クラウド・レディネス / Oracle Configure, Price, Quote Cloud
新機能
すべて展開


  1. 更新22C
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
  4. 構成、価格設定、見積
    1. 資産ベースのオーダー
        1. カスタム・フィールドの拡張機能
    2. 一括アップロードおよび一括ダウンロード・サービス
        1. エラー・ログのダウンロード
        2. ユーザー・ログイン履歴のダウンロード
    3. コマース
        1. 「見積の作成」のバージョン処理IDの公開
        2. 明細品目詳細ページのナビゲーション
    4. ディール管理
        1. 時系列分析
    5. 統合
        1. SalesforceとOracle CPQ間のユーザー同期の無効化
        2. Salesforceの個人設定からのOracle CPQユーザー・プリファレンスの編集
        3. Oracle CX Salesとの統合時の圧縮RESTヘッダーのサポート
        4. 統合SFTPテスト・ファイルのアップロードのサポート
    6. 価格設定
        1. 価格設定エンジンのボリュームおよび階層価格設定
        2. パイプライン・ビューアへの価格設定エンジンの価格設定ルールの追加
    7. Webサービス
        1. 明細品目詳細ページのナビゲーション・サポート
        2. 新しい製品管理REST API
  5. 重要な処理および考慮事項

更新22C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2022年7月20日 コマース 「見積の作成」のバージョン処理IDの公開 文書の更新。改訂済の項。
2022年7月20日 コマース 明細品目詳細ページのナビゲーション 文書の更新。改訂済の項。
2022年7月6日   重要な処理および考慮事項 文書の更新。改訂済の項。
2022年6月30日     初版作成。

概要

Oracle Configure, Price, and Quote (CPQ)の使用により、商談から見積、オーダーまでの一連のプロセス(製品の選択、構成、価格設定、見積作成、オーダーおよび承認のワークフローを含む)を合理化できます。Oracle CPQは柔軟性と拡張性の高いエンタープライズ対応ソリューションです。直販や間接、Eコマースといった販売チャネルを通じて製品やサービスを販売するあらゆる規模のお客様にご利用いただけます。

このガイドは、Oracle CPQ 22Cの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。

セキュリティと新機能

システムのセキュリティ構造が変更されている場合は、実装する新機能についてセキュリティ管理者に知らせる必要がある場合があります。

アイデア募集中

ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスの改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。このアイコンが機能名の後に表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、cpqcloud_documentation_us_grp@oracle.comまでお送りください

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

構成、価格設定、見積

資産ベースのオーダー

カスタム・フィールドの拡張機能

一括アップロードおよび一括ダウンロード・サービス

エラー・ログのダウンロード

ユーザー・ログイン履歴のダウンロード

コマース

「見積の作成」のバージョン処理IDの公開

明細品目詳細ページのナビゲーション

ディール管理

時系列分析

統合

SalesforceとOracle CPQ間のユーザー同期の無効化

Salesforceの個人設定からのOracle CPQユーザー・プリファレンスの編集

Oracle CX Salesとの統合時の圧縮RESTヘッダーのサポート

統合SFTPテスト・ファイルのアップロードのサポート

価格設定

価格設定エンジンのボリュームおよび階層価格設定

パイプライン・ビューアへの価格設定エンジンの価格設定ルールの追加

Webサービス

明細品目詳細ページのナビゲーション・サポート

新しい製品管理REST API

>>重要な処理および考慮事項については、クリックしてください

構成、価格設定、見積

資産ベースのオーダー

Oracle CPQ 22Cでは、次の資産ベース・オーダー(ABO)機能が提供されます。

カスタム・フィールドの拡張機能

Oracle CPQ 22Cでは、カスタム資産フィールドで使用可能な件数が50から600に増えます。拡張されたフィールド数には、350個のテキストまたはメニュー・フィールド(つまり文字列型フィールド)、200個の数値フィールド、および50個の日時データ・フィールドが含まれます。フィールド数の拡張に加えて、文字列型のフィールド長が255文字から1500文字に増えています。

また、Oracle CPQ 22Cでは、使用可能なすべてのフィールドをページの下部にリストするのではなく、資産定義済フィールドの管理ページが更新されて、使用可能なフィールド数が表示されるようになりました。次の画像は、新しい資産定義済フィールドの管理ページを示しています。

  • 残りの使用可能なフィールド数がページの上部に表示されています。
  • 赤で表示された資産フィールドは、アンデプロイされたフィールドを示します。資産フィールドが正常にデプロイメントされると、属性が赤で表示されなくなります。
  • 管理者は、「削除」チェック・ボックスを選択して、削除する1つ以上のカスタム資産フィールドを選択できます。
  • 管理者は「追加」をクリックして資産フィールドを作成できます。

資産フィールド定義ページ

Oracle CPQ 22Cでは、文字列タイプ・フィールドのサイズの増加も含めて、資産フィールドの数が大幅に増加しています。この更新により、資産フィールドの管理も他のCPQアイテムと同じになります。

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。

一括アップロードおよび一括ダウンロード・サービス

Oracle CPQ 22Cでは、次の一括ダウンロード機能が提供されます。

エラー・ログのダウンロード

Oracle CPQ 22C以降では、管理者がエラー・ログをテキスト・ファイルに簡単にダウンロードできます。

これにより、タイムリかつ使用に適したトラブルシューティング情報を管理者が入手できます。

有効化のステップ

エラー・ログのダウンロード機能を使用するには、次のステップを実行します。

  1. 管理ホーム・ページにナビゲートします。
  2. 「開発者ツール」にある「エラー・ログ」をクリックします。
  3. 次の2つの方法のいずれかでエラー・ログ・ファイルをダウンロードします。 
  • ダウンロードするエラー・ログの横にあるダウンロード矢印ボタンをクリックします。エラー・ログはローカルの場所にダウンロードされます。

  • 「名前」にあるエラー・ログ・リンクをクリックすると、ポップアップ・ウィンドウにエラー・ログが開くので、「ダウンロード」をクリックします。エラー・ログはローカルの場所にダウンロードされます。

 

ヒントと考慮事項

エラー・ログ・ダウンロードの最大ファイル・サイズは5MBです。5 MBの制限に達すると、追加のログ・ファイルが自動的に作成されて、追加のログ情報が提供されます。管理者は元のログファイルと追加のログファイルをダウンロードできます。

ユーザー・ログイン履歴のダウンロード

Oracle CPQ 22C以降では、管理者がユーザー・ログイン履歴を.CSV形式で生成してダウンロードできます。ユーザー・ログイン履歴データは、「ユーザー・ログイン」、「会社名」、「ユーザー・グループ」、「ログイン日」および「ログアウト日」でフィルタできます。

この機能が使用可能になる前は、管理者がサービス要求(SR)を登録して、.CSV形式のユーザー・ログイン履歴データを取得していました。管理者がユーザー・ログイン履歴に簡単にアクセスして、レポートおよびトラブルシューティングに利用できるようになりました。

有効化のステップ

ユーザー・ログイン履歴レポートを生成してダウンロードするには、次のステップを実行します。

  1. 管理ホーム・ページにナビゲートします。

  2. 「ユーティリティ」セクションの「一括データ・サービス」「ダウンロード」をクリックします。「カテゴリ・リストのダウンロード」ページが開きます。

  1. ダウンロード・カテゴリで「ユーザー・ログイン履歴」を選択します。

  2. 「次」をクリックします。「検索基準」ページが開きます。

  3. 「スケジュール済のダウンロード日時」に日付を入力します。デフォルトでは現在の日時になります。

  1. 必要な基準を指定します。特定の基準を満たすデータのみがダウンロードされます。基準を追加すると、サイズが小さくなり、レポートの生成に必要な時間が短くなります。

  1. 「ダウンロード」をクリックします。「ダウンロード・ステータス」ページに、ユーザー・ログイン履歴のダウンロード要求のステータスが表示されます。

ユーザー・ログイン履歴の一括ダウンロード要求のステータスが「完了」になると、ダウンロード・ファイルがサーバーに保存されています。これらのファイルは、ローカル・システムにダウンロードすることも、モジュール名をクリックしてサーバーの場所からブラウザに表示することもできます。

ヒントと考慮事項

  • 文字列値を照合してフィルタリングする際には、検索で大文字と小文字が区別されません。

  • すべてのユーザー・ログイン履歴レコードをダウンロードするには、すべての検索基準を空白のままにします。ただし、すべてのレコードをダウンロードするには時間がかかり、最大ファイル・サイズを超える可能性があります。ユーザー・ログイン履歴のダウンロードを要求する前に、検索基準を絞り込むことをお薦めします。ダウンロードの最大ファイル・サイズは10 MBです。

コマース

Oracle CPQ 22Cでは、次のコマース機能が提供されます。

「見積の作成」のバージョン処理IDの公開

Oracle CPQ 22Cでは、「見積の作成」のバージョン処理ID、およびOracle CX SalesやSalesforceなどのコマース統合の他の必須パラメータが公開されています。統合をご利用のお客様は、コマース・プロセスの「統合」ページからこれらのIDおよびパラメータを表示できます。

