本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
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2022年7月14日 | 承認と通知 | 文書の更新。「有効化のステップ」セクションのプロファイル・オプション設定の改訂。 |
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2022年2月23日 | APIおよびスキーマ | 文書の更新。モジュールの名前が「表およびビュー」からAPIおよびスキーマに変更されました。 | |
2022年1月3日 | 拡張性 | リリース22A以降は簡易パネル構成が非推奨 | 文書の更新。機能名および情報の改訂。 |
2021年11月30日 | 表およびビュー | Oracle Fusion Applicationsの廃止表についての注意 | 文書の更新。更新21Dで提供される新機能。 |
2021年11月24日 | 拡張性 | 簡易パネル構成の廃止 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年11月8日 | 承認と通知 | ワークフロー・タスクの再割当または委任の制限 | 文書の更新。「有効化のステップ」セクションのプロファイル・オプションの改訂。 |
2021年9月28日 | アプリケーションの言語パックにウクライナ語を追加 |
更新21Dから削除された機能。機能はまだリリースされていません。 | |
2021年9月17日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は有効な状態で提供されます。これは、エンド・ユーザーが即時に使用できることを意味します。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化され提供されている機能は、次の権限を使用して次のステップに従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能を確認します。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効になっている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を有効にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。
オプト・イン失効
時折、オプト・インにより無効化状態で提供されている機能が将来の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。クラウド・サービスにこの更新のオプトイン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプトインがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。また、ここをクリックすると、Oracle Cloud Applications全体で現在のオプトインが失効する機能を確認できます。現在の更新の後、Cloud Customer Connectの財務フォーラムに今後の更新のオプトイン失効の詳細が含められます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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ユーザーが特定のワークフロー・タスクを再割当または委任すると、デフォルトで任意のユーザーを選択できます。プロファイル・オプションを作成して設定し、ユーザーが同じ雇用主の他の個人に対してのみ、または特定の雇用主からのみ、タスクを再割当または委任できるようにします。これは、ユーザーが不在の場合に割当済のタスクに何が起きるかを制御する休暇ルールを定義している場合でも適用されます。
この制限は、会社の要件とポリシーに基づいて、ワークフロー・タスクに対するアクセス権がないユーザーに再割当または委任されないようにするのに役立ちます。
有効化のステップ
プロファイル・オプションの作成
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「設定および保守」作業領域で、オファリングの「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア・プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。
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プロファイル・オプション・コードとしてBPM_RESTRICT_WORKFLOW_USERS_BY_SECURITY_POLICY、「アプリケーション」リストから「共通作業設定」、および「モジュール」リストから「アプリケーション共通」が選択されたプロファイル・オプションを作成します。
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「アプリケーション・コア・プロファイル・オプションの管理」ページで、新しいプロファイル・オプションを選択します。
- <プロファイル・オプション>: 「プロファイル・オプション・レベル」サブセクションで、サイト・レベルの「使用可能」チェック・ボックスと「更新可能」チェック・ボックスを選択します。
プロファイル・オプションの設定
「設定と保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。プロファイル・オプションをサイト・レベルで設定し、プロファイル値としてtrueを指定します。
ヒントと考慮事項
- このプロファイル・オプションは、セキュリティ管理者が、セキュリティ・プロファイルを定義し、カスタム・ジョブ・ロールに割り当てることで、従業員データ全般の可用性をすでに制限している場合にのみ機能します。
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このデータ制限は、Oracle HCM Cloudで従業員として定義されているユーザーにのみ適用されます。
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この設定は、ユーザーが特定のワークフロー・タスクに関する詳細情報を要求するUIや、承認グループの作成時などにワークフロー構成の一部としてユーザーを選択するUIには適用されません。
