本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
| 日付 | モジュール |
機能 | ノート |
|---|---|---|---|
| 2022年12月20日 | 報酬向けのOTBI | 報酬ゾーンのレポート | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2022年10月28日 |
報酬/ジャーニ | 報酬フローのガイド付きジャーニ | 文書の更新。更新22Dで提供された機能。 |
| 2022年10月28日 |
報酬/ジャーニ |
報酬フローのコンテキスト・ジャーニ | 文書の更新。更新22Dで提供された機能。 |
| 2022年10月28日 | 報酬/等級ステップ昇格 | 等級ステップ昇格レビュー・ページに追加された個人番号およびアサイメント番号列 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2022年10月28日 |
報酬/等級ステップ昇格 |
等級ステップ昇格エラー処理 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2022年9月2日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(22A、22B、22Cおよび22D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメント
- HCM共通新機能 - この新機能では、アプリケーション全体で使用される機能を見つけることができます。
- 人事管理の新機能 – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
- リリース・レディネス – 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
| エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
Oracle Compensationを使用すると、組織は、市場で最も完全なソリューションを使用して報酬を計画、割付および伝達できます。地理的場所や給与パッケージ・コンポーネントにかかわらず、埋込み分析と就業者の総合報酬ビューを使用して、ビジネス上の意思決定を改善します。
給与ページおよび個別報酬ページでOTBIレポートを追加する機能拡張
給与ページおよび個別報酬ページにOTBIレポートを追加することが容易になりました。以前は、Webページのオブジェクト・タイプを使用するページにのみレポートを追加でき、ページまたはスコープ・パラメータはまだ使用できませんでした。これで、レポートというオブジェクト・タイプを追加できます。「アサイメントID」および「Person ID」のパラメータを有効にします。これらの機能では、ページ・コンポーザを介したページのパーソナライズを使用します。これらの機能は、報酬情報でも使用できます。
使用可能なページ・スコープ・パラメータ:
| 給与フロー/セクション | アサイメントID | Person ID |
| 「自分のチーム」→「給与の変更」 | #{pageFlowScope.assignmentId} |
#{pageFlowScope.personId} |
| 「自分のクライアント・グループ」→「給与の変更」 | #{pageFlowScope.assignmentId} |
#{pageFlowScope.personId} |
| 「自分のクライアント・グループ」→「給与履歴」 | #{pageFlowScope.assignmentId} |
#{pageFlowScope.personId} |
| 「ローカルおよびグローバル異動」のGHRフローの「給与」セクション | #{pageFlowScope.assignmentId} |
#{pageFlowScope.personId} |
| 「昇格・昇進」、「異動」、「アサイメントの変更」などのGHRフローの「給与」セクション | #{pageFlowScope.assignmentId} |
#{pageFlowScope.personId} |
| 「新規採用」、「処理待ち就業者の追加」などのGHRフローの「給与」セクション |
#{pageFlowScope.assignmentId} |
#{pageFlowScope.personId} |
- 前述のフローの「給与」リージョンは独立しているため、たとえば、「自分のチーム」→「給与の変更」に埋め込まれたレポートは、他のフローには反映されません。
- GHRフロー - 「昇格・昇進」、「異動」、「アサイメントの変更」、「勤務時間の変更」、「ローカル」異動は同じリージョンを共有するため、いずれかのフローに埋め込まれたレポートは他のフローに表示されます。
- GHRフロー - 「新規採用」、「処理待ち就業者の追加」は同じリージョンを共有するため、いずれかのフローに埋め込まれたレポートは別のフローに表示されます。
| 個別報酬フロー | アサイメントID | Person ID |
| 「自分」→「個人拠出金の管理」 | #{pageFlowScope.pAssignmentId} |
#{pageFlowScope.pPersonId} |
| 「自分のチーム」→「個別報酬」 | #{pageFlowScope.pAssignmentId} |
#{pageFlowScope.pPersonId} |
| 「自分のクライアント・グループ」→「個別報酬」 | #{pageFlowScope.pAssignmentId} |
#{pageFlowScope.pPersonId} |
| 「自分のクライアント・グループ」→「報酬の設定管理」 | #{pageFlowScope.pAssignmentId} |
#{pageFlowScope.pPersonId} |
| 「昇格・昇進」、「異動」、「アサイメントの変更」、「新規採用」などのGHRフローの「個別報酬」セクション |
#{pageFlowScope.pAssignmentId} |
#{pageFlowScope.pPersonId} |
- 「個別報酬」、「報酬の設定管理」と、「昇格・昇進」、「異動」、「アサイメントの変更」、「新規採用」、「ローカルおよびグローバル異動」などのGHRフローは同じリージョンを共有するため、いずれかに埋め込まれたレポートは他のフローに表示されます。
- 「個人拠出金」のリージョンは異なります。
「報酬情報」スコープ・パラメータは次のとおりです。これらは以前にWebページ・オブジェクト・タイプで使用できました。また、レポート・オブジェクト・タイプも「報酬情報」で使用可能になりました。
- #{pageFlowScope.responsiveModuleMap.PersonId}
- #{pageFlowScope.responsiveModuleMap.AssignmentId}
給与に関するレポートを追加するステップ: 就業者アサイメント・イベント・リアルタイム・サブジェクト領域からアサイメント情報を追加します。このサンプル・レポートにはすでにアサイメントIDフィルタがあるため、顧客接続から追加します: https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/613719/sample-report-display-an-otbi-report-on-compensation-info
サンドボックスを有効にして入力します。サンドボックス・ツールで「ページ・コンポーザ」を選択します。個人の「給与の変更」ページに移動し、「設定および処理」で「ページの編集」を選択します。「構造」タブで「給与詳細」をクリックし、タスク・フロー編集の確認を使用して適切な領域に移動します。スペースを増やす場合は、ドックのサイズを大きくします。次に示すように、「給与詳細」およびタスク・フローの編集の下のpanelGroupLayout: verticalを選択します。

