本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
---|---|---|
2019年8月23日 | ファイルベース・データのアップロードの自動化: 販売および業務プランニング ファイルベース・データのアップロードの自動化: 供給プランニング ファイルベース・データのアップロードの自動化: プランニング・セントラル ファイルベース・データのアップロードの自動化: 需要管理 |
文書の更新。操作名が修正されました。 |
2019年2月15日 | 文書の更新。更新19Aで提供された機能。 | |
2018年12月21日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示します。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloud Applicationsには今後も新たな機能が続々と追加されます。一部の機能については、準備が整った時点で機能をオプト・インすることにより、ご都合のよいタイミングで新機能を導入できます。機能をオプト・インするには、「新機能」作業領域または「設定および保守」作業領域を使用します。
「新機能」作業領域を使用してオプト・インするには:
- 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします。
- 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します。
- オプトイン対象の機能の「オプトイン」をクリックします。
- 「機能の編集」ページで、その機能の「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします。
「設定および保守」作業領域を使用してオプト・インするには:
- 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします。
- 「設定」ページでオファリングを選択し、「機能オプトインの変更」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、「機能の編集」アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、オプト・インする機能に対して「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
顧客による処理が必要 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用する前に処理を実行する必要があります。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
使用準備が完了して提供される新機能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
使用するために顧客による処理が必要な新機能(すぐ使用できない状態で提供) これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
顧客による処理が必要 |
||
再編成されたナビゲータ・グループとグループ・アイコンの作業領域へのアクセス
Oracle Supply Chain Management Cloudの作業領域のより一貫性のある論理グループ化をサポートするために、この更新には再編成されたナビゲータに加えて、ホーム・ページのグループ・アイコンに対する変更も含まれています。
この更新では、ナビゲータの新しいOrder Management見出しおよびホーム・ページのグループ・アイコンに、次の作業領域が含まれています。
- オーダー管理
- 価格設定管理
- グローバル・オーダー納期回答
- サービス・ロジスティクス
新しいサプライ・チェーン実行の見出しとグループ・アイコンに、次の作業領域が含まれています。
- 作業定義
- 作業実行
- 保守管理
- 品質管理
- 在庫管理
- 原価会計
- 受入会計
- 会計文書取得
- 電子レコード
- 財務オーケストレーション
- 供給オーケストレーション
また、「サプライ・チェーン・コラボレーション」作業領域が「サプライ・チェーン・プランニング」見出しおよびグループ・アイコンに移動し、「コラボレーション・メッセージング」作業領域が「ツール」見出しおよびグループ・アイコンに移動しています。
以前の更新に表示された原価計算、製造および品質管理の見出しおよびグループ・アイコンは使用できなくなりました。
ホーム・ページ上の新しいグループ・アイコンで次のものを簡単に識別できます:
次に、ナビゲータの新しい見出しを示します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
これまでは、Oracle Sales and Operations Planning Cloudの集計プランニング機能を使用するには、履行組織から顧客出荷先サイトへのソーシング割当を定義する必要がありました。これには余分の作業が必要で、結果としてネットワーク構造が大規模な計画となることがありました。このようなソース・ルールを明示的にモデル化する必要がなくなりました。Oracle Sales and Operations Planning Cloudでは、Oracle Supply Planning Cloudの戦略プランと同じ割当セットを使用できます。これにより時間を節約でき、ネットワーク構造が単純になるとともにプラン・サイズは削減されます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
-
S&OPプラン・オプションで、「一般」タブの「グローバル需要の使用」チェック・ボックスが選択されていないことを確認します。
-
プラン・オプションで使用されるディメンション・カタログには、引き続き顧客階層を含める必要があります。「一般」タブで(供給の)「プランニング顧客レベル」が「なし」に設定されている場合でも、顧客ディメンションは需要および供給プランニング・メジャーの適合ディメンションのままです。
-
