クラウド・レディネス / Oracle Order Management Cloud
新機能
すべて展開


  1. 更新21A
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 更新前および更新後のタスク
  4. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  5. 機能のサマリー
    1. 製品間の拡張機能
        1. ディープ・リンクを使用したSCMアプリケーション・ページへのリンク
    2. プロジェクト駆動のサプライ・チェーン
        1. プロジェクト固有の顧客返品の受入
    3. オーダー管理
        1. Order Management CloudとOracle Fusion Paymentsの統合
        2. 販売オーダーの請求先および出荷先属性の検索および選択
        3. グローバル・オーダー納期回答を使用して販売オーダーの日付変更を計算
    4. コンフィギュレータ
        1. コンフィギュレータ・モデルの接続可能品目のフィルタ
        2. 品目番号を構成実行要約に表示
    5. チャネル収益管理
      1. サプライヤ・チャネル管理
        1. 品目属性に基づいた製品適格ルールの定義
      2. 控除および決済
        1. 請求書から発生する控除および超過支払の要求の作成
        2. 請求書から発生する控除および超過支払の要求の決済
        3. 顧客要求の手動作成
        4. 消込に適格な控除の要求の自動識別
        5. ロックボックスからの控除および超過支払の要求の自動作成
    6. グローバル・オーダー納期回答
        1. 外部ソース・システムからの内部販売オーダーのスケジュール
        2. ホーム・ページ上のクイック処理としてのタスクにアクセス
        3. ジョブ・セットを使用したプランニング・プロセスの順序付け
      1. 大規模なオーダー納期回答
        1. データベース集中型のオーダー納期回答におけるサプライヤ生産能力の考慮事項の決定
      2. この更新でのその他のグローバル・オーダー納期回答の変更

更新21A

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 ノート
2021年5月26日 グローバル・オーダー納期回答 データベース集中型のオーダー納期回答におけるサプライヤ生産能力の考慮事項の決定 文書の更新。更新21Aで提供される機能。
2021年4月2日 オーダー管理 Order Management CloudとOracle Fusion Paymentsの統合 文書の更新。説明および有効化のステップの改訂。
2021年4月2日 オーダー管理 グローバル・オーダー納期回答を使用して販売オーダーの日付変更を計算 文書の更新。説明の改訂。
2021年2月19日 グローバル・オーダー納期回答 この更新でのその他のグローバル・オーダー納期回答の変更 文書の更新。項の追加。
2020年12月18日     初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。

セキュリティと新機能

各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)

ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。構成済ジョブ・ロールを事前定義済ジョブ・ロールと比較し、セキュリティ・アーティファクトを構成済ジョブ・ロールに追加する方法の詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle SCM Cloud: SCMの保護ガイドのセキュリティ・コンソールおよびロールとロール割当の章を参照してください。

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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

更新前および更新後のタスク

クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能は、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。これを行うには、次の権限を使用します。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 機能の概要のページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
  3. 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。

「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインすることもできます。オプト・インする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプト・イン」機能をクリックします。
  3. 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、機能を使用可能にするためのステップを完了します。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。

オプト・イン失効

オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。

機能のサマリー

列の定義:

使用可能な状態で提供される機能

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要
(使用できない状態で提供される機能)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

製品間の拡張機能

ディープ・リンクを使用したSCMアプリケーション・ページへのリンク

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン

プロジェクト固有の顧客返品の受入

オーダー管理

Order Management CloudとOracle Fusion Paymentsの統合

販売オーダーの請求先および出荷先属性の検索および選択

グローバル・オーダー納期回答を使用して販売オーダーの日付変更を計算

コンフィギュレータ

コンフィギュレータ・モデルの接続可能品目のフィルタ

品目番号を構成実行要約に表示

チャネル収益管理

サプライヤ・チャネル管理

品目属性に基づいた製品適格ルールの定義

控除および決済

請求書から発生する控除および超過支払の要求の作成

請求書から発生する控除および超過支払の要求の決済

顧客要求の手動作成

消込に適格な控除の要求の自動識別

ロックボックスからの控除および超過支払の要求の自動作成

グローバル・オーダー納期回答

外部ソース・システムからの内部販売オーダーのスケジュール

ホーム・ページ上のクイック処理としてのタスクにアクセス

ジョブ・セットを使用したプランニング・プロセスの順序付け

大規模なオーダー納期回答

データベース集中型のオーダー納期回答におけるサプライヤ生産能力の考慮事項の決定

この更新でのその他のグローバル・オーダー納期回答の変更

製品間の拡張機能

ディープ・リンクを使用したSCMアプリケーション・ページへのリンク

この更新で、Oracle Supply Chain Management Cloudでは、メニュー構造を使用せずに直接アプリケーション・ページに簡単にナビゲートできる新しいディープ・リンクを提供します。これらのリンクは、ビジネス・インテリジェンス・レポートや通知、サードパーティ・アプリケーション・ページで使用するなど、様々な方法で使用できます。

この更新における新しいディープ・リンクを製品別にリストします。

  • サプライ・チェーン・コラボレーション
    • サプライ・コラボレーション・ネットワークの管理(COLLABORATION_RELATIONSHIP,EDIT)
  • 在庫管理
    • 完了トランザクションのレビュー
    • 在庫待ち状態トランザクション
    • SSP受入の管理
    • 受入の表示
    • ロットの管理
    • シリアル番号の管理
    • ASNの作成
    • 移動要求の管理
    • ASBNの作成
    • インバウンド出荷の管理 - 出荷
    • インバウンド出荷の管理 - 購買オーダー
    • 予想出荷の受入 - 購買オーダー
    • 予想出荷の受入 - ASN
    • 予想出荷の受入 - 転送オーダー
    • 予想出荷の受入 - 移動中出荷
    • 予想出荷の受入 - RMA
    • 転送オーダーの管理
    • 出荷明細の管理
    • 出荷の編集
  • チャネル収益管理
    • 顧客要求の管理(CUSTOMER_CLAIM,NONE)
    • 顧客要求(CUSTOMER_CLAIM,EDIT)
  • 製造
    • 作業オーダー(WIE_WORK_ORDER, VIEW)
    • 作業オーダー(WIE_WORK_ORDER, EDIT)
    • 例外(WIE_PRODUCTION_EXCEPTION,EDIT)
    • 作業定義(WIS_WORK_DEFINITION,EDIT)
    • リソースの編集(WIS_RESOURCE,EDIT)

レポートまたはサードパーティ・アプリケーション・ページにディープ・リンクを追加すると、ユーザーはこれらのリンクをクリックするだけで、追加のクリックやナビゲーションを行わずに、使用するアプリケーション・ページに直接移動できます。ユーザーがディープ・リンクをクリックすると、そのユーザーのセキュリティ割当てが適用されます。つまり、ユーザーは、アクセスを許可するジョブ・ロールが割り当てられている場合にのみ、アプリケーション・ページにアクセスできます。

