更新24A
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2024年3月29日 | APIおよびスキーマ | CORSヘッダー値としてのアスタリスク(*)の非推奨 | 文書の更新。CORS機能の変更を示す新しいエントリの追加。 |
2023年12月19日 | 重要な処理および考慮事項 | Oracle Mobile Application Designer (MAD)の非推奨 |
文書の更新。MADの非推奨に新規項目を追加しました。 |
2023年12月12日 |
承認と通知 |
拡張ユーザー・インタフェースおよび適応型検索を使用した「承認」作業領域 | 文書の更新。主なリソースへの新しいリンクを追加しました。 |
2023年12月1日 | 初版作成。 |
概要
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
任意の新機能の導入(オプトイン)
Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は有効な状態で提供されます。これは、エンド・ユーザーが即時に使用できることを意味します。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化され提供されている機能は、次の権限を使用して次のステップに従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能を確認します。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効になっている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を有効にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
時折、オプト・インにより無効化状態で提供されている機能が将来の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。クラウド・サービスにこの更新のオプトイン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプトインがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。また、ここをクリックすると、Oracle Cloud Applications全体で現在のオプトインが失効する機能を確認できます。現在の更新の後、Cloud Customer Connectの財務フォーラムに今後の更新のオプトイン失効の詳細が含められます。
機能のサマリー
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス
ユーザー・エクスペリエンス
更新されたOracle ADF Desktop Integrationアドイン
Oracle ADF Desktop Integrationアドインの最新バージョンの5.1.5.26625をダウンロードできるようになりました。
このバージョンで得られる重要な点を次に示します。
- WebView2 SDKの更新されたバージョン1.0.1774.30。
- 翻訳の更新。
Oracle Fusion Cloud Applicationsの将来のリリースにおいて、次の変更がOracle ADF Desktop Integration Excelアドイン・インストーラで想定されています。
- アドイン・インストーラは、WebView2 Runtimeがあるか確認し、前提条件として必要とします。特に、Microsoft 365 Apps (Office 365)のExcelを使用している場合は、WebView2がすでにインストールされている場合があります。WebView2が現在インストールされていない場合は、できるだけ早くWebView2を評価してインストールすることをお薦めします。詳細は、C埋込みブラウザを参照してください。
- アドイン・インストーラは、Microsoft .NET Frameworkランタイムのバージョン4.8.1があるか確認し、前提条件として必要とします。そのバージョンがすでにインストールされている可能性があります。.NETのバージョン4.8.1が現在インストールされていない場合は、できるだけ早く評価してインストールすることをお薦めします。詳細は、「.NET Framework 4.8.1のダウンロード」を参照してください。
有効化のステップ
各デスクトップに新しいアドインをインストールする必要があります。詳細は、My Oracle SupportのHow to install the ADF Desktop Integration Add-in for Excel (2681794.1)を参照してください。
承認と通知
拡張ユーザー・インタフェースおよび適応型検索を使用した「承認」作業領域
「ワークリスト: 承認および通知」作業領域のかわりに、「承認」作業領域を使用します。この作業領域では、拡張ユーザー・インタフェースおよび適応型検索機能が提供されます。タスクは、承認タイプ、タスク・タイプまたは送信者によってフィルタするか、キーワードで検索できます。
アプリケーションは機能に制限されており、ビジネス・プロセス管理(BPM)ワークリストを完全に代替するものではありません。このため、サイト・レベルまたはユーザー・レベルで設定できます。
