management」にあります。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudリリース13の新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
使用可能な状態で提供される機能
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーが使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Global Human Resourcesでは、柔軟で拡張可能なベスト・プラクティスを使用してすべてのワークフォース・セグメントを計画、管理および最適化することで、コンプライアンスを確保し、全体的なワークフォース・エンゲージメントを強化しながら、大きなメリットを得られます。
レスポンシブ・ページまたはクラシック・ページからの雇用契約へのアクセス
レスポンシブな「契約の管理」ページを使用して、リリース21A以降の雇用契約を管理することをお薦めします。リリース21A以降、レスポンシブまたは従来の「雇用の管理」ページのいずれかを使用して雇用契約を管理できますが、両方を使用することはできません。
対話型レスポンシブ・ページを使用して雇用契約を管理することで、ユーザー・エクスペリエンスを向上させます。
有効化のステップ
デフォルトでは、プロファイル・オプションはYに設定されており、レスポンシブ・ページが有効であることを意味します。なんらかの理由でレスポンシブ・ページに移動できない場合は、次のプロファイル・オプションをNに設定してレスポンシブ・ページのデフォルトを変更する必要があります。
フィールド | 値 |
---|---|
プロファイル・オプション・コード |
PER_MANAGE_CONTRACTS_RESPONSIVE_ENABLED |
プロファイル・オプションを無効化するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
-
「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
-
PER_MANAGE_CONTRACTS_RESPONSIVE_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。
-
「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドにNと入力します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
リリース20Dまでは、PER_MANAGE_CONTRACTS_RESPONSIVE_ENABLEDプロファイル・オプションは従来の「雇用の管理」ページに影響を与えませんでした。ただし、リリース21A以降、アプリケーションでプロファイル・オプションがYに設定されている場合、契約詳細は従来の「雇用の管理」ページで使用できなくなります。
割付チェックリストのアプリケーション・タスクではレスポンシブ・ページにのみナビゲート
チェックリスト・テンプレートで構成されているすべてのクラシック・アプリケーション・タスクでは、そのアプリケーション・タスクのレスポンシブ・ページが表示されます。たとえば、21Aより前でアプリケーション・タスク「自分の詳細の編集」を構成した場合、タスクでは従来の「自分の詳細の編集」ページが表示されます。ただし、21A以降、タスクではレスポンシブな「個人詳細」ページが表示されます。
ロールに基づいて、変更が適用されるアプリケーション・タスクのリストを次に示します。
自分:
21Aより前のナビゲーション |
21A現在のナビゲーション |
---|---|
自分の詳細の編集(クラシック) |
個人詳細(レスポンシブ) |
公開情報(クラシック) |
自分のスポットライト(レスポンシブ) |
文書提供プリファレンス(クラシック) |
文書提供プリファレンス(レスポンシブ) |
自分の支払方法(クラシック) |
支払方法(レスポンシブ) |
スキルおよび資格(クラシック) |
スキルおよび資格(レスポンシブ) |
目標(クラシック) |
自分の目標(レスポンシブ) |
自分の評価(クラシック) |
パフォーマンス(レスポンシブ) |
キャリア開発(クラシック) |
キャリア開発(レスポンシブ) |
キャリア・プランニング(クラシック) |
キャリア開発(レスポンシブ) |
「福利厚生」カテゴリの「文書レコード」(レスポンシブ) |
「雇用」カテゴリの「文書レコード」(レスポンシブ) |
自分のチーム:
21Aより前のナビゲーション |
21A現在のナビゲーション |
---|---|
文書レコード(クラシック) |
文書レコード(レスポンシブ) |
文書提供プリファレンス(クラシック) |
文書提供プリファレンス(レスポンシブ) |
担当するマネージャ評価(クラシック) |
パフォーマンス(レスポンシブ) |
自分のクライアント・グループ:
21Aより前のナビゲーション |
21A現在のナビゲーション |
---|---|
文書レコード(クラシック) |
文書レコード(レスポンシブ) |
文書提供プリファレンス(クラシック) |
文書提供プリファレンス(レスポンシブ) |
この機能を使用すると、ユーザーの操作性が向上し、一貫性が保たれます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 更新21A以降、すべての新規環境において、表にリストされているクラシック・アプリケーション・タスクは、「チェックリスト・タスク」設定ページのアプリケーション・タスク値リストに表示されません。
- 表にリストされているクラシック・アプリケーション・タスクをすでに構成している場合、それらはそのまま残ります。ただし、チェックリスト・タスクが割り当てられ、ユーザーがタスクを実行すると、そのアプリケーション・タスクのレスポンシブ・ページにリダイレクトされます。
- 既存のすべての割当済タスクも、そのアプリケーション・タスクのレスポンシブ・ページにリダイレクトされます。
- アプリケーション・タスクのリダイレクト先のページのいずれかがクラシック・ページである場合、ユーザーには次のエラー・メッセージが表示されます: 「アクセス権がないか、タスクが使用できなくなったため、このタスクにはアクセスできません。HR担当者またはライン・マネージャに連絡してください。」
- チェックリストが構成されているビジネス・プロセスにこの変更が影響しないように、チェックリスト・アプリケーション・タスク構成をレビューすることをお薦めします。
Oracle HRMS (ポーランド)は、ポーランド固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、ポーランドのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
契約の初期期間の単位として、使用可能になった「年」参照値を使用します。
この拡張機能により、年を追跡できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle HRMS (ロシア)は、ロシア固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、ロシアのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
「年」参照値を契約の初期期間の単位として使用できるようになりました。
この拡張機能により、年を追跡できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2021年3月26日 | グローバル人事管理/雇用 |
レスポンシブ雇用フローへのアサイメント週次勤務時間セクションの追加 | 文書の更新。更新20Dで提供される機能。 |
2020年11月20日 | オーストラリアの人材管理 | 従業員の法定控除項目計算カードの新しい「STSL」チェック・ボックス | 文書の更新。更新20Dで提供される機能。 |
2020年10月30日 | グローバル人事管理/雇用 |
レスポンシブ雇用フローへのアサイメント週次勤務時間セクションの追加 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年10月30日 |
グローバル人事管理/雇用 |
報告組織および等級ステップのクライアント値リスト | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年10月30日 |
グローバル人事管理/雇用 |
HCMデータ・ローダーの就業者データ・ファイルへの税レポート・ユニット・フィールドの追加 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年9月25日 | グローバル人事管理/チェックリスト | チェックリスト・タスクを一括再割当する機能 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年9月25日 |
グローバル人事管理/チェックリスト |
チェックリスト・アプリケーション・タスクとしての追加個人情報 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年9月25日 |
グローバル人事管理/チェックリスト |
実行者ごと、日ごと、チェックリストごとのチェックリスト・タスクの単一の要約通知 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年9月25日 |
グローバル人事管理/雇用 |
雇用フローの保護された承認通知 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年9月25日 |
グローバル給与インタフェース | ADPグローバル給与インタフェースにおけるコスト・センターの上書きの摘要のサポート | 文書の更新。更新20Dで提供される機能。 |
2020年9月4日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(20A、20B、20Cおよび20D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。 このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照することをお薦めします。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud(グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。 実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)。
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud(報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud(休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(これにはHCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載)
ノート: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたは Oracle Help Centerの「Cloud Applications」→「Human Capital Management」にあります。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudリリース13の新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
使用可能な状態で提供される機能
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーが使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Global Human Resourcesでは、柔軟で拡張可能なベスト・プラクティスを使用してすべてのワークフォース・セグメントを計画、管理および最適化することで、コンプライアンスを確保し、全体的なワークフォース・エンゲージメントを強化しながら、大きなメリットを得られます。
従業員、派遣就業者およびライン・マネージャの追加個人情報へのクイック処理アクセス
従業員、派遣就業者またはライン・マネージャがアクセスできるように、「追加個人情報」ページを構成できます。現在、このページは初期設定では表示されません。これは、一部のユーザーに対して構成されている個人拡張可能フレックスフィールド(EFF)の内容に機密性があり、HR担当者にのみ表示を許可する必要がある場合があるためです。Oracle提供の従業員および派遣就業者ロールには、個人EFFの表示と管理を制御するために、個別の権限が含まれています。従業員または派遣就業者にデータの表示のみを許可する場合は、就業者による個人その他情報の管理権限をロールから削除する必要があります。
ライン・マネージャが部下の「追加個人情報」ページにアクセスすることが必要なまれなケースでは、HRによる個人その他情報のアクセス権限を割り当てる必要があります。ライン・マネージャがデータを管理する場合は、HRによる個人その他情報の管理権限を割り当てて、付与を再生成する必要があります。ロールに追加の権限が付与されると、そのページは個人スポットライトにも表示され、「自分」カテゴリの下に個別のクイック処理も表示されます。