パラメータを表示するには、「管理」→「コマースおよび文書」→「プロセス定義」→「統合」にナビゲートします。

パラメータの表示

Oracle CPQ 22C以降では、管理者がパラメータを表示するときに、「見積の作成」のバージョン処理IDが表示されます。

「見積の作成」のバージョン処理ID

統合をご利用のお客様は、見積のバージョン処理のパラメータを表示できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。

明細品目詳細ページのナビゲーション

Oracle CPQ 22Cでは、JET UIコマース明細品目の詳細ページにナビゲーション機能が提供されます。ユーザーがトランザクションUIに戻らなくても、様々な明細品目の間をナビゲートできるようになりました。明細品目グリッドに適用されたユーザーのフィルタおよびソート処理が明細品目の順序に反映されます。「トランザクション明細のオープン」REST APIでは、ナビゲーション・パラメータもサポートされます。営業ユーザーがトランザクション明細品目の詳細ページを開くと、ページ・ヘッダー行にナビゲーション・ツールバーが表示されます。

明細品目詳細ページのナビゲーション

ユーザーがトランザクションUIに戻らなくても、様々な明細品目の間を(次、前、最後などに)ナビゲートできます。

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。

ヒントと考慮事項

ノート: 明細品目詳細ページのナビゲーションは、明細品目グリッドに適用されるフィルタおよびソートのユーザー・キャッシュを参照します。コラボレーション見積を使用する場合、現在のユーザーがキャッシュをリフレッシュするまで、他のユーザーが追加した追加明細品目は表示されません。したがって、他のコラボレーション・ユーザーが追加した明細品目へのナビゲーションをサポートするために、ユーザーが最初の明細品目または最後の明細品目を表示している場合、ナビゲーション矢印はグレー表示になりません。

ディール管理

Oracle CPQ 22Cでは、次のディール管理機能が提供されます。

時系列分析

ディールの価格設定を交渉する際に、顧客、市場または製品の価格トレンドがわかると非常に役立ちます。これらのトレンドを念頭に置いて、営業ユーザーは見積価格と割引を作成して、競争力と収益性を高めることができます。たとえば、1つの例として、得意先との交渉時を考えてみます。この顧客の過去の割引と価格を知っていれば、交渉者は顧客の期待を予測して、追加の割引を求められても対処しやすくなります。

Oracle CPQ 22Cでは、新しい時系列分析が導入されて、見積プロセスで営業担当にトランザクションおよびトランザクション明細の価格設定トレンドが表示されるようになりました。これは、データ・ポイントをチャートの比較セットとして表示するタイプのデータ・ビジュアライゼーションです。時系列分析は、価格設定マネージャおよび承認者が特別な価格設定要求を承認するか否認するかを決定する際にも役立ちます。

トランザクションの時系列分析

次の分析は、顧客割引の価格設定トレンドを示しています。

時系列分析

現在のディール・データ・ポイント

「現在のディール」情報は、紫色の丸印で表示されています。ユーザーが「現在のディール」データ・ポイントの上にカーソルを置くと、現在のディールの情報が表示されます。営業ユーザーは、現在のディールと履歴ディールとの関係および履歴トレンド線をより適切にビジュアル化できます。営業ユーザーが次の画像の「現在のディール」データ・ポイントの上にカーソルを置くと、現在のディールの「割引合計%」がトレンドの割引よりもわずかに高いことがわかります。

現在のディール・データ・ポイント

受注データ・ポイント

受注ディール情報は緑の正方形で表示されています。営業ユーザーが受注データ・ポイントの上にカーソルを置くと、要求日(x軸の定義値)および割引合計%(y軸の定義値)が表示されます。次に選択されているディールでは、合計割引率がトレンドの割引より大幅に高くなっています。

ノート: 失注および進行中のディールも含めることができますが、クローズ済ディールのトレンドを把握するための主要なユース・ケースには含まれていません。

受注データ・ポイント

このディールに対する割引がそれほど高い理由を特定するために詳細を表示する場合は、営業ユーザーがデータ・ポイントをクリックすれば、関連するトランザクションを開くことができます。関連するトランザクションが開いたら、営業ユーザーは顧客が10,000個の品目を注文したため、大きな割引を受けていることを確認できます。

受注ディール・トランザクション品目

トランザクション明細の時系列分析

トランザクション明細の時系列分析では、営業ユーザーが「トランザクション明細の詳細」ページを開くと、価格設定トレンドが表示されます。次の分析は、品目正味価格の価格設定トレンドを示しています。

トランザクション明細の時系列分析

時系列分析では、見積プロセスで営業担当にトランザクションおよびトランザクション明細の価格設定トレンドが表示されます。

有効化のステップ

時系列分析の作成:

  1. 管理ホーム・ページにナビゲートします。

  2. 「コマースおよび文書」セクションの「プロセス定義」をクリックします。

  3. 「ナビゲーション」ドロップダウン・メニューから「分析」を選択し、「リスト」をクリックします。

  4. 「分析の作成」をクリックします。分析ウィザードが開きます。

  5. フィルムストリップを「時系列」オプションまでスクロールして、「作成」をクリックします。

時系列分析フィルムストリップ

  1. 分析プロパティの定義:
  • 名前 - 分析の名前。

  • 変数名 - 分析の変数名。

  • 摘要(オプション) - 分析の説明。

  • 文書 - コマースのメイン文書またはサブ文書(トランザクション、トランザクション明細など)を選択します。

  • タイトル - 営業ユーザーUIに表示されるチャートのタイトル。

分析定義エディタ

  1. 「次」をクリックします。

  2. チャート設定の定義:

  • X軸 - X軸に表示する日付タイプのデータ列またはシステム属性(要求日など)を選択します。この選択内容は、チャートのX軸名にもなります。

  • Y軸 - y軸に表示する数値タイプのデータ列属性(合計割引率など)を選択します。この選択内容は、チャートのY軸名にもなります。

  • グループ化基準(オプション) - チャートでディールを表示する方法を選択します。選択した属性の値は、異なるアイコンを使用して表示するために使用されます。通常、このグループ化には受注/失注ステータスを使用します。

  • カーブ・フィッティング・グループ値(オプション) - 「グループ化基準」が使用されている場合は、カーブ・フィッティング値(受注など)を選択します。選択した「グループ化基準」値を持つディールを使用して、履歴パターンを反映するようにチャートに青色で表示される回帰線パターンがフィッティングされます。

チャート設定

  1. フィルタの定義:
  • 日付フィルタ - 分析の履歴トランザクションのフィルタ処理に使用するコマース日付属性の名前。システム最終変更日などのシステム属性も選択できます。

  • 期間 - 分析に含める、本日の日付より前の期間。データ選択期間は累積になります。管理者は、「過去30日間」、「過去90日間」、「過去6か月」、「過去12か月間」、「過去24か月間」および「すべて」のトランザクションなどのオプションから選択できます。

  • 拡張フィルタを使用すると、管理者は「トランザクション」および「トランザクション明細」時系列分析に表示される結果を制限できます。ユーザーが簡単に理解できるように、進行中ディールと失注ディールをフィルタリングして、受注ディールのみを表示することをお薦めします。

フィルタ

  1. フィルタする項目を追加するには、「行の追加」をクリックします。時系列分析ごとに設定できるフィルタ数に制限はありません。

  • 事前定義のデータ列から「問合せ属性」を選択します。

  • 選択した基準に一致する「演算子」を選択します。問合せデータ型に関連する演算子が表示されるので、管理者がフィルタを簡単かつ正確に編集できます。「空」演算子および「空でない」演算子を使用して、値のない属性をフィルタで除外することもできるので、クリーン・データのみが確実に予測モデルに含まれるように管理者が設定できます。

  • 必要に応じて、「トランザクション属性」または「指定値の使用」を選択します。

  • 必要に応じて、問合せフィルタで使用する「指定値」を選択または定義します。

メニューまたはブール属性の場合は値、日付属性の場合は日付をドロップダウン・リストから選択するか、テキストまたは数値属性の場合は値を入力します。

たとえば、時系列分析には、現在のトランザクションに存在するのと同じ業種または顧客のデータのみを表示できます。

  • 「最大レコード数」の値を入力します。

「最大レコード数」のデフォルト値は200です。値を指定しないと、最大値の1200個のレコードが使用されます。

ノート: ビジネス・ニーズに対して許容される最大レコード数の最小数を入力します。最大レコード数は200にデフォルト設定され、1,200を超えることはできません。時系列分析のデータ・ポイントが多いほど、ストレージ使用量が大きくなります。ストレージ制限に達すると、最も過去に使用されたエントリがキャッシュから削除されて、新しいデータ・ポイント・エントリの領域が確保されます。

