本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2023年8月25日 | 承認と通知 |
トランザクション・コンソール診断ログの拡張機能 | 文書の更新。主なリソースの改訂。 |
2023年8月25日 | ユーザー・エクスペリエンス | 文書の更新。MOSリンクの更新。 |
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2023年6月26日 | 承認と通知 | トランザクション・コンソール診断ログの拡張機能 | 文書の更新。ヒントと考慮事項の改訂。 |
2023年6月1日 | 承認と通知 | 文書の更新。更新23Bで導入された新機能。 | |
2023年5月12日 | 重要な処理および考慮事項 | 文書の更新。新しいエントリを2つ追加しました。 | |
2023年5月12日 | レポートおよび分析 | Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点 | 文書の更新。更新23Bで導入された新機能。 |
2023年5月12日 | APIおよびスキーマ | Oracle Fusion Applicationsの廃止表についての注意 | 文書からの削除。更新23Bでは、この注意に対する更新はありません。 |
2023年3月13日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は有効な状態で提供されます。これは、エンド・ユーザーが即時に使用できることを意味します。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化され提供されている機能は、次の権限を使用して次のステップに従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能を確認します。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効になっている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を有効にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
時折、オプト・インにより無効化状態で提供されている機能が将来の更新で自動的に使用可能になる場合があります。これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。クラウド・サービスにこの更新のオプトイン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプトインがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。また、ここをクリックすると、Oracle Cloud Applications全体で現在のオプトインが失効する機能を確認できます。現在の更新の後、Cloud Customer Connectの財務フォーラムに今後の更新のオプトイン失効の詳細が含められます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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アルバニア・テリトリを「プリファレンスの設定」作業領域のテリトリのリストに追加
アルバニア・テリトリが、「プリファレンスの設定」作業領域の「一般プリファレンス: リージョン」ページにあるテリトリのリストに追加されました。
リージョン・プリファレンスを設定するときに、アルバニアをテリトリとして選択できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- プリファレンスの設定(2023年4月7日使用可能)
すべてのページ・ヘッダーのカラー・ストリップが、アプリケーションのRedwoodルック・アンド・フィールと一致するように変更されます。
更新23Bより前では、ページ・ヘッダーのカラー・ストリップが次のように表示されました。
そしてこれは、23Bでの表示方法です。
この変更は、アプリケーションのルック・アンド・フィールを強化するために行われます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
更新されたOracle ADF Desktop Integrationアドイン
Oracle ADF Desktop Integrationアドインの最新バージョンの5.1.2.25306をダウンロードできるようになりました。
このバージョンで得られる重要な点を次に示します。
- 失敗したセッションを資格証明を使用して認証するためのプロンプト
- WebView2 SDKの更新されたバージョン1.0.1343.22
- WebView2の診断ロギングの改善
- ADFdiクライアント・ヘルス・チェックの新しいバージョン1.8.1
有効化のステップ
各デスクトップに新しいアドインをインストールする必要があります。詳細は、My Oracle SupportのHow to install the ADF Desktop Integration Add-in for Excel (2681794.1)を参照してください。
主なリソース
-
Oracle ADF Desktop Integration Add-In for Excel (2023年4月7日使用可能)
リッチ・テキスト・エディタ・コンポーネントのCKEditorバージョンを制御するプロファイル・オプション