トランザクション設計スタジオ(TDS)でルールを作成して、ロールに対して表示される個人EFFコンテキストを決定することもできます。従業員または派遣就業者がこのページにアクセスできるようになったため、このルールがいつ適用されるかを示すパラメータがTDSに追加されました。このパラメータを使用すると、ユーザーが参照するレコードが自分のものかどうかに応じて、異なる方法でページを表示するルールを作成できます。
「追加個人情報」ページもチェックリスト機能で使用可能になりました。
グローバル検索およびスマート・ナビゲーション処理も更新され、必要な権限がある場合は、「追加個人情報」処理を表示できます。
「自分」カテゴリ処理に新しいディープ・リンクが含まれました。
従業員、派遣就業者またはライン・マネージャが、「追加個人情報」ページを表示および管理できるようになりました。
有効化のステップ
権限またはジョブ・ロール(あるいはその両方)を割当てまたは更新することで、機能にアクセスできるようにします。詳細は、後述のロールに関するセクションを参照してください。
- 「自分」カテゴリのクイック処理を表示するには、「構造」作業領域を使用して「自分」カテゴリのクイック処理を編集する必要があります。「個人情報」グループで、「追加個人情報」を編集し、「表示」プロパティを「はい」に設定する必要があります。
- 「自分のチーム」カテゴリのクイック処理を表示するには、「構造」作業領域を使用して「自分のチーム」カテゴリのクイック処理を編集する必要があります。「雇用」グループで、「追加個人情報」を編集し、「表示」プロパティを「はい」に設定する必要があります。
- ライン・マネージャ・ロールが「追加個人情報」ページにアクセスできるようにする場合は、HRによる個人その他情報のアクセス権限をロールに割り当て、付与を再生成する必要があります。ライン・マネージャがデータを管理できるようにする場合は、HRによる個人その他情報の管理権限を割り当てて、付与を再生成する必要があります。
ヒントと考慮事項
- Oracle提供の個人EFFに機密データを入力したか、他のユーザーが表示または管理できない独自の個人EFFを作成した可能性があるため、アクセス権を付与する前に、すべての従業員および派遣就業者の「追加個人情報」ページで既存のデータを確認する必要があります。
- Oracle提供の従業員および派遣就業者ロールには、就業者による個人その他情報の管理権限が付与されます。この権限を削除すると、そのロールではページ上の個人EFFを管理できなくなります。特定の個人EFFコンテキストを選択的に管理する方法はありません。
ロール情報
権限名およびコード | ジョブ・ロールまたは抽象ロール |
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就業者による個人その他情報の管理(ORA_PER_MANAGE_PERSON_EXTRA_INFORMATION_BY_WORKER) | 従業員 派遣就業者 |
就業者による個人その他情報のアクセス(ORA_PER_ACCESS_PERSON_EXTRA_INFORMATION) |
従業員 派遣就業者 |
HRによる個人その他情報のアクセス (ORA_PER_ACCESS_PERSON_EXTRA_INFORMATION_BY_HR) |
ライン・マネージャ (ロールに手動で追加する必要があります) |
HRによる個人その他情報の管理 (ORA_PER_MANAGE_PERSON_EXTRA_INFORMATION_BY_HR) |
ライン・マネージャ (ロールに手動で追加する必要があります) |
従業員および派遣就業者の外部アプリケーション用個人識別子へのクイック処理アクセス
従業員および派遣就業者がアクセスできるように、「外部アプリケーション用個人識別子」ページを構成できます。データを表示および管理するための個別の権限が含まれています。「外部アプリケーション用個人識別子の表示」または「外部アプリケーション用個人識別子の管理」権限を追加して、付与を再生成できます。従業員または派遣就業者にデータの表示のみを許可する場合は、「外部アプリケーション用個人識別子の表示」のみを追加する必要があります。これらの権限はOracle提供のロールには付与されないため、手動で追加する必要があります。
権限が付与されると、そのページは個人情報の開始ページから独立したオプションとして表示され、「自分」カテゴリおよび個人スポットライト内のページに個別のクイック処理として表示されます。
グローバル検索およびスマート・ナビゲーション処理も更新され、必要な権限がある場合は、「外部アプリケーション用個人識別子」処理を表示できます。
「自分」カテゴリ処理に新しいディープ・リンクが含まれました。
従業員および派遣就業者は、自分自身の個人識別子を指定することもできるようになりました。
有効化のステップ
「自分」カテゴリのクイック処理を表示するには、「構造」作業領域を使用して「自分」カテゴリのクイック処理を編集する必要があります。「個人情報」グループで、「外部アプリケーション用個人識別子」を編集し、「表示」プロパティを「はい」に設定する必要があります。
ロール情報
権限名およびコード |
ジョブ・ロールまたは抽象ロール |
---|---|
外部アプリケーション用個人識別子の表示 (ORA_VIEW_PERSON_IDENTIFIERS_FOR_EXTERNAL_APPLICATIONS) |
従業員派遣就業者(ロールに手動で追加する必要があります) |
外部アプリケーション用個人識別子の管理 (ORA_PER_MANAGE_PERSON_IDENTIFIERS_FOR_EXTERNAL_APPLICATIONS) |
従業員派遣就業者(ロールに手動で追加する必要があります) |
次の参照コードは、連絡方法(PER_CM_MTHD)参照タイプでは無効になっています。
- FX: FAXを意味します
- VML: ボイス・メールを意味します
ユーザーがこれらの2つの連絡方法に関連付けられたデータを入力する方法がないため、参照コードは無効になりました。これらは、「プリファレンスの順序」リージョンの値リストに表示されています。無効にすることで、ユーザー・エクスペリエンスが簡素化され、混乱がなくなります。
参照コードを無効にすると、値のリストから2つの無関係な値が削除され、ユーザー・エクスペリエンスが改善されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
新しいプロファイル・オプションORA_PER_PHONE_COUNTRY_DEFAULTED_FROM_SERVICE_PERIODが追加され、従業員のプライマリ勤続期間国別仕様コードに基づいて電話国フィールドをデフォルト設定から停止できるようになりました。
デフォルトを削除することで、ユーザーは電話の国フィールドに値を入力する必要がなくなります。国フィールドを入力しないと、選択した国に基づくOracle提供の検証はトリガーされないため、ユーザーは国のない電話レコードや、市外局番および電話番号のフィールドに任意の値を作成できます。
有効化のステップ
電話国フィールドのデフォルトを削除するには、プロファイル・オプションを「N」に設定する必要があります。
フィールド | 値 |
---|---|
プロファイル・オプション・コード | ORA_PER_PHONE_COUNTRY_DEFAULTED_FROM_SERVICE_PERIOD |
プロファイル・オプションを有効化するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- プロファイル・オプションを検索して選択します。
- クリックして新しいプロファイル値を追加します。
- 「レベル」として「サイト」を選択します。
- 「プロファイル値」フィールドに「N」と入力します。
- 「保存」および「閉じる」をクリックします。
HCM Cloudからの個人拡張可能フレックスフィールド(EFF)の処分
個人拡張可能フレックスフィールド(EFF)に対する組織および個々のデータ保護要件を効率的に管理できるようになりました。「就業者その他情報」としてリストされているこのビジネス・オブジェクトは、「個人情報の削除」機能を使用して、退職済就業者についてのみ削除できます。
個人拡張可能フレックスフィールド(EFF)の個人および組織のデータ保護要件を合理化します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「新規ポジションの要求」ページまたは「ポジションの複製」ページから、ポジションに対するOracle採用求人を直接作成できます。求人は、新規ポジションが承認された場合にのみ処理されます。
求人の基本情報を指定する必要があり、その他の属性は、ポジションおよび関連付けられた求人テンプレートから移入されます。
この機能を使用すると、ポジション・ページ内で直接作成することで時間を節約できます。さらに、新規ポジションが承認されるまで待つことなく、すぐに求人を作成できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
-
一部の求人属性は、デフォルトで「ポジション詳細」および「新規ポジションの要求」フローに表示されますが、追加詳細を表示するには、トランザクション設計スタジオで属性を有効にする必要があります。
-
ポジション・ページからOracle Recruiting Cloud (ORC)求人を作成できますが、これらの求人を管理するには、ORCの個別のライセンスが必要です。
ロール情報
ポジションから求人を作成するには、採用マネージャ・ロールを持っている必要があります。
次の新しいポジション属性がHCMポジション階層ページに追加されました。
- 求人テンプレート
- 委任ポジション
- 予算属性(予算金額、予算計画済ポジション、コスト・センター、既存のポジションから資金を割当済)
- フレックスフィールド(国別仕様情報、拡張可能フレックスフィールド、付加フレックスフィールド)
デフォルトでは、すべての属性が非表示になっています。パーソナライズを使用して、「子ポジションの作成」、「ポジションの複製」および「ポジションの編集」の各ページで有効にする必要があります。
これらの新しいフィールドを使用して、予算情報やポジションに関する追加情報を取得できます。
有効化のステップ
ページ・コンポーザを使用してこれらのフィールドを表示する必要があります。
- サンドボックスを作成します
- ページ・コンポーザ・ツールを追加し、サンドボックスを有効にします。
主なリソース
ページのパーソナライズの詳細は、次を参照してください。
- 第3章「Oracle Applications Cloudでのページのカスタマイズ: Applicationsの構成および拡張」ガイド。
- Developer RelationsのPage Composer Oracle YouTubeチャネル。
「新規ポジションの要求」または「ポジション変更の要求」ページから、ポジションに添付を追加できます。たとえば、ポジションが作成される理由についての追加詳細を含む文書を添付できます。
ポジションを含む添付を使用して、今後の参照用に文書を保存します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
グローバル人事管理の複数アサイメントのある就業者のセキュリティの強化
(組織で就業者に複数のコンカレント・アサイメントを許可している場合)ユーザーのアクセス範囲内でアサイメントを持つ就業者のみにユーザーがアクセスできるようにすることで、セキュリティを強化しました。現在の初期状態の動作では、個人ベースのセキュリティ・アクセスがサポートされます。つまり、ライン・マネージャやHR担当者など、個人にアクセスできるユーザーは、その個人のすべてのアサイメントおよび個人情報にアクセスできます。オプトインすると、ユーザーにはアサイメント・レベルのセキュリティが適用され、グローバルHRタスクではユーザーのアクセス範囲に基づいて個人のアサイメントへのアクセスが制限されるようになります。就業者の追加アサイメントは表示されなくなります。たとえば、ライン・マネージャには、直属の部下の就業者アサイメントのみが表示されます。同様に、HR担当者は、職責範囲内でのみ就業者アサイメントにアクセスできます。
この初期機能リリースでは、HCM Cloudの顧客に複数フェーズの実装が提供されます。ユーザーは、グローバル人事管理の「個人」、「雇用」および「OTBI」サブジェクト領域で検索動作の変更を体験します。複数のHCMクイック処理および個人検索が変更され、より広範で一貫性のあるユーザー・エクスペリエンスを提供されます。この機能強化の影響を受ける製品機能は次のとおりです。
- 自分のチーム
- ディレクトリ検索および組織チャート
- 退職、辞職およびアサイメントの終了を除く雇用トランザクション
- 契約
- 外部アプリケーション用個人識別子
- ユーザー・アカウントの管理
- マネージャおよび直属の部下の値リストを含む個人検索
- OTBIレポート
ユーザーは、アサイメントがユーザーのアクセス範囲外でなくアクセス範囲内にある場合にのみ、個人のアサイメントおよび個人情報にアクセスできます。
有効化のステップ
この機能を有効化するステップおよびヒントと考慮事項の詳細は、HCM共通の20D新機能で「複数アサイメントのある就業者のアクセスの保護機能」を参照してください。
ヒントと考慮事項
-
この機能は、レスポンシブ・ページにのみ影響します。
-
