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  1. 更新24B
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
  4. Oracle Me従業員エクスペリエンス
    1. Celebrate
        1. 構成可能なプログラム適格
        2. 優れた従業員に対する現金報奨
        3. 現金報奨のための給与の統合
    2. Grow
        1. ポジション・ベースの組織のための動的スキル
        2. ポジション・ベース組織のためのGrow

更新24B

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2024年2月16日     初版作成。

この表には、文書の変更の時系列リストが含まれています。

概要

HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。

  • リリース更新(24A、24B、24C、24D)
  • 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック

環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。

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お客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。

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全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメント:

  • HCM共通の新機能 – この新機能の項では、アプリケーション全体で使用される機能を説明します。
  • 人事管理の新機能 – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。

ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。

  • Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
  • Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
  • リリース・レディネス – 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。  HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。


使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

Oracle Me従業員エクスペリエンス

Celebrate

構成可能なプログラム適格

優れた従業員に対する現金報奨

現金報奨のための給与の統合

Grow

ポジション・ベースの組織のための動的スキル

ポジション・ベース組織のためのGrow

この表は、この文書に含まれる機能のサマリーを示しており、各機能について、エンド・ユーザーが使用可能かどうか、および使用前に顧客が処理を実行する必要があるかどうかも示しています。

Oracle Me従業員エクスペリエンス

Celebrate

Oracle ME従業員エクスペリエンス・プラットフォームの一部であるOracle Celebrateを使用して、従業員の卓越した取り組みを評価します。組織全体のコア値に基づいて認定プログラムを作成します。従業員がこれらのプログラムに参加したり、他の人がダッシュボードで表示および反応できる祝辞メッセージを投稿したり、報奨ポイントを送信できるようにします。この製品を使用するには、Touchpoints製品のライセンスが必要です。

構成可能なプログラム適格

精密な適格ルールを指定して、レコグニションおよび報奨プログラムを構成できるようになりました。適格プロファイルによって、レコグニションや報奨を受けることができる個人が制限されます。これらのプロファイルは、特定の基準を各プログラムにリンクして、参加できるユーザーを定義し、資格のある個人にレコグニションおよび報奨が付与されるようにするのに役立ちます。

適格プロファイルは、プログラムの作成時に設定します。「レコグニションおよび報奨プログラム」ページにアクセスするには、「Celebrate」の下にある「ナビゲータ」>「自分のクライアント・グループ」>「詳細の表示」>「プログラムの構成」をクリックします。「プロファイルの追加」をクリックして適格プロファイルを追加し、プログラムの対象者を制限します。ただし、プログラムに対する適格プロファイルの追加はオプションです。

評価時に適格プロファイルを必須としてマークするには、「必須」を選択します。このチェック・ボックスを選択しないと、資格プロファイルはオプションと見なされます。

適格プロファイル・セットのタイプ

報奨の適格性基準

必須プロファイルのみ。

すべてのプロファイル・ルールが満たされている必要があります。

必須プロファイルとオプション・プロファイルの組合せ。

すべての必須プロファイル・ルールが満たされ、少なくとも1つのオプション・プロファイル・ルールが満たされている必要があります。

オプション・プロファイルのみ。

少なくとも1つのオプション・プロファイル・ルールが満たされている必要があります。

適格プロファイル

適格プロファイル

組織が適格プロファイルを定義することで、レコグニションおよび報奨プログラムの対象が、確実に戦略目標に沿って貢献している特定のグループまたは個人であるようにできます。ターゲットを絞ったこのアプローチにより、リソースが効率的に割り当てられ、大きな貢献をしている個人を高く評価できます。適格ルールを実装すると、公平で公正なレコグニション・プロセスを促進できます。組織が参加の基準を明確に定義することにより、えこひいきや偏見を排除して、ポジティブで排他的でない勤務環境を育むことができます。構成可能な適格性基準により、独自の価値感、文化、戦略的な優先事項にあわせてレコグニション・プログラムを調整できます。組織の成功に寄与する行動と成果を高く評価することで、企業は望ましい行動を促進し、目標に沿ってパフォーマンスを上げることができます。資格がある個人またはグループに注目して高く評価することにより、組織がリソースの割当てを最適化し、従業員のエンゲージメント、士気、生産性に最も大きなインパクトがある分野に報酬とインセンティブを振り向けることができます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

