本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2023年3月31日 | 休暇欠勤管理 | 現金買取のRedwoodエクスペリエンス | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2023年3月31日 |
休暇欠勤管理 |
寄付のRedwoodエクスペリエンス | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2023年3月3日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、この「新機能」に記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(23A、23B、23Cおよび23D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
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お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
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全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメント
- HCM Common What's New - このWhat's Newでは、アプリケーション全体で使用される機能について記載されています。
- Human Resources What’s New – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
- リリース・レディネス – 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
Oracle Absence Managementは柔軟に構成できるグローバル・ソリューションで、組織の従業員の休暇欠勤を管理できます。このフレームワークにより、複雑な休暇欠勤プランと多様な休暇欠勤プランの両方を定義できます。Oracle Cloud Global PayrollおよびTime and Labor製品と統合され、管理者および従業員のロール専用の作業領域が提供されます。従業員の休暇欠勤データ入力用に簡易ユーザー・インタフェースが用意されています。
RESTエンドポイントの休暇欠勤を使用して、Oracle Cloud HCMから既存の休暇欠勤エントリをフェッチできるようになりました。次に示す問合せパラメータを使用して、特定の休暇欠勤エントリをフィルタおよびフェッチできます:
問合せパラメータ |
説明 |
---|---|
personNumber |
特定の個人に属するすべての休暇欠勤エントリをフェッチします。 '{base_url}/absences/?q=personNumber='1410290' |
employer |
特定の雇用主で勤務する従業員に属するすべての休暇欠勤エントリをフェッチします。 たとえば、Vision Corporation社で勤務する従業員のすべての休暇欠勤エントリを取得する場合は、次のように要求する必要があります: '{base_url}/absences/?q=employer='Vision Corporation' |
absenceType |
特定のタイプのすべての休暇欠勤エントリをフェッチします。 たとえば、「休暇」休暇欠勤タイプの休暇欠勤エントリをすべて取得する場合は、次のように要求する必要があります: '{base_url}/absences/?q=absenceType='Vacation' '{base_url}/absences/?q=absenceType='Sickness' and employer='Vision Operations' |
休暇欠勤エンドポイントを使用してグローバル休暇欠勤から既存の休暇欠勤を取得する際に、より多くのオプションを使用できるようになりました。特定の個人、特定の雇用主の従業員、または特定の休暇欠勤タイプに属する休暇欠勤のレコードも取得できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「休暇欠勤の追加」ページの「保存してクローズ」オプションの非表示または表示
HCMトランザクション設計スタジオを使用して、従業員とマネージャ用の休暇欠勤入力フローで「保存してクローズ」ボタンを表示または非表示に設定できるようになりました。「保存してクローズ」ボタンを非表示にすると、従業員とマネージャは休暇欠勤トランザクションを送信したり取り消せますが、送信せずに休暇欠勤トランザクションを保存できなくなります。
「休暇欠勤の追加」ページをより柔軟に構成できるようになりました。「保存してクローズ」ボタンを表示することも、非表示にして、「送信」および「取消」ボタンのみをページに残すこともできます。
