クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Benefits
新機能
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  1. 更新22D
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
  4. 福利厚生
    1. 福利厚生
        1. 福利厚生サービス・センターでの監査の拡張
        2. セルフサービス福利厚生での非表示ライフ・イベントの受取人の管理
        3. 処理済ライフ・イベントの主治医の表示
        4. 福利厚生オープン登録診断レポート
        5. 個人変更連携ライフ・イベントFormulaの改善
        6. 福利厚生のガイド付きジャーニの使用
        7. セルフサービス福利厚生での待ち状態の処理の取消
  5. 福利厚生の重要な処理と考慮事項

更新22D

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2022年11月22日 福利厚生 セルフサービス福利厚生での待ち状態の処理の取消

ドキュメントの更新。更新22Dで提供された機能。

2022年11月22日 福利厚生 個人変更連携ライフ・イベントFormulaの改善

ドキュメントの更新。機能情報の改訂。

2022年11月22日

福利厚生 福利厚生のガイド付きジャーニの使用

ドキュメントの更新。機能情報の改訂。

2022年9月2日     初版作成。

概要

HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。

  • リリース更新(22A、22B、22Cおよび22D)
  • 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック

環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。

お客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。

全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメント

  • HCM共通の新機能 - この新機能では、アプリケーション全体で使用される機能を確認できます。
  • 人事管理の新機能グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。

ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。

  • Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
  • Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
  • リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

福利厚生

福利厚生

福利厚生サービス・センターでの監査の拡張

セルフサービス福利厚生での非表示ライフ・イベントの受取人の管理

処理済ライフ・イベントの主治医の表示

福利厚生オープン登録診断レポート

個人変更連携ライフ・イベントFormulaの改善

福利厚生のガイド付きジャーニの使用

セルフサービス福利厚生での待ち状態の処理の取消

福利厚生の重要な処理と考慮事項

福利厚生

福利厚生

Oracle Benefitsは、包括的、構成可能かつ柔軟なグローバル・ソリューションで、組織は正常に発展してワークフォース固有のニーズに適応できます。このソリューションにより、従来の汎用的なプランを、様々な福利厚生パッケージを使用して様々なワークフォース・セグメントを選択的にターゲットとする高度に複雑なプランに設定できます。セルフサービス機能により、コンテキスト情報と埋込み分析を使用してすぐに使用できる直観的なガイド付き登録プロセスがユーザーに提供されます。

福利厚生サービス・センターでの監査の拡張

「福利厚生サービス・センター」およびセルフサービス福利厚生ページに、顧客監査機能を改善するための次の列が追加されました。

  • 作成者
  • 作成日
  • 最終更新日
  • 最終更新者

次のページには、新しい監査機能があります。

  • 福利厚生関係
  • 裁判所命令
  • 登録結果 - 受取人
  • 登録結果 - 扶養家族
  • 個人情報(福利厚生サービス・センター、セルフサービス福利厚生、コアHR)
  • 福利厚生バランス
  • 福利厚生グループ

福利厚生関係

裁判所命令

登録結果受取人

登録結果扶養家族

個人情報

福利厚生バランス

福利厚生グループ

この機能拡張により、システム内の変更の所有権の可視性が向上し、データおよびプロセスのフローの理解に役立ちます。

有効化のステップ

福利厚生サービス・センターおよびセルフサービス福利厚生の新しい追加列を表示する方法を次に示します。

  1. 構成およびページ・コンポーザをツールとして使用してサンドボックスを作成し、起動します。
  2. ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」をクリックします。
  3. 「処理」リストから「福利厚生サービス・センター」を選択し、「追加」をクリックします。
  4. 基本詳細を追加します。
  5. 「ルールの編集」ページの「使用可能属性」セクションで、「データ・ソース」として「福利厚生関係」を選択し、次の属性を「表示」に設定します。
    • 作成者
    • 作成日     
    • 最終更新日         
    • 最終更新者

属性

  1. 次のデータ・ソースを選択して、ステップ5を繰り返します。
    • 裁判所命令
    • 登録結果 - 受取人
    • 登録結果 - 扶養家族
    • 個人情報
    • 福利厚生バランス
    • 福利厚生グループ
  2. 「保存してクローズ」をクリックします。
  3. 「処理」リストから「登録前」を選択し、「追加」をクリックします。
  4. 「ルールの編集」ページの「使用可能属性」セクションで、次の属性を「表示」に設定します。
    • 作成者
    • 作成日     
    • 最終更新日         
    • 最終更新者
  5. 「保存してクローズ」をクリックします。
  6. 「処理」リストから「家族および緊急連絡先」を選択し、「追加」をクリックします。
  7. 「ルールの編集」ページの「使用可能属性」セクションで、「データ・ソース」として「編集ページの追加情報」を選択し、次の属性を「表示」に設定します。
    • 作成者
    • 作成日     
    • 最終更新日         
    • 最終更新者
  8. 「保存してクローズ」をクリックします。