簡略化されたサプライ・チェーン・ネットワーク定義においては、顧客ごとの需要履行メジャーのレポートにはほとんど価値はありません。集計された供給プランニングは、品目、組織および時間ごとの正味需要を表します。
主なリソース
一部のインスタンスにおいて、品目や組織、リソースなどのエンティティのプライマリ識別子はわかりにくい英数字コードとなっているのに対し、プランナはよりわかりやすい説明を使用することを好みます。
プランニング表およびグラフが構成可能になり、説明も表示できるようになりました。この機能により、プランナはコードを覚えたり、品目、組織、リソース、ワーク・センターおよび作業領域の各エンティティの参照表を使用しなくてもプランニング結果をより直感的に理解できます。
有効化のステップ
表示する品目識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「製品」ディメンションおよび「製品」階層を選択します
- 階層の最下位レベルを含む行の「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
表示する組織識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「組織」ディメンションおよび「企業」階層を選択します
- 階層の最下位レベルを含む行の「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
表示するリソース識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「リソース」ディメンションおよび「リソース」階層を選択します
- 目的の階層レベルの「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
ヒントと考慮事項
- 表示するメンバー識別子の仕様はすべてのユーザーに適用されます。ユーザー固有の設定ではありません
- 表示するメンバー・レベルを変更した後にその変更を有効にするには、ブラウザをクローズして再オープンする必要があります
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、プランニング表およびグラフの説明の表示の準備トレーニング
プランニング・プロセスは、プランナが単調なデータ・メンテナンスにではなく、分析と、商談を生かしたり問題を解決するためのアイディアを考え出すのにほとんどの時間を費やすときに最も効率的になります。プランナの主要タスクの1つは、販売予測などの参照データ・セットから調整済コンセンサス予測などのターゲット・メジャーに、さらなるデータ調整に先立つ開始点としてデータをコピーできることです。この更新により、データをコピーする前に、ターゲット・メジャー内のセルの範囲を選択し、データのソースと、必要に応じてソース・データに対して実行する算術演算を指定できます。
この機能によりプランニング・データ管理に費やす時間を削減でき、プランナの生産性を高めることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- メジャーが「ソース・メジャー」値リストに表示されるようにするためには
- メジャーが表に含められている必要があります
- メジャーが、編集中のメジャーと同じディメンションに適合している必要があります
- 集計レベルでメジャーの値を編集する場合、値は最下位レベルに割り当てられます
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、メジャー間でのデータのコピーの準備トレーニング
データ収集プロセスの実行などのルーチン・タスクを自動化することで、プランニングにおけるエラー発生を防ぐことができます。これまでも、Oracle Supply Chain Management Cloudからのデータの収集を自動化できました。この更新により、Oracle Sales and Operations Planning Cloudにデータをロードする際にも、ERP統合Webサービスを起動してファイルベースのデータ・インポート(FBDI)プロセスを使用することにより、データの収集を自動化できるようになりました。これらのファイル・アップロードは、Oracle Integration Cloud Service (ICS)のOracle ERPアダプタを使用して起動することもできるようになりました。
この機能を使用すると、ファイルのアップロード、データの検証、Oracle Supply Chain Planning Cloudへのデータのロードなど、データをアップロードするすべてのプランニング・プロセスを自動化できます。
- Supply Chain Planning Cloudへのファイルのアップロードの自動化のために次のRESTおよびSOAP APIを利用できます。
- REST: /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/erpintegrations
- SOAP: /fscmService/ErpIntegrationService?WSDL
- これらのサービスのいずれでもPOST操作importBulkDataを起動でき、これにより1回のコールで次が実行されます。
- コンテンツ管理サーバー(UCM)へのデータ・ファイルのアップロード。
- インタフェース表へのデータのロード。アプリケーション表へのデータのインポート。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- ターゲットおよびネット・チェンジの両方のタイプの収集がこれらのWebサービスを使用してサポートされます。コレクションのタイプとインスタンス・コードは、パラメータ・ファイルScpErpIntegrationServiceParamsImportTemplate.xlsmで示されている必要があります。
- importBulkData POST操作を呼び出すときに使用するパラメータには次が含まれている必要があります:
- DocumentContent: base64エンコーディングでの入力ファイル(.csvまたは1つ以上の.csvファイルを含む.zip)を参照します