  1. 必要に応じて、「キャッシュ使用可能」チェック・ボックスを選択します。

キャッシュを有効にする前に、分析に対するキャッシュの効果性を評価します。キャッシュは、分析が見積および営業ユーザーの間で共有されている場合に最も効果的です。たとえば、営業地域別の割引と収益の時系列分析は、同じ地域のすべての営業ユーザーに対して同じになるため、キャッシュに適しています。他方、すべての見積または営業ユーザーで異なる時系列分析(たとえば、現在の営業ユーザーの見積履歴)を表示する場合は、キャッシュの効果性が低くなります。かわりに、この例では、「変更」タブでHTML属性を「値を変更しない」に設定することをお薦めします。これにより、対応する変更処理でHTML属性がリフレッシュされなくなります。

キャッシュ使用可能

  1. キャッシュ内のデータ・ポイント値を保持する分数を入力します。この分数をすぎると、データベースの値でリフレッシュされます。デフォルトは1440分です。最小値は1分で、最大値は7200分です。

  2. 「拡張フィルタのタイムスタンプの切捨て」ドロップダウンから値を選択して、キャッシュされたデータへのアクセスに使用する日時属性の粒度(日または時間)を定義します。

  • 終了日のみ - 拡張フィルタのタイムスタンプ属性を日付のみで切り捨て、データ・ポイントがキャッシュされている時間、分、秒を無視します。

  • 終了時間のみ - 拡張フィルタのタイムスタンプ属性に日付と時間が含まれるように切り捨て、データ・ポイントがキャッシュされている分と秒を無視します。

  1. 次のいずれかのオプションを選択します。

  • 「適用」をクリックすると、変更内容が保存されて、エディタ・ページが引き続き表示されます

  • 「更新」をクリックすると、変更内容が保存されて、分析リスト・ページに戻ります。

  • 「更新して新規作成」をクリックすると、別の分析を定義できます。

  • 「戻る」 をクリックすると、変更内容が保存されずに分析リスト・ページに戻ります。

統合

Oracle CPQ 22Cでは、次の統合機能が提供されます。

SalesforceとOracle CPQ間のユーザー同期の無効化

Oracle CPQ Connector for Salesforceを使用すると、SalesforceとOracle CPQ間のユーザー同期を管理者がグローバルに無効化および再有効化できます。無効にすると、ユーザーまたはOracleユーザーをSalesforceで変更しても、Oracle CPQのユーザーへの更新がトリガーされません。有効にすると、ユーザー・レコードに対する変更がSalesforceとOracle CPQの間で同期されます。無効化/有効化の設定は、手動または自動で制御できます。

この機能はOracle CPQ 22C以降のサイトでOracle CPQ Connector for Salesforce v8.4以降を実行している場合に利用できます。Oracle CPQ Connector for Salesforceの最新バージョンの取得の詳細は、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録してください。

この機能は、管理者がSalesforceでユーザーまたはOracleユーザー・レコードの一括更新を実行する場合に役立ちます。管理者がユーザー同期を無効にすると、一括操作でトリガーされる統合タイムアウトによるエラー、およびその他のSalesforceプラットフォーム・ガバナーの制限を回避できます。

有効化のステップ

重要: 

この機能を使用するには、Oracle CPQ更新22CおよびOracle CPQ Connector for Salesforce Managed Package v8.4以降を実行する必要があります。

この機能を有効にするには、Oracle Adapter管理者とOracle CPQ拡張機能管理者の両方の権限セットが管理者に必要です。

トグルを使用してSalesforceとOracle CPQ間のユーザー同期をグローバルに無効にするには、管理者が次のステップを実行できます。

  1. Salesforceで、「Setup」にナビゲートし、キーワード検索に「Custom Settings」と入力します。「Custom Setting」ページが表示されます。
  2. 「Manage」をクリックして、「CPQ Extensions Setting」ページに移動します。

  1. 「CPQ Extension Settings」の「Default Organization Level Value」の「New」または「Edit」をクリックします。

  1. 「Disable User Sync」チェック・ボックスを選択して、ユーザー・レコードの詳細がOracle CPQに同期されないようにします。
  2. 「Save」をクリックします。

「CPQ Extension Setting Detail」ページの「Disable User Sync」設定にチェックマークが表示され、ユーザー詳細が現在SalesforceとOracle CPQ間で同期されていないことがわかります。

SalesforceとOracle CPQ間のユーザー同期をグローバルに有効にするには、管理者が次のステップを実行できます。

  1. Salesforceで、「Setup」にナビゲートし、キーワード検索に「Custom Settings」と入力します。「Custom Setting」ページが表示されます。
  2. 「Manage」をクリックして、「CPQ Extensions Setting」ページに移動します。

 

  1. 「CPQ Extension Settings」の「Default Organization Level Value」の「Edit」をクリックします。「CPQ Extension Settings」ページに、「Disable User Sync」チェック・ボックスが選択された状態で表示されます。

 

  1. 「Disable User Sync」設定の選択を解除して、ユーザー・レコードの詳細がOracle CPQに同期されるようにします。
  2. 「Save」をクリックします。

「CPQ Extension Setting Detail」ページの「Disable User Sync」設定にチェックマークが表示されず、ユーザー詳細が現在SalesforceとOracle CPQ間で同期されていることがわかります。

重要: 「Disable User Sync」処理を自動化する場合のカスタム設定の変更の詳細は、Salesforceのドキュメントを参照してください。

ヒントと考慮事項

同期を再び有効にした後にCPQのユーザー・レコードを一致させる必要がある場合は、一括データ・サービスを使用してOracle CPQでCPQユーザー・レコードの一括更新を直接実行します。Salesforce Connectorのユーザー同期機能は一括処理に対応しておらず、システム間でユーザー・データの一括同期をサポートする設計にはなっていません。

Salesforceの個人設定からのOracle CPQユーザー・プリファレンスの編集

以前のバージョンのOracle CPQ Connector for Salesforceでは、管理者権限を持つユーザーのみがSalesforce内からOracle CPQユーザー・プリファレンスを変更できました。Oracle CPQ Connector for Salesforce Managed Package v8.4では、営業ユーザーがSalesforceの「Personal Setting」ページから自分のOracle CPQプリファレンスを表示および編集できます。

営業ユーザーが自分の個人プリファレンスを更新できるため、時間を節約でき、この情報をタイムリに更新できます。

有効化のステップ

重要: この機能を使用するには、Oracle CPQ更新22C以降およびOracle CPQ Connector for Salesforce Managed Package v8.4以降を実行する必要があります。

前提条件となるOracle CPQおよびManaged Packageがサイトで実行されている場合は、管理者が次を実行してすべてのユーザーに対してこの機能を有効にできます。

重要: 移行パッケージのアップグレード後に、サイトを再デプロイするために次のステップが必要です。これらはこの機能固有ではありませんが、アップグレード後の操作として必要です。

  1. SalesforceでApp Launcherを使用してキーワード検索で「CPQ Site Settings」と入力し「CPQ Site Settings」オブジェクトにナビゲートします。
  2. 「CPQ Settings」をクリックして、CPQ接続のリストを表示します。

  1. 接続のドロップダウンから「Edit」をクリックします。「CPQ Site Settings」ページが開きます。

重要: 「CPQ Site Settings」は、元々Oracle CPQ Salesforce Connectorのインストールおよび設定時に入力したものです。手順については、Oracle CPQ Connector for Salesforceのインストールおよび設定ガイドを参照してください。

  1. 「Deploy Site」をクリックします。

  1. すべてのCPQ接続についてステップ3と4を繰り返します。

この機能を有効にすると、ユーザーが次のステップを実行してプリファレンスを編集できます。

  1. Salesforceで、「Personal Setting」ページにナビゲートします。
  2. 「Settings」をクリックします。

 

  1. キーワード検索に「Advanced User Details」と入力し、「Advanced User Details」ページの自分のCPQユーザー設定にスクロールします。
  2. 「Edit」をクリックして、ユーザー・プリファレンスを変更します。

 

  1. 必要なユーザー・プリファレンス・フィールドを変更します。営業ユーザーは、次のユーザー・プリファレンス・フィールドを編集できます。
  • 言語プリファレンス
  • 通貨プリファレンス
  • 数値書式
  • 単位
  • 日時書式
  • タイム・ゾーン
  • 委任承認者
  1. 「Save」をクリックしてユーザー・プリファレンスを保存します。

このユーザー・プリファレンス設定がOracle CPQの「自分のプロファイル」ページに対して同期されます。

ヒントと考慮事項

独自のOracle CPQプリファレンスをSalesforceの「Personal Setting」ページから編集するには、営業ユーザーが「営業ユーザー」権限セットまたは同等のアクセス権を持っている必要があります。

Oracle CX Salesとの統合時の圧縮RESTヘッダーのサポート

Oracle CPQ 22C以降では、Oracle CX SalesとのOracle CPQ REST統合でGZIP圧縮ヘッダーの処理がサポートされています。

CX SalesのHTTPコンテンツをGZIPで圧縮可能にしているお客様の場合は、Oracle CPQ側のエラー/応答処理が改善されて統合がシームレスになりました。

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。

統合SFTPテスト・ファイルのアップロードのサポート

DataCubeやデータ表エクスポート・スケジューラなど、SFTPサポートを必要とする統合で、ファイル・アップロードをテストできるようになりました。以前は、SFTP接続のテストのみがサポートされていました。

