本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2022年11月17日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責条項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Benefitsは、包括的、構成可能かつ柔軟なグローバル・ソリューションで、組織は正常に発展してワークフォース固有のニーズに適応できます。このソリューションにより、従来の汎用的なプランを、様々な福利厚生パッケージを使用して様々なワークフォース・セグメントを選択的にターゲットとする高度に複雑なプランに設定できます。セルフサービス機能により、コンテキスト情報と埋込み分析を使用してすぐに使用できる直観的なガイド付き登録プロセスがユーザーに提供されます。
福利厚生オープン登録診断レポートを実行して、オープン登録の問題を検出して解決できるようになりました。
このレポートの内容は次のとおりです。
- セルフサービスでターゲット・イベントおよび一般構成に関連付けられた設定の欠落または誤りを識別します。また、関連する結果または払戻金も識別します。
- 登録の現在の状態、および関連付けられたトランザクションと処理項目を識別します。ターゲット・イベントを処理する前の修正処理およびクリーン・アップ処理の完了時にアラートを表示します。
- アラートやプラン比較など、関連製品機能のアラートおよび推奨使用を提供し、イベントの管理や加入者との効果的な通信に役立ちます。
- ジョブ、監査、プロファイル、参照およびバッチ・パラメータをパージする際に従うベスト・プラクティスを推奨します。これにより、識別された一連の加入者に対するイベントの処理中に最適なパフォーマンスが得られます。
このレポートを実行するタイミングは重要です。このレポートは、オープン登録の設定中、または新規プラン、オプションおよびレートの設定後に次回のオープン登録の準備中に実行できます。また、オープン登録の変更が実装されたときに、レポートを数回実行できます。これにより、スケジュール済イベント・プロセスの実行時に発生する可能性のある問題を削減できます。
レポートのセクション
このレポートのセクションは、次の入力パラメータに基づいて生成されます。
- プログラム名
- ライフ・イベント(オープン/管理/無制限オープン - 値リスト)
- ライフ・イベント日
このレポートで使用可能なセクションのリストを次に示します。
- プログラム・レベルでのスケジュール済オープン・イベントの構成
- 給与カレンダがありません
- プラン年期がありません
- 古いプランおよびオプションの取下げまたは非アクティブ化
- 次回プラン年のプラン、オプションおよびレートの追加
- セルフサービス福利厚生: カスタマイズおよび構成
- FastFormulaがありません
- 入力パラメータがありません
- オプトイン機能の参照
- 未解決ライフ・イベント、休止登録および保留処理項目
- 年齢超過対象扶養家族: US固有
- HSAおよびFSAの計算およびレート
- 上書きされた登録およびレート
- 欠落した連絡先の追加のアラート
- オープン登録のアラート
- プラン構成の比較のレビュー
- 新しく追加された連絡先の扶養家族適格
- 監査構成のレビュー
- バッチ・プロセスのパフォーマンス: スレッド・サイズ、統計の計算、FastFormulaおよび監査ログ・パラメータ
- その他のスケジュール済ジョブ
レポートの例
福利厚生オープン登録診断レポートを生成および表示する方法を次に示します。
- ログイン・ユーザーのアイコンをクリックし、「トラブル・シューティング」セクションで診断テストの実行をクリックします。
- 「診断ダッシュボード」ページで、福利厚生オープン登録診断レポートを検索して選択し、「実行に追加」をクリックします。
- 実行するテストの選択および入力の指定セクションで、「入力ステータス」アイコンをクリックして詳細を入力します。次のパラメータを構成して、レポートを実行します。
- プログラム名
- ライフ・イベント
- ライフ・イベント日
- 「保存」をクリックして、テストの名前と表示名を入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 実行するテストの選択および入力の指定セクションで「実行」をクリックします。
- 診断テスト実行ステータス表で、「リフレッシュ」をクリックして最新のステータスを表示します。
- 実行ステータスが「完了」の場合、「レポート」アイコンをクリックしてレポートを表示します。
この機能拡張により、オープン登録の問題が事前に特定されて時間およびコストが削減され、アプリケーションに対する従業員の信頼性が向上します。また、問題や欠落を早期に特定することで、解決に時間が与えられて、オープン登録の成功率を高めることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
様々な理由で証明書を提出できない場合、加入者はセルフサービス・ページで待ち状態の処理を解決できるようになりました。「待ち状態の処理」ページの「証明なしの申告」ボタンを使用して、待ち状態の処理を解決できます。待ち状態の証明は補償範囲の休止につながる可能性があります。
「証明なしの申告」ボタン
「証明なしの申告」ボタンは、次の場合にのみ表示されます。
- ライフ・イベントが開始済状態です。
- 有効日が登録ウィンドウ内です。
- 待ち状態の証明がその加入者のみを対象としています。このボタンは、扶養家族または受取人の指定処理項目や、欠落している生年月日または社会保障番号の処理項目には表示されません。
- レコード文書が証明用に構成されており、文書はアップロードされていません。
