クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Absence Management
新機能
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  1. 更新21D
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
  4. 休暇欠勤管理
    1. 休暇欠勤管理
        1. 資格プランの複数アサイメントのサポート
        2. 繰返し休暇欠勤の入力
        3. 休暇協約の複数プランのサポート
  5. 休暇欠勤の重要な処理と考慮事項

更新21D

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2023年7月28日

休暇欠勤管理

繰返し休暇欠勤の入力

文書の更新。機能情報の改訂。

2022年4月29日 休暇欠勤管理 休暇協約の複数プランのサポート

文書の更新。機能情報の改訂。

2022年1月28日

休暇欠勤管理

休暇協約の複数プランのサポート

文書の更新。更新21Dで提供された機能。

2021年11月24日

HCM共通/ HCM共通アーキテクチャ

承認と通知の拡張

文書の更新。機能情報の改訂。

2021年10月29日 休暇欠勤管理 繰返し休暇欠勤の入力

文書の更新。機能情報の改訂。

2021年9月3日     初版作成。

概要

HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。

  • リリース更新(21A、21B、21Cおよび21D)
  • 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック

環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。

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お客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。

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全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。

  • Human Resources What’s Newグローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。

ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。

  • Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
  • リリース・レディネス – 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

休暇欠勤管理

休暇欠勤管理

資格プランの複数アサイメントのサポート

繰返し休暇欠勤の入力

休暇協約の複数プランのサポート

休暇欠勤の重要な処理と考慮事項

休暇欠勤管理

休暇欠勤管理

Oracle Absence Managementは柔軟に構成できるグローバル・ソリューションで、組織の従業員の休暇欠勤を管理できます。このフレームワークにより、複雑な休暇欠勤プランと多様な休暇欠勤プランの両方を定義できます。Oracle Cloud Global PayrollおよびTime and Labor製品と統合され、管理者および従業員のロール専用の作業領域が提供されます。従業員の休暇欠勤データ入力用に簡易ユーザー・インタフェースが用意されています。

資格プランの複数アサイメントのサポート

複数のアサイメントを持つ従業員が、資格プランから消費する休暇欠勤を送信すると、休暇欠勤処理では、従業員のアサイメントごとにプラン消費が個別に計算されるようになりました。ロール・バックワード、ロール・フォワードまたはカレンダ年のプラン期間内で取得されたすべての休暇欠勤が考慮されます。使用可能な付与を計算するために、付与全体からプラン期間内の以前の休暇欠勤で使用された付与が差し引かれます。

この変更は、現在の休暇欠勤の休暇欠勤開始日時点、またはプラン期間中の任意の期間の時点でアクティブなアサイメントが複数ある従業員にのみ影響します。従業員が常に単一アサイメントを持つ場合、既存の動作が続行されます。

ただし、既存の処理動作を保持する場合は、ANC_QUAL_PERSON_LEVEL_PLAN_USE参照コードをユーザー拡張可能な参照タイプANC_PROC_CONFIGSに追加することによってこれを実行できます。

複数のアサイメントがある従業員の休暇欠勤プラン消費を正確に計算します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

ヒントおよび考慮事項

  • この拡張は、アクティブなアサイメントが1つのみであるか、プラン期間内に複数のアサイメントがない従業員には影響しません。

  • アプリケーションは、ロール・バックワード期間期間の重複ルールのサポートを続行します。

  • この拡張は、個人レベルまたはアサイメント・レベルで入力された休暇欠勤に対して機能します。特にアサイメント・レベルで休暇欠勤を入力する場合は、各アサイメントのプラン期間が異なる場合があります。

  • 各アサイメントの認定付与は同一である必要はありません。資格マトリックスまたは関連付けられたFormulaを使用して、各アサイメントに認定付与を個別に付与できます。

繰返し休暇欠勤の入力

繰返し休暇欠勤をスケジュールできるようになりました。たとえば、毎週の病院の予約用に休暇欠勤をスケジュールする必要がある場合は、休暇欠勤入力時に新しい「繰返し」オプションを使用します。従業員とマネージャは、「時間および休暇欠勤」作業領域の「自分」タブの「休暇欠勤の追加」レスポンシブ・ページからこのオプションを使用できます。このオプションは、休暇欠勤開始日を選択すると表示されます。特定の日数または週数の間、日次または週次で休暇欠勤を繰り返すことを選択できます。

「休暇欠勤の追加」ページの基本モード

「繰返しの停止」オプションを使用して、特定の日または特定の発生数後に繰返しパターンを終了します。単一日の休暇欠勤は日次または週次で繰り返すことができますが、複数日の休暇欠勤は週次でのみ繰り返すことができます。

「休暇欠勤の追加」ページの「繰返しの停止」オプション

このオプションは、「休暇欠勤の追加」ページの基本休暇欠勤エントリ・モードと拡張休暇欠勤エントリ・モードの両方で使用できます。

「休暇欠勤の追加」ページの拡張休暇欠勤エントリ・モード

休暇欠勤入力時に新しい繰返しオプションを使用して繰返し休暇欠勤をスケジュールします。

有効化のステップ

  1. 「自分のクライアント・グループ」で「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」クイック処理をクリックします。これにより、サンドボックスが自動的に作成されます。
  2. 「トランザクション設計スタジオ」タブをクリックします。
  3. 「処理」リストで「休暇欠勤」を選択し、「追加」をクリックします。
  4. 必要な名前と説明を入力します。雇用主やビジネス・ユニットなど、他のカスタマイズは現在サポートされていません。「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。

