クラウド・レディネス / Oracle Inventory and Cost Management Cloud
新機能
  1. 更新19A
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 新機能のオプションの取込み(オプト・イン)
  4. 機能のサマリー
    1. ユーザー・インタフェース
        1. 再編成されたナビゲータ・グループとグループ・アイコンの作業領域へのアクセス
    2. 在庫管理
        1. 在庫管理のためのOracle Transactional Business Intelligenceの機能拡張の使用
        2. 循環棚卸および実地棚卸での派遣就業者の使用
      1. RESTサービスを使用した在庫管理の統合と拡張
        1. RESTサービスを使用した品目シリアル番号の管理
        2. RESTサービスを使用した循環棚卸の管理
        3. RESTサービスを使用した品目ロット番号の管理
    3. 出荷
        1. プロジェクトの販売オーダーの出荷
      1. RESTサービスを使用した出荷の統合および拡張
        1. RESTサービスを使用した出荷明細の管理
        2. RESTサービスを使用した出荷の管理
    4. 受入
        1. RESTサービスを使用した受入トランザクションの管理
        2. RESTサービスを使用した受入の管理
    5. サプライ・チェーン管理共通コンポーネント
        1. 拡張RESTサービスを使用した運送業者の管理
        2. 拡張RESTサービスを使用した在庫組織の管理
        3. 在庫組織のLOV RESTサービスの使用
    6. 原価管理
        1. 標準原価積上の非アクティブ作業定義の除外
        2. Oracle Project Portfolio Management Cloudでの販売オーダーからの支出情報の取得
        3. 製造および保守作業オーダーに直接搬送された品目の原価会計
        4. Oracle Transactional Business Intelligenceレポートでの内税の表示
    7. 荷揚原価管理
        1. RESTサービスを使用した荷揚原価取引操作の管理

更新19A

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 機能 ノート
2019年2月25日 循環棚卸および実地棚卸での派遣就業者の使用 文書の更新。更新19Aで提供されるバックポートされた機能。
2019年2月15日 Oracle Transactional Business Intelligenceレポートでの内税の表示 文書の更新。更新19Aで提供される機能。
2019年2月15日 標準原価積上の非アクティブ作業定義の除外 文書の更新。更新19Aで提供される機能。
2019年2月15日 再編成されたナビゲータ・グループとグループ・アイコンの作業領域へのアクセス 文書の更新。更新19Aで提供される機能。
2018年12月21日   初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示します。

セキュリティと新機能

各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)

ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。

新機能のオプションの取込み(オプト・イン)

Oracle Cloud Applicationsには今後も新たな機能が続々と追加されます。一部の機能については、準備が整った時点で機能をオプト・インすることにより、ご都合のよいタイミングで新機能を導入できます。機能をオプト・インするには、「新機能」作業領域または「設定および保守」作業領域を使用します。

「新機能」作業領域を使用してオプト・インするには:

  1. 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします。
  2. 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します。
  3. オプト・インする機能の「オプト・イン」をクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、その機能の「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします。

「設定および保守」作業領域を使用してオプト・インするには:

  1. 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします。
  2. 「設定」ページでオファリングを選択し、「機能オプト・インの変更」をクリックします。
  3. 「オプト・イン」ページで、「機能の編集」アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、オプト・インする機能の「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。 
  5. 「完了」をクリックします。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。


顧客のアクションが必要 = これらの機能を使用するには、事前のアクションが必要になります。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。

使用準備が完了して提供される新機能
(使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

使用するために顧客による処理が必要な新機能(すぐ使用できない状態で提供)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

顧客による処理が必要

ユーザー・インタフェース

再編成されたナビゲータ・グループとグループ・アイコンの作業領域へのアクセス

在庫管理

Oracle Transactional Business Intelligence Enhancements for Inventory Managementの使用

循環棚卸および実地棚卸での派遣就業者の使用

RESTサービスを使用した在庫管理の統合と拡張

RESTサービスを使用した品目シリアル番号の管理

RESTサービスを使用した循環棚卸の管理

RESTサービスを使用した品目ロット番号の管理

出荷

プロジェクトの販売オーダーの出荷

RESTサービスを使用した出荷の統合および拡張

RESTサービスを使用した出荷明細の管理

RESTサービスを使用した出荷の管理

受入

RESTサービスを使用した受入トランザクションの管理

RESTサービスを使用した受入の管理

サプライ・チェーン管理共通コンポーネント

拡張RESTサービスを使用した運送業者の管理

拡張RESTサービスを使用した在庫組織の管理

在庫組織のLOV RESTサービスの使用

原価管理

標準原価積上の非アクティブ作業定義の除外

Oracle Project Portfolio Management Cloudでの販売オーダーからの支出情報の取得

製造および保守作業オーダーに直接搬送された品目の原価会計

Oracle Transactional Business Intelligenceレポートでの内税の表示

荷揚原価管理

RESTサービスを使用した荷揚原価取引操作の管理

ユーザー・インタフェース

再編成されたナビゲータ・グループとグループ・アイコンの作業領域へのアクセス

Oracle Supply Chain Management Cloud作業領域で、より一貫性のある論理グループをサポートするために、この更新には再編成されたナビゲータに加えて、ホーム・ページのグループ・アイコンに対する変更も含まれます。

