本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年2月26日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、この『新機能』に記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21C、21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。各項に、機能の簡単な説明、機能を有効化または使用を開始するためのステップ、ヒントまたは考慮事項および有用な参考情報が記載されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照してください。これらのドキュメントには、バグ修正および発生する可能性のある既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud (グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
注意: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud (報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud (休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(HCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載されています)
注意: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたはOracle Help Centerの「Cloud Applications」→「Human Capital Management」で入手できます。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
無効化された状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、ディスラプティブではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Absence Managementは柔軟性に富む構成可能なグローバル・ソリューションです。これを使用して社員の休暇欠勤を管理できます。このフレームワークを利用して、複雑で多様な休暇欠勤プランを定義できます。Oracle Cloud Global PayrollおよびTime and Labor製品との統合を通じ、管理者および従業員のロール向けの専用の作業領域を提供します。シンプルなユーザー・インタフェースを使用して従業員の休暇欠勤データを入力できます。
休暇欠勤通知で休暇欠勤の.icsファイル(カレンダ招待)を送付しないように設定できます。方法は次のとおりです。
- 「設定および保守」作業領域で、「タスク」パネル・タブ上の「検索」をクリックします。
- 「検索」ページで「共通参照の管理」タスクを検索してクリックします。
- 「共通参照の管理」ページで、ANC_PROC_CONFIGS参照を検索してクリックします。
- 新しい参照コードANC_NO_ICSを追加して有効にします。その他のフィールド内のデータは重要ではありません。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
BPMワークリストでAbsencesApprovalTaskを構成し、電子メール通知ですべての休暇欠勤添付ファイルを無効にしている場合は、この変更を元に戻せます。これを行うには、前述の方法でANC_NO_ICS参照コードを作成してから、次の手順を実行します。
- 「設定および保守」作業領域で、「タスク」パネル・タブ上の「検索」をクリックします。
- 「人材管理の承認管理の定義」タスク・リストを検索してクリックし、タスク・リストから「人材管理のタスク構成の管理」を選択します。
- 「AbsencesApprovalsTask」を選択し、BPMワークリスト・ページで「タスクの編集」をクリックします。
- 「通知」をクリックします。
- 電子メール通知でタスク添付ファイルを送信チェック・ボックスを選択します。
- 「保存」をクリックします。
この手順が完了すると、承認者は休暇欠勤承認の電子メール通知で、カレンダ招待.icsファイル以外の添付ファイルを受信できるようになります。これまでどおり.icsカレンダ招待が届くようにする場合は、変更は不要です。
休暇欠勤承認メッセージに対するカレンダ・ファイル(.icsファイル)の生成について、きめ細かく制御できるようになりました。休暇欠勤通知をニーズに合わせて構成できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年1月29日 | 休暇欠勤管理 |
休暇欠勤タイプおよびビジネス・タイトルの新しいクライアントLOV | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2020年12月18日 | 休暇欠勤管理 | ローカルおよびグローバルの個人および一括異動時の代休プランの自動登録とプラン・バランスの自動コピー | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2020年12月18日 |