セルフサービス福利厚生での非表示ライフ・イベントの受取人の管理

従業員は、セルフサービス福利厚生に表示されないライフ・イベントに対して、いつでも受取人フローを使用して受取人を指定または変更できるようになりました。たとえば、従業員がセルフサービス福利厚生から登録を変更できないようにし、給与変更などのイベントの受取人指定を変更できるようにする場合があります。このような場合、受取人指定の変更には管理者の介入が必要でした。ライフ・イベントに対して「セルフサービス・ページに表示」フラグが使用不可になっている場合でも、従業員はいつでも受取人フローを使用して指定を管理できるようになりました。

この機能拡張により、福利厚生管理者が従業員のかわりに非表示のライフ・イベントの受取人を指定する必要がなくなります。また、従業員はセルフサービス登録フローで使用できないライフ・イベントから登録の受取人を指定できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

主なリソース

詳細は、加入者は受取人指定をいつでも更新可能のトピックを参照してください。

処理済ライフ・イベントの主治医の表示

「開始済」ステータスのライフ・イベントがない場合に、セルフサービス福利厚生で主治医指定を表示できるようになりました。

セルフサービス福利厚生

この機能拡張により、従業員は主治医の情報をいつでも表示できます。主治医の情報を表示するためにサードパーティのWebサイトを使用する必要がなくなりました。この機能拡張により、主治医の情報に関する福利厚生管理者への要求が削減されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

福利厚生オープン登録診断レポート

福利厚生オープン登録診断レポートを実行して、オープン登録の問題を検出して解決できるようになりました。

このレポートの内容は次のとおりです。

  • セルフサービスでターゲット・イベントおよび一般構成に関連付けられた設定の欠落または誤りを識別します。また、関連する結果または払戻金も識別します。
  • 登録の現在の状態、および関連付けられたトランザクションと処理項目を識別します。ターゲット・イベントを処理する前の修正処理およびクリーン・アップ処理の完了時にアラートを表示します。
  • アラートやプラン比較など、関連製品機能のアラートおよび推奨使用を提供し、イベントの管理や加入者との効果的な通信に役立ちます。
  • ジョブ、監査、プロファイル、参照およびバッチ・パラメータをパージする際に従うベスト・プラクティスを推奨します。これにより、識別された一連の加入者に対するイベントの処理中に最適なパフォーマンスが得られます。

このレポートを実行するタイミングは重要です。このレポートは、オープン登録の設定中、または新規プラン、オプションおよびレートの設定後に次回のオープン登録の準備中に実行できます。また、オープン登録の変更が実装されたときに、レポートを数回実行できます。これにより、スケジュール済イベント・プロセスの実行時に発生する可能性のある問題を削減できます。

レポートのセクション

このレポートのセクションは、次の入力パラメータに基づいて生成されます。

  • プログラム名
  • ライフ・イベント(オープン/管理/無制限オープン - 値リスト)
  • ライフ・イベント日

このレポートで使用可能なセクションのリストを次に示します。

  • プログラム・レベルでのスケジュール済オープン・イベントの構成
  • 給与カレンダがありません
  • プラン年期がありません
  • 古いプランおよびオプションの取下げまたは非アクティブ化
  • 次回プラン年のプラン、オプションおよびレートの追加
  • セルフサービス福利厚生: カスタマイズおよび構成
  • FastFormulaがありません
  • 入力パラメータがありません
  • オプトイン機能の参照
  • 未解決ライフ・イベント、休止登録および保留処理項目
  • 年齢超過対象扶養家族: US固有
  • HSAおよびFSAの計算およびレート
  • 上書きされた登録およびレート
  • 欠落した連絡先の追加のアラート
  • オープン登録のアラート
  • プラン構成の比較のレビュー
  • 新しく追加された連絡先の扶養家族適格
  • 監査構成のレビュー
  • バッチ・プロセスのパフォーマンス: スレッド・サイズ、統計の計算、FastFormulaおよび監査ログ・パラメータ
  • その他のスケジュール済ジョブ