panelGroupLayout: verticalにカーソルを置き、プラス記号をクリックします。「レポートおよび分析」フォルダの「オープン」をクリックします。BIPresentation Serverの下のレポートに(保存先のフォルダまで)移動します。「追加」を選択してレポートを追加します。「コンテンツの追加」ボックスを閉じます。これで、レポートがページに表示されます。また、右上にある「クローズ」を選択します。次のようになります。

「給与詳細」の下のページに表示されたレポート:

この機能では、パラメータを使用してレポートを追加する新機能により、OTBIレポートを給与ページおよび個別報酬ページに追加する方法が簡略化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
ページでのレポート・パフォーマンスの潜在的な影響に注意してください。たとえば、レポートをテストして、結果が妥当な時間で返されるようにします。
主なリソース
- 報酬ページにレポートを追加する方法の詳細は、Customer Connectの報酬ページへのOTBIレポートの追加を参照してください。
給与オブジェクトのオートコンプリート検証ルールで追加属性を使用できるようになりました。
追加属性の完全なリストを次に示します。
- 調整額
- 調整率
- 年俸
- 年間フルタイム給与
- 支給率
- 常勤換算
- 範囲ポジション
- 給与範囲最低
- 給与範囲中間
- 給与範囲最高
- 四分位数
- 五分位数

追加小数データ型属性

追加テキスト・データ型属性
この機能拡張により、給与および分析値の検証における補償範囲が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- これらの属性は基準内で、または条件の作成時に使用できますが、デフォルトに設定することはできません。
- これらの属性に対してフィールド検証または変更ルールを定義することはできません。
個人のアサイメントには、処理発生識別子が含まれます。アサイメントの作成や訂正に関係なく、個人が給与を作成または訂正するときに、この識別子を再利用することを選択できるようになりました。再利用は、新規または訂正済の給与と同じ開始日、処理および事由を持つアサイメントが存在する場合に発生します。
デフォルトでは、アサイメントとは無関係に給与を作成または訂正すると、給与は新しい処理発生識別子を取得します。識別子を再利用すると、「雇用情報」ページ(22C更新で拡張)の「雇用履歴」および「先日付処理」セクションに、給与変更とアサイメントの両方がまとめて表示されます。