この機能は、管理者がSFTPの問題をトラブルシューティングするのに役立ちます。

有効化のステップ

既存のSFTP統合のSFTPファイル・アップロードをテストするには、次のステップを実行します。

  1. 管理者ホーム・ページの「統合プラットフォーム」セクションから「統合センター」をクリックします。
  2. SFTPファイルのアップロードをテストする統合をクリックします。この例では、データ表エクスポート・スケジューラの統合が表示されています。

  1. 「ファイルの選択」をクリックして、アップロード・テストに有効なホスト・キーを含むファイルにナビゲートして選択します。
  2. 「アップロードのテスト」をクリックします。

ファイル・アップロード・テストに成功すると、「テスト接続に成功しました」というメッセージが表示されます。UTCタイムスタンプ(2022-05-06T16: 02: 59.170Z)を含むCPQ-SFTP-TEST.TXTという名前のSFTPテスト・ファイルがリモート・サーバーに送信されます。

価格設定

Oracle CPQ 22Cでは、次の価格設定機能が提供されます。

価格設定エンジンのボリュームおよび階層価格設定

CPQ価格設定エンジンには、「価格の計算」REST APIを介して、Oracle CPQ全体および外部の利用者に一貫性のある価格を提供するための価格設定基準、ルールおよび値を設定する単一のエントリ・ポイントが用意されています。Oracle CPQ 22Cでは、価格設定プロファイルが拡張されて、ボリュームおよび階層の動的価格設定が含まれるようになりました。

管理者は、「ボリューム」および「階層」の動的価格設定に対して「パーセント」、「金額」または「絶対価格」の割引タイプを選択できます。

  • 「動的価格設定」タイプが「なし」に設定されている場合は、静的価格設定が適用されます。静的価格設定では、1つのトランザクション明細のすべての品目に同じ価格が適用されます。

  • 「拡張」動的価格設定オプションは、「絶対価格」が選択されていない場合は使用できません。

動的価格設定

ボリュームと階層の両方の価格設定では、品目の数量によって決定される動的価格設定が使用されます。

  • ボリューム価格設定では、1つのトランザクション明細のすべての品目に同じ価格が適用されます。価格または割引は、数量(合計ユニット数)に基づきます。

  • 階層価格設定では、1つのトランザクション明細の様々な品目に異なる単価の値を適用できます。トランザクション明細の合計価格または割引は、そのトランザクション明細の品目のすべてのユニットに対する価格設定ブラケットの集計に基づいています。

ボリューム価格設定の例

次の画像は、ボリューム動的価格設定が設定された価格設定プロファイルを示しています。

  • 顧客は、30個を超えるヘッドフォンを注文すると、品目ごとに$2の割引を受けます。

  • 顧客がライセンスを注文すると、次の割引を受けることができます。

  • 51 - 150個のライセンスを注文した場合は品目当たり5ドル割引
  • 151 - 500個のライセンスを注文した場合は品目当たり10ドル割引
  • 501個以上のライセンスを注文した場合は品目当たり15ドル割引

ボリューム価格設定プロファイル

階層価格設定の例

次の画像は、階層動的価格設定が設定された価格設定プロファイルを示しています。階層価格設定がある顧客が25個のWebカメラを注文した場合、次の割引が適用されます。

  • 最初の10個のWebカメラには割引が適用されません(階層1)。
  • 次の10個のWebカメラには品目当たり$2の値引(階層2)が適用されます。
  • 残り5個のWebカメラには品目当たり$4の値引(階層3)が適用されます。

階層価格設定プロファイル

新しい価格設定エンジンの数量属性

Oracle CPQ 22Cには、ボリュームおよび階層の価格設定プロファイルをサポートするために、新しい標準価格設定エンジンの「数量」属性が追加されています。この価格設定属性は削除できませんが、新しいマッピングを追加してマッピングの順序を変更できます。この「数量」価格設定属性は、数量駆動(つまり階層やボリュームのプロファイル)の新しい動的プロファイルを実行するときに適用される価格設定階層を決定するために使用されます。実行時にマッピングが評価されたときに属性の値がない場合は、数量1が使用されます。

新しい価格設定エンジンの数量属性

重要: 価格設定エンジンに必要な「数量」属性の依存関係が移行に含まれていない場合、実行時に価格設定が期待どおりに実行されない可能性があります。

価格設定一括サービスCSVの更新

価格設定エンジンのルールにボリュームまたは階層の価格設定プロファイルが含まれる場合は、「部品価格設定ルール情報」ダウンロードの「部品価格」および「価格プロファイル」csvファイルに、動的価格設定をサポートするための新しいフィールドが含まれます。

  • 「部品価格」csvには、価格階層を識別するための範囲開始フィールドが含まれます。

  • 「価格プロファイル」csvには、プロファイル・タイプ(ボリュームまたは階層)を識別するための価格ファクタ・スコープ・フィールドが含まれます。

ボリュームまたは階層の価格設定プロファイルを含む価格設定エンジン・ルールの部品価格設定ルール情報のCSVファイルをアップロードする場合は、部品価格および価格プロファイルのcsvファイルにも新しいフィールドを含める必要があります。

価格設定エンジン用の一括アップロード

お客様はこの機能を使用して、明細数量に基づいて異なる割引または価格を指定できます。

有効化のステップ

ボリューム価格設定プロファイルの追加

ボリューム価格設定プロファイルを設定するには、次のステップを実行します。

  1. 管理ホーム・ページにナビゲートします。

  2. 「製品」セクションの「価格設定エンジン」をクリックします。

  3. 「プロファイル」タブをクリックします。

  4. 左側のパネルの「+ プロファイルの追加」ボタンをクリックします。

新規ボリューム・プロファイル

  1. 「名前」フィールドに名前を入力します。

  2. 「変数名」フィールドは自動的に入力されます。変数名には、英数字とアンダースコアのみを指定できます。エントリは保存前に変更できますが、値の保存後は読取り専用になります。

  3. 「割引タイプ」を選択します。

  • パーセント: 割引をパーセントで入力する場合に選択します。

  • 金額: 割引を金額で入力する場合に選択します。

  • 絶対価格: 各通貨について、割引ではなく静的価格を入力する場合に選択します。

  1. 「ボリューム」動的価格設定タイプを選択します。

  2. 必要に応じて、「摘要」を入力します。

  3. 「保存」をクリックします。

  4. (オプション)「条件」を選択します。

  • 常にTrue: (デフォルト値)特定の条件を満たす必要がないため、プロファイルが毎回自動的に適用されます。

  • 単純: このオプションを選択し、次の項目を入力して、プロファイルを適用する前に満たす必要がある単純な条件を指定します。

  1. このサイトに定義された価格設定属性のドロップダウン・リストから、「属性名」を選択します。

  2. 「演算子」を選択します。

  3. 必要な「属性値」を入力します。

  4. 「追加」アイコン(+)をクリックして、条件を価格設定プロファイルに追加します。

  5. (オプション)ステップ(a)から(c)を繰り返して、条件を追加します。

  6. 「行グループ化」を入力します。

次の画像は、ボリューム割引価格設定の例を示しています。

  • 顧客は、30個を超えるヘッドフォンを注文すると、品目ごとに$2の割引を受けます。

  • 顧客がライセンスを注文すると、次の割引を受けることができます。

  • 51 - 150個のライセンスを注文した場合は品目当たり5ドル割引
  • 151 - 500個のライセンスを注文した場合は品目当たり10ドル割引
  • 501個以上のライセンスを注文した場合は品目当たり15ドル割引

ボリューム価格設定プロファイル

  1. 「部品番号」列の空のボックスをクリックして、部品番号を入力し始めます。入力し始めると、使用可能な部品のフィルタ処理が開始されます

  2. 「開始数量」の値を入力します。

  • 「終了数量」の値は、次の階層が追加されると自動的に移入されます。

  • 最下位階層の「開始数量」の値は0にする必要があります。

  • 価格設定数量には、「開始数量」の値に表示されている数量は含まれず、「終了数量」の値に表示されている数量は含まれます。

  1. 該当する通貨の割引価格値を入力します。

  2. 「行の追加」ボタンをクリックすると、別の階層を追加できます。

  3. プロファイルに追加する階層ごとに、ステップ12から14を繰り返します。

  4. 「保存」をクリックします。

階層価格設定プロファイルの追加

階層価格設定プロファイルを設定するには、次のステップを実行します。

  1. 管理ホーム・ページにナビゲートします。

  2. 「製品」セクションの「価格設定エンジン」をクリックします。

  3. 「プロファイル」タブをクリックします。

  4. 左側のパネルの「+ プロファイルの追加」ボタンをクリックします。

新規階層価格設定プロファイル

  1. 「名前」フィールドに名前を入力します。

  2. 「変数名」フィールドは自動的に入力されます。変数名には、英数字とアンダースコアのみを指定できます。エントリは保存前に変更できますが、値の保存後は読取り専用になります。

