本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年1月29日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、この『新機能』に記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21C、21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。各項に、機能の簡単な説明、機能を有効化または使用を開始するためのステップ、ヒントまたは考慮事項および有用な参考情報が記載されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照してください。これらのドキュメントには、バグ修正および発生する可能性のある既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud (グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
注意: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud (報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud (休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(HCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載されています)
注意: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたはOracle Help Centerの「Cloud Applications」→「Human Capital Management」で入手できます。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
無効化された状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、ディスラプティブではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年2月26日 | 報酬 | 個別報酬プランの整合性チェッカーの導入 | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2021年2月26日 |
報酬 | 「報酬」作業領域からのレスポンシブ・ページへのアクセス | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2020年12月04日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、この『新機能』に記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21C、21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。各項に、機能の簡単な説明、機能を有効化または使用を開始するためのステップ、ヒントまたは考慮事項および有用な参考情報が記載されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照してください。これらのドキュメントには、バグ修正および発生する可能性のある既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud (グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
注意: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud (報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud (休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(HCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載されています)
注意: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたはOracle Help Centerの「Cloud Applications」→「Human Capital Management」で入手できます。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
使用可能な状態で提供される機能
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
無効化された状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、ディスラプティブではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Benefitsは柔軟性に富む構成可能な包括的グローバル・ソリューションです。組織を進化させ、ワークフォースの特殊なニーズに対応できるようにします。このソリューションでは従来型のフリーサイズのプランから、ワークフォース・セグメントごとに別々の福利厚生パッケージが適用される複雑なプランまで設定できます。セルフサービス機能では設定なしで使用できるガイド付きの直感的な登録プロセスを利用でき、これらにはコンテキスト情報が表示され、組込み型の分析も搭載されています。
管理者が「指定可能な扶養家族または受取人被指名人」タブで扶養家族または受取人指定を定義したプランまたはオプションについて、それらへの登録時に扶養家族または受取人の指定を強制できるようになりました。扶養家族または受取人指定を必要とするオプションを加入者が選択すると、最小設定のチェックが行われます。加入者が扶養家族または受取人指定を指定しなかった場合、「続行」または「OK」を選択したときにメッセージが表示されます。加入者に、必要な数の扶養家族または受取人を指定するよう求めるメッセージです。
管理者が福利厚生サービス・センターを通じて登録する場合でも、加入者がセルフサービス福利厚生を通じて登録する場合のどちらでも、これと同じメッセージが表示されます。ただし、このチェック機能は「登録の上書き」、バッチ・ジョブ、HDLおよびスプレッドシートの場合には行われません。
この機能を実装する前に、次の点を考慮してください。
加入者が登録を続行し保留中の処理を生成できるようにするには、この機能をオプトアウトしてください。
管理者が扶養家族または受取人をすでに定義している、または定義する予定だったプランやオプションがある場合は、この機能の影響を考慮してください。この新しいチェック機能はプランまたはオプションの定義設定に適用され、指定要件について最小設定を強制します。たとえば、最低2人以上の適格扶養家族が許可されるオプションがあるとします。適格扶養家族の最小数を満たしていないため、エラー・メッセージが表示され、加入者は登録手続きを続行できません。しかし、自分と配偶者、2人の子供を指定した場合、加入者の適格扶養家族のほうが多くても、最小要件を満たしているのでオプションの登録を続行できます。これは最小要件が満たされたためです。
適格扶養家族の数が、定義されている最小数を下回る場合、チェック機能は適用されません。加入者がオプションに登録できなくなるためです。チェック機能が実行されるのは、適格扶養家族の数がプラン設定で指定されている最小数以上の場合のみです。ルールは1つのレベルで定義し、複数レベルでは定義しないようにしてください。このプログラムでは最下位レベルで定義されたルールが考慮されます。通常これはプラン内のオプション・レベルです。次に、オプションおよびプランレベルのルールが考慮されます。