優れた従業員に対する現金報奨

ポイントの報奨とは別に、特に優れた貢献をマネージャが現金報奨で高く評価できるようになりました。チームが達成した内容を、金銭的に高く評価することにより、柔軟に報奨およびお祝いができます。

現金報奨機能の設定方法は次のとおりです:

  1. 「Celebrate」の下にある「ナビゲータ」 > 「自分のクライアント・グループ」 >「詳細の表示」 > 「プログラムの構成」をクリックして、「レコグニションおよび報奨プログラム」ページにアクセスします。
  1. 「プログラムの追加」> 「報奨」をクリックします。
  1. プログラム名、日付、説明などの一般詳細を入力します。
  1. 「報奨タイプ」として「現金」を選択します。
  1. 給与エレメントを選択するか、「給与エレメントの追加」をクリックします。現金報奨は、エレメントのエントリを介して支払われます。
  1. (オプション)プログラム所有者を選択するか追加します。 このプログラムは、所有者の組織の全員に適用されます。
  1. (オプション)「プロファイルの追加」をクリックして、プログラムの対象者を制限する適格プロファイルを追加します。評価時に適格プロファイルを必須としてマークする場合は、「必須」というチェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択しないと、適格プロファイルはオプションとみなされます。
  1. プログラムで使用するコア値とイメージを選択します。
  1. 「保存」をクリックします。

新規報奨プログラム

新規報奨プログラム

マネージャが個人に報奨するときに、「現金」フィールドに値を入力します。

  1. 「ナビゲータ」 > 「自分のチーム」 > 「詳細の表示」 > 「チームの概要」をクリックします。
  2. 「報奨を送る」をクリックし、プロンプトに従います。

現金フィールド

現金フィールド

「概要」ページから「従業員」ページにナビゲートして、報奨またはレコグニションを送信することもできます。

現金報奨により、従業員の努力を目に見える形で高く評価できます。貢献を高く評価していることを示し、最高のパフォーマンスを発揮して、自分の仕事へのエンゲージメントをより深めるようにモチベーションを上げます。使用可能になった現金報奨構成により、柔軟にレコグニションを示し、従業員にとってわかりやすい方法でマネージャが成果を高く評価できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

現金報奨のための給与の統合

この機能により、バッチ・プロセスで現金報奨を給与エレメントにシームレスに転送できます。現金報奨の給与エントリを自動的に生成できます。

バッチ・プロセスを実行するには、「Celebrate」の下の「ナビゲータ」 > 「自分のクライアント・グループ」 > 「詳細の表示」 > 「報奨エレメント・エントリの生成」をクリックします。「報奨エレメント・エントリの生成」エンタープライズ・スケジューラ(ESS)バッチ・プロセスでは、特定のプログラムに関連する現金報奨のエレメント・エントリを作成できます。このページには、選択した現金報奨プログラムに対する未処理の報奨の概要が表示されます。

現金報奨プログラムを選択すると、エレメントの詳細が表示されます。エレメント詳細を選択し、「実行」をクリックしてバッチ処理を送信し、金銭エレメントのエントリを作成します。バッチ・プロセスをモニターするには、「処理」タブにナビゲートし、「結果の表示」をクリックします。ログを検査するためにESSホーム・ページが表示されます。

結果をコミットせずにプレビューする場合は、バッチ・プロセスを試験モードで実行できます。

「報奨エレメント・エントリの生成」ページ

「報奨エレメント・エントリの生成」ページ

「報奨エレメント・エントリの生成」ページ

「報奨エレメント・エントリの生成」ページ

「エレメント詳細」セクションの「処理」の編集ボタンをクリックして、エレメントの転記日を簡単に編集できます。報奨のデフォルト日付とカスタム日付の間で日付を調整できます。

エレメント詳細の編集モード

エレメント詳細の編集モード

現金報奨の給与エレメント・エントリの生成を自動化することで、手動処理に関連するエラーのリスクが軽減されます。これにより、給与管理の効率が向上し、現金報奨を受け取る従業員が正確な報酬を受け取れます。給与エレメント・エントリの作成を自動化すると、給与管理者およびHR担当者の時間を節約できます。他の重要なタスクに集中できるため、組織内の生産性とリソース割当が向上します。現金報奨をタイムリかつ正確な処理することにより、全体的な従業員エクスペリエンスが向上します。従業員がタイムリに高く評価されると、従業員は自分に価値があり感謝されていると感じ、組織内の士気、エンゲージメントおよび定着率の向上に役立ちます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