リッチ・テキスト・エディタ・コンポーネントのCKEditorバージョン(ORACLE.ADF.VIEW.RICH.RTE_LAYOUT)プロファイル・オプションを使用して、リッチ・テキスト・エディタ・コンポーネントで使用するCKEditorバージョンを指定します(例: CKEditor 4、CKEditor 5)。このプロファイル・オプションのデフォルト値はCKEditor 5です。このプロファイル・オプションは、「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクにあります。
ノート: このプロファイル・オプションはOracle Fusion Serviceでは使用されません。
このプロファイル・オプションは、使用するCKEditorバージョンを指定する際に役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
監査UIでのOracle Data Integratorの廃止
Oracle Data Integrator (ODI)の使用は、「監査」作業領域ではサポートされなくなりました。
ODIは考慮されないため、監査レポートを生成する際は検索パラメータでODIを選択しないでください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
「監査レポート」作業領域からExcelにエクスポートできる最大レコード数を設定するためのプロファイル・オプション
監査レポートからExcelにエクスポートできるレコードの件数を制限するには、FND_AUDIT_EXPORT_ENTITY_LIMITという名前の新しいプロファイル・オプションを作成し、その値を指定します。「設定および保守」作業領域の「プロファイル・オプションの管理」タスクを使用して、このプロファイル・オプションを作成できます。
ユーザーは「監査レポート」作業領域で検索パラメータを入力し、データをExcelにエクスポートできます。検索パラメータで処理されるレコード数が設定した制限を超える場合、検索条件を絞り込むことを求めるメッセージがユーザーに対して表示されます。FND_AUDIT_EXPORT_ENTITY_LIMITプロファイル・オプションに指定できる最大限度は、1つの表当たり10000です。この最大限度はプロファイル・オプションのデフォルト値として設定されます。
1つのトランザクションによって複数の表が更新されることもあるため、実際に返された行には本来であればさらに多くのレコードが含まれていた可能性があります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- ビジネス・オブジェクト属性の構成の監査(2023年4月7日使用可能)
- プロファイル・オプションの作成および編集(2023年4月7日使用可能)
言語パックでサポートされている言語のリストに、ベトナム語が追加されました。そのため、有効にすると、この言語は「プリファレンスの設定」作業領域の「一般プリファレンス」セクションに言語オプションとして表示されます。
ラベル、事前定義済データ、メッセージ、BIカタログ・データなどの様々なUIアーティファクトが、ベトナム語でアプリケーションを実行するとベトナム語で表示されます。
有効化のステップ
使用している環境に言語パックをインストールする必要があり、インストールすると、ユーザーが言語を選択して使用できるようになります。使用している環境に言語がインストールされている場合は、言語を有効にするために他の操作を行う必要はありません。
主なリソース
- アプリケーションの言語パック(2023年4月7日使用可能)
Oracle BI Cloud Connectorの非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト
非推奨のビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクト(BIVO)は、BI Cloud Connector (BICC)を使用した抽出に使用できなくなりました。
BICCを使用してOracle Fusion Applications Cloudからデータを抽出する場合は、「非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト」スプレッドシートを確認して、非推奨、非アクティブおよび新規のBIVOを識別し、BICCタスクを改訂して非推奨のBIVOを省略するとともに、必要に応じて新規のBIVOを含めることができます。
この情報を使用して、BICCタスクから非推奨および非アクティブなBIVOを省略し、必要に応じて新規のBIVOを追加できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点
新機能およびリリースのお知らせについては、Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点を参照してください。
新しいOTBI機能を使用して、データおよびビジネス分析を拡張できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
ワークフロー通知の件名およびタイトルからのプリフィクスの削除
デフォルトでは、ワークフローまたは承認プロセスの一部として送信されるEメール通知およびアプリケーション内通知には、件名またはタイトルにプリフィクスが付きます(「処理要」など)。特別な要件がある場合は、送信される通知からそれらのプリフィクスを除外することを選択できます。
特定のワークフロー・タスクについて、タスク・ステータスと受信者の特定の組合せに対してこれを設定できます。たとえば、タスク・ステータスが「割当済」であり、かつ割当先に通知が送信される場合にプリフィクスを除外するといったことが可能です。設定はFYI通知には適用されず、常にプリフィクスが表示されます。
通知の件名またはタイトルからプリフィクスを削除するには:
- 「設定と保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域のタスク構成の管理タスクに移動します。または、オファリングによっては、別の機能領域または別の承認設定タスクを使用できます。
- BPMワークリストの「タスク構成」タブで、「設定するタスク」ペインでワークフロー・タスクを検索します。
- 検索結果からタスクを選択し、ツールバーの「タスクの編集」アイコンをクリックします。
- 「通知」サブタブをクリックします。
- タスク・ステータスと受信者の組合せについて、通知プリフィクスの除外チェック・ボックスを選択します。
プリフィクスを削除することで件名やタイトルが直接的になり、読み手の興味を引くことができるため、特別提供品を宣伝する通知などで役立ちます。たとえば、「処理要: 早期支払のご提案 - 最大1000米ドルまでの先行支払」は、プリフィクスが削除されて「早期支払のご提案 - 最大1000米ドルまでの先行支払」になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
この機能は、特別な要件がある場合にのみ使用してください。それ以外の場合は、通知にプリフィクスが表示されるようにしておいてください。
主なリソース
- ワークフロー通知の件名およびタイトルからのプリフィクスの削除(2023年4月7日使用可能)
アクセス要件
- タスク構成を管理してプリフィクスを除外するには、BPM Workflow System Admin Role (BPMWorkflowAdmin)を含むカスタム・ロールが必要です。
トランザクション・コンソール診断ログに新しい2つのセクションが含まれるようになり、これを有効にして利用できます。
- タスク・レベル構成
- トランザクション履歴
トランザクション・コンソールで保留中またはエラーのトランザクション詳細ページから診断ログをダウンロードしたときに、これらのセクションを表示できます。
タスク・レベル構成
このセクションには、選択したトランザクションのプロセス・タイプに関するBPMワークリスト内のタスク構成について、その詳細が表示されます。このセクションに表示される詳細はタスクの現在の構成に関する詳細であり、トランザクションが開始された時点からの情報ではありません。
トランザクション履歴
このセクションには、承認ルール構成に基づいてトランザクションが通過したすべての承認ステージがリストされます。
問題を診断するときに、ユーザーはタスク構成および承認履歴のスナップショットを1箇所で素早く取得できます。
有効化のステップ
これらのセクションをログに含めるかどうかを制御するプロファイル・オプションを作成するには:
-
「設定および保守」作業領域で、オファリングの「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア・プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。
-
「アプリケーション・コア・プロファイル・オプションの管理」ページで、「新規」アイコンをクリックします。
-
プロファイル・オプションの作成ページで、プロファイル・オプション・コードとしてHRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGを入力します。
-
後でプロファイル・オプションを探しやすくするために、覚えやすい表示名を入力してください(例: 診断ログの無効化)。
-
「アプリケーション」リストから「共通作業設定」を選択します。
-
「モジュール」リストから「アプリケーション共通」を選択します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
-
「プロファイル・オプションの管理」ページで、サイト・レベルの「使用可能」チェック・ボックスと「更新可能」チェック・ボックスを選択します。
-
「保存」をクリックします。
セクションが含まれるようにプロファイル・オプション値を設定するには:
-
「設定および保守」作業領域で、オファリングの「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。
-
プロファイル・オプション・コードHRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGを検索します。
-
「プロファイル値」セクションで、「サイト」を「False」に設定します。
ヒントと考慮事項
デフォルトでは、タスク・レベル構成および「トランザクション履歴」セクションがログに含まれます。これらは、たとえば、パフォーマンスを向上させるために、HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGおよびHRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAILプロファイル・オプションを使用して、これらを無効にできます。
-
HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGプロファイル・オプションを作成してtrueに設定すると、タスク・レベル構成および「トランザクション履歴」セクションが診断ログに含まれません。
-
ルール詳細とともに監査証跡セグメントを無効にするHRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAILプロファイル・オプションを作成してtrueに設定すると、タスク・レベル構成セクションが診断ログに含まれません。プロファイル・オプションが作成されていない、または作成されていてfalseに設定されている場合、タスク・レベル構成セクションは省略され、「トランザクション履歴」セクションのみが含まれます。
主なリソース
「ワークリスト: 通知および承認」作業領域に追加された新しいタスク・フィルタ