- FileName: ファイル名
- ContentType: ZipまたはDocument
- JobName: oracle/apps/ess/financials/commonModules/shared/common/interfaceLoader,InterfaceLoaderController
- ParameterList: 135,{doc_id},N,N
- ResponseCode: この応答には、データをアプリケーション表にインポートするために起動されたFBDI ESSジョブIDが含まれます
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、ファイルベース・データのアップロードの自動化の準備トレーニング
- Oracle Integration Cloudのドキュメント
- ERP Integration Service REST APIのドキュメント
- ERP Integration Service SOAP APIのドキュメント
一部のインスタンスにおいて、品目や組織、リソースなどのエンティティのプライマリ識別子はわかりにくい英数字コードとなっているのに対し、プランナはよりわかりやすい説明を使用することを好みます。
プランニング表およびグラフが構成可能になり、説明も表示できるようになりました。この機能により、プランナはコードを覚えたり、品目、組織、リソース、ワーク・センターおよび作業領域の各エンティティの参照表を使用しなくてもプランニング結果をより直感的に理解できます。
有効化のステップ
表示する品目識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「製品」ディメンションおよび「製品」階層を選択します
- 階層の最下位レベルを含む行の「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
表示する組織識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「組織」ディメンションおよび「企業」階層を選択します
- 階層の最下位レベルを含む行の「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
表示するリソース識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「リソース」ディメンションおよび「リソース」階層を選択します
- 目的の階層レベルの「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
ヒントと考慮事項
- 表示するメンバー識別子の仕様はすべてのユーザーに適用されます。ユーザー固有の設定ではありません
- 表示するメンバー・レベルを変更した後にその変更を有効にするには、ブラウザをクローズして再オープンする必要があります
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、プランニング表およびグラフの説明の表示の準備トレーニング
プランニング・プロセスは、プランナが単調なデータ・メンテナンスにではなく、分析と、商談を生かしたり問題を解決するためのアイディアを考え出すのにほとんどの時間を費やすときに最も効率的になります。プランナの主要タスクの1つは、参照データ・セットからターゲット・メジャーに、さらなるデータ調整に先立つ開始点としてデータをコピーできることです。この更新により、データをコピーする前に、ターゲット・メジャー内のセルの範囲を選択し、データのソースと、必要に応じてソース・データに対して実行する算術演算を指定できます。
この機能によりプランニング・データ管理に費やす時間を削減でき、プランナの生産性を高めることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- メジャーが「ソース・メジャー」値リストに表示されるようにするためには
- メジャーが表に含められている必要があります
- メジャーが、編集中のメジャーと同じディメンションに適合している必要があります
- 集計レベルでメジャーの値を編集する場合、値は最下位レベルに割り当てられます
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、メジャー間でのデータのコピーの準備トレーニング
データ収集プロセスの実行などのルーチン・タスクを自動化することで、プランニングにおけるエラー発生を防ぐことができます。これまでも、Oracle Supply Chain Management Cloudからのデータの収集を自動化できました。この更新により、Oracle Planning Central Cloudにデータをロードする際にも、ERP統合Webサービスを起動してファイルベースのデータ・インポート(FBDI)プロセスを使用することにより、データの収集を自動化できるようになりました。これらのファイル・アップロードは、Oracle Integration Cloud Service (ICS)のOracle ERPアダプタを使用して起動することもできるようになりました。
この機能を使用すると、ファイルのアップロード、データの検証、Oracle Supply Chain Planning Cloudへのデータのロードなど、データをアップロードするすべてのプランニング・プロセスを自動化できます。
- Supply Chain Planning Cloudへのファイルのアップロードの自動化のために次のRESTおよびSOAP APIを利用できます。
- REST: /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/erpintegrations
- SOAP: /fscmService/ErpIntegrationService?WSDL
- これらのサービスのいずれでもPOST操作importBulkDataを起動でき、これにより1回のコールで次が実行されます。
- コンテンツ管理サーバー(UCM)へのデータ・ファイルのアップロード。