有効化のステップ

使用可能なすべてのディープ・リンクは、「ディープ・リンク」作業領域で検索できます。NONEアクションが割り当てられたディープ・リンクなど、一部のディープ・リンクはそのまま使用できます。EDITアクションが割り当てられたディープ・リンクなどの他のディープ・リンクの場合、ディープ・リンクをレポート・ページまたはサード・パーティ・アプリケーション・ページに追加するには、リンクの詳細を編集する必要があります。詳細および手順は、「主なリソース」の項に記載されているドキュメントを参照してください。

主なリソース

ディープ・リンクの使用方法の詳細は、Oracle Help Centerの次のマニュアルを参照してください。

  • Oracle Applications Cloud: 構成と拡張
  • Oracle SCM Cloud: SCMの共通機能の実装

ロール情報

ユーザーに「ディープ・リンク」作業領域へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「ディープ・リンク」作業領域にアクセスできます。

  • アプリケーション開発者(FND_APPLICATION_DEVELOPER_JOB)
  • アプリケーション実装管理者(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_ABSTRACT)
  • アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
  • 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
  • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

この権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「ディープ・リンク」作業領域にアクセスできます。

  • 管理リンク表示(FND_VIEW_ADMIN_LINK_PRIV)

特にレポートのためにディープ・リンクを使用している場合、必要となる権限は次のとおりです。

  • Business Intelligence Publisherの場合:
    • BI作成者ロール(BIAuthor)
    • BIコンシューマ・ロール(BIConsumer)
    • BI管理者(BIAdministrator)
  • Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)の場合:
    • BI作成者ロール(BIAuthor)
    • BIコンシューマ・ロール(BIConsumer)

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン

プロジェクト駆動のサプライ・チェーンは、Oracle Supply Chain ManagementおよびProject Management Cloudのアプリケーションを横断したエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、製造および資産集約型企業の様々なビジネス・プロセスをサポートするように設計されています。

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションを使用すると、プロジェクトごとに別個の組織を作成しなくても、プロジェクトのコンテキストでサプライ・チェーン・プロセスを管理できます。サプライ・チェーン・コストをプロジェクト支出として取得することもできます。

プロジェクト固有の顧客返品の受入

プロジェクト固有の資材を顧客に出荷した後、顧客がそれらの商品の一部またはすべてを返品することが必要になる可能性が常にあります。このようなことが生じた場合、固有のプロジェクト詳細を記録する返品オーダーが必要であり、原価が適切にプロジェクトにクレジットされる必要があります。

プロジェクトおよびタスクの詳細を含む返品販売オーダーを作成し、商品をプロジェクト固有の在庫に戻し、該当する場合はクレジットをプロジェクトに戻すことができるようになりました。

返品フローは、参照される返品販売オーダーまたは参照されていない返品販売オーダーをOracle Order Management Cloudで作成することから始まります。参照される返品販売オーダーでは、プロジェクトおよびタスクの詳細が元の販売オーダーからコピーされます。対照的に、参照されていない返品販売オーダーでは、オーダー入力事務員がそれらの詳細を手動で入力する必要があります。参照される返品販売オーダーを作成する際、プロジェクトが有効でなくなった場合や商品を共通在庫に返品する場合は、オーダーを送信する前にプロジェクトおよびタスクの詳細を削除できます。参照される返品販売オーダーからのプロジェクトおよびタスクの削除を許可するには、「参照される返品のプロジェクト詳細の削除をユーザーに許可」パラメータを「はい」に設定します。返品販売オーダーが送信され、受入のために倉庫にリリースされた後は、返品のどの時点でもプロジェクトまたはタスクの属性を更新できなくなります。

会社間参照RMA

会社間参照RMA

返品された商品を在庫に受け入れると、販売オーダーに入力したプロジェクトおよびタスクの詳細が受入および棚入中に表示されます(組織がプロジェクト別の在庫トラッキングに対して有効になっている場合)。さらに、手持数量には、棚入後にプロジェクトおよびタスクの分離が適用されます。組織がプロジェクト別の在庫トラッキングに対して有効になっていないとします。この場合、プロジェクトおよびタスクの詳細は受入中や棚入中に表示されず、手持数量は共通在庫に追加されます。返品販売オーダーでプロジェクトまたはタスクの詳細が指定されていない場合、組織がプロジェクト別に在庫をトラッキングできるかどうかに関係なく、手持数量は共通在庫に追加されます。

プロジェクト・トラッキング在庫組織でのRMAの受入および棚入

プロジェクト・トラッキング在庫組織でのRMAの受入および棚入

プロジェクト在庫への非会社間返品については、プロジェクトに対する追加原価がないため、プロジェクトへの通知はありません。プロジェクト請求から顧客にクレジットを発行するようにビジネス・プロセスを設定する必要があります。プロジェクト在庫への会社間返品については、マイナス支出は販売利益センターのコンテキストでインタフェースされます。プラス支出は、受入エンティティのコンテキストでプロジェクトにインタフェースされます。これにより、適切な支出組織でプロジェクト支出をトラッキングできます。

返品受入の繰延返品承認(RMA)損益のかわりに、プロジェクト決済という会計明細タイプが使用されます。ただし、プロジェクト・タイプが原価収集に対して有効になっていない場合は、繰延RMA損益会計明細タイプが使用されます。

プロジェクト決済会計明細タイプが取引販売返品に使用されます

プロジェクト決済会計明細タイプが取引販売返品に使用されます

デモを見る

この機能を使用すると、プロジェクト固有の資材を組織に直接返品でき、商品の返品時に正しい手数料が確実にプロジェクトにクレジットされます。顧客から受け入れた手持は棚入トランザクション後にプロジェクトおよびタスク別に分離され、それによってプロジェクト評価が維持されます。プロジェクト在庫へのRMAの受入によって、会社間RMA受入のプロジェクト原価収集が合理化されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新21C

プロジェクトベースの返品オーダーをプロジェクト在庫に受け入れるには、「プロジェクト固有の顧客返品の受入」機能のオプト・インを有効にする必要があります。ただし、最初に「オファリング」作業領域で、製造およびサプライ・チェーン資材管理オファリングについて「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にする必要があります。

オプト・インによって、参照される返品について、プロジェクト属性が元の販売オーダーからデフォルト設定される方法が制御されます。オプト・インが有効になっていない場合、参照される返品オーダーでは元の販売オーダーのプロジェクト属性がデフォルト設定されません。ただし、プロジェクト詳細を手動で入力できます。オプト・インが有効になっていない場合、プロジェクトベースの返品オーダーは共通在庫に受け入れられます。