「ルールの編集」ページ

  1. 「ページ属性」セクションの「リージョン」リストから「休暇欠勤の追加」を選択します。

「ルールの編集」ページの「ページ属性」セクション

  1. 「基本ビュー繰返しオプション」属性および「リスト表示繰返しオプション」属性を「表示」に設定します。
  2. 「保存してクローズ」をクリックします。
  3. ルールを作成したら、サンドボックスを公開する必要があります。「公開」をクリックします。

サンドボックスの公開

  1. 「公開」をクリックします。次に、サンドボックスの詳細ページで「はい」をクリックしてサンドボックスを公開します

.

サンドボックスの詳細ページ

ヒントおよび考慮事項

  • 繰返し休暇欠勤を構成する休暇欠勤タイプに対して拡張エントリが使用可能であることを確認してください。
  • アプリケーションでは、休暇欠勤期間が7日以下の場合にのみ、複数日の休暇欠勤を繰り返すことができます。
  • 特定のアサイメントの休暇欠勤を入力すると、繰り返しオプションはそのアサイメントのみに影響します。
  • 休暇欠勤を繰り返すことができるのは、その休暇欠勤を入力したアサイメントがアクティブである日付までのみです。
  • この新機能はRESTサービスに影響しません。
  • 繰返しオプションは、無期限休暇欠勤に対して使用できません。
  • 休暇欠勤タイプが非勤務日の休暇欠勤をスケジュールするように設定されている場合、アプリケーションは、繰返しパターンに含まれる非勤務日に対してゼロ期間のエントリを作成します。
  • 勤務シフトが異なる従業員が、繰返し休暇欠勤を入力する場合、部分ルールを許可して日次期間を上書きできるように休暇欠勤タイプが構成されていれば、勤務スケジュールに合うように、休暇欠勤エントリが変更されます。

休暇協約の複数プランのサポート

より統一の取れた形式で整理されて、休暇協約の詳細が拡張ユーザー・インタフェースに表示されるようになりました。職業プランと法定プランの両方を同じページに表示できるようになりました。「ターゲット・プラン付与」セクションに「割付済」という新しい列が追加されました。この列には、協約に関連付けられた従業員に与えられる付与の数量が表示されます。

さらに、「ターゲット・プラン付与」セクションの2つの列の名前が変更されて、わかりやすくなりました。詳細は次のとおりです。

古い列名 新しい列名 説明

使用可能な付与

使用可能

協約内で使用可能な付与の数量。これは変換済付与です。つまり、元の産休/養子縁組の付与から、ソース休暇欠勤で消費された付与を差し引いた付与です。

パートナ割付 共有

パートナと共有される付与の量。

従業員の法定付与と同じ期間内に他の職業プランがある場合は、それらを1つの協約で管理できるようになりました。

母親または主な養育者の共有育児休暇の職業支給は、職業プランと法定プランが同時に消費されている場合にのみ続行できます。産休および養子縁組休暇では、休暇欠勤タイプに関連付けられた同時資格プランを使用して、これを実現しています。これらの休暇が新しい母親または主な養育者の共有育児休暇に変換されると、残りのすべての付与が協約に転送され、2つのプランにも転送できます。

産休中の新しい母親の当初付与および共有育児休業協約の産休で使用する付与の量を表示できるようになりました。使用可能な付与を調整できます。最後に、新しい母親に付与を割り付け、パートナと共有している付与を記録できます。主な養育者と養子縁組休暇にも同様に適用できます。

同様に、使用可能な付与を記録し、育児パートナへの割付を文書化し、新しい母親または主な養育者が育児パートナと共有する付与の量を記録できます。

次の場合に、協約の同時付与を有効化できます。

  • 新しい母親または主な養育者に職業と法定両方の産休/養子縁組休暇付与があり、職業付与と法定付与の両方を単一の協約に変換することを望んでいる。両方の付与を同じ協約で管理できます。

  • 新しい母親または主な養育者が法定共有育児休暇を育児パートナに割り付け、かつ雇用主からの職業共有育児休暇の資格がパートナにある。2つの付与を同じ協約で管理できます。

1つの休暇協約を使用して、職業と法定両方の共有育児休暇および支給プランを管理することで、休暇欠勤処理が簡単になります。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

休暇欠勤の重要な処理と考慮事項

置き換えられた機能または削除された機能

Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。

製品

削除された機能

削除予定

置換後の機能

置換時期

追加情報

 

現時点ではありません。

       

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ORACLEは、更新20BでHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースを廃止しました

更新18Bから、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが導入され、標準として推奨されてきました。以前のHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースをまだ使用している場合、これらの古いページはサポートされなくなるため、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスに移行する必要があります。

一般設定情報の統合情報については、My Oracle Supportの文書ID 2399671.1 - HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスの設定情報に関する項を参照してください。

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既知の問題 / 月次および法定メンテナンス・パック

Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。

Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。

これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。

Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)