有効化のステップ
「保存してクローズ」ボタンの表示を構成する方法を次に示します:
- サンドボックスを作成します。
- 「すべてのツール」セクションからHCM設計スタジオを選択します。
- サンドボックスに移動します。
- 「自分のクライアント・グループ」タブで「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」クイック処理をクリックします。
- 「処理」から「休暇欠勤」を選択します。
-
「リージョン」フィールドで「休暇欠勤の追加」を選択し、「保存してクローズ」属性を「非表示」に設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
有給休暇の取下げおよび登録の削除前の警告メッセージのレビュー
「有給休暇およびバランスの取下げ」休暇欠勤プロセスのパラメータを入力して「送信」をクリックすると、警告メッセージが表示されます。警告メッセージで、休暇欠勤プロセスに設定したパラメータを送信前に確認できます。有給休暇の取下げおよび登録削除のプロセスを送信前にレビューすると、正しいパラメータを使用してプロセスが実行されることを確認でき、重要なデータが失われません。
「送信」をクリックした後にメッセージをレビューします
このメッセージで「はい」をクリックすると、メッセージが閉じて、パラメータをレビューできます。「いいえ」をクリックすると、プロセスが送信され、新しいダイアログにプロセスIDが表示されます。
この新しい警告メッセージにより、有給休暇を取り下げたり登録を削除する休暇欠勤プロセスに不適切なパラメータを設定して誤って送信するのを防げます。プロセスを送信する前にパラメータを確認すると、重要なデータが失われないようにするのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
同一および影響を受ける休暇欠勤タイプに対する「将来の休暇欠勤の処理」オプション
休暇欠勤の入力時に、処理する将来の休暇欠勤を選択できるようになりました。「休暇欠勤バッチ・パラメータの構成」ページに、「将来の休暇欠勤の処理」という新しいフィールドがあります。「すべての休暇欠勤」と「影響を受ける休暇欠勤のみ」という2つのオプションをこのフィールドで選択できます。
「ジョブ構成」ページの「将来の休暇欠勤の処理」フィールド。
「すべての休暇欠勤」を選択した場合は、以前と同様の動作になります。休暇欠勤を追加すると、先日付の休暇欠勤がすべて自動的に再処理されます。「すべての休暇欠勤」が、このオプションのデフォルト値です。
「影響を受ける休暇欠勤のみ」を選択すると、同じ休暇欠勤タイプの先日付の休暇欠勤、およびコンカレントまたは共有プランに含まれる、影響を受ける休暇欠勤のみが再処理されます。すべての先日付の休暇欠勤ではなく、少数の先日付の休暇欠勤のみを再処理すると、休暇欠勤処理のパフォーマンスが向上します。
同じ休暇欠勤タイプの先日付の休暇欠勤、およびコンカレントまたは共有プランに含まれる、影響を受ける休暇欠勤のみを処理することにより、先日付の休暇欠勤処理のパフォーマンスを向上させます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
以前は、タイム・カードで時間がレポートされ、タイム・カードが保存または送信されるとすぐに、代休休暇欠勤プラン・バランスが増えていました。タイム・カードが否認された場合、バランスに追加された取得時間が差し引かれませんでした。現在は、タイム・カードが承認された後にのみ、代休休暇欠勤プラン・バランスが増えるようになりました。
この機能改善により、承認前に代休休暇欠勤プラン・バランスが増加しなくなりました。
有効化のステップ
勤怠管理および休暇欠勤管理をすでに使用している場合は、新しい統合アーキテクチャにアップグレードする必要があります。これらのアプリケーションを今から実装する場合は、新しい統合がデフォルトで有効になるため、何もする必要はありません。
- 次に示すように、ANC_TM_NEW_INTG_ENABLE参照タイプを作成します:
フィールド
値
参照タイプ名
ANC_TM_NEW_INTG_ENABLE
参照タイプの内容
休暇欠勤管理と勤怠管理の統合のアップグレード
参照タイプ摘要
休暇欠勤管理と勤怠管理の新しい統合アーキテクチャへのアップグレード
モジュール
グローバル休暇欠勤
RESTアクセス保護
セキュア
参照コード
ANC_YES
使用可能
チェック・ボックスを選択する
意味
ANC_YES
ANC_TM_NEW_INTG_ENABLE参照コードの構成
-
既存の休暇欠勤データを新しいデータ・モデルに移行します。次にその方法を示します。
重要: 移行プロセスを本番環境で実行した後は、休暇欠勤データを古いデータ・モデルに戻せません。本番環境でアップグレードを実行する前に、本番前の環境でアップグレードをテストすることが非常に重要です。
-
-
「設定および保守」作業領域の「タスク」パネル・タブで「検索」をクリックします。
-
「検索」ページで、「機能アップグレード」を検索してクリックします。