- インタフェース表へのデータのロード。アプリケーション表へのデータのインポート。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- ターゲットおよびネット・チェンジの両方のタイプの収集がこれらのWebサービスを使用してサポートされます。コレクションのタイプとインスタンス・コードは、パラメータ・ファイルScpErpIntegrationServiceParamsImportTemplate.xlsmで示されている必要があります。
- importBulkData POST操作を呼び出すときに使用するパラメータには次が含まれている必要があります:
- DocumentContent: base64エンコーディングでの入力ファイル(.csvまたは1つ以上の.csvファイルを含む.zip)を参照します
- FileName: ファイル名
- ContentType: ZipまたはDocument
- JobName: oracle/apps/ess/financials/commonModules/shared/common/interfaceLoader,InterfaceLoaderController
- ParameterList: 135,{doc_id},N,N
- ResponseCode: この応答には、データをアプリケーション表にインポートするために起動されたFBDI ESSジョブIDが含まれます
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、ファイルベース・データのアップロードの自動化の準備トレーニング
- Oracle Integration Cloudのドキュメント
- ERP Integration Service REST APIのドキュメント
- ERP Integration Service SOAP APIのドキュメント
レコードのシステムに変更を加えることなくシナリオを評価するなど、特定の目的のために品目情報を変更する必要がある場合があります。Oracle Supply Planning Cloudでは、プランにおいてシミュレーション・セットを使用して、またはインラインで様々なシナリオをシミュレートできます。この更新では、シミュレーション・セットのコンテキストで「プランニング方法」品目属性を変更し、プランへの影響を確認できます。たとえば、特定の品目の重要度が高くなっていて、その品目がマスター・スケジュールされたときの結果を確認するための評価が必要である場合に、プランニング方法をMRP計画からMPS計画に変更できます。
レコードのシステムにおいてではなくOracle Supply Chain Planning Cloudでプランニング方法を変更でき、同じプランニング方法属性に様々な値を使用して様々なプランを実行できるため、より柔軟なプランニング・プロセスを実装できます。
有効化のステップ
- 計画する品目を、他の必要なデータに加えて定義します
- プランニング・データを収集します
- プランニング方法を変更する必要がある品目をシミュレーション・セットに含めます
- 関連する品目と組織の組合せについてシミュレーション・セット内の「プランニング方法」値を変更し、変更内容を保存します
- プラン・オプションを「一般」タブで指定された関連する「計画済品目タイプ」値とともに定義します
- プラン・オプションにシミュレーション・セットを含めます
- プランを実行します
- 「品目」UIで、プランで計画された品目のリストを表示します
ヒントと考慮事項
- プランのオプションに含まれるシミュレーション・セットで「プランニング方法」の値を「計画なし」に変更することで、プランから特定の品目を除外できます。
- 計画する必要がある品目の「プランニング方法」値が、プランのオプションで指定されている「計画済品目タイプ」値と適合していることを確認します。
- 「プランニング方法」値はプランでは編集できず、プランのシミュレーション・セットでのみ編集可能です。
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、品目プランニング方法の変更のシミュレートの準備トレーニングを参照してください
ある場所には過剰在庫があり、別の場所では不足しているという場合は、プランニング・ソーシング・ルールよる在庫の標準フローと逆であるとしても、不足している場所に在庫を移動する転送オーダーを作成するという決定を下す場合があります。正確に計画して供給と需要のバランスをとることができるように、この転送オーダーがプランにおいて考慮されるようになりました。
この機能により、例外的な状況であってもプランにおける供給と需要の正確な会計処理が可能となります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
搬送先組織に過剰な供給があることがわかったときにソース組織に返送するというのが、循環転送の一般的なビジネス・シナリオです。プランニングにより、既存の供給に対して循環転送需要がペグされます。
循環転送の作成がエラーになる場合、ソース組織に有効な供給がない可能性があります。この場合は循環ペギングと呼ばれる状態になり、需要転送が自分自身にペギングされます。
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、循環転送オーダー供給の考慮の準備トレーニング
プランの作成の使用による相互サプライ・チェーン・リンケージの調査
「プランの作成」ページでは、供給および需要のワンストップ・マルチレベル・タイム・バケット・ビューが表示されます。プランナは通常、供給と需要のペギング、終了需要リンクのリソース要件および終了需要リンクのサプライヤ要件など、サプライ・チェーン・リンケージについての理解が必要となる質問の答えを必要とします。新たに拡張されたプランの作成を使用すると、次の追加の分析を実施できます。
- 不足がある品目や過負荷のリソースを選択するといった高度な基準を使用することにより、特定の最終品目の、サプライ・チェーン全体における重要なコンポーネントおよびリソースのみを簡単に分析できます。
