本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
---|---|---|
2019年6月21日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態で提供され、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。 すぐ使用できない状態で提供されている機能は、いくつかの方法でエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
「新機能」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス
- 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします
- 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します
- オプト・イン対象の機能の「オプト・インに進む」をクリックします
- 「機能の編集」ページで、その機能の「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします
または、「設定および保守」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス
- 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします
- 「設定」ページでオファリングを選択し、「機能オプト・インの変更」をクリックします
- 「オプト・イン」ページで、オプト・インする機能が含まれている領域の「機能の編集」アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、オプト・インする機能に対して「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
オプト・イン失効
オプト・インで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
顧客による処理が必要=これらの機能をエンド・ユーザーが使用する前に処理を実行する必要があります。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
使用準備が完了して提供される新機能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
使用するために顧客による処理が必要な新機能(すぐ使用できない状態で提供) これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
顧客による処理が必要 |
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その他トランザクションの保管場所および保管棚のデフォルト設定
小さな倉庫がある施設を所有していて、1つの品目を1つの事業所にのみ保管するとします。このシナリオでは、ルーチン・トランザクションの保管場所および保管棚をデフォルト設定することで、貴重な時間を節約できます。
品目トランザクション・デフォルトは、受入トランザクションの事業所をデフォルト設定するメカニズムをすでに提供しています。これからは、同じ品目トランザクション・デフォルトを使用して、その他出庫トランザクションの保管場所および保管棚をデフォルト設定できます。
他の施設では、在庫が複数の保管場所に存在する場合がありますが、手持数量が1つの保管場所のみにあれば、頻繁に回転し、時間が節約されます。これからは、手持数量が1つの保管場所にのみ存在する場合は、トランザクションはその保管場所に自動的にデフォルト設定されます。
これらの変更により、入力する必要がある情報を最小限に抑え、手持数量がある場所を明確に示すことで、その他トランザクションを作成するためのより合理化されたプロセスが実現します。
有効化のステップ
その他トランザクションでデフォルトで表示される、保管場所または保管場所および保管棚を設定する方法を次に示します。
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「設定および保守」作業領域で、「品目トランザクション・デフォルトの管理」タスクを使用します。
- オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- 機能領域: 在庫管理
- タスク: 品目トランザクション・デフォルトの管理
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「検索結果」で、「処理」→「作成」をクリックします。
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明細で、品目、その他出庫トランザクション・タイプ(「デフォルト」フィールド)、保管場所または保管場所および保管棚の組合せを作成します。
保管場所が保管棚管理されていない場合は、保管場所を入力します。保管場所が保管棚管理されている場合は、保管場所および保管棚の組合せを入力します。
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「保存」をクリックします。
ヒントと考慮事項
その他の出庫トランザクション時の保管場所および保管棚のデフォルト設定の条件は、次のとおりです。
- 品目の手持数量が1つの保管場所、または1つの保管場所と保管棚の組合せにある場合。
- 品目の手持数量が複数の事業所に存在し、デフォルトが品目トランザクション・デフォルトの設定に基づいている場合。
主なリソース
- Inventory Management Cloudのユーザビリティの拡張準備トレーニングの視聴
- 『Oracle Supply Chain Management Cloud: 在庫管理の使用』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- 品目トランザクション・デフォルトの管理(INV_MANAGE_ITEM_TRANSACTION_DEFAULTS)
- その他トランザクションの作成(INV_CREATE_INVENTORY_TRANSACTION_MISCELLANEOUS_TRANSACTION)
- 職務ロール名およびコード:
- 在庫管理(ORA_INV_INVENTORY_ADMINISTRATION_DUTY)
