クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Common Technologies and User Experience
新機能
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  1. 更新23C
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  4. 機能のサマリー
  5. 共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス
    1. ユーザー・エクスペリエンス
        1. 追加ヘルプ用のファイルのアップロードで一部のファイル形式を禁止
        2. 「プリファレンスの設定」作業領域のテリトリ・リストにパラグアイおよびウルグアイ・テリトリを追加
        3. 「プリファレンスの設定」作業領域でクロアチア・テリトリのデフォルト通貨をユーロに変更
        4. 更新されたOracle ADF Desktop Integrationアドイン
    2. レポートおよび分析
        1. Oracle BI Cloud Connectorの非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト
        2. Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点
    3. 機能設定マネージャ
        1. 「設定および保守」作業領域のデフォルト・オファリング
    4. 拡張性
        1. 更新されたOracle Visual Builder Studio
  6. 重要な処理および考慮事項
    1. 付録

更新23C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2023年8月25日 付録   文書の更新。付録セクションの追加。
2023年6月2日     初版作成。

概要

お客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は有効な状態で提供されます。これは、エンド・ユーザーが即時に使用できることを意味します。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化され提供されている機能は、次の権限を使用して次のステップに従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプト・インする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能を確認します。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
  3. 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効になっている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を有効にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。

オプト・イン失効

時折、オプト・インにより無効化状態で提供されている機能が将来の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。クラウド・サービスにこの更新のオプトイン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプトインがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。また、ここをクリックすると、Oracle Cloud Applications全体で現在のオプトインが失効する機能を確認できます。現在の更新の後、Cloud Customer Connectの財務フォーラムに今後の更新のオプトイン失効の詳細が含められます。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(すぐ使用できない状態で提供される機能)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス

ユーザー・エクスペリエンス

追加ヘルプ用のファイルのアップロードで一部のファイル形式を禁止

「プリファレンスの設定」作業領域のテリトリ・リストにパラグアイおよびウルグアイ・テリトリを追加

「プリファレンスの設定」作業領域でクロアチア・テリトリのデフォルト通貨をユーロに変更

更新されたOracle ADF Desktop Integrationアドイン

レポートおよび分析

Oracle BI Cloud Connectorの非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト

Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点

機能設定マネージャ

「設定および保守」作業領域のデフォルト・オファリング

拡張性

更新されたOracle Visual Builder Studio

>>「重要な処理および考慮事項」をクリック

付録

共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス

ユーザー・エクスペリエンス

追加ヘルプ用のファイルのアップロードで一部のファイル形式を禁止

ヘルプ・ウィンドウに追加する独自のヘルプには、リッチ・テキストやHTMLエディタで入力したコンテンツ、ファイルからアップロードしたコンテンツ、URLから導出したコンテンツを使用できます。ほとんどのタイプのファイルをアップロードできますが、.exeなどの一部のファイル形式が許可されなくなりました。

このファイル形式の制限はセキュリティの脆弱性の解消に役立ちます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

アクセス要件

ヘルプを追加するには、ヘルプ・コンテンツの管理(ATK_CUSTOMIZE_HELP_TOPICS_PRIV)権限が必要です。

「プリファレンスの設定」作業領域のテリトリ・リストにパラグアイおよびウルグアイ・テリトリを追加

パラグアイおよびウルグアイ・テリトリが、「プリファレンスの設定」作業領域の「一般プリファレンス: リージョン」ページにあるテリトリのリストに追加されました。

地域プリファレンスを設定するときに、パラグアイおよびウルグアイをテリトリとして選択できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

「プリファレンスの設定」作業領域でクロアチア・テリトリのデフォルト通貨をユーロに変更

「プリファレンスの設定」作業領域の「一般プリファレンス: リージョン」ページで、クロアチア・テリトリのデフォルト通貨がユーロになりました。これまで、このテリトリのデフォルト通貨はクロアチア・クーナでした。