- 選択された供給または需要について、依存需要、ペグされた終了需要、ペグされた供給、ペグされたアップストリーム供給、ペグされたダウンストリーム供給、代替コンポーネントおよび代替リソースを色で強調表示することで、アップストリームおよびダウンストリーム供給需要リンケージを簡単に分析できます。
- 「プランの作成」ページで代替コンポーネントまたは代替リソースに切り替えることで、不足やリソース過負荷の状況を簡単に解決できます。
サプライ・チェーンの複数の層にわたる供給および需要のリンクを理解する機能が強化されたことに加え、その同じページで処理を実行する機能を備えたことにより、供給と需要の不均衡状況を簡単に分析および解決できるようになりました。
この拡張された「プランの作成」ページで追加および変更された内容は次のとおりです。
- 最終品目中心の分析に加えて、サプライ・チェーンのリソース中心分析およびコンポーネント中心分析を実行する機能。
- プランの作成へのサプライヤ固有のメジャーの追加。これらのメジャーは、選択した品目とサプライヤの組合せに対して表示できます。
- ツールバーから起動可能な新しい「プランの作成の構成」ダイアログ。このダイアログでは、プランの作成で表示する品目、リソースおよびサプライヤのセットを選択できます。最終品目に関連するコンポーネントとリソース、特定のリソースにより生産された品目、または特定のコンポーネントに関連付けられた最終品目のセットを選択できます。品目、リソースおよびサプライヤのセットを選択した後に、選択内容でプランの作成をリフレッシュするか、それともプランの作成にすでに表示されている内容に追加するかを選択できます。
- ツールバーの強化された「関連セルの強調表示」ドロップダウン・リスト。「関連セルの強調表示」リストに表示される選択肢を使用して、様々なサプライ・チェーン・リンケージを表示できるようになりました。たとえば、終了需要にペグされる供給、選択された供給にペグされるアップストリームまたはダウンストリーム供給、サプライ・チェーンの任意のレベルの供給にペグされる終了需要、または選択されたリソース要件またはコンポーネント要件の代替リソースや代替コンポーネントを表示できます。
- 新しい「例外の強調表示」機能。「表示」メニューの「書式メジャー」オプションを使用して、プランの作成に表示されるメジャー値の条件付き書式設定ルールを定義できます。条件付き書式設定ルールに名前を付け、ユーザーが選択した場合にのみ適用されるように指定できます。名前が付けられた書式設定ルールは、ツールバーの「例外の強調表示」ドロップダウン・リストに選択肢として表示されます。このリストからルールを選択すると、条件を満たすセルが強調表示されます。
- プランの作成の「詳細」セクションの機能強化。ツールバーの「詳細の表示」ボタンを選択すると、選択したセルのオーダー・レベルの詳細を表示できます。この機能強化により、品目構成や作業定義、サプライヤ、サプライヤ・サイトといった追加のオーダー・レベル属性が「詳細」セクションに列として表示されます。「確定ステータス」、「確定日」および「確定数量」列を編集して、「詳細」セクションでオーダーを確定することもできます。「確定リソース」列および「確定コンポーネント」列の値を編集して、計画オーダーの確定リソースおよび確定コンポーネントを選択することもできます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「プランの作成の構成」ダイアログで、カテゴリやカタログのフィルタおよび「例による問合せ」フィルタリング機能を使用して、選択の前に品目のリストをより狭い範囲のリストへと絞り込むことができます。
- 行のすべての値がnull値の場合、プランの作成にはその行は表示されません。たとえば、「レイアウトの管理」ダイアログで「販売オーダー」メジャーを選択し、販売オーダーがある最終品目と販売オーダーがないコンポーネント品目の両方がプランの作成に含まれているとします。プランの作成では、最終品目については「販売オーダー」行が表示されますが、コンポーネント品目には販売オーダーがないため、コンポーネント品目に対してこの行は表示されません。
- 「プランの作成の構成」ダイアログを使用して、ネストされたサプライ・チェーンの調査を実行できます。たとえば、選択した最終品目に関連するコンポーネント品目のセットを最初に選択できます。それからコンポーネント品目の1つを選択し、「プランの作成の構成」ダイアログを再度使用して、このコンポーネント品目を使用する他の最終品目を選択できます。新たな選択内容をプランの作成に追加すると、元の選択内容と新しい選択内容の両方がネスト表示されます。
主なリソース
プランニングの問題にいっそう直接的に対処できるように、既存のまたは推奨される供給オーダーを変更するのではなく、計画済供給オーダーを手動で作成できます。手動で作成されたこれらの供給オーダーをOracle Supply Chain Planning Cloudから実行システムに直接リリースできるようになりました。
この自動化により、システムで生成された、および手動で作成されたすべてのタイプの供給オーダーをOracle Supply Planning Cloudから実行のためにリリースすることで、日常のタスクをより効率的に管理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
手動で作成された供給オーダーをリリースする前に、すべての実装フィールドの設定をレビューして実装データを確認してください。
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、手動で作成された供給オーダーのリリースの準備トレーニング
一部のインスタンスにおいて、品目や組織、リソースなどのエンティティのプライマリ識別子はわかりにくい英数字コードとなっていますが、プランナはよりわかりやすい説明を使用することを好みます。
プランニング表およびグラフが構成可能になり、説明も表示できるようになりました。この機能により、プランナはコードを覚えたり、品目、組織、リソース、ワーク・センターおよび作業領域の各エンティティの参照表を使用しなくてもプランニング結果をより直感的に理解できます。
デモを見る
有効化のステップ
