本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2023年5月12日 | ユーザー・エクスペリエンス |
文書の更新。MOSノートへのリンク追加。 |
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2023年5月12日 | APIおよびスキーマ | Oracle Fusion Applicationsの廃止表についての注意 |
文書からの削除。更新23Aでは、この注意に対する更新はありません。 |
2023年2月15日 | 重要な処理および考慮事項 | ODAプラットフォームの新機能およびSaaSスキルでの可用性 |
文書の更新。項の改訂。 |
2023年2月7日 | ユーザー・エクスペリエンス | 更新されたOracle ADF Desktop Integrationアドイン | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年12月16日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は有効な状態で提供されます。これは、エンド・ユーザーが即時に使用できることを意味します。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化され提供されている機能は、次の権限を使用して次のステップに従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能を確認します。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効になっている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を有効にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。
オプト・イン失効
時折、オプト・インにより無効化状態で提供されている機能が将来の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。クラウド・サービスにこの更新のオプトイン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプトインがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。また、ここをクリックすると、Oracle Cloud Applications全体で現在のオプトインが失効する機能を確認できます。現在の更新の後、Cloud Customer Connectの財務フォーラムに今後の更新のオプトイン失効の詳細が含められます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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グローバル・ヘッダーのユーザー・イメージまたは名前アイコンの変更
保存済のクラシック・テーマの場合、グローバル・ヘッダーのユーザー・イメージまたは名前アイコンの形が、アプリケーションのRedwoodルック・アンド・フィールと一致するように変更されます。
23Aリリースより前のユーザー・イメージまたは名前のアイコンは、事前定義済の非Redwoodテーマに基づいて作成した保存済のクラシック・テーマがアプリケーションに適用されている場合には丸く表示されていました。
このアイコンの形状が、角が丸い四角形に更新されました。この変更はVisual Builderのページには適用されません。
この変更は、アプリケーション全体で一貫したルック・アンド・フィールを持たせるために行われます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
「監査レポート」作業領域を使用して、添付に対して実行されたダウンロード、チェックインおよびチェックアウト処理に関する監査情報を表示できるようになりました。
添付があるビジネス・オブジェクトの監査レポートを生成するときに、「添付詳細を含める」チェック・ボックスを選択し、「イベント・タイプ」リストから処理を指定できます。以前は、添付の作成、更新および削除処理に関する監査情報のみを表示できました。しかし、「イベント・タイプ」リストからこれらの追加処理を選択することもできるようになりました。
- 添付チェックイン
- 添付チェックアウト
- 添付ダウンロード
- 添付チェックアウト取消し
これは、添付の新しいオプションが表示された「監査レポート」画面です。
添付をチェックインまたはチェックアウトしたユーザー、添付をオープンまたはダウンロードしたユーザー、ダウンロード場所などの詳細を表示できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 監査レポート(2023年1月6日から利用可能)
アクセス要件
履歴の表示やレポートの作成を行うには、「監査履歴の表示」(FND_VIEW_AUDIT_HISTORY_PRIV)権限を割り当てられているロールが必要です。
次に行われる可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得
ニュース・フィード・レイアウトの次の可能性の高い処理に関する提案を取得します。この機能は現在のところ制限付提供であり、Oracle Fusion Cloud HCM、Financials、Project ManagementおよびProcurementで使用できます。人工知能と機械学習アルゴリズムにより、セッション中に各ユーザーが行う可能性が最も高い処理を予測して提案します。このアルゴリズムでは、各ユーザーおよび類似ユーザーの履歴ナビゲーション動作とパターンを使用して、どのナビゲーション・ターゲットにアクセスする可能性が最も高いかを判断します。
Oracle Fusion Cloud Applicationsには様々な機能があり、タスクにナビゲートする方法を把握するのが困難な場合があります。ニュース・フィードの提案により、重要なタスクに迅速にアクセスできます。たとえば、経費精算書のレビューと承認が組織内のマネージャによって一般的に実行されるタスクである場合、新しいマネージャに対して、そのタスクを実行する提案がニュース・フィードに示されます。または、何人かのチーム・メンバーがパフォーマンス目標を入力している場合、そのチームの他のメンバーにこのタスクがニュース・フィードの提案として表示されます。
ビジネス上の利点は次のとおりです。
- そのセッション中に次に行われる可能性が高い処理に関する推奨がニュース・フィードで表示されます
- Fusion内で自分に類似した他のユーザーが実行した処理を見つけます
- 管理者は、特定のタスク・フロー・ページを提案として固定して、タスクの可視性を向上させます
6つの推奨事項が表示されたニュース・フィード・レイアウトの「候補」タブ
有効化のステップ
この機能を有効にするには、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を記録し、プロモーション・コードを要求する必要があります。この機能は現在のところ制限付提供であり、プロモーション・コードが必要です。有効にするステップの詳細は、次を参照してください。
- HCMについては、Fusion Global HR: How to Apply for News Feed Suggestions Under Controlled Availability (文書ID 2914373.1)を参照してください。
- 調達については、PRC:PO: How to Apply for News Feed Suggestions Under Controlled Availability (文書ID 2915145.1)を参照してください。
- 財務およびプロジェクト管理については、Fusion Global FIN/PPM: How to Apply for News Feed Suggestions Under Controlled Availability (文書ID 2915308.1)を参照してください。
更新されたOracle ADF Desktop Integrationアドイン
Oracle ADF Desktop Integrationアドインの最新バージョンの5.1.2.24946をダウンロードできるようになりました。このバージョンでは、アドイン・インストーラadfdi-excel-addin-installer.exeが削除されています。そのため、このアドイン・インストーラのかわりに、MSIベースのアドイン・インストーラの1つを使用して、Oracle ADF Desktop Integration add-in for Excelをインストールする必要があります。詳細は、My Oracle SupportのHow to install the ADF Desktop Integration Add-in for Excel (2681794.1)を参照してください。
adfdi-excel-addin-installer.exeのコマンドライン・インタフェースを使用してアドイン・インストール・スクリプトを作成している場合は、MSIベースのインストーラと連携するようにこのようなスクリプトを更新する必要があります。
新しいバージョンのExcelアドインでは、既知の問題が解決されています。
有効化のステップ
各デスクトップに新しいアドインをインストールする必要があります。詳細は、My Oracle SupportのHow to install the ADF Desktop Integration Add-in for Excel (2681794.1)を参照してください。
主なリソース
Oracle Fusion CloudアプリケーションのCKEditorの更新
Oracle Fusion Cloud Applicationsの一部の製品ファミリでは、クライアント側のインストールを必要としないオープンソースのテキスト・エディタであるCKEditorを利用しています。CKEditor 4は2023年半ばまでサポートされます。そのため、CKEditorのインスタンスがCKEditor 4からCKEditor 5に移行されています。CKEditor 5に関する既知の問題のリストは、My Oracle SupportにあるCKEditor Upgrade Release Notes (2945686.1)を参照してください。
Fusion ApplicationsのCKEditorは、シームレスなテキスト編集機能を提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