主なリソース
ロール情報
この機能を設定した後は、その機能を使用するために特定のロールは必要ありません。
更新されたOracle Visual Builder Studio
Visual Builder Studioを使用してアプリケーション・ページを拡張する際に実行可能となった重要な点を次に示します。
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多相オブジェクトの使用: レイアウト・エディタで多相オブジェクトを追加できます。これらのオブジェクトは、各弁別子サブタイプによって定義されるフィールドを確認するのに役立ちます。ルールセット・エディタで多相オブジェクトを追加することもできます。ルール条件で弁別子サブタイプ値が指定されている場合、エディタでルールに関連するレイアウトを開いたときに、その値を使用してオブジェクト・フィールドをフィルタできます。
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ルール条件の値リストの表示: ルール・セット・エディタの条件ビルダーを使用して、サービス定義の値を指定するときにフィールドの有効な値のリストを表示できるようになりました。
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リスニング可能なvbBeforeEnterおよびvbBeforeExitイベントの追加: 拡張ページで、vbBeforeEnterおよびvbBeforeExitライフサイクル・イベントのイベント・リスナーを追加できるようになりました。
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コンポーネント・コンテキストで定義された変数の使用: 動的コンポーネントのコンポーネント・コンテキストを定義するアプリケーション拡張で、コンポーネント・ルール・セットの条件および式のコンポーネント・コンテキストで定義された変数を使用できるようになりました。
このVisual Builder Studioの新機能により、Oracle Applications Cloudを広範囲に拡張するプラットフォームが提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
インポート・プロセス中に移行セットを検証できるようになりました。検証結果に基づいて、検証により表示される警告またはエラーを確認した後で、インポートを続行するか取り消すかを選択できます。
新しい機能により、顧客満足度が向上するとともに使いやすさが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
「構成」作業領域を使用してページ・エントリを作成または編集しているときに、ページ・エントリをVisual Builder Studioページにリンクできるようになりました。リンク・タイプをVB Studioページとして選択し、VBページがグループ化されるVB Studioフローと、VB Studioページが属する製品ファミリを指定する必要があります。
ページ・エントリをVisual Builder Studioページにリンクするために、構成UIの「作成ページ・エントリ」ページで指定できるフィールドは次のとおりです。
VB Studioで開くページ・エントリを指定できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
Oracle Digital AssistantでのEPM勘定科目照合スキル
EPM Account Reconciliation Cloud Service (ARCS)スキルを使用して、Oracle Digital Assistant (ODA)内で照合を直接問合せおよびコメントできるようになりました。統合ARCSスキルをOracle Webチャネルで使用できます。
ノート: ARCSスキルは、EPMインスタンスがOracle Cloud Infrastructure第2世代(Gen 2)のクラウド環境にデプロイされている場合にのみサポートされます。
保留中の照合および照合遅延すべてを迅速に表示できるようになりました。照合を管理するチーム間のいっそう迅速な調整により、ODAプラットフォームでの照合プロセスを合理化できます。
有効化のステップ
- ODAインスタンスの勘定科目照合の認証パラメータを構成します。
- ODAおよび勘定科目の照合スキルを拡張します。
- エンティティを構成し、データが反映されるように拡張スキルをトレーニングします。
- デフォルト・スキルを拡張スキルに置き換え、ODAをトレーニングします。
- ODAをOracle Webチャネルと統合します。
主なリソース
ロール情報
- これをODAプラットフォームで設定するには、プラットフォームへの管理者アクセスを提供するロールが必要です。
- ODAでこのスキルを使用するには、EPMのAccount Reconciliation Cloud Serviceへのアクセス権を持つロールが必要です。
更新22A以降、ページ・コンポーザ・ツールを使用して簡易パネルを構成したり、複数のページにわたってコンポーネントのすべてのインスタンスを変更することはできなくなりました。かわりに、このツールを使用して個々のページを構成する必要があります。以前に簡易パネルを構成していた場合は、既存の構成が引き続き機能します。ただし、このような簡易パネル構成を削除して、アプリケーションの個々のページで変更することをお薦めします。これにより、アプリケーションのパフォーマンスが向上し、アプリケーションの更新時またはアップグレード時の問題を回避できます。サンドボックスの簡易パネル構成を削除する前に、それらの構成をすべて書き留めておいてください。同じサンドボックス内の個々のページの上部でコンポーネントを再度構成できます。
個々のページを構成すると、パフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
Oracle Fusion Applicationsの廃止表についての注意
以前のリリースで廃止されたOracle Fusion Applicationsの表は、次の四半期リリース以降は使用できなくなります。この文書を読み、影響を受ける表とそれらが廃止されたリリースを識別して、開発タスクを適切に計画できるようにしてください。
この情報を使用して、廃止された表を開発環境から除外し、破損したリンクや参照の欠落を防止できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース