本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2021年11月10日 | 住所、Eメールおよび電話検証 | Eメール検証および電話検証APIを使用したEメールおよび電話レコードの一括検証 | 文書の更新。更新21Dで提供される機能。 |
2021年11月10日 |
アカウントおよび担当者のエンリッチメント |
文書の更新。更新21Dで提供される機能。 |
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2021年9月3日 | 初版作成。 |
アイデア募集中
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免責条項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
機能は無効化状態で提供 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用する前に処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
インポート・プロセス中に移行セットを検証し、ターゲット環境の欠落ロールをチェックしてレポートできるようになりました。検証結果に基づいて、そのままインポートを続行するか、インポートの前に是正処置を実行するかを選択できます。
この機能を使用すると、インポート中にターゲット環境の欠落ロールをチェックしてレポートできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 『Oracle Applications Cloud: アプリケーションの構成と拡張』ガイドの構成の移行のトピックを参照してください。
オブジェクト別一括更新使用可能または使用不可および一度に更新するフィールドの指定
ワークスペースで一括更新機能を利用するために使用可能または使用不可にするオブジェクトを指定できます。また、使用可能にした各オブジェクト内で一括更新できるようにする特定のフィールドを選択できます。たとえば、数回クリックすれば、商談オブジェクトの営業ステージ・フィールドを選択して、複数のレコードの商談営業ステージ・フィールドを同時に更新できます。または、ユーザーが複数のリードのランクとディール・サイズを同時に更新できるようにすることもできます。一括更新機能により、オブジェクト内の複数のフィールドに対して同じ更新を実行する必要がある場合のクリック数が少なくなり、効率が向上します。
これらの機能強化によって、一括更新機能が構成しやすく使いやすくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
次のコンテンツを参照してください。
- 営業の実装ガイドの適応型検索およびワークスペースの章
- 営業の使用ガイドのワークスペースの章
ロール情報
- 営業管理者
販売スプリングボードからオブジェクトベースのワークスペース・ページへのナビゲート
営業担当は、選択したオブジェクトが含まれるワークスペース・ページに、販売スプリングボードから直接ナビゲートできます。スプリングボードでは、販売担当が販売アイコンをクリックするだけで、その特定の販売オブジェクトのワークスペース・ページが開きます。
この新しいナビゲーション機能により、販売担当者はワークスペースの高速検索機能に素早くアクセスできるようになり、ユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売
主なリソース
次のコンテンツを参照してください。
- 営業の実装ガイドの適応型検索およびワークスペースの章
- 営業の使用ガイドのワークスペースの章
ロール情報
- 営業担当
- 営業マネージャ
- 営業管理者
索引全体を作成せずに、適応型検索で選択したオブジェクトのセットを公開できるようになりました。たとえば、適応型検索ですでに索引が付けられたいくつかのオブジェクトの構成を変更するとします。索引全体を最初から再作成せずに、変更済オブジェクトのみを選択して再び索引付けできます。
この機能により、処理時間を短縮し、索引付けプロセスを高速化できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 販売の実装ガイドの適応型検索およびワークスペースの章を参照してください。
ロール情報
- アプリケーション実装コンサルタント・ジョブ・ロールを持つ管理者ユーザー
アカウントREST APIにおける階層および関連担当者に関連する追加情報の使用
アカウントREST APIを使用して、階層およびアカウント担当者に関する追加情報を取得できます。アカウントREST APIは、アカウントおよびアカウント担当者レベルの新しい属性によって拡張されており、アカウント、アカウント階層、プライマリ担当者およびその他の関連担当者に関する追加情報が表示されます。追加されたすべてのフィールドは、読取り専用で検索不可です。
アカウント:
- TotalAccountsInHierarchy
- TotalChildAccounts
- ParentAccountList
- PrimaryContactEmailDNC
- PrimaryContactPhoneDNC
- PrimaryContactPhoneVerificationStatus