給与とアサイメントの処理発生識別子が異なるため、雇用履歴には給与と昇格・昇進の変更が個別に表示される

給与とアサイメントの処理発生識別子が同じであるため、雇用履歴には昇格・昇進とともに給与変更が表示される
変更が同時に行われたか個別に行われたかに関係なく、アサイメントと給与をまとめて表示します。
有効化のステップ
次のプロファイル・オプションを構成する必要があります。
| プロファイル・コード | ORA_CMP_SAL_REUSE_ASGN_ACTION_OCCURRENCE |
|---|---|
| プロファイル名 | アサイメントの処理発生識別子を再利用する給与 |
| 摘要 | 給与開始日に対して一致する処理および事由が存在する場合は常に、給与でアサイメント処理発生識別子を再利用するプロファイル・オプション |
このプロファイル・オプションを構成するには、「設定および保守」作業領域で次のステップを実行します。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- プロファイル・オプションを検索して選択します。
- 「レベル」を「サイト」に設定します。
- 「プロファイル値」フィールドで、「はい」を選択します。
ヒントと考慮事項
この機能を使用するのは、レスポンシブ・ページを有効にし、22C更新でリリースされた拡張「雇用情報」ページを使用している場合のみにすることをお薦めします。ただし、プロファイル・オプションを有効にすると、クラシック・ページまたはレスポンシブ・ページを使用して給与を作成または訂正する際に処理発生識別子が再利用されます。
プロファイル・オプションを使用可能にすると、前の給与の処理発生識別子に影響する可能性があります。たとえば、2010年、2016年、2021年の給与があるとします。
- 2022年の給与を作成する場合、2022年の給与および2021年の給与の処理発生識別子の再利用が試行されます。
- 2021年の給与を変更する場合、2021年の給与の処理発生識別子の再利用が試行されます。
- 2021年の給与を削除する場合、2016年の給与の処理発生識別子の再利用が試行されます。
給与を作成または削除するたびに、前回の給与の終了日が訂正されます。したがって、処理ではその給与の処理発生識別子の再利用も試行されます。
アサイメント変更前に給与変更が転記されるため、ワークフォース報酬からのアサイメントおよび給与変更の転記の際に処理発生は再利用されません。
処理の再利用は、ツール、処理、ページ、およびプロセスを使用して単独で給与を作成または訂正するたびに発生します。
- ツールの例:
- HCMデータ・ローダーまたはHCMスプレッドシート・データ・ローダーおよび給与オブジェクト
- 給与REST API
- 給与のダウンロード
- レスポンシブ処理およびページの例:
- 給与の変更(ライン・マネージャ)
- 給与の変更(報酬マネージャ)
- 報酬情報からの給与の編集
- 給与履歴
- ローカルおよびグローバル異動
- 訂正および削除の組合せの雇用詳細(22C更新で導入)
- プロセスの例:
- レートベースの給与プロセスの実行
- 等級ステップ昇格の実行
- 等級ステップ・レートの同期化
- ワークフォース報酬転送(給与を転記する場合のみ。アサイメント変更なし)
- 一括雇用主変更
- クラシック処理およびページの例:
- 給与の変更
割当に同じ日に複数の変更がある場合の動作:
同じ処理と事由を使用して同じ日に複数のアサイメントを変更する場合、給与は常に最新の処理発生に関連付けられます。
アサイメントの変更時に非アクティブなアサイメントに対して給与を保守できない
「アサイメントの変更」処理では、非アクティブなアサイメントまたは非アクティブになるアサイメントの給与を作成または更新できません。たとえば、アサイメントまたは臨時アサイメントの終了時に給与を提示することはできません。


臨時アサイメントの終了処理時の「給与」セクションの警告


アサイメントの終了処理時の「給与」セクションの警告
また、22C更新で導入された「雇用詳細の訂正」処理では給与を提示できません。また、「アサイメントの終了」または「臨時アサイメントの終了」処理を使用してアサイメントの変更を編集する場合は、給与を提示できません。


「雇用詳細の訂正」処理での「臨時アサイメントの終了」処理の編集時の「給与」セクションの警告


「雇用詳細の訂正」処理での「アサイメントの終了」処理の編集時の「給与」セクションの警告
オプト・アウトすることで、既存の動作を続行できます。「アサイメントの変更処理での非アクティブなアサイメントに対する給与の変更を許可しない」プロファイル・オプションを使用してオプト・アウトします。
最終承認後にエラーが発生するのを防ぐシームレスなエクスペリエンスを提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この機能を使用しない場合は、このプロファイル・オプションを設定して機能をオプト・アウトする必要があります。
| プロファイル・コード | ORA_CMP_NO_SALARY_CHANGE_WHEN_INACTIVE_CHG_ASGN |
|---|---|
| プロファイル名 | アサイメントの変更処理での非アクティブなアサイメントに対する給与の変更を許可しない |
| 摘要 | 個人が非アクティブなアサイメントまたは非アクティブになるアサイメントに対する「アサイメントの変更」処理での給与の変更を禁止します。 |
| 値 | いいえ |
プロファイル・オプションを構成するには、「設定および保守」作業領域に対して次のステップを実行します。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- プロファイル・オプションを検索して選択します。
- 「レベル」を「サイト」に設定します。
- 「プロファイル値」フィールドで「いいえ」を選択します。
その後、アップグレード前に送信されたトランザクションを承認者が編集する際、給与セクションにメッセージが表示されます。ただし、エレメント構成に基づいてトランザクションが最終的にエラーになる可能性があります。
更新21Aでは、国別仕様データ・グループが同じ場合に、ソース雇用主から個人の異動先雇用主に個別報酬割付をコピーできました。更新22Dでは、「一括雇用主変更」プロセスを使用して同じことを実行できます。