この更新では、ナビゲータの新しいオーダー管理の見出しおよびホーム・ページのグループ・アイコンに、次の作業領域が含まれます。

  • オーダー管理
  • 価格設定管理
  • グローバル・オーダー納期回答
  • サービス・ロジスティクス

新しいサプライ・チェーン実行の見出しとグループ・アイコンには、次の作業領域が含まれます。

  • 作業定義
  • 作業実行
  • 保守管理
  • 品質管理
  • 在庫管理
  • 原価会計
  • 受入会計
  • 会計文書取得
  • 電子レコード
  • 財務オーケストレーション
  • 供給オーケストレーション

また、「サプライ・チェーン・コラボレーション」作業領域が「サプライ・チェーン・プランニング」ヘッダーおよびグループ・アイコンに移動し、「コラボレーション・メッセージング」作業領域が「ツール」ヘッダーおよびグループ・アイコンに移動しています。

以前の更新で表示された原価計算、製造および品質管理の見出しおよびグループ・アイコンは使用できなくなりました。

ホーム・ページ上の新しいグループ・アイコンで次のものを簡単に識別できます:

オーダー管理およびサプライ・チェーン実行のグループ・アイコン

また、ナビゲータの新しい見出しも簡単に見分けられます。

ナビゲータのオーダー管理およびサプライ・チェーン実行の見出し

有効化のステップ

この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。

在庫管理

Oracle Transactional Business Intelligence Enhancements for Inventory Managementの使用

Oracle Transactional Business Intelligence Enhancements for Inventory Management機能を使用すると、組織内の監督、表示および制御を改善できます。Oracle Cloud Inventory Managementからのリアルタイム・トランザクション・データを使用して、アドホック・レポートを作成できます。リアルタイム・データを活用することで、資材管理プロセスを監視できます。例外に対して即座に応答し、訂正処理を実行できます。「レポートおよび分析」作業領域を使用して、在庫管理ランディング・ページからビジネス・インテリジェンス(BI)の「レポートおよび分析」作業領域にシームレスに移動し、新規分析を作成したり、既存の分析を表示できます。

転送オーダー付加フレックスフィールドのサポート

既存の在庫転送オーダー・リアルタイム・サブジェクト領域は、転送オーダー付加フレックスフィールドを含むように拡張されました。付加フレックスフィールドを使用して、在庫転送オーダー・ビジネス・オブジェクトのユーザー定義属性を追加できます。たとえば、転送オーダーの作成時に部門情報を取得するための付加フレックスフィールドを作成できます。付加フレックスフィールド情報は、ソース・トランザクションで取得した後、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)でレポートおよび分析を作成する際に使用できます。転送オーダー付加フレックスフィールド情報は、転送オーダー・ヘッダー、転送オーダー明細および転送オーダー配分の3つのレベルで使用できます。

品目保管場所および品目保管棚ディメンションのサポート

OTBIディメンション、品目保管場所および品目保管棚では、保管場所および保管棚レベルで追加レベルのレポート機能が提供されます。品目保管場所および品目保管棚属性は、「設定および保守」の保管場所および保管棚の管理ページを使用して構成されます。品目保管場所属性には、在庫プランニング方法、最小数量と最大数量、補充ソースなどの情報が含まれます。品目保管棚の属性には、補充数量計算タイプ、定期自動補充(PAR)レベルおよびPAR最大数量が含まれます。

品目保管場所および品目保管棚ディメンション

在庫ロット付加フレックスフィールドのサポート

在庫管理では、在庫トランザクションの完全なロット番号サポートが提供されます。在庫ロットの付加フレックスフィールドを有効にすることもできます。たとえば、色やサイズなど、在庫ロットの特定の属性を取得するための付加フレックスフィールドを作成できます。付加フレックスフィールドを構成した後、OTBIの付加フレックスフィールドを有効にできます。これにより、これらの追加属性を取得するレポートおよび分析を作成できます。たとえば、色が赤でサイズが大であるロットのすべての在庫トランザクションを表示するように分析を作成できます。OTBIロット・レベルの付加フレックスフィールドのサポートにより、特定の組織要件をサポートするようにレポートおよび分析を構成できます。

出荷サブジェクト領域にシリアル番号を含める

「出荷リアルタイム」サブジェクト領域では、出荷情報にリアルタイムのレポートおよび分析を作成できます。出荷の処理時に、出荷の品目のシリアル番号情報を取得できます。「出荷リアルタイム」サブジェクト領域には、シリアル番号のステータスやシリアル番号の完了日または出荷日などのシリアル番号詳細が含まれます。たとえば、特定の出荷の分析を作成し、出荷のシリアル番号管理品目に関連付けられたシリアル番号範囲を表示できます。これにより、追加レベルの表示が提供され、出荷情報および関連するシリアル番号詳細をレポートできます。