休暇欠勤管理 |
ローカルおよびグローバルの個人および一括異動時の寄付プランの自動登録とプラン・バランスの自動コピー | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2020年12月18日 |
休暇欠勤管理/複数アサイメント |
複数のアサイメントを持つ従業員に対する休暇欠勤セキュリティの強化 | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2020年12月18日 |
休暇欠勤管理/複数アサイメント |
休暇欠勤の複数のアサイメントに対する影響の回避 | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2020年12月04日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、この『新機能』に記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21C、21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。各項に、機能の簡単な説明、機能を有効化または使用を開始するためのステップ、ヒントまたは考慮事項および有用な参考情報が記載されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照してください。これらのドキュメントには、バグ修正および発生する可能性のある既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud (グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
注意: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud (報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud (休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(HCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載されています)
注意: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたはOracle Help Centerの「Cloud Applications」→「Human Capital Management」で入手できます。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
有効化状態で提供される機能
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
無効化された状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、ディスラプティブではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Absence Managementは柔軟性に富む構成可能なグローバル・ソリューションです。これを使用して社員の休暇欠勤を管理できます。このフレームワークを利用して、複雑で多様な休暇欠勤プランを定義できます。Oracle Cloud Global PayrollおよびTime and Labor製品との統合を通じ、管理者および従業員のロール向けの専用の作業領域を提供します。シンプルなユーザー・インタフェースを使用して従業員の休暇欠勤データを入力できます。
PlanBalances RESTへの新しい2つの子リソースの追加
Planbalances RESTリソースが拡張され、2つの子リソースが新たに追加されました。PlanBalanceDetails子リソースを使用して、プラン・バランスに影響を及ぼしたすべてのトランザクションの詳細を取得できます。PlanBalanceSummary子リソースを使用して、この情報のトランザクション・タイプ・レベルの要約を取得できます。
findByBalanceAsOfDate検索機能を使用して、特定の日付時点でどのトランザクションがバランスで考慮されたかを確認できます。この機能は両方の子リソースで使用可能です。planBalances、planBalanceSummary、PlanBalanceDetailsなどのRESTサービスの検索機能を通じてbalanceAsOfDateを渡すと、その特定の日付時点のバランス情報が返されます。balanceAsOfDateが検索機能を通じて渡されなかった場合、休暇欠勤バッチ・パラメータの構成が考慮されます。
「休暇欠勤バッチ・パラメータの構成」ページの「バランス計算日」が「現在日」に設定されている場合、検索機能のbalanceCalculationDateとしてシステム日付が使用されます。