この機能により、休止の消去プロセスが簡略化され、従業員は証明書を提出できないことを宣言できます。以前は、福利厚生管理者がこのような休止に関与して消去する必要がありました。
有効化のステップ
加入者が証明書を提供できないことを宣言できるようにする方法を次に示します。
- ホーム・ページで「福利厚生管理」→「プラン構成」をクリックします。
- タスク・パネル・ドロワーで、「セルフサービス構成」をクリックします。
- 「待ち状態の処理」セクションの「従業員が証明を提出できないと申告することを許可します。」チェック・ボックスを選択します。
- 「保存」をクリックします。
ロールおよび権限
- 従業員
- 福利厚生マネージャ
- 福利厚生スペシャリスト
- 福利厚生管理者
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年7月29日 | 福利厚生 | オプションおよびプラン内のオプションの有効開始日を戻す | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2022年6月24日 | 福利厚生 | アクティブなプラン、プラン・タイプおよびオプションをデフォルトで表示 | ドキュメントの更新。機能情報の改訂。 |
2022年6月3日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(22A、22B、22Cおよび22D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです
Human Resources What’s New – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center - ここには、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプが表示されます。
- リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
免責条項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリース更新の本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリース更新および時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
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Oracle Benefitsは、包括的、構成可能かつ柔軟なグローバル・ソリューションで、組織は正常に発展してワークフォース固有のニーズに適応できます。このソリューションにより、従来の汎用的なプランを、様々な福利厚生パッケージを使用して様々なワークフォース・セグメントを選択的にターゲットとする高度に複雑なプランに設定できます。セルフサービス機能により、コンテキスト情報と埋込み分析を使用してすぐに使用できる直観的なガイド付き登録プロセスがユーザーに提供されます。
適格プロファイルを使用した自己割当ライフ・イベントのフィルタ
適格プロファイルを使用して、特定の加入者のための自己割当ライフ・イベントをフィルタできるようになりました。たとえば、結婚している加入者のみが離婚ライフ・イベントをレポートするようにします。このライフ・イベントに適格を追加して、結婚している加入者の場合にフィルタして除外できます。現在は、自己割当ライフ・イベントを構成すると、すべての加入者がそれらのイベントを自己割当できます。
「プラン構成」作業領域の「福利厚生ライフ・イベント」タスクを使用してライフ・イベントおよび適格プロファイルを追加する場合は、「自己割当」チェック・ボックスを選択していることを確認してください。ライフ・イベント・ページに、自己割当ライフ・イベントに対してのみ加入者適格プロファイルを追加するための「適格」という新しいタブが用意されました。ライフ・イベントごとに1つの適格プロファイルのみを追加できます。「適格プロファイルの追加」をクリックし、ライフ・イベントの適格を構成する適格プロファイルを選択します。ライフ・イベント適格を評価するには、適格プロファイルのステータスが「アクティブ」である必要があります。
「ライフ・イベント」ページ
「適格」タブ
加入者がセルフサービス福利厚生で「ライフ・イベントのレポート」ページを開くと、自己割当ライフ・イベントごとに適格が評価されます。適格プロファイルに基づいてライフ・イベントの最終リストが表示されます。通常、加入者には次のいずれかのシナリオでライフ・イベントが表示されます。
-
加入者がライフ・イベントの適格ルールを満たしている。
-
ライフ・イベント適格が設定されていない。
-
ライフ・イベント適格ステータスが非アクティブであるか、適格プロファイルが将来日付で開始される。
ライフ・イベントのレポート
エクスポートおよびインポート機能で、ライフ・イベント適格データもカバーされるようになりました。
「福利厚生設定診断テスト」レポートに「ライフ・イベント適格設定データ詳細」という新しいセクションがあります。このレポートを表示するには、ログインしたユーザーのアイコンをクリックし、「トラブルシューティング」セクションの診断テストの実行をクリックします。次に、「福利厚生設定診断テスト」レポートを検索します。レポートには次の詳細が表示されます。
- 適格が設定されているライフ・イベント
- 適格が設定されていないライフ・イベント
- 適格ステータスがアクティブのライフ・イベント
- 適格ステータスが非アクティブのライフ・イベント
診断テスト・レポート