「出荷リアルタイム」サブジェクト領域

有効化のステップ

Oracle Cloud Transactional Business Intelligence (OTBI)で表示する在庫管理付加フレックスフィールドを有効にするには、機能をオプト・インした後に次のステップを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

  • オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理

  • 機能領域: 在庫管理

  • タスク: 在庫の付加フレックスフィールドの管理

  1. 「在庫の付加フレックスフィールドの管理」ページで、BI使用可能チェック・ボックスを有効にします。

在庫の付加フレックスフィールドの管理

ヒントと考慮事項

レポートの作成および編集の詳細は、Oracle SCM Cloud: 分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

在庫管理のためのトランザクション・ビジネス・インテリジェンス拡張準備トレーニングの視聴

循環棚卸および実地棚卸での派遣就業者の使用

たとえば、あなたが大規模倉庫のマネージャであり、フルタイムの正社員従業員を複数管理するとします。大量の取引の発生時に、循環棚卸タスクおよび実地棚卸タスクを支援する追加のヘルプまたは派遣就業者を採用します。この機能を使用すると、非従業員を、棚卸順序の記録、実地棚卸現品票の記録および在庫調整の承認のためのシステム・アクセス権を持つ派遣就業者として定義できます。派遣就業者が新しい機能をどのように使用できるかは、次のとおりです。

  • 「棚卸順序の記録」ページ(「棚卸担当者」フィールド)
  • 「棚卸順序の承認」ページ(「棚卸担当者」フィールドおよび「レビュー担当者」フィールド)
  • 循環棚卸RESTサービス
  • 循環棚卸ADFdi
  • 「実地棚卸現品票の記録」ページ(「棚卸担当者」フィールド)
  • 「実地棚卸調整の承認」ページ(「棚卸担当者」および「レビュー担当者」フィールド)
  • 実地棚卸RESTサービス

この機能により、派遣就業者は、循環棚卸および実地棚卸タスクを実行する際に、正社員従業員とともにシームレスに勤務できるようになります。従業員と派遣就業者の両方が、「循環棚卸」および「実地棚卸」ページの「棚卸担当者」または「レビュー担当者」値リストに表示されるようになりました。

有効化のステップ

「循環棚卸」ページおよび「実地棚卸」ページで棚卸タスクおよび承認タスクを実行できる派遣就業者であるユーザーの作成方法は、次のとおりです。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
    • オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
    • 機能領域: ユーザーおよびセキュリティ 
    • タスク: ユーザーの管理
  2. 「ユーザーの作成」ページで、ユーザー名がUSERXXXであり、個人タイプが派遣就業者の新しいユーザーを定義します。
  3. 新しく作成したユーザーに、INV_WAREHOUSE_MANAGER_ALL_INV_ORGロールを関連付けます。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 倉庫マネージャ: すべての在庫組織(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)

RESTサービスを使用した在庫管理の統合と拡張

RESTサービスを使用した品目シリアル番号の管理

品目シリアル番号の管理REST APIを使用すると、プログラムでシリアル番号の作成を管理し、Oracle Inventory Management Cloudサービス環境を更新できます。APIではWebベースのユーザー・インタフェースの代替方法が提供され、倉庫管理システムとの統合やサードパーティ統合が含まれる場合の、シリアル番号の作成および更新に関連するプロセスの自動化に役立ちます。このAPIは、倉庫管理システムまたはサードパーティ・ロジスティクス統合シナリオのユーザー・インタフェース開発でも役立ちます。この更新では、これらの新規サービスを介してシリアル番号詳細を作成および更新できるようになりました。

在庫品目シリアル番号RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 品目シリアル番号詳細および付加フレックスフィールドを取得します。
  • 品目シリアル番号を作成します。
  • サプライヤ、サプライヤ・ロット、サプライヤ・シリアル番号、単一シリアル番号の付加フレックスフィールドなどの、品目シリアル番号詳細を更新します。

このRESTサービスを使用すると、自社または自社が使用する外部システムで使用可能な統合テクノロジを通じて、品目シリアル番号の変更管理および情報収集を支援できます。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • GET、POSTおよびPATCHサービスを起動できるようにするには、Manage Item Lot and Item Serial by Web Service (INV_MANAGE_LOT_SERIAL_WEB_SERVICE)。
    • GETサービスのみを起動できるようにするには、View Item Lot and Item Serial List of Values by Web Service (INV_VIEW_LOT_SERIAL_LOV_WEB_SERVICE_PRIV)。
  • 職務ロール名およびコード:
    • Inventory Management Web Service Duty (ORA_INV_INVENTORY_MANAGEMENT_WEB_SERVICE_DUTY)
    • Inventory Management Common Web Service Duty (ORA_INV_INVENTORY_MANAGEMENT_COMMON_WEB_SERVICE_DUTY)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
    • 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
    • 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR)