ただし、必要に応じて通貨の値を変更することはできます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

更新されたOracle ADF Desktop Integrationアドイン

Oracle ADF Desktop Integrationアドインの最新バージョンの5.1.3.25923をダウンロードできるようになりました。

このバージョンで得られる重要な点を次に示します。

  • 更新されたエラー・メッセージ
  • 変更またはフラグ付けされた列が欠落していて、それらが必須である場合のエラー処理の改善。
  • 更新された翻訳
  • ADFdiクライアント・ヘルス・チェックの新しいバージョン1.8.2

ノート: 今後Oracle ADF Desktop IntegrationアドインはHttpWebRequestを介してリクエストを行う際、.NETに提供するプロトコル・セットに非推奨のプロトコルを含めません。

有効化のステップ

各デスクトップに新しいアドインをインストールする必要があります。詳細は、My Oracle SupportHow to install the ADF Desktop Integration Add-in for Excel (2681794.1)を参照してください。

レポートおよび分析

Oracle BI Cloud Connectorの非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト

非推奨のビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクト(BIVO)は、BI Cloud Connector (BICC)を使用した抽出に使用できなくなりました。

BICCを使用してOracle Fusion Applications Cloudからデータを抽出する場合は、「非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト」スプレッドシートを確認して、非推奨、非アクティブおよび新規のBIVOを識別し、BICCタスクを改訂して非推奨のBIVOを省略するとともに、必要に応じて新規のBIVOを含めることができます。

この情報を使用して、BICCタスクから非推奨および非アクティブなBIVOを省略し、必要に応じて新規のBIVOを追加できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点

新機能およびリリースのお知らせについては、Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点を参照してください。

新しいOTBI機能を使用して、データおよびビジネス分析を拡張できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

機能設定マネージャ

「設定および保守」作業領域のデフォルト・オファリング

「設定および保守」作業領域で最近使用したオファリングがデフォルト・オファリングとして自動的に設定されます。オファリングを選択することなく、前回と同じオファリングの設定アクティビティを再開できます。

更新23C以降、前回のサインイン・セッションで選択したオファリングが「設定および保守」作業領域のデフォルト・オファリングとして設定されます。アプリケーションに再度サインインして「設定および保守」作業領域を開くと、前回と同じオファリングがすでに選択されています。前回のセッションの続きから設定アクティビティを再開できます。新しいオファリングを選択するか、「オプトイン」ページから別のオファリングのタスクを開くまでは、現在のオファリングがデフォルト・オファリングとして存続します。

この機能によりユーザーは、アプリケーションにサインインするたびにナビゲーション・ステップを実行してオファリングを選択する必要がなくなります。これは、オファリングおよび設定タスクの操作に関するユーザー・エクスペリエンスの向上を目的としています。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

拡張性

更新されたOracle Visual Builder Studio

Visual Builder Studioを使用してアプリケーション・ページを拡張する際に実行可能となった重要な点を次に示します。

  • ページ編集時に新規プロジェクトを作成するオプション

ビジュアル・ビルダーでページを編集オプションを使用してOracle Fusion Cloud Applicationsをカスタマイズする際、拡張機能用の新規プロジェクトを作成できるようになりました(まだ存在していない場合)。1つ以上のプロジェクトが存在する場合は、作業中のFusionアプリケーションに基づいて推奨のプロジェクトが特定されます。Oracle Cloud Applicationの構成を参照してください。

  • シームレスなサンドボックス管理

拡張機能の開発者はVB Studioプラットフォームを離れることなくOracle Cloud Applications環境のサンドボックスを管理できます。ヘッダーのサンドボックス・メニューで、サンドボックスの公開、関連付け解除およびリフレッシュを実行できるようになりました。これにより、サンドボックスのライフサイクルをVB Studioのデザイナからシームレスに管理できます。サンドボックスのリフレッシュサンドボックスの関連付け解除およびサンドボックスの公開を参照してください。