ソース雇用主の個別報酬割付

有効日が2022年7月1日の一括雇用主変更
個別報酬割付のコピーを防止するには、要求を送信する前に、コピー・オプションの選択が解除されていることを確認してください。

選択した個別報酬割付をコピーする新規オプション

プロセスの送信

個別報酬割付が正常にコピーされたことを示す雇用主の変更ダッシュボード

異動先雇用主にコピーされた個別報酬割付
デフォルトでは、「一括雇用主変更」プロセスに新しいオプションが表示されます。必要に応じて、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用して非表示にできます。非表示にすると、コピーできなくなります。コピーを防ぐ唯一の方法は、フィールドを表示したままにして、プロセスを送信する前にチェックを外すことです。

「一括雇用主変更」処理に対してHCMエクスペリエンス設計スタジオ・ルール内の「ルールの編集」ページに表示されている新規オプション
効率が向上し、新しい雇用主のために元の雇用主から詳細を作成するために必要な手動ステップを削減します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- ローカルおよびグローバル異動では、「個人報酬」セクションに表示される割付は、次の条件に従ってソース雇用主から自動的にコピーされます。
- 個別報酬プラン・オプションにリンクされているエレメントの国別仕様データ・グループが、両方の雇用主で同じ場合。
- 個別報酬プランの「プラン・アクセスの制限」設定が「いいえ」の場合。または、設定に「グローバル異動」処理が含まれている場合。
- 個人の任意拠出金(VC)を自動的にコピーする場合は、個別報酬プランに「グローバル異動」処理を含むアクセス設定があることを確認してください。
- ソース・アサイメントの個別報酬プランは、プランに添付されたエレメントが標準プロセス最終日または標準支給項目最終日のみを使用するように構成されている場合は常に、終了日が設定されます。
- 個別報酬コピー・プロセスでは、個別報酬プラン・オプションにリンクされているエレメントのエレメント・エントリが考慮されます。ソース・タイプがVC以外の個別報酬オプション・エレメント・エントリがある場合、給与プロセスでもそれらがコピーされ、エントリが重複します。給与プロセスで重複が生じないように、「一括雇用主変更」プロセスの送信時に個別報酬エレメントを除外するエレメント・グループを定義できます。これにより、個別報酬コピー・プロセスでエレメント・エントリが確実にコピーされますが、給与プロセスはコピーされません。
エレメント・エントリ・タスクを使用してエントリが作成され、ワークフォース報酬プランからデータが転送される場合、VC以外のソース・タイプのエレメント・エントリを取得します。また、HCMデータ・ローダーを使用してエレメント・エントリをロードするときにソース・タイプをVCに設定しない場合も同様です。
主なリソース
雇用主の詳細は、次のヘルプを参照してください。
- HCM Cloudでの就業者の雇用主の変更(文書ID 2649381.1)
- 『グローバル人事管理の使用』ガイドの「就業者の採用と管理」の章の個人の昇格と異動セクション
- 『グローバル人事管理の使用』ガイドの「就業者の採用と管理」の章のローカルおよびグローバル異動のトピック
「ローカルおよびグローバル異動」または「一括雇用主変更」処理時に、添付されたレコード文書を個別報酬割付とともに自動的にコピーできるようになりました。

使用可能な文書リンクとソース雇用主の個別報酬割付

添付された文書とソース雇用主の個別報酬割付

異動先雇用主に対するローカルおよびグローバル異動処理の「時期および事由」セクション

ソース雇用主の割付済個別報酬を異動先雇用主にコピー

「編集」をクリックすると表示される、ソース雇用主において個別報酬割付からコピーされたレコード文書
同様に、一括雇用主変更要求を送信できます。

一括雇用主変更要求

要求の送信

異動先雇用主にコピーされた個別報酬割付

使用可能な文書リンクと異動先雇用主の個別報酬割付
この機能拡張により、グローバル異動後も文書のトレーサビリティを保守できます。トレーサビリティは、ソースの個別報酬割当の範囲にとどまります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
変更によって将来の個別報酬割付がコピーされると、ソース割付は削除されますが、添付は削除されません。今後の更新で添付ファイルの削除が計画されています。
更新22Cでは、特定の処理で個別報酬の文書の送信を要求できました。更新22Dでは、「処理待ち就業者の追加」および「処理待ち就業者の編集」処理で、提案者に対して関連文書を添付するように要求するか、添付をオプションにすることができます。