アプリケーションが設定されている場合は、「ナビゲータ」> 「その他」> 「Worklist BPM」をクリックして「ワークリスト: 承認および通知」作業領域をオープンするのではなく、「ナビゲータ」> 「ツール」> 「承認」をクリックしてこれをオープンできます。
「承認」作業領域には3つのビューがあります。
承認タスク
「承認タスク」ページには、現在のユーザーに割り当てられたタスクのリストが表示されます。これには、承認タイプに応じたビジネス属性が含まれます。提供されたフィルタを使用して作業を整理し、キーワードを検索し、承認を承認または否認できます。
提供されるフィルタは次のとおりです:
- タスク・タイプ(承認、FYI、要求など)
- 承認タイプ(経費精算書など)
- 送信元または承認を送信した個人
タスクの他の属性をキーワードで検索することもできます。検索とフィルタの任意の組合せをブックマークおよび共有できます。
次の承認に移動する前にそれぞれの完了を待つことなく、タスクに迅速に対処できます。サポートされる処理には次のものが含まれます:
- 承認
- 否認
- 消去(FYI)
必要に応じて、ドロワー内の承認または否認処理についてコメントすることもできます。
クイック・ビュー
リスト内のタスクをクリックしてクイック・ビューをオープンすると、承認に関する追加情報が表示され、承認または否認できます。矢印をクリックすると、リスト内の次のタスクにナビゲートできます。
詳細情報を取得したり、クイック・ビューでまだ使用できない処理を実行するには、「詳細の表示」をクリックしてAnalytics PublisherまたはApplication Development Framework (ADF)通知をオープンします。
「承認タスク」リンクをクリックして、リストに戻ります。
承認のステータスおよび履歴
「承認のステータスおよび履歴」をクリックして、自分が送信したか承認者であった承認の現在のステータスおよび割当て先を表示します。
提供されたフィルタを使用し、キーワードで検索して履歴承認情報を検索します。
「承認」作業領域は、パフォーマンスを優先して設計および構築されています。デスクトップ・ユーザーおよびタブレット・ユーザーやモバイル・ユーザーの両方のユーザー・エクスペリエンスが向上するため、承認タスクや通知にすばやく対応できます。
有効化のステップ
- 作業領域を有効にする前に、環境にパッチが適用されていることを確認します。
- 「スケジュール済プロセス」作業領域で、「ワークリスト用の検索索引の作成」スケジュール済プロセスを1回実行し、完了していることを確認します。
- 「設定および保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。「承認リクエストUI有効」(ORA_FND_APPROVALS)プロファイル値は、「承認」作業領域をすべてのユーザーが使用できるようにするか、一部のユーザーのみが使用できるようにするかに応じて設定します。
ヒントと考慮事項
「承認」作業領域でBPMワークリストが置換されたり、「通知」アイコンの動作が変更されることはありません。グローバル・ヘッダーの通知リストから「すべて表示」をクリックし、「ワークリスト」をクリックしてBPMワークリストをオープンし、これらのツールをアプリケーションで使用します。アプリケーションを設定しても、BPMワークリストまたは通知アイコンには影響せず、データの整合性が保たれます。
「タスク・リスト」ビューは現在構成できません。承認タイプごとに2つの属性が含まれ、残りの属性がクイック・ビューに表示されます。
新しいアプリケーションとして、BPMワークリストのすべてのユースケースはまだサポートされていません。サイト・レベルまたはユーザー・レベルでアプリケーションを設定できます。一部のユーザーはこのアプリケーションの利点を享受するが、他のユーザーはすべてのタスクに対して既存のワークリストを使用するようにする場合は、ユーザー・レベルでプロファイル・オプションを設定することで、特定のユーザーに対してこの機能を有効にできます。
「承認」作業領域でまだ提供されていない使用方法の一部を次に示します。
- 通知または処理の観点から大幅に変更された承認
- コメントおよび添付の頻繁な使用による承認および情報提供依頼(RFI)
- チームのタスクを管理するマネージャ
- デジタル署名が必要な承認
- プロキシ・ユーザーのサポート
- 一部のワークフローのサポート
これらの用途については、アプリケーションの設定を待機します。次に例を示します。
- アメリカ食品医薬品局によって規制される産業で電子レコードおよび電子署名(ERES)が必要な場合は、「承認」作業領域を使用可能にしないでください。
- プロジェクト管理、チャネル要求またはチャネル・プログラム承認を使用している場合は、次のリリースまで待つことをお薦めします。
サポートされている処理のみが現在使用可能です。大量のカスタム処理がある場合は、後で実装することを検討する必要があります。
すべての承認タイプに使用可能な属性があるわけではありません。重要なワークフローで機能するかどうかを確認するためにテストしてください。
主なリソース
- 「承認」作業領域の設定(1月5日使用可能)
- 「承認」作業領域を使用した承認の管理(1月5日使用可能)
- 既存の設定データの更新
- プロファイル・オプション値の設定