「休暇欠勤バッチ・パラメータの構成」ページの「バランス計算日」が「最終計算日」に設定されている場合、バランスの最終計算日に基づいて情報が返されます。
PlanBalances RESTの新しい2つの子リソースを使用して、プラン・バランスに影響を及ぼしたすべてのトランザクションの詳細または要約を取得できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
休暇欠勤タイプおよびビジネス・タイトルの新しいクライアントLOV
新しい2つのクライアント値リスト(LOV)の導入により、休暇欠勤を入力する際に休暇欠勤タイプとビジネス・タイトルを簡単に選択できるようになりました。これらのLOVは先行入力機能を備えているため、パフォーマンスが向上します。
従業員またはライン・マネージャが「休暇欠勤の追加」ページを使用して休暇欠勤を記録する際、休暇欠勤タイプのクライアント値リスト(LOV)に使用可能な休暇欠勤タイプの名前が表示されます。LOVから休暇欠勤タイプを選択できます。休暇欠勤タイプ名を使用した検索が可能で、入力を開始すると候補リストが表示されます。
アサイメントの選択が許可されている休暇欠勤タイプの場合、「休暇欠勤の追加」ページで休暇欠勤を入力する際に、ビジネス・タイトルでクライアント値リストを使用できます。従業員またはライン・マネージャはこのLOVを使用して、この休暇欠勤の対象となるアサイメントを選択できます。休暇欠勤タイプの構成によっては、「すべて」を選択して、すべてのアサイメントに対して休暇欠勤を入力できる場合もあります。
新しい2つのクライアント値リストの導入により、休暇欠勤を入力する際に休暇欠勤タイプとビジネス・タイトルを簡単に選択できるようになりました。これらはパフォーマンスを向上させ、先行入力機能を備えているため、休暇欠勤タイプおよびビジネス・タイトルの選択を容易にします。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
- リストに表示される休暇欠勤タイプおよびビジネス・タイトル(アサイメント)は以前と同じです。変わるのはユーザー・エクスペリエンスのみで、リストに表示されるエントリは変わりません。
- 休暇欠勤を編集するときに、休暇欠勤タイプを変更することはできません。
新しいルールの導入により、累積バランスの売却について、より詳細な制御が可能になりました。累積バランスが売却される際、HR担当者は選択買取に対して支払指示を送信し、その個人に正しく支払いが行われるようにすることができます。これらの新しいルールによって、選択の福利厚生処理が変更されることはありません。
従業員が記念の年までにプラン設定から売却する時間数を選択すると、福利厚生はその「選択日」を取得します。福利厚生側で構成されている別の日付をライフ・イベント日と呼びます。ターゲット・プランの期間がカレンダ年である場合、新しいカレンダ年の初日がライフ・イベント日であると見なされます。今までは、このような売却は選択後の最初の年終了日に処理されていました。年終了日とは、記念日より前に来る、プラン年が終了する日のことです。新しいルールでは、このような売却はライフ・イベント日の後に来る年終了日に処理されます。
例を使用して説明します。ある個人が、疾病有給休暇の一部を、自身の雇用記念日である2020年11月4日に売却するとします。ターゲット・プランの期間はカレンダ年であるため、ライフ・イベント日は2021年1月1日です。つまり、この売却は2021年11月3日までは評価されません。この売却が処理されるのは2021年11月3日で、この日はライフ・イベント日の後に来る、プランの最初の年終了日に当たります。当初の年末バランスが計算され、選択された買取がデフォルトの支払パーセントとともに給与に送信されます。
新しいルールの導入により、累積バランスの売却について、より詳細な制御が可能になりました。これらのルールにより、個人が累積バランスの一部を売却する際に、その支払が正しく行われるようになります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
- 休暇欠勤プランの選択買取を設定するため、休暇欠勤プランの設定ページで福利厚生統合を有効化する必要があります。
ローカルおよびグローバルの個人および一括異動時の代休プランの自動登録とプラン・バランスの自動コピー
ローカルおよびグローバル異動のプロセスに、代休プランの自動登録とプラン・バランスの自動コピーが含まれるようになりました。これは、複数のリリースにわたって段階的に提供されるグローバルおよびローカル異動の自動化機能の一部です。
従業員を異動すると、その従業員のアクティブのすべての代休プランが古い組織内で終了します。その従業員が新しいエンティティ内で同じプランを利用する資格がある場合、その従業員は自動的に、新しいエンティティ内で同一のプランに登録されます。古い代休プランに失効が設定されている場合は、対応する失効詳細が新しいプランにコピーされます。同様に、プラン・バランスも古い組織から新しい組織にコピーされます。
プランの自動登録とプラン・バランスの自動コピーを代休プランで使用できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、参照コードを構成する必要があります。方法は次のとおりです。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「共通参照の管理」タスクを検索してクリックします。