  3. 「割引タイプ」を選択します。

  • パーセント: 割引をパーセントで入力する場合に選択します。

  • 金額: 割引を金額で入力する場合に選択します。

  • 絶対価格: 各通貨について、割引ではなく静的価格を入力する場合に選択します。

  1. 「階層」動的価格設定タイプを選択します。

  2. 必要に応じて、「摘要」を入力します。

  3. 「保存」をクリックします。

  4. (オプション)「条件」を選択します。

  • 常にTrue: (デフォルト値)特定の条件を満たす必要がないため、プロファイルが毎回自動的に適用されます。

  • 単純: このオプションを選択し、次の項目を入力して、プロファイルを適用する前に満たす必要がある単純な条件を指定します。

  1. このサイトに定義された価格設定属性のドロップダウン・リストから、「属性名」を選択します。

  2. 「演算子」を選択します。

  3. 必要な「属性値」を入力します。

  4. 「追加」アイコン(+)をクリックして、条件を価格設定プロファイルに追加します。

  5. (オプション)ステップ(a)から(c)を繰り返して、条件を追加します。

  6. 「行グループ化」を入力します。

次の画像は、階層割引価格設定の例を示しています。階層価格設定がある顧客が25個のWebカメラを注文した場合、次の割引が適用されます。

  • 最初の10個のWebカメラには割引が適用されません(階層1)。
  • 次の10個のWebカメラには品目当たり$2の値引(階層2)が適用されます。
  • 残り5個のWebカメラには品目当たり$4の値引(階層3)が適用されます。

階層価格設定プロファイル

  1. 「部品番号」列の空のボックスをクリックして、部品番号を入力し始めます。

  2. 「開始数量」の値を入力します。

  • 「終了数量」の値は、次の階層が追加されると自動的に移入されます。

  • 最下位階層の「開始数量」の値は0にする必要があります。

  • 価格設定数量には、「開始数量」の値に表示されている数量は含まれず、「終了数量」の値に表示されている数量は含まれます。

  1. 該当する通貨の割引価格値を入力します。

  2. 「行の追加」ボタン(+)をクリックすると、別の階層を追加できます。

  3. プロファイルに追加する階層ごとに、ステップ12から14を繰り返します。

  4. 「保存」をクリックします。

パイプライン・ビューアへの価格設定エンジンの価格設定ルールの追加

Oracle CPQパイプライン・ビューアでは、構成とコマースの両方に対して最後に実行された価格設定エンジン・ルールを表示することで、管理者に対してリアルタイムの処理情報を提供します。Oracle CPQ 22C以降は、価格設定エンジン・ルールがパイプラインに含まれています。

構成パイプライン・ビューア

管理者が構成でパイプライン・ビューアを開くと、「ルール」タブをクリックして、起動されている価格設定エンジン・ルールを表示できます。

構成パイプライン・ビューア

コマース・パイプライン・ビューア

コマースでは、最後の保存処理の後に実行された価格設定エンジン・ルールのみがパイプライン・ビューアに表示されます。たとえば、価格設定ルールをトリガーする「変更」処理を営業ユーザーがクリックする場合があります。

コマース・パイプライン・ビューア

価格設定の実装者および管理者は、パイプライン・ビューアを使用して価格設定を検証し、ルールが正しく適用されているかどうかを識別します。

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。

ヒントと考慮事項

重要: 価格設定エンジンでは、製品の最終単価を計算するために複数の価格設定ルールが使用される場合があります。パイプライン・ビューアには、最終価格に影響を与えるものが表示されます。

Webサービス

Oracle CPQ 22Cでは、次のWebサービス機能が提供されます。

明細品目詳細ページのナビゲーション・サポート

Oracle CPQ 22C以降では、「トランザクション明細のオープン」REST APIで、コマース・サブ文書品目のナビゲーション・パラメータがサポートされます。管理者は、「トランザクション明細のオープン」REST APIリクエスト本文でselectionNavigationパラメータを指定して、明細品目の詳細ページ間をナビゲートできます。サポートされている値は、first、prev、nextおよびlastです。問合せパラメータが指定されている場合、フィルタまたはソート(あるいはその両方)された明細品目内がナビゲーション・フローになります。

リクエスト本文の例

コード・サンプル

お客様はREST API Webサービスを使用してコマース・サブ文書品目の間をナビゲートできます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

新しい製品管理REST API

製品管理のエンドポイントでは、構成の「すべての製品ファミリ」、「製品ファミリ」、「製品ライン」、「モデル」、属性、メニュー項目、メニュー項目イメージ、メニュー項目価格およびBOMマッピング・ルールのカタログ定義情報が公開されます。これらの項目の情報は階層構造に編成されています。次の画像は、製品管理REST APIサービスの階層関係を示しています。

製品管理階層

コレクション・リソースをフィルタ、ソート、ページ区切りおよび展開して、大規模な結果セットを使用しやすくするために、製品管理REST API問合せパラメータがサポートされています。REST API問合せパラメータの詳細は、コレクションの管理を参照してください。

「すべて展開」問合せパラメータを使用して、展開された品目を応答で返すことができます。たとえば、メニュー項目、メニュー・イメージおよびメニュー価格、またはBOMマッピング・ルールおよびBOMマッピング・ルール条件などです。応答に子データを含めるには、URIエンドポイントの末尾に「?expand=all*」問合せパラメータを追加します。

Oracle CPQ 22Cでは、次のWebサービスを使用して、製品カタログ定義を取得する製品管理REST APIが追加されています。

カタログ定義

「すべての製品ファミリ」のカタログ定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「すべての製品ファミリ」のカタログ定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups
  • メソッド: GET

「すべての製品ファミリ」のカタログ定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「すべての製品ファミリ」品目のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」のカタログ定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ファミリ」のカタログ定義のリストを取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」のカタログ定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ファミリ」のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}
  • メソッド: GET

「製品ライン」のカタログ定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ライン」のカタログ定義のリストを取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines
  • メソッド: GET

「製品ライン」のカタログ定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ライン」のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}
  • メソッド: GET

「モデル」のカタログ定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「モデル」のカタログ定義のリストを取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models
  • メソッド: GET

「モデル」のカタログ定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「モデル」のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}
  • メソッド: GET

属性定義

「すべての製品ファミリ」の属性定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「すべての製品ファミリ」の属性定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/attributes
  • メソッド: GET

「すべての製品ファミリ」の属性定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「すべての製品ファミリ」属性のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/attributes/{attributeVaName}
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」の属性定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ファミリ」の属性定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/attributes
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」の属性定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ファミリ」属性のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/attributes/{attributeVaName}
  • メソッド: GET

「製品ライン」の属性定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ライン」の属性定義のリストを取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/attributes
  • メソッド: GET

「製品ライン」の属性定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ライン」属性のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/attributes/{attributeVaName}
  • メソッド: GET

「モデル」の属性定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「モデル」の属性定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/attributes
  • メソッド: GET

「モデル」の属性定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「モデル」属性のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/attributes/{attributeVaName}
  • メソッド: GET

メニュー項目の定義

「すべての製品ファミリ」のメニュー項目定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「すべての製品ファミリ」のメニュー項目定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/attributes/{attributeVaName}/menuItems
  • メソッド: GET

「すべての製品ファミリ」のメニュー項目定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「すべての製品ファミリ」メニュー項目のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」のメニュー項目定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ファミリ」のメニュー項目定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」のメニュー項目定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ファミリ」メニュー項目のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}
  • メソッド: GET

「製品ライン」のメニュー項目定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ライン」のメニュー項目定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems
  • メソッド: GET

「製品ライン」のメニュー項目定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ライン」メニュー項目のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}
  • メソッド: GET

「モデル」のメニュー項目定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「モデル」のメニュー項目定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems
  • メソッド: GET

「モデル」のメニュー項目定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「モデル」メニュー項目のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}
  • メソッド: GET

メニュー項目イメージの定義

「すべての製品ファミリ」のメニュー項目イメージ定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「すべての製品ファミリ」のメニュー項目イメージ定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/images
  • メソッド: GET

「すべての製品ファミリ」のメニュー項目イメージ定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「すべての製品ファミリ」メニュー項目イメージのカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/images/{image_Id}
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」のメニュー項目イメージ定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ファミリ」のメニュー項目イメージ定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/images
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」のメニュー項目イメージ定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ファミリ」メニュー項目イメージのカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/images/{image_Id}
  • メソッド: GET

「製品ライン」のメニュー項目イメージ定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ライン」のメニュー項目イメージ定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/images
  • メソッド: GET

「製品ライン」のメニュー項目イメージ定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ライン」メニュー項目イメージのカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/images/{image_Id}
  • メソッド: GET

「モデル」のメニュー項目イメージ定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「モデル」のメニュー項目イメージ定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/images
  • メソッド: GET

「モデル」のメニュー項目イメージ定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「モデル」メニュー項目イメージのカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/images/{image_Id}
  • メソッド: GET

メニュー項目価格の定義

「すべての製品ファミリ」のメニュー項目価格定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「すべての製品ファミリ」のメニュー項目価格定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/prices
  • メソッド: GET