レポートおよび分析
Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点
新機能およびリリースのお知らせについては、Oracle Transactional Business Intelligenceの注目点と相違点を参照してください。
新しいOTBI機能を使用して、データおよびビジネス分析を拡張できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
Oracle BI Cloud Connectorの非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト
非推奨のビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクト(BIVO)は、BI Cloud Connector (BICC)を使用した抽出に使用できなくなりました。
BICCを使用してOracle Fusion Applications Cloudからデータを抽出する場合は、「非推奨および新規のBIビュー・オブジェクト」スプレッドシートを確認して、非推奨、非アクティブおよび新規のBIVOを識別し、BICCタスクを改訂して非推奨のBIVOを省略するとともに、必要に応じて新規のBIVOを含めることができます。
この情報を使用して、BICCタスクから非推奨および非アクティブなBIVOを省略し、必要に応じて新規のBIVOを追加できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
拡張性
更新されたOracle Visual Builder Studio
Visual Builder Studioを使用してアプリケーション・ページを拡張する際に実行可能となった重要な点を次に示します。
- 「Edit Page in Visual Builder Studio」ワークフローの改善
「Edit Page in Visual Builder Studio」オプションを使用してOracle Cloud Applicationsをカスタマイズする場合、次の拡張機能を利用できるようになりました。
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- 複数の拡張で既存のワークスペースを再利用するオプション
プロジェクト内に既存のワークスペースがある場合は、別の拡張用であっても、そのワークスペースを再利用できます。実際には、VB Studioによって自動的にそのワークスペースがオープンされ、同じワークスペース内の複数の拡張で作業できます。ワークスペースを複数の拡張にリンクするかどうかを選択するプロンプトが表示されます。
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- Gitリポジトリのクローニングおよびワークスペースの作成のプロンプト
他のユーザーがすでに起動した構成で作業する場合は、プロンプトに従ってチーム・メンバーの既存のGitリポジトリをクローニングし、新しいワークスペースを作成できます。以前は、ワークスペースを作成するには、リポジトリを手動でクローニングする必要がありました。
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- プロジェクト・メンバーシップを要求するオプション
プロジェクトへのメンバーシップをウィザードから直接要求できるようになりました。VB Studioは、ユーザーにかわってプロジェクト所有者に要求を送信し、ユーザーがプロジェクトに追加されたときに通知します。以前は、プロジェクト所有者のEメールを書き留めて、自分でフォロー・アップする必要がありました。
詳細は、Oracle Cloud Applicationの構成を参照してください。
- ページ・デザイナのプロパティに表示される定数またはコンポーネントのカスタマイズのサポート
ページ・デザイナの「Properties」ペインでの定数および動的コンポーネントの編成および表示方法をカスタマイズできます。別のタブに表示される拡張可能コンポーネントおよび定数のアルファベット順リストのかわりに、新しいページ・レベルのDesign Timeエディタを使用して、項目を特定の順序で編成し、セクションにグループ化することもできます。詳細は、「Properties」ペインでの定数のリスト方法の編成を参照してください。
- ビジネス・ルール拡張機能
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- 改善された条件ビルダー
ビジネス・ルールの条件に含める基準を選択し、条件ビルダーで条件を追加および削除できるようになりました。条件をグループ化して、より複雑なルール条件を作成できるようになりました。詳細は、拡張ルールの条件の設定を参照してください。この機能は、HCM拡張機能のExpress modeでもサポートされています。詳細は、拡張ルールの条件の設定を参照してください。
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- ビジネス・ルールをネストする機能