ロールのマッピングなどの詳細の指定を要求するかわりに、「ガイド付き学習の構成」ページが簡略化されました。入力する必要がある主なものは、Oracle Guided Learningを最初に入手したときに提供されたアプリケーションIDのみです。その他の設定は、新しいOGLサーバー・フィールドのみです。このフィールドにはデフォルト値があり、かわりにテスト・サーバーを指すようにする必要がないかぎり、変更する必要はありません。
事前定義済ロールが将来変更された場合に、戻ってガイド付き学習構成をそれに基づいて更新する必要はありません。また、何かを壊してしまうリスクを最小限に抑えるために、「拡張設定」セクションはカスタムJavascriptで使用できなくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
アクセス要件
「サンドボックス」および「設定および保守」作業領域にアクセスするための権限が必要です。
更新されたOracle Visual Builder Studio
Visual Builder Studioを使用してアプリケーション・ページを拡張する際に実行可能となった重要な点を次に示します。
- 公開後に他のアプリUIからアプリUIにナビゲートします。
アプリUIが公開されると、他のアプリUIからナビゲートできるようになりました。以前は、依存アプリUIにのみナビゲートできました。公開済アプリUIのデフォルトではないフローまたはページにナビゲートするには、フローまたはページを引き続きナビゲーション用にマークする必要があることに注意してください。詳細は、様々なアプリUIでのページ間のナビゲートを参照してください。
- アプリUIが属するピラーを選択します
「ピラー」という名前に変更されたアプリUIの設定のピラー・テーマ・プロパティでは、アプリUIが属するピラーを選択する必要があります。このように、特定のピラーに属するアプリUIにはそのピラーの色テーマが自動的に割り当てられますが、以前は色を選択できました。詳細は、アプリUI設定の確立を参照してください。
- 変数の値の変更をフラグメントの親コンテナに書き戻します
フラグメント変数がページ変数の入力パラメータとしてマークされている場合、フラグメント変数の「プロパティ」ペインで使用可能な新しいコンテナにライトバック・プロパティを使用できるようになりました。このプロパティを使用すると、フラグメント変数の値の変更を、入力パラメータとして使用するページ変数に自動的に書き戻すことができます。このオプションは、親コンテナに発行するカスタム・イベントを呼び出すための便利で強力な代替手段を提供します。ビジュアル・アプリケーションについては、フラグメント変数の値をそのコンテナ変数に自動的に書き戻すを参照してください。拡張機能については、フラグメント変数の値をそのコンテナ変数に自動的に書き戻すを参照してください。
- フラグメントがページ・メタデータでタグ付けされている場合に、フラグメントのコンテンツを含むページを作成します
フラグメントがページ・レベルのコンテンツとして表示されるページ・メタデータでタグ付けされている場合、フラグメントのコンテンツが事前移入されたページを作成できるようになりました。これにより、「ページの作成」ダイアログとアプリケーション・レベルのフロー・ダイアグラムの両方から、初期コンテンツを使用してページを簡単に作成できます。ビジュアル・アプリケーションについては、フラグメントを使用したページの作成およびフロー・ダイアグラムでのページの追加を参照してください。拡張機能については、フラグメントを使用したページの作成およびフロー・ダイアグラムでのページの追加を参照してください。
- ページ・デザイナでの変数の編集に使用されるUIコンポーネントに合うように、フラグメント変数の「プロパティ」ペインをカスタマイズします
ページ・デザイナでの変数の編集に使用されるUIコンポーネントに合うように、フラグメント変数の「プロパティ」ペインをカスタマイズできるようになりました。これまでは、「プロパティ」ペインでは、フラグメント変数の値の編集に常にテキスト・フィールド・コンポーネントが使用されていました。ビジュアル・アプリケーションについては、「プロパティ」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズを参照してください。拡張機能については、「プロパティ」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズを参照してください。
- フラグメントをコンポーネントの優先コンテンツとして提示
フラグメントをコンポーネントの優先コンテンツとして提示できるようになりました。たとえば、FoldoutPanelElementを選択した場合、折りたたみレイアウトを使用するユーザーには、このフラグメントが折りたたみセクションとして追加できるコンテンツとして提示されます。ビジュアル・アプリケーションについては、フラグメント設定の管理を参照してください。拡張機能については、フラグメント設定の管理を参照してください。
この更新では、listItemおよびfoldoutPanelオプションを使用対象設定に使用できなくなります。
- コンポーネント・パレットからのフラグメントの作成