プロジェクト固有の顧客返品の受入

プロジェクト固有の顧客返品の受入

オーダーの送信前にプロジェクト詳細を削除できるように、「参照される返品のプロジェクト詳細の削除をユーザーに許可」パラメータが導入されました。パラメータ値は「はい」または「いいえ」です。このパラメータのデフォルト値は「いいえ」であり、元の販売オーダーからデフォルト設定されたプロジェクト詳細を削除できないことを示します。

参照される返品のプロジェクト詳細の削除をユーザーに許可

参照される返品のプロジェクト詳細の削除をユーザーに許可

ヒントと考慮事項

  • オプト・インが有効になっていない場合、参照される返品オーダーでは元の販売オーダーのプロジェクト属性がデフォルト設定されませんが、プロジェクト詳細を手動で入力できます。
  • オプト・インが有効になっていない場合、プロジェクトベースの返品オーダーは共通在庫に受け入れられます。
  • 明細選択基準を含む独自のオーケストレーション・プロセスを作成して、プロジェクト・インジケータ値が「Y」の場合に売掛/未収金への明細の送信をスキップできます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • オーダー入力スペシャリスト(ORA_FOM_ORDER_ENTRY_SPECIALIST_JOB)
  • オーダー・マネージャ(ORA_DOO_ORDER_MANAGER_JOB)
  • 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
  • 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR_JOB)
  • 受入エージェント(ORA_RCV_RECEIVING_AGENT_JOB)
  • 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT_JOB)
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • Webサービスによる受入の作成(RCV_CREATE_RECEIVING_RECEIPT_WEB_SERVICE_PRIV)
  • Webサービスによる受入トランザクション詳細の指定(RCV_PROVIDE_RECEIVING_TRANSACTION_DETAILS_WEB_SERVICE_PRIV)

オーダー管理

Order Management CloudとOracle Fusion Paymentsの統合

この更新から、クレジット・カードを使用して販売オーダーの支払を行うときに、デジタル検証コードを使用できます。オーダー入力スペシャリストは、「オーダー管理」作業領域で、請求先顧客に使用可能なカードのリストから販売オーダーのクレジット・カードを選択できます。単一のクレジット・カードを使用して販売オーダー全体の支払を行うか、オーダー明細ごとに異なるクレジット・カードを使用します。

「支払方法」属性を「クレジット・カード」に設定すると、「売掛/未収金」作業領域でアカウントのプライマリ・カードとして指定したカードが、「支払詳細」領域に表示されます。それぞれの販売オーダーに使用できる支払方法は1つのみです。

カードの詳細を表示するには、「カードの名前」をクリックします。

オーダー明細で別のカードを使用するには、オーダー明細の下矢印をクリックし、「オーダー明細の上書き」を選択します。「オーダー明細の上書き」ダイアログで、「クレジット・カードの変更」をクリックします。

ダイアログの支払詳細領域を使用して、詳細を編集するか、別のカードを選択します。加えた変更は、オーダー明細にのみ適用されます。

Oracle Fusion Paymentsでデジタル検証コード・オプションを有効にすると、オーダー・ヘッダーおよびオーダー明細の支払詳細領域で「セキュリティ・コード」属性を使用できます。

ヘッダーのセキュリティ・コード

明細のセキュリティ・コード

すでに承認されている販売オーダーを引き続きインポートすることも、顧客アカウントに指定したプライマリ・カードをインポート時に使用することもできます。

オーダー管理拡張を使用して、すでに承認されている販売オーダーをオーダー入力スペシャリストが編集できないようにすることができます。詳細は、Oracle Help Centerの「オーダー管理拡張のその他のコード例」トピックの「ユーザーによる支払属性の編集の防止」サブトピックを参照してください。

この機能は、Oracle Order Management CloudをOracle Fusion Paymentsと統合して、実装がクレジット・カード業界データ・セキュリティ基準(PCI DSS)に準拠するようにするのに使用します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。

この機能を使用できるように、Oracleサポートでサービス・リクエストを作成します。リクエストの作成時に次の詳細を含めます。

  • 製品: Oracle Fusion Payments Cloud Service
  • 件名: 環境名: Please Enable Credit Card Processing

Oracle Fusion Applicationsでのクレジット・カードの使用は、限定的な制限付提供となります。Oracleサポートは、デプロイメントがPCI Security Standards Councilで指定されたコンプライアンス要件を満たしていることを確認し、PCI標準を満たすOracleデータ・センターにサーバーが配置されていることを確認します。クレジット・カードは、Oracle Fusion Payments CloudモジュールがPCI DSS (Payment Card Industry Data Security Standard)のバージョン3.2.1で認定されているデータ・センターでのみ使用できます。

注意: クレジット・カードは、Oracle Fusion Payments Cloudモジュールを使用するサービスでのみ使用できます。支払モジュールでは、カードをトークン化してカードの支払を処理するために、一部の支払ゲートウェイのみがサポートされます。利用可能な認定済のデータ・センターおよびゲートウェイの詳細は、『Oracle Fusion Applicationsでのクレジット・カード処理のサポート』を参照してください(My Oracle Supportの文書ID 1949941.1)。

Oracleサポートがサービス要求を正常に解決するまで待機してから、「設定および保守」作業領域の「プロファイル・オプションの管理」タスクを使用して、次の値でプロファイル・オプションを作成します。

属性

プロファイル・オプション・コード

 FOM_ENABLE_CARD_PAYMENT

プロファイル・レベル

サイト

プロファイル値

Y

ヒントと考慮事項

警告:

  • トークン化または切り捨て(最初の6桁および最後の4桁のみが表示されており、その他の桁は完全に削除)されていないクレジット・カード番号は、Oracle Fusion Cloud Serviceに送信しないでください。

  • クレジット・カード・トークンを含むクレジット・カード・データは、サポートされているビジネス・フロー外で、ファイル、添付、Eメール、付加フレックスフィールドまたはその他の属性やメソッドを介して送信しないでください。

  • 認定セキュリティ評価機関(QSA)に問い合せて、デプロイメントがクレジット・カード業界データ・セキュリティ基準(PCI DSS)に準拠していることを確認する必要があります。

主なリソース

ロール情報

  • オーダー入力スペシャリスト
  • オーダー・マネージャ

販売オーダーの請求先および出荷先属性の検索および選択

オーダー・ヘッダーまたはオーダー明細の「請求先住所」属性を検索します。基本検索または拡張検索を使用します。請求先住所または出荷先住所の別のデフォルト検索パラメータとして「サイト番号」属性を使用します。

拡張検索の請求先住所の検索ダイアログでは、より多くの属性を使用します。

出荷先住所の検索ダイアログが、請求先住所の検索ダイアログと一致するようになりました。

請求先担当者を検索する場合、基本検索または拡張検索を使用します。新しい「職責タイプ」属性で検索することもできます。

オーダー・ヘッダーおよびオーダー明細の請求先担当者または出荷先担当者の検索が、オーダー・ヘッダーの販売先担当者を検索する方法と一致するようになりました。

出荷先住所と一致する検索パラメータがあるため、新しい検索ページを使用して請求先住所をより簡単に検索できるようになりました。

請求先担当者に新しい検索パラメータを使用すると、販売先担当者および出荷先担当者の検索方法と一致する方法で検索できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • Oracle Receivablesで担当者を設定するときに、それぞれのアカウント担当者またはアカウント・サイト担当者に1つ以上の職責タイプを割り当てます。職責タイプに従って担当者を検索すると、検索結果のフィルタリングが簡略化されます。

主なリソース

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • オーダー・マネージャ
  • オーダー入力スペシャリスト

グローバル・オーダー納期回答を使用して販売オーダーの日付変更を計算

Oracle Order Management Cloudでは、更新19D以降、Oracle Global Order Promising Cloudを使用して予定出荷日または予定到着日を改訂できます。

更新21Aから実行できる操作を次に示します。

  • 直接出荷の日付を改訂します。バイヤーが:
    • 輸送を管理する場合、Order Managementでは、Oracle Procurement Cloudから受け取った予定出荷日に従って予定到着日が改訂されます。
    • 輸送を管理しない場合、Order Managementでは、Oracle Procurement Cloudから受け取った予定到着日に従って予定出荷日が改訂されます。
  • 予定出荷日が変更されたときにバック・トゥ・バック・フローで予定到着日を改訂します。

これらの拡張機能により、直接出荷およびバック・トゥ・バック・フローで予定出荷日または予定到着日を自動的に改訂できます。

有効化のステップ

  1. 「設定および保守」作業領域で、タスクに移動します。
  • オファリング: オーダー管理
  • 機能領域: オーダー
  • タスク: オーダー・プロファイルの管理
  1. 要件を満たすようにORA_DOO_RECOMPUTE_PROMISE_DATEプロファイルの値を設定します。オプションは次のとおりです。 
  • 直接出荷
  • バック・トゥ・バック
  • バック・トゥ・バックおよび直接出荷
  • バック・トゥ・バックと直接出荷のいずれでもない

ORA_DOO_RECOMPUTE_PROMISE_DATEのプロファイル定義

デフォルト値は「バック・トゥ・バックと直接出荷のいずれでもない」です。

ヒントと考慮事項

  • Order ManagementからProcurementには、改訂された予定出荷日または予定到着日が送信されないため、Order Managementの販売オーダーの日付はProcurementの購買オーダーの日付と一致しません。これにより、以前の更新でサポートされていたものと同じ動作が維持されます。
  • Order Managementでは、出荷セット、構成品目、キット、スケジュールの分割または数量の削減についてProcurementで発生する日付変更がサポートされません。Procurementでこのような変更を行わないでください
  • この機能は、グローバル・オーダー納期回答を使用するオーケストレーション・プロセスでのみ使用できます。
  • オーダー管理では、バック・トゥ・バック購買フローで販売オーダーの日付が再計算されるのは、オーダーの出荷が遅延している場合のみです。出荷が予想より早く到着した場合、日付は再計算されません。次に例を示します。
    • 遅延。購買オーダーの約束搬送日が2021年5月5日で、バイヤーがそれを2021年5月15日に変更した場合、オーダー管理ではグローバル・オーダー納期回答を使用して予定出荷日が再計算されます。
    • 早く到着。購買オーダーの約束搬送日が2021年5月5日で、バイヤーがそれを2021年4月25日に変更した場合、オーダー管理では予定出荷日は再計算されません。

主なリソース

  • Oracle Supply Chain Management Cloud: オーダー管理の実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)

ロール情報

  • オーダー管理者

コンフィギュレータ

コンフィギュレータ・モデルの接続可能品目のフィルタ

コネクタのターゲット品目区分に関連付けられた品目の完全なセットから接続可能品目のサブセットを定義して、コンフィギュレータの実行時パフォーマンスを改善します。接続可能品目は、構成の一部として含むことに適格な品目で、ルールによって決定されますが、「製品情報管理」作業領域で定義されるモデルの品目構成には含まれません。

コネクタのターゲット品目区分に数千の潜在的な接続可能品目が関連付けられている場合、コンフィギュレータの実行時パフォーマンスを改善するには、コンフィギュレータ・モデルのコネクタの接続可能品目のリストをフィルタします。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

コネクタ・フィルタの実装はオプションであり、コネクタ定義でターゲット品目区分に数千の品目が関連付けられており、これらの品目のサブセットのみを最終的な構成に追加する必要がある場合に特に効果的です。

主なリソース

  • Oracle SCM Cloud SCMのモデリング構成ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

品目番号を構成実行要約に表示

構成用のユーザー・インタフェースの新しいテンプレートを使用して、品目番号を構成実行要約に表示できます。このテンプレートは、「コンフィギュレータ・モデル」作業領域のユーザー・インタフェースの「概要」タブにある「実行中の要約テンプレート」フィールドから使用できます。

ユーザー・インタフェースの「概要」タブにある「実行中の要約テンプレート」

この新しいテンプレートを選択すると、構成セッション中に品目番号が実行要約に表示されます。

実行時における品目番号を含む実行要約

品目番号は、多数のコンポーネントを使用して製品を構成する際に営業ユーザーにとって広く知られているエンティティです。この新しい実行中の要約テンプレートを使用すると、品目番号を構成のユーザー・インタフェースに表示してすばやくアクセスできます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

ロール情報

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • 製品コンフィギュレータ・マネージャ(ORA_CZ_PRODUCT_CONFIGURATOR_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • コンフィギュレータ・ユーザー・インタフェースの管理(ORA_CZ_MANAGE_USER_INTERFACES)

チャネル収益管理

サプライヤ・チャネル管理

サプライヤ取引プログラムを作成して管理することで、需要チェーン全体でのプログラムおよびプロモーションの実行と影響を最適化します。

品目属性に基づいた製品適格ルールの定義

製品のグループにチャネル・プログラム適格ルールを作成します。品目詳細を表すために品目区分に品目属性を定義してから、プログラムを適用できる製品を決定するチャネル・プログラム製品適格ルールでこれらの属性を参照できます。

製品のグループにチャネル・プログラム適格ルールを適用できるため、それらを簡略化します。たとえば、デスクトップ・コンピュータの場合は5%の経過勘定、ラップトップ・コンピュータの場合は7%の経過勘定などです。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: オーダー管理

「チャネル収益管理」という機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。このオプト・インを実行すると、ここで説明されているすべてのサプライヤ出荷およびデビット機能が有効になります。

以前に「チャネル収益管理」機能領域および「サプライヤ・チャネル管理」管理機能をオプト・インした場合、この機能は自動的に使用可能になります。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • サプライヤ・チャネル・マネージャ(ORA_CJM_SUPPLIER_CHANNEL_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • サプライヤ・プログラムの管理(CJM_MANAGE_SUPPLIER_PROGRAMS_PRIV)