- PrimaryContactPhoneVerificationDate
- PrimaryContactEmailVerificationStatus
- PrimaryContactEmailVerificationDate
アカウント担当者の子:
- DoNotCallFlag
- DoNotEmailFlag
- PhoneVerificationStatus
- PhoneVerificationDate
- EmailVerificationStatus
- EmailVerificationDate
- ContactLastUpdateDate
- ContactFirstName
- ContactLastName
営業ユーザーが、特定のアカウントの既存の担当者関連情報の連絡不可および検証ステータスを表示できるようになりました。また、アカウント階層に関する詳細情報も使用できます。この機能により、全体的な効率と実行が改善されます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- CX販売とB2BサービスのREST APIの関連する項を参照してください。
新しい管理UIを使用した類似アカウント機械学習モデルの構成、検証および構築
新しい管理インタフェースを使用して、営業機械学習モデルに基づいて類似アカウント分析を構成、検証および構築します。
営業の類似アカウント機能は、データを移動せずに、アカウントの類似性をネイティブに発見できるように機械学習モデルをカスタマイズできる新しい機能です。事前選択済のキー属性に基づいて、1つのアカウントに類似した会社やアカウントを見つけることができます。営業インスタンスでネイティブに使用可能なOracle Machine Learningサービスにより、機械学習モデルのトレーニング、テストおよびデプロイメント・フローが可能です。新しい管理者インタフェースからこの機能を有効にできます。この新しいインタフェースでは、営業担当の独自要件に基づいて機械学習モデルを微調整するための独自の属性を追加して、類似アカウントを構成して表示できます。たとえば、会社の地理的または技術的属性、収益、製品カテゴリまたはテリトリ別に、営業担当が類似アカウントを表示できます。
この機能により、営業管理者および営業業務スタッフが、営業組織のデータとプロセスに従って、類似アカウントのアダプティブ・インテリジェンス・モデルを微調整できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売 オプションでなくなるバージョン: 更新23A
この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
ヒントおよび考慮事項
この機能にオプト・インする前に、次のことを行う必要があります。
- 「自分の企業」→「企業」にナビゲートします。
- 「プロモーション・コードの管理」リンクをクリックします。
- 「プロモーション・コードの入力」をクリックします。プロモーション・コードを取得するには、Oracle Customer Connectの販売フォーラムに移動するか、My Oracle Supportでサービス要求を送信します。
- この機能のプロモーション・コードを入力します。営業機械学習という新しいエントリが追加されます。
- 「完了」をクリックします。
前述のステップを完了したら、次のようにします。
- グローバル・ヘッダーのユーザー名の下にある「設定および保守」リンクをクリックして、「設定および保守」にナビゲートします。
- 販売オファリングを選択します。
- 「機能オプトインの変更」をクリックします。
- 販売ルート・ノードに対して、編集アイコンをクリックします。
- 「営業機械学習」機能を検索し、「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
- 「完了」をクリックします。
主なリソース
ロール情報
- 営業管理者
DataFoxを使用したアカウントのスマート・データの品質改善
Oracle DataFoxとのスマート統合を利用して、アカウントの作成時に一致するアカウントの自動提示と会社の自動取得を実現し、最新の営業エクスペリエンスを提供します。この機能により、アカウント入力時に必要なクリック数とキー入力数を最小限に抑えることで、ユーザー・エクスペリエンスが向上します。また、Oracle DataFoxから最新のアカウント・データをリアルタイムで取得することで、データ品質も向上します。
この機能では、営業で検証されたアカウント・データが使用されるので、データ品質とユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
- 「設定と保守」作業領域で、次を使用します。
- オファリング: 営業
- 機能領域: 統合
- タスク: DataFoxデータ・エンリッチメント統合の管理
ノート: リストされている機能領域が見つからない場合は、オファリングの構成を参照して設定してください。
- 「DataFoxデータ・エンリッチメント統合の管理」ページで、Oracle DataFoxの資格証明を入力します。
- 「DataFoxからのアカウントのスマート・データ使用可能」および「DataFoxからのデータ・エンリッチメント使用可能」を選択します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントおよび考慮事項
- 同じデータ・プロバイダ、つまりOracle DataFoxを使用して、エンリッチメントとスマート・データを使用可能にします。
- 「スマート・データ」検索ボックスに、いくつか文字を入力してスマート・データ・リストを表示します。
非アクティブなアカウント、担当者、世帯、組織および個人のエクスポート
エクスポート管理を使用して、非アクティブなアカウント、担当者、世帯、組織および個人をエクスポートできるようになりました。
以前は、エクスポート・フィルタにパーティ・ステータス基準を明示的に含めていても、非アクティブまたはマージされたレコードはエクスポートできませんでした。この機能拡張は、RESTを介して非アクティブなマージ済レコードにアクセスできるお客様(顧客データ管理ユーザーなど)のニーズに応えるものですが、インポートやエクスポートで同じ操作はできません。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- CX販売とB2BサービスのREST APIを参照してください。
エクスポート管理で、長時間実行されていたり中断されているエクスポートが取消可能になりました。
ユーザーは定期的にデータをエクスポートします。場合によっては、予期しない理由により、エクスポートが停止して、アプリケーションを通常の状態に戻すことが困難になります。エクスポートが停止していると、インポート・ジョブを実行できない場合があるため、他のプロセスにも影響します。この取消機能は便利で、お客様の時間も節約できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
この機能は、インポート管理ではすでに使用可能で、更新21Aで提供されています。
主なリソース
- CX SalesおよびB2Bサービスでのインポートおよびエクスポート管理の理解ガイドを参照してください。
アクセス・グループを使用して保護されたオブジェクト・レコードに準リアルタイムでアクセス
拡張されたオブジェクト・セットについて、アクセス・グループを使用して保護されたデータに準リアルタイムでアクセスできます。オブジェクト・レコードが作成または更新されると、新規レコードまたは更新されたレコードにすぐにアクセスできます。レコードにアクセスする前に「オブジェクト共有ルール割当処理の実行」スケジュール済プロセスを実行する必要がなくなりました。
この更新では、次のオブジェクトに対する準リアルタイム処理がサポートされるようになりました。
- アカウント
- アクティビティ
- キャンペーン
- 担当者
- ディール登録
- MDF予算
- MDF請求
- MDF要求
- パートナ
- プログラム登録
- カスタム・オブジェクト
この機能を使用すると、ユーザーがオブジェクト・レコードに、よりタイムリにアクセスできます。
有効化のステップ
オブジェクト・レコードへの準リアルタイム・アクセスを実装するには、次の2つのプロファイル・オプションを有効にします。
-
アクセス・グループの準リアルタイム・トランザクション・トラッキング使用可能(ORA_ZCA_ACCESS_GROUPS_NEAR_REAL-TIME_TRACKING_ENABLED)
デフォルトでは、このオプションがサイト・レベルで有効になっています。
-
共通CRMシグナル・アクティブ(ORA_ZCA_ENABLE_SIGNALS)。
このオプションは、デフォルトでは無効になっています。
次のステップを使用して、準リアルタイム処理を実装するには、「共通CRMシグナル・アクティブ」オプションを有効にします。
- 「設定および保守」で、「管理者プロファイル値の管理」タスクにナビゲートします。
- プロファイル・オプション名「共通CRMシグナル・アクティブ」を検索します。
- 「プロファイル値」セクションで、「サイト」プロファイル・レベルを選択し、「プロファイル値」フィールドのデフォルト値を「はい」に変更します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
主なリソース
- CX販売とB2Bサービスの保護ガイドのアクセス・グループの章を参照してください。
ロール情報
- ITセキュリティ・マネージャ
- 営業管理者
アクセス・エクスプローラを使用したユーザーのアクセス・グループ権限に関するトラブルシューティングの実行
アクセス・エクスプローラを使用して、ユーザーが自分のアクセス・グループ・メンバーシップおよび自分に割り当てられているロールから受け取るデータ・アクセスを表示します。また、特定のオブジェクト・レコードへのアクセスを提供するアクセス・グループ・ルールおよびグループを表示し、ユーザーにそれらのルールが割り当てられているかどうかを識別できます。ユーザーに必要なレコード・アクセス権がない場合は、「内容表示」ページから特定のルールまたはグループにドリルダウンして、必要な変更を加えることができます。
アクセス・エクスプローラには、オブジェクト・データに対するユーザーのアクセス権の概要が、アクセス・グループ・ルールおよびデータ・セキュリティ・ポリシーから表示されます。アクセス・エクスプローラを使用すると、ユーザーの既存のアクセス権を簡単に識別でき、必要な追加アクセス権を付与するために何を行う必要があるかを判断できます。アクセス・エクスプローラでのアクセス・グループの完全な統合サポートにより、ユーザー・アクセスの問題を簡単にトラブルシューティングできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- CX販売とB2Bサービスの保護ガイドのアクセス・グループの章を参照してください。
ロール情報
- ITセキュリティ・マネージャ
- 営業管理者
最終実行以降のルール変更に対するオブジェクト共有ルール・プロセスの実行
プロセスが最後に実行された後に変更されたレコードに対してのみ、「オブジェクト共有ルール割当処理の実行」スケジュール済プロセスを実行できます。
この機能により、最小の処理時間で、オブジェクト・レコードに対する最新のアクセス権をアクセス・グループ・メンバーが持っていることを確認できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
「オブジェクト共有ルール割当処理の実行」スケジュール済プロセスを実行する場合は、「レコード選択」パラメータに対して「最終実行からのレコード」オプションを選択します。
主なリソース
- CX販売とB2Bサービスの保護ガイドのアクセス・グループの章を参照してください。
ロール情報
- ITセキュリティ・マネージャ
- 営業管理者
オンボーディング中の適応型検索を使用可能にするための設定アシスタントの拡張
「設定アシスタント」を使用して、ビジネスで使用するオブジェクトに対する適応型検索を有効にできるようになったため、追加設定なしで、営業担当がワークスペースの使用をすぐに開始できます。
ワークスペースおよび適応型検索を簡単に有効にして、最初のサインオン時に、処理可能インフォレットやワークスペースなど、特定の主要機能にデータを表示できます。これにより、お客様にシームレスなエクスペリエンスを提供して、初期オンボーディング後にワークスペースを設定する必要性を少なくできます。
有効化のステップ
- 「設定および保守」の営業オファリングから「設定アシスタント」を起動します。
- 設定ウィザードに従って、営業の初期設定を構成します。
- 適応型検索の一部として索引付けするオブジェクトを選択します。
- 設定を発行します。
ヒントおよび考慮事項
- 適応型検索用のコア営業オブジェクトを構成できます。
- 追加の検索機能を設定するには、「適応型検索の構成」設定タスクを起動します。
- 「適応型検索の構成」設定タスクから、追加のオブジェクトを構成し、詳細設定を実行します。
主なリソース
- 実装スタート・ガイドの設定アシスタントの実行の章を参照してください。
顧客を識別するWebサイト連絡先URLのみが重複識別に使用されるようにします。そのためには、クラスタ・キー生成および候補スコアリングなどの重複識別プロセスから非識別URLをフィルタ処理で除外します。
この機能拡張では、重複識別ロジックのコンポーネントとしてのURLの有効性を損なうことなく、分析Webサイトまたは情報Webサイトを追跡するためのWebコンタクト・ポイントをより広範に使用できるようになります。
有効化のステップ
この機能拡張を使用するには、標準アプリケーション参照の管理設定タスクにナビゲートし、ORA_ZCQ_FILTER_DOMAINS参照タイプに新規エントリを作成します。
ヒントおよび考慮事項
重複識別プロセスでは、URLのドメイン名の部分を評価して、一連の顧客レコードが互いに重複している可能性があるかどうかを判断します。この機能は、ドメイン名が実際には組織を特定しないのに、Web連絡先コレクションに共通のドメイン名が存在するために、個別の顧客レコードが間違って重複として分類されないようにするのに役立ちます。たとえば、問合せ文字列またはページ・レベルのロケータで顧客を参照するときに、ソーシャルWebサイト、アナリストWebサイト、または共通ドメイン名を使用するその他のタイプのWebリソースに基づいて、顧客レコードにWeb連絡先が指定されている場合があります。これらの共通ドメイン名を登録すれば、これらのWeb連絡先が重複識別プロセスで考慮されなくなります。
主なリソース
- 顧客データ管理の実装ガイドの重複識別設定の章を参照してください。
ロール情報
「標準参照の管理」へのアクセス権を持つすべての設定ユーザーが、この機能を構成できます。
組織および個人RESTリソースを使用した連絡先検証ステータスへのアクセス
組織および個人REST APIリソースを使用して、連絡先検証ステータスにアクセスし、電話番号およびEメール・アドレスの連絡先が検証されたかどうかを調べます。
この機能拡張により、アプリケーション・エコシステム内の統合スポーク・システムによって電話およびEメール・アドレスの検証ステータスを把握できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントおよび考慮事項
この機能拡張により、hubOrganizationsおよびhubPersons RESTリソースのデータ構造に新しい要素が追加されます。これらのAPIの機能と使用方法に、その他の変更はありません。
主なリソース
- CX販売とB2BサービスのREST APIガイドの関連する項を参照してください。
ロール情報
hubOrganizationsおよびhubPersons RESTリソースに現在アクセスできるすべてのロールが、この機能拡張を使用できます。