- 在庫トランザクション管理(ORA_INV_INVENTORY_TRANSACTION_MANAGEMENT_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
- 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
Oracle Supply Chain Orchestration Cloud、Oracle Inventory Management CloudまたはWebサービスを使用してアドホック供給要求を作成すると、供給要求参照番号が生成され、供給要求および転送オーダーの作成を追跡できます。同様に、Min-Max補充要求を送信すると、供給要求参照番号がプロセスに割り当てられます。この供給要求参照番号を使用して、補充プロセスの結果として作成された転送オーダーを検索できます。
Oracle Supply Chain Orchestration Cloudは、この供給要求参照番号を使用して「供給明細の管理」ページから関連する供給要求を検索する機能をすでに提供しています。
Inventory Management Cloudの「転送オーダーの管理」ページでは、検索基準および検索結果内に「供給要求参照番号」フィールドおよび「供給要求参照明細番号」フィールドが含まれるようになりました。これにより、供給明細および転送オーダーを検索するときに共通の識別子が提供され、組織の内部資材転送プロセス・フローの監督、可視性および制御が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「供給要求参照番号」フィールドはデフォルト検索に表示されないため、追加する必要があります。
- 「供給要求参照番号」および「要求参照明細」フィールドは、デフォルトの検索結果に表示されないため、検索結果ビューに追加する必要があります。
主なリソース
- Inventory Management Cloudのユーザビリティの拡張準備トレーニングの視聴
- 『Oracle Supply Chain Management Cloud: 在庫管理の使用』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- 在庫転送オーダーの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER)
- 職務ロール名およびコード:
- 在庫トランザクション管理職務(ORA_INV_INVENTORY_TRANSACTION_MANAGEMENT_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
- 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
常に入力内容の確認を怠らないよう従業員を指導しても、最終的には誤りや見落としが発生します。それが内部の伝達ミスであるか、単なる誤入力であるかに関係なく、セルフサービス受入を使用して間違った数量が受入済とマークされます。期間クローズの会計精度を確保するためには、受入を訂正する必要があります。つまり、該当期間に原価が訂正されるように、適切なトランザクション日を入力する機能が必要です。
この更新では、「自分の受入」作業領域の「受入の訂正」ページに「トランザクション日」フィールドが追加されました。ユーザーは、訂正の適切な日付を指定し、総勘定元帳のメモがなくても、関連期間に原価が計上されるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「トランザクション日」フィールドは、デフォルトでは「受入の訂正」ページに表示されないため、表示可能にする必要があります。
主なリソース
- 『Oracle Supply Chain Management Cloud: 受入の使用』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- セルフサービス受入の修正(RCV_CORRECT_RECEIVING_RECEIPT_SELF_SERVICE_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- 受入管理依頼者(ORA_RCV_RECEIVING_MANAGEMENT_REQUESTER_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 調達作成者(ORA_POR_PROCUREMENT_PREPARER_ABSTRACT)
- 調達要求者(ORA_POR_PROCUREMENT_REQUESTER_ABSTRACT)
購買オーダー明細、購買オーダー・スケジュール、受入数量、有効数量および請求済数量をセルフサービス受入に追加
サプライ・チェーンで時間を節約するために、信頼できるサプライヤと長期的な関係を築くことで、毎年度開始時にそれらのサプライヤに固定価格購買オーダーを指定できます。その後、再供給のビジネス・ニーズがあれば、それらのサプライヤから追加の商品を要求するだけです。毎月末に、アカウントを最新に保つために、サプライヤには受入商品の金額を支払います。
あるいは、需要の季節的な増加が予想よりも高かった場合、コンポーネント・オーダーは通常よりも大きくなります。この増加を予想できなかったのは、サプライヤも同じです。この場合、ビジネスを継続できるようにするために、サプライヤはすぐに手持ちを送信し、後で残りを送信する必要があります。
前述のシナリオでは、チームは同じ購買オーダーについて複数回の分割出荷を受け取る必要があります。これらの受入の正確性を確保するには、発注数量、すでに受入済の数量、受入可能数量などの情報を、関連する他の購買オーダー詳細とともに可視化する必要があります。この可視性を提供し、セルフサービス受入の効率を高めるために、「品目の受入」ページで次の情報を使用できるようになりました。
- 受入済数量
- 受入可能数量
- 請求済数量
- 購買オーダー明細
- 購買オーダー・スケジュール
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「オーダー済」、「受入済」、「請求済」、「購買オーダー明細」、「購買オーダー・スケジュール」の各フィールドは、「受入の作成」ページにデフォルトで表示されないため、表示可能にする必要があります。
主なリソース