表示する品目識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「製品」ディメンションおよび「製品」階層を選択します
- 階層の最下位レベルを含む行の「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
表示する組織識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「組織」ディメンションおよび「企業」階層を選択します
- 階層の最下位レベルを含む行の「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
表示するリソース識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「リソース」ディメンションおよび「リソース」階層を選択します
- 目的の階層レベルの「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
ヒントと考慮事項
- 表示するメンバー識別子の仕様はすべてのユーザーに適用されます。ユーザー固有の設定ではありません
- 表示するメンバー・レベルを変更した後にその変更を有効にするには、ブラウザをクローズして再オープンする必要があります
主なリソース
プランニング・プロセスは、プランナが単調なデータ・メンテナンスにではなく、分析と、商談を生かしたり問題を解決するためのアイディアを考え出すのにほとんどの時間を費やすときに最も効率的になります。プランナの主要タスクの1つは、販売予測などの参照データ・セットから調整済コンセンサス予測などのターゲット・メジャーに、さらなるデータ調整に先立つ開始点としてデータをコピーできることです。この更新により、データをコピーする前に、ターゲット・メジャー内のセルの範囲を選択し、データのソースと、必要に応じてソース・データに対して実行する算術演算を指定できます。
この機能によりプランニング・データ管理に費やす時間を削減でき、プランナの生産性を高めることができます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- メジャーが「ソース・メジャー」値リストに表示されるようにするためには
- メジャーが表に含められている必要があります
- メジャーが、編集中のメジャーと同じディメンションに適合している必要があります
- 集計レベルでメジャーの値を編集する場合、値は最下位レベルに割り当てられます
主なリソース
データ収集プロセスの実行などのルーチン・タスクを自動化することで、プランニングにおけるエラー発生を防ぐことができます。これまでも、Oracle Supply Chain Management Cloudからのデータの収集を自動化できました。この更新により、Oracle Planning Central Cloudにデータをロードする際にも、ERP統合Webサービスを起動してファイルベースのデータ・インポート(FBDI)プロセスを使用することにより、データの収集を自動化できるようになりました。これらのファイル・アップロードは、Oracle Integration Cloud Service (ICS)のOracle ERPアダプタを使用して起動することもできるようになりました。
この機能を使用すると、ファイルのアップロード、データの検証、Oracle Supply Chain Planning Cloudへのデータのロードなど、データをアップロードするすべてのプランニング・プロセスを自動化できます。
- Supply Chain Planning Cloudへのファイルのアップロードの自動化のために次のRESTおよびSOAP APIを利用できます。
- REST: /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/erpintegrations
- SOAP: /fscmService/ErpIntegrationService?WSDL
- これらのサービスのいずれでもPOST操作importBulkDataを起動でき、これにより1回のコールで次が実行されます。
- コンテンツ管理サーバー(UCM)へのデータ・ファイルのアップロード。
- インタフェース表へのデータのロード。アプリケーション表へのデータのインポート。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- ターゲットおよびネット・チェンジの両方のタイプの収集がこれらのWebサービスを使用してサポートされます。コレクションのタイプとインスタンス・コードは、パラメータ・ファイルScpErpIntegrationServiceParamsImportTemplate.xlsmで示されている必要があります。
- importBulkData POST操作を呼び出すときに使用するパラメータには次が含まれている必要があります:
- DocumentContent: base64エンコーディングでの入力ファイル(.csvまたは1つ以上の.csvファイルを含む.zip)を参照します
- FileName: ファイル名
- ContentType: ZipまたはDocument
- JobName: oracle/apps/ess/financials/commonModules/shared/common/interfaceLoader,InterfaceLoaderController
- ParameterList: 135,{doc_id},N,N
- ResponseCode: この応答には、データをアプリケーション表にインポートするために起動されたFBDI ESSジョブIDが含まれます
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、ファイルベース・データのアップロードの自動化の準備トレーニング
- Oracle Integration Cloudのドキュメント
- ERP Integration Service REST APIのドキュメント
- ERP Integration Service SOAP APIのドキュメント