外部アプリケーション用個人識別子トランザクションに対して承認ルールが定義されており、個人識別子レコードに関連付けられているアサイメントがない場合は、就業者のプライマリ・アサイメントが使用されます。個人識別子レコードに関連付けられているアサイメントがある場合、選択したアサイメントのライン・マネージャ階層が承認に使用されます。承認ルールでは、開始者のプライマリ・アサイメントが承認ルールで使用されます。
主なリソース
アサイメント・レベルのセキュリティの詳細は、HCM共通の20D新機能で「複数アサイメントのある就業者のアクセスの保護機能」を参照してください。
グローバル人事管理のトランザクション承認の拡張による複数アサイメントのサポート
グローバル人事管理の承認トランザクション・ルールが拡張され、複数アサイメントがある就業者をサポートするようになりました。デフォルトの動作はそのままですが、就業者のプライマリ・アサイメントの管理階層を介して承認通知を送信するオプションがあります。トランザクションが開始された就業者のアサイメントの管理階層を柔軟に使用できるようになりました。これは、就業者に複数または非プライマリ・アサイメントのトランザクションがある場合に特に有用です。これらの承認トランザクション・プロセスでは、次の複数のアサイメントの通知がサポートされるようになりました。
- 職責範囲の管理
- 個人外部識別子
トランザクション・コンソールから、タスク・フローで特定の就業者値を選択できます。承認フローで「管理階層」が選択されている場合は、「次の承認チェーン」を指定できます。就業者値(1つ以上存在する場合があります)を選択して、「アサイメント・タイプ」で「現行アサイメント階層の使用」オプションを選択できます。
この拡張機能により、複数のまたは非プライマリ・アサイメントがある就業者を持つマネージャに通知されます。
有効化のステップ
プライマリ・アサイメント管理階層は、「割当タイプ」で「現行アサイメント階層の使用」オプションを選択するまでデフォルトの動作のままになります。
ヒントと考慮事項
外部アプリケーション用個人識別子トランザクションに対して承認ルールが定義されており、個人識別子レコードに関連付けられているアサイメントがない場合は、就業者のプライマリ・アサイメントが使用されます。個人識別子レコードに関連付けられているアサイメントがある場合、選択したアサイメントのライン・マネージャ階層が承認に使用されます。承認ルールでは、開始者のプライマリ・アサイメントが承認ルールで使用されます。
主なリソース
詳細情報の参照先:
-
アサイメント・レベルのセキュリティについては、HCM共通の20D新機能で「複数アサイメントのある就業者のアクセスの保護機能」を参照してください。
-
承認ルール・ページの機能強化については、HCM共通の20C新機能で、人材管理承認ルール・ページのUI機能の拡張を参照してください。
新しい職責範囲(AOR) RESTリソースを使用して、Oracle HCM Cloud内で職責範囲を作成および管理できます。このリソースは、職責の直接の作成、または既存の職責テンプレートの参照による作成をサポートします。
このリソースを使用すると、担当者の職責情報の取得および管理や、ある担当者から別の担当者への職責の再割当も実行できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
AOR RESTリソースの詳細は、Oracle Help Centerの『Oracle HCM Cloud REST API』ガイドを参照してください。
ロール情報
関連情報の管理を容易にするため、AOR RESTリソースを保護するために必要なすべての機能セキュリティ権限とデータ・セキュリティ・ポリシーは、集計権限を通じて提供されます。
権限 | メソッド | ジョブ・ロールへの割当 |
---|---|---|
ORA_PER_REST_SERVICE_ACCESS_AREAS_OF_RESPONSIBILITY_RO RESTサービスの使用 - 職責範囲読取り専用 |
GETおよびDESCRIBE |
人材管理統合スペシャリスト ORA_HRC_HUMAN_CAPITAL_MANAGEMENT_INTEGRATION_SPECIALIST |
ORA_PER_REST_SERVICE_ACCESS_AREAS_OF_RESPONSIBILITY RESTサービスの使用 - 職責範囲 |
GET、POST、PATCH、DELETEおよびDESCRIBE |
人材管理統合スペシャリスト ORA_HRC_HUMAN_CAPITAL_MANAGEMENT_INTEGRATION_SPECIALIST |
また、POSTまたはPATCHリクエスト・ペイロードに関連属性を指定するため、関連するREST APIのLOVリソースへのアクセス権が必要です。AORセキュリティの詳細は、Oracle Help Centerの『Oracle HCM Cloud REST API』ガイドにある承認の項を参照してください。
これらの拡張機能を備えた就業者REST APIを使用して、Oracle HCM Cloudで就業者を作成および管理できます。
- アサイメント・レベル・セキュリティ: 就業者APIへのユーザー・アクセスは、複数のコンカレント・アサイメントに対してアサイメント・レベル・セキュリティで保護されるようになりました。この機能を有効にすることで、ユーザーはアクセス範囲に基づいて必要な就業者アサイメントにアクセスできます。
現在の動作では、個人レベルのセキュリティ・アクセスがサポートされ、これによって、個人レコードと、その個人のすべてのアサイメントおよび個人情報へのユーザー・アクセスが付与されます。新しいアサイメント・レベルのセキュリティにより、ユーザーのアクセス範囲に基づいて、個人のアサイメントへのユーザー・アクセスが制限されます。
アサイメント・レベルのセキュリティを必要としない組織は、個人レベルのセキュリティを引き続き使用できます。
- 名前によるソート: 就業者名でのソートをサポートするために、新しい名前属性DisplayName、ListNameおよびFullNameが就業者の親リソースに追加されました。
- 新しいファインダ: 直属の部下および特定のアサイメントまたはアサイメントをまたぐ就業者のすべてのレベルの部下を取得するために、新しいファインダfindReportsが追加されました。
-
雇用関係を追加および更新するための個別のデータ・セキュリティ・ポリシーを使用して、雇用関係を管理する機能を保護します。
-
アサイメントを追加および更新するための個別のデータ・セキュリティ・ポリシーを使用して、アサイメントを管理する機能を保護します。
就業者REST APIの拡張機能を利用して、必要な就業者アサイメントへのアクセス、就業者名のソート、および様々なレベルでの個人のレポートの取得を実行します。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
就業者APIの詳細は、Oracle Help CenterのOracle HCM Cloud REST APIガイドを参照してください。
アサイメント・レベルのセキュリティの詳細は、20D HCM共通の新機能で複数アサイメントのある就業者のアクセスの保護機能を参照してください
ロール情報
就業者APIセキュリティの詳細は、Oracle Help Center (「スタート・ガイド」→「ユースケース」→「グローバル人事管理」→「就業者セキュリティの管理」)で、『Oracle HCM Cloud REST API』ガイドの就業者セキュリティの管理の項を参照してください。
レスポンシブ雇用フローへのアサイメント週次勤務時間セクションの追加
レスポンシブ雇用トランザクションの一環としてアサイメント週次勤務時間を管理することで、ビジネス・プロセスの効率化が容易になりました。たとえば、「処理待ち就業者の追加」、「異動」、「勤務時間の変更」などのトランザクションで週次勤務時間を管理できます。
「週次勤務時間」セクションを使用して、アサイメントの要件を満たすために従業員が勤務すると予想される曜日当たりの時間数を定義できます。トランザクションの質問リスト・ページで「週次勤務時間」を選択できます。「経過」シフト・タイプを使用して各勤務日の時間を記録したり、「時間」シフト・タイプを使用して各勤務日の開始時間と終了時間を記録できます。合計勤務時間は、入力した週次勤務時間が週当たりのアサイメント勤務時間より短いか長いかを測定して示します。
「週次勤務時間」セクションが次のレスポンシブ雇用トランザクションに追加されました。
- 従業員の採用
- 派遣就業者の追加
- 非就業者の追加
- 処理待ち就業者の追加
- 処理待ち就業者の編集
- 処理待ち就業者の変換
- 雇用関係の作成
- 雇用情報
- 雇用詳細
- アサイメントの追加
- ローカルおよびグローバル異動
- 昇格・昇進
- 異動
- 勤務時間の変更
- アサイメントの変更
シードされた通知テンプレートが変更され、次の雇用フローの「週次勤務時間」セクションが組み込まれます。
- 昇格・昇進
- 異動
- ローカルおよびグローバル異動
- 勤務時間の変更
- アサイメントの変更
通知テンプレートをカスタマイズして、次の雇用フローの「週次勤務時間」セクションを含める必要があります。
- 従業員の採用
- 派遣就業者の追加
- 非就業者の追加
- 処理待ち就業者の追加
- 処理待ち就業者の編集
- 処理待ち就業者の変換
- 雇用関係の作成
- アサイメントの追加
- 雇用情報
- 雇用詳細
トランザクションの関連するすべてのBIP通知に、週次勤務時間情報が表示されます。週次勤務時間が定義されていない場合、通知には週次勤務時間属性は表示されません。
「週次勤務時間」セクションは、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用して有効にできます。
就業者のアサイメントの週次勤務時間を他の雇用トランザクションの一部として管理できるため、より簡単かつ高速になります。
有効化のステップ
「週次勤務時間」セクションは、初期状態では非表示です。レスポンシブ・フローでこのセクションを有効にするには、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用する必要があります。
ヒントと考慮事項
- 「勤務日定義」および「1日の開始時間」フィールドは、初期状態では非表示です。これらのフィールドは、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用して有効にできます。
- 「雇用情報」ページでは、「週次勤務時間」セクションはデフォルトで縮小されており、就業者に週次勤務時間データがある場合のみ表示されます。
- アサイメントを削除すると、週次勤務時間データも削除されます。
- 有効日アサイメント分割を削除すると、週次勤務時間の対応する有効日分割も削除されます。
- RESTサービスでは、週次勤務時間の管理はサポートされていません。
- 「週次勤務時間」セクションはフレックスフィールドをサポートしていません。
- レスポンシブUIで任意の日について週次勤務時間を変更しても、その変更は「勤務時間」属性には影響しません。したがって、FTEは変更されず、同じままです。
- レスポンシブUIでは勤務時間タイプ(勤務日/周期)フィールドを使用できません。このフィールドは、レスポンシブUIの「週次勤務時間」セクションから削除されました。これは、レスポンシブUIの「アサイメント」セクションで「勤務時間」属性を直接変更することで、勤務時間タイプを周期として実装できるためです。
主なリソース
詳細は、次の追加リソースを参照してください。
- My Oracle SupportのTransaction Design Studio ? What It Is and How It Works (ドキュメントID 2504404.1)
- Oracle Help Centerの『Global Human Resourcesの実装』ガイド、第38章「その他の設定および保守タスク: HCMエクスペリエンス設計スタジオ」
「アサイメントの追加」レスポンシブ・フローの新しく追加された「給与詳細」セクションに給与情報を入力できるようになりました。
就業者のアサイメントの給与詳細をアサイメントの追加トランザクションの一部として管理できるため、より簡単かつ高速になります。
有効化のステップ
「給与」セクションは、初期状態では非表示です。レスポンシブ・フローでこのセクションを有効にするには、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用する必要があります。
ヒントと考慮事項
次の属性は、アサイメントの追加フローの給与データをフェッチするために使用されるBIP通知問合せで使用できます。
- AssignedPayrollId
- 給与
- StartDate
- CloseDate
- EndDate
- OvertimePeriodForPayroll
- TimeCardRequiredForPayroll
- EffectiveStartDate
- EffectiveEndDate
- TaxReportingUnit
- OvertimePeriodPayAssignment
- TimeCardRequiredPayAssignment
ノート: 次の属性はすべて、新規採用フローの給与データをフェッチするために使用されるBIP通知問合せでも使用できます。
主なリソース
詳細は、次の追加リソースを参照してください。
- My Oracle SupportのTransaction Design Studio ? What It Is and How It Works (ドキュメントID 2504404.1)
- Oracle Help Centerの『Global Human Resourcesの実装』ガイド、第38章「その他の設定および保守タスク: HCMエクスペリエンス設計スタジオ」