RESTサービスを使用した循環棚卸の管理

Oracle Inventory Management Cloudでは、倉庫管理システム、受託製造業者、3PLなどの外部システムとの統合を有効化および簡略化するWebサービスが提供されます。

この機能では、循環棚卸の様々な側面を管理するために、3つの異なるRESTサービス(循環棚卸定義、循環棚卸順序詳細および循環棚卸スケジュール)が提供されます。

循環棚卸定義RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • ABC割当グループを使用して循環棚卸を定義し、循環棚卸区分および品目表に移入します。
  • 棚卸のサブおよび棚卸区分などの情報を使用して、循環棚卸定義を作成および更新します。
  • 循環棚卸定義、循環棚卸区分およびその他の詳細を取得します。

循環棚卸順序詳細RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 循環棚卸の実行に必要な棚卸スケジュールおよび棚卸順序を生成します。
  • 手動および自動生成された棚卸順序を記録して承認します。
  • 品目、ロット、シリアル番号、履歴などの循環棚卸順序詳細を取得します。

循環棚卸スケジュールRESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 自動生成および手動の棚卸スケジュールを検索します。
  • 棚卸スケジュールまたは手動棚卸スケジュールを取得します。

さらに、RESTサービスでは付加フレックスフィールド属性がサポートされます。  

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • 『Oracle Supply Chain Management Cloud REST API』ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • INV_MANAGE_CYCLE_COUNT_PRIV: 循環棚卸の管理を許可します。(循環棚卸の作成および更新)
    • INV_RECORD_CYCLE_COUNT_SEQUENCE_PRIVまたはINV_RECORD_CYCLE_COUNT_WEB_SERVICE_PRIV: 棚卸順序の記録を許可します。これには、棚卸数量や、循環棚卸を実行する個人の名前などの詳細が含まれます。(棚卸順序の記録)
    • INV_APPROVE_CYCLE_COUNT_SEQUENCES_PRIV: 棚卸順序の承認を許可します。これには、棚卸数量や、循環棚卸を実行する個人の名前などの詳細が含まれます。(棚卸順序の記録)
  • 職務ロール名およびコード:
    • 在庫棚卸管理職務(ORA_INV_INVENTORY_COUNT_MANAGEMENT_DUTY)
    • Inventory Management Web Service Duty (ORA_INV_INVENTORY_MANAGEMENT_WEB_SERVICE_DUTY)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
    • 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
    • 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR)

RESTサービスを使用した品目ロット番号の管理

品目ロット番号の管理REST APIを使用すると、品目のロット番号の作成を管理し、Oracle Inventory Management Cloudサービス環境を更新できます。APIではWebベースのユーザー・インタフェースの代替方法が提供され、倉庫管理システムとの統合やサードパーティ統合が含まれる場合の、ロット番号の作成およびそれに関連付けられた詳細の更新に関連するプロセスの自動化に役立ちます。このAPIを、倉庫管理システムまたはサードパーティ・ロジスティクス統合シナリオのユーザー・インタフェース開発に適用することもできます。

この更新により、在庫品目ロット番号RESTサービスを使用して、次のことを実行できます。

  • GET: 品目ロット番号および付加フレックスフィールドの詳細を取得してレビューします。
  • POST: 品目ロット番号を作成します。
  • PATCH: ロットに関連する詳細(当初日付、満期日、保留期限など)を更新します。

これらのRESTサービスを使用すると、自社または自社が使用する外部システムで使用可能な統合テクノロジを通じて、品目ロット番号の情報の管理を支援できます。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • GET、POSTおよびPATCHサービスを起動できるようにするには、Manage Item Lot and Item Serial by Web Service (INV_MANAGE_LOT_SERIAL_WEB_SERVICE)。
    • GETサービスのみを起動できるようにするには、View Item Lot and Item Serial List of Values by Web Service (INV_VIEW_LOT_SERIAL_LOV_WEB_SERVICE_PRIV)。
  • 職務ロール名およびコード:
    • Inventory Management Web Service Duty (ORA_INV_INVENTORY_MANAGEMENT_WEB_SERVICE_DUTY)
    • Inventory Management Common Web Service Duty (ORA_INV_INVENTORY_MANAGEMENT_COMMON_WEB_SERVICE_DUTY)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
    • 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
    • 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR)

出荷

プロジェクトの販売オーダーの出荷

様々な理由から、別々のプロジェクトで、共通の、またはわずかに区別された製品に対する顧客需要を履行することが必要になる場合があります。次に例を示します。

  • 顧客ごとに個別の研究、開発および変更を必要とする品目を販売します。   
  • 契約で予備の部品を供給します。   
  • ターンキー・サービスの一部として品目を供給します。

これらの需要を履行する品目は多くの場合相互に類似しているため、在庫をプロジェクト別に分離する必要はありません。プロジェクト固有の販売オーダーで共通倉庫から品目を出荷できますが、品目はプロジェクトに対して請求されます。この更新では、次の操作を実行できます。