  • 更新されたアップグレード・ポリシー

アップグレード・ポリシーが変更され、現在のランタイム・バージョンに加え、3つ前のバージョンで作成されたアプリケーションがサポートされるようになりました。これまでは、現在のランタイム・バージョンに加え、2つ前のバージョンまでがサポートされました。アップグレード・ポリシーを参照してください。

  • JavaScript処理チェーンを作成するオプション

JavaScriptで処理チェーンを作成できるようになりました。JavaScript処理チェーンはブラウザの開発者ツールを使用してデバッグできます。これをGit処理を通じて管理することもできます。コード構造が「設計」ビューに反映されるため、ドラッグ・アンド・ドロップ操作で機能を構築できます。すべての作業をコード・ビューで実施することもできます。

この更新では、クイック・スタートで作成されたものを含め、すべての新規処理チェーンがデフォルトでJavaScriptになりますが、JSON処理チェーンも引き続き作成できます。既存のJSON処理チェーンは引き続き以前と同じように機能します。

ビジュアル・アプリケーションについては、JavaScript処理チェーンの操作を参照してください。拡張機能については、JavaScript処理チェーンの操作を参照してください。

  • 未保存の変更を検出するための変数トラッキング

変数の状態をトラッキングして、アプリケーションで未保存の変更を検出できるようになりました。変数のトラッキングでは、値が変更されるたびに変数にダーティのマークが付きます。その後、新しいJavaScriptベースのGet Dirty Data Status処理を使用してダーティ変数を問い合せることができます。変更がダーティとみなされないようにするには、JavaScriptベースのReset Dirty Data Status処理を使用して変数の状態をリセットします。ビジュアル・アプリケーションについては、未保存の変更を検出するための変数トラッキングを参照してください。拡張機能については、未保存の変更を検出するための変数トラッキングを参照してください。

  • 入力パラメータのフィルタ

変数エディタで新しいShow Input Parameters onlyオプションを使用して、入力パラメータとして使用されている変数をフィルタできるようになりました。ビジュアル・アプリケーションについては入力パラメータとしての変数の有効化を、拡張機能については入力パラメータとしての変数の有効化を参照してください。

  • ワークスペースでの環境の切替え

ヘッダーの「ワークスペース」メニューを使用して、デザイナからワークスペースの環境を切り替えることができます。使用中の環境が停止、廃止または置換されたときに、ワークスペースを同一の新しい環境に切り替えることができます。ビジュアル・アプリケーションについては、ワークスペースの環境の切替えを参照してください。拡張機能については、ワークスペースの環境の切替えを参照してください。

  • ツリー・ビューの監査結果

「監査」ペインの結果が、列ビューではなくツリー・ビューに表示されるようになりました。この変更により、問題がアーティファクトごとにグループ化され、特定のアーティファクトのすべての問題を表示できるようになります。ビジュアル・アプリケーションについては、アプリケーション・コードの監査を参照してください。拡張機能については、コードのデバッグおよび監査を参照してください。

  • 動的表の列固定のサポート

動的表内の列を固定して、列を表示したまま表内を水平スクロールできるようになりました。ビジュアル・アプリケーションについては、動的表レイアウトでの列のレンダリング方法の構成を参照してください。拡張機能については、動的表レイアウトでの列のレンダリング方法の構成を参照してください。

  • フラグメント変数の自動ワイヤリング

フラグメントを含むページの作成プロセスを簡素化するため、新しいプロパティを追加しました。このプロパティを使用すると、入力パラメータとして使用可能なフラグメント変数をフラグメントが使用されているページ上に自動作成し、フラグメント変数の値にワイヤーバックできます。ビジュアル・アプリケーションについては、コンテナ上でのフラグメント変数の自動作成およびワイヤリングを参照してください。拡張機能については、コンテナ上でのフラグメント変数の自動作成およびワイヤリングを参照してください。