Grow

Oracle ME Employee Experienceプラットフォームの一部であるOracle Growは、学習、スキル開発およびキャリア・モビリティを組み合せることで個人および組織の成功を促進します。現在の役職やキャリアアップにおいて、遂行能力と専門知識を向上するために従業員が習得する必要のある要素(学習、スキル開発、ギグなど)がすべて揃っています。

ポジション・ベースの組織のための動的スキル

現在のポジション固有のスキルに、従業員がアクセスできるようになります。従業員は次のことができます:

  • スキル・センターで自分のポジションに関連するスキルを見つけて、そのスキルをプロファイルに追加する。
  • 自分のポジションに必要なスキルをスキル・センターに表示する。

管理者は、ポジションとジョブのスキルを従業員プロファイルに伝播できます。

  • 従業員にポジション・プロファイルが存在する場合、ポジション・プロファイルのスキルが伝播されます。
  • ポジション・プロファイルではなくジョブ・プロファイルが存在する場合は、ジョブ・プロファイルのスキルが伝播されます。

マネージャは、従業員のポジションに関連した従業員ジョブ・ロールに引き続きコア・スキルを割り当てることができます。これらのスキルは、それらのポジションの従業員に伝播されます。マネージャは、自分のチーム・メンバーのスキルの達成状況をジョブ・ロール別に表示できます。

ポジション・ベースの組織がポジション・ベースのスキルに基づいて従業員を育成するのに役立ちます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

ポジション・ベース組織のためのGrow

従業員がGrowの機能を使用して、プライマリ・アサイメントのポジションに関連するキャリア開発および学習リソースを検討できるようになりました。

ポジション・ベースのキャリア詳細

従業員は、Growから「キャリア詳細」ページにナビゲートして、自分のプライマリ・アサイメント・ポジションの詳細を表示できます。次のことができます: 

  • 自分のポジションに関連付けられているスキルおよびコンピテンシを表示する。
  • スキルのギャップがある場合は、使用可能なリソースにアクセスしてギャップに対処する。
  • ポジションとジョブに関する学習リソースを検討する。
  • 自分のポジションが関連付けられているジョブのギグ、ジョブ推奨およびコネクションを表示する。

次の基準に応じて、ジョブまたはポジションに関する詳細が「キャリア詳細」ページに表示されます:

  • ポジションとジョブ両方のプロファイルが従業員に関連付けられている場合、このページにはポジションに関連する詳細が主に表示されます。
  • 従業員にポジション・プロファイルは関連付けられていないが、ジョブ・プロファイルが関連付けられている場合、このページには自分のジョブに関連する詳細が表示されます。
  • ジョブ・プロファイルやポジション・プロファイルが関連付けられていない場合、従業員は自分のロール詳細を表示できません。

従業員はサイド・パネルの「キャリア・パスの検討」ボタンをクリックしてこのページを表示できます。このボタンは、従業員にポジションまたはジョブのプロファイルが関連付けられている場合にのみ表示されます。

従業員はサイド・パネルから「関心のあるキャリア」リンクをクリックすれば、「キャリアの検討」ページで引き続きジョブ・ロールを検索してジョブ推奨を取得できます。

ポジションベースのスキル詳細

従業員がサイド・パネルの「スキル」リンクをクリックすれば、自分のポジションに追加された必須スキルをスキル・センターに表示できます。また、自分のポジションに関連するスキルをさらに見つけて、自分のプロファイルに追加することもできます。

ポジションベースの学習提案

自分のポジション・プロファイルに定義されているスキルと達成済のスキルにギャップがある場合は、従業員がギャップに対処するための学習提案を表示できるようになりました。ポジション・プロファイルが存在しない場合は、ジョブ・プロファイルに基づいて、スキル・ギャップに対処するための学習提案が表示されます。

この機能により、従業員が現在のポジションに対してGrowを活用できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。