Eメール検証および電話検証APIを使用したEメールおよび電話レコードの一括検証
Eメール検証および電話検証APIを使用してEメールおよび電話レコードを一括で検証します。このAPIは特に多数のレコードを検証するためのものです。このAPIを使用して、Eメールおよび電話レコードをバッチ検証できます。
顧客はレコードを1つずつ検証するかわりに、1回のAPIコールで大量のEメールおよび電話レコードを検証できます。このアプローチは、大量の電話およびEメール・レコードを効率的に検証し、インポートおよびエクスポート管理を使用して結果をCX Salesにインポートする場合に役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
1回のREST APIコールで、ユーザーはAPIを使用して最大200件の電話またはEメール・レコードを検証できます。APIを複数回起動してさらに多数のレコードを検証できます。
主なリソース
- さらに多くのレコードを処理するために、既存のREST APIリソース/av/api/v3/email/verifyおよび/av/api/v3/phone/verifyにPOST操作のサポートが追加されました。詳細は、Oracle Address, Email, and Phone VerificationのREST APIの電話検証およびEメール検証を参照してください。
マージの意味をより正確に伝えるために、生存レコードをマージするための参照をマスター・レコードという用語に変更し、破棄レコードをマージするための参照を非マスター・レコードという用語に変更します。
具体的には、Groovyスクリプトを使用してマージ・ロジックを構成するためのデータ品質ルール・モジュールが更新されて、マージ・スコープ内のマスター・パーティおよび非マスター・パーティの行オブジェクトをインスタンス化するために、getMaster()およびgetNonMasters()という新しい内部関数が提供されます。これらの関数コールによって、以前のgetSurvivor()およびgetVictims()の用語が置き換えられます。
この機能拡張により、ドキュメント名とAPI名が明確で簡潔な用語で標準化されます。
有効化のステップ
ドキュメント、メッセージおよびAPIの名前を使用できます。
ヒントおよび考慮事項
以前の用語を使用する既存のデータ品質ルール・スクリプトは引き続き動作します。ただし、新しいスクリプトの開発では、更新されたAPI名を使用して、マージ・スコープ内のマスター・パーティおよび非マスター・パーティを参照してください。
主なリソース
- 顧客データ管理の実装ガイドのGroovyスクリプトを使用した重複解決の設定の項を参照してください。
ロール情報
「マスター・データ管理アプリケーション管理者」ロールを持つユーザーは、「顧客データ管理」のすべての設定を管理でき、アプリケーション・コンポーザを使用してデータ品質ルールを構成することもできます。
インポート管理を使用した、既存のソース・システム参照値の更新アクティブなソース・システム参照レコードを更新するには、hubSourceSystemReferencesインポート・オブジェクトを使用する必要があります。
この機能拡張では、有効日付を設定して更新しなくても、エラーのあるソース・システム参照値を直接更新して修正できるため、トランザクション・モデルが簡素化されています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
ソース・システム参照値属性を直接更新するには、ソース・システム参照IDの値をCSVの行に含めます。
主なリソース
- CX販売とB2Bサービス向けのインポートおよびエクスポート管理の理解のhubSourceSystemReferencesの項を参照してください。
ロール情報
hubSourceSystemReferences RESTリソースにアクセスできるすべてのロールがこの拡張機能を使用できます。
hubSourceSystemReferences RESTリソースを使用して、アクティブなソース・システム参照レコードのソース・システム参照値を更新します。hubSourceSystemReferencesリソースのPATCHメソッドを使用して、ソース・システム参照値属性を直接変更できるようになりました。
この機能拡張では、有効日付を設定して更新しなくても、エラーのあるソース・システム参照値を直接更新して修正できるため、トランザクション・モデルが簡素化されています。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントおよび考慮事項
リソース・ロケータのSourceSystemReferenceIdを使用して、標準のREST PATCH操作を使用してください。
主なリソース
- CX販売とB2BサービスのREST APIガイドのhubSourceSystemReferencesの項を参照してください。
ロール情報
hubSourceSystemReferences RESTリソースにアクセスできるすべてのロールがこの拡張機能を使用できます。
拡張されたアカウントのスマート・データの検索およびソートAPI