「すべての製品ファミリ」のメニュー項目価格定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「すべての製品ファミリ」メニュー項目価格のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/prices/{price_Id}
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」のメニュー項目価格定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ファミリ」のメニュー項目価格定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/prices
  • メソッド: GET

「製品ファミリ」のメニュー項目価格定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ファミリ」メニュー項目価格のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/prices/{price_Id}
  • メソッド: GET

「製品ライン」のメニュー項目価格定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「製品ライン」のメニュー項目価格定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/prices
  • メソッド: GET

「製品ライン」のメニュー項目価格定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「製品ライン」メニュー項目価格のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/prices/{price_Id}
  • メソッド: GET

「モデル」のメニュー項目価格定義のリストの取得

このエンドポイントを使用して、「モデル」のメニュー項目価格定義のリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/prices
  • メソッド: GET

「モデル」のメニュー項目価格定義の取得

このエンドポイントを使用して、指定した「モデル」メニュー項目価格のカタログ定義を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/attributes/{attributeVaName}/menuItems/{menuItem_id}/prices
  • メソッド: GET

BOMマッピング・ルールの定義

BOMマッピング・ルールのリストの取得

このエンドポイントを使用して、「モデル」のBOMマッピング・ルールのリストを取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{productFamilyVarName}/productLines/{productLineVarName}/models/{modelVariableName}/bomMappingRules
  • メソッド: GET

BOMマッピング・ルールの取得

このエンドポイントを使用して、指定したBOMマッピング・ルールを取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{productFamilyVarName}/productLines/{productLineVarName}/models/{modelVariableName}/bomMappingRules/{rule_Id}
  • メソッド: GET

BOMマッピング・ルールの作成

このエンドポイントを使用して、BOMマッピング・ルールを作成します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{productFamilyVarName}/productLines/{productLineVarName}/models/{modelVariableName}/bomMappingRules
  • メソッド:  POST

BOMマッピング・ルールの更新

このエンドポイントを使用して、指定したBOMマッピング・ルールを更新します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{productFamilyVarName}/productLines/{productLineVarName}/models/{modelVariableName}/bomMappingRules/{rule_Id}
  • メソッド:  POST

BOMマッピング・ルールの削除

このエンドポイントを使用して、指定したBOMマッピング・ルールを削除します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/bomMappingRules/{rule_Id}
  • メソッド:  DELETE

BOMマッピング・ルール条件のリストの取得

このエンドポイントを使用して、BOMマッピング・ルール条件のリストを取得します。

  • エンドポイント: /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/bomMappingRules/{rule_Id}/conditions
  • メソッド: GET

BOMマッピング・ルール条件の取得

このエンドポイントを使用して、指定したBOMマッピング・ルール条件を取得します。

  • エンドポイント:  /allProductFamilySetups/_allProductFamilies/productFamilies/{prodFamVarName}/productLines/{prodLineVarName}/models/{modelVarName}/bomMappingRules/{rule_Id}/conditions/{condition_Id}
  • メソッド: GET

お客様は製品管理REST APIを使用して、Oracle CPQ構成製品のカタログ定義を取得できます。REST APIを使用してBOMマッピング・ルールを管理することもできます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

重要な処理および考慮事項

アップグレード前の考慮事項

既知の機能の変更

Oracle CPQ 22Cにアップグレードする前に、既知の機能に加えた変更を確認し、その変更に応じて計画することをお薦めします。

Oracle CPQの機能

摘要

サポート対象フォント

変更内容

Oracle CPQ Update 22C以降では、Oracle CPQで使用できるサポート対象フォントが変更されています。お客様は既存の文書テンプレートのフォントの選択内容を確認し、実装に最適な行動指針を決定する必要があります。この変更は、文書デザイナ、Eメール・デザイナ、文書エンジン、リッチ・テキスト・エディタ(RTE)など、Oracle CPQの複数の領域に影響します。フォントの変更の影響を最小限に抑えるために、Oracle CPQでは、現在サポート対象外のフォントと類似性が高い代替フォントを特定しました。

変更理由

Oracle CPQでは、サードパーティ・プロバイダのフォント・ライセンスのコスト構造の変更により、Oracle CPQ 22B以前のすべてのフォント・セットを継続的に使用するのは不可能であると判断しました。お客様のフォントの実装状況を慎重に検討し、すべてのお客様にコストを転嫁しないようにするために、一部のフォントのサポートを中止することにしました。

この変更の影響を受けるかどうかを判断する方法

文書デザイナのテンプレート、Eメール・デザイナのテンプレートおよび文書エンジンのXSLをレビューして、お客様が現在使用中のフォントがOracle CPQ更新22C以降でサポートされなくなるかどうかを確認してください。テンプレート文書へのアクセスの詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのサポート対象フォントのトピックを参照してください。

テンプレートの出力がRTFまたはDOCXの場合、文書の出力に影響はありません。

テンプレートの出力がPDFの場合は、生成される出力が22C以前の動作に最も近くなるように、代替フォントが提供されています。また、サポート対象外のフォントがRTEに含まれていて、テンプレートで参照されている場合は、必要なフォーマットが文書出力で維持されないことがあります。

Oracle CPQ Update 22Cのサポート対象フォント・ファミリのリストを次に示します。

ノート: Oracle CPQでは、デフォルトのフォントとしてHelveticaが引き続きサポートされます。

懸念のあるお客様は、22C更新コホートの早期テスト期間を利用することをお薦めします。これにより、1つ以上の本番前環境を更新し、フォントの変更の影響を観察して、必要な調整をするための時間が得られます。次の表に、Oracle CPQ更新22Cのスケジュールの概要を示します。お客様が属する更新コホートがはっきりしない場合は、My Oracle Supportにサービス要求(SR)を登録してください。

サポート対象外のフォントがテンプレートに含まれている場合の対処方法

サポート対象外のフォントがテンプレートに含まれている場合は、次のオプションを使用できます。

• Oracle CPQ 22Cでサポートされないフォントを引き続き使用する必要がある場合は、My Oracle SupportでSRを登録し、ライセンスが付与されているカスタム・フォント・ファイルを添付してください。Oracle CPQ環境でカスタム・フォントを使用するライセンスがあることを示す証拠を提示する必要があります。要求が承認されると、そのフォントがインストールされ、Oracle CPQ 22C以降で使用できるようになります。文書またはEメール・テンプレートを変更する必要はありません。

• 出力がPDFではなくRTFやDOCXのみで、Oracle CPQでサポート対象外のフォントを外部クライアント・アプリケーションのみで使用する場合は、サポート対象外のフォントをRTE文書およびEメール・デザイナで使用可能にして文書テンプレートを作成するためのSRを登録できます。ただし、PDFを印刷する必要がある場合は、サポート対象外のフォントのライセンスを取得する必要があります。そうしないと、Oracle CPQの代替フォントがPDF出力用に使用されます。

• 文書デザイナまたはEメール・デザイナを使用している場合に、サポート対象外のフォントをサポート対象フォントに変更する場合は、更新22Cにアップグレードした後で変更できます。22Cにアップグレードした後、PDF出力を使用するときに、サポート対象外のフォントが類似するサポート対象フォントに自動的に置換されます。サポート対象外のフォントを特定しやすくするために、テキスト要素プロパティおよび見出しスタイル・エディタに警告メッセージが表示されます。警告メッセージには、現在の選択内容で使用されているサポート対象外のフォントがすべて含まれています。サポート対象外のフォントは、サポート対象フォントに置き換えられるまで「フォント」フィールドに表示されます。

次の表に、現在(22B以前)のフォント・ファミリ、およびOracle CPQ 22Cの代替フォント・ファミリおよび代替フォントで使用可能なバリアントを示します。

• 文書エンジンのXSLを使用してPDF出力文書を生成する場合に、サポート対象外のフォントを使用している場合は、必要なライセンス・フォント・ファイルを指定し、テンプレートを文書デザイナに移してサポート対象フォントを選択するか、XSL内でフォント指定を置換することをお薦めします。

Oracle CPQに対してカスタム・フォントをすでに提供している場合の対象方法

Oracle CPQのお客様がすでに提供しているカスタム・フォントは、以前のリリースと同様に引き続き機能します。

この変更に関する詳細情報の入手先

サポート対象フォントに関しては、次のリソースを使用できます。

jQueryのアップグレード

jQueryは高速で簡潔なJavaScriptライブラリで、HTML文書のトラバース、イベント処理、アニメーション処理およびAjaxインタラクションを簡素化して迅速なWeb開発を可能にします。Oracle CPQ 22Cでは、jQuery 3.6.0がサポートされています。古いバージョンのjQueryおよびJavaScriptのカスタマイズをご利用のお客様は、カスタマイズを十分にテストする必要があります。

レガシーUI用のOracleショッピング・カート

Oracle CPQのショッピング・カート機能は、レガシー構成UIで非推奨になりました。Oracle CPQ 22B以降では、JET構成UI用の新しいショッピング・カートがリリースされました。