-
「プロセス・フロー」ページで、「スケジュール」をクリックします。
-
「スケジュール」ページで、「機能アップグレードの実行」をクリックします。
-
「スケジュール: 機能アップグレードの実行」ページで、次のようにフィールドに入力します:
フィールド
値
プロセス・フロー
「新しいデータ・モデルへの休暇欠勤データの移行」などの名前を入力します。
機能
休暇欠勤の時間リポジトリのアップグレード
プロセス構成グループ
プロセスのエラー・ロギングおよびマルチスレッドを管理するためのグループを選択します
追加情報
移行のカットオフ日をdd/mm/yyyy形式で入力します。この日付は、新しいアーキテクチャにアップグレードする既存の休暇欠勤を移行プロセスで決定するために使用されます。入力した日付の31日前から存在するタイム・カードのすべての休暇欠勤がアップグレード対象とみなされます。
-
-
- 「送信」をクリックします。実行されるプロセスは次のとおりです:
- アップグレードに適格なオブジェクトの計算: このプロセスでは、「適格オブジェクトのアップグレード」プロセスでアップグレードの対象になる従業員レコードがすべて計算されます。
- 適格オブジェクトのアップグレード: このプロセスでは、実際のデータ・アップグレード・タスクが実行されます。
- 「送信」をクリックします。実行されるプロセスは次のとおりです:
出力ファイルおよびログ・ファイルで、処理の詳細およびエラーや警告を確認できます。
「スケジュール: 機能アップグレードの実行」ページ
主なリソース
- プロセス構成グループの詳細は、グローバル給与の実装ガイドの給与プロセス構成グループのトピックを参照してください。
有給休暇プランの事前定義済一部期間按分ルールと端数処理ルール
以前は、有給休暇付与プランへの一部参加に対して有給休暇を按分する必要があった場合、一部期間Formulaを記述する必要がありました。今では、これらのFormulaを事前定義済の按分ルールで置換できるようになりました。使用可能な按分ルールは、有給休暇プランが先行ロード・プランか増分プランかによって異なります。次の事前定義済一部期間按分ルールのいずれかを選択できます。
先行ロード・プラン
ルール | 説明 | 例 | |
---|---|---|---|
登録 | 登録解除 | ||
プランで費やした日数に基づく | 有給休暇は、プラン期間全体に対する、プランで費やした日数に基づいて按分されます。 | 登録日: 2022年9月14日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇* (登録年にプランで費やした日数)/(登録年のプラン期間の日数) = 25 * 109/365 = 7.46 |
登録解除日: 2022年9月13日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇* (登録解除年にプランで費やした日数)/(登録解除年のプラン期間の日数) = 25 * 256 / 365 = 17.53 |
繰返し期間に基づく(一部期間を除く) | 従業員がプラン期間に登録した繰返し期間の数に基づいて有給休暇が按分されます。繰返し期間の長さ全体に対して従業員がプランに登録していない場合、その繰返し期間は考慮されません。 | 登録日: 2022年9月14日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇* (登録した繰返し期間数)/(プラン期間の繰返し期間数) = 25 * 3/12 = 6.25 |
登録解除日: 2022年9月13日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇* (登録した繰返し期間数)/(プラン期間の繰返し期間数) = 25 * 8/12 = 16.67 |
繰返し期間に基づく(一部期間を含める) | 従業員がプラン期間に登録した繰返し期間の数に基づいて有給休暇が按分されます。繰返し期間の長さ全体に対して従業員がプランに登録していない場合でも、その繰返し期間が考慮されます。 | 登録日: 2022年9月14日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇* (登録した繰返し期間数)/(プラン期間の繰返し期間数) = 25 * 4/12 = 8.33 |
登録解除日: 2022年9月13日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇* (登録した繰返し期間数)/(プラン期間の繰返し期間数) = 25 * 9/12 = 18.75 |
対象範囲に応じて、繰返し期間に基づく |
従業員がプラン期間に登録した繰返し期間の数に基づいて有給休暇が按分されます。繰返し期間の全期間にわたってプランに従業員が登録していない場合は、従業員が少なくとも半分の期間に登録している場合にのみ、その繰返し期間が考慮されます。 | 登録日: 2022年9月14日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇* (登録した繰返し期間数)/(プラン期間の繰返し期間数) = 25 * 4/12 = 8.33 |