  • プロジェクト内の特定のプロジェクトおよびタスクを参照する販売オーダーを作成します。   
  • すべてのプロジェクトで同じ在庫から品目をピックして出荷します。   
  • 同一倉庫から品目を出荷しますが、プロジェクトに従って別々に請求します。   
  • 共通在庫から出荷された品目の原価を単一プロジェクトにインタフェースします。   
  • プロジェクトを参照するビジネス・ルールに従って顧客に請求します。

これらの拡張機能を使用すると、プロジェクトごとに原価と収益を手動で調整することなく品目を販売して、エラーを削減し、トランザクションを促進できます。また、在庫をプロジェクト別に分離する必要がないため、効率性とコスト効果も向上します。

プロジェクト販売オーダー出荷の表示を向上させるために、既存の在庫管理ページに対していくつかの拡張が実施されています。「出荷明細の管理」ページが拡張され、「プロジェクト販売オーダー」列が新たに表示されるようになりました。「プロジェクト販売オーダー」列を使用すると、出荷ユーザーは、プロジェクト詳細を含む出荷明細を識別できます。また、出荷在庫トランザクションで新しい販売オーダー・プロジェクト・コンテキストがプロジェクト詳細に使用されます。これらの属性は、「完了トランザクションのレビュー」ページに表示されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするにはオプト・インする必要があります。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: オーダー管理                         これ以降オプションではなくなっています: 11.13.19.07.0

機能名: プロジェクトの販売オーダーの処理

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

RESTサービスを使用した出荷の統合および拡張

RESTサービスを使用した出荷明細の管理

Oracle Supply Chain Management Cloudでは、倉庫管理システム、受託製造業者、3PL、輸送管理システム、取引コンプライアンス・システム、モバイル・デバイスなどの外部システムとの統合を有効化および簡略化するWebサービスが提供されます。

この機能では、出荷明細の様々な側面を管理するために、3つの異なるRESTサービス(出荷明細、出荷明細トランザクション要求および出荷明細変更要求)が提供されます。

出荷明細RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 出荷明細、出荷明細に関連する出荷原価および出荷明細に関連する在庫予約を取得します。
  • 組織、オーダー・タイプ、明細ステータス、統合ステータス、クイック出荷ステータス、輸送プランニング・ステータス、取引コンプライアンス・ステータス、オーダー番号、ピック・ウェーブ、顧客、運送業者、予定出荷日、品目、輸送出荷番号などで、出荷明細を検索します。

出荷明細トランザクション要求RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 出荷明細トランザクション要求および出荷明細を取得します。
  • トランザクションID、出荷明細および出荷明細属性で、出荷明細トランザクション要求を検索します。
  • 出荷明細の輸送プランニング情報を作成、更新および削除します。これにより、Oracle Transportation Management Cloudなどの輸送管理システムへの統合がサポートされます。これは、出荷明細の輸送プランニング情報の受入および処理に、出荷要求SOAPサービスのprocessBatchShipmentRequestOrder操作を使用することと似ています。
  • 変更管理のために出荷明細をロックおよびロック解除します。これは、出荷明細の検証およびロックSOAPサービスのvalidateAndLockForUpdate操作を使用することと似ています。

出荷明細変更要求RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 在庫詳細、出荷詳細、付加フレックスフィールド、ノート、添付などの出荷明細属性を更新します。これは、資材出荷明細SOAPサービスのUpdateShipmentLines操作に似ています。
  • カスタム処理を使用して出荷要求を生成し、明細を選択してWMSなどの外部システムに送信し、さらにそれらをインタフェース済としてマークします。これは、資材出荷明細サービスのGenerateShipmentRequest操作に似ています。

これらのRESTサービスでは、必要に応じて、属性の付加フレックスフィールド、ノートおよび添付タイプもサポートされます。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)

RESTサービスを使用した出荷の管理

Oracle Supply Chain Management Cloudでは、倉庫管理システム、受託製造業者、3PL、輸送管理システム、取引コンプライアンス・システム、モバイル・デバイスなどの外部システムとの統合を有効化および簡略化するWebサービスが提供されます。

この機能では、出荷の様々な側面を管理するために、2つの異なるRESTサービス(出荷および出荷トランザクション要求)が提供されます。

出荷RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 出荷、梱包ユニット、出荷明細、出荷原価、ロットおよびシリアル番号を取得します。
  • 組織、オーダー・タイプ、出荷ステータス、オーダー番号、ソース・オーダー番号、ピック・ウェーブ、顧客、運送業者、実績出荷日、輸送出荷番号、会計文書番号、パッキング・スリップおよび船荷証券で、出荷を検索します。
  • ソース・システム、輸送管理システムおよび取引コンプライアンス管理システムに統合するために出荷実績として使用できる出荷通知を生成します。