レポートの例

福利厚生オープン登録診断レポートを生成および表示する方法を次に示します。

  1. ログイン・ユーザーのアイコンをクリックし、「トラブル・シューティング」セクションで診断テストの実行をクリックします。
  2. 「診断ダッシュボード」ページで、福利厚生オープン登録診断レポートを検索して選択し、「実行に追加」をクリックします。
  3. 実行するテストの選択および入力の指定セクションで、「入力ステータス」アイコンをクリックして詳細を入力します。次のパラメータを構成して、レポートを実行します。
    1. プログラム名
    2. ライフ・イベント
    3. ライフ・イベント日
  4. 「保存」をクリックして、テストの名前と表示名を入力します。
  5. 「OK」をクリックします。
  6. 実行するテストの選択および入力の指定セクションで「実行」をクリックします。
  7. 診断テスト実行ステータス表で、「リフレッシュ」をクリックして最新のステータスを表示します。
  8. 実行ステータスが「完了」の場合、「レポート」アイコンをクリックしてレポートを表示します。

この機能拡張により、オープン登録の問題が事前に特定されて時間およびコストが削減され、アプリケーションに対する従業員の信頼性が向上します。また、問題や欠落を早期に特定することで、解決に時間が与えられて、オープン登録の成功率を高めることができます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

個人変更連携ライフ・イベントFormulaの改善

「個人変更連携ライフ・イベント」Formulaは、個人ライフ・イベントをトリガーするかどうかを決定します。この機能拡張により、新しい入力パラメータを使用して、Formulaロジックに基づいてイベントをトリガーできます。 

Formulaで使用できる新しい入力パラメータのリストを次に示します。

  • BEN_ASG_IN_COLLECTIVE_AGREEMENT_ID
  • BEN_ASG_IO_COLLECTIVE_AGREEMENT_ID
  • BEN_ASG_IN_REASON_CODE
  • BEN_ASG_IO_REASON_CODE
  • BEN_ASG_IN_ASSIGNMENT_NUMBER
  • BEN_ASG_IO_ASSIGNMENT_NUMBER
  • BEN_ASG_IN_ASSIGNMENT_SEQUENCE
  • BEN_ASG_IO_ASSIGNMENT_SEQUENCE
  • BEN_ASG_IN_ACTION_OCCURRENCE_ID
  • BEN_ASG_IO_ACTION_OCCURRENCE_ID
  • BEN_ASG_IN_CONTRACT_ID
  • BEN_ASG_IO_CONTRACT_ID
  • BEN_ASG_IN_FULL_PART_TIME
  • BEN_ASG_IO_FULL_PART_TIME
  • BEN_ASG_IN_GRADE_LADDER_PGM_ID
  • BEN_ASG_IO_GRADE_LADDER_PGM_ID
  • BEN_ASG_IN_LEGAL_ENTITY_ID
  • BEN_ASG_IO_LEGAL_ENTITY_ID
  • BEN_ASG_IN_LEGISLATION_CODE
  • BEN_ASG_IO_LEGISLATION_CODE
  • BEN_ASG_IN_MANAGER_FLAG
  • BEN_ASG_IO_MANAGER_FLAG
  • BEN_ASG_IN_PERMANENT_TEMPORARY_FLAG
  • BEN_ASG_IO_PERMANENT_TEMPORARY_FLAG
  • BEN_ASG_IN_PRIMARY_ASSIGNMENT_FLAG
  • BEN_ASG_IO_PRIMARY_ASSIGNMENT_FLAG
  • BEN_ASG_IN_PRIMARY_WORK_RELATION_FLAG
  • BEN_ASG_IO_PRIMARY_WORK_RELATION_FLAG
  • BEN_ASG_IN_PRIMARY_WORK_TERMS_FLAG
  • BEN_ASG_IO_PRIMARY_WORK_TERMS_FLAG
  • BEN_ASG_IN_RETIREMENT_DATE
  • BEN_ASG_IO_RETIREMENT_DATE
  • BEN_ASG_IN_SYSTEM_PERSON_TYPE
  • BEN_ASG_IO_SYSTEM_PERSON_TYPE
  • BEN_ASG_IN_UNION_ID
  • BEN_ASG_IO_UNION_ID

この機能拡張により、訂正モードでFormulaを使用できます。つまり、古い値と新しい値の比較に基づいてライフ・イベントのトリガーを制御できます。たとえば、BEN_ASG_IN_ACTION_CODEとBEN_ASG_IO_ACTION_CODEを比較できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために必要な手順はありません。