登録解除日: 2022年9月13日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇* (登録した繰返し期間数)/(プラン期間の繰返し期間数) = 25 * 8/12 = 16.67 |
按分なし、完全な有給休暇の付与 | 有給休暇は按分されず、プラン期間の有給休暇数全体を従業員が受け取ります。 | 該当なし | 該当なし |
一部期間について有給休暇の付与なし | 有給休暇プランの一部期間参加に対しては、従業員が有給休暇を受け取りません。 | 該当なし |
該当なし |
Formula | 有給休暇按分ロジックはFastFormulaで指定されます。 | 該当なし |
該当なし |
増分プラン
繰返し期間ごとに2日間の有給休暇を従業員に与える月次繰返し期間が指定された増分プランを考えます。これらの例は、様々な登録日と登録解除日の按分数を示しています。このプランには、小数点以下2桁の「標準」端数処理の「端数処理ルール」も設定されています。
ルール | 説明 | 例 | |
---|---|---|---|
登録 | 登録解除 | ||
プランで費やした日数に基づく | 有給休暇は、繰返し期間中にプランで費やした日数に基づいて按分されます。 | 登録日: 2022年9月14日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇 * (登録の繰返し期間にプランで費やした日数)/(登録の繰返し期間の合計日数) = 2 * 17 / 30 = 1.13 |
登録解除日: 2022年9月13日 按分された有給休暇 = 完全な有給休暇 * (登録解除の繰返し期間にプランで費やした日数)/(登録解除の繰返し期間の合計日数) = 2 * 13 / 30 = 0.87 |
按分なし、完全な有給休暇の付与 | 有給休暇は按分されず、繰返し期間の有給休暇数全体を従業員が受け取ります。 | 該当なし | 該当なし |
一部期間について有給休暇の付与なし | 有給休暇プランの一部期間参加に対しては、従業員が有給休暇を受け取りません。 | 該当なし |
該当なし |
対象範囲に応じて、完全な有給休暇または有給休暇なし |
繰返し期間期間の半分以上、従業員がプランに登録していた場合、その従業員は完全な有給休暇を受け取ります。それ以外の場合、従業員は繰返し期間の有給休暇を受け取りません。 | 該当なし |
該当なし |
Formula | 有給休暇按分ロジックはFastFormulaで指定されます。 | 該当なし |
該当なし |
増分プラン用の一部有給休暇期間按分ルール
自分のプランの按分ルールが前述のルールのいずれにも該当しない場合は、必要な按分ロジックを独自のFastFormulaで作成することもできます。
事前定義済の一部期間按分ルールのいずれも選択しない場合、またはFastFormulaを使用して独自の一部期間ルールを指定する場合は、一部期間の有給休暇計算は引き続き既存の動作のままになります。
登録 | 登録解除 | |
---|---|---|
先行ロード・プラン | 完全な有給休暇の付与 | 完全な有給休暇の付与 |
増分プラン | 完全な有給休暇の付与 | 有給休暇の付与なし。 |
有給休暇数の端数処理ルール
ルール | 説明 | 例 |
---|---|---|
端数処理なし | 有給休暇累積に端数処理が適用されません | 該当なし |
常に切上げ | 有給休暇数の小数点以下の値が常に切り上げられます | 「端数処理小数精度」が0の場合 3.1 > 4 3.9 > 4 3 > 3 「端数処理小数精度」が1の場合 3.1 > 3.1 3.11 > 3.2 3.18 > 3.2 |
常に切捨て | 有給休暇数の小数点以下の値が常に切り捨てられます | 「端数処理小数精度」が0の場合 3.1 > 3 3.9 > 3 3 > 3 「端数処理小数精度」が1の場合 3.1 > 3.1 3.11 > 3.1 3.18 > 3.1 |
標準端数処理 | 有給休暇数が、小数点精度で指定された最も近い数値に端数処理されます | 「端数処理小数精度」が2の場合 3.456 > 3.46 3.132 > 3.13 3.445 > 3.45 |
休暇欠勤プラン設定ページの端数処理ルールのオプション
端数処理ルールは有給休暇数にのみ適用されます。
一部期間の有給休暇プラン加入の設定が、事前定義済の按分計算によって簡単になりました。同様に、事前定義済の端数処理ルールを有給休暇計算に使用することもできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントおよび考慮事項
既存の有給休暇プランがある場合に、有給休暇プランを開くと、2つの新しいフィールドが表示されます:
- 端数処理ルール - このフィールドには「端数処理なし」という値が設定されます。