ビジネス・ルールをネストできるようになりました。ネストされたルールを使用すると、単純な条件を使用して、より複雑なルール条件のセットを作成できます。詳細は、ネストされたルールの使用を参照してください。この機能は、HCM拡張機能のExpress modeでもサポートされています。詳細は、ネストされたルールの使用を参照してください。
- アプリケーションUIのロール・ベースのセキュリティ
Oracle Cloud Applicationsインスタンスで定義されたロールを使用して、アプリケーションUIへのアクセス、およびアプリケーションUI内の個々のフローとページへのアクセスを制御できるようになりました。詳細は、アプリケーションUIへのアクセスの制御を参照してください。
- バックエンド/サービス接続のローカル・サーバー
ローカル・サーバーを使用してバックエンドのデフォルト・サーバーを上書きし、開発に適したサーバー定義を使用できるようになりました。これにより、(たとえば) Basic認証を使用してサーバーに接続し、開発中にのみ使用される静的認可ヘッダーを追加でき、これらの詳細はソース・コードに入りません。詳細は、開発中に別のバックエンド定義を使用するためのローカル・サーバーの追加を参照してください。
- 「Deployments」タブの拡張機能ID
「Deployments」タブに拡張機能IDが含まれるようになり、これをビルド・ステップで使用して拡張機能を削除できます。以前は、vb-extension.jsonファイルから識別子を取得する必要がありました。詳細は、拡張を削除するジョブの構成のステップ12を参照してください。
- クラシック・アプリケーション拡張はサポートされなくなりました
クラシック・アプリケーション拡張はサポートされなくなりました。この変更により、「ワークスペース」ページまたは「新規プロジェクト」ウィザードから新しいクラシック拡張を作成できなくなりました。古いバージョンのOracle Cloud Applicationが新しいアプリケーションUI構造に移行されている場合は、新しいバージョンのアプリケーション(通常は<hostname>/fscmUI/redwood/<appname>形式のURLを持つ)を見つけることができます。アプリケーションの新しいバージョンが見つかったら、「Edit Page in Visual Builder Studio」オプションをクリックして、アプリケーションUIの構築および構成を開始します。サポートが必要な場合は、Oracleサポートに連絡してください。
- ページ・デザイナの改善
- クローズしたタブを再オープンするオプション
最近クローズしたタブを再オープンするには、ページ・デザイナのタブ・バーにあるスペースを右クリックし、目的のタブが再オープンされるまで「Reopen Closed Tab」を選択します。ビジュアル・アプリケーションについては、デザイナのツアーを参照してください。拡張機能については、デザイナの概要を参照してください。
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- Live/Design切替え変更
[Ctrl]キー(Macでは[Cmd])を使用してライブ・モードとデザイン・モードを切り替えるには、カーソルがキャンバス上にある必要があります。このようにして、キャンバスがフォーカスされていない場合は、モードは切り替わりません。切替えを元に戻すためのキーの解放は、どこでも動作します。ビジュアル・アプリケーションについては、ページ・デザイナの使用を参照してください。拡張機能については、ページ・デザイナの使用を参照してください。
- JavaScriptアクション・チェーンの拡張機能
- ローカル関数の新しいオプション
ローカル関数を他のアクション・チェーンで使用できるアクション・チェーンに変換できます。ローカル関数を右クリックし、新しい「Convert Function to Chain」オプションを選択します。キャンバス上のアクションからローカル関数を作成することもできます。キャンバス上のアクションを「Create Function」ボタンにドラッグするか、ローカル関数の前後に表示される緑色の線にドラッグします。ビジュアル・アプリケーションについては、デザイン・エディタを参照してください。拡張機能については、デザイン・エディタを参照してください。
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- アクション・チェーン・ビューを簡略化する「Summary」ボタン
キャンバスの左上隅にカーソルを置き、「Summary」ボタンをクリックして、アクション・チェーンのビューを視覚的に簡略化できるようになりました。「Summary」ボタンでは、各アクションの入力パラメータの詳細が非表示になります(「Assign Variable」および「Reset Variables」アクションを除く)。完全なビューに戻すには、「Full」ボタンをクリックします。ビジュアル・アプリケーションについては、デザイン・エディタを参照してください。拡張機能については、デザイン・エディタを参照してください。
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- アクション・パラメータの簡易表示
様々なアクションでのパラメータの表示方法のルック・アンド・フィールを簡略化および拡張しました。URLのオープン、RESTのコール、データ・プロバイダ・イベントの開始など、アクションのパラメータの表示がグループ化されるようになりました。また、「Store Result In」変数がヘッダーに追加され、読みやすくなりました。