  • ページ定数にバインドされるフラグメント入力パラメータ

フラグメント入力パラメータをページ定数にバインドできるようになり、定数の値を入力パラメータの値にすることができます。これにより、ページで定数の値が変更されたときに、新しい値がバインド先のフラグメント入力パラメータに渡されます。このオプションを使用することで拡張機能の作成者は、通常はアクセスできないフラグメント入力パラメータ値を簡単に表示して制御できます。フラグメント入力パラメータのページ定数へのバインドを参照してください。

  • フラグメント入力パラメータに対して拡張UIを表示するDesign Timeサポート

フラグメント変数または定数の「プロパティ」ペインにある新しいDesign Timeタブで、ページまたはコンテナでフラグメントが選択されたときに表示される「プロパティ」ペイン内のUIコンポーネントをカスタマイズできるようになりました。これまでは、JSONメタデータを編集する必要がありました。ビジュアル・アプリケーションについては、「プロパティ」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズを参照してください。拡張機能については、「プロパティ」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズを参照してください。

  • フラグメント入力パラメータのセクション表示のサポート

フラグメントのツールバーに表示される新しいDesign Timeエディタを使用して、フラグメントの入力パラメータおよび動的コンポーネントをセクションごとにグループ化できるようになりました。このオプションを使用すると、ページまたはコンテナでフラグメントが選択されたときに、フラグメントの最も重要なプロパティが「プロパティ」ペインに表示されるようになります。ビジュアル・アプリケーションについては、「プロパティ」ペインに表示されるセクション・フラグメント・プロパティを参照してください。拡張機能については、「プロパティ」ペインに表示されるセクション・フラグメント・プロパティを参照してください。

フラグメントがページ作成用のページ・テンプレートとして使用されている場合、ページの「プロパティ」ペインとStructureビューにもセクション化されたビューが表示され、フラグメントがページのかわりにルート要素とみなされます。ビジュアル・アプリケーションについては、フラグメントからのページの作成を参照してください。拡張機能については、フラグメントからのページの作成を参照してください。

このVisual Builder Studioの新機能により、Fusion Applicationsを広範囲に拡張するプラットフォームが提供されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

重要な処理および考慮事項

SAASスキルにおける新しいODAプラットフォームの機能および可用性

Oracle Digital Assistant (ODA)プラットフォームに新しい機能が追加されると、製品開発ではその機能を導入して、動作保証されたスキル・プラットフォーム・バージョンに追加する必要があります。たとえば、インストールされたFADigitalAssistant 22.07.61バージョンは、22.02プラットフォーム・バージョンで追加された新しい機能に対して動作保証されています。

  • 22.02プラットフォーム・バージョンで追加された機能は、21.12プラットフォーム・バージョンで動作保証されているFADigitalAssistant22.04.60バージョンでは使用できません。これは、21.12プラットフォーム・バージョンは22.02より低く、下位互換性がないためです。最新のFADAスキル・バージョンにアップグレードし、アップグレード時に新しい機能をスキルに組み込む必要があります。詳細は、デジタル・アシスタントのアップグレードおよびデジタル・アシスタントへのスキルの追加を参照してください。
  • 最新のODAスキル・プラットフォーム・バージョンおよび対応するFADAスキル・リリース・バージョンについては、次の表を参照してください。
    動作保証されたODAスキル・プラットフォーム・バージョン 新機能 新機能をサポートするスキル 動作保証されたFADAスキル・リリース・バージョン
    22.12 なし

    該当なし

    23.04.19

ノート: FADAバージョン番号の最初の4桁はアプリケーション・リリースに対応し、最後の2桁はリリース内のFADigitalAssistantバージョンを示します。たとえば、22.07.48バージョンでは、22は2022年に対応し、07はアプリケーション・バージョンの四半期リリース(01 = A、04 = B、07 = C、10 = D)に対応します。最後の2桁48は、22.07リリース内のFADigitalAssistantバージョンを示しています。プラットフォーム・バージョンは4桁で表示され、最初の2桁は年を示し、次の2桁は月を示します。たとえば、22.02プラットフォーム・バージョンでは、22は2022年に対応し、02は2月に対応します。