- 次の新しいパラメータを追加して、「年功起算日のバージョン3に移行」プロセスが拡張されました。
-
V2年功から非累計V3年功
-
V1およびV2年功から非累計V3年功
-
V1から非累計およびV2から累計V3年功
-
次の既存のパラメータは、プロセスで名前が変更されます。
-
V1年功から非累計V3年功
-
V2年功から累計V3年功
次の表に、パラメータの説明を示します。
パラメータ |
摘要 |
---|---|
V1年功から非累計V3年功 |
年功のV1バージョンから年功起算日のV3バージョンに年功データを移行し、V3で非累積年功ルールを作成します。 |
V2年功から累計V3年功 |
年功のV2バージョンから年功起算日のV3バージョンに年功データを移行し、V3で累積年功ルールを作成します。 |
V2年功から非累計V3年功 |
年功のV2バージョンから年功起算日のV3バージョンに年功データを移行し、V3で非累積年功ルールを作成します。 |
V1およびV2年功から非累計V3年功 |
年功のV1およびV2の両方バージョンから年功起算日のV3バージョンに年功データを移行します。結果のV3ルールは、V1とV2の両方の年功起算日に対して非累積になります。 |
V1から非累計およびV2から累計V3年功 |
年功のV1およびV2の両方バージョンから年功起算日のV3バージョンに年功データを移行します。結果のV3ルールは、V1年功起算日に対して非累積、V2年功起算日に対して累積になります。 |
-
ユーザーが、新しい「年功起算日V3 - 年功起算日トランザクション・データの削除」トランザクション・データ診断プロセスを使用して、選択した年功ルールのトランザクション・データを削除できるようにすることで、V3年功ルール構成を変更できるようにします。V3年功ルール設定では、トランザクション・データが存在する場合、特定のルールの構成を変更することはできません。診断プロセスを使用すると、ユーザーは選択した年功ルールのトランザクション・データを削除し、必要な構成変更を行うことができます。プロセスの詳細は次のとおりです。
診断テスト名 診断テストの説明 年功起算日V3 - 年功起算日トランザクション・データの削除
この診断テストによって、年功起算日バージョン3のトランザクション・データを削除できます。このプロセスが完了すると、選択した年功ルールの構成を変更できます。
診断プロセスは、アクティブまたは非アクティブにできる単一のV3年功ルールに対してのみ実行できます。次の2つのモードでテストを実行できます。
-
検証: 年功ルール・トランザクション・データは、このプレビュー・モードでは削除されません。
-
コミット: 選択したルールの年功ルール・トランザクション・データが削除されます。
プロセスを検証モードで実行する場合、ユーザーはHCMデータ・ローダー形式で手動修正を自動生成することを選択できます。構成の変更後に調整を再度ロードして、プロセス全体を単純化できます。
ノート: アプリケーションによって、プロセス・ログ・ファイルにHCMデータ・ローダー出力が生成され、出力は検証モードでのみ生成されます。
V3年功ルールの構成変更を実行する推奨ステップは、次のとおりです。
- 「年功起算日V3 - 年功起算日トランザクション・データの削除」プロセスを検証モードで実行し、HCMデータ・ローダー形式で手動調整を生成します。
- 結果を確認します。
- 「年功起算日V3 - 年功起算日トランザクション・データの削除」プロセスをコミット・モードで実行します。これにより、トランザクション・データが削除され、年功ルールの構成変更を行うことができます。
- 目的の年功ルールの構成変更を実行します。
- 選択した年功ルールに対して「年功起算日の計算」プロセスを実行します。
- HCMデータ・ローダーを使用して、ステップ1で生成されたデータとともに手動調整をロードします。
- 選択した年功ルールに対して「年功起算日の計算」プロセスを実行します。
- V1およびV2年功起算日を一度にV3年功起算日に移行できます。また、V2からの移行時に、累積または非累積としてV3年功ルールを作成することもできます。
-
単一の年功ルールが計算で使用されている場合でも、そのルールの年功構成を変更できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerで次のガイドを参照してください。
-
『Global Human Resourcesの実装』ガイド、第10章「雇用: 年功起算日」→「年功起算日の移行プロセス」
-
『HCMとの統合ガイド』、第9章「就業者のロード」→「年功起算日のロードのガイドライン」
詳細は、My Oracle Supportで次のドキュメントを参照してください。
- Self-Service Data Integrity Framework for Employment Flows - Part 1 (ドキュメントID 2548287.1)→Migrate from V3 to V2 or V1 - Correct diagnostic test
-
Troubleshooting Seniority Dates - Frequently Asked Questions (ドキュメントID 2676772.1)
レスポンシブな雇用関係の編集に対する次の変更により、ユーザー・エクスペリエンスが改善されました。
- 「雇用関係情報」セクションはオプションになりました。
- 「就業者タイプ」属性が初期状態で非表示で追加されました。
- 「企業」セクションとプライマリ情報セクションで属性が並べ替えられました。
HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用して「雇用関係情報」セクションの表示を制御できるようになりました。
レスポンシブな雇用関係の編集のユーザー・エクスペリエンスを設計できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、次の追加リソースを参照してください。
- My Oracle SupportのTransaction Design Studio ? What It Is and How It Works (ドキュメントID 2504404.1)
- Oracle Help Centerの『Global Human Resourcesの実装』ガイド、第38章「その他の設定および保守タスク: HCMエクスペリエンス設計スタジオ」
保護された承認通知をレスポンシブな雇用フローで使用することによって、ユーザー・エクスペリエンスが改善されました。次の通知は、データ権限を使用して保護されています。
- 処理待ち就業者の編集
- 雇用関係の編集
- 雇用関係の取消
- 雇用詳細
- 雇用契約
- 適格ジョブ
- 追加アサイメント情報
- 直属の管理
- アサイメントの削除
- 退職
- 辞職
- 退職の取消
- 辞職願の取下げ
- 退職の訂正
ノート: 他の雇用通知のデータ・セキュリティ変更はありません。
たとえば、雇用関係の編集フローで、これらはそれぞれの権限および機能を持つ承認者のセットです。
承認者 | 承認者アクセス | 表示アクセス | 編集アクセス |
---|---|---|---|
A1 | 承認者には、PER_VIEW_WORK_RELATIONSHIP_DATA表への表示アクセス権のみがあります。 |
A1は、BIP通知に対する現在および提示された雇用関係の変更を表示できます。 |
A1はトランザクションを編集できません。 |
A2 |
承認者はHRアナリストであり、すべての個人を表示できます。承認者は、部門1に対してのみ雇用関係の編集アクセス権を持ち、就業者の部門2にはアクセスできません。 |
A2は、BIP通知に対する現在および提示された雇用関係の変更を表示できます。 |
A2が通知の「編集」をクリックすると、トランザクション・ページに「この就業者のアサイメント情報にアクセスできません。」というエラー・メッセージが表示されます。 |
A3 |
承認者はライン・マネージャであり、編集アクセス権を持っていますが、就業者のアサイメント情報にはアクセスできません。 |
A3は、BIP通知に対する現在および提示された雇用関係の変更セクションを表示できません。通知に「この就業者のアサイメント情報にアクセスできません。」というエラー・メッセージが表示されます。 |
A3が通知の「編集」をクリックすると、トランザクション・ページに「この就業者のアサイメント情報にアクセスできません。」というエラー・メッセージが表示されます。 |
A4 |
承認者には機能権限があり、就業者のアサイメント情報へのアクセスを編集します。 機能権限: PER_EDIT_WORK_RELATIONSHIP データ権限: PER_VIEW_WORK_RELATIONSHIP_DATA PER_EDIT_WORK_RELATIONSHIP_DATA PER_MANAGE_WORK_RELATIONSHIP_DATA |
A4は、BIP通知に対する現在および提示された雇用関係の変更を表示できます。 |
A4はトランザクションを編集できます。 |
保護された通知により、承認者は知る必要がある情報のみを処理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
雇用ページの「報告組織」および「等級ステップ」の新しいクライアント値リスト(LOV)により、ユーザー・エクスペリエンスが改善されました。LOVへの入力を開始すると、関連する候補が提示されるようになりました。
次の表に、これらのLOVのプロファイル・オプションを示します。これらのプロファイル・オプションは、サイト・レベルの値が「N」に設定された状態で提供されています。クライアントLOVでは「次を含む」ロジックを使用し、入力した文字を含む結果を返します。オプションで、個々のLOVに対してこのロジックを「次で始まる」に変更して、特定の文字で始まる結果が返されるようにすることもできます。そのためには、対応するプロファイル・オプション・コードのサイト・レベルの値を「N」から「Y」に変更します。サイト・レベルの値を変更した場合、LOVが複数のページで使用されていれば、そのすべてのインスタンスに対して検索ロジックが変更されます。
オブジェクト | プロファイル・オプション・コード |
---|---|
報告組織 |
ORA_PER_LOV_SEARCH_REPORTINGESTABLISHMENTS_STARTSWITH |
等級ステップ | ORA_PER_LOV_SEARCH_GRADESTEPS_STARTSWITH |
LOVに関連する最初の数文字を入力することで、簡単に値を見つけることができます。さらに、これらのLOVは多数の値をサポートしており、迅速に検索できます。
有効化のステップ
権限またはジョブ・ロール(あるいはその両方)を割当てまたは更新することで、機能にアクセスできるようにします。詳細は、後述のロールに関するセクションを参照してください。
ヒントと考慮事項
「報告組織」および「等級ステップ」のLOVはRESTベースのLOVに変更されたため、設計スタジオおよびオートコンプリートのルールに影響がある場合があります。更新後に、これらのルールに対する影響を検証する必要があります。
主なリソース
クライアントLOVの詳細は、次のリソースを参照してください。
- 18B HCM共通の新機能: クライアント値リスト(LOV)を使用した迅速な値のレンダリング
- 18C HCM共通の新機能: 新しいクライアントLOV
- HCMセキュリティ・アップグレード・ガイド
ロール情報
この表は、各クライアントLOVの機能権限を示しています。
オブジェクト | セキュリティ権限名およびコード | 権限タイプ | ジョブ・ロール名 |
---|---|---|---|
報告組織 |
|
集計 |
|
等級ステップ |
|
集計 |
|
雇用フローの質問リスト・ページにおける質問およびセクション・ヘッダーの変更
質問リスト・ページの質問を書き換え、関連するセクション・ヘッダーの名前を変更して、様々なレスポンシブ雇用フローでよりわかりやすくしました。たとえば、「レポートの再割当」セクション・ヘッダーは「既存の部下の再割当」に名前が変更されました。
この表は、すべての変更を示しています。
フロー | 20Dより前のセクション・ヘッダー | 20D以降のセクション・ヘッダー |
---|---|---|
アサイメントの追加 | 契約 | 契約情報 |
雇用主の変更 | 契約 |
契約情報 |
雇用契約 | 契約 |
契約情報 |
ローカルおよびグローバル異動 | 契約 |
契約情報 |
雇用情報 | 契約詳細 |
契約情報 |
雇用主の変更 |
雇用関係 |
雇用関係情報 |
ローカルおよびグローバル異動 |
雇用関係 |
雇用関係情報 |
一括雇用主変更 |
給与 | 給与詳細 |
雇用関係の取消 |
アサイメント情報 |
アサイメント |
雇用関係の編集 |
アサイメント情報リージョン |
アサイメント |
雇用詳細 |
アサイメント情報 |
アサイメント |
雇用関係の取消 |
就業者の担当者リージョン |
支援が必要な場合はご連絡ください |
雇用関係の編集 |
就業者の担当者リージョン |
支援が必要な場合はご連絡ください |
辞職 | 就業者の担当者リージョン |
支援が必要な場合はご連絡ください |
退職 | 就業者の担当者リージョン |
支援が必要な場合はご連絡ください |
辞職願の取下げ | 就業者の担当者リージョン |
支援が必要な場合はご連絡ください |
雇用関係の編集 |
企業およびプライマリ情報 |
開始日およびプライマリ情報 |
従業員の採用 |
マネージャ |
マネージャの割当 |
派遣就業者の追加 |
マネージャ |
マネージャの割当 |
非就業者の追加 |
マネージャ |
マネージャの割当 |