「ワークリスト: 通知および承認」作業領域にドロップダウン・リストが追加され、作成日でタスクをフィルタできるようになりました。この追加フィルタはデフォルトの「自分のタスク」ビューにのみ適用され、デフォルトでは過去7日間に作成されたタスクが表示されます。このフィルタには、7日、14日、30日のオプションがあります。「すべて選択」を選択すると、自分および自分のグループのタスクの完全なリストが表示されます。「自分のタスク」ビューと自分および自分のグループ・フィルタが選択されている場合(デフォルト)、フィルタ・ドロップダウンはBPMワークリストでも使用できます。
作業領域を開いたときにフィルタ済のタスクのリストが表示されるため、応答時間を改善できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 新しいタスク・フィルタはデフォルトの「自分のタスク」ビューにのみ適用されるため、作業領域で別のビュー(「起動済タスク」など)を選択した場合は使用できません。
-
23Bでこの新しいフィルタが表示されない場合は、23Cで表示されます。
主なリソース
更新されたOracle Visual Builder Studio
Visual Builder Studioを使用してアプリケーション・ページを拡張する際に実行可能となった重要な点を次に示します。
- サービス接続の強化
新しいタイプ・ビューアを使用して、エンドポイントの要求または応答のタイプ構造を表示できます。つまり、以前のようにWebアプリケーションを作成し、ページ・デザイナのEndpointsタブで問合せ文字列または問合せタイプを使用しなくても、タイプ構造を確認できます。ビジュアル・アプリケーションについては、エンドポイントからのサービス接続の作成を参照してください。拡張機能については、エンドポイントからのサービス接続の作成を参照してください。
- IPベースのサービスURLの監査警告
サービス接続のURLにIPベースのアドレスが使用されている場合、IPアドレス監査警告が表示され、DNSベースのURLを使用するよう警告されます。ビジュアル・アプリケーションについては、エンドポイントからのサービス接続の作成を参照してください。拡張機能については、エンドポイントからのサービス接続の作成を参照してください。
- ページ・テンプレートを変更するオプション
ページをテンプレート(Redwoodテンプレート・パターンまたはフラグメント)から作成する場合、ページのコンテンツを新しいSelect Page Templateボタンをクリックして変更できるようになりました。このオプションを使用すると、関連付けられているファイルを含め、あらゆるものをページから削除したうえで、同じページ名を維持できます。ビジュアル・アプリケーションについては、ページ・テンプレートの変更を参照してください。拡張機能については、ページ・テンプレートの変更を参照してください。
ノート: Redwoodテンプレート・パターンを使用するには、アプリケーションに関連付けられているRedwoodコンポーネントが更新23.01以上である必要があります。テンプレート・パターンは更新22.10以前では使用できません。
- コンポーネント・パレットの拡張カテゴリ
検出性を高める目的で、「コンポーネント」パレットですべてのJETコンポーネントを使用できるようになりました。デザインタイム・プロパティがないコンポーネントは、新しい「拡張」カテゴリの下に表示されます。「拡張」カテゴリのコンポーネントでは通常、その機能の様々な側面を手動でコーディングする必要があります。ビジュアル・アプリケーションについては、コンポーネント・パレットを参照してください。拡張機能については、コンポーネント・パレットを参照してください。
- HTTPコールの中断
ドキュメントを使用して、長時間実行されているHTTPコールをAbortControllerという、Web要求を中止するためのブラウザベースのインタフェースを使用して取り消せます。これまでAbortControllerは実験的な機能でしたが、すべてのブラウザでサポートされるようになりました。ビジュアル・アプリケーションについては、保留中のRESTコールの中断を参照してください。拡張機能については、保留中のRESTコールの中断を参照してください。
- 定数のカスタマイザの構成のサポート
アプリケーションUIを開発するときに定数をカスタマイズし、ページを拡張するユーザーがページ・デザイナの「プロパティ」ペインで定数値を編集するときに、より適切なコンポーネントが表示されるようにすることができます。これまでは、「プロパティ」ペインでは、定数の値の編集に常にテキスト・フィールド・コンポーネントが使用されていました。プロパティ・ペインでの定数のカスタマイズ方法を構成するを参照してください。
- サービス接続用のOAuthユーザー・アサーション認証
拡張内のサービス接続では、アイデンティティ伝播の別のメカニズムとしてOAuthユーザー・アサーション認証を使用できるようになりました。アイデンティティ伝播による認証のしくみを参照してください。この形式の認証を使用するようにアプリケーションを構成する方法の詳細は、アイデンティティ伝播を使用したOracle Cloud Service REST APIへの接続を参照してください。
- 新規ワークスペースの環境のサンドボックス
ビジュアル・ビルダーでページを編集を使用してOracle Fusion Cloud Applicationsページを変更する際、ワークスペースに初めてアクセスした場合(つまり、ワークスペースは作成されていてもオープンしたことがない)は、ワークスペースが自動的に環境のサンドボックスに設定されます(ワークスペースに関連付けられているものがない場合)。拡張ライフサイクルとは何ですか。を参照してください。