この機能にはチェック機能が導入されており、加入者が指定された数の扶養家族または受取人を指定しないと登録を進めることができません。このチェック機能により、管理者が解決すべきアクション・アイテムの数を削減できます。また、選択後編集Formulaに依存する必要もなくなります。
有効化のステップ
次の方法で、扶養家族および受取人指定を強制できます。
- ホーム・ページで、福利厚生管理→「プラン構成」をクリックします。
- 「タスク」パネル・ドロワーで「セルフサービス構成」をクリックします。
- 「扶養家族および受取人指定」の下にある「登録時に扶養家族または受取人の指定を強制」チェック・ボックスを選択します。
注意: この構成は、企業内のプログラムに存在しないすべてのプログラムおよびプランに適用されます。
「保存」をクリックします。
主なリソース
向上した管理機能レディネス・トレーニングをご覧ください。
福利厚生個人選択肢診断テスト・レポートを使用して、加入者の登録機会を加入者の開始済、処理済、バックアウト済および無効のライフ・イベントに対する実際の登録内容と比較、分析できるようになりました。次のような観点から分析できます。
- 特定のイベントまたは複数のイベントにわたるプログラムまたはプランで利用できる選択肢
- 選択肢または選択主導のデータ
- 登録および指定
- 最近および偶発的にバックアウトされたイベントと継続中イベントのレート
- 選択肢が自動の場合、または選択肢がない場合の、ライフ・イベントの自動クローズおよび非クローズ
- 連続的なライフ・イベントにわたる、または設定変更に起因する適格扶養家族および受取人
- 扶養家族の喪失、扶養家族および受取人、関連する制限の繰越
次は選択肢の詳細が含まれたサンプル・レポートです。
次の方法で、福利厚生個人選択肢診断テスト・レポートを実行できます。
- ログイン・ユーザーのアイコンをクリックし、トラブルシューティング・セクションで診断テストの実行をクリックします。
- 診断ダッシュボード・ページで「福利厚生個人選択肢診断テスト」レポートを検索して選択し、追加して実行をクリックします。
- 実行するテストの選択および入力の提供セクションで、入力ステータス・アイコンをクリックし、比較と分析を行う個人番号を入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 実行するテストの選択および入力の提供セクションで実行をクリックします。
- 診断テスト実行ステータス表で、リフレッシュ・ボタンをクリックすると最新のステータスが表示されます。
- 実行ステータスが「完了」の場合、「レポート」アイコンをクリックするとレポートが表示されます。
このレポートを参考にして開発チームとサポート・チームは、加入者がライフ・イベントで選択できたはずの選択肢に関する問題を診断できます。新しいライフ・イベントを処理する際も福利厚生サービス・センターおよびセルフサービス福利厚生で登録フローを行う際も、このレポートを利用することで、ライフ・イベントのバックアウト時に顧客から報告された問題を短時間で解決できるようになります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
主なリソース
向上した管理機能レディネス・トレーニングをご覧ください。
大量の登録データの偶発的なバックアウトは多くの場合、管理者が遡及的なイベント処理を実行したときに発生します。また、中間ライフ・イベントが発生したときに、アプリケーションが原因でバックアウトが発生します。偶発的なバックアウトは重要なライフ・イベントの消失につながり、復元できません。
ライフ・イベント・データの偶発的バックアウトを防止するため、一度に最新のライフ・イベントのみがバックアウトされるようになりました。プロセスが一度に複数のライフ・イベントをバックアウトしようとすると、エラーが発生します。たとえば、「ライフ・イベントの評価」プロセスまたは「ライフ・イベントのバックアウト」プロセスが一度に複数のライフ・イベントをバックアウトしようとすると、エラーが表示されます。
「ライフ・イベントのバックアウト」プロセスに「事由」必須パラメータが追加され、特定のイベントをバックアウトする際に正当な理由の提示が必要になりました。
この機能を選択するには、プロファイル・オプションORA_BEN_PREVENT_BACKOUT_ENABLEDの値をサイト・レベルでYに設定します。このプロファイル・オプションはデフォルトでオンになっています。この機能を選択しない場合は、このプロファイル・オプションの値をNに設定します。
ライフ・イベントの偶発的バックアウトに起因する問題解決の時間を短縮できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
主なリソース
向上した管理機能レディネス・トレーニングをご覧ください。
福利厚生サービス・センターから、登録フロー内のライフ・イベントをいつでもクローズできるようになりました。これまでは、登録フローで登録選択をした後はライフ・イベントをクローズできませんでした。「セルフサービス構成」ページにある新しい「管理者が登録フロー内で選択後にライフ・イベントをクローズすることを許可」チェック・ボックスを使用して、この機能を有効にできます。このチェック・ボックスは、プログラム・レベルで「登録期間クローズ日」が「選択実行時」に設定されている状態のときに機能します。福利厚生セルフサービス・ユーザーはライフ・イベントをクローズできません。
福利厚生サービス・センターを通じて登録を選択し送信すると、ライフ・イベントがクローズされる旨のメッセージが表示されます。ライフ・イベントをクローズして登録を送信する場合は、「はい」を選択します。ライフ・イベントをクローズしない場合は、「いいえ」を選択します。すると、以前のリリースと同じように登録は保存されるだけでクローズされません。
この機能により、福利厚生サービス・センターからライフ・イベントをクローズできるという柔軟性が管理者にもたらされます。
有効化のステップ
登録フロー内でいつでもライフ・イベントをクローズできるようにするための構成方法は次のとおりです。
- ホーム・ページで、福利厚生管理→「プラン構成」をクリックします。
- 「タスク」パネル・ドロワーで「セルフサービス構成」をクリックします。
- 「ライフ・イベント」の下で、選択を行った後に、「管理者が登録フロー内で選択後にライフ・イベントをクローズすることを許可」チェック・ボックスを選択します。
- 「保存」をクリックします。
主なリソース
向上した管理機能レディネス・トレーニングをご覧ください。
福利厚生サービス・センターおよびセルフサービス福利厚生のユーザー・インタフェースで、標準のページ・コンポーザ機能を使用して表示できる値が増えました。新たに表示できるようになった値は次のとおりです。
- ライフ・イベント名
- プログラムまたはプラン名
- 個人名および個人番号
- 法的エンティティID
- 国別仕様コード
- 国コード
セルフサービスの「概要」および「確認」ページを構成して、ライフ・イベント名と、プログラムおよびプラン名が表示されるようにすることができます。たとえば、登録フローにライフ・イベントが表示されていると、どのライフ・イベントで登録機会が提供されているかを加入者が把握できるようになります。
例1: リンクを表示して、ステータスがオープン以外の請求の月次請求レポートを表示できるようにします。
次の前提事項を実施します。