処理待ち就業者の追加 |
マネージャ |
マネージャの保守 |
処理待ち就業者の編集 |
マネージャ |
マネージャの保守 |
雇用関係の作成 |
マネージャ |
マネージャの保守 |
ローカルおよびグローバル異動 |
マネージャ |
マネージャの保守 |
雇用主の変更 |
マネージャ |
マネージャの保守 |
昇格・昇進 | マネージャ |
マネージャの保守 |
異動 | マネージャ |
マネージャの保守 |
アサイメントの変更 | マネージャ |
マネージャの保守 |
マネージャの変更 | マネージャ |
マネージャの保守 |
アサイメントの追加 | マネージャ |
マネージャの保守 |
ローカルおよびグローバル異動 |
レポートの再割当 |
既存の部下の再割当 |
雇用主の変更 |
レポートの再割当 |
既存の部下の再割当 |
昇格・昇進 | レポートの再割当 |
既存の部下の再割当 |
異動 | レポートの再割当 |
既存の部下の再割当 |
アサイメントの変更 | レポートの再割当 |
既存の部下の再割当 |
事業所の変更 | レポートの再割当 |
既存の部下の再割当 |
マネージャの変更 | レポートの再割当 |
既存の部下の再割当 |
従業員の採用 |
直属の部下 |
直属の部下の追加 |
派遣就業者の追加 |
直属の部下 |
直属の部下の追加 |
非就業者の追加 |
直属の部下 |
直属の部下の追加 |
雇用関係の作成 |
直属の部下 |
直属の部下の追加 |
ローカルおよびグローバル異動 |
直属の部下 |
直属の部下の追加 |
雇用主の変更 |
直属の部下 |
直属の部下の追加 |
昇格・昇進 |
直属の部下 |
直属の部下の追加 |
異動 |
直属の部下 |
直属の部下の追加 |
様々なレスポンシブ雇用フローでよりわかりやすい言語が表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
HCMエクスペリエンス設計スタジオの一括雇用主処理に対する雇用主および国パラメータの追加
HCMエクスペリエンス設計スタジオの「一括雇用主変更」処理のユーザー・エクスペリエンスが改善されました。異動先の雇用主および国を参照する新しく追加された「雇用主」および「国」パラメータを使用できるようになりました。
一括雇用主変更トランザクションを実行する場合、雇用主および国レベルのパラメータに対してHCMエクスペリエンス設計スタジオ・ルールを構成できます。これにより、トランザクション中の手動エラーを最小限に抑えることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、次の追加リソースを参照してください。
- My Oracle SupportのTransaction Design Studio ? What It Is and How It Works (ドキュメントID 2504404.1)
- Oracle Help Centerの『Global Human Resourcesの実装』ガイド、第38章「その他の設定および保守タスク: HCMエクスペリエンス設計スタジオ」
HCMデータ・ローダーの就業者データ・ファイルへの税レポート・ユニット・フィールドの追加
HCMデータ・ローダーを使用した就業者、雇用関係またはアサイメントの作成時の、「税レポート・ユニットID」および「税レポート・ユニット」フィールドを就業者データ(worker.dat)ファイルに追加しました。ユーザーは、次のシナリオで就業者をロードするときに税レポート・ユニットIDまたは税レポート・ユニット名を渡すことができます。
- 就業者の雇用
- 新しい雇用関係の作成
- グローバル異動
- 新規アサイメントの追加
就業者をロードするときにユーザーが渡した値は、PER_ASSIGNMENT_EXTENSIONS_Fステージング表に保存されます。就業者データ・ファイルには、次の追加属性が表示されます。
- 税レポート・ユニットID
- 税レポート・ユニット
ノート: このデータは給与製品で今後使用される予定です。したがって、worker.datファイルのTRU IDおよびTRUフィールドには、給与で使用する準備ができていないかぎり、データを指定しないことをお薦めします。この機能が給与に対してアクティブ化されている場合は、自分の国のWhat's NewのWorkforce Rewardsセクションにこの機能が表示されます。
ユーザーは、就業者、雇用関係またはアサイメントを作成するとき、税レポート・ユニット値を1回ロードできるようになり、値を個別にロードする必要がなくなりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
次の表に、PER_ASSIGNMENT_EXTENSIONS_Fステージング表で処理を実行するために使用できるHCMデータ・ローダー操作を示します。
処理 | HCMデータ・ローダー操作 |
---|---|
データの挿入 |
|
データの削除 |
|
データの更新または訂正 | PER_ASSIGNMENT_EXTENSIONS_F表のデータは更新も修正もできません。 |
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerで次のガイドを参照してください。
-
『HCMとの統合』ガイド、第9章 ? 就業者のロード
アサイメント拡張可能フレックスフィールドの保持等級コンテキストにおける等級参照の拡張
アサイメント拡張可能フレックスフィールドの保持等級コンテキストで等級ラダーが選択されていない場合に、ユーザーがすべてのアクティブな等級を選択する機能が改善されました。
等級ラダーが指定されている場合、等級のリストはその等級ラダーに基づいてフィルタされます。等級ラダーが指定されていない場合は、等級が等級ラダーに関連付けられていなくても、リストにすべての等級が含まれます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
-
この変更は、ORA_PER_RETGRD_GRADE_VS値セットにアタッチされたSQLがユーザーによって変更されていないすべてのポッドに適用されます。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerで次のガイドを参照してください。
-
『Global Human Resourcesの実装』ガイド、第10章「雇用: アサイメント」→「等級保持ページの作成および等級保持コンテキストへの関連付け」
実行者ごと、日ごと、チェックリストごとのチェックリスト・タスクの単一の要約通知
複数のチェックリスト・タスク通知のインフローを削減し、かわりにユーザーが実行者ごと、日ごと、チェックリストごとに単一の要約通知を受信できるようにすることができます。これは、処理可能な通知とFYI通知の両方に適用されます。
タスクの電子メール通知の数を削減し、ユーザーの機能を強化して、要約に基づいてタスクの優先度をすばやく設定できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能は既存のアプリケーションの動作を置き換えるものではありません。ただし、この機能を活用する場合は、必要な構成変更を実行する必要があります。
- これは、デフォルトでは有効ではありません。有効にするには、「プロパティの表示」タブの「タスク通知の結合」チェック・ボックスを選択します。
- 要約通知が有効になっている場合は、個別のタスク通知は送信されません。ただし、その日の要約通知が送信された後に実行されるタスク処理は、個別の(または個人の)通知として送信されます。
- リマインダの要約通知は送信されません。
- タスクが再割当てされると、要約通知が送信されます。
- この機能は、すべての通知(Eメール、ベル、ワークリスト、終了する必要がある事項)に適用されます。
- この要約通知では通知処理メニューは使用できません。
- タスク実行者がタスクを完了または適用不可とマークできないようにする場合、要約通知では「完了」および「適用不可」ボタンを使用できないため、要約通知を使用可能にできます。
- 「処理要」セクションには、この通知を受信するユーザーが実行する必要のあるタスクがリストされます。
- 「処理要」タスクの「詳細」リンクをクリックすると、タスク詳細ページが表示されます。
- 「FYI」セクションには、他の実行者のタスクがリストされます。
- これはサマリー通知であるため、この通知では、タスク摘要、所有者、ステータス、開始日などの詳細は使用できません。
- この通知はパーソナライズできます。この通知のBIPテンプレートはChecklistTaskCombinedNotificationReportで、データ・モデルはChecklistTaskCombinedNotificationDataModelです。
タスク属性、ノート、通知上書きおよび表示プロパティを変更することで、レスポンシブUIを介して割付チェックリスト・タスクを編集する機能を利用できるようになりました。
編集できるタスク属性は次のとおりです。
- 必須
- 順序
- 実績開始日
- 実績終了日
- 所有者
- 添付
- 添付を文書レコードに追加
- コメント
- 摘要
- 割付タスクのデータ精度を維持し、タスクの割付後にタスク属性を変更できるようにします。
- ビジネス・プロセスを大幅に変更することなく、クラシックからレスポンシブに円滑に移行するために、従来のチェックリストの割付と同じ機能を提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能は、「自分のチーム」または「自分のクライアント・グループ」のレスポンシブなチェックリストの割付からのみ使用できます。
- タスクを編集する機能は、チェックリスト・タスクの「プロパティの表示」機能を使用して制御できます。チェックリスト表示プロパティの詳細は、HCM 20Cの新機能: チェックリストおよびタスク表示プロパティの構成を参照してください
- レスポンシブ・ページで、タスク・ステータスを「完了」または「適用不可」以外のステータスに更新することはできません。この更新は、タスク実行者が適切なボタンをクリックしたときに発生します。その他のタスク・ステータスは、タスクのライフ・サイクルに基づいて自動的に更新されます。
レスポンシブなチェックリストの割付での割付チェックリストの編集
「チェックリストの割付」レスポンシブ・ページで、チェックリストの摘要、コメントおよびチェックリスト表示プロパティを更新して、割付チェックリストを編集できるようになりました。
この機能を使用すると、次のことができます。
- 割付チェックリストのデータ精度を維持し、割付チェックリストのコメントを追加する機能を提供します。
- ビジネス・プロセスを大幅に変更することなく、クラシックからレスポンシブに円滑に移行するために、従来のチェックリストの割付と同じ機能を提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能は、「自分のチーム」または「自分のクライアント・グループ」のレスポンシブなチェックリストの割付からのみ使用できます。
- 割付チェックリストを編集する機能は、チェックリストの「プロパティの表示」機能を使用して制御できます。チェックリスト表示プロパティの詳細は、HCM 20Cの新機能: チェックリストおよびタスク表示プロパティの構成を参照してください。
- 次の処理は、レスポンシブなチェックリストの割付ではサポートされていません。
- アドホックなチェックリストの作成および追加。これは、割付チェックリストのソースが1つになるようにするためです。かわりに、空白のチェックリスト・テンプレートを作成できます。これを割り付けて、タスクをこれに追加できます。
- 既存の割付チェックリストの複製。かわりに、同じチェックリスト・テンプレートの別のインスタンスを割り付けることができます。
- 割付チェックリスト名の編集。これは、データの整合性を維持し、割付チェックリスト名の変更によってユーザーが混乱しないようにするためです。
- 割付チェックリスト・ステータスの編集。これは、データの破損を防ぐためです。割付チェックリスト・ステータスは、全体的なタスク・ステータスに基づいて自動更新されます。また、チェックリストの強制クローズまたは削除のオプションを使用できます。
- 割付チェックリスト付加フレックスフィールド(PER_ALLOCATED CHECKLISTS_DFF)の編集。かわりに、「コメント」フィールドを使用できます。
タスクを別のユーザーに一括再割当することで、チェックリスト・タスクを効率的に管理できるようになりました。
一度に1つのタスクではなく、複数のタスクを同時に再割当します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 再割当の対象として一度に最大10個のタスクを選択できます。
- 自分が実行者であるタスクのみを再割当できます。ただし、パフォーマンス上の理由から、すべてのページでこの再割当がサポートされるわけではありません。
- タスクが再割当されると、新しい割当先に通知が送信されます。
- サマリー通知が有効になっている場合、タスクが再割当てされると送信されます。
- 複数タスクの再割当は、現在、次のページでのみサポートされています。
- 「自分のチーム」→「オンボーディング」→「自分のタスク」
- 「自分のクライアント・グループ」→「オンボーディング」→「自分のタスク」
- 「自分」→「チェックリスト・タスク」→「現在のタスク」→「自分のTo Do」
- 「自分」→「チェックリスト・タスク」→「現在のタスク」→「他のユーザーのTo Do」
- ページ・ロードのパフォーマンス上の理由により、複数タスクの再割当は、現在次のページではサポートされていません。