- 参照タイプANC_PROC_CONFIGSを検索します。見つからない場合は、この参照タイプを追加します。
- このモジュールを「グローバル休暇欠勤」として設定します。
- 参照構成レベルを「サイト」として設定します。
- 保護されるRESTアクセス・リストから、保護を選択します。
- 「保存」をクリックします。
参照コードを定義した後、同じページでその参照コードを追加できます。方法は次のとおりです。
- 「ANC_PROC_CONFIGS: 参照コード」セクションで、参照コードANC_RESTRICT_HIRE_TERM_EVENTを追加します。
- 「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
- 開始日と終了日を設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ローカルおよびグローバルの個人および一括異動時の寄付プランの自動登録とプラン・バランスの自動コピー
ローカルおよびグローバル異動のプロセスに、寄付プランの自動登録とプラン・バランスの自動コピーが含まれるようになりました。これは、複数のリリースにわたって段階的に提供されるグローバルおよびローカル異動の自動化機能の一部です。
従業員を異動すると、その従業員のアクティブのすべての寄付プランが古い組織内で終了します。その従業員が新しいエンティティ内で同じプランを利用する資格がある場合、その従業員は自動的に、新しいエンティティ内で同一のプランに登録されます。同様に、プラン・バランスも古い組織から新しい組織にコピーされます。
プランの自動登録とプラン・バランスの自動コピーを寄付プランで使用できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、参照コードを構成する必要があります。方法は次のとおりです。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「共通参照の管理」タスクを検索してクリックします。
- 参照タイプANC_PROC_CONFIGSを検索します。見つからない場合は、この参照タイプを追加します。
- このモジュールを「グローバル休暇欠勤」として設定します。
- 参照構成レベルを「サイト」として設定します。
- 保護されるRESTアクセス・リストから、保護を選択します。
- 「保存」をクリックします。
参照コードを定義した後、同じページでその参照コードを追加できます。方法は次のとおりです。
- 「ANC_PROC_CONFIGS: 参照コード」セクションで、参照コードANC_RESTRICT_HIRE_TERM_EVENTを追加します。
- 「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
- 開始日と終了日を設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
Workforce Managementでの休暇欠勤エントリの更新
タイム・カードの保存済休暇欠勤エントリにアサイメント・フィールドと休暇欠勤管理タイプ・フィールドが読取り専用モードで表示されるようになりました。これらのエントリは、タイム・カード上で削除して再入力する、または「既存の休暇欠勤」タスクを使用する方法で変更できます。
時間変更要求では、新しい休暇欠勤エントリを追加したり、非休暇欠勤エントリ(勤務時間など)を休暇欠勤エントリに変更したりすることはできません。休暇欠勤エントリは、タイム・カード上で削除して再入力するか、「既存の休暇欠勤」タスクを使用する方法で変更できます。
これらの更新により、休暇欠勤管理と勤怠管理間の整合性が維持されます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
休暇欠勤タイプを構成して、その休暇欠勤タイプを使用した休暇欠勤が特定のアサイメントに入力されるようにすることができます。複数のアサイメントがある従業員は、このような休暇欠勤をアサイメントごとに別々に入力、管理する必要があります。これはHCMアサイメント・セキュリティを完全に適用するうえで重要であり、これにより、アサイメントの休暇欠勤を表示できるユーザーをそのアサイメントへのアクセス権限を持つマネージャや管理者に限定できます。
複数のアサイメントへの影響を防ぐように構成された休暇欠勤タイプの場合、セルフサービスの休暇欠勤入力ページで休暇欠勤を入力する際、「ビジネス・タイトル」フィールドに、そのユーザーが休暇欠勤を入力できるアサイメントが表示されます。アサイメントが1つしかない従業員や、アクセスできるアサイメントが1つのみのマネージャの場合、そのアサイメントがデフォルトで選択されます。
休暇欠勤の入力に進むには、ビジネス・タイトルを選択する必要があります。これは、休暇欠勤が特定のアサイメントに適用されることを意味します。
同様に、管理者が使用する休暇欠勤入力ページでは、アサイメントのドロップダウン・リストに、その管理者が休暇欠勤を入力できるアサイメントのみが表示されます。