フラグメント・カテゴリの横にある「作成」アイコンを使用して、コンポーネント・パレットから直接フラグメントを作成できるようになりました。ビジュアル・アプリケーションについては、ページへのフラグメントの作成および追加を参照してください。拡張機能については、ページへのフラグメントの作成および追加を参照してください。
- スマート削除
変数、タイプ、イベント・リスナー、処理チェーンなどの項目を削除するときに、VB Studioでスマート削除機能が提供されるようになりました。項目が現在アプリケーションで使用されているかどうか、または関連する未使用の項目がアプリケーションの他の場所にあるかどうかを検出します。VB Studioを使用してOracle Fusion Cloud Applicationsを拡張する場合、項目が拡張機能に対して公開されているかどうかもチェックされます。次に、項目と未使用の関連項目を確認および削除するオプションが表示されます。
- [Tab]キーによるアクセシビリティの向上
コード・エディタの操作時に、[Tab]キーによるコード・エディタのデフォルト動作を変更できるようになりました。たとえば、[Tab]キーを押したときにエディタに4つのスペースを追加するように動作を変更できます。ビジュアル・アプリケーションについては、コード・エディタのキーボード・ショートカットを参照してください。拡張機能については、コード・エディタのキーボード・ショートカットを参照してください。
- Gitの改善
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- ワークスペースの変更を追跡する「Git」パネルが、ワークスペースのGitサマリーを示すようにバッジ付けされるようになりました。「Git」パネルにアクセスせずにこのバッジ・ビューを使用すると、ワークスペースで変更されたファイルの数を取得できます。変更のタイプを示す色インジケータを表示することもできます。ビジュアル・アプリケーションについては、Gitを使用したビジュアル・アプリケーションの管理を参照してください。拡張機能については、Gitの概要を参照してください。
- ファイル・レベルの差分エディタが改善され、ファイルの内容が変更されると自動的にリフレッシュされるようになりました。以前は、「リフレッシュ」アイコン(現在はオプションとして削除)をクリックして、差分ビューをリフレッシュする必要がありました。ビジュアル・アプリケーションについては、ファイル管理操作を参照してください。拡張機能については、ファイル管理コマンドを参照してください。
- Redwoodテンプレートおよびパターンに基づいたページの作成
Redwoodテンプレートおよびパターンに基づいてページを作成して、アプリケーション・ページにおいて最適化された相互作用およびレスポンシブ・パフォーマンスを活用できるようになりました。これらのテンプレートおよびパターンは、アプリケーション全体で一貫したユーザー・エクスペリエンスを提供するページの作成に役立ちますが、ビジネス要件にあわせてカスタマイズするのも簡単です。ビジュアル・アプリケーションについては、テンプレート・パターンからのページの作成を参照してください。拡張機能については、テンプレート・パターンからのページの作成を参照してください。
- これらの改善された機能を使用して、設計エクスペリエンスを改善できます。
- ページ初期化時間の表示
ページ・デザイナのキャンバスにある新しい「タイマー」アイコンに、ブートストラップやシェル・ページのロードなどの様々なタスクでページを表示するのにかかった時間の内訳が表示されるようになりました。この情報を使用して、アプリケーションのロードを遅らせる可能性のある実行時の問題を分離できます。
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- 改善されたタブ・バー
タブ・バーが再設計され、ウィンドウのサイズが変更された場合でも常にアクティブなタブが表示されます。複数のタブを開いている場合は、マウスまたはキーボードを使用してタブ間をスクロールできます。ただし、フォーカスを外すと、アクティブなタブにフォーカスが戻ります。新しいドロップダウン・アイコンを使用して、オーバーフロー・タブのドロップダウン・リストを表示することもできます。
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- デフォルトで展開されるコンポーネント・パレット・カテゴリのコンポーネント
「コンポーネント」パレットのデフォルト・ビューが、常にすべてのカテゴリのコンポーネントを表示するように変更されました。このビューは、コンポーネント・パレットのオプション・メニューの新しいデフォルトで展開オプションによって制御されます。ページ・エディタで作業するときにこの設定を変更しても、現在のビューは変更されません。変更は、新しいエディタを開くときに有効になります。現在のビューでこの設定を変更するには、「すべて展開」および「すべて縮小」オプションを使用する必要があります。
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- スロットで使用するコンポーネントの優先カテゴリ
「Structure」ビューの「挿入」コンポーネントを使用してコンポーネントをスロットに直接ドロップすると、推奨コンポーネントのリストが優先カテゴリの下に表示されます。これらのコンポーネントは、スロットで使用できるコンポーネントのタイプに基づいて推奨されます。