- 「自分のチーム」→「オンボーディング」→「従業員」→「従業員の進捗」ページ→「自分のタスク」
- 「自分のクライアント・グループ」→「オンボーディング」→「従業員」→「従業員の進捗」ページ→「自分のタスク」
- 「自分のチーム」→「クイック処理」→「雇用」→「チェックリストの割付」→「従業員の進捗」ページ→「自分のタスク」
- 「自分クライアント・グループ」→「クイック処理」→「雇用」→「チェックリストの割付」→「従業員の進捗」ページ→「自分のタスク」
- 「自分」→「チェックリスト・タスク」→「処理中チェックリスト」→チェックリストを選択→「自分のタスク」
チェックリスト・アプリケーション・タスクとしての追加個人情報
チェックリスト・タスクを構成するときに、「追加個人情報」アプリケーション・タスクを使用します。これにより、就業者は個人情報の「追加個人情報」レスポンシブ・ページに移動します。
チェックリストを介して就業者に追加個人情報への直接アクセスを提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- ユーザーがこのタスクにアクセスするには、必要なセキュリティ権限が付与されている必要があります。
- 従業員、派遣就業者またはライン・マネージャがアクセスできるように「追加個人情報」ページを構成します。詳細は、HCM 20D What's Newの従業員、派遣就業者およびライン・マネージャの追加個人情報へのクイック処理アクセスを参照してください。
割付チェックリストを削除するとき、個人や組織のデータ保護要件を効率的に合理化できます。割付チェックリストを削除すると、関連するすべてのタスクと、構成可能なフォーム、質問リスト、添付など、それらのタスクに関連するデータも削除されます。
これは、ユーザー・インタフェース、HCMデータ・ローダー(HDL)、HCMスプレッドシート・データ・ローダー(HSDL)、RESTおよび「個人情報の削除」のいずれかの方法を使用して削除する割付チェックリストに適用できます。
これにより、次を行うことができます。
- 割付チェックリストに対する組織および個別のデータ保護要件を効率的に管理します。
- チェックリスト関連データを削除するステップの数を減らします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
文書レコードに格納されている添付や文書は、割付チェックリストが削除されても削除されません。これらは、文書レコードから明確に削除する必要があります。
保護されたHCMスプレッドシート・データ・ローダー(HSDL)スプレッドシートを使用して、データの正確性を確保し、ビジネス・ユーザーがチェックリストで一括処理を実行できるようになりました。保護されるフィールドは、「Person ID」と「ユーザー・キー」(個人番号)です。
この機能により、データの精度が向上し、セキュリティ・プロファイルによって許可される個人を選択するビジネス・ユーザーのアクセスを制御できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
HSDLの詳細は、Oracle Help Centerで『HCMとの統合』ガイドを参照してください。
リスト・ページで給与カテゴリの文書レコードをデフォルトで除外することにより、文書レコードを表示するときのユーザー・エクスペリエンスが改善されました。「給与」カテゴリの「除外」フィルタは、デフォルトで「はい」に設定されており、給与タイプの文書レコードを検索結果から除外します。
この機能の利点は次のとおりです。
- ほとんどのユーザーが専用の給与ページから給与関連文書にアクセスするため、このデフォルト・フィルタによってユーザー・エクスペリエンスが改善されます。
- 大量の文書レコードの検索が不要になることで、給与以外の文書レコードへのアクセスが高速化します。
- 結果が絞り込まれるため、ページ・ロードのパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
デフォルトでは、このフィルタは「除外」に設定されています。
デフォルトで失効済文書レコードを除外する、「文書レコード」リスト・ページの改善されたファセット検索フィルタを使用できます。失効済文書の「除外」フィルタはデフォルトで「はい」に設定されており、「日付: 至」が「現在の日付」より前の文書レコードは除外されます。
この機能を使用すると、次のようになります。
- すべての非アクティブな文書のリストからアクティブな文書レコードを検索する必要がなくなり、関連する文書レコードに速くアクセスできます。
- 結果が絞り込まれるため、ページ・ロードのパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
デフォルトでは、このフィルタは「除外」に設定されています。
「文書レコード」ページに追加文書レコード属性が表示され、ページをさらにドリルダウンする必要がなくなりました。追加属性は、「文書番号」、「日付: 自」、「日付: 至」、「発行国」、「発行日」および「添付数」です。
これにより、類似の文書レコードを区別することができ、ユーザーはレビューまたは編集する必要がある正しい文書レコードをすばやく識別できるため時間を節約できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 追加属性は、「v」展開アイコンをクリックした場合にのみ表示されます。
- 値がない属性は表示されません。
「詳細表示」(眼鏡アイコン)を使用すると、削除された文書名のハイパーリンクではなく、文書レコードのドリルダウン・ページに移動できます。
この機能を使用すると、文書名属性の構成に関係なく、すべての文書レコードの文書レコード詳細を表示できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
文書名はハイパーリンクではなくなりました。この属性は非関連および不要として構成される可能性があり、「文書レコード」リスト・ページに表示されないためです。
Oracleは、従来から現在の機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。
置換された機能は削除のパスに配置される可能性があります。次の機能は、新しい機能に移動する必要がある更新を示します。ベスト・プラクティスとして、完全サポートのためにただちに新しい機能に移動し、製品に提供される最新の更新内容を維持する必要があります。
削除されたすべての機能には「更新」があり、その機能は使用できなくなります。「更新」に示された機能が使用できなくなるため、必要な計画を行ってその機能を除外してください。
チェックリストの割付はレスポンシブ・ページでのみ使用可能(20D以降)
リリース18Cで導入された拡張機能を活用するため、「割付チェックリスト」レスポンシブ・ページに移行してください。
ノート: 20D以降、クラシックUIで割り付けられたチェックリストはサポートされなくなります。
次に、割付チェックリストのレスポンシブ・ページに移動する利点を示します。
- 任意のデバイス(デスクトップ、ラップトップ、タブレット、携帯電話など)上でページをシームレスにレンダリングでき、その結果、デバイス間で一貫したユーザー・エクスペリエンスが実現します。
- すべてのカテゴリのチェックリストの表示、検索および割付けを可能にすることで、ユーザーの操作性を簡略化します。
- ユーザーによるチェックリストのアドホックな作成および複製を防ぎます。
- 割付チェックリストおよびタスクの名前と摘要に対してアドホックな更新を制限することにより、割付チェックリストおよびタスク詳細のデータ整合性を維持します。
- チェックリストおよびタスク・ステータスを非関連ステータス値に手動で更新する機能を削除することにより、チェックリストやタスク・ステータスへの更新を制御します。
- タスク再割当機能を利用して、タスク実行者の変更を許可します。
- タスクに対してコメントおよび添付ファイルを使用可能にするかどうか、およびそれらの添付ファイルを文書レコードに自動的に格納する必要があるかどうかを指定できるようにします。
有効化のステップ
有効にするには、HCM_RESPONSIVE_PAGES_ENABLEDプロファイル・オプションを有効化し、次のプロファイル・オプションを有効化する必要があります。
フィールド | 値 |
---|---|
プロファイル・オプション・コード |
PER_CHECKLIST_RESPONSIVE_ENABLED |
プロファイル・オプションを有効化するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- プロファイル・オプションを検索して選択します。
- クリックして新しいプロファイル値を追加します。
- 「レベル」として「サイト」を選択します。
- 「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
- 「保存」および「閉じる」をクリックします。
プロファイル・オプションを有効にすると、割付チェックリスト・セルフサービス処理では、ユーザーに新しいマネージャ・セルフサービス・フローが表示されるようになり、古いフローは使用できなくなります。
主なリソース
プロファイル・オプションの作成および有効化の詳細は、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください。
- HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスの設定情報 - (文書2399671.1)
「割付チェックリストの管理」の詳細は、リリース18C What's Newにある、「グローバル人事管理」の「再設計された割付チェックリストの管理」を参照してください。
20BのWhat's Newでは、アプリケーションの「雇用主の変更」フローに更新20D以降はアクセスできないと発表しました。レスポンシブなローカルおよびグローバル異動フローの利用を早く開始し、就業者の雇用主を変更することをお薦めします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
Oracle Recruiting Cloudを使用している場合は、引き続きジョブ・オファーから「雇用主の変更」フローを開始できます。
Oracle HRMS (オーストラリア)は、オーストラリア固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、オーストラリアのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
従業員の法定控除項目計算カードの新しい「STSL」チェック・ボックス
従業員の法定控除項目計算カードの「税金ファイル番号申告」セクションに、新しい「STSL」チェック・ボックスが追加されました。このチェック・ボックスは、オーストラリア国税庁にStudy and Training Support Loansを返済する必要があることを示す場合に選択します。
「STSL」チェック・ボックスを選択して、Study and Training Support Loansをオーストラリア国税庁に返済する必要があることを示すことができるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle HRMS (アイルランド)は、アイルランド固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、アイルランドのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
国際送金支払タイプの組織支払方法が国別仕様データ・グループに存在する場合は、従業員が資金を外国銀行に送金するための電子送金(EFT)支払方法を作成できます。
国際支払タイプを使用可能にする方法を次に示します。
- 「人事管理の国別仕様の構成」タスクを使用します。
- 国として「アイルランド」を選択します。
- 「支払タイプ」に移動し、「国際送金」が有効になっていることを確認します。
組織支払方法を作成するには:
- 「支払配分」作業領域で、「組織支払方法」をクリックします。
-
「検索結果」セクションで、「作成」をクリックします。
-
アイルランドの国別仕様データ・グループを選択します。
-
支払タイプ「国際送金」を選択します。
-
この支払方法を使用可能にする日付を設定し、詳細を保存します。
これで、「個人支払方法の作成」オプションを使用して、従業員に対してこの支払方法を追加できます。国際送金を支払タイプとして従業員の個人支払方法を作成する場合、国際銀行口座が存在する国を選択できます。
国際送金支払タイプでは、元の支払ソースとは異なる国への電子送金(EFT)の支払方法をサポートしています。この機能を使用して、国別仕様データ・グループに対して国際支払タイプで組織支払方法を作成することによって、これを行うことができます。従業員が資金を外国銀行に送金するためのEFT支払方法を作成できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Fusion HRMS (オランダ)は、オランダ固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、オランダのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
次の追加名前コンポーネントをオランダの名前形式で使用できます。
- パートナ・プリフィクス
- パートナの姓
- 名前書式