RESTまたはHDLを使用して、このタイプの休暇欠勤を入力する場合は、休暇欠勤の開始日時点で従業員のアサイメントが1つしかない場合を除き、RESTまたはHDLにアサイメント情報を渡す必要があります。
休暇欠勤タイプを構成し、複数のアサイメントを持つ従業員が入力した休暇欠勤が、特定の1つのアサイメントにのみ適用されるようにすることができます。
有効化のステップ
休暇欠勤タイプの設定ページに「休暇欠勤ごとに1つの割当のみ許可」という新しいチェック・ボックスが追加されました。このチェック・ボックスは「複数割当ルール」という新しいセクション内にあります。「休暇欠勤エントリでのアサイメント選択の許可」チェック・ボックスを選択し、「休暇欠勤ごとに1つの割当のみ許可」チェック・ボックスを選択すると、このタイプの休暇欠勤はすべてアサイメントレベルで入力されるようになります。
この2つのチェック・ボックスを使用して、休暇欠勤タイプを次に示す3とおりの方法で構成できます。
個人レベルの休暇欠勤のみを許可(デフォルトの動作)
これがデフォルトの動作です。この動作を使用する場合、構成を変更する必要はありません。休暇欠勤タイプ設定ページで次のように構成します。
- 「休暇欠勤エントリでのアサイメント選択の許可」チェック・ボックスは選択しません。
- 「休暇欠勤ごとに1つの割当のみ許可」チェック・ボックスは選択しません。
- セルフサービスの休暇欠勤入力ページで休暇欠勤タイプを選択したときに「ビジネス・タイトル」は表示されません。同様に、管理者用の休暇欠勤入力ページに「アサイメント」フィールドは表示されません。
- 休暇欠勤は、休暇欠勤開始日時点の従業員のすべてのアクティブ・アサイメントに影響します。このとき従業員スケジュールと「入力の編集」画面に入力された情報も考慮されます。
- これまでどおり、休暇欠勤RESTとデータ・ローダーも使用できます。
アサイメントレベルの休暇欠勤のみを許可
休暇欠勤タイプ設定ページで次のように構成します。
- 「休暇欠勤エントリでのアサイメント選択の許可」チェック・ボックスを選択します。
- 「休暇欠勤ごとに1つの割当のみ許可」チェック・ボックスを選択します。
- 休暇欠勤タイプを選択すると、「ビジネス・タイトル」フィールドが表示され、そこにユーザーがアクセスできるすべてのアセスメントが表示されます。同様に、管理者用の休暇欠勤入力ページに「アサイメント」フィールドが表示されます。
- 休暇欠勤の詳細を入力するには、最初にアサイメントを選択する必要があります。
- 休暇欠勤RESTサービスまたはデータ・ローダーを使用してこのタイプの休暇欠勤を入力する場合、アサイメント・フィールドは必須です。
個人レベルまたはアサイメントレベルの休暇欠勤を許可
休暇欠勤タイプ設定ページで次のように構成します。
- 「休暇欠勤エントリでのアサイメント選択の許可」チェック・ボックスを選択します。
- 「休暇欠勤ごとに1つの割当のみ許可」チェック・ボックスは選択しません。
- 休暇欠勤タイプを選択すると、「ビジネス・タイトル」フィールドが表示され、そこにユーザーがアクセスできるすべてのアセスメントが表示されます。さらに「すべて」オプションが、デフォルトで選択された状態で表示されます。同様に、管理者用の休暇欠勤入力ページに「アサイメント」フィールドが表示されます。
- ビジネス・タイトルとして「すべて」が選択されている場合、休暇欠勤は個人レベルで入力されます。特定のアサイメントが選択されている場合、休暇欠勤はアサイメントレベルで入力されます。
- 休暇欠勤RESTサービスまたはデータ・ローダーを使用して、アサイメントレベルで休暇欠勤を入力する場合は、アサイメント情報を渡す必要があります。
ヒントと考慮事項
- HCMアサイメント・セキュリティは個人レベルの休暇欠勤に対しては効力がなく、マネージャやHR管理者は従業員に対するアクセス権さえあれば、このタイプのすべての休暇欠勤にアクセスできます。マネージャまたは管理者は、たとえ表示する権限がなくとも、すべてのアサイメントに所属している拡張エントリを表示して管理できます。
- HCMアサイメント・セキュリティを有効にすると、アサイメントレベルで入力された休暇欠勤にのみセキュリティが適用されます。このような休暇欠勤は、休暇欠勤が作成されたアサイメントに対してアクセス権を持つマネージャまたは管理者にのみ表示されます。マネージャおよび管理者はアサイメントレベルの休暇欠勤を、自身がアクセス権を持っているアサイメントに対してのみ入力できます。
- 「休暇欠勤ごとに1つの割当のみ許可」が選択されている場合、このタイプを使用してすべてのアサイメントで休暇欠勤を申請するには、従業員は各アサイメントに対して別々に休暇欠勤を入力する必要があります。
- 休暇欠勤承認を使用し、HCMアサイメント・セキュリティを実装する場合は、休暇欠勤タイプの構成で、承認者を関連するアサイメントのマネージャに設定する必要があります。こうすることで、休暇欠勤が作成されたアサイメントにアクセスできるマネージャにのみ通知が送信されるようになります。
- 休暇欠勤の保存後は、ビジネス・タイトルもアサイメントも変更できなくなります。ビジネス・タイトルを変更する場合は、休暇欠勤を取り消して、新たに作成する必要があります。