- 一部有給休暇期間按分ルール - 一部有給休暇期間按分Formulaがまだ添付されていない場合、このフィールドは空白になります。Formulaがある場合は、このフィールドに「Formula」という値が表示されます。既存の一部有給休暇期間按分Formulaフィールドにも、Formulaが表示されます。
休暇欠勤管理では、技術的な処理情報がanc_process_messagesおよびanc_per_events表に永続的に記録されます。休暇欠勤処理中にこれら2つの表に作成されて、もう不要になった処理ログ・メッセージが、自動的にパージされるようになりました。パージは、四半期パッチ適用時に実行されます。このパージにより、ポッドの関連データのみが処理表に含まれるようになります。
これら2つの表から次のデータが自動的にパージされます:
- 2年超が経過した行。
- 同じプロセス・キー属性値に属する重複行。最新のもののみが保持されます。
- event_idが登録表のper_events_idを参照していない行。
- ref_pk_idがabsence_entry_idを参照していない行。
関連する休暇欠勤データのみを処理表に保持し、古い未使用の休暇欠勤データをすべてパージできるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
イベントがトリガーされたときに、イベントに対する適切な応答が自動的に実行されるようにイベント条件を構成できるようになりました。以前は、イベントがトリガーされるたびに、イベント条件の評価と同期を取って、トリガーされたイベントの休暇欠勤に対する後続の通知が処理されていました。しかし今では、これらのプロセスが分離されました。休暇欠勤への通知が仮に失敗した場合でも、イベント条件の評価プロセスに影響しないように非同期で処理されるようになりました。
この機能により、イベント・フレームワークのパフォーマンスと信頼性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
休暇欠勤承認ワークフローで付加フレックスフィールド(DFF)を使用して、承認ルールを構成できるようになりました。これらのDFFを使用すれば、承認構成時のカスタム・ニーズに対応できます。これらは休暇欠勤ルールのペイロードで使用できます。これらの属性は、「休暇欠勤の追加」ページの「追加情報」セクションに表示されます。
休暇欠勤承認ワークフローで付加フレックスフィールド(DFF)を使用して、カスタム休暇欠勤承認ルールを構成できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Visual Builder Studioで使用可能なRedwoodツール・セットを使用して「現金買取」ページを再作成し、Redwoodページと同じ一貫性のある機能を用意してユーザー・エクスペリエンスを向上させました。
「現金買取」ページ
Redwoodページを現金買取に使用する方法を次に示します:
- ホーム・ページで、「自分」をクリックします。
- 「時間および休暇欠勤」をクリックします。
- 「現金買取」タイルをクリックします。
「現金買取」ページでの新しい現金買取の追加
新しい「現金買取」ページでは、Redwoodエクスペリエンスの対話処理をご利用いただけます。
有効化のステップ
このページは、デフォルトではオフになっています。このページを有効にする場合は、「プロファイル・オプション」で有効にする必要があります。標準提供のプロファイル・オプションを変更するステップは、次のとおりです:
-
「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
-
「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
-
ORA_ANC_DISBURSEMENTS_VBCS_UI_ENABLEDプロファイル・オプションを検索して選択します。
-
「レベル」リストで、「サイト」を選択します。
-
「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
拡張性の制限事項
ノート: VB Studioを使用したこのページの拡張機能は、現時点では、ナッジおよびガイド付きジャーニを設定する変数に限定されています。新しいRedwoodページを使用する場合に、ガイド付きジャーニを構成済の場合は、それらを再構成する必要があります。ナッジおよびガイド付きジャーニの設定については、次を参照してください:
- 23B人事管理の新機能 - 再作成されたRedwoodページのVBS対応ガイド付きジャーニ
- 23B人事管理の新機能 - ユーザーにタスクの完了を促す新しいナッジ
VB Studioを使用した「現金買取」ページの拡張は、次に示す変数と、ナッジおよびガイド付きジャーニに定義された定数に限定されています。
タイプ | 変数名 | 変数の説明 | レベル |
---|---|---|---|
定数 |
renderNudges |