必要に応じて、従業員のパートナの名前を記録できます。従業員がアプリケーションで氏名が使用される場合に従業員が名前を表現する方法を表すパートナ名の書式を選択します。従業員のレコードで名前書式が選択されていない場合、その従業員のデフォルトの氏名書式が使用されます。
この機能により、法定レポートや、氏名書式が使用されるその他の場合に、従業員がどのような名前書式を希望するかを柔軟に記録し、指定できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle HRMS (スイス)は、スイス固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、スイスのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
国際送金支払タイプの組織支払方法が国別仕様データ・グループに存在する場合は、従業員が資金を外国銀行に送金するための電子送金(EFT)支払方法を作成できます。
国際支払タイプを使用可能にする方法を次に示します。
- 「人事管理の国別仕様の構成」タスクを使用します。
- 国として「スイス」を選択します。
- 「支払タイプ」に移動し、「国際送金」が有効になっていることを確認します。
組織支払方法を作成するには:
- 「支払配分」作業領域で、「組織支払方法」をクリックします。
- 「検索結果」セクションで、「作成」をクリックします。
- スイスの国別仕様データ・グループを選択します。
- 支払タイプ「国際送金」を選択します。
- この支払方法を使用可能にする日付を設定し、詳細を保存します。
これで、「個人支払方法の作成」オプションを使用して、従業員に対してこの支払方法を追加できます。国際送金を支払タイプとして従業員の個人支払方法を作成する場合、国際銀行口座が存在する国を選択できます。
国際送金支払タイプでは、元の支払ソースとは異なる国への電子送金(EFT)の支払方法をサポートしています。この機能を使用して、国別仕様データ・グループに対して国際支払タイプで組織支払方法を作成することによって、これを行うことができます。従業員が資金を外国銀行に送金するためのEFT支払方法を作成できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
就業者データ検証レポートは、雇用関係のメイン契約を検証します。これらは、以前に「雇用の管理」タスクから削除されました。使用可能な契約が1つのみである場合は、それをメイン契約として選択する必要があります。使用可能な契約が複数ある場合は、1つの契約をメイン契約として指定する必要があります。
契約検証を含む就業者データ検証レポートのサンプルを次に示します。
スイスでは複数契約がサポートされているため、この機能により、メイン契約として選択できる契約は1つのみであることが検証されます。また、このレポートでは、少なくとも1つの契約を入力し、従業員のメイン契約として選択する必要があることも検証されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Global Payrollインタフェースでは、個人給与情報を第三者給与プロバイダに送信し、処理済給与データをOracle Fusion Global HRにインポートする機能をサポートしています。第三者給与プロバイダの要件を満たすために、事前定義済の抽出定義をコピーして変更できます。データを抽出する前に、必要に応じて給与コーディネータは「総支給項目の計算」プロセスを実行し、定期値を計算して総支給項目計算を検証できます。第三者給与プロバイダから処理済の給与データまたは給与明細をインポートすると、そのデータをレポートおよび分析に使用できます。
ADPグローバル給与インタフェースにおけるコスト・センターの上書きの摘要のサポート
構成可能なCostCenterOverride属性を使用して、論理的に決定されたコスト・センターの上書きとその摘要をADPグローバル給与インタフェースに含めます。
コスト・センターの上書きの値および摘要を~|で区切られた文字列として定義するFastFormulaを構成します。このFormulaを提供されたCostCenterOverride属性にマップします。
次に例を示します。
DEFAULT FOR PER_PER_FIRST_NAME IS ' '
DEFAULT FOR PER_PER_PERSON_NUMBER IS ' '
/***
CostCenterCode = PER_PER_PERSON_NUMBER
CostCenterDesc = PER_PER_FIRST_NAME
**/
CostCenterCode = ‘Cost Center Code’
CostCenterDesc = ‘Cost Center Description’
l_computed_val = ' '
l_computed_val = CostCenterCode || '~|' || CostCenterDesc
RETURN l_computed_val
CostCenterOverride属性をADPにすでにレポートしている場合は、Formulaを更新して摘要を含めることができます。
摘要を含める場合は、ベースライン抽出を実行します。この方法では、すべての従業員のインタフェース出力の生成が回避されます。ベースライン抽出の完了後に、データ変更および通常の抽出を実行します。
コスト・センターおよび摘要は、個人原価計算やカスタム・フレックスフィールドなど、それらを格納した任意の場所からプルできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerにあるガイドのこれらのヘルプ・トピックを参照してください。
- グローバル給与インタフェースの実装
-
ベースライン抽出の生成
-
構成可能なコスト・センター上書き属性を使用したコスト・センターの上書き
-
-
FastFormulaの使用
-
Formulaの使用の概要
-
Formulaの作成の概要
-
Oracle Wellnessは、従業員の健康増進に取り組む企業を、オプトイン型のウェルネス機能をとおしてサポートします。このアプリケーションは人気のあるフィットネス追跡サービスとインテグレーションし、様々なデバイスからの運動データの取得を簡素化し、自動化します。
ウェルネス・チームを非公開としてマークして、そのメンバーを非表示にすることができます。チームを非公開にすることで、チームの一員ではないユーザーにチーム・メンバーの情報を非表示にできます。
チームを非公開としてマークするには、「チームの作成」ページで「非公開」のラベルのチェック・ボックスを選択する必要があります。
チームが非公開としてマークされると、アプリケーションではチーム・メンバーの名前が表示されなくなります。
チームを非公開としてマークして、チームのメンバーではないユーザーにチーム・メンバーの情報を非表示にすることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Health and Safetyは、職場での安全衛生の追跡および向上に取り組む企業をサポートします。
「負傷のソース」および「負傷のメカニズム」値リストをさらに3つのレベルに定義できるため、負傷をより適切に分類できるようになりました。
負傷の追加分類を提供するために、ソースおよびメカニズムのドロップダウン・リストを拡張して、最大4レベルの値を動的に提供できるようになりました。
リンクされている一連の値を選択した場合、ページには次のように表示されます。
負傷のソースおよびメカニズムの分析をさらに3つのレベルに拡張することで、職場の負傷詳細をより適切に分析できます。たとえば、負傷のソースとして機械の詳細を指定する場合は、次のようになります。
「機械」→「材料および人員運搬機械」→「コンベヤ - 電動」→「コンベヤ - 電動、未指定」
負傷のメカニズムとしての転倒の例:
「転倒、スリップまたはつまずき」→「落下 - 低い場所へ」→「落下 - 崩壊する構造物または設備」→落下 - 未指定、崩壊する構造物または設備
有効化のステップ
負傷のソースおよびメカニズムの参照コードを定義するには:
- 「ホーム」から「その他」→「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- タスク・パネルで、「環境、安全衛生構成設定の管理」タスクを探します。
- タスクをクリックして、「環境、安全衛生構成設定の管理」ページを開きます。
- 「環境、安全衛生インシデント」モジュールで、参照タイプORA_HNS_SOURCEを検索します。
- 負傷のソースには3つのレベルのリストがあり、このリストを拡張して組織で使用できます。既存の参照コードを使用するか、選択した参照コードを追加し、それらの内容、摘要および日付範囲を定義できます。
- 参照コードの「表示順序」を、ページに表示する必要がある順序で指定します。
- ユーザーがインシデント・ページでこれらの参照コードを検索するには、「使用可能」チェック・ボックスを選択します。ノート: タグ付けは、「ソース」および「メカニズム」参照タイプ以外の参照タイプでは機能しません。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
「負傷のソース」の参照タイプ:
- ORA_HNS_SOURCE: 負傷のソース
- ORA_HNS_SOURCE_II: 負傷のソース・レベル2
- ORA_HNS_SOURCE_III: 負傷のソース・レベル3
- ORA_HNS_SOURCE_IV: 負傷のソース・レベル4
同様に、「環境、安全衛生インシデント」モジュールでORA_HNS_MECHANISM参照タイプを検索します。参照コードを追加し、必要に応じて定義できる3つのレベルの参照タイプがあります。
「負傷のメカニズム」の参照タイプ:
- ORA_HNS_MECHANISM: 負傷のメカニズム
- ORA_HNS_MECHANISM_II: 負傷のメカニズム・レベル2
- ORA_HNS_MECHANISM_III: 負傷のメカニズム・レベル3
- ORA_HNS_MECHANISM_IV: 負傷のメカニズム・レベル4
参照コードは、タグを使用して前述のレベルと関連付けられます。ORA_HNS_SOURCEは階層の最上位レベルです。ORA_HNS_SOURCE_LEVEL_IVは最下位レベルです。
たとえば、上の図に示すように、4つのレベルの「負傷のソース」の階層を設定するとします。
レベルI - 「負傷のソース」がUIにデフォルトで表示されます。追加レベル(3つの追加レベル)を有効にするには、次の操作を実行する必要があります。
参照タイプORA_HNS_SOURCEで、追加レベルをリンクする参照コードを選択します。任意の既存の参照コードを使用するか、新しい参照コードを追加できます。新しい参照コードはどのレベルにも追加できます。
- 「負傷のソース」リストで値「機械」が選択されたときにUIに表示される2番目のレベルを追加するには、参照タイプ「ORA_HNS_SOURCE_LEVEL_II」を選択します。タグORA_MACHINERYが1つ以上の参照コードに追加されました。この場合、ORA_MAT_PER_HANDLE_MACHに追加されました。
- 「負傷のソース・レベル2」リストで値「材料および人員運搬機械」が選択されたときにUIに表示される3番目のレベルを追加するには、参照タイプORA_HNS_SOURCE_LEVEL_IIIを選択します。タグORA_MAT_PER_HANDLE_MACHがORA_CONVEY_POWEREDに追加されました。
- 「負傷のソース・レベル3」リストで値「コンベヤ - 電動」が選択されたときにUIに表示される4番目のレベルを追加するには、参照タイプORA_HNS_SOURCE_LEVEL_IVを選択します。タグORA_CONVEYOR_POWEREDがORA_CONVEY_POWER_UNSPECIFIEDに追加されました。
「負傷のメカニズム」についても、同じプロセスを実行できます。
インシデントに利害関係者を割り当てるだけでなく、インシデント・イベント、インシデント調査およびインシデント処理にも割り当てることができるようになりました。インシデントの各ページには、「利害関係者」セクションがあります。個人を利害関係者として割り当て、個人タイプとその他の関連詳細を指定できます。
利害関係者は、割り当てられたインシデント・アクティビティのみを表示できます。
ノート: 利害関係者は通常、インシデントを表示できます。利害関係者は、インシデントの所有者、事前承認者、レビュー担当者または承認者であるかどうかを確認し、変更できます。
従業員を利害関係者として追加または削除すると、個人に通知が送信されます。
この機能は、インシデントの特定の側面に関心のある人を記録する場合に役立ちます。個人が従業員である場合、関連ページにアクセスできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
インシデント・リスト・ビューおよび関連インシデント・ページの追加フィルタ
専門ユーザーは、「インシデント」作業領域の2つの新しい検索フィルタ(「インシデント番号」および「インシデント所有者」)を使用してインシデントを検索できるようになりました。専門ユーザーは、「インシデント」作業領域の2つの新しい検索フィルタ(「インシデント番号」および「インシデント所有者」)を使用してインシデントを検索できるようになりました。
歯車のアイコンをクリックし、「インシデント所有者」および「インシデント番号」チェック・ボックスを選択して検索をパーソナライズします。
この機能により、組織固有の付加フレックスフィールドの詳細を追跡およびレポートできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