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- コード・エディタでのコンポーネントの挿入
コード・エディタの右クリック・メニューから、既存のコンポーネントの前、内部または後にコンポーネントを挿入できるようになりました。
このVisual Builder Studioの新機能により、Fusion Applicationsを広範囲に拡張するプラットフォームが提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 様々なアプリUIでのページ間のナビゲート
- アプリUI設定の確立
- フラグメント変数の値をそのコンテナ変数に自動的に書き戻す(ビジュアル・アプリケーション)
- フラグメント変数の値をそのコンテナ変数に自動的に書き戻す(拡張機能)
- フラグメントを使用したページの作成(ビジュアル・アプリケーション)
- フラグメントを使用したページの作成(拡張機能)
- フロー・ダイアグラムでのページの追加(ビジュアル・アプリケーション)
- フロー・ダイアグラムでのページの追加(拡張機能)
- 「プロパティ」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズ(ビジュアル・アプリケーション)
- 「プロパティ」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズ(拡張機能)
- フラグメント設定の管理(ビジュアル・アプリケーション)
- フラグメント設定の管理(拡張機能)
- ページへのフラグメントの作成および追加(ビジュアル・アプリケーション)
- ページへのフラグメントの作成および追加(拡張機能)
- コード・エディタのキーボード・ショートカット(ビジュアル・アプリケーション)
- コード・エディタのキーボード・ショートカット(拡張機能)
- Gitを使用したビジュアル・アプリケーションの管理(ビジュアル・アプリケーション)
- Gitの概要(拡張機能)
- ファイル管理操作(ビジュアル・アプリケーション)
- ファイル管理コマンド(拡張機能)
- テンプレート・パターンからのページの作成(ビジュアル・アプリケーション)
- テンプレート・パターンからのページの作成(拡張機能)
進行中のトランザクションの承認Eメール通知を再送信できるようになりました。「トランザクション・コンソール」ページで1つ以上のトランザクションを選択するか、トランザクションのトランザクション詳細ページにドリルダウンして、「処理」メニューの「Eメール通知の再送信」を使用して割当先に通知できます。
「詳細」ページの「処理」メニューの「Eメール通知の再送信」
選択したトランザクションの確認メッセージの表示
「Eメール通知の再送信」をクリックすると、トランザクションに複数のタスクおよび割当先がある場合は、それらのタスクおよび割当先がダイアログ・ボックスに表示されます。通知を送信する割当先を選択できます。デフォルトでは、すべての割当先がダイアログ・ボックスで選択されています。
通知が送信されると、適切なステータスが「ステータス」ダイアログ・ボックスに表示されます。
送信済プロセスの「ステータス」ダイアログ・ボックス
この機能により、Eメールの削除やEメール・データの消失が発生した場合に、Eメール通知を再送信できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- この処理は、管理者および進行中の割当済トランザクションに対してのみ使用できます。
- 最初の通知後にEメールIDが変更された場合、再送信時には新しいEメールIDが自動的に使用されます。
主なリソース
アクセス要件
管理者にHCM承認トランザクション処理の実行(PER_PERFORM_APPROVAL_TRANSACTION_ACTIONS_PRIV)権限を付与する必要があります。
「トランザクション・コンソール」作業領域に、完了したトランザクションをアーカイブするようにユーザーに促す黄色のバナーが表示されるようになりました。過去3か月間にアーカイブ・プロセスが実行されていない場合にバナーが表示されます。
「今すぐアーカイブ」を使用して、トランザクションを即時にアーカイブできます。「今すぐアーカイブ」をクリックすると、確認が表示されます。「却下」をクリックすると、通知は24時間スヌーズされ、その後メッセージが再度表示されます。
この機能により、「トランザクション・コンソール」作業領域のパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
アクセス要件
「トランザクション・コンソール」作業領域にアクセスするには、ユーザーにHCM承認トランザクション処理の実行(PER_PERFORM_APPROVAL_TRANSACTION_ACTIONS_PRIV)権限が必要です。
「トランザクション・コンソール」作業領域で、次のことができるようになりました。
- 正常な保留中トランザクションの診断ログをダウンロードします。
- 診断ログでトランザクションの任意のステージに追加されたすべての添付の詳細を表示します。