控除および決済

調査、管理、分析および決済の各機能を提供して、控除と決済の要求をすばやく解決し、顧客関係および全体的な財務パフォーマンスを向上させます。

請求書から発生する控除および超過支払の要求の作成

売掛/未収金受入から請求書を支払うときに控除または超過支払を調査する要求を作成します。受入で、請求書を一部支払または超過支払している場合、請求書の係争を調査および処分するためのチャネル収益要求を作成することを選択できます。

売掛/未収金からのチャネル収益要求の作成

作成された要求には要求所有者が割り当てられます。要求所有者は様々なレベルで割り当てることができ、最も具体的なレベルによってより一般的なレベルが上書きされます。要求は、ビジネス・ユニット、顧客、アカウントまたは請求先サイトのレベルで所有者を自動的に割り当てることができます。要求所有者を手動で割り当てることもできます。

チャネル収益要求活動を作成して割り当てると、トラッキングのために受入の請求書に適用されます。これにより、控除および超過支払要求の管理を一元化し、控除フロー全体で透明性のある説明責任および所有権を提供できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: オーダー管理

  1. 「チャネル収益管理」という機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「控除および決済」という機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明しているすべての控除および決済機能が有効になります。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「売掛/未収金システム・オプションの管理」というタスクに移動します。ビジネス・ユニットを検索して選択します。「現預金処理」タブをクリックします。「チャネル収益管理調査の使用可能」チェック・ボックスを選択し、「保存」をクリックします。
  1. 以前に次をオプト・インした場合:
    • 「チャネル収益管理」機能領域と「控除および決済」機能: この機能は自動的に使用可能になります。

追加のステップ:

  • ユーザー・ステータスの管理(要求)
  • 要求タイプの管理
  • 要求事由の管理
  • 要求ソースの管理(請求書控除および請求書超過支払)
    • デフォルト要求タイプおよびデフォルト要求事由の割当
    • デフォルト決済方法の構成
  • チャネル設定の管理
    • ビジネス・ユニット・レベルの要求所有者(オプション)
  • 顧客取引プロファイルの管理
    • 要求所有者

ヒントと考慮事項

ARでの超過クレジットは、ソース請求書で超過クレジットが許可されている場合にのみ許可されます。これは、請求書トランザクション・タイプの設定で「超過消込の許可」オプションが有効になっているかどうかに基づきます。

主なリソース

  • Expanded Deductions and Settlementの準備トレーニングのウォッチ
  • Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理のOracle Cloud Readinessに関するコンテンツを参照してください
  • 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務のOracle Cloud Readinessコンテンツを参照してください
  • Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
  • Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
  • Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • 売掛/未収金マネージャ(ORA_AR_ACCOUNTS_RECEIVABLE_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 売掛/未収金受入の管理(AR_MANAGE_RECEIVABLES_RECEIPT_PRIV)

請求書から発生する控除および超過支払の要求の決済

請求書のクレジット・メモ、アカウントのクレジット・メモ、未回収クレジット・メモ、オープンの超過支払、または消込を使用して、請求書から発生する控除の要求を調査、解決および決済します。請求書から発生する超過支払の要求を調査、解決および決済するには、請求書を使用するか、オープンの控除を適用します。

請求書控除は、次の方法で解決できます。

  • アカウントのクレジット・メモ
  • 請求書のクレジット・メモ
  • 未回収クレジット・メモの適用
  • オープンの超過支払の適用
  • 消込の適用(設定されたしきい値未満の場合)
  • また、残高金額は、さらに調査するために子要求に分割されます。

請求書超過支払は、次の方法で解決できます。

  • 請求書
  • オープンの控除の適用
  • また、残高金額は、さらに調査するために子要求に分割されます。

要求のヘッダー・リージョンおよび「一般」タブには、売掛/未収金から引き継がれた詳細が含まれます。要求の日付、請求先と出荷先、受入および請求書の詳細が表示されます。調査中に、サポート文書を添付できます。要求を解決するときに割り当てる独自の要求タイプおよび要求事由を構成できます。これは、控除がある理由を把握して根本原因を分析するために重要です。 

解決時には、「確認」タブに移動して決済方法を確認する前に、「一般」タブにサマリーが表示されます。

請求書控除要求の「一般」タブ

調査後、請求書控除を解決する準備が整ったら、「決済」タブに移動します。請求書控除は、請求書のクレジット・メモを作成するか、既存のクレジット・メモまたは超過支払を適用することで決済できます。請求書超過支払は、請求書を作成するか、既存の控除を適用することで決済できます。

請求書控除要求の「決済」タブ

要求アナリストが要求を解決した後に、要求を内部で承認して決済のために送信できます。「顧客要求の決済」プロセスによって要求が決済されます。

請求書のクレジット・メモ、アカウントのクレジット・メモおよび請求書は新しい売掛/未収金トランザクションとして作成され、受入に適用されます。クレジット・メモまたは請求書の作成時に、売掛/未収金では、控除および決済から渡された金額に加えて税金を計算するための税金コールが行われます(該当する場合)。税引後の残高金額が消込しきい値を下回る場合、請求書控除要求は消込に適格です。消込しきい値は、ビジネス・ユニット、顧客、アカウントまたはサイト・レベルで設定できます。

決済済要求では、「確認」タブの左側に使用された決済方法が表示され、右側には売掛/未収金でのこれらの活動の確認が表示されます。右側の決済アーティファクトには、税金や消込が含まれます(該当する場合)。さらに、オープン・トランザクションが受入に適用され、ネッティング進行中ステータスが解除されます。

請求書控除要求の「確認」タブ

売掛/未収金では、決済のアクティビティを作成します。これらは受入のアクティビティとして表示されます。これには次が含まれます。

  • 適用された当初の請求書控除または請求書超過支払。 
  • 作成および適用された請求書のクレジット・メモまたはアカウントのクレジット・メモまたは請求書(税金および消込を含む)。 
  • 当初の請求書控除または請求書超過支払の戻し処理。  
  • 該当する場合は、作成および適用される子要求。
  • 子要求が決済された場合は、子要求のアクティビティを表示できます。

売掛/未収金での受入の決済の完了

請求書の消込

  • 無効な請求書控除からの収益漏損の削減
  • 説明責任と透明性による迅速かつ正確な解決
  • 根本原因/分析の発見による事前の予防措置の実行
    • 控除処理のベンチマーク
  • 税金および消込を含む請求書控除および請求書超過支払の決済のためのOracle Receivables Cloudへの完全かつ自動化された統合

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: オーダー管理

  1. 「チャネル収益管理」という機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「控除および決済」という機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明しているすべての控除および決済機能が有効になります。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「売掛/未収金システム・オプションの管理」というタスクに移動します。ビジネス・ユニットを検索して選択します。「現預金処理」タブをクリックします。「チャネル収益管理調査の使用可能」チェック・ボックスを選択し、「保存」をクリックします。
  1. 以前に次をオプト・インした場合:
    • 「チャネル収益管理」機能領域と「控除および決済」機能: この機能は自動的に使用可能になります。