- カスタム・イベントの新しい動作タイプ
カスタム・イベントのtransform動作タイプは非推奨になり、新しいイベント・リスナーの新しいtranformPayload動作タイプに置き換えられます。変更は、transformタイプを使用するように構成されたイベントを持つ既存のアプリケーションには影響しませんが、新しいtranformPayloadタイプは、イベント・リスナーの起動に関する問題に正しい順序で対処します。したがって、既存のアプリケーションについて新しい動作タイプに切り替えることをお薦めします。ビジュアル・アプリケーションについては、カスタム・イベントによるイベント・リスナーのコール方法の選択を参照してください。拡張機能については、カスタム・イベントによるイベント・リスナーのコール方法の選択を参照してください。
- フラグメントの改善
- 動的コンテナのセクションとしてのフラグメント
動的コンテナのセクションとしてフラグメントを追加できるようになりました。デフォルトでは、動的コンテナにセクションを追加すると、pageContentとしてタグ付けされたすべてのフラグメントが選択可能になります。また、特定のフラグメントをコンテナ内のすべてのセクションの優先コンテンツとして指定することもできます。ビジュアル・アプリケーションについては、動的コンテナでのセクションとしてのフラグメントの追加を参照してください。拡張機能については、動的コンテナでのセクションとしてのフラグメントの追加を参照してください。
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- フラグメントのInstanceFactoryタイプ
コードからのタイプ(InstanceFactoryタイプ)をフラグメントで定義できるようになり、フラグメントからこれらのタイプにアクセスできるようになりました。すべてのフラグメント・アーティファクトと同様に、これらのタイプはフラグメントに対してローカルです。ビジュアル・アプリケーションについては、コードからのタイプの作成を参照してください。拡張機能については、コードからのタイプの作成を参照してください。
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- フラグメント・スロットの新しいプロパティ
フラグメント・スロット・コンポーネントには、スロットに含めることができるコンテンツのタイプを示す「Preferred Content」オプションなど、名前付きスロットの構成に役立つ新しいプロパティがいくつか用意されています。ビジュアル・アプリケーションについては、フラグメントへのスロットの追加を参照してください。拡張機能については、フラグメントへのスロットの追加を参照してください。
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- フラグメント・スロットのドラッグ・アンド・ドロップ
フラグメント・コンシューマは、「Insert Component」オプションに加えて、選択したコンポーネントをフラグメントの「Properties」ペインのフラグメント・スロットにドラッグ・アンド・ドロップできるようになりました。ビジュアル・アプリケーションについては、フラグメントへのスロットの追加を参照してください。拡張機能については、フラグメントへのスロットの追加を参照してください。
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- 「Properties」ペインでのフラグメント変数表示のカスタマイズの改善
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- フラグメント変数でプリミティブの配列が使用されている場合(たとえば、string[])、フラグメントのJSONを編集して、配列内の各項目のすべての値を示すドロップダウン・メニューを表示できるようになりました。ビジュアル・アプリケーションについては、「Properties」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズの配列のサブタイプおよびvalueOptionsを参照してください。拡張機能については、「Properties」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズの配列のサブタイプおよびvalueOptionsを参照してください。
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- フラグメントのプロパティをセクション化するときに、「Label」フィールドを使用して、フラグメント変数のわかりやすい名前を指定できるようになりました。これは、ページ・デザイナでの表示に時間がかかるデータを含む動的コンポーネントに特に役立ちます。ビジュアル・アプリケーションについては、「Properties」ペインに表示されるフラグメント・プロパティのセクション化を参照してください。拡張機能については、「Properties」ペインに表示されるフラグメント・プロパティのセクション化を参照してください。