- 特定のアサイメントに対する休暇欠勤入力を有効にした場合で、休暇欠勤の入力または処理時に実行されるFastFormulaを構成している場合は、特定のアサイメントに休暇欠勤を入力したときにFastFormulaコードが引き続き想定どおりに動作するかをテストおよび確認する必要があります。
複数のアサイメントを持つ従業員に対する休暇欠勤セキュリティの強化
マネージャまたは管理者にアクセスを許可する範囲を、従業員のすべての休暇欠勤情報にするのか、従業員の特定のアサイメントに関連する休暇欠勤情報に限定するのかを選択できるようになりました。
デフォルトで、すべての休暇欠勤情報は個人レベルで保護されます。つまり、従業員の情報にアクセスできる個人は、その従業員のすべてのアサイメントの当該従業員のすべての休暇欠勤情報にアクセスできます。しかし、HCMアサイメント・セキュリティを有効にした場合は休暇欠勤およびプラン・バランスの関連情報へのアクセスが制限され、マネージャや管理者は自身がアクセス権を持つアサイメントの情報にしかアクセスできなくなります。ただし、休暇欠勤レコードのセキュリティは休暇欠勤タイプの構成にも依存し、資格プラン付与など一部の休暇欠勤コンポーネントではセキュリティは常に個人レベルになります。
複数のアサイメントを持つ従業員向けにビジネス・タイトル用の新しいフィルタが、「既存の休暇欠勤」、「休暇欠勤バランス」、「現金買取」、「寄付」のレスポンシブ・ページに追加されました。デフォルトでは、すべてのアサイメントの休暇欠勤情報が従業員に対して表示されます。「ビジネス・タイトル」フィールドをフィルタとして使用し、特定のアサイメントの休暇欠勤情報のみを表示できます。従業員にかわってマネージャがこの情報にアクセスした場合、HCMアサイメント・セキュリティが無効であれば同様の動作が見られます。しかし、HCMアサイメント・セキュリティが有効の場合は、表示される休暇欠勤情報はそのマネージャがアクセス権を持つアサイメントの情報に限定され、一度に1つのアサイメントとなります。
次に、HCMアサイメント・セキュリティが様々な休暇欠勤コンポーネントに与える影響を示します。
プラン・バランス
ロール | HCMアサイメント・セキュリティが無効の場合 |
HCMアサイメント・セキュリティが有効の場合 |
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ライン・マネージャ |
|
|
管理者 |
|
|
プラン・バランスREST
ロール |
HCMアサイメント・セキュリティが無効の場合 | HCMアサイメント・セキュリティが有効の場合 |
---|---|---|
ライン・マネージャおよび管理者 |
従業員のすべてのアサイメントについて、それらに属している登録のプラン・バランスが返されます。 |
マネージャおよび管理者がアクセス権を持つアサイメントについてのみ、それらに属している登録のプラン・バランスが返されます。 |
買取と寄付
ロール |
HCMアサイメント・セキュリティが無効の場合 |
HCMアサイメント・セキュリティが有効の場合 |
---|---|---|
ライン・マネージャおよび管理者 |
|
|
休暇欠勤セルフサービス、管理ページ、休暇欠勤REST
ロール |
HCMアサイメント・セキュリティが無効の場合 | HCMアサイメント・セキュリティが有効の場合 |
---|---|---|
ライン・マネージャおよび管理者 |
|
|
複数のアサイメントを持つ従業員について、そのすべての休暇欠勤情報がマネージャや管理者に表示される状況を回避できるようになりました。アクセスを制限することで、自身にアクセス権のある特定の従業員アサイメントについてのみ、休暇欠勤情報が表示されるようにします。
有効化のステップ
有効化のステップおよびこの機能のヒントと考慮事項については、21A HCM共通新機能: 複数のアサイメントを持つ従業員に対するアクセスの保護を参照してください。
ヒントと考慮事項
- HCMアサイメント・セキュリティを有効にして休暇欠勤承認を使用する場合、関連するアサイメントのマネージャに承認要求が送信されるよう休暇欠勤タイプを構成する必要があります。これにより、休暇欠勤が適切なマネージャにルーティングされ承認されるようになります。
- 複数のアサイメントに影響する休暇欠勤は個人レベルで入力された休暇欠勤と見なされます。これらの休暇欠勤は引き続き、個人レベルで保護されます。つまり、この従業員にアクセスできるマネージャまたは管理者は、これらの休暇欠勤をすべて表示および管理できることになります。
- 資格プラン付与および付与協約は個人レベルです。そのため、これらの情報はその個人にアクセスできるすべての管理者が表示できます。
- 休暇欠勤を完全保護するには、休暇欠勤がアサイメントレベルで入力されるようにします。つまり、休暇欠勤の入力時に特定のアサイメントが選択されるようにします。
- 休暇欠勤承認を使用し、HCMアサイメント・セキュリティを実装する場合は、休暇欠勤タイプの構成で、承認者を関連するアサイメントのマネージャに設定する必要があります。こうすることで、休暇欠勤が作成されたアサイメントにアクセスできるマネージャにのみ通知が送信されるようになります。
- 休暇欠勤データ・ローダーはスーパーユーザー権限で実行されるため、アサイメント・セキュリティがサポートされません。
- アサイメントレベルのセキュリティは、クラシック版の「個人管理」ページでは機能しません。これはクイック処理を通じてのみ機能します。管理者は必ずクイック処理を通じて「休暇欠勤レコード」ページまたは「勤務スケジュール割当」ページにアクセスする必要があります。
主なリソース
この機能を有効化すると、複数の製品に影響が生じます。この機能を有効化する方法および複数製品にわたる追加情報については、21A HCM共通新機能: 複数のアサイメントを持つ従業員に対するアクセスの保護を参照してください。
拡張入力モードで休暇欠勤を入力する際に、アサイメント・フィールドが必須になりました。各拡張入力が特定のアサイメントを参照するようになるため、休暇欠勤期間の計算から曖昧性を排除できます。入力日時点で従業員にアクティブのアサイメントが1つしかない場合、適切なアサイメントが導出され、デフォルトで選択されます。同様に、基本モードでの休暇欠勤入力中に自動作成された拡張エントリで「入力の編集」または「拡張」をクリックすると、適切なアサイメントがデフォルトで選択されます。ただし、複数のアクティブ・アサイメントを持つ従業員に対して拡張エントリを手動で作成した場合、各拡張エントリを特定のアサイメントにリンクさせる必要があります。
従業員およびマネージャはレスポンシブ・リスト・ビュー・モードを使用して、各エントリの「ビジネス・タイトル」フィールドでアサイメントを選択する必要があります(デフォルトで自動的に選択されない場合)。
同様に、管理者が従業員にかわって拡張モードで休暇欠勤を入力する際も、ドロップダウン・リストからアサイメントを選択する必要があります。
管理者がHCMデータ・ローダーを通じて拡張モードを使用し、複数のアサイメントを持つ従業員に対して個人レベルの休暇欠勤を入力する場合は、各拡張エントリに対してアクティブのアサイメントを選択する必要があります。拡張休暇欠勤エントリを送信する際、すべてのエントリがアサイメントにリンクされていないとエラー・メッセージが表示されます。
拡張入力モードで休暇欠勤を入力する際に、アサイメント・フィールドが必須になりました。これにより、休暇欠勤期間の計算が容易になります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
- この拡張機能は次のものには影響しません。
- アサイメントが1つである従業員
- 特定のアサイメントに入力された休暇欠勤
- 基本モードで入力された休暇欠勤
- 休暇欠勤RESTサービスを通じて入力された休暇欠勤
- このルールは過去に作成された休暇欠勤にも影響します。複数のアサイメントを持つ従業員に対して過去に作成した休暇欠勤がある場合(1つの拡張エントリが複数のアサイメントに影響していた)、その休暇欠勤を再送信するとエラーが発生します。この場合は、アサイメントが導出されなかったすべての拡張エントリに対してアサイメントを選択する必要があります。
- 複数のアサイメントを持つ従業員に対して個人レベルの休暇欠勤をデータ・ローダーを使用してロードする場合は、各拡張エントリに対して有効なアサイメントが選択されていることを確認してください。
勤務スケジュール・アサイメント承認を適切なマネージャにルーティング
勤務スケジュール・アサイメント承認プロセスの承認ルールの構成について、より詳細な制御が可能になりました。次の拡張が行われました。
- トランザクション・コンソールで「勤務スケジュール割当の管理」プロセスを使用できるようになりました。
- デフォルト・ルールが変更され、勤務スケジュール・アサイメントの変更に対する承認要求が、承認要求者のアサイメント・マネージャではなく、従業員のプライマリ・アサイメント・マネージャに送信されるようになりました。これは、その他のHCM承認プロセスとの整合性を取ることが目的です。
- 複数のアサイメントを持つ従業員用の承認ルールをトランザクション・コンソールで構成し、勤務スケジュール・アサイメントの変更に対する承認を関連するアサイメントのマネージャにルーティングできるようになりました。
勤務スケジュール・アサイメントの承認ルールを構成し、承認要求を関連するアサイメントのマネージャにルーティングできるようになりました。これまで承認要求は、勤務スケジュール・アサイメントに変更を加えた従業員のマネージャにルーティングされていました。
有効化のステップ
次のように勤務スケジュール・アサイメント承認を構成して、勤務スケジュール・アサイメントの変更に関する承認通知を、プライマリ・アサイメント・マネージャではなく、関連するアサイメントのマネージャに送信できます。
- ホーム・ページで「ツール」→「トランザクション・コンソール」をクリックします。
- 「承認ルール」をクリックします。
- 「勤務スケジュール割当の管理」を検索し、「編集」をクリックして承認ルールを構成します。
- 承認チェーンから関連するコンポーネントを選択します。
「承認チェーン」フィールドを「要求者」に設定し、アサイメント・タイプを「現行アサイメント階層の使用」に設定します。
注意: 「承認チェーン」フィールドで「要求者」を選択すると、これは"従業員"であると見なされます。そのため、承認は従業員のマネージャにルーティングされます。
以前のアプリケーション動作を維持し、勤務スケジュール・アサイメントを変更した従業員のマネージャに承認がルーティングされるようにする場合は、次のスクリーンショットのようにBPMを通じて構成します。