福利厚生診断レポートに「ライフ・イベント適格エラー詳細」という新しいセクションがあります。このレポートを表示するには、ログインしたユーザーのアイコンをクリックし、「トラブルシューティング」セクションの診断テストの実行をクリックします。次に、個人福利厚生診断レポートを検索します。このレポートには、ライフ・イベント適格プロファイルの評価中に発生したエラーがあるかどうかが表示されます。
診断レポート
これらのレポートを使用して、適格に関する加入者からの質問に回答できます。
事業所、等級、ジョブなどに基づいて、特定の加入者の自己割当ライフ・イベントをフィルタできます。これにより、自己割当ライフ・イベントのロールアウトを制御できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、福利厚生マネージャまたは福利厚生管理者ロールが必要です。
プラン設計文書をプログラムおよびプラン・レベルでアップロードおよび保存できるようになりました。たとえば、レート・シート、要約プラン摘要、および福利厚生と対象範囲の要約を格納できます。
最大8つの文書をアップロードでき、ファイル名は一意である必要があります。文書ファイル形式は、次のいずれかである必要があります。
- Doc
- Docx
- Ppt
- Pptx
- Txt
- Xls
- Xlsx
- Html
- Htm
- xml
文書サイズは5 MB以下にする必要があります。
文書の保存方法は次のとおりです。
- ホーム・ページで福利厚生の管理→「プラン構成」をクリックします。
- プログラムまたはプランの作成または編集ページを開き、「追加構成」ステップにナビゲートします。
- 「文書」タブを選択し、「選択して追加」をクリックします。
- プロンプトに従って文書をアップロードします。文書の言語を選択する必要があります。加入者が文書についての情報をさらに得られるように、URLを追加できます。
プログラムの文書の選択および追加
プランの文書の選択および追加
福利厚生管理者がプラン文書をプランにロードできるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、福利厚生マネージャまたは福利厚生管理者ロールが必要です。
この機能拡張により、レート・アップロード・スプレッドシートの検索機能と使用が改善されました。大量のデータによりタイムアウトする問題に対処する必要がなくなりました。新しいページ区切り機能により、大量のデータを簡単に管理できます。
現在は、必須検索基準(雇用主や国別仕様データ・グループなど)によって検索結果が制限されます。たとえば、雇用主が多数あり、それらすべての雇用主に対してプラン・オプションのレートを更新する場合、現在の機能では時間がかかる場合があります。この新しい機能拡張により、次のフィールドがオプションになりました。
-
雇用主
-
国別仕様データ・グループ
-
レート表示タイプ
「プラン名」フィールドは必須です。
スプレッドシートに追加された新しいフィールドのリストを次に示します。
フィールド | 摘要 |
---|---|
登録時に加入者は値を入力 |
レートの作成時に「登録時に加入者は値を入力」チェック・ボックスが選択されているレートを検索するには、「はい」に設定します。このフィールドは、スプレッドシートで「計算Formula」に「定額」を選択した場合にのみ適用されます。デフォルト値は「いいえ」です。 |
行の範囲 |
選択した範囲に従って検索結果を表示する範囲を選択します。 |
オプション名 |
検索結果を絞り込むためのオプションの名前を入力します。 |
行の範囲
また、「使用した検索基準」という名前の新しいセクションには、検索で使用された条件が表示されます。
新しいフィールドとセクション
検索結果には、検索基準で雇用主または国別仕様データ・グループを指定した場合にのみ、計算方法フィールドをすべてのレートにコピーという列が含まれます。レートの計算方法を同じ報酬オブジェクトの他の法的エンティティのレートにコピーするには、この値をYに設定する必要があります。
計算方法フィールドをすべてのレートにコピー
この機能強化により、大量のデータのアップロードによるタイムアウトの問題が発生することなくレートを簡単に管理できます。また、大規模なデータセットをいっそう簡単に管理する機能も提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、福利厚生マネージャまたは福利厚生管理者ロールが必要です。
医療貯蓄口座およびフレキシブル支出口座の計算機能で、医療貯蓄プランおよびフレキシブル貯蓄プランの翌年の支払を予測するための課税年度が表示されるようになりました。
次の計算機能に「課税年度」フィールドが含まれるようになりました。
- HSA計算機能
- 扶養家族FSA計算機能
- 健康管理FSA計算機能
課税年度
各年の加入者の年間拠出金制限を設定するように拡張可能な参照が構成されていることを確認してください。
- ORA_BEN_HSA_SINGLE
- ORA_BEN_HSA_FAMILY
- ORA_BEN_DEPENDENT_CARE_FSA
- ORA_BEN_HEALTH_CARE_FSA
この機能拡張により、加入者はオープン登録時に翌年および当年の選択肢を予測できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- 詳細は、FSAおよびHSA計算機能の表示の構成を参照してください。
ロールおよび権限
この機能は、従業員ロールを持つユーザー向けです。
アクティブなプラン、プラン・タイプおよびオプションをデフォルトで表示