- 『Oracle Supply Chain Management Cloud: 受入の使用』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- セルフサービス受入の作成(RCV_CREATE_RECEIVING_RECEIPT_SELF_SERVICE_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- 受入管理依頼者(ORA_RCV_RECEIVING_MANAGEMENT_REQUESTER_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 調達作成者(ORA_POR_PROCUREMENT_PREPARER_ABSTRACT)
- 調達要求者(ORA_POR_PROCUREMENT_REQUESTER_ABSTRACT)
セルフサービス受入での受入返品時にトランザクション日を指定してデビット・メモを自動作成
長期のビジネス関係では、特定のレベルの信頼がもたらされます。たとえば、特定のサプライヤからの出荷は検査しないこともあります。そのかわりに、信頼できるパートナからアイテムをすばやく受け取り、ビジネスを前に進めることができます。
後で、時間に余裕ができたときに、出荷時に出荷の一部が破損していたり、残りの品目と同じ品質ではないものがあることに気付く場合もあります。この場合、一部をサプライヤに返品する必要があります。しかし、原価が適切な期間に計上されるようにするには、実績トランザクション日を入力する機能が必要です。また、出荷はすでに請求済であるため、返品の開始時にデビット・メモを自動的に作成する必要があります。
この更新では、「自分の受入」作業領域の「受入の返品」ページで、「トランザクション日」および「デビット・メモ」フィールドを使用できます。これで、返品の適切な日付を指定し、同時にデビット・メモを作成できるようになりました。これにより、総勘定元帳に手動でメモを作成することなく、原価が関連期間に計上されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「返品日」フィールドと「デビット・メモ」フィールドは「受入の返品」ページにデフォルトで表示されないため、表示可能にする必要があります。
主なリソース
- 『Oracle Supply Chain Management Cloud: 受入の使用』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- セルフサービス受入返品の管理(RCV_MANAGE_RECEIVING_RECEIPT_RETURN_SELF_SERVICE_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- 受入管理依頼者(ORA_RCV_RECEIVING_MANAGEMENT_REQUESTER_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 調達作成者(ORA_POR_PROCUREMENT_PREPARER_ABSTRACT)
- 調達要求者(ORA_POR_PROCUREMENT_REQUESTER_ABSTRACT)
ユーザー定義作業オーダー・ステータスを使用した作業オーダー原価のレビュー
Oracle Cost Management Cloudで、Oracle Manufacturing CloudおよびOracle Maintenance Cloudで作成したすべての作業オーダー・ステータスを使用できます。「リリース済」、「完了」、「クローズ済」などのデフォルト・システム・ステータスは、「原価会計」ランディング・ページでの期末検証や分析などのアプリケーション機能を可能にするために引き続き使用されます。ユーザー定義ステータスは、問合せと表示にのみ使用されます。
「作業オーダー原価のレビュー」および「保守作業オーダー原価」ページで、ユーザー定義ステータスを使用して検索し、結果をレビューできます。次のスクリーンショットは、ユーザー定義作業オーダー・ステータスに基づいて検索する方法を示しています。
次のスクリーンショットは、「仕掛残高」インフォレットでのシステム・ステータスの使用を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
- 権限名およびコード:
- 原価配分のレビュー(CST_REVIEW_COST_DISTRIBUTIONS)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
会計基準の作成、マッピング・セットおよび摘要ルールなど、補助元帳会計タスクで追加の補助元帳会計ソースを使用できます。Oracle Receipt Accounting Cloudでは、購買オーダー・ヘッダー付加フレックスフィールド属性を使用できます。Oracle Cost Accounting Cloudでは、売掛金トランザクション・ヘッダー付加フレックスフィールド属性を使用できます。
購買オーダー・ヘッダー付加フレックスフィールド属性の補助元帳会計ソースは、取得原価調整、グローバル調達、在庫への購買オーダー搬送、取引原価会計、経過勘定決済、受入、取引受入会計など、関連するすべてのイベント区分にリンクされます。
次のスクリーンショットは、マッピング・セットの作成時の購買オーダー・ヘッダー付加フレックスフィールド属性のソースのリストを示しています。
売掛/未収金請求書ヘッダー付加フレックスフィールド属性のソースは、販売オーダー出庫イベント区分で使用できます。次の画面は、マッピング・セットの作成時の売掛ヘッダー付加フレックスフィールド属性のソースのリストを示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
- 権限名およびコード:
- 原価配分のレビュー(CST_REVIEW_COST_DISTRIBUTIONS)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
作業オーダー原価サブジェクト領域を使用して、原価計算単位とは異なる単位で数量をレビューできます。これにより、内部分析用に作業オーダー原価をレポート単位でレビューできます。
次のスクリーンショットは、換算ファクタおよび数量をレポート単位で表示する作業オーダー原価について、Oracle Transactional Business Intelligenceのアドホック分析を示しています。
有効化のステップ
レポートを別のレポート単位で表示できるようにするには、レポートおよびダッシュボード・プロンプトを設定する必要があります。
- プロンプトは要求変数である必要があります。
- プロンプトには「ToUOM」という名前を付ける必要があります。
- 選択リスト列は次のとおりにする必要があります。"コンポーネント"."メイン"."レポート単位プロンプト"。
次のスクリーンショットは、設定を示しています。