追加のステップ:

  • 「チャネル設定の管理」→「クレジット・メモ - 対請求書による決済」
    • 会計基準に対するクレジット方法
    • 賦払用クレジット方法
  • 要求タイプの管理
  • 要求事由の管理
  • 要求ソースの管理(請求書控除、請求書超過支払)
    • 請求書のクレジット・メモまたはアカウントのクレジット・メモによる決済の場合は、要求タイプを売掛/未収金クレジット・メモ・トランザクション・タイプにマップし、要求事由を売掛/未収金クレジット・メモ事由にマップします。
    • 請求書による決済の場合は、要求タイプを売掛/未収金クレジット・メモ取引タイプにマップします。

定期的に、「顧客要求の決済」プロセスをスケジュールします。これにより、売掛/未収金で決済方法の解決アーティファクトが作成され、適切な受入に適用されます。税金が決定され、要求に適用されます。該当する場合、消込が要求に適用されます。

ヒントと考慮事項

  • ARでの超過クレジットは、ソース請求書で超過クレジットが許可されている場合にのみ許可されます。これは、請求書トランザクション・タイプの設定で「超過消込の許可」オプションが有効になっているかどうかに基づきます。

主なリソース

  • Expanded Deductions and Settlementの準備トレーニングのウォッチ
  • Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理のOracle Cloud Readinessに関するコンテンツを参照してください
  • 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務のOracle Cloud Readinessコンテンツを参照してください
  • Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
  • Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
  • Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • チャネル要求マネージャ(ORA_CJM_CLAIMS_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)

顧客要求の手動作成

顧客の係争を調査および処分するために要求を手動で作成し、アカウントのクレジット・メモを使用してOracle Receivables Cloudで要求を決済します。顧客は、破損した商品の補償やサービスに対する支払の要求など、様々な事由で払戻要求を送信することがあります。

手動要求の作成

ARの一部支払以外の方法で顧客の係争または誤解に会社が気付くことがあります。手動要求によって、顧客サービスの改善と控除の削減のために先を見越して対応できるように係争管理がさらに一元化されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: オーダー管理

  1. 「チャネル収益管理」という機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「控除および決済」という機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明しているすべての控除および決済機能が有効になります。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「売掛/未収金システム・オプションの管理」というタスクに移動します。ビジネス・ユニットを検索して選択します。「現預金処理」タブをクリックします。「チャネル収益管理調査の使用可能」チェック・ボックスを選択し、「保存」をクリックします。
  1. 以前に次をオプト・インした場合:
    • 「チャネル収益管理」機能領域と「控除および決済」機能: この機能は自動的に使用可能になります。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • チャネル要求マネージャ(ORA_CJM_CLAIMS_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)

消込に適格な控除の要求の自動識別

控除のしきい値限度を設定します。顧客が控除を受けるとき、要求金額がしきい値未満であれば、要求は自動的に消込用にマークされます。必要に応じて、これらの要求をレビューおよび調査することを選択できます。

控除および決済の消込しきい値は、ビジネス・ユニット、顧客、アカウントまたは請求先サイト・レベルで設定できます。要求の作成時に要求がしきい値を下回る場合、システム的に消し込まれます。決済中に税引後の要求の残高金額がしきい値を下回る場合、システム的に消し込まれます。

控除しきい値

顧客控除要求の調査および解決は、非常に労力を要する作業となる可能性があるため、消込は、要求に取り組む時間およびリソースの投資収益率を確保するために重要です。

実際の要求のコンテキストで控除しきい値を随時レビューして、顧客が消込しきい値をどのように利用しているかを理解することで、消込のROIを向上させます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: オーダー管理

  1. 「チャネル収益管理」という機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「控除および決済」という機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明しているすべての控除および決済機能が有効になります。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「売掛/未収金システム・オプションの管理」というタスクに移動します。ビジネス・ユニットを検索して選択します。「現預金処理」タブをクリックします。「チャネル収益管理調査の使用可能」チェック・ボックスを選択し、「保存」をクリックします。
  1. 以前に次をオプト・インした場合:
    • 「チャネル収益管理」機能領域と「控除および決済」機能: この機能は自動的に使用可能になります。

追加のステップ:

  • 「チャネル設定の管理」→「消込による決済」
    • 入金消込の売掛/未収金アクティビティ
    • 消込調整の売掛/未収金アクティビティ
    • 控除しきい値
    • 消込レビュー担当者

ヒントと考慮事項

残念ながら、一部の顧客は消込しきい値を学習し、しきい値未満の一部支払を送信するようになります。このために、システム的な消込の先を見越した随時レビューがサポートされています。

適格な消込がある要求をレビューすることで、先を見越して消込しきい値をレビューします。「消込レビュー担当者」チャネル設定を有効にして、消込がある要求のレビューを有効にします。レビュー担当者は、さらに調査するために特定の要求にフラグを付け、しきい値を適宜調整する必要があります。レビューが完了したら、必ず元に戻って「消込レビュー担当者」チャネル設定を無効にしてください。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • チャネル要求マネージャ(ORA_CJM_CLAIMS_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)

ロックボックスからの控除および超過支払の要求の自動作成

Oracle Receivables Cloudのロックボックス入金消込プロセスから控除および超過支払の要求を自動的に作成します。ロックボックスは支払を受領し、受領済支払と請求書の差異に対して、または特定の請求書について受け取ったデビット・メモに対して、チャネル収益管理で自動的に要求を作成します。

多くの企業が、顧客からの支払の受領にロックボックス・バンキング・サービスを利用しています。このロックボックス統合によって、控除の作成時間が短縮され、処理の効率が向上します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: オーダー管理

  1. 「チャネル収益管理」という機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「控除および決済」という機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明しているすべての控除および決済機能が有効になります。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「売掛/未収金システム・オプションの管理」というタスクに移動します。ビジネス・ユニットを検索して選択します。「現預金処理」タブをクリックします。「チャネル収益管理調査の使用可能」チェック・ボックスを選択し、「保存」をクリックします。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「ロックボックスの管理」というタスクに移動します。ロックボックスを検索して選択します。「要求の作成」チェック・ボックスを選択し、保存する必要があります。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「入金区分と入金方法の管理」というタスクに移動します。入金区分と入金方法を検索して選択します。「送金銀行口座」をクリックします。送金銀行口座を検索して編集し、「要求調査」活動を選択します。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「入金消込例外ルールの管理」というタスクに移動します。入金消込例外ルールを検索して選択します。請求書関連の過少支払および超過支払のチャネル収益要求を自動的に作成するために、処理が「トランザクション要求」である条件を使用して例外ルールを作成または拡張します。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「自動消込ルール・セットの管理」というタスクに移動します。自動消込ルール・セットを検索して選択します。請求書に関連しない過少支払および超過支払の要求調査を自動的に作成するために、「要求調査」として設定する消込残高処理を作成または拡張します。
  1. 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「売掛/未収金システム・オプションの管理」というタスクに移動します。ビジネス・ユニットを検索して選択します。「現預金処理」タブをクリックします。入金消込例外ルール・セットおよび自動消込ルール・セットを設定します。
  1. 顧客アカウントまたはサイト・プロファイル(あるいはその両方)で、消込例外ルール・セットおよび自動消込ルール・セットのオプション設定とともにリマインダ・ルール・セットを設定します。