- BIサーバーで請求データ・モデルを作成します。データ・モデルでPerson_IDおよびBill_Charge_IDパラメータを受け取るようにします。
- 作成したデータ・モデルに基づいて、BIサーバー上で請求レポート・レイアウトを作成します。
- レポートをテストし、レポートを開くリンクを近くに配置します。
- 次のパラメータを使用する必要があります。
パラメータ |
値 |
---|---|
PersonNumber |
#{sessionScope.Ben_PersonNumber} |
BillChargeId |
#{row.BillChargeId} |
請求ステータスの条件(請求ステータスがOpenでない) |
#{row.Status ne 'ORA_OPEN'} |
次の手順を実行して、請求ステータスがOpenでない請求費用に対し「Show Monthly Bill Report」というタイトルのリンクを追加します(「請求」ページの福利厚生補償範囲費用セクション内)。このレポートを作成して、リンクを請求補償範囲セクションに追加できる必要があります。
- サンドボックスを作成し、アクティブ化します。
- 「請求」ページで「構造」タブを選択し、メニューから「ソース」を選択します。
- 請求補償範囲セクションをクリックして選択します。
- 「タスク・フロー」パネルで「追加」アイコンをクリックします。
- 「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスの「コンポーネント」行で、「オープン」をクリックします。
- 「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスのハイパーリンク行で、「追加」をクリックします。
- 追加したハイパーリンクが「タスク・フロー」パネルに表示されます。ハイパーリンクを選択し、ツールバーの「編集」アイコンをクリックします。
- 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「リンク先」フィールドにレポートへのリンクを追加します。このドキュメントの前提事項セクションにあるレポートのサンプル・リンクを参照してください。
- 次のフィールドを完成させます。
フィールド 値 ターゲット・フレーム
_blank (新しいタブでリンクを開く)
テキスト
Show Monthly Bill Report
表示
チェック・ボックスを選択し、次の式を追加します。
#{row.Status ne 'ORA_OPEN'}
- 変更を適用します。追加したリンクが請求補償範囲セクションに表示されます。リンクをクリックすると、レポートが表示されます。
例2: リンクを追加して、福利厚生サービス・センターに法的免責条項(加入者登録承認)処理レポートが表示されるようにします。
次の前提事項を実施します。
- 個人番号または個人IDを受け取る法的免責条項処理レポート(「福利厚生 - 処理項目リアルタイム」サブジェクト領域)を作成します。
- レポートをテストし、リンクを近くに配置します。
- 次のパラメータを使用する必要があります。
パラメータ |
値 |
---|---|
PersonNumber |
#{sessionScope.Ben_PersonNumber} |
次の手順を実行して、「Participant Enrollment Authorization」レポートというタイトルのリンクを追加します。「福利厚生要約」ページの「評価済ライフ・イベント」セクションの上にリンクが表示されるようにします。このレポートを作成して、リンクを「法的免責条項」セクションに追加できる必要があります。
- サンドボックスを作成し、アクティブ化します。
- 「福利厚生要約」ページで「構造」タブを選択し、メニューから「ソース」を選択します。
- 「評価済ライフ・イベント」セクションの親エリアを選択し、「タスク・フロー」パネルで「追加」をクリックします。
- 「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスの「コンポーネント」行で、「オープン」をクリックします。
- 「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスのハイパーリンク行で、「追加」をクリックします。
- 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「リンク先」フィールドに分析へのリンクを追加します。このドキュメントの前提事項セクションにあるサンプル・リンクを参照してください。
- 次のフィールドを完成させます。
フィールド 値 ターゲット・フレーム
_blank (新しいタブでリンクを開く)
テキスト Participant Enrollment Authorization Report
追加で値を表示すると、様々な業務上のメリットがあります。たとえば、登録フローにライフ・イベントが表示されれば、加入者はどのライフ・イベントに情報を入力しているのかがわかります。また、生年月日を必須にしておくと、特定の国にとって便利な場合もあります。個人番号が表示されれば、同じ名前の加入者が複数いる場合でも管理者は加入者を正しく識別できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
主なリソース
「対応先の個人」クイック処理を使用して、加入者が登録を開始できるようになりました。登録を開始するために、セルフサービスのランディング・ページに移動する必要がなくなります。
登録ページに直接移動する方法は次のとおりです。
- ホーム・ページで「自分」をクリックします。
- 「詳細の表示」リンクをクリックします。
- 「福利厚生」の下で「対応先の個人」を選択します。
- 「続行」をクリックし、登録フローに移動します。
「対応先の個人」クイック処理をマスター・チェックリスト内のタスクとして統合することで、割り当てられたチェックリスト・タスクの一部としてユーザーが登録を完了できるようになります。たとえば、クイック処理を新規採用チェックリスト内のタスクとして埋め込んでおくと、そのチェックリスト・タスクから福利厚生の登録領域に直接移動できるようになります。クイック処理をタスクとして埋め込むには、「設定および保守」作業領域の「チェックリスト・テンプレート」タスクを使用します。
チェックリスト・テンプレートにクイック処理タスクが追加されると、加入者はチェクリスト・タスクを使用して次の手順で登録フローに移動できるようになります。
- ホーム・ページで、「自分」、「チェックリスト・タスク」をクリックします。
- 「現在のタスク」をクリックします。
- チェックリストに埋め込まれたタスクの名前を選択します。
- 表示されたページで「タスクに進む」をクリックします。
- 「続行」をクリックし、登録フローに移動します。
また、福利厚生アラート・テンプレートを編集し、「連絡先をレビューして登録」ディープ・リンクを含めることができます。標準のアラート・コンポーザ機能を使用して、テンプレート内にディープ・リンクを含めます。これにより、加入者が電子メール通知から直接登録フローに入れるようになります。
「対応先の個人」クイック処理により、登録開始に至るまでのナビゲーション時間を短縮できます。アラート・テンプレート内の「連絡先をレビューして登録」ディープ・リンクにより、加入者は直接登録フローに入り、登録を編集できるようになります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
主なリソース
福利厚生サービス・センターの「福利厚生要約」ページにある「ノート」セクションを使用して、参照用のコメントや追加テキストを記録できます。これらのノートをOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)の「福利厚生 - 個人情報リアルタイム」サブジェクト領域の「ノート」フォルダから利用できるようになりました。