プロンプト値を選択すると、先に示したように、換算ファクタとレポート単位の数量がレポートに表示されます。
主なリソース
- SCMの分析とレポートの作成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
- 権限名およびコード:
- 作業オーダー原価データのレビュー(CST_REVIEW_WORK_ORDER_COSTS)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
製造プランは、新規製造品目に対応できるように頻繁に改訂される場合があります。新しい品目が導入されたら、更新された原価をビジネスで使用する準備が整う前に、既存の製造品目の標準原価が再計算されないように、原価を選択的に積上することが必要になる場合があります。
完全な原価積上を実行するかわりに原価シナリオで積み上げられる品目スコープを制限するために品目または品目カテゴリを指定することによって、製造品目の標準原価を積上できます。これにより、他の製造品目の原価を変更することなく、新規製造品目の原価を計算できます。
これらの新規製造品目の原価を具体的に集計し、既存または改訂された資材原価および労務レートに基づいて標準原価を計算できます。選択した品目または選択した品目カテゴリを使用するとき、スコープを単一レベルとして指定するオプションもあります。単一レベルの積上を使用すると、選択した品目の品目構成の第1レベルのみを積上げることができます。これにより、部分組立品の原価を再計算せずに特定の品目の原価を計算できます。単一レベルの積上を選択しない場合、選択した品目と対応するすべての部分組立品の原価が積上げられます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 製造品目のための特定原価積上の実行準備トレーニングの視聴
- 『Oracle SCM Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装』ガイドの「原価会計の実装」の章(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
Oracle Transactional Business Intelligenceで「原価会計」サブジェクト領域を使用する場合は、不変ドルおよび米ドルのレポートに使用する通貨換算タイプを設定できます。これは、財務レポートのために、原価を不変ドルで報告するのに役立ちます。
次のサブジェクト領域を使用すると、設定した不変ドルおよび米ドルのレート・タイプの原価情報を分析できます。
- 原価会計
- 受入会計
- 作業オーダー原価
- 売上原価および総マージン
有効化のステップ
次の図は、「原価組織関係」ページで「不変ドル・レポート・レート・タイプ」と「米ドル・レポート・レート・タイプ」の値を設定する方法を示しています。
主なリソース
- 『SCMの分析とレポートの作成および管理』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
- 権限名およびコード:
- 原価会計のレビュー(CST_REVIEW_COST_ACCOUNTING)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
Oracle Manufacturing Cloudでは、システム日付よりも前の作業オーダー・クローズ日(前日付)を指定できます。これにより、次の期間に移行しても、前のオープン期間でクローズするための原価会計仕訳を記帳できます。
廃棄、製品原価調整および差異の会計では、作業オーダーのクローズ日ではなく、このユーザー指定のクローズ日が使用されるようになりました。
次の例を考えてみます。
- システム日付が5月2日であるとします。
- 5月2日に作業オーダーをクローズしますが、クローズ日として4月30日を指定します。
このシナリオでは、ユーザー指定の4月30日の日付が作業オーダーのクローズ日として使用されます。
最新の資材トランザクションまたはリソース・トランザクションより前の日付は入力できません。また、この品目に対する既存の原価計算済トランザクションよりも前の日付を入力すると、この日付は既存の原価計算済トランザクションの直後に設定されます。
別の例を考えてみましょう。
- システム日付は、前と同じく5月2日です。
- 作業オーダーについて報告された最後のトランザクションは4月17日です。
- 5月2日に作業オーダーをクローズし、クローズ日として4月30日を指定します。
- 5月1日に別の作業オーダーから同じ完了品の製品完了があり、そのトランザクションはすでに原価計算され、計上されていました。
このシナリオでは、原価組織、原価台帳、品目および評価ユニットの組合せにトランザクションがすでに存在するため、この作業オーダー・クローズ・イベントの原価計算済および計上済の日付は5月1日です。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
- 権限名およびコード:
- 原価配分のレビュー(CST_REVIEW_COST_DISTRIBUTIONS)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
受入会計プロセスは、個別に実行するのではなく、すべてのビジネス・ユニットに対して実行できます。これにより、多数のビジネス・ユニットを処理するときに受入会計プロセスを効率的に管理できます。
ビジネス・ユニットを指定せずに次の処理を実行すると、自分がデータ・アクセス権を持つすべてのビジネス・ユニットに対してタスクが実行されます。
- 受入会計配分の作成
- 受入経過勘定残高の決済
- 受入経過勘定の照合
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 『Oracle Supply Chain Management Cloud: Supply Chain Cost Managementの使用』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
- 権限名およびコード:
- 受入会計配分の作成(CMR_CREATE_RECEIPT_ACCOUNTING_DISTRIBUTIONS)
- 受入経過勘定の照合(CMR_MATCH_RECEIPT_ACCRUALS)
- 受入経過勘定残高の決済(CMR_CLEAR_RECEIPT_ACCRUAL_BALANCES)
- ロール名およびコード:
- 原価会計担当(CST_COST_ACCOUNTANT)
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