このVisual Builder Studioの新機能により、Fusion Applicationsを広範囲に拡張するプラットフォームが提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- エンドポイントからのサービス接続の作成(ビジュアル・アプリケーション)
- エンドポイントからのサービス接続の作成(拡張機能)
- エンドポイントからのサービス接続の作成(ビジュアル・アプリケーション)
- エンドポイントからのサービス接続の作成(拡張機能)
- ページ・テンプレートの変更(ビジュアル・アプリケーション)
- ページ・テンプレートの変更(拡張機能)
- コンポーネント・パレット(ビジュアル・アプリケーション)
- コンポーネント・パレット(拡張機能)
- 保留中のRESTコールの中断(ビジュアル・アプリケーション)
- 保留中のRESTコールの中断(拡張機能)
- プロパティ・ペインでの定数のカスタマイズ方法を構成する
- アイデンティティ伝播による認証のしくみ
- アイデンティティ伝播を使用したOracle Cloud Service REST APIへの接続
- 拡張のライフサイクルとは何ですか。
SAASスキルにおける新しいODAプラットフォームの機能および可用性
Oracle Digital Assistant (ODA)プラットフォームに新しい機能が追加されると、製品開発ではその機能を導入して、動作保証されたスキル・プラットフォーム・バージョンに追加する必要があります。たとえば、インストールされたFADigitalAssistant 22.07.61バージョンは、22.02プラットフォーム・バージョンで追加された新しい機能に対して動作保証されています。
- 22.02プラットフォーム・バージョンで追加された機能は、21.12プラットフォーム・バージョンで動作保証されているFADigitalAssistant22.04.60バージョンでは使用できません。これは、21.12プラットフォーム・バージョンは22.02より低く、下位互換性がないためです。最新のFADAスキル・バージョンにアップグレードし、アップグレード時に新しい機能をスキルに組み込む必要があります。詳細は、デジタル・アシスタントのアップグレードおよびデジタル・アシスタントへのスキルの追加を参照してください。
- 最新のODAスキル・プラットフォーム・バージョンおよび対応するFADAスキル・リリース・バージョンについては、次の表を参照してください。
動作保証されたODAスキル・プラットフォーム・バージョン 新機能 新機能をサポートするスキル 動作保証されたFADAスキル・リリース・バージョン 22.12 なし 該当なし
23.04.19
ノート: FADAバージョン番号の最初の4桁はアプリケーション・リリースに対応し、最後の2桁はリリース内のFADigitalAssistantバージョンを示します。たとえば、22.07.48バージョンでは、22は2022年に対応し、07はアプリケーション・バージョンの四半期リリース(01 = A、04 = B、07 = C、10 = D)に対応します。最後の2桁48は、22.07リリース内のFADigitalAssistantバージョンを示しています。プラットフォーム・バージョンは4桁で表示され、最初の2桁は年を示し、次の2桁は月を示します。たとえば、22.02プラットフォーム・バージョンでは、22は2022年に対応し、02は2月に対応します。
古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止
デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。すべてのリリースで、スキル・ストア内の更新されたバージョンが確認されます。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。
Oracle Digital Assistantプラットフォーム・バージョン20.08を使用して構築された経費スキルは非推奨であり、まもなく廃止される可能性があります。プラットフォーム・バージョン20.08では引き続きスキルを使用できます。ただし、この特定のバージョンのスキルに対する更新やバグ修正は提供されません。できるだけ早く経費スキルの最新バージョンに移行することをお薦めします。
- スキル・バージョンのライフサイクル・フェーズの詳細は、プラットフォーム・バージョンのライフサイクル・フェーズを参照してください。
- ODAプラットフォームの様々なバージョンで最近追加された機能および拡張機能の詳細は、ODAの新機能を参照してください。
システム・パフォーマンス向上のため365日より前に完了したジョブの一時データをPublisherで自動削除
23CのPublisherでは、365日より古いスケジュール済ジョブのレポートの一時データが自動的に削除されます。削除したレポート出力は復元不能になります。
システム保持期間を超えてレポート出力を保持する場合は、レポート出力をダウンロードしてください。レポートをダウンロードして、レポート出力をOracle Analytics Publisherアプリケーション外で提供する方法の詳細は、特定のレポートのジョブ履歴の表示、ジョブ履歴の詳細の表示、レポート・ジョブのデータのダウンロードおよび新規宛先への出力の送信を参照してください。
ORACLE TRANSACTIONAL BUSINESS INTELLIGENCEでライセンスされているMonotypeフォントのオープン・ソース・フォントへの置換
24Aでは、Oracle Transactional Business Intelligenceで現在使用可能なMonotypeフォントがオープンソース・フォントで置換されます。現在のリリースで使用可能なオープンソース・フォントを既存のレポートで使用し、必要に応じてレイアウトを編集できます。
このフォント置換の詳細は、ライセンスされているMonotypeフォントのオープン・ソース・フォントへの置換を参照してください。