次の方法で「ノート」フォルダにアクセスできます。
- 「ツール」、「レポートおよび分析」をクリックします。
- 「作成」、「分析」をクリックします。
- サブジェクト領域の選択ページで、「福利厚生 - 個人情報リアルタイム」を選択し、「続行」をクリックします。
- サブジェクト領域を展開し、「福利厚生個人」フォルダを開くと「ノート」フォルダが表示されます。
加入者に追加したノートはすべて「ノート」フォルダ内に含まれているため、ノートを簡単に検索できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
主なリソース
向上した管理機能レディネス・トレーニングをご覧ください。
Oracle Compensationが提供する市場で最も包括性の高いソリューションは、組織における報酬の計画、割当、伝達を可能にします。組込みの分析が組み込まれており、地域的な場所や給与パッケージ・コンポーネントに関係なく従業員の総合的な報酬を表示できるため、より的確な経営判断が可能になります。
報酬およびHCMに対してCMP_COMPENSATION_RESPONSIVE_ENABLEDとHCM_RESPONSIVE_PAGES_ENABLEDのレスポンシブ・ページ・プロファイルを有効にした場合、「報酬」作業領域で「給与の変更」、「給与履歴」、「個別報酬」および「報酬の設定管理」タスクに対してレスポンシブ・ページが開かれます。
すべての報酬ページで一貫したレスポンシブ・エクスペリエンスが提供されるため、生産性が向上し、HR担当者の満足度も向上します。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
「報酬」作業領域で「給与履歴」処理をクリックしたときに、レスポンシブ検索ページも表示されます。
主なリソース
レスポンシブ・ページ・プロファイル・オプションの詳細は、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください。
- Comparing Classic and Responsive Features in Oracle Fusion Compensation (ドキュメントID 2504450.1)
給与コンポーネントの目的をより明確に示すため、給与ベース・タイプ「給与額をコンポーネントにより決定」を「給与額を増分コンポーネントにより決定」に変更しました。
給与ベース・タイプの増分的な動作を明示することで、構成時の判断と生産性が向上します。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
事業所およびビジネス・ユニット・ベースの給与範囲差分を使用した等級レート上書きの導入
差分タイプを選択したときに、給与範囲差分に対し係数または等級レートの上書きを構成できるようになりました。「等級レート」タイプの差分を使用して、給与ベースにリンクされている等級レートとは別の等級レートを構成できます。
差分プロファイルがリンクされた給与ベースを持つ従業員は基本給範囲が同じになります。差分プロファイルの条件を満たした従業員は適切に調整された範囲を取得することになります。
下限
特定の事業所やビジネス・ユニットで保障される最低給与など、法で定められた最低給与を厳守しなければならない場合があります。このような下限を、給与ベースに関連付けた給与範囲差分で強制できます。
差分の調整後給与範囲を基本給範囲の係数として設定することなく定義できるため、給与の構成と保守が容易になります。また、給与の下限を設定しておくことで法令順守を向上できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
既存の差分プロファイルは「係数」差分タイプを持つものとして扱われます。
主なリソース
詳細は、Rewards 20Aおよび20Bの新機能を参照してください。
20B: 報酬ゾーンベースの給与範囲差分を使用した等級レート上書きの導入
20A: 下限および給与範囲計算の導入
個別の報酬プランの潜在的な問題を、整合性チェッカーで検出できるようになりました。削除された給与エレメントが個別報酬プラン・オプション設定に残っている場合、それらを検出して報告できます。この状況により個別報酬プラン設定表内に孤立データが生成され、割付で問題が発生する可能性があります。この問題を回避するには、「個別報酬プランからの孤立した給与エレメント設定データのパージ」プロセスを実行します。
パージ・プロセスの実行では、実際にパージを行うことなく、プロセスでパージされる孤立状態の給与エレメント・データをプレビューできます。生成されるログにパージされる行が表示されるため、それらで確認できます。または、プロセスを実行して孤立行をパージして、個別報酬設定表をクリーン・アップできます。
潜在的な問題を検出し、ヘルプ・デスクに連絡することなく先行的に解決できるため、運用コストを低減できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
簡易コンポーネントを使用する新しい給与ベース・タイプを使用して給与を管理できるようになりました。新しい給与ベース・タイプを使用して個別簡易コンポーネントを管理できます。このコンポーネントは、固定額、ユーザー入力の金額またはパーセントといった独自の特性を持つことができます。
- 金額が許可される簡易コンポーネントには、ユーザー入力または固定の金額を指定できます。
- パーセントベースの簡易コンポーネントは別のコンポーネントを基準にすることができ、ユーザー入力または固定のパーセントを指定できます。
- 昇格等級ラダー・ベースのコンポーネントの場合、昇格等級ラダーで定義されている等級レートまたはステップ・レートからレート値が導出されます。
- 簡易コンポーネントにデフォルト値を指定して、ユーザーが給与提示で給与ベースを初めて使用するときのデフォルトにすることができます。
- 簡易コンポーネントは必須またはオプションのいずれかに設定できます。必須コンポーネントは給与提示に常に表示されますが、必要に応じてオプションのコンポーネントを給与提示に追加する必要があります。
各簡易コンポーネントは給与全体に対する加算または減算として、または完全に独立したものとして使用できます。
各列の意味は次のとおりです。
- 順序: 給与変更ページにコンポーネントが表示されるときの順序です。
- プロセス順序: 給与変更ページに設定されたコンポーネント値の処理順序です。コンポーネント値が変更されると、上位のプロセス順序を持つその他のすべてのコンポーネントが処理または再計算されます。別のコンポーネントを基準にしているコンポーネントには、基準にしているコンポーネントのプロセス順序よりも上位のプロセス順序を付与する必要があります。
- コンポーネント: 給与割付ページに表示される簡易コンポーネントの名前です。名前はORA_CMP_SIMPLE_SALARY_COMPS参照から導出されます。
- タイプ: 簡易コンポーネントのタイプで、ユーザー入力金額や固定額などのタイプがあります。
- コンポーネント率適用先: 簡易コンポーネントのパーセントが適用される給与コンポーネント。このフィールドはパーセント・タイプの簡易コンポーネントでのみ使用できます。
- 総合給与に与える影響: 簡易コンポーネントが全体の給与額に対する加算なのか減算なのかを示します。総合給与に影響しない、つまり、総合給与から独立したものとして簡易コンポーネントを設定することもできます。
- オプション: 簡易コンポーネントがオプションと必須のどちらであるかを示します。必須の場合、コンポーネントは割付に常に表示され、オプションの場合、給与の割り付け時にユーザーがコンポーネントを追加する必要があります。