出荷トランザクション要求RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 出荷トランザクション要求、出荷、梱包ユニット、出荷明細、出荷原価、ロット、シリアル番号および処理エラー(ある場合)を取得します。
  • トランザクションID、出荷、出荷明細、組織、初期出荷日、実績出荷日、オーダー番号、顧客、梱包ユニット、運送業者、サービス・レベル、輸送モードなどで、出荷トランザクション要求を検索します。
  • インタフェース表で出荷トランザクション要求を作成および更新します。これは、WMSからの出荷確認の作成に資材出荷SOAPサービスのcreateAndConfirm操作を使用することや、出荷確認のレビューおよび管理に「スプレッドシートでの出荷トランザクション訂正の管理」タスクを使用することと似ています。

前述のRESTサービスでは、必要に応じて、属性の付加フレックスフィールド、ノートおよび添付タイプもサポートされます。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • Manage Shipment Web Service (WSH_MANAGE_SHIPMENT_WEB_SERVICE)
  • 職務ロール名およびコード:
    • 出荷処理職務(ORA_WSH_DELIVERY_PROCESSING_DUTY)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
    • 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
    • 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR)

受入

RESTサービスを使用した受入トランザクションの管理

Oracle Supply Chain Management Cloudでは、倉庫管理システム、受託製造業者、3PL、輸送管理システム、取引コンプライアンス・システム、モバイル・デバイスなどの外部システムとの統合を有効化および簡略化するWebサービスが提供されます。

この更新には受入トランザクションRESTサービスが含まれており、受入アクティビティ(棚入、検査、訂正、受入の返品など)を管理するために使用できます。

  • 受入の棚入、検査および訂正の受入トランザクションを作成します。
  • 受入返品、サプライヤ返品、顧客への返品承認およびソース組織への返品転送オーダーの返品トランザクションを作成します。
  • 受入トランザクションの添付をアップロードします。
  • 受入トランザクションの付加フレックスフィールド情報をアップロードします。
  • オンライン・モードまたはバックグラウンド・モードで、受入トランザクション・インタフェース・レコードを更新、訂正または削除します。

受入トランザクションRESTサービスを使用すると、外部システムとの統合を簡略化すると同時に、受入および返品アクティビティの管理を改善できます。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • 『Oracle Supply Chain Management Cloud REST API』ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • Perform Receiving Receipt Transaction by Web Service (RCV_PERFORM_RECEIVING_RECEIPT_TRANSACTION_WEB_SERVICE)
  • 職務ロール名およびコード:
    • Receiving Management Common Web Service Duty (ORA_RCV_RECEIVING_MANAGEMENT_COMMON_WEB_SERVICE_DUTY)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
    • 受入エージェント(ORA_RCV_RECEIVING_AGENT)

RESTサービスを使用した受入の管理

Oracle Supply Chain Management Cloudでは、倉庫管理システム、受託製造業者、3PL、輸送管理システム、取引コンプライアンス・システム、モバイル・デバイスなどの外部システムとの統合を有効化および簡略化するWebサービスが提供されます。

この機能により、受入および事前出荷通知(ASN)を管理するRESTサービスが提供されます。

受入要求RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 受入および事前出荷通知を作成します。
  • 受入要求と、処理エラー(ある場合)などの関連する詳細を取得します。
  • 数量および付加フレックスフィールドなどの受入詳細を更新します。
  • パッキング・スリップ、船荷証券、加重などのASN詳細を更新します。
  • 受入ヘッダー、受入トランザクションおよびASN明細の添付をアップロードします。
  • 受入またはASNを削除します。

受入要求RESTサービスを使用すると、外部システムとの統合を簡略化すると同時に、受入およびASNを効率的に管理できます。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • Create Receiving Receipt Transaction by Web Service (RCV_CREATE_RECEIVING_RECEIPT_TRANSACTION_WEB_SERVICE)
  • 職務ロール名およびコード:
    • Receiving Management Common Web Service Duty (ORA_RCV_RECEIVING_MANAGEMENT_COMMON_WEB_SERVICE_DUTY)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
    • 受入エージェント(ORA_RCV_RECEIVING_AGENT)

サプライ・チェーン管理共通コンポーネント

拡張RESTサービスを使用した運送業者の管理

Oracleでは、外部システムとの統合を可能にして簡素化し、大規模なデータの作成と保守をサポートするためのWebサービスを提供しています。

運送業者RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 運送業者を作成します
  • 運送業者ごとに出荷方法を作成し、オプションで特定の在庫組織に割り当てます。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、『Oracle Supply Chain Management Cloud REST API』ガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

  • 権限名およびコード:
    • Manage Carriers by Web Service (RCS_MANAGE_CARRIERS_WEB_SERVICE_PRIV)
    • View Carriers List of Values by Web Service (RCS_VIEW_CARRIERS_LOV_WEB_SERVICE_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

拡張RESTサービスを使用した在庫組織の管理

Oracleでは、外部システムとの統合を可能にして簡素化し、大規模なデータの作成と保守をサポートするためのWebサービスを提供しています。

在庫組織RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 在庫組織を作成します。
  • 資材管理および製造トランザクションの動作をデフォルト設定する組織(倉庫)パラメータおよび工場パラメータを作成します。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