管理者は、専門ユーザーと従業員両方のインシデント・イベントを表示または非表示にしたり、イベントの名前を変更できるようになりました。構成ページでは、表示または非表示にするイベントを選択したり、イベント名を変更できます。たとえば、管理者はErgonomicsをErgonomyに変更します。専門ユーザーには、イベントを追加したときに、イベントの変更された名前が表示されます。従業員には、インシデントをレポートするときに、イベント・タイルが表示されます。
従業員には、インシデントをレポートするときに、イベント・タイルが表示されます。
この機能により、必要に応じてインシデント管理を構成し、インシデント・レポート・プロセスを満たすソリューションを提供できます。
有効化のステップ
インシデント・イベント参照は、「設定および保守」作業領域で構成できます。
- 「ホーム」から「その他」→「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- タスク・パネルで、「環境、安全衛生インシデント・イベントの管理」タスクを探します。
- タスクをクリックすると、「インシデント・イベント参照の管理」ページが開きます。
- イベント名を変更する場合は、参照コードのイベント「内容」を変更できます。必要に応じて、「摘要」を変更します。
- 「専門職ユーザーに使用可能」および「従業員セルフサービスに使用可能」チェック・ボックスをそれぞれ選択します。専門ユーザーまたは従業員のイベントを非表示にする場合は、チェック・ボックスの選択を解除します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。変更は即座に有効になります。
Oracle Volunteeringを使用して、各従業員が最も重要と考える活動目的に従事し参加できるサービス機会を作ることによって、組織は法人の社会的責任の取組みを促進できます。
ボランティア活動チームを非公開にマークして、そのメンバーを非表示にすることができます。チームを非公開にすることで、チームの一員ではないユーザーにチーム・メンバーの情報を非表示にできます。
チーム情報を非公開に保つことができるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- デフォルトで選択解除されています
- チーム名でのみ検索可能です
ボランティア活動プロジェクトに関するフィードバックを取得するために、プロジェクト・サーベイで質問を追加または変更できます。フィードバックは、どのボランティア活動プロジェクトのどの側面が順調かを評価する場合に役立ちます。
ボランティア活動イベントのサーベイを実施して、その成功と、次回イベントが発生したときに何を変更するかを確認できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
質問リストを構成するには、サブスクライバをボランティア活動にする必要があります
「プロファイル・プリファレンス」ページから、ボランティア活動履歴の要約を表示して印刷できるようになりました。この場合、ボランティア活動履歴が年ごとに表示されます。
ボランティアは、何年にもわたってボランティア活動を追跡し、参照用の要約を印刷したり、プロファイルに追加できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Fusion Transactional Business Intelligenceは、OracleR Fusionアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
HCM抽出ローダーでのレポート機能が拡張され、HCM統合リアルタイムという新しいサブジェクト領域が追加されました。このサブジェクト領域を使用して、データ・ローダー、データ抽出およびデータ処分コンポーネントについてレポートできます。3つのコンポーネントはすべて、1つのサブジェクト領域に含まれています。
この新機能により、すべての統合についてレポートできます。
有効化のステップ
新しいサブジェクト領域は、既存のレポートに追加して使用するか、新しいレポートで使用します。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック (「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「Administration」)を参照してください。
ロール情報
BI職務ロール |
BI職務ロール名 |
BIジョブ・ロール |
BIジョブ・ロール名 |
---|---|---|---|
FBI_HCM_DATA_EXCHANGE_TRANSACTIONAL_ANALYSIS_DUTY |
HCMデータ交換トランザクション分析職務 |
ORA_HRC_HUMAN_CAPITAL_MANAGEMENT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB |
人材管理統合スペシャリスト |
グローバル異動の直前のアサイメントに対応する就業者のアサイメント詳細に関するレポートが拡張されました。
更新20Bでソース・アサイメントがグローバルHCMに追加されました。これは、グローバル異動の直前のアサイメントを表します。このアサイメントはページに表示されません。ソース・アサイメントは、雇用主のグローバル異動の変更用に選択されたアサイメントに対するものです。この対象はプライマリまたは非プライマリ・アサイメントの場合があり、従業員、派遣就業者、非就業者または処理待ち就業者アサイメント・タイプの場合があります。
OTBIサブジェクト領域に次の属性が追加されました
- ソース割当番号
- ソース・ビジネス・タイトル
これらは、次のフォルダに追加されました
- ワークフォース管理 - アサイメント・リアルタイム→「割当詳細」
- ワークフォース管理 - アサイメント・イベント・リアルタイム→「アサイメント・イベント詳細」
グローバル異動で選択されたソース・アサイメントについてレポートできるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
負傷/疾病イベントおよび調査ページのDFFのレポートに対するOTBIサポート
Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)サブジェクト領域を使用して、負傷/疾病イベントおよび調査ページの付加フレックスフィールド(DFF)についてレポートできるようになりました。インシデントの負傷/疾病イベントおよび調査のこれらのDFFについてレポートできます。
この機能により、組織固有の付加フレックスフィールドの詳細を追跡およびレポートできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
サンプル・レポート: オラクル社では、レポートのニーズはクライアントごとに異なることを認識しています。そのため、顧客がレポートの開始点として使用するサンプル・レポートを提供しています。使用できる、または使用のために変更できるサンプル・レポートおよび分析のライブラリへのアクセスについては、Oracle Cloud Customer Connectおよびレポート共有センターにアクセスしてください。
ロール情報
環境安全衛生: トランザクション分析職務、BIオーサリング・ロール
重要 ? セキュリティに関する情報
- 「データ・セキュリティ・プロファイルおよび権限付与の再生成」ジョブ・セット・プロセスを確認します
ロールの再生成は、すべてのロール(カスタムまたはシード済)に必要です。これは、特に更新後に一般的です。この新しい「データ・セキュリティ・プロファイルおよび権限付与の再生成」ジョブ・セットにより、シードされたジョブ・ロールに基づくロールも含め、すべてのロールが再生成されます。このプロセスは更新後に自動的に実行されますが、環境が解放されると完了しない場合があるため、すべての顧客はこのプロセスが正常に完了したことを検証する必要があります。検証ステップの詳細は、20D HCM共通の新機能「データ・セキュリティ・プロファイルおよび権限付与の再生成」ジョブ・セットのヒントと考慮事項の項を参照してください。
- カスタム・ロールに関しては、更新後に処理が必要な場合があります
これは、アサイメント・レベルのセキュリティを実装するかどうかに関係なく、更新20Dを受け取るすべての顧客に適用されます。
これらのOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)職務ロールのカスタム・バージョンがある場合は、更新20Dを受け取った後に、カスタム・ロールにデータ・セキュリティ・ポリシーを追加する必要があります。
- ORA_FBI_WORKFORCE_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY_HCM
- ORA_FBI_GOAL_MANAGEMENT_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY_HCM
- ORA_FBI_CAREER_DEV_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY_HCM
これらのOTBI職務ロールの1つ以上を継承するジョブ・ロールまたは抽象ロールのディープ・コピーを実行した場合は、これらのロールのカスタム・バージョンを作成した可能性があります。
アサイメント・レベルのセキュリティを実装しない場合でも、カスタム・ロールにデータ・セキュリティ・ポリシーを追加する必要があります。詳細および実行する手順は、20D HCM共通の新機能で複数アサイメントのある就業者のアクセスの保護機能を参照してください。アサイメント・レベルのセキュリティを考慮しない場合は、「ロール」セクションまで下にスクロールして、データ・セキュリティ・ポリシーの追加手順に従います。
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置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
製品 | 削除された機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換済 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
グローバルHR |
20D |
19A |
詳細は、リンクをクリックします。 |
||
グローバルHR |
チェックリストの割付はレスポンシブ・ページでのみ使用可能(20D以降) | 20D | 18C | 詳細は、リンクをクリックします。 |
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ORACLEは、更新20BでHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースを廃止しました
更新18Bから、新しく再設計されたHCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが導入され、標準として推奨されてきました。以前のHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースをまだ使用している場合、これらの古いページはサポートされなくなるため、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスへの移行を開始する必要があります。
レスポンシブ機能の詳細は、更新18Bおよび18CのHCM共通の新機能を参照してください。再設計された機能は、再設計されたユーザー・エクスペリエンスの見出しの下にあり、製品別にグループ化されています。19A以降で導入された機能は、それぞれに対応するソリューション、つまり、HCM共通、グローバル人事管理、タレント管理、ワークフォース管理およびWorkforce Rewardsの新機能に含まれます。機能は、製品見出しの下にあります。Workforce Rewardsなどのソリューションの1つを開くと、左側にタブが表示され、様々なリリースを簡単に開いてレスポンシブ機能を確認できます。
一般設定情報の統合情報は、My Oracle SupportドキュメントID 2399671.1 - HCM Responsive User Experience Setup Informationを参照してください。
新しいユーザー・インタフェースのハイライト:
従業員およびマネージャのセルフサービスのページがデスクトップとモバイル機器で同じ表示と動作になるように再設計することで、次の段階に進歩しました。エンド・ユーザーに優れたエクスペリエンスを提供するように、ページのルック・アンド・フィールも変更しました。
ページおよびメッセージはモダンになり、よりシンプルかつ会話的な言葉遣いが使用されているため、すべてのデバイスにおいてコンテンツが読みやすく、かつ理解しやすいものになっています。 ページは、整然として無駄がなく、タスクの完了に必要なフィールドのみが表示されます。 ページをパーソナライズして、デフォルトで非表示になっているフィールドを追加できます。 ほとんどのセルフサービス・タスクでは、何をするのかが質問され、その選択に基づいて一連のステップに分割されます。
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既知の問題 / 月次および法定メンテナンス・パック
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)