会社検索APIが拡張され、先行入力スタイル検索の結果が改善されました。APIによって返される結果の、会社名や取引形式名と一致するレコードとの関連性が高くなり、収益および従業員数に割り当てられたスコアに基づいてソートされるようになりました。
CX Salesでアカウント・スマート・データにより提示される推奨会社リストでは、ユーザーが検索している会社が上位5レコードの中に必ずレンダリングされるというわけではありません。これは、スマート・データで使用される現在の検索APIが、まず会社名、それから取引形式名、番地1、番地2、市区町村、都道府県名/州、州の略称、郵便番号、国の順に、事前定義された一連のフィールドを順番に検索するためです。また、APIでは、検索されたいずれかのフィールドにテキストが見つかったレコードを返し、ランダムにソートされます。これは混乱の元です。この機能拡張の導入により、アカウントのスマート・データは企業名または取引形式名と一致するレコードとの関連性が高くなり、売上、従業員数および会社タイプに割り当てられたスコアに基づいてソートされます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- REST API /token/api/v4/company/find。詳細は、https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/social-data-insight-cloud/rrdat/op-token-api-v4-company-find-get.htmlを参照してください
FUSIONアプリケーションに埋め込まれたマッシュアップに関する、SAFARI 14のセキュリティとプライバシの変更の影響
サードパーティのCookieをブロックする新たなセキュリティおよびプライバシ変更がApple Safari 14に導入されました。その結果、サード・パーティ(Oracle以外の)アイデンティティ・プロバイダを必要とするマッシュアップをFusion Applicationsに埋め込むと、Safari 14で実行時にマッシュアップがロードされません。Google ChromeまたはMozilla Firefoxを使用することでこの問題を回避できますが、他のブラウザでも将来同様の変更が加えられる可能性があります。回避策として、Safariユーザーは「サイト越えトラッキングを防ぐ」プライバシ設定を無効にすることもできます。
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更新後のタスク
拡張された最新の動作へのアプリケーション・コンポーザのカスタマイズの更新
アップグレード時には、アプリケーション・コンポーザで行われたほとんどの既存のカスタマイズが新しいリリースにおける拡張された最新の動作に自動的に更新されます。ただし、いくつかの例外があり、それらのカスタマイズについてはそれぞれ、アップグレード・スクリプトを手動で開始する必要があります。
ノート: 一部のアップグレード・タスクは、アップグレードが完了した後もこのページから削除されません。これらのタスクは、将来のリリースで機能拡張が発生したときに再実行できます。
有効化のステップ
これらのステップを実行するには、管理者ロールを持つユーザーとしてサインインする必要があります。
重要: アクティブなサンドボックスに保留中の変更がある場合は、これらのステップを実行しないでください。処理を進める前に、保持する変更内容があるサンドボックスを必ず保存して公開し、公開しないサンドボックスは削除してください。
- アプリケーションにサインインします。
- 「ナビゲータ」から「サンドボックス」(「構成」の下)を選択します。
- 新しいサンドボックスを作成し、アクティブなサンドボックスとして設定します。現在のアクティブなサンドボックスがアプリケーションの最上部に表示されます。
- 「ナビゲータ」→「アプリケーション・コンポーザ」(「構成」の下)に移動します。
- 「アプリケーション」ドロップダウン・リストから、「共通」や「販売」など、メタデータをアップグレードする最初のアプリケーションを選択します。
- 左側のナビゲーション・ツリーから、「共通設定」の下にある「メタデータ・マネージャ」をクリックします。
ノート: アプリケーションごとに別個に既存のカスタマイズ・メタデータをアップグレードする必要があります。
- 「メタデータ・アップグレード」をクリックします。
- デフォルトでは、手動でアップグレードする必要がある「未開始」アップグレード項目がリストに表示されます。リストの最初の行を強調表示し、「アップグレード」ボタンをクリックします。
- 確認ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。このプロセスには数分かかる場合があります。アップグレードが完了すると、ダイアログ・ボックスが閉じて、「アップグレード完了」列にインジケータが表示されます。
- リストの各行についてステップ7-8を繰り返します。
- アプリケーション・コンポーザの「アプリケーション」ドロップダウン・リストの各アプリケーションについてステップ4-8を繰り返します。
- サンドボックスを公開します。
このプロセスが完了したら、アプリケーションを使用する準備が整います。
主なリソース
- 四半期更新の準備および検証の方法の詳細は、My Oracle Supportの四半期更新の準備(文書ID 2445338.1)を参照してください