プログラムの「基本詳細」ページで、デフォルトではプログラム内のアクティブなプランおよびプラン・タイプのみが表示されるようになりました。「表示」メニューから「すべてのプランの表示」を選択して、アクティブなプランと非アクティブなプランの両方を表示できます。これにより、プランがアクティブか非アクティブかを簡単に識別できます。たとえば、子レコードが存在するために削除できない、大量の非アクティブなプランの名前を変更する場合です。
アクティブ・プランの表示
プランの「基本詳細」ページに、アクティブなオプションのみが表示されるようになりました。
アクティブなオプションの表示
「適格」などの後続のページには、「基本詳細」ページで選択した設定に基づいて、アクティブなプランまたはすべてのプランが表示されます。
この機能強化により、アクティブおよび非アクティブのプランを識別できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、福利厚生マネージャまたは福利厚生管理者ロールが必要です。
オプションとプラン内のオプションの両方の有効開始日を戻すことができます。現在は、オプションに間違った有効開始日を構成した場合、オプションがその日付にアクティブでないため、登録時に加入者にはそのオプションは表示されません。このような場合は、オプションを非アクティブにし、プラン設計で使用するために正しい開始日を指定して新しいオプションを作成する必要があります。
オプションの実装に関する考慮事項:
- オプションの有効開始日は、オプションが作成された日付より前にのみ移動できます。たとえば、オプションが2022年1月1日に作成された場合、日付を2021年12月31日以前に移動できます。
- オプションに「オプションのプラン・タイプ」や「指定可能な扶養家族または受取人被指名人」などの子オブジェクトがある場合、その有効開始日もオプションの新しい開始日に変更されます。
- 新しい日付時点でプラン・タイプが有効でない場合、その有効開始日も新しいオプション日付に変更されます。
プラン内のオプションの実装に関する考慮事項:
- プランとオプションの両方が有効であるかぎり、プラン内のオプションの有効開始日は任意の日付に移動できます。たとえば、プランおよびオプションが2021年12月20日まで有効な場合、プラン内のオプションの開始日もその日付までであれば移動できます。
- プラン内のオプションと、プランまたはオプションの有効開始日が同じ場合、プラン内のオプションの開始日は移動できません。
- オプションの日付変更は、プラン内のオプションの有効開始日には影響しません。プラン内のオプションの日付を変更する必要があります。
- プラン内のオプションにプログラム内のプラン内のオプションなどの子オブジェクトがある場合、その有効開始日もプラン内のオプションの新しい開始日に変更されます。
- プラン内のオプションに複数のデート・トラック・レコードが存在する場合、「有効開始日の変更」処理は最初のデート・トラック・レコードでのみ許可されます。
オプションの有効開始日を変更する方法を次に示します。
- 「プラン構成」作業領域で、「福利厚生オプション」をクリックして「福利厚生オプション」ページを開きます。
- 有効開始日を変更するオプションを検索します。
- 「処理」→「有効開始日の変更」をクリックします。
- 日付を変更し、変更を保存します。
有効開始日の変更: オプション
プラン内のオプションの有効開始日を変更する方法を次に示します。
- 「プラン構成」作業領域で、プランの作成または編集ページにナビゲートします。
- 「オプション」セクションからオプションを選択します。
- ツールバーの「有効開始日の変更」をクリックします。
- 日付を変更し、変更を保存します。
有効開始日の変更: プラン内のオプション
オプションが誤った日付で作成された場合に、福利厚生管理者はオプションを再使用できるように開始日を調整できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、福利厚生マネージャまたは福利厚生管理者ロールが必要です。
確認および「福利厚生要約」ページでの放棄オプションのグループ化
「セルフサービス」ページの確認および「福利厚生要約」ページの上部で、放棄オプションをまとめてグループ化できるようになりました。このグループ化では、加入者が選択していないプランがすべてハイライトされるため、必要に応じて選択内容を再参照できます。現在、放棄された対象範囲は確認ページおよび要約ページの上部には表示されません。
放棄オプション名がすでにカスタマイズされていて、この機能拡張が有効になっている場合は、確認ページおよび要約ページに変更が表示されるようにカスタマイズを再実行する必要があります。
確認ページ
この機能強化により、福利厚生管理者は確認ページの上部にある放棄プランをハイライト表示できます。
有効化のステップ
この機能を有効にする方法は、次のとおりです。
- ホーム・ページで福利厚生の管理→ 「プラン構成」をクリックします。
- タスク・パネル・ドロワーで、「セルフサービス構成」をクリックします。
- 「放棄された登録を「確認および要約」ページの独立したセクションに表示」チェック・ボックスを選択します。
- 「保存」をクリックします。
セルフサービス構成
ロールおよび権限
この機能を使用するには、福利厚生マネージャまたは福利厚生管理者ロールが必要です。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
製品 |
削除される機能 |
削除予定 |
置換後の機能 |
置換時期 |
追加情報 |
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現時点ではありません |
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既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)