  • 権限名およびコード:
    • Manage Inventory Organization by Web Service (RCS_MANAGE_INV_ORG_WEB_SERVICE_PRIV)
    • View Inventory Organizations List of Values by Web Service (RCS_VIEW_INV_ORG_LOV_WEB_SERVICE_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

在庫組織のLOV RESTサービスの使用

Oracleでは、外部システムとの統合を可能にして簡素化し、大規模なデータの作成と保守をサポートするためのWebサービスを提供しています。

在庫組織LOV RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • データ・セットとして使用するフィルタを持つすべての在庫組織を値リストで取得します。
  • データ・セットとして使用するフィルタを持つすべての品目組織を値リストで取得します。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

  • 権限名およびコード:
    • View Inventory Organizations List of Values by Web Service (RCS_VIEW_INV_ORG_LOV_WEB_SERVICE_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

原価管理

標準原価積上の非アクティブ作業定義の除外

製造品目の原価計算時に、製造作業定義が原価シナリオの有効日よりも前に非アクティブだった場合、原価積上プロセスでその作業定義は無視されるようになりました。

また、作業定義が公開済シナリオで使用されている場合であっても、その作業定義を非アクティブ化できるようになりました。原価シナリオは引き続きその作業定義を使用し、製造品目の標準原価を原価会計に使用できます。ただし、非アクティブ化された作業定義を既存の未公開シナリオで使用する場合、原価シナリオのステータスは「原価積上の再実行要」にリセットされます。

これにより、サプライヤとの契約ネゴシエーションによる変更にシームレスに対応できます。たとえば、以前製造品目だった調達品目の原価を指定できます。

有効化のステップ

この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。

主なリソース

  • 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerから入手可能)を参照してください。

ロール情報

  • 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)

Oracle Project Portfolio Management Cloudでの販売オーダーからの支出情報の取得

様々な理由から、別々のプロジェクトで、共通の、またはわずかに区別された製品に対する顧客需要を履行することが必要になる場合があります。次に例を示します。

  • 顧客ごとに個別の研究、開発および変更を必要とする品目を販売します。   
  • 契約で予備の部品を供給します。   
  • ターンキー・サービスの一部として品目を供給します。

これらの需要を履行する品目は多くの場合相互に類似しているため、在庫をプロジェクト別に分離する必要はありません。プロジェクト固有の販売オーダーで共通倉庫から品目を出荷できますが、品目はプロジェクトに対して請求されます。この更新では、次の操作を実行できます。

  • プロジェクト内の特定のプロジェクトおよびタスクを参照する販売オーダーを作成します。   
  • すべてのプロジェクトで同じ在庫から品目をピックして出荷します。   
  • 同一倉庫から品目を出荷しますが、プロジェクトに従って別々に請求します。   
  • 共通在庫から出荷された品目の原価を単一プロジェクトにインタフェースします。   
  • プロジェクトを参照するビジネス・ルールに従って顧客に請求します。

これらの拡張機能を使用すると、プロジェクトごとに原価と収益を手動で調整することなく品目を販売して、エラーを削減し、トランザクションを促進できます。また、在庫をプロジェクト別に分離する必要がないため、効率性とコスト効果も向上します。

この機能をサポートするOracle Fusion Cost Management Cloud固有の主要な拡張機能は、次のとおりです。

  • 単一プロジェクトに対する販売オーダー出庫在庫トランザクションの会計を原価計算および作成します。
  • 原価計算済トランザクション詳細をプロジェクト原価計算に含めます。
  • トランザクション内のプロジェクト属性を会計ソースとして表示します。

次のスクリーン・キャプチャは、機能とその利点を示しています。

                                                                                               

プロジェクト属性での原価会計配分のレビュー

有効化のステップ

この機能を有効にするにはオプト・インする必要があります。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: オーダー管理                         これ以降オプションではなくなっています: 11.13.19.07.0

機能名: プロジェクトの販売オーダーの処理

ヒントと考慮事項

  • プロジェクト属性は元の販売オーダーから返品オーダーにコピーされません。返品オーダーのプロジェクト詳細でプロジェクト属性を取得した場合、それらは返品処理で考慮されません。したがって、これらの属性は、通常の販売オーダー返品として処理および原価計算されます。
  • このようなプロジェクトでタグ付けされた明細の直接出荷およびバック・トゥ・バック処理は、この更新の対象範囲には含まれていません。
  • 一般的なビジネス間販売オーダー出庫フローとは異なり、営業ビジネス・ユニットが出荷ビジネス・ユニットと異なる場合のプロジェクト販売オーダーの原価計算シナリオに、会社間会計はありません。
  • 原価会計は、利益センター・ビジネス・ユニットの参照を使用して会計仕訳を転記します。在庫組織の利益センター・ビジネス・ユニットとプロジェクト・ビジネス・ユニットが同一の場合、プロジェクト支出は利益センター・ビジネス・ユニットの一部になります。ただし、プロジェクト・ビジネス・ユニット(管理ビジネス・ユニット)が原価計算利益センター・ビジネス・ユニットと異なる場合は、利益センター・ビジネス・ユニットからのプロジェクト支出が、プロジェクト・アプリケーションの借入または貸付処理内のプロジェクト・ビジネス・ユニットに追加されます。
  • プロジェクト属性に基づくOTBIレポートは、この更新ではサポートされません。