この機能には、次の設定が事前に定義されています。

  1. 要求の決済時に作成された売掛/未収金クレジット・メモおよび請求書に割り当てる事前定義済のChannel Revenue Managementトランザクション・ソース。
  1. 「売掛/未収金活動」の下にある事前定義済の「要求調査」活動タイプ。この事前定義済の活動タイプを編集して、ビジネス・ユニットおよび有効なGLコード組合せフレックスフィールドを含めます。
  1. イベント区分入金および会計区分要求調査のための事前定義済の補助元帳仕訳ルール。
  1. Channel Revenue Management関連の設定は、Channel Revenue Managementの控除および支払超過機能のドキュメントを参照してください。
  1. 以前に次をオプト・インした場合:
    • 「チャネル収益管理」機能領域と「控除および決済」機能: この機能は自動的に使用可能になります。

ヒントと考慮事項

  • 「入金消込例外ルールの管理」では、条件が重複する例外ルールを作成しないでください。
  • 「入金消込例外ルールの管理」の「ユーザー・レビュー必須」は、チャネル収益管理統合シナリオではサポートされていないため、処理が「トランザクション要求」であるルールについては有効にしないでください。
  • ロックボックス入金の要求の作成および決済に関する追加のステップと考慮事項は、売掛/未収金に記載されています。

主なリソース

  • Expanded Deductions and Settlementの準備トレーニングのウォッチ
  • Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理のOracle Cloud Readinessに関するコンテンツを参照してください
  • 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務のOracle Cloud Readinessコンテンツを参照してください
  • Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
  • Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
  • Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)

ロール情報

ARでは追加のロールは必要ありません。

グローバル・オーダー納期回答

外部ソース・システムからの内部販売オーダーのスケジュール

Oracle E-Business Suiteなどの一部のERPシステムでは、内部販売オーダーを使用して企業内の資材の転送が開始されます。これらの内部販売オーダーは、転送される供給の社内購買依頼にリンクされます。

Oracle Cloud Supply Chain Managementでは、Oracle Order Management Cloud内で販売オーダーとしてスケジュールできる転送オーダーを使用して、異なる方法で転送が管理されます。以前は、内部販売オーダーおよび社内購買依頼文書タイプを外部システムからCloudのグローバル・オーダー納期回答にインポートする手段がなく、E-Business SuiteユーザーはOracle Cloudソリューションで社内転送を表示および再スケジュールできませんでした。

この更新では、外部ソース・システムから内部販売オーダーおよび社内購買依頼をインポートするように収集プロセスが拡張されています。それらが販売オーダー需要および転送供給にそれぞれマップされ、他の販売オーダーと同様に、グローバル・オーダー納期回答で外部システムからの転送を表示および再スケジュールできます。

ノート: 内部販売オーダーの抽出は、E-Business SuiteとOracle Cloud Supply Chain Planningのサンプル統合には含まれていません。販売オーダーのカンマ区切り値ファイルに追加の内部販売オーダー詳細を移入するには、独自の抽出を開発する必要があります。

デモを見る

Oracle Cloud Order Managementを外部在庫管理ソリューションとともに使用する場合、顧客販売オーダーとともに内部販売オーダーをCloudで表示および再スケジュールできるようになったため、使用可能な供給をより効率的に利用して両方のタイプの需要を履行できます。

有効化のステップ

外部ソース・システムからの内部販売オーダーのスケジュールを使用可能にするには、次のステップを実行します。

  1. 転送オーダー・エンティティの最新バージョンのファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートを使用して、履行オーケストレーション必須列に詳細を移入します。

  2. 販売オーダー・エンティティの最新バージョンのファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートを使用して、需要ソース・タイプ「ソース文書番号」および「ソース文書明細番号」列に詳細を移入します。

ヒントと考慮事項

  • 内部販売オーダーが存在する転送オーダーについては、ScpTransferOrderImportTemplate.xlsmテンプレートで履行オーケストレーション必須列を「はい」に設定する必要があります。

  • オープンであるか、完全出荷済でないタイプ94 (「転送オーダー」オーダー・タイプ)のオーダーのみが、対応する内部販売オーダーの収集時に考慮されます。
  • データ収集中に需要が内部販売オーダーとみなされるためには、ScpSalesOrderImportTemplate.xlsmテンプレートで販売オーダー需要ソース・タイプを「1」に設定する必要があります。「1」は、社内資材転送履行明細を意味します。

  • 対応する値を指定して、内部販売オーダーとそれに対応する転送オーダーの間のリンクを確立します。
    • 販売オーダーFBDIテンプレートの「ソース文書番号」列の値として、転送オーダーFBDIテンプレートの「転送オーダー・ヘッダー番号」の値
    • 販売オーダーFBDIテンプレートの「ソース文書明細番号」列の値として、転送オーダーFBDIテンプレートの「転送オーダー明細番号」の値
  • 転送オーダーとそれに対応する内部販売オーダーについて一致する数量を指定します。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
  • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
  • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

ホーム・ページ上のクイック処理としてのタスクにアクセス

この更新では、特定のタスクをホーム・ページのクイック処理としてすぐに使用できるので、処理を実行するために最初に「グローバル・オーダー納期回答」作業領域にナビゲートする必要はありません。

以前は「グローバル・オーダー納期回答」作業領域のタスク・パネル・ドロワーを使用してのみアクセス可能だったいくつかのタスクが、ホーム・ページからも使用できるようになりました。ホーム・ページで「詳細表示」リンクを選択すると、アクセス権がある使用可能なクイック処理をすべて表示できます。