古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止

デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。すべてのリリースで、スキル・ストア内の更新されたバージョンが確認されます。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。

  • Oracle Digital Assistantプラットフォーム・バージョン20.08を使用して構築された経費スキルは非推奨であり、まもなく廃止される可能性があります。プラットフォーム・バージョン20.08では引き続きスキルを使用できます。ただし、この特定のバージョンのスキルに対する更新やバグ修正は提供されません。できるだけ早く経費スキルの最新バージョンに移行することをお薦めします。
  • Oracle Digital Assistantプラットフォーム・バージョン22.08を使用して構築された候補者エクスペリエンス・スキルは非推奨であり、まもなく廃止される可能性があります。プラットフォーム・バージョン22.08では引き続きスキルを使用できます。ただし、この特定のバージョンのスキルに対する更新やバグ修正は提供されません。できるだけ早く候補者エクスペリエンスV2スキルの最新バージョンに移行することをお薦めします。

  • ODAプラットフォームの様々なバージョンで最近追加された機能および拡張機能の詳細は、ODAの新機能を参照してください。

システム・パフォーマンス向上のため365日より前に完了したジョブの一時データをPublisherで自動削除

23CのPublisherでは、365日より古いスケジュール済ジョブのレポートの一時データが自動的に削除されます。削除したレポート出力は復元不能になります。

システム保持期間を超えてレポート出力を保持する場合は、レポート出力をダウンロードしてください。レポートをダウンロードして、レポート出力をOracle Analytics Publisherアプリケーション外で提供する方法の詳細は、特定のレポートのジョブ履歴の表示ジョブ履歴の詳細の表示レポート・ジョブのデータのダウンロードおよび新規宛先への出力の送信を参照してください。

ORACLE TRANSACTIONAL BUSINESS INTELLIGENCEでライセンスされているMonotypeフォントのオープン・ソース・フォントへの置換

24Aでは、Oracle Transactional Business Intelligenceで現在使用可能なMonotypeフォントがオープンソース・フォントで置換されます。現在のリリースで使用可能なオープンソース・フォントを既存のレポートで使用し、必要に応じてレイアウトを編集できます。この置換の詳細は、ライセンスされているMonotypeフォントのオープン・ソース・フォントへの置換を参照してください。

23CのPublisherでは、Google Notoフォントがデフォルトのフォールバックフォントとして使用され、バーコードの生成ではLibre Barcodeフォントの使用がサポートされています。次の表に、Monotypeフォントの置換フォントの一覧を示します。

Monotypeフォント 置換フォント

Monotype Albanyフォント

Google Notoフォント

Monotype Barcodeフォント

Libre Barcodeフォント

Monotype MICRフォント

GNU MICRフォント

SQLタイムアウトの変更

データ・モデルのSQLタイムアウト値をシステム・レベルのSQLタイムアウト制限以下に抑えます。SQLタイムアウト制限を高く設定すると、システムの処理速度が低下する可能性があります。Oracle Database Resource Managerの制限は18000秒です。データ・モデルのSQLタイムアウト値が18000秒を超える場合、データ・モデルを保存できません。データ・モデル・プロパティを参照してください。

「ワークリスト: 通知および承認」作業領域に追加された新しいタスク・フィルタ

23Bの初期リリース後、23Bの「ワークリスト: 通知および承認」作業領域に新しいフィルタが追加されました。23Bでこの新しいフィルタが表示されない場合は、23Cで表示されます。詳細は、Oracle Fusion Cloud Common Technologies and User Experience 23B新機能の「ワークリスト: 通知および承認」作業領域に追加された新しいタスク・フィルタ機能を参照してください。

付録

「トークン・リレー有効期間」(FND_TOKEN_VALIDITY_DURATION)プロファイル・オプションにより、サードパーティ・アプリケーションの使用可能期間が決まります。このプロファイル・オプションの値はデフォルト設定されて変更できなくなりました。