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  1. 更新24C
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
  4. 休暇欠勤管理
    1. 休暇欠勤管理
        1. 寄付プール
        2. プランおよびタイプの設定変更履歴の取得
        3. グローバル異動の「休暇欠勤」リージョンのRedwoodエクスペリエンス
        4. 休暇欠勤プランニングの承認コメント入力
        5. 半日休暇欠勤オプションの拡張
        6. 追加機能に対するRedwood UIのサポート
        7. 進行中の無期限休暇欠勤の評価
        8. すべての単位で使用可能なスケジュール済シフト・ブレークダウン

更新24C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2024年6月7日     初版作成。

この表には、文書の変更の時系列リストが含まれています。

概要

HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。

  • リリース更新(24A、24B、24C、24D)
  • 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック

環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。

____________________

アイデア・ラボのアイコンお客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。

____________________

全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。

  • HCM共通の新機能 – この新機能の項では、アプリケーション全体で使用される機能を説明します。<b>
  • 人事管理の新機能 – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。

ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。

  • Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
  • Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
  • リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com.までお送りくださいHCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。

機能のサマリー

列の定義:

使用可能の状態で提供される機能

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。

エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要
(無効状態で提供される機能)

これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

休暇欠勤管理

休暇欠勤管理

寄付プール

プランおよびタイプの設定変更履歴の取得

グローバル異動の「休暇欠勤」リージョンのRedwoodエクスペリエンス

休暇欠勤プランニングの承認コメント入力

半日休暇欠勤オプションの拡張

追加機能に対するRedwood UIのサポート

進行中の無期限休暇欠勤の評価

すべての単位で使用可能なスケジュール済シフト・ブレークダウン

休暇欠勤管理

休暇欠勤管理

Oracle Absence Managementは柔軟に構成できるグローバル・ソリューションで、組織の従業員の休暇欠勤を管理できます。このフレームワークにより、複雑な休暇欠勤プランと多様な休暇欠勤プランの両方を定義できます。Oracle Cloud Global PayrollおよびTime and Labor製品と統合され、管理者および従業員のロール専用の作業領域が提供されます。従業員の休暇欠勤データ入力用に簡易ユーザー・インタフェースが用意されています。

寄付プール

「寄付」プラン・タイプの休暇欠勤プランを寄付プール・プランとして構成できるようになりました。従業員は、給与計算で通貨基金として管理されているプールに、累計時間数または日数を寄付できます。追加の有給休暇時間を従業員が必要とする場合は、追加の時間をこのプールから要求できます。この要求は人事部門担当者が承認する必要があります。人事部門担当者は、従業員を寄付プール・プランに手動で登録し、承認済の時間数または日数をその登録に転送します。

プールへの寄付

寄付する資格がある従業員がプールに寄付する方法を次に示します:

  1. 「自分」>「時間および休暇欠勤」>「寄付」をクリックします。
  2. 「追加」をクリックし、寄付の詳細を入力します。
  3. 「受領者タイプ」フィールドで「プール」を選択し、「受領者」の寄付プールの名前を選択します
  4. 「保存」をクリックします

「寄付」ページの「既存の寄付」セクションに寄付がリストされます。

就業者の登録および寄付の追加をする管理者

HR担当者が就業者を手動で登録し、寄付を追加する方法を次に示します:

  1. 「自分のクライアント・グループ」 > 「休暇欠勤」 > 「休暇欠勤レコード」をクリックします。
  2. プール・プランに登録する必要がある就業者を検索して選択します。
  3. 「プラン加入」セクションで、「登録および調整」をクリックし、「バランスをプールから移動」をクリックします。
  4. 寄付する日付と金額を選択します。
  5. 「送信」をクリックします。

就業者が資格を失うか、付与された時間を会社のポリシーに指定されている期間内に使用しないと、就業者のプール・プラン登録の残りのバランスを寄付プールの基金にHR管理者が手動で戻すことができます。これを行うには、「登録および調整」 > 「バランスをプールに戻す」をクリックします。

寄付プール・プランでの処理

寄付プール・プランでの処理

従業員が、給与計算で通貨基金として管理される寄付プール・プランにバランスを寄付し、必要に応じて同じプールから追加の時間を要求できるようになりました。

有効化のステップ

プールの寄付を有効にするには、まず「寄付」プラン・タイプの休暇欠勤プランを作成する必要があります。

寄付プランの作成

寄付プランの作成

休暇欠勤プラン設定ページで、「プラン属性」タブの「寄付タイプ」フィールドを「プール」に設定します。

「プール」に設定された「寄付タイプ」

「プール」に設定された「寄付タイプ」

次に、「加入」タブで、寄付者と受領者の両方の適格基準を構成する必要があります。

休暇欠勤プラン設定ページの「加入」タブ

休暇欠勤プラン設定ページの「加入」タブ

ヒントおよび考慮事項

  1. 「プラン・ルール」タブの「バランス・レポート」セクションが「プラン属性」タブに移動されました。個人プライマリ周期または繰返し期間に基づいてバランスが給与に送信されるようにするには、バランス・レポートを構成する必要があります。
  2. 「プラン・ルール」タブの「プラン限度」セクションが、「プラン属性」タブに移動されました。
  3. 寄付プール・プランのバランス処理ルールを構成できるのは、退職の場合のみです。「バランスをプールに戻す」チェック・ボックスを選択すると、残りのバランスがプールに返されます。
  4. プールから受領者への寄付が実行される際には、その受領者の資格が毎回確認されます。
  5. プールからバランスを転送したり、プールにバランスを戻せるようにする、寄付プール・バランスの移動権限が、人事担当者ロールに含まれるようになりました。