主なリソース

  • 『Oracle Supply Chain Management Cloud共通機能の実装』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
  • 『Oracle Supply Chain Management Cloud原価管理の実装』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ロール情報

  • 原価会計担当

製造および保守作業オーダーに直接搬送された品目の原価会計

製造および保守作業オーダーから直接購入された品目と製造および保守作業オーダーに直接搬送される品目は、受入および原価会計によって処理されます。

品目が受入の作業オーダー搬送先に対して受け入れられた後、受入会計によって次の受入会計配分仕訳が作成されます。

  • 借方 - 購買オーダー価格での受入検査
  • 貸方 - 購買オーダー価格での経過勘定

品目が作業オーダー搬送先に搬送されると、原価会計によってこれらのトランザクションが取得され、次の配分仕訳が作成されます。

  • 借方 - 購買オーダー価格または標準原価での仕掛
  • 貸方 - 購買オーダー価格での受入検査
  • 貸方/借方 - 標準原価と購買価格の差異に対する購買価格差異

品目ベースの購買のみが原価会計で処理されます。摘要ベースの購買または金額ベースの購買では、搬送先作業オーダーは受入会計でのみ処理され、購買原価全体が費用計上されます。

これらの品目の原価は、作業オーダー原価にも反映され、「作業オーダー原価のレビュー」または「保守作業オーダー原価のレビュー」ページからレビューできます。

次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。

保守作業オーダー原価のレビュー

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。

主なリソース

この機能の詳細は、次のガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

  • Oracle Supply Chain Management Cloud: 原価管理の使用

作業オーダー用の品目の手動調達の原価会計準備トレーニングの視聴

ロール情報

  • 権限名およびコード:
    • 原価会計担当

Oracle Transactional Business Intelligenceレポートでの内税の表示

受入会計リアルタイムおよび原価会計リアルタイムの各サブジェクト領域の購買オーダー、受入会計および請求書の各ディメンションで使用可能になった税込属性を使用してレポートを生成できるようになりました。これにより、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)レポートで、控除対象税と控除対象外内税の両方を表示および分析できます。

有効化のステップ

既存のレポートに新しい内税属性を追加することも、新しい属性を使用する新しいレポートを作成することもできます。レポートの作成および編集の詳細は、Oracle SCM Cloud: 分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

ヒントと考慮事項

次の表に、新しい内税属性が使用可能になったサブジェクト領域とディメンションを示します。                     

サブジェクト領域

ディメンション

受入会計リアルタイム

受入会計配分詳細

原価会計リアルタイム

購買オーダー

買掛/未払金請求書

ロール情報

  • 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)

荷揚原価管理

RESTサービスを使用した荷揚原価取引操作の管理

REST Webサービスを使用して、荷揚原価取引操作および関連する手数料を管理します。外部システムと統合するとき、または大量の取引操作や手数料を扱うときに、取引操作が自動的に作成されます。

荷揚原価取引操作REST Webサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • システム内の取引操作を取得します。
  • 新規取引操作を作成するか、既存の取引操作を変更します。
  • 取引操作とその詳細を削除します。

取引操作プライマリ・リソースには、手数料とデフォルト購買オーダー・スケジュールの2つの子リソースがあります。

  • 取引操作RESTリソースの手数料子リソースでは、取引操作の下に存在するすべての手数料の詳細が提供されます。次の4つの子リソースがあります。
    • 手数料参照: 取引操作で手数料明細への手数料参照を作成、読取り、更新および削除し、請求書を取引操作に関連付けます。
    • 手数料関連明細: 取引操作の別の手数料に関連して作成された手数料の詳細を提供します。このような手数料明細を作成、更新および削除できます。
    • 手数料請求書関連付け: 取引操作で手数料に関連付けられた請求書の詳細を提供します。
    • 手数料購買オーダー・スケジュール: 取引操作で手数料に関連付けられた購買オーダー・スケジュールを読取り、作成、更新および削除します。
  • デフォルト購買オーダー・スケジュールには、取引操作のすべての手数料にデフォルトで関連付けられている購買オーダー・スケジュールの詳細が格納されます。

有効化のステップ

Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

荷揚原価管理における、RESTサービスを使用した取引操作の管理準備トレーニングの視聴

ロール情報

  • 権限名およびコード:
    • Webサービスによる取引操作の管理(CML_MANAGE_TRADEOPS_WEB_SERVICE)