レコードのシステムに変更を加えることなくシナリオを評価するなど、特定の目的のために品目情報を変更する必要がある場合があります。Oracle Supply Planning Cloudでは、プランにおいてシミュレーション・セットを使用して、またはインラインで様々なシナリオをシミュレートできます。このリリースでは、シミュレーション・セットのコンテキストで「プランニング方法」品目属性を変更し、プランへの影響を確認できます。たとえば、特定の品目の重要度が高くなっていて、その品目がマスター・スケジュールされたときの結果を確認するための評価が必要である場合に、プランニング方法をMRP計画からMPS計画に変更できます。
レコードのシステムにおいてではなくOracle Supply Chain Planning Cloudでプランニング方法を変更でき、同じプランニング方法属性に様々な値を使用して様々なプランを実行できるため、より柔軟なプランニング・プロセスを実装できます。
有効化のステップ
- 計画する品目を、他の必要なデータに加えて定義します
- プランニング・データを収集します
- プランニング方法を変更する必要がある品目をシミュレーション・セットに含めます
- 関連する品目と組織の組合せについてシミュレーション・セット内の「プランニング方法」値を変更し、変更内容を保存します
- プラン・オプションを「一般」タブで指定された関連する「計画済品目タイプ」値とともに定義します
- プラン・オプションにシミュレーション・セットを含めます
- プランを実行します
- 「品目」UIで、プランで計画された品目のリストを表示します
ヒントと考慮事項
- プランのオプションに含まれるシミュレーション・セットで「プランニング方法」の値を「計画なし」に変更することで、プランから特定の品目を除外できます。
- 計画する必要がある品目の「プランニング方法」値が、プランのオプションで指定されている「計画済品目タイプ」値と適合していることを確認します。
- 「プランニング方法」値はプランでは編集できず、プランのシミュレーション・セットでのみ編集可能です。
主なリソース
ある場所には過剰在庫があり、別の場所では不足しているという場合は、プランニング・ソーシング・ルールよる在庫の標準フローと逆であるとしても、不足している場所に在庫を移動する転送オーダーを作成するという決定を下す場合があります。正確に計画して供給と需要のバランスをとることができるように、この転送オーダーがプランにおいて考慮されるようになりました。
この機能により、例外的な状況であってもプランにおける供給と需要の正確な会計処理が可能となります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
搬送先組織に過剰な供給があることがわかったときにソース組織に返送するというのが、循環転送の一般的なビジネス・プロセスです。プランニングにより、既存の供給に対して循環転送需要がペグされます。
循環転送の作成がエラーになる場合、ソース組織に有効な供給がない可能性があります。この場合は循環ペギングと呼ばれる状態になり、需要転送が自分自身にペギングされます。
主なリソース
プランニングの問題にいっそう直接的に対処できるように、既存のまたは推奨される供給オーダーを変更するのではなく、計画済供給オーダーを手動で作成できます。手動で作成されたこれらの供給オーダーをOracle Planning Central Cloudから実行システムに直接リリースできるようになりました。
この自動化により、システムで生成された、および手動で作成されたすべてのタイプの供給オーダーをOracle Planning Central Cloudから実行のためにリリースすることで、日常のタスクをより効率的に管理できます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
手動で作成された供給オーダーをリリースする前に、プランナはすべての実装フィールドの設定をレビューして実装データを確認する必要があります。
主なリソース
プラン・データは通常、単にプランナが必要とするというよりもより広範囲なエンタープライズ・ユーザー・コミュニティにおいて必要となります。たとえば、企業全体のレポートでは、企業のデータ・ウェアハウスでプラン・データが使用できるようになっている必要があります。プランニング・データ・メジャーにある、既存のプランニング表に基づく任意の集計レベルのデータを、カンマ区切り(CSV)ファイル形式でファイルにエクスポートできるようになりました。
この機能により、より幅広いユーザーのコミュニティで任意のツールを使用してプラン・データを分析できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
データの公開オプションでは、プラン内の任意のメジャー・セットのデータを、任意のディメンションで、任意の粒度レベルで、そして既存のピボット表定義に基づく任意のフィルタ済データ・セットとなるようにエクスポートすることがサポートされています。この機能では大規模なデータ・セットの表示がサポートされており、「プランニング・セントラル」作業領域でアプリケーションのピボット表内にデータを表示する際に適用されるデータ・サイズおよびセル数の制限はありません。
主なリソース
一部のインスタンスにおいて、品目や組織、リソースなどのエンティティのプライマリ識別子はわかりにくい英数字コードとなっているのに対し、プランナはよりわかりやすい説明を使用することを好みます。
プランニング表およびグラフが構成可能になり、説明も表示できるようになりました。この機能により、プランナはコードを覚えたり、品目、組織、リソース、ワーク・センターおよび作業領域の各エンティティの参照表を使用しなくてもプランニング結果をより直感的に理解できます。
有効化のステップ
表示する品目識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「製品」ディメンションおよび「製品」階層を選択します
- 階層の最下位レベルを含む行の「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