  • レガシー構成UIがあるショッピング・カートを実装している場合は、JET構成UIに移行することをお薦めします。Oracle CPQ 22B以降にアップグレードすると、お客様がレガシー構成UIでショッピング・カート機能にアクセスできなくなります。
  • JET構成UIを使用してショッピング・カートが実装されている場合は、Oracle CPQ 22B以降(セーフ・ハーバー)にアップグレードした時点で、新しいショッピング・カート代替機能を使用するように実装が自動的にアップグレードされます。

部品

サイトをOracle CPQ 22Cにアップグレードすると、デプロイされていない部品カスタム・フィールドの変更がデプロイされます。

サポートされている機能への計画的な変更

Oracle CPQでは、アプリケーションを絶えず改善するために、製品の機能を定期的に評価し、改善された機能で置き換える必要がある古い機能を特定しています。古い機能をサポートすると、お客様に提供する価値に悪影響を及ぼします。このお知らせでは、提供された代替機能を把握して今後の更新に備えるための情報をCPQ管理者およびIT担当者に提供します。次の表に、廃止が計画されている機能、およびそれらが削除されるリリースのスケジュールを示します。

意味の説明

「非推奨」は、Oracle CPQの将来の更新で機能の削除が計画されていることを意味します(次の表の「サポート終了」列を参照)。この機能は、既存のユーザーに対してはその時点まで引き続き機能しますが、機能や文書は拡張されません。削除後は、その機能がサポートされなくなり、機能しなくなります。

Oracle CPQの機能

非推奨の発表

サポート終了と削除

説明

レガシー・グローバル関数

21C

24A

Oracle CPQの以前のバージョンでは、レガシー・グローバル関数(Jythonスクリプトとも呼ばれます)により、お客様がカスタムpythonスクリプトを記述して様々なタイプの処理のBMLで使用できました。パフォーマンスが低いため、Oracle CPQでは数年前にこれらのスクリプトのサポートを終了しました。Oracle CPQ実装でこの機能を使用している場合は、サポートされている標準機能(たとえば、ユーティリティBMLライブラリ、コマースBMLライブラリおよびBMQL)に管理者が移行することをお薦めします。 

ご使用の環境でレガシー・グローバル機能が有効になっているかどうかを確認するには、次のステップに従います。

  1. 管理ホーム・ページにナビゲートします。
  2. 「開発者ツール」セクションで、「グローバル機能」オプションが使用可能になっている場合は、CPQ環境でレガシー・グローバル機能が有効になっています。

レガシー・コマースUI

21C

24A

Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・コマース・トランザクションUIが非推奨になりました。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。

Oracle CPQ 18Cでコマースに対してJETレスポンシブUIが導入され、何年も進化を続けて本番環境での経験を積んだ結果、お客様はコマースと構成の両方で新しいJETレスポンシブUIのメリットを享受しています。Oracle CPQのお客様の大半は、JET UIへの完全な移行を完了しています。今後は、JETレスポンシブUIの拡張に重点を置いて、ユーザー・エクスペリエンス全般を向上させていきます。

これらの変更を発表するのは、お客様に早めにお知らせして、この更新に備えていただくためです。Oracle CPQの実装で、レガシー・コマースUIをまだ使用している場合は、JET UIへの移行の準備を始めることをお薦めします。JETコマースUIの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのJETトランザクションUIのトピックを参照するか、CPQ JET UI: ベスト・プラクティスおよびカスタマイズのビデオをご覧ください。

レガシー構成UI

21C

24A

Oracle CPQ 21Cでは、レガシー構成UIが非推奨になりました。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。

Oracle CPQ 19Bで構成に対してJETレスポンシブUIが導入され、何年も進化を続けて本番環境での経験を積んだ結果、お客様はコマースと構成の両方で新しいJETレスポンシブUIのメリットを享受しています。Oracle CPQのお客様の大半は、JET UIへの完全な移行を完了しています。今後は、JETレスポンシブUIの拡張に重点を置いて、ユーザー・エクスペリエンス全般を向上させていきます。

これらの変更を発表するのは、お客様に早めにお知らせして、この更新に備えていただくためです。Oracle CPQの実装で、レガシー構成UIをまだ使用している場合は、JET UIへの移行の準備を始めることをお薦めします。JET構成UIの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのJET構成UIのトピックを参照するか、CPQ JET UI: ベスト・プラクティスおよびカスタマイズのビデオをご覧ください。

レガシー・コマースおよび構成モバイル・レイアウト

21C

24A

Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・コマースおよび構成モバイル・レイアウトが非推奨になりました。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。

レガシー・モバイル・レイアウトは、モバイル・デバイスでの見積りと構成に対する適応型エクスペリエンスを提供するために作成されました。JETレスポンシブUIは、デスクトップ、タブレット、電話デバイス全体で完全にレスポンシブかつ洗練されたユーザー・エクスペリエンスを実現しているので、デスクトップとモバイル・ユーザーに対して個別のUIレイアウトを管理する必要がなくなりました。

Oracle CPQ実装でレガシー・モバイル・レイアウトが有効になっている場合は、JETレスポンシブUIに移行して、エンド・ユーザーに最適なエクスペリエンスを提供することをお薦めします。JET UIレスポンシブ・エクスペリエンスの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプを参照してください。

これらの変更を発表するのは、お客様に早めにお知らせして、この更新に備えていただくためです。Oracle CPQの実装で、レガシー構成UIをまだ使用している場合は、JET UIへの移行の準備を始めることをお薦めします。JET構成UIの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのJETレスポンシブUIのトピックを参照してください。

レガシー・リッチ・テキスト・エディタ

21C

24A

Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・リッチ・テキスト・エディタが非推奨になりました。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。

Oracle CPQでは、製品の古い領域が使用不可になり、新しく改善されたバージョンで置き換えられることがあります。CPQ 20Cで以前発表されていたように、リッチ・テキスト編集可能属性(RTE)の新しいインライン・エディタが導入されました。新しいJETエディタには、レガシー・エディタよりも多くのテキスト書式設定オプションが含まれます。これには、元に戻す/やり直し、イメージ、リンク、表ツール、ブラウザ固有のスペル・チェックに関する機能などがあります。また、製品からレガシー・エディタを廃止する前に、ユーザー固有テンプレートのサポートを新しいエディタに追加する作業も進めています。

GXT顧客イメージおよびCSS参照

21C

24A

GXTは、Webアプリケーション・ページを作成するためのJavaフレームワークです。Oracle CPQでは、このフレームワークを内部実装に使用しており、お客様には公開していませんでした。このフレームワークは製品から削除されます。このフレームワークによって提供されるイメージまたはCSSを参照している場合は、実装からこれらの参照を削除することをお薦めします。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。

GXTイメージ/アイコンの参照

このフレームワークで使用されるイメージは、通常はフォルダ・パス「/gwt/gxt/images/default/」にあります。次の例を参照してください。このフォルダのイメージを参照している場合は、それらの参照を削除し、カスタマイズされたイメージをファイル・マネージャを使用して管理してください。

GXT CSS参照

このフレームワークで使用されるCSSファイルは、通常は「/gwt/gxt/css/gxt-all.css」というフォルダ・パスにあります。次の例を参照してください。前述のCSSファイルをカスタマイズしたか、このファイルからCSSクラスを参照している場合は、それらのカスタマイズを削除し、スタイルシート・マネージャを使用して、カスタマイズしたCSSを管理してください。

重要: 実装によっては、フォルダが前述の参照パスと少し異なる場合があります。フォルダを確認して、images/defaultフォルダおよびgxt-all.cssファイルを見つけてください。

カスタムJavascript

Oracle CPQではカスタマイズしたJavaScriptの使用は公認または保証されていませんが、Oracle CPQを拡張しているお客様を確認しております。カスタマイズがOracle CPQプラットフォームの新機能と競合したり、データが破損または失われたり、メンテナンスやサポートが困難になったりする場合があります。また、ブラウザをまたぐサポートの検証やアップグレードごとにテストが必要になったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があります。関連するリスクを考慮したうえで、JavaScriptカスタマイズの利点を適切に評価してください。

文書オブジェクト・モデル(DOM)構造または特定の要素、クラスまたはIDを操作するのではなく、CPQJS APIを使用することをお薦めします。

文書オブジェクト・モデル(DOM)の構造または特定の要素、クラスまたはIDを使用するカスタムJavaScriptを追加した場合、このカスタマイズには徹底的なテストに加え、場合によってはリファクタリングが必要になります。

JET v8.3.0をサポートするOracle CPQ更新21Cおよび21Dには、次のDOM構造に対する変更が含まれています。この変更に対処するようにJavaScriptのカスタマイズが変更されていない場合は、既存のJavaScriptカスタマイズに影響する可能性が非常に高くなります。

  • JETウィジェットCSSは、「.oj」で始まるクラスを持つ要素に適用されます。Oracle JETでは、これをネームスペースとして予約しています。「.oj」を含むカスタマイズされた要素はすべて、確認、テスト、およびリファクタする必要があります。将来の問題を回避するために、今後はカスタマイズした要素に「.oj」を含めないでください