主なリソース

詳細は、Fast Formulaの管理ガイドのFast Formulaガイド: 個人変更によるライフ・イベントのトピックを参照してください。

福利厚生のガイド付きジャーニの使用

この機能拡張により、「福利厚生」ページおよび「福利厚生」ページ内のセクションに対して、ビデオ、テキスト、文書などのヘルプ情報を構成できます。たとえば、扶養家族と受取人の指定方法に関するビデオを「登録前」ページに追加できます。

加入者は、ガイダンスが必要なときに、ページからビデオを起動できます。セルフサービス福利厚生の次のページにガイド付きジャーニを追加するように構成できます。

  • 登録前: ページレベルおよびセクションレベルのガイド付きジャーニ。
  • 福利厚生選択概要: ページレベルのガイド付きジャーニ。

ガイド付きジャーニが使用可能なページおよびセクションに「ガイド」アイコンが表示されます。

「ガイド」アイコン

実装に関する考慮事項:

  • 組織の既存の通信戦略を確認して、ガイド付きジャーニがどこでどのように適合できるかを判断します。
  • 既存の通信ソースおよびナビゲーションをレビューします。
  • アプリケーション内の追加情報を戦略的に配置する場所を決定します。

この機能拡張により、管理者は、従業員に最適な戦略的な場所でビデオ、テキスト、文書などの有用な情報を構成できます。

有効化のステップ

福利厚生でガイド付きジャーニを使用可能にする方法を次に示します。

  1. チェックリスト・テンプレートを作成して、ガイド付きジャーニに関連するタスクを設定および追加します。
  2. トランザクション設計スタジオを使用して、チェックリスト・テンプレートを福利厚生のページまたはセクションにマップします。ページ・ヘッダーまたはセクション・ヘッダー・リージョンに表示するタスクを選択します。

ノート: ガイド付きジャーニをサポートするには、ORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLEDプロファイル・オプションが使用可能になっていることを確認してください。

チェックリスト・テンプレートの作成

チェックリストは、処理が発生したときに完了する必要があるタスクのグループです。たとえば、様々なレベルで加入者の扶養家族または受取人の指定を構成するときに実行する必要があるタスクなどです。「設定および保守」の「チェックリスト・テンプレート」タスクを使用して、テンプレート内のチェックリスト・タスクを作成および保守します。チェックリストは、処理が発生したときに自動的に割り付けることも、手動で割り付けることもできます。

チェックリスト・テンプレート

チェックリスト・テンプレートを作成し、その下にタスクを追加する方法を次に示します。

  1. ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」「詳細の表示」をクリックします。
  2. 「雇用」の下の「チェックリスト・テンプレート」をクリックします。
  3. 「作成」をクリックし、プロンプトに従います。「カテゴリ」として「ガイド付きジャーニ」を選択していることを確認します。
  4. 「一般」タブで、チェックリストの「ステータス」「アクティブ」を選択します。
  5. 「タスク」タブで「タスクの追加」をクリックし、プロンプトに従います。ガイド付きジャーニでは、「分析」、「文書」、「埋込み学習」、「外部URL」、「手動タスク」、「質問リスト」、「レポート」および「ビデオ」タイプのタスクのみを使用できます。
  6. 「メッセージ」タブでガイド付きジャーニのタイトルを設定します。
  7. 「保存してクローズ」をクリックします。
  8. 必要に応じて、ステップ5を繰り返してタスクを追加します。
  9. 「プレビュー」ボタンを使用して、福利厚生ページにタスクがどのように表示されるかを確認します。

福利厚生ページおよびセクションへのテンプレートのマップ

チェックリスト・テンプレートを福利厚生のページおよびセクションにマップする方法を次に示します。

  1. 構成およびページ・コンポーザをツールとして使用してサンドボックスを作成し、起動します。
  2. ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」をクリックします。
  3. 「処理」リストから「登録前」を選択し、「追加」をクリックします。
  4. 基本詳細を追加します。
  5. 「ルールの編集」ページの「リージョンの表示または非表示」セクションで、「ページレベルのガイド付きジャーニ構成」の横にある編集アイコンをクリックします。

ページレベルのガイド付きジャーニ構成

  1. 設定したチェックリストを検索し、チェックリストを選択して「OK」をクリックします。
  2. 「タスク」リストから、「登録前」ページにマップするチェックリスト・タスクを選択します。

タスク選択

  1. 次のセクションについてもステップ5から7を繰り返します。ノート: 「個人情報」属性がデフォルトで使用可能になっていない場合は、「ルールの編集」ページの「使用可能属性」セクションから「表示」にする必要があります。
    • 対応先の個人
    • 受取組織
    • 個人情報
  2. 「保存してクローズ」をクリックします。
  3. 「処理」リストから「福利厚生選択概要」を選択し、「追加」をクリックします。
  4. ステップ4から7を繰り返して、ページレベルのガイド付きジャーニ構成を設定します。
  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