進行中のトランザクションを選択し、トランザクション詳細ページを開いて、「ダウンロード」リンクを使用します。これにより、トランザクションの詳細が.html形式でダウンロードされます。
トランザクションの一部として追加した添付は、.htmlファイルの「添付」セクションにリストされます。
この機能を使用すると、より多くのトランザクションについて診断ログをレビューできるようになり、ログにはさらに詳細な情報が含まれます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
アクセス要件
「トランザクション・コンソール」作業領域にアクセスするには、ユーザーにHCM承認トランザクション処理の実行(PER_PERFORM_APPROVAL_TRANSACTION_ACTIONS_PRIV)権限が必要です。
Oracle BI Cloud Connectorの非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト
非推奨のビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクト(BIVO)は、BI Cloud Connector (BICC)を使用した抽出に使用できなくなりました。
BICCを使用してOracle Fusion Applications Cloudからデータを抽出する場合は、「非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト」スプレッドシートを確認して、非推奨、非アクティブおよび新規のBIVOを識別し、BICCタスクを改訂して非推奨のBIVOを省略するとともに、必要に応じて新規のBIVOを含めることができます。
この情報を使用して、BICCタスクから非推奨および非アクティブなBIVOを省略し、必要に応じて新規のBIVOを追加できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
ODAプラットフォームの新機能およびSAASスキルでの可用性
Oracle Digital Assistant (ODA)プラットフォームに新しい機能が追加されると、製品開発ではその機能を導入して、動作保証されたスキル・プラットフォーム・バージョンに追加する必要があります。たとえば、インストールされたFADigitalAssistant 22.07.61バージョンは、22.02プラットフォーム・バージョンで追加された新しい機能に対して動作保証されています。
- 22.02プラットフォーム・バージョンで追加された機能は、21.12プラットフォーム・バージョンで動作保証されているFADigitalAssistant22.04.60バージョンでは使用できません。これは、21.12プラットフォーム・バージョンは22.02より低く、下位互換性がないためです。最新のFADAスキル・バージョンにアップグレードし、アップグレード時に新しい機能をスキルに組み込む必要があります。詳細は、デジタル・アシスタントのアップグレードおよびデジタル・アシスタントへのスキルの追加を参照してください。
- 最新のODAスキル・プラットフォーム・バージョンおよび対応するFADAスキル・リリース・バージョンについては、次の表を参照してください。
動作保証されたODAスキル・プラットフォーム・バージョン 新機能 新機能をサポートするスキル 動作保証されたFADAスキル・リリース・バージョン 22.08 なし 該当なし
23.01.42
ノート: FADAバージョン番号の最初の4桁はアプリケーション・リリースに対応し、最後の2桁はリリース内のFADigitalAssistantバージョンを示します。たとえば、22.07.48バージョンでは、22は2022年に対応し、07はアプリケーション・バージョンの四半期リリース(01 = A、04 = B、07 = C、10 = D)に対応します。最後の2桁48は、22.07リリース内のFADigitalAssistantバージョンを示しています。プラットフォーム・バージョンは4桁で表示され、最初の2桁は年を示し、次の2桁は月を示します。たとえば、22.02プラットフォーム・バージョンでは、22は2022年に対応し、02は2月に対応します。
古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止
デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。すべてのリリースで、スキル・ストア内の更新されたバージョンが確認されます。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。
Oracle Digital Assistantプラットフォーム・バージョン20.08を使用して構築された経費スキルは非推奨であり、まもなく廃止される可能性があります。プラットフォーム・バージョン20.08では引き続きスキルを使用できます。ただし、この特定のバージョンのスキルに対する更新やバグ修正は提供されません。できるだけ早く経費スキルの最新バージョンに移行することをお薦めします。
- スキル・バージョンのライフサイクル・フェーズの詳細は、プラットフォーム・バージョンのライフサイクル・フェーズを参照してください。
- ODAプラットフォームの様々なバージョンで最近追加された機能および拡張機能の詳細は、ODAの新機能を参照してください。