- デフォルト値: 給与ベースが初めて使用されるときに給与ページに設定されるデフォルト値です。
実際の提案内容に合わせて柔軟に給与を管理できるため、運用コストを低減できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
これは、この新しい給与ベースがもたらす複数の機能の第一弾です。後続のリリースで機能が段階的に組み込まれる予定です。
主なリソース
この新しいタイプの給与ベースの詳細は、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください。
- Introducing the Standard Components Type of Salary Basis (ドキュメントID 2717145.1)
簡易コンポーネント・タイプの給与ベースを使用した給与割付が可能です。簡易コンポーネントは必須またはオプションにすることができ、値はユーザー入力または固定の金額またはパーセントとするか、別のコンポーネントを基準に計算するか、等級ラダー・レートをソースにして設定できます。
次は、給与ベースに簡易コンポーネントが使用されている給与詳細の例です。この例では、総合給与コンポーネント値に次の4つの簡易コンポーネントの値が追加されています。
- 基本給
- 住宅手当: 基本給の50%
- 通勤手当: デフォルト値19,200
- 特別手当: 基本給の40%
実際の提案内容に合わせて柔軟に給与を管理できるため、給与管理を向上できます。
有効化のステップ
給与ベースを「給与額を簡易コンポーネントにより決定」タイプを使用して設定する必要があります。
次に、設定例を示します。
ヒントと考慮事項
このタイプの給与ベースを使用する前に、次の制限事項について考慮してください。
- 簡易コンポーネントを使用して給与を項目化するには、レスポンシブ・ページを使用する必要があります。
- 現時点では、Oracle Business Intelligence Publisherテンプレートを使用してHRおよびオファー通知に簡易コンポーネント表を含めることはできません。また、それらのフロー内で簡易コンポーネント属性を使用して承認ルールを構成することはできません。
- 簡易コンポーネント属性を使用して承認ルールを構成できるほか、「給与の変更」、給与の管理、「給与履歴」の承認プロセスで簡易コンポーネント表を表示できます。
- 現在のところ、Oracle Transactional Business Intelligenceレポート、Oracle Fusionワークフォース報酬およびOracle Fusion総合報酬文書では簡易コンポーネント詳細を使用できません。
- CMP_ASG_SALARY_SIMPLE_CMPTS_Vビューを使用して、簡易コンポーネント詳細に対して問合せを実行できます。
- 標準のエクスポート、インポート機能を使用して、新しいタイプの給与ベースを移行できます。HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用して、給与ベースをロードして、給与を割り付けることができます。
- 給与提示に含めたオプションの簡易コンポーネントは、給与ベースに定義されている順序に関係なく、末尾に挿入されます。給与提示を表示する際は、給与ベースに設定された順序が維持されます。
オプションの簡易コンポーネントは次回の給与提示に繰り越されません。適用する場合は、新たに作成する提示でオプションの簡易コンポーネントを再度追加する必要があります。たとえば、現在の給与に特別手当があるとします。この特別手当を継続して給与に追加するには、新たな給与を提示するときに、それらを提示に含める必要があります。
主なリソース
この新しいタイプの給与ベースの詳細は、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください。
- Introducing the Standard Components Type of Salary Basis (ドキュメントID 2717145.1)
21A報酬新機能で、次の機能を参照してください。
- 標準コンポーネント給与ベース・タイプの導入
- 等級ラダー・レートからの給与移入: 標準コンポーネント
ワークフォース報酬の実装ガイドの次のトピックも参照してください。
- 給与額の決定方法
- 増分コンポーネントまたは簡易コンポーネントを持つ給与ベースを使用する際の考慮事項
- ユーザーによる値入力および固定パーセントを使用する簡易コンポーネント構成の例
- 等級昇格レート、ユーザー入力値および固定パーセントを使用する簡易コンポーネント構成の例
- 簡易給与コンポーネント参照
簡易コンポーネント給与ベース・タイプを使用して給与を割り付ける際、HR処理(「採用」、「昇格・昇進」、「アサイメントの変更」など)で昇格等級ラダーから直接給与を移入できます。給与ベースに昇格等級ラダー・レート・コンポーネントが含まれている場合、HR処理を実行したときに昇格等級ラダーのレート値がコンポーネント金額に移入されます。
次に、「GSP Hourly Simple Components」という給与ベースの例を示します。「賃金昇格レート」という昇格等級ラダー・レート・コンポーネント・タイプが含まれています。HR処理の給与セクションにこの簡易コンポーネント名が表示されます。
「採用」処理で給与ベースを入力するときに、昇格等級ラダーによって昇格等級ラダー・レート・コンポーネントの金額が等級またはステップ・レートを使用して移入されます。この動作は、フロー内で割付を作成するすべての処理(「採用」、「アサイメントの追加」、「処理待ち就業者の追加」)で同様に発生します。次に、「採用」処理の例を示します。等級ラダー、等級およびステップに対応するレート値は$27.50です。給与セクションに入力する際、ラダーによりステップ・レート値を使用して簡易コンポーネントの金額が入力されます。
既存のアサイメントを更新する際、HR処理でラダー詳細(等級ラダー、等級またはステップ)を変更すると、昇格等級ラダーによって簡易コンポーネントの金額が移入されます。給与セクションに移動した後に、ラダーによりコンポーネント金額がラダー・レートを使用して自動的に入力されます。次の例は、ステップが1から2に変更された後、金額が給与セクションに移入された様子を示しています。
「給与の変更」などの給与処理や、「アサイメントの変更」などのHR処理で最初にコンポーネントが追加されたときにも、昇格等級ラダーは等級ラダーからのレート値を使用して、昇格等級ラダー・レート簡易コンポーネントに入力を行います。次に、給与レコードの給与ベース・タイプが「ユーザーにより決定」から、「簡易コンポーネントにより決定」に変更された例を示します。この例の給与レコードには、昇格等級ラダー・レートがありません。給与セクションに簡易コンポーネントが新たに追加されたため、昇格等級ラダーによって自動的に、等級ラダーからのレート値が入力されます。
HR処理または給与処理を送信する前に、移入された等級レート・コンポーネント金額を上書きすることができます。
この拡張機能では、昇格等級ラダーでレートが定義されている従業員に対し項目化された給与額が自動入力されることで、効率性が向上します。
有効化のステップ
「等級ラダーの管理」タスクではなく、「昇格等級ラダー」タスクを使用してレートを設定します。
- 「給与更新を含める」を「はい」に設定します。
- 「給与の計算方法」を「等級ステップ・レートの使用」に設定します。
給与ベース・タイプが「給与額を簡易コンポーネントにより決定」の給与ベースが割り当てられていることを確認します。「昇格等級ラダー・レート」タイプのコンポーネントを含めます。