主なリソース

詳細は、Oracle Help Centerで次のリソースを参照してください。

コンテキスト・ジャーニの詳細は、Customer Cloud Connectのクイック・ガイド: コンテキスト・ジャーニおよびガイド付きジャーニを参照してください。

ロールおよび権限

  • チェックリスト・テンプレートを操作するには、ジャーニの管理(PER_MANAGE_CHECKLIST_TEMPLATE_PRIV)機能権限が付与されている必要があります。
  • トランザクション・ページのガイド付きジャーニを表示するには、HCM共通コンポーネントへのアクセス機能権限が付与されている必要があります。

セルフサービス福利厚生での待ち状態の処理の取消

様々な理由で証明書を提出できない場合、加入者はセルフサービス・ページで待ち状態の処理を解決できるようになりました。「待ち状態の処理」ページの「証明なしの申告」ボタンを使用して、待ち状態の処理を解決できます。待ち状態の証明は補償範囲の休止につながる可能性があります。

「証明なしの申告」ボタン

「証明なしの申告」ボタンは、次の場合にのみ表示されます。

  1. ライフ・イベントが開始済状態です。
  2. 有効日が登録ウィンドウ内です。
  3. 待ち状態の証明がその加入者のみを対象としています。このボタンは、扶養家族または受取人の指定処理項目や、欠落している生年月日または社会保障番号の処理項目には表示されません。
  4. レコード文書が証明用に構成されており、文書はアップロードされていません。

この機能により、休止の消去プロセスが簡略化され、従業員は証明書を提出できないことを宣言できます。以前は、福利厚生管理者がこのような休止に関与して消去する必要がありました。

有効化のステップ

加入者が証明書を提供できないことを宣言できるようにする方法を次に示します。

  1. ホーム・ページで「福利厚生管理」「プラン構成」をクリックします。
  2. タスク・パネル・ドロワーで、「セルフサービス構成」をクリックします。
  3. 「待ち状態の処理」セクションの「従業員が証明を提出できないと申告することを許可します。」チェック・ボックスを選択します。
  4. 「保存」をクリックします。

ロールおよび権限

  •  
  • 従業員
  • 福利厚生マネージャ
  • 福利厚生スペシャリスト
  • 福利厚生管理者

福利厚生の重要な処理と考慮事項

置き換えられた機能または削除された機能

Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。

製品

削除される機能

削除予定

置換後の機能

置換時期

追加情報

福利厚生

福利厚生サービス・センターおよび従業員セルフサービス・クラシック・ページ

23A レスポンシブ・ページ   次の「廃止通知」を参照してください。

_________________________

廃止通知

Oracle Fusion Cloud Human Resources Benefitsの更新23Aでは、福利厚生サービス・センターおよび従業員セルフサービスのクラシック・ユーザー・インタフェースを廃止します

18Bリリースから、再設計されたHCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが導入され、標準として推奨されてきました。以前のHCMのクラシックな簡易ページを引き続き使用している場合は、HCMレスポンシブ・ページへの移行を開始する必要があります。更新23A以降では、古いページはサポートされなくなります。

レスポンシブ機能の詳細は、更新18Bおよび18CのHCM共通の新機能を参照してください。

再設計された機能は、再設計されたユーザー・エクスペリエンスという見出しの下にあり、製品別にグループ化されています。19A以降からリリースされた機能は、「福利厚生の新機能」にあります。

統合された一般設定情報は、My Oracle Support文書の「HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスの設定情報」(文書ID 2399671.1)を参照してください

レスポンシブ・ページのハイライト:

  • 従業員およびマネージャのセルフサービス・ページは、デスクトップおよびモバイル・デバイスで同じ表示と動作になるように再設計されます。ページの新しいルック・アンド・フィールによって、エクスペリエンスが向上します。
  • ページおよびメッセージはモダンになり、よりシンプルかつ会話的な言語が使用されているため、すべてのデバイスにおいてコンテンツが読みやすく、かつ理解しやすいものになっています。
  • ページは、整然として無駄がなく、タスクの完了に必要なフィールドのみが表示されます。 
  • ページをパーソナライズして、デフォルトで非表示になっているフィールドを追加できます。詳細は、トランザクション設計スタジオを使用したフィールド表示の構成および表示および非表示のレスポンシブの福利厚生フィールドを参照してください。

_________________________

既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート

Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。

Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。

これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。

Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)