プランおよびタイプの設定変更履歴の取得

休暇欠勤プランおよび休暇欠勤タイプに対して監査を有効にすることで、それらに対する変更を追跡できるようになりました。休暇欠勤プランに対して、次のベース表を監査できます:

  • anc_abs_agreement_plans_f
  • anc_plan_elig_profiles_f
  • anc_entl_bands_f
  • anc_entl_bands_dtl_f
  • anc_accrual_bands_f
  • anc_absence_plans_f
  • anc_plan_events_f

同様に、休暇欠勤プランに対しては、次のベース表を監査できます:

  • anc_absence_types_f
  • anc_absence_type_reasons_f
  • anc_absence_type_regions_f
  • anc_absence_type_plans_f
  • anc_abs_type_rgn_usages_f
  • anc_abs_type_certs_f
  • anc_type_events

監査を有効にすることで、休暇欠勤プランおよび休暇欠勤タイプに対する設定変更を追跡できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

グローバル異動の「休暇欠勤」リージョンのRedwoodエクスペリエンス

Oracle Visual Builder Studioで使用可能なRedwoodツール・セットを使用して、ローカルおよびグローバル異動ページの休暇欠勤リージョンを再作成し、Redwoodページと同じ一貫性のある機能を用意してユーザー・エクスペリエンスを向上させました。

ローカルおよびグローバル異動Redwoodページの「休暇欠勤」セクション

ローカルおよびグローバル異動Redwoodページの「休暇欠勤」セクション

このページにアクセスする方法は次のとおりです:

  1. 「自分のクライアント・グループ」 > 「ローカルおよびグローバル異動」をクリックします。
  2. グローバル異動する従業員を選択します
  3. 「休暇欠勤」カードを選択し、「続行」をクリックします。
  4. 「時期および事由」セクションで、別の雇用主を選択し、「続行」をクリックします。
  5. 「アサイメント」セクションに入力した後、「続行」をクリックして「休暇欠勤」セクションにアクセスします。

ローカルおよびグローバル異動ページの新しいRedwoodの休暇欠勤リージョンでは、Redwoodエクスペリエンスの対話処理をご利用いただけます。

有効化のステップ

このページは、デフォルトではオフになっています。このページを有効にする場合は、「プロファイル・オプション」で有効にする必要があります。標準提供のプロファイル・オプションを変更するステップは、次のとおりです:

  1. 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
  2. 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
  3. ORA_PER_EMPL_LGT_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプションを検索して選択します。
  4. 「レベル」リストで、「サイト」を選択します。
  5. 「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
  6. 「保存してクローズ」をクリックします。

休暇欠勤プランニングの承認コメント入力

マネージャが「休暇欠勤プランニング」Redwoodページで1つまたは複数の休暇欠勤要求を承認または却下する際にコメントを入力できるようになりました。承認者のコメントは、新しく作成および送信された休暇欠勤のBPM承認タスクに渡され、承認者に送信される通知に表示されます。

ライン・マネージャが「休暇欠勤プランニング」ページで1つまたは複数の休暇欠勤要求を承認または却下する際にコメントを入力できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

半日休暇欠勤オプションの拡張

半日休暇欠勤中に就業者がどちらの半分のシフトを勤務しないかを指定する機能がさらに強化されました。半日オプションを使用して、次のシフトを指定できるようになりました:

  • 繰返し休暇欠勤
  • 休暇欠勤入札
  • 管理者による休暇欠勤入力

拡張半日オプションで、繰返し休暇欠勤、休暇欠勤入札、および管理者による休暇欠勤入力がサポートされるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

追加機能に対するRedwood UIのサポート

Redwood休暇欠勤入力ページがさらに拡張され、次の機能がサポートされるようになりました:

  • 休暇欠勤エントリおよび休暇欠勤入札エントリに対して、複数の警告メッセージをRedwoodページに表示できるようになりました。
  • 「休暇欠勤プランニング」Redwoodページで休暇欠勤を承認する際に複数の警告メッセージを表示できます。

これらのページに表示できる警告には、3つのタイプがあります。これらは次のとおりです。

  1. 検証FastFormulaからの警告
  2. 同時休暇欠勤の警告
  3. 低バランスの警告

Redwoodの休暇欠勤ページに複数の警告メッセージを一度に表示できるようになったため、使いやすさが向上しました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

進行中の無期限休暇欠勤の評価

「休暇欠勤の評価」プロセスを使用して、すべての進行中および将来日付の休暇欠勤を評価するときに、進行中の無期限休暇欠勤を含めることができるようになりました。このプロセスには、「進行中の無期限休暇欠勤を含める」という新しいパラメータがあります。このチェック・ボックスは、「レコード選択」で「すべての休暇欠勤の評価」オプションを選択した場合にのみ表示されます。

すべての進行中および将来日付の休暇欠勤を評価するときに、進行中の無期限休暇欠勤を含めることができるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

すべての単位で使用可能なスケジュール済シフト・ブレークダウン

新しい時間休暇欠勤統合を有効にすると、すべての単位に対して休暇欠勤シフト・データが作成されます。すべての休暇欠勤に対して、シフト内訳データが次の表に書き込まれます:

  1. anc_per_abs_shift_breakdown
  2. anc_per_abs_shift_calc_ent

このシフト・データは、時間統合およびスケジュール・エンジンに役立ちます。

時間統合およびスケジューリング・エンジンに役立つ、すべての単位に対するシフト・データを作成できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。