- 「オプション」属性を「いいえ」に設定し、昇格等級ラダー・レート・コンポーネントを必須に設定します。
- HR処理に給与セクションを含めます。HCMエクスペリエンス設計スタジオのトランザクション設計スタジオを使用してレスポンシブ・ページを構成しなければならない場合があります。
- HR処理に、「等級ラダー」、「等級」、「ステップ」属性を含めます。HCMエクスペリエンス設計スタジオのトランザクション設計スタジオを使用してレスポンシブ・ページを構成しなければならない場合があります。例外: ステップがない等級を使用する場合は、HR処理にステップ属性を含める必要がありません。
ヒントと考慮事項
- 現在のところ、簡易コンポーネントによって決定される給与ベースについては、バッチ・プロセス「等級ステップ昇格の実行」および「等級ステップ・レートの同期化」はサポートされません。
- 等級ステップ昇格のバッチ・プロセスが将来サポートされるときのことを考慮し、すべての簡易コンポーネントの「オプション」属性を「いいえ」に設定し、必須にしておく必要があります。
- 給与ベースが「ユーザーによって決定される」または「簡易コンポーネントによって決定される」の場合に、等級ラダー・レートから給与を移入できるようになりました。これは他の給与ベース・タイプではサポートされていません。
- 等級ラダー属性が変更されていなくても、処理内で昇格等級ラダー・レート・コンポーネントが最初に追加されたときに昇格等級ラダー・レートからコンポーネント金額が入力されます。例:
- HR処理を実行するときに、昇格等級ラダー・レート・コンポーネントが含まれていない給与ベースを簡易コンポーネントを含むタイプに変更した場合、等級ラダーからの金額が自動的にコンポーネント金額に移入されます。この動作は等級ラダー属性(等級ラダー、等級、ステップなど)を変更していない場合でも発生します。
- 給与処理を実行するときに、給与ベースを昇格等級ラダー・レート・コンポーネントを含む給与ベースに変更する場合、給与にそのタイプの簡易コンポーネントが含まれていなければ、等級ラダーからの金額が自動的にコンポーネント金額に移入されます。これは、簡易コンポーネントによって決定される給与ベース・タイプ特有の動作です。ユーザーまたは増分コンポーネントにより決定される給与ベースの場合、給与処理を実行する際に給与金額は等級ラダー・レートから更新されません。
主なリソース
詳細は、次の新機能の21Aの項目を確認してください。
- 標準コンポーネント給与ベース・タイプの導入
- 標準コンポーネントを使用した給与割付の導入
次のMy Oracle Supportドキュメントに、HRおよび給与処理での昇格等級ラダー・レートの使用に関する詳細が含まれています。
- Introducing the Standard Components Type of Salary Basis (ドキュメントID 2717145.1)
等級ラダー・レートから給与を移入する方法の詳細は、次のリソースを参照してください。
- Oracle Help Centerにあるワークフォース報酬の実装ガイドの基本給(第4章)のレート付きの給与額を等級ラダーから移入する方法
簡易コンポーネント・タイプの給与ベースを使用して、割り付けられた給与を「報酬履歴の表示」ページで表示できるようになりました。
報酬の項目化された給与に関する経時的な洞察が向上します。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
主なリソース
この新しいタイプの給与ベースの詳細は、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください。
Introducing the Standard Components Type of Salary Basis (ドキュメントID 2717145.1)
21A報酬新機能で、次の機能を参照してください。
標準コンポーネントを使用した給与割付の導入
ワークシート内の割当セグメントに対する変更を、監査証跡で表示できるようになりました。
この機能を構成するには、セグメント変更を識別要素にする列を選択します。プラン設定の「割当セグメントの構成」タスクに、「監査識別要素」という新しい列があります。
1つの列のみを識別要素として選択することができ、「ワークフォース報酬サイクルの開始」バッチ・プロセスの実行前に選択する必要があります。監査証跡に変更を表示したい割当セグメント列がある場合は、「監査証跡に含む」チェック・ボックスを選択します。
管理者がセグメント合計からアサイメント・セグメント値までを簡単に監視および検証できるようになります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
給与報酬金額を分配し、給与にレートが含まれる従業員にそれらの金額を転送プロセスを通じて転記できるようになりました。これまでは、ユーザー定義の統合または個々の就業者表示内の給与レート機能を使用する必要がありました。この新しい機能を使用するには、給与の増額に使用する報酬額ワークシート列のプロパティに移動して、「給与およびエレメントのマッピング」セクションまで下方にスクロールします。
- 「給与として転記」で「はい」を選択します。
- 「給与にレートを含む」で「はい」を選択します。
- 「マネージャがレートを入力しない」オプションを選択します。
表内に次の列が表示されます。
- 給与ベース名
- 国別仕様データ・グループ
- 順序番号
- 条件(給与レート分布を使用するユーザーを指定できます。動的計算またはアラート条件と同じように機能します)
- 給与レート名
- レート適用結果
- 金額
- バランス(各給与ベースの各給与レート分布設定で必要)
- パーセント
- 残りのパーセント
- 値
- 転記しない (個人の給与を手動で更新する場合に使用)
- テスト条件
報酬金額を給与レートに分配するための新領域
"追加"記号をクリックすると、次のダイアログ・ボックスが表示されます。
検索にはレートを使用する給与ベースのみが表示されます。給与ベースを選択すると、関連するレートが表示されます。
動的計算またはアラート条件ビルダーと同様に、給与レート分配条件ビルダーではワークシート列のみを使用します。
「差額」に値を入力し、「テスト」をクリックして給与レート分配を検証します。
構成した分配値に従って明細が表示されます。
この機能を使用して、すべての従業員に報酬を同様に割り付けることができます。給与がレートで構成されている従業員について、ワークシートのページに別々に情報を入力する必要がなくなります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
- 特定の給与ベースを持つ従業員を管理者が手動で更新する場合は、「転記しない」オプションを使用します。
- 構成する各給与ベースのレート適用結果方法は「バランス」である必要があります。
- 給与レート分配条件ビルダーではワークシート列のみを使用します。
- 「給与額をレートにより決定」の給与ベース・タイプはControlled Availabilityの対象です。
「就業者の管理」で個人に対する新規プランの追加または再処理を実行すると、それらの処理がバッチ・プロセスで実行されます。これまでこの処理はオンラインで実行されていました。また、エラー・メッセージを新しいレポートでレビューできます。
新しいプロセス・フローは次のとおりです。
個人に対するプランの追加または再処理で使用するプラン、サイクル、有効日を選択します。
管理者がプロセスの詳細を送信します。
バッチ・プロセスIDを受け取ります。
新しい管理レポートを使用して、エラー・メッセージのトラブルシューティングを行います。