オーダー管理のクイック処理

ホーム・ページで使用できるようになったクイック処理を使用して、特定のタスクにより簡単にアクセスします。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • クイック処理は、タスクに対する適用可能な権限がある場合にのみ表示されます。たとえば、プランニング・ソーシングの管理権限がある場合、作業領域のタスク・パネル・ドロワー(以前から使用可能だったもの)にも、サプライ・チェーン・プランニングまたはオーダー管理(グローバル・オーダー納期回答の場合)のホーム・ページのクイック処理としても「ソース・ルールの管理」タスクが表示されます。
  • オーダー管理のホーム・ページから開始されたタスクを完了すると、オーダー管理のホーム・ページに戻ります。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 供給有効数量レポートの表示(MSP_VIEW_SUPPLY_AVAILABLITY_REPORT_PRIV)
  • 供給配賦レポートの表示(MSP_VIEW_SUPPLY_ALLOCATION_REPORT_PRIV)
  • 有効在庫数量ルールの表示(MSP_VIEW_AVAILBLE_TO_PROMISE_RULE_PRIV)
  • 有効在庫数量ルールの管理(MSP_MANAGE_AVAILBLE_TO_PROMISE_RULE_PRIV)
  • プランニング・ソーシング・ルールの表示(MSP_VIEW_PLANNING_SOURCING_RULE_PRIV)
  • プランニング・ソーシングの管理(MSP_MANAGE_PLANNING_SOURCING_PRIV)
  • プランニング・ソーシング割当の管理(MSP_MANAGE_PLANNING_SOURCING_ASSIGNMENT_PRIV)
  • プランニング割付ルールの表示(MSP_VIEW_PLANNING_ALLOCATION_RULE_PRIV)
  • プランニング割付ルールの管理(MSP_MANAGE_PLANNING_ALLOCATION_RULE_PRIV)
  • プランニング・ソーシング・ルールの表示(MSP_VIEW_PLANNING_SOURCING_RULE_PRIV)
  • プランニング・ソーシングの管理(MSP_MANAGE_PLANNING_SOURCING_PRIV)
  • プランニング割付ルールの管理(MSP_MANAGE_PLANNING_ALLOCATION_RULE_PRIV)
  • プランニング供給有効数量の表示(MSP_VIEW_PLANNING_SUPPLY_AVAILABLITY_PRIV)
  • プランニング供給有効数量の表示(MSC_VIEW_PLANNING_SUPPLY_AVAILABLITY_PRIV)

ジョブ・セットを使用したプランニング・プロセスの順序付け

通常、データ収集やプラン実行などのプランニング・プロセスは順番に発生するため、順番に実行されるようにこれらのプロセスを自動化することをお薦めします。Oracle Cloudでは、順番に実行されるスケジュール済プロセスのコレクションであるジョブ・セットを構成できます。この更新では、サプライ・チェーン・プランニングの複数のスケジュール済プロセスを含むジョブ・セットを構成できます。

「設定および保守」作業領域の「財務、サプライ・チェーン管理および関連アプリケーション用のエンタープライズ・スケジューラ・ジョブ定義およびジョブ・セットの管理」タスクを使用して、プランニング・プロセスをスケジュールするためのジョブ・セットを作成します。ジョブ・セット内のプランニング・プロセスについて順序付きステップをシリアルまたはパラレルとして追加します。

スケジュール済プロセス

ジョブ・セットを使用して、プランニングの技術プロセスの自動化を強化します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 「プランのバッチ実行」、「プランのコピー」および「プランのリリース」ジョブのプラン・タイプとプランについて選択できる内容は、付与されているジョブ・ロールや権限によって異なります。
  • 「スケジュール済プロセス」ページから収集ジョブ・セットを送信する場合、収集テンプレートは必須パラメータです。
  • 「プロセスのスケジュール」作業領域の「スケジュール済プロセス」ページで、個々のプランニング・プロセスについてスケジュールおよび通知オプションを構成できます。
  • 「プロセスのスケジュール」作業領域の「スケジュール済プロセス」ページで、複数のプランニング・プロセスを含むジョブ・セットについてスケジュールおよび通知オプションを構成することもできます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。

  • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
  • 需要および供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
  • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
  • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
  • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
  • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
  • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
  • 「需要管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
  • 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
  • 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
  • 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
  • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

大規模なオーダー納期回答

オーダー納期回答は、ハードウェア障害が発生した場合でも需要に応じてスケール調整し、機能を続行する必要がある重要なビジネス・プロセスです。グローバル・オーダー納期回答に対する最近の変更により、水平グリッド全体での有効数量チェックおよびスケジューリング要求に対するスケールアウト・アーキテクチャが提供され、キャパシティおよびレジリエンスが強化されています。この新しいアーキテクチャにより、運用間接費も削減され、供給および参照データ更新がすぐに使用可能になり、オーダー納期回答サーバーのリフレッシュ/再起動の必要がなくなります。

この新しいアーキテクチャへの移行は、複数の更新にわたって継続されます。その間、グローバル・オーダー納期回答は一部の特別なケースの要求を以前のメモリー常駐のC++ベースのソリューションに自動的にルーティングします。この項では、以前のソリューションにあり、新しいソリューションで使用可能になった機能を紹介します。

データベース集中型のオーダー納期回答におけるサプライヤ生産能力の考慮事項の決定

ファイルベース・データ・インポート(FBDI)プロセスおよびSupply Chain Planning Approved Supplier Capacity FBDIテンプレートを使用して、品目とサプライヤの組合せのサプライヤ生産能力をモデル化およびアップロードします。サプライヤ生産能力は、サプライヤが日次ベースで供給できる品目の数を表します。サプライヤ生産能力は、最終品目(直接出荷)および仕入先から直接購買されるコンポーネント品目に対して定義できます。

「オーダー納期回答オプション」ページの「無制限サプライヤ生産能力を考慮」オプションを使用して、データベース集中型のグローバル・オーダー納期回答でサプライヤ生産能力を無制限とみなすかどうかを決定します。サプライヤ生産能力を無制限に使用可能とみなす場合は、このオプションを使用可能にします。デフォルトではこのオプションは無効になっており、サプライヤ生産能力が定義されている場合、グローバル・オーダー納期回答ではサプライヤ生産能力が考慮されます。サプライヤ生産能力が定義およびアップロードされている場合でもオーダー納期回答でそれを無視する場合は、このオプションを使用可能にします。

「オーダー納期回答オプション」ページの「無制限サプライヤ生産能力を考慮」オプション(ナビゲーション: 「グローバル・オーダー納期回答」作業領域→「オーダー納期回答オプション」タスク)

サプライヤ生産能力をモデル化して納期の信頼性を向上させ、サプライ・チェーンをより効率的にします。

有効化のステップ

設定の詳細は、グローバル・オーダー納期回答の新しいアーキテクチャ拡張、更新20Dのリリース・トレーニングを参照してください。これらの設定ステップをすでに実行している場合は、再度実行する必要はありません。

この更新でのその他のグローバル・オーダー納期回答の変更

この項では、Oracle Global Order Promising Cloudの動作方法を変える可能性がある、この更新でのその他の変更について説明します。

2GBを超えるデータ・ストアXMLファイルの分割の有効化

この更新では、大きいXML入力ファイルを複数のファイルに自動的に分割するようにグローバル・オーダー納期回答を構成できます。詳細は、Oracle Help Centerサプライ・チェーン・プランニングの実装ガイドにある、プランニング・プロファイル・オプションの管理方法に関するトピックで、2GBを超えるデータ・ストアXMLファイルの分割の有効化に関する項を参照してください。

バグ参照: 32042201