本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
| 日付 | 製品 | 機能 | ノート |
|---|---|---|---|
| 2022年9月30日 | 休暇欠勤 | 従業員の勤務スケジュール変更時の休暇欠勤の自動処理 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2022年6月3日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(22A、22B、22Cおよび22D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメント
Human Resources What’s New – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
- リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリース更新の種類および時期に対しては、様々な要因が大きな影響を及ぼす場合があります。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリース更新および時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
| エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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| 機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Absence Managementは柔軟に構成できるグローバル・ソリューションで、組織の従業員の休暇欠勤を管理できます。このフレームワークにより、複雑な休暇欠勤プランと多様な休暇欠勤プランの両方を定義できます。Oracle Cloud Global PayrollおよびTime and Labor製品と統合され、管理者および従業員のロール専用の作業領域が提供されます。従業員の休暇欠勤データ入力用に簡易ユーザー・インタフェースが用意されています。
グローバル休暇欠勤では、HCMイベントを使用して、特定のコアHRトランザクションの発生時に応答します。イベントに自動応答する機能が、勤務スケジュールの変更にも拡張されました。従業員の勤務スケジュールがHCM全体で変更されたときに、休暇欠勤を自動的に再処理するように休暇欠勤エントリを構成できるようになりました。
従業員の勤務スケジュールがHCM全体で変更されたときに、休暇欠勤を自動的に再処理するように休暇欠勤タイプを構成できるようになりました。
有効化のステップ
イベント条件の構成
イベント処理の構成方法は次のとおりです。
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「自分のクライアント・グループ」タブで、「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」クイック処理をクリックします。

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「イベント条件」タブをクリックします。

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「追加」をクリックします。
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イベントに必要な詳細を指定します。「条件詳細」セクションで、イベントをトリガーする条件の詳細を入力します。特定のデータが古いものから新しいものに変更される方法の詳細を入力する必要があります。

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「保存してクローズ」をクリックします。
休暇欠勤タイプの構成
イベント条件を構成したら、どの休暇欠勤タイプでそのイベントを追跡するか、およびイベントが検出されたときに何を実行するかを指定する必要があります。イベントに応答するように休暇欠勤タイプを構成するには、次の手順に従います。
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休暇欠勤タイプ設定ページで、新しく追加された「追加詳細」タブをクリックします。

- 「イベント処理」セクションで、「選択して追加」をクリックします。
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「イベント処理ルールの選択および追加」ウィンドウで、「イベント」オプションからイベントを選択します。「応答」オプションからオプションを選択して、このイベントが発生したときに、休暇欠勤タイプがどのように応答するかを設定できます。

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「OK」をクリックします。
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「保存してクローズ」をクリックします。
休暇欠勤タイプの設定が完了したら、「イベントの処理」休暇欠勤プロセスを使用して、すべてのイベントを処理できます。このプロセスには、「自分のクライアント・グループ」→「休暇欠勤」→「休暇欠勤プロセスのスケジュールおよびモニター」からアクセスできます。

「休暇欠勤プロセスのスケジュールおよびモニター」ページ
ヒントおよび考慮事項
アサイメント・レベルで勤務スケジュールに変更がある場合のみ、勤務スケジュール・イベントが処理されます。他のレベルの勤務スケジュールの変更については処理されません。アプリケーションでは、次のリソース・タイプの変更に関するイベントは生成されません。
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部門
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雇用条件
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企業
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ジョブ
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雇用主
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事業所
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ポジション
休暇欠勤および給与突合せレポートが.xlsx形式で提供されるようになりました。これにより、MS Excelでレポートを開いて読みやすくなります。以前は、出力がCSV形式でした。
抽出を送信した後、「自分のクライアント・グループ」→「データ交換」→「抽出結果の表示」→インスタンス名をクリック→「インスタンス詳細」リージョンを展開して「ダウンロード」ボタンをクリックして、突合せレポートをダウンロードできます。
休暇欠勤および給与突合せレポートが.xlsx形式で提供されるようになり、MS Excelで簡単に開いて読めるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- 休暇欠勤および給与突合せレポートの詳細は、22A HCM共通の新機能である「休暇欠勤および給与情報を突合せするためのデータの取得」を参照してください。
「繰越なし」という新しいオプションが繰越限度ルールに追加されました。このオプションは、休暇欠勤プラン設定ページの「有給休暇」タブの「年度末処理」セクションで選択できます。このオプションを使用して、プラン期間の終了時に、正または負のいずれの繰越し処理も停止できます。つまり、未使用の休暇は次のプラン期間に繰り越されません。

繰越限度ルール機能の「繰越なし」オプション
「繰越限度ルール」の「繰越なし」という新しいオプションにより、プラン年の終了時の繰越処理を管理しやすくなります。このオプションを使用すれば、正または負のいずれの繰越もプラン期間の終了時に処理されません。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「繰越制限ルール」の「なし」オプションの名前が「制限なし」に変更されて、わかりやすくなりました。このオプションは、休暇欠勤プラン設定ページの「有給休暇」タブの「年度末処理」セクションで選択できます。機能面での変更はありません。「制限なし」オプションを選択すると、残りの有給休暇バランスが新しいプラン期間に繰り越されます。

繰越限度ルール機能の「制限なし」オプション
拡張アプリケーションでは、繰越制限ルールの「なし」オプションの名前が「制限なし」に変更されて、わかりやすくなりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
| 製品 | 削除された機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
|---|---|---|---|---|---|
| 現時点ではありません。 |
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既知の問題 / メンテナンス・パック・スプレッドシート
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)