この機能を使用して、新規プランの再処理または追加処理をバッチ・プロセスで実行できるようになります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
プランまたはコンポーネント・レベルで添付された適格プロファイルを、「ワークフォース報酬サイクルの開始」バッチ・プロセスを実行せずに検証できるようになりました。「プラン適格の構成」タスク内に、「適格プロファイルのテスト」という新しいボタンがあります。
ページに移動して、テスト対象のサイクル、個人およびアサイメントを選択して、「テスト」をクリックします。
適格プロファイルの一部としてFastFormulaが構成されている場合、式のログを参照して適切に動作しているかを確認できます。同じボタンが「報酬コンポーネントの構成」タスク設定ページにも表示されます。構成されている適格プロファイルをテストするには、コンポーネントを選択して、「適格プロファイルのテスト」をクリックします。
ページに移動して、テスト対象のサイクル、個人およびアサイメントを選択して、「テスト」をクリックします。
適格プロファイルの一部としてFastFormulaが構成されている場合、式のログを参照して適切に動作しているかを確認できます。
この機能を使用して、バッチ・プロセスを実行せずに簡単に適格構成をテストできます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
割当セグメントの列と行を構成し、報酬変更文書に表示できるようになりました。これまでは、割当セグメントに添付されたワークシート列しか表示できませんでした。All Attributes List.rtfが更新され、新しい属性が追加されました。ベスト・プラクティスは、表を使用してデータを表示する方法です。報酬文書は個人のすべての行を取り込むためです。次の例で、表の設定方法を説明します。
生成される文書に次の結果が表示されます。
この機能を使用して、按分データを報酬変更文書で通知できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
表を使用してデータを表示する方法をお薦めします。報酬文書は個人のすべての行を取り込むためです。
更新されたAll Attributes List.rtfテンプレートを使用する場合は、アプリケーションから再度ダウンロードしてください。
開始プロセスの「マネージャ階層」検索フィルタで検索したときのマネージャ・アサイメント番号の表示
「ワークフォース報酬サイクルの開始」バッチ・プロセスで「マネージャ階層」検索フィルタを使用してマネージャを検索したときに、検索結果にアサイメント番号が表示されるようになりました。これまでは、個人番号のみが表示されました。
開始プロセスを実行したときに、マネージャ・アサイメントを簡単に区別できるようになります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
監査エクスポート・レポートでの個人およびアサイメント番号の表示
「管理レポートの表示」の監査エクスポート・レポートに個人の個人番号とアサイメント番号が表示されるようになりました。
監査証跡で個人とそのアサイメントを簡単に区別できるようになりました。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
マネージャ・ステータス・レポートでの個人およびアサイメント番号の表示
マネージャ・ステータス・レポートが拡張され、マネージャの個人およびアサイメント番号が表示されるようになりました。レポートの両方のバージョンで新しい機能が表示されます。マネージャ・バージョンはランディング・ページから表示できます。
管理者バージョンは「管理レポートの表示」から表示できます。
この機能により、複数のアサイメントを持つマネージャのワークシート・ステータスを簡単に確認できるようになります。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
外部データを個人レベルのデータからアサイメント・レベルのデータに変換できるようになりました。これによりアサイメント・レベルのセキュリティを使用できるようになります。これまでは、個人レベルの外部データしか入力できませんでした。アサイメント・レベルのセキュリティを使用しない場合は、引き続きそうすることができます。新しいアサイメント・レベルのセキュリティを使用する場合は、「アサイメントの更新」プロセスでアサイメント・レベルのデータを作成します。アサイメント・レベルのセキュリティに移行し、個人レベルのデータを更新しなかった場合、外部データ内の個人レベルのレコードを表示できなくなります。外部データの「検索結果」表のツールバーに「アサイメントの更新」という新しいボタンが追加されました。このボタンをクリックするとページが表示され、そこからプロセスを送信できます。レコードは外部データ・レコードの開示日時点のプライマリ・アサイメントに更新されます。
すべての外部データ・レコードを自動的に更新できるため、アサイメント・レベルのセキュリティをすぐに有効化できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
主なリソース
詳細は、次の新機能の機能を参照してください。
- 20D HCM Cloud共通: 複数のアサイメントを持つ従業員に対するアクセスの保護機能
- 20Dワークフォース報酬: 外部データおよび株式のアサイメント・レベル・セキュリティ
新しい給与レートをソースとして使用することで、総合報酬文書の機能が拡張されます。総合報酬文書に給与レートを表示できるようになりました。1つまたはすべてのレートを追加でき、必要に応じて金額の内訳にドリルインできます。最初に給与レート報酬項目を追加し、カテゴリ内に配置して、そのカテゴリを文書定義に追加します。(「給与額をレートにより決定」で使用される給与ベースはControlled Availabilityの対象です。)
重要な詳細情報が個人の文書に追加されるため、自身に提供される総合報酬の額を詳しく評価できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
この給与ベース・タイプの参照は「給与額をレートにより決定」です。これはまだControlled Availabilityの対象です。また、給与ベース・タイプ「給与額をコンポーネントにより決定」の参照説明が21Aで「給与額を増分コンポーネントにより決定」に変更されました。
オラクル社は、既存の機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。
置き換えられた機能は今後削除される可能性があります。次の機能を確認し、どの更新で新しい機能への移行が必要になるかを確認してください。ベスト・プラクティスとして、できるだけ早い段階で新しい機能に移行して完全なサポートを得て、その製品の最新の更新を維持するようにしてください。
削除される機能には更新があり、そこでその機能は使用不可になります。機能が使用不可になるのに備え、明示されている更新までに機能を除外する計画を策定してください。
SalaryVOビジネス・オブジェクトの名前が「非推奨給与」に変更されました。リリース21Bから使用できなくなるためです。この名前変更が意味するのは、リリース21B以降、GroovyまたはAutoCompleteを使用する際にVOを使用できなくなることを意味します。2021年4月になる前にできるだけ早く非推奨給与ビジネス・オブジェクトを給与ビジネス・オブジェクトに置換することをお薦めします。