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このVisual Builder Studioの新機能により、Fusion Applicationsを広範囲に拡張するプラットフォームが提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Cloud Applicationの構成
- 「Properties」ペインでの定数のリスト方法の編成
- 拡張ルールの条件の設定
- 拡張ルールの条件の設定(拡張機能)
- ネストされたルールの使用
- ネストされたルールの使用(拡張機能)
- アプリケーションUIへのアクセスの制御
- 開発中に別のバックエンド定義を使用するためのローカル・サーバーの追加
- 拡張を削除するジョブの構成
- デザイナのツアー(ビジュアル・アプリケーション)
- デザイナの概要(拡張機能)
- ページ・デザイナの使用(ビジュアル・アプリケーション)
- ページ・デザイナの使用(拡張機能)
- デザイン・エディタ(ビジュアル・アプリケーション)
- デザイン・エディタ(拡張機能)
- カスタム・イベントによるイベント・リスナーのコール方法の選択(ビジュアル・アプリケーション)
- カスタム・イベントによるイベント・リスナーのコール方法の選択(拡張機能)
- 動的コンテナでのセクションとしてのフラグメントの追加(ビジュアル・アプリケーション)
- 動的コンテナでのセクションとしてのフラグメントの追加(拡張機能)
- コードからのタイプの作成(ビジュアル・アプリケーション)
- コードからのタイプの作成(拡張機能)
- フラグメントへのスロットの追加(ビジュアル・アプリケーション)
- フラグメントへのスロットの追加(拡張機能)
- 「プロパティ」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズ(ビジュアル・アプリケーション)
- 「プロパティ」ペインでのフラグメント変数の表示方法のカスタマイズ(拡張機能)
- 「プロパティ」ペインに表示されるフラグメント・プロパティのセクション化(ビジュアル・アプリケーション)
- 「プロパティ」ペインに表示されるフラグメント・プロパティのセクション化(拡張機能)
APIおよびスキーマ
CORSヘッダー値としてのアスタリスク(*)の非推奨
更新24A以降、すべてのオリジンからのリソースへのアクセスを許可する値としてアスタリスク(*)を使用できなくなりました。かわりに、「Cross-Origin Resource Sharingで許可されるオリジン」(ORA_CORS_ORIGINS)プロファイル・オプションで許可される各オリジンを指定する必要があります。
現在の値を更新する前に、次の条件を確認することをお薦めします。
- 「Cross-Origin Resource Sharingで許可されるオリジン」(ORA_CORS_ORIGINS)プロファイル・オプションの値としてアスタリスク(*)が存在する場合は、許可されているオリジン・リストで置き換えてください。今後、アスタリスク(*)の使用はサポートされません。
-
「Access-Control-Allow-Credentials」(CORS_ACCESS_CONTROL_ALLOW_CREDENTIALS)プロファイル・オプションの値は、要求でユーザー資格証明が送信されないように、デフォルトでFalseに設定されています。この値を変更することはお薦めしませんが、Trueに設定する必要がある場合は、プロファイル・オプション「Cross-Origin Resource Sharingで許可されるオリジン」(ORA_CORS_ORIGINS)の値がアスタリスク(*)に設定されていないことを確認してください。
注意: この変更はすべてのFusion ApplicationsのRESTエンドポイントに影響するため、「Access-Control-Allow-Credentials」(CORS_ACCESS_CONTROL_ALLOW_CREDENTIALS)プロファイル・オプションの値をTrueに変更する前に、ユーザー資格証明の公開に関連するリスクを評価してください。
この変更により、アプリケーションを統合するための、よりセキュアなメカニズムが提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
重要な処理および考慮事項
ODAプラットフォームの新機能およびSaaSスキルでの可用性
Oracle Digital Assistant (ODA)プラットフォームに新しい機能が追加されると、製品開発ではその機能を導入して、動作保証されたスキル・プラットフォーム・バージョンに追加する必要があります。たとえば、インストールされたFADigitalAssistant 22.07.61バージョンは、22.02プラットフォーム・バージョンで追加された新しい機能に対して動作保証されています。
- 22.02プラットフォーム・バージョンで追加された機能は、21.12プラットフォーム・バージョンで動作保証されているFADigitalAssistant 22.04.60バージョンでは使用できません。これは、21.12プラットフォーム・バージョンは22.02より低く、下位互換性がないためです。最新のFADAスキル・バージョンにアップグレードし、アップグレード時に新しい機能をスキルに組み込む必要があります。詳細は、デジタル・アシスタントのアップグレードおよびデジタル・アシスタントへのスキルの追加を参照してください。