Oracle CPQ 22A以降では、JET v10.0.0がサポートされています。次の非推奨に注意してください。

  • Select Oneコンポーネント(<oj-select-one>)が非推奨になり、Select Single (<oj-select-single>)で置き換えられました。単一選択メニュー(SSM)属性がこの変更の影響を受けます。

Oracle CPQ 22CではjQueryが3.6.0にアップグレードされます。以前のバージョンのjQueryを使用しているお客様は、アップグレードして、お客様のJavaScriptのカスタマイズをテストする必要があります。

詳細は、次のリソースを参照してください。

移行

「ソースからインポート」または「宛先に接続」を使用してコンテンツを移行する場合、両方のサイトで同じメジャー更新を使用する必要があります。コンテンツの移行は、同じメジャー更新内のマイナー更新間でのみ実行できます。

  • 「メジャー更新」 = 更新22C
  • 「マイナー更新」 = 更新22Cパッチ1

移行パッケージを使用する場合、19A以降のコンテンツを最新のサイト・バージョンにアップロードできます。

解決済の既知の問題

更新22Cで修正されたバグについての情報は、My Oracle SupportおよびOracle CPQ管理のオンライン・ヘルプでOracle CPQ 22C解決済の既知の問題に関するドキュメントを参照してください。

翻訳

Oracle CPQ 22Cでは、システム定義の一部のメッセージとコンポ―ネントに対し、文字列が一部削除され、別の文字列が加えられました。システム定義の文字列で独自の実装固有の翻訳を作成した場合、一部の文字列は表示されなくなります。その他の文字列は英語で表示されるようになります。新たに英語で表示される文字列は翻訳する必要があります。

これらの大半のメッセージとコンポーネントはOracle CPQの管理側にあります。ただし、更新インストールをデプロイする前に、エンド・ユーザーと管理ページの両方をレビューして、すべての文字列が指定の言語で表示されていることを確認する必要があります。

翻訳ステータス

Oracle CPQでは、シングルおよびマルチバイトの両方の文字セットの利用をサポートしています。ご利用のサイトで新しい言語を有効化するには、My Oracle Supportでサービス要求を発行してください。

次の言語については、プラットフォームとリファレンス・アプリケーションの両方で、Oracle CPQのユーザー・インタフェース上での翻訳を利用できます。

  • 中国語(簡体字) [中国]
  • 中国語(繁体字) [台湾]
  • チェコ語[チェコ共和国]
  • デンマーク語[デンマーク]
  • オランダ語[オランダ]
  • 英語
  • フィンランド語[フィンランド]
  • フランス語
  • フランス語[カナダ]
  • ドイツ語
  • ハンガリー語[ハンガリー]
  • イタリア語
  • 日本語[日本]
  • 韓国語[韓国]
  • ノルウェー語(ボークモール語) [ノルウェー]
  • ポーランド語[ポーランド]
  • ポルトガル語[ブラジル]
  • ルーマニア語[ルーマニア]
  • ロシア語[ロシア]
  • スペイン語(全世界)
  • スウェーデン語[スウェーデン]
  • トルコ語[トルコ]

アップグレード後の考慮事項

本番環境にアップグレードする前に、Oracle CPQ 22Cのすべてのテスト・インスタンスをアップグレードしてテストします。

お客様のアップグレード・テスト

スケジュールされた本番アップグレードの前に、非本番環境に適用された新しいバージョンをお客様が積極的にテストしてください。少なくとも、営業ユーザーが実行する一般的なアクションを使用して、トランザクションのライフサイクルをお客様がテストしてください。これらには、トランザクションの開始、新規構成、既存の構成の再構成、部品検索、割引、印刷、改訂および承認が含まれますが、これらに限定されません。統合ポイントもテストする必要があります。新機能を確認すると、集中的なテストが必要な領域が明らかになる場合があるため、新機能の確認をお薦めします。

環境に加えられたカスタマイズ(特にJavaScriptやサポート対象外の統合)もお客様がテストする必要があります。アップグレード後に発生する問題の原因で最も多いのは、カスタムJavaScriptです。カスタムJavaScriptおよびサポート対象外の統合は、Oracleサポートまたは開発部門ではサポートされません。特に、アップグレードによってDOMが変更される場合があるため、お客様のJavaScriptおよびCSSの使用に影響を与える可能性があります。

Oracle CPQではカスタマイズしたJavaScriptの使用は公認または保証されていませんが、クリティカルなユース・ケースをサポートするためにOracle CPQを拡張しているお客様を確認しております。JavaScript API (CPQJS)には、JET構成およびJETトランザクションUIの属性、処理およびその他の要素にアクセスするためのメソッドが含まれています。関連するリスクを考慮したうえで、JavaScriptカスタマイズの利点を適切に評価してください。カスタマイズがOracle CPQプラットフォームの新機能と競合したり、データが破損または失われたり、メンテナンスやサポートが困難になったりする場合があります。また、ブラウザをまたぐサポートの検証やアップグレードごとにテストが必要になったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があります。

Oracle CPQでは、リリース・サイクルの一環として、広範なテストを実施しています。そのため、お客様のテスト計画では、構成属性の追加などの一般的なタスクではなく、お客様固有のユース・ケースを集中的にテストしてください。

アップグレード後の問題

アップグレード後のお客様に問題が発生した場合は、アップグレードが非本番アップグレードか本番アップグレードかに応じて、2つの異なるプロセスがあります。

非本番アップグレード後の問題

  • My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録します。
  • サービス要求がカスタマ・サポートによって取得され、連絡先(POC)に割り当てられます。
  • このサービス要求は、標準のカスタマ・サポート・サービス要求として扱われます。

ノート: 場合によっては、カスタマ・サポートのサービス要求をオープンせずにお客様の管理者が問題を解決できる場合があります。

本番アップグレード後の問題

  • ほとんどの場合、本番アップグレードはスムーズに進行し、アップグレードが完了するとアップグレード・サービス要求がクローズされます。
  • 非本番アップグレード後に特定されなかったクリティカルな問題が本番アップグレード後に発生した場合は、「重大度1」のサービス要求をお客様がオープンしてください。本番サイトのダウン、100%のユーザーの見積不可、またはその他売上に影響するビジネス上のクリティカルな問題は、アップグレード後のクリティカルな問題と見なされます。
  • 「重大度1」のサービス要求が作成されると、オンコール・チームに通知されます。
  • オンコール・チームのメンバーは、解決のためにサービス要求に対応します。
  • オンコール・チームのメンバーは、必要に応じてアップグレード後検証を実行したOracleアップグレード・スペシャリストに連絡します。

ブラウザ・サポート

Oracle CPQは、Oracle Software Webブラウザ・サポート・ポリシーの基準を満たすすべてのブラウザ・バージョンをサポートしています。

サポートされているブラウザ・バージョンの使用時に問題が生じた場合は、My Oracle Supportでチケットをオープンして問題を解決してください。サポートされているブラウザの使用時に問題が生じた場合は、修正プログラムが配信されるまで認定ブラウザ・バージョンを使用してください。認定ブラウザは現在の市場シェアに基づいて選択され、現在のバージョンの標準機能で動作するように徹底的にテストされています。

認定ブラウザ

Windows

  • Google Chrome 100.x
  • Mozilla Firefox 99.x
  • Microsoft Edge 100.x

モバイル・デバイス

  • Apple iPad iOS 15.x、Safariブラウザ
  • Apple iPhone iOS 15.x、Safariブラウザ

重要: 追加のJavaScript、代替CSS、または他のカスタム機能を使用してサイトが作成されている場合は、選択されたブラウザとの互換性の問題が存在する可能性があります。カスタマイズはアドオンの作業が必要な場合があります。利用できる回避策と細かい修正を判断するためには、My Oracle Supportに連絡してください。

Salesforce統合サポート

オラクル社は、Oracle CPQ Connector for Salesforceのバージョン8.1、8.2、8.3および8.4を正式にサポートしています。レガシーOracle CPQ Commerce統合のバージョン7.2も引き続きサポートします。

トレーニング

現在使用中のバージョンとこれからアップグレードするバージョンまでのすべてのバージョンの、すべての新機能、解決済の既知の問題、および機能的な既知の問題を確認するために、リリース・ドキュメントを参照してください。

Oracle CPQ 22Cで導入された新機能を理解するには、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプを参照してください。その他のヘルプについては、My Oracle Supportを参照してください。

このソフトウェアでサポートされている、このドキュメントに明確に記載されていない情報については、Oracle CPQ 22Cの製品ヘルプを確認してください。

追加情報

Oracle CPQの詳細は、Oracle CPQドキュメントのサイトを参照してください。

免責事項

このドキュメントの詳細は、高度な情報提供の目的でのみ使用され、仕様としてまたはオンライン・ヘルプの代用として使用することを目的としていません。後続リリースにアップグレードする際に、コマース・プロセス、構成またはグローバル機能設定の再デプロイメントが必要な場合があります。統合XSLファイルまたはAPIの変更も必要な場合があります。