この変数は、このページのナッジの表示を制御します。オン/オフに設定すると、それぞれナッジが表示/非表示になります。 |
|
定数 |
journeyCode |
このプロパティは、一意のガイド付きジャーニ情報を見つけるのに役立つガイド付きジャーニ・コードを表します |
ページ |
定数 |
task code |
情報の表示対象になるタスク・コードのリスト。このリストが空/null/未定義の場合、ガイド付きジャーニに関連するすべてのタスクの情報が表示されます |
ページ |
ヒントおよび考慮事項
現金買取の詳細を入力した後で「保存」をクリックすると、以前と同じ承認プロセスを要求が通過します。以前は、このボタンが「送信」と呼ばれていました。
主なリソース
- アプリケーション間で再作成されたページのすべてのプロファイル・オプションのリストは、My Oracle SupportのHCM Redwood Pages with Profile Options - DOC ID 2922407.1を参照してください。
Oracle Visual Builder Studioで使用可能なRedwoodツール・セットを使用して「寄付」ページを再作成し、Redwoodページと同じ一貫性のある機能を用意してユーザー・エクスペリエンスを向上させました。
「寄付」ページ
「寄付」に対してRedwoodページを使用する方法を次に示します:
- ホーム・ページで、「自分」をクリックします。
- 「時間および休暇欠勤」をクリックします。
- 「寄付」タイルをクリックします。
「寄付」ページでの寄付の追加
新しい「寄付」ページでは、Redwoodエクスペリエンスの対話処理をご利用いただけます。
有効化のステップ
このページは、デフォルトではオフになっています。このページを有効にする場合は、「プロファイル・オプション」で有効にする必要があります。標準提供のプロファイル・オプションを変更するステップは、次のとおりです:
-
「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
-
「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
-
ORA_ANC_DONATIONS_VBCS_UI_ENABLEDプロファイル・オプションを検索して選択します。
-
「レベル」リストで、「サイト」を選択します。
-
「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
拡張性の制限事項
ノート: VB Studioを使用したこのページの拡張機能は、現時点では、ナッジおよびガイド付きジャーニを設定する変数に限定されています。新しいRedwoodページを使用する場合に、ガイド付きジャーニを構成済の場合は、それらを再構成する必要があります。ナッジおよびガイド付きジャーニの設定については、次を参照してください:
- 23B人事管理の新機能 - 再作成されたRedwoodページのVBS対応ガイド付きジャーニ
- 23B人事管理の新機能 - ユーザーにタスクの完了を促す新しいナッジ
VB Studioを使用した「寄付」ページの拡張は、次に示す変数と、ナッジおよびガイド付きジャーニに定義された定数に限定されています。
タイプ | 変数名 | 変数の説明 | レベル |
---|---|---|---|
定数 |
renderNudges |
この変数は、このページのナッジの表示を制御します。オン/オフに設定すると、それぞれナッジが表示/非表示になります。 |
|
定数 |
journeyCode |
このプロパティは、一意のガイド付きジャーニ情報を見つけるのに役立つガイド付きジャーニ・コードを表します |
ページ |
定数 |
task code |
情報の表示対象になるタスク・コードのリスト。このリストが空/null/未定義の場合、ガイド付きジャーニに関連するすべてのタスクの情報が表示されます |
ページ |
ヒントおよび考慮事項
寄付の詳細を入力した後で「保存」をクリックすると、以前と同じ承認プロセスを要求が通過します。以前は、このボタンが「送信」と呼ばれていました。
主なリソース
- アプリケーション間で再作成されたページのすべてのプロファイル・オプションのリストは、My Oracle SupportのHCM Redwood Pages with Profile Options - DOC ID 2922407.1を参照してください。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
製品 |
削除された機能 |
削除予定 |
置換後の機能 |
置換時期 |
追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
現時点ではありません。 |
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既知の問題 / メンテナンス・パック・スプレッドシート
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)