表示する組織識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「組織」ディメンションおよび「企業」階層を選択します
- 階層の最下位レベルを含む行の「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
表示するリソース識別子を構成するには:
- タスク・パネル・ドロワーから「プランニング分析の構成」タスクを選択します
- 「レベルおよび属性」タブを選択します
- ツールバー・フィルタを使用して「リソース」ディメンションおよび「リソース」階層を選択します
- 目的の階層レベルの「表示するメンバー識別子」フィールドをダブルクリックします
- 使用可能なフィールドのリストから、表示する品目識別子を選択します
- 「保存してクローズ」を押します
ヒントと考慮事項
- 表示するメンバー識別子の仕様はすべてのユーザーに適用されます。ユーザー固有の設定ではありません
- 表示するメンバー・レベルを変更した後にその変更を有効にするには、ブラウザをクローズして再オープンする必要があります
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、プランニング表およびグラフの説明の表示の準備トレーニング
プランニング・プロセスは、プランナが単調なデータ・メンテナンスにではなく、分析と、商談を生かしたり問題を解決するためのアイディアを考え出すのにほとんどの時間を費やすときに最も効率的になります。プランナの主要タスクの1つは、販売予測などの参照データ・セットから調整済コンセンサス予測などのターゲット・メジャーに、さらなるデータ調整に先立つ開始点としてデータをコピーできることです。この更新により、データをコピーする前に、ターゲット・メジャー内のセルの範囲を選択し、データのソースと、必要に応じてソース・データに対して実行する算術演算を指定できます。
この機能によりプランニング・データ管理に費やす時間を削減でき、プランナの生産性を高めることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- メジャーが「ソース・メジャー」値リストに表示されるようにするためには
- メジャーが表に含められている必要があります
- メジャーが、編集中のメジャーと同じディメンションに適合している必要があります
- 集計レベルでメジャーの値を編集する場合、値は最下位レベルに割り当てられます
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、メジャー間でのデータのコピーの準備トレーニング
データ収集プロセスの実行などのルーチン・タスクを自動化することで、プランニングにおけるエラー発生を防ぐことができます。これまでも、Oracle Supply Chain Management Cloudからのデータの収集を自動化できました。この更新により、Oracle Planning Central Cloudにデータをロードする際にも、ERP統合Webサービスを起動してファイルベースのデータ・インポート(FBDI)プロセスを使用することにより、データの収集を自動化できるようになりました。これらのファイル・アップロードは、Oracle Integration Cloud Service (ICS)のOracle ERPアダプタを使用して起動することもできるようになりました。
この機能を使用すると、ファイルのアップロード、データの検証、Oracle Supply Chain Planning Cloudへのデータのロードなど、データをアップロードするすべてのプランニング・プロセスを自動化できます。
- Supply Chain Planning Cloudへのファイルのアップロードの自動化のために次のRESTおよびSOAP APIを利用できます。
- REST: /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/erpintegrations
- SOAP: /fscmService/ErpIntegrationService?WSDL
- これらのサービスのいずれでもPOST操作importBulkDataを起動でき、これにより1回のコールで次が実行されます。
- コンテンツ管理サーバー(UCM)へのデータ・ファイルのアップロード。
- インタフェース表へのデータのロード。アプリケーション表へのデータのインポート。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- ターゲットおよびネット・チェンジの両方のタイプの収集がこれらのWebサービスを使用してサポートされます。コレクションのタイプとインスタンス・コードは、パラメータ・ファイルScpErpIntegrationServiceParamsImportTemplate.xlsmで示されている必要があります。
- importBulkData POST操作を呼び出すときに使用するパラメータには次が含まれている必要があります:
- DocumentContent: base64エンコーディングでの入力ファイル(.csvまたは1つ以上の.csvファイルを含む.zip)を参照します
- FileName: ファイル名
- ContentType: ZipまたはDocument
- JobName: oracle/apps/ess/financials/commonModules/shared/common/interfaceLoader,InterfaceLoaderController
- ParameterList: 135,{doc_id},N,N
- ResponseCode: この応答には、データをアプリケーション表にインポートするために起動されたFBDI ESSジョブIDが含まれます
主なリソース
- Oracle Integration Cloudのドキュメント
- ERP Integration Service REST APIのドキュメント
- ERP Integration Service SOAP APIのドキュメント
- ファイルベース・データのアップロードの自動化の準備トレーニングのウォッチ