クラウド・レディネス/ Oracle Fusion Cloud Absence Management
新機能
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  1. 更新23A
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
  4. 休暇欠勤管理
    1. 休暇欠勤管理
        1. 最近の検索オプションのセキュリティ取込み
        2. 削減されたバランス限度の有給休暇プロセス認識
  5. 休暇欠勤の重要な処理と考慮事項

更新23A

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2023年1月27日 休暇欠勤管理 削減されたバランス限度の有給休暇プロセス認識

文書の更新。機能情報の改訂。

2022年12月2日     初版作成。

概要

HCM Cloudアプリケーションについては、この新機能のサマリーに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。

  • リリース更新(23A、23B、23Cおよび23D)
  • 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック

環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。

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お客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。

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全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメント

  • HCM Common What's New - このWhat's Newでは、アプリケーション全体で使用される機能について記載されています。
  • Human Resources What’s New グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。

ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。

  • Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
  • Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
  • リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

休暇欠勤管理

休暇欠勤管理

最近の検索オプションのセキュリティ取込み

削減されたバランス限度の有給休暇プロセス認識

休暇欠勤の重要な処理と考慮事項

休暇欠勤管理

休暇欠勤管理

Oracle Absence Managementは柔軟に構成できるグローバル・ソリューションで、組織の従業員の休暇欠勤を管理できます。このフレームワークにより、複雑な休暇欠勤プランと多様な休暇欠勤プランの両方を定義できます。Oracle Cloud Global PayrollおよびTime and Labor製品と統合され、管理者および従業員のロール専用の作業領域が提供されます。従業員の休暇欠勤データ入力用に簡易ユーザー・インタフェースが用意されています。

最近の検索オプションのセキュリティ取込み

「時間」および「休暇欠勤」ページの最近の検索オプションには、共通デバイスを共有しているマネージャおよび管理者が最近検索したすべての従業員のリストが表示されます。現在は、マネージャおよび管理者は、自分がアクセス権を持っていない従業員の「時間」および「休暇欠勤」ページにアクセスできません。

「休暇欠勤バランス」ページの最近の検索オプション

マネージャまたは管理者が、自分がアクセス権を持っていない従業員のページを選択しようとすると、この従業員の「時間」および「休暇欠勤」ページへのアクセス権がないため、別の選択を行うよう求めるエラー・メッセージが表示されます。以前は、アクセス権があるかどうかに関係なく、最新の検索オプションから従業員の「時間」および「休暇欠勤」ページにアクセスできました。

マネージャおよび管理者は、自分がアクセス権を持つ従業員の「時間」および「休暇欠勤」ページのみにアクセスできるようになりました。アクセス権を持っていない従業員の「時間」および「休暇欠勤」ページにアクセスしようとすると、エラー・メッセージが表示されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

削減されたバランス限度の有給休暇プロセス認識

従業員がステータスをフルタイムからパートタイムに変更すると、有給休暇プランの上限が低い限度に変更されることがよくあります。ステータス変更時のバランスが上限プラン限度よりも大きい場合でも、従業員は小さい方の数を累積できるようになりました。アプリケーションはこのステータス変更を認識するようになり、この従業員の有給休暇の計算プロセスが実行されると、バランスが新しい上限を下回る場合にのみ有給休暇が生成されます。

たとえば、フルタイム従業員の有給休暇プランの上限が250時間、プラン・バランスが200時間であるとします。有給休暇プランの上限が150時間であるパートタイムにステータスを変更することを決定します。この場合、有給休暇の計算プロセスを実行すると、アプリケーションによって新しい削減された上限でゼロの有給休暇レコードが生成されます。フルタイム従業員のときにあった200時間のバランスは、パートタイム従業員になった後でも変わりません。バランスは、新しい削減された有給休暇プランの上限を超過できます。新しい有給休暇数は、バランスが有給休暇限度を下回った場合にのみ生成されます。

従業員の有給休暇プラン上限が削減されると、調整、移動、寄付などのその他の休暇欠勤トランザクションは、合計バランスが新しいバランス限度を超える場合にエラーになります。従業員のグローバル異動の場合、初期バランスは新しいバランス限度で古いエンティティから保持されます。同様に、従業員がバランス回復が有効な状態で退職し、退職期間中にそのバランス限度が削減された場合、回復時に新しいバランス限度が適用されます。退職前の初期バランスが保持され、有給休暇プロセスは、バランスが新しいプラン上限を下回った場合にのみ新しい有給休暇を生成します。

有給休暇の計算プロセスで、フルタイムからパートタイムへの従業員のステータスの変更が考慮されるようになりました。このプロセスでは、バランスが新しい削減されたバランス限度を下回った場合にのみ新しい有給休暇が生成されます。

有効化のステップ

この機能を有効にする方法を次に示します。

  1. 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
  2. 「共通参照の管理」タスクを検索してクリックします。
  3. 参照タイプANC_PROC_CONFIGSを検索します。
  4. 参照コードANC_CEIL_LMT_CHK_DISABLEを「ANC_PROC_CONFIGS」参照コード・セクションに追加します。
  5. 「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
  6. 開始日および終了日を設定します。
  7. 「保存してクローズ」をクリックします

休暇欠勤の重要な処理と考慮事項

置き換えられた機能または削除された機能

Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。

製品

削除された機能

削除予定

置換後の機能

置換時期

追加情報

 

現時点ではありません。

       

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既知の問題 / メンテナンス・パック・スプレッドシート

Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。

Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。

これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。

Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)