給与用の1つのビジネス・オブジェクトにより、AutoCompleteおよびGroovyルールの設定が簡素化されます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ワークフォース報酬Transactional Business Intelligence
Oracle Transactional Business Intelligenceはセルフサービス型のリアルタイム・レポート作成ソリューションです。Oracle Cloudアプリケーションのユーザーはこれを使用してアドホック・レポートを作成および分析し、日々の意思決定に役立てることができます。人事マネージャ、人事担当者、経営者およびライン・マネージャはOracle Transactional Business Intelligenceから提供される重要なワークフォース情報を利用して、ワークフォース・コストや要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プラン、従業員福利厚生を分析できます。
レポートや分析を一から作成するのは面倒ではありませんか。すべての製品のサンプル・レポートを、Customer Connectのレポート共有センターにまとめてありますのでご覧ください。
ノート・ディメンションが追加されたことで、福利厚生のレポート機能が向上しました。
新しいサブ・フォルダ「福利厚生ノート」が福利厚生個人情報リアルタイム・サブジェクト領域の「福利厚生個人」フォルダの下に追加されました。
このディメンションを使用して、福利厚生アプリケーションで作成されたノートに関するレポートを作成できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
従業員の報酬プランの一部である報酬文書のレポート機能が拡張されました。
共有した文書を従業員が受諾または否認した日付について報告できます。
レポート要件を満たすため、次のフォルダと属性が「報酬 - ワークフォース報酬リアルタイム」サブジェクト領域に追加されました。この拡張は報酬マネージャと報酬ワークシート・マネージャのために行われました。
注意: 分析で次のフォルダからの属性と他のディメンション(プラン名など)を一緒に使用する場合は、「報酬変更文書の数」や「報酬変更文書ありの就業者数」などのメトリックを追加する必要があります。分析で必要なければ、これらのメトリックは非表示にできます。
ディメンション | 属性 |
---|---|
|
|
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|
報酬変更文書に基づくレポートを改善できます。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
給与サブジェクト領域のレポート機能が拡張され、レポートに等級レートの実際の値が既存の範囲値(高、中、低など)とともに表示されるようになりました。
「報酬 - 給与詳細リアルタイム」および「報酬 - 給与履歴詳細リアルタイム」サブジェクト領域が拡張され、新しいメトリック「等級レート値」が追加されました。
このメトリックは各サブジェクト領域の「給与」および「給与履歴」ファクト・フォルダ内に追加されました。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
ヒントと考慮事項
また、給与ベース・タイプ「給与額をコンポーネントにより決定」の参照説明が21Aで「給与額を増分コンポーネントにより決定」に変更されます。給与サブジェクト領域でこれをフィルタとして使用している場合は、修正が必要になる場合があります。
「報酬 - 株式詳細リアルタイム」サブジェクト領域のレポート機能が拡張され、株式詳細に関する新しい属性が含まれるようになりました。
次の属性が「株式詳細」フォルダに追加されました。
- 確定日 - ストック・オプションの権利行使が可能になる日付
- 権利行使日 - ストック・オプションの権利が行使(売却または購入)された日付
- 取消日 - ストック・オプションが取り消された日付
- 「その他のテキスト1」から「その他のテキスト5」 - 文字形式で保存された追加詳細
- 「その他の番号1」から「その他の番号5」 - 数値形式で保存された追加詳細
株式に関する情報を以前より詳細に報告できるようになりました。
有効化のステップ
この機能は特別な操作をしなくても有効になります。
置き換えられた機能または削除された機能
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 |
削除される機能 |
削除のターゲット |
置換機能 |
置き換えられる時期 |
追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
報酬 | 21B | N/A | 21A | 2021年4月になる前にできるだけ早く非推奨給与ビジネス・オブジェクトを給与ビジネス・オブジェクトに置換してください。 |
_________________________
更新20BでHCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースを廃止予定
新しく再設計されたHCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが使用可能になり、更新18Bから標準に昇格しました。古いHCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースを引き続き使用している場合は、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスへの移行を開始してください。古いページは今後サポートされなくなります。
レスポンシブ機能の詳細は、更新18Bおよび18CのHCM共通新機能を参照してください。再設計された機能は、再設計されたユーザー・エクスペリエンスの見出しの下に製品別に記載されています。19A以降からの機能は、HCM共通、Global Human Resources、Talent Management、Workforce ManagementおよびWorkforce Rewards各ソリューションの新機能に記載されています。製品見出しの下に機能が記載されています。これらのソリューションの1つ(Workforce Rewardsなど)を開くと、左側にタブが表示され、各リリースを開いてレスポンシブ機能を簡単に確認できます。
一般設定情報の総合的な情報は、My Oracle SupportのドキュメントID 2399671.1 - HCM Responsive User Experience Setup Informationを参照してください。
新しいユーザー・インタフェースの特徴:
従業員およびマネージャのセルフサービスのページがデスクトップとモバイル機器で同じ表示と動作になるように再設計されたことで、次の段階に進歩しました。エンド・ユーザーに優れたエクスペリエンスを提供するように、これらのページのルック・アンド・フィールも変更しました。
ページおよびメッセージはモダンな外観で、よりシンプルな会話形式の言語が使用されているため、デバイスを問わずコンテンツがわかりやすく表示されます。ページは整然として無駄がなく、タスクの完了に必要なフィールドのみが表示されます。ページをパーソナライズして、デフォルトで非表示になっているフィールドを追加できます。ほとんどのセルフサービス・タスクでは、何をするのかが質問され、その選択に基づいて一連のステップに分割されます。
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既知の問題/月次および法定メンテナンス・パック
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)