ワークフォース管理Transactional Business Intelligence
Oracle Transactional Business Intelligenceはセルフサービス型のリアルタイム・レポート作成ソリューションです。Oracle Cloudアプリケーションのユーザーはこれを使用してアドホック・レポートを作成および分析し、日々の意思決定に役立てることができます。人事マネージャ、人事担当者、経営者およびライン・マネージャはOracle Transactional Business Intelligenceから提供される重要なワークフォース情報を利用して、ワークフォース・コストや要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プラン、従業員福利厚生を分析できます。
レポートや分析を一から作成するのは面倒ではありませんか。すべての製品のサンプル・レポートを、Customer Connectのレポート共有センターにまとめてありますのでご覧ください。
休暇欠勤の作成時のアサイメント選択をサポートするための休暇欠勤リアルタイムの拡張
休暇欠勤に関するレポートが強化され、従業員の休暇欠勤に関連するアサイメント属性が含まれるようになりました。
休暇欠勤を入力するときに、ユーザーが特定のアサイメントを選択できるようになりました。これは複数のアサイメントを持つ従業員のための機能で、従業員がいずれか1つのアサイメントで休暇欠勤を取得する際に便利です。
休暇欠勤リアルタイム・サブジェクト領域が拡張され、次の属性が含まれるようになりました。
フォルダ | 属性 |
---|---|
アサイメント休暇欠勤詳細 |
|
改善された休暇欠勤レポートで、特定のアサイメントに対して報告された休暇欠勤を確認できるようになります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
置き換えられた機能または削除された機能
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 | 削除される機能 | 削除のターゲット | 置換機能 | 置き換えられる時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
このリリースにはありません。 |
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更新20BでHCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースを廃止予定
新しく再設計されたHCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが使用可能になり、更新18Bから標準に昇格しました。古いHCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースを引き続き使用している場合は、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスへの移行を開始してください。古いページは今後サポートされなくなります。
レスポンシブ機能の詳細は、更新18Bおよび18CのHCM共通新機能を参照してください。再設計された機能は、再設計されたユーザー・エクスペリエンスの見出しの下に製品別に記載されています。19A以降からの機能は、HCM共通、Global Human Resources、Talent Management、Workforce ManagementおよびWorkforce Rewards各ソリューションの新機能に記載されています。製品見出しの下に機能が記載されています。これらのソリューションの1つ(Workforce Rewardsなど)を開くと、左側にタブが表示され、各リリースを開いてレスポンシブ機能を簡単に確認できます。
一般設定情報の総合的な情報は、My Oracle SupportのドキュメントID 2399671.1 - HCM Responsive User Experience Setup Informationを参照してください。
新しいユーザー・インタフェースの特徴:
従業員およびマネージャのセルフサービスのページがデスクトップとモバイル機器で同じ表示と動作になるように再設計されたことで、次の段階に進歩しました。エンド・ユーザーに優れたエクスペリエンスを提供するように、これらのページのルック・アンド・フィールも変更しました。
ページおよびメッセージはモダンな外観で、よりシンプルな会話形式の言語が使用されているため、デバイスを問わずコンテンツがわかりやすく表示されます。ページは整然として無駄がなく、タスクの完了に必要なフィールドのみが表示されます。ページをパーソナライズして、デフォルトで非表示になっているフィールドを追加できます。ほとんどのセルフサービス・タスクでは、何をするのかが質問され、その選択に基づいて一連のステップに分割されます。
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既知の問題/月次および法定メンテナンス・パック
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)