- 最新のODAスキル・プラットフォーム・バージョンおよび対応するFADAスキル・リリース・バージョンについては、次の表を参照してください。
動作保証されたODAスキル・プラットフォーム・バージョン 新機能 新機能をサポートするスキル 動作保証されたFADAスキル・リリース・バージョン 22.12 なし 該当なし
23.04.19
ノート: FADAバージョン番号の最初の4桁はアプリケーション・リリースに対応し、最後の2桁はリリース内のFADigitalAssistantバージョンを示します。たとえば、22.07.48バージョンでは、22は2022年に対応し、07はアプリケーション・バージョンの四半期リリース(01 = A、04 = B、07 = C、10 = D)に対応します。最後の2桁48は、22.07リリース内のFADigitalAssistantバージョンを示しています。プラットフォーム・バージョンは4桁で表示され、最初の2桁は年を示し、次の2桁は月を示します。たとえば、22.02プラットフォーム・バージョンでは、22は2022年に対応し、02は2月に対応します。
古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止
デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。すべてのリリースで、スキル・ストア内の更新されたバージョンが確認されます。非推奨のプラットフォーム・バージョンに基づくスキルにアクセスすると、警告メッセージが表示されます。「詳細説明」オプションをクリックすると、プラットフォーム・バージョンの詳細を表示できます。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。
- Oracle Digital Assistantプラットフォーム・バージョン20.08を使用して構築された経費スキルは非推奨であり、まもなく廃止される可能性があります。Fusion Cloud Applicationsの四半期ごとの更新と一致するように、適切な経費スキル・バージョンをデプロイしたことを確認してください。
-
Oracle Digital Assistantプラットフォーム・バージョン22.08を使用して構築された候補者エクスペリエンス・スキルは非推奨であり、まもなく廃止される可能性があります。Fusion Cloud Applicationsの四半期ごとの更新と一致するように、適切な候補者エクスペリエンスV2スキル・バージョンをデプロイしたことを確認してください。
提供されているSaaSスキル・バージョンをFusion Cloud Applicationsのバージョンに合せることをお薦めします。これにより、FADigitalAssistant内のスキルは、最新の更新されたMLモデルとともに新しいAPIおよびURLと互換性を持つことができます。
スキル・バージョンのライフサイクル・フェーズの詳細は、プラットフォーム・バージョンのライフサイクル・フェーズを参照してください。
ODAプラットフォームの様々なバージョンで最近追加された機能および拡張機能の詳細は、ODAの新機能を参照してください。
ORACLE TRANSACTIONAL BUSINESS INTELLIGENCEでライセンスされているMonotypeフォントのオープン・ソース・フォントへの置換
24Aでは、Oracle Transactional Business Intelligenceで以前使用可能であったMonotypeフォントがオープンソース・フォントで置換されます。現在のリリースで使用可能なオープンソース・フォントを既存のレポートで使用し、必要に応じてレイアウトを編集できます。この置換の詳細は、ライセンスされているMonotypeフォントのオープン・ソース・フォントへの置換を参照してください。
Go Notoフォントは、パブリッシャ、分析およびダッシュボードのデフォルトのフォールバック・フォントです。次の表に、Monotypeフォントの置換フォントの一覧を示します。
Monotypeフォント | 置換フォント |
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Monotype Albanyフォント |
Google Notoフォント |
Monotype Barcodeフォント |
Libre Barcodeフォント |
Monotype MICRフォント |
GNU MICRフォント |
リリース24C以降でのORACLE SOCIAL NETWORKの廃止
更新24C以降、Oracle Social Network (OSN)を使用して情報を共有、交流および更新できなくなります。これは、OSNを使用しているすべての製品ファミリのユーザーに影響します。OSNの非推奨の詳細は、My Oracle SupportのEnd of Life (EOL) Details for Oracle Social Network (Doc ID 2675346.1)を参照してください。
ORACLE MOBILE APPLICATION DESIGNER (MAD)の非推奨
24Bでは、Oracle Transactional Business IntelligenceでOracle Mobile Application Designer (MAD)機能が無効になります。