提案者が文書を追加する「添付」セクション
承認後、添付は個人の文書レコードで入手可能になります。処理待ち就業者変換では、送信された文書を変換される従業員または派遣就業者のアサイメントにコピーします。

処理待ち就業者の個別報酬提示からの添付が表示された処理待ち就業者の「文書レコード」ページ
この機能拡張により、必要に応じて文書が送信され、監査目的で保存されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
「処理待ち就業者の追加」および「処理待ち就業者の編集」レスポンシブ・ページで、提示時に添付の追加を可能にして、添付を要求できるようになりました。
個別報酬プラン・オプションが文書タイプ設定で構成されている場合でも、オファー・フローに添付を追加することはできません。
添付のリンクは「個人拠出金」、「個別報酬」および「報酬の設定管理」の承認通知でのみ表示されます。現時点では、これら以外の通知には添付リンクは表示されません。
ロールおよび権限
次の表に、個別報酬セクションおよび個人の文書レコードの添付リージョンにアクセスするために必要な権限を示します。
| 集計権限 | コメント |
|---|---|
| 個人文書の管理 ORA_PER_DOCUMENT_MANAGEMENT_DUTY |
この集計権限は、22D更新から報酬マネージャおよび報酬スペシャリストによって継承されます。 |
カスタム・ロールを使用する場合は、ジョブ・ロールが「個人文書の管理」集計権限を継承していることを確認してください。適切な文書タイプ・セキュリティ・プロファイルを選択した後、データ・ロールを再生成する必要があります。
「個人拠出金の管理」、「個別報酬」および「個別報酬の運用管理」などの個別報酬処理のOracle Business Intelligence Publisher (BI)通知では、入力値を表示するように構成されている場合、コードのかわりに参照コードの内容が表示されるようになりました。
参照内容を表示する通知
この拡張機能により、個別報酬通知でより意味のある入力値が承認者に提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
改善された通知は、「個人拠出金の管理」、「報酬の管理」および「個別報酬の運用管理」タスクに関連するワークフロー通知の一部です。
主なリソース
- 入力値の表示(更新20Cで導入された拡張機能)の詳細は、報酬承認通知のプロファイル・オプションを参照してください。
添付付きで送信された個別報酬プランの報酬スポットライトから文書レコード・ページを表示
更新22Cでは、特定の処理で個別報酬の文書の送信を要求できました。更新22Dでは、「自分の報酬」、「報酬情報」処理を使用して、承認された個別報酬割付の文書添付を表示できるようになりました。

承認された個別報酬割付に文書添付が含まれる場合に表示される「添付」リンク

添付リンクをクリックした後に開く「文書詳細」ページ
この機能拡張により、個別報酬提示で提供される文書をすばやく追跡できます。
有効化のステップ
事前定義済報酬ロールを使用する場合:
- 「ロールへのセキュリティ・プロファイルの割当」タスクを使用して、報酬マネージャおよび報酬スペシャリスト・データ・ロールを編集します。
- 適切な文書タイプ・セキュリティ・プロファイルを選択します。

- データ・ロールを再生成します。
カスタム報酬ロールを使用する場合:
- セキュリティ・コンソールを使用して、「個人文書の管理」/ORA_PER_DOCUMENT_MANAGEMENT_DUTY集計権限をカスタム・ジョブ・ロールに追加します。
- 「ロールへのセキュリティ・プロファイルの割当」タスクを使用して、データ・ロールを編集します。
- 適切な文書タイプ・セキュリティ・プロファイルを選択します。

- データ・ロールを再生成します。
前のステップを完了していない場合でも、個別報酬の添付を表示できる場合があります。これは、個別報酬割付で使用されるレコード文書タイプへのアクセス権を付与する他のロールがある場合に発生します。
ヒントと考慮事項
添付文書は、個人のロールとレコード文書のデータ・セキュリティ構成に基づいて表示できます。
主なリソース
詳細は、『HCMの保護』ガイドの次のトピックを参照してください。
ロールおよび権限
次の表に、個別報酬セクションおよび個人の文書レコードの添付リージョンにアクセスするために必要な権限を示します。
| 集計権限 | コメント |
|---|---|
| 個人文書の管理 ORA_PER_DOCUMENT_MANAGEMENT_DUTY |
この集計権限は、22D更新から報酬マネージャおよび報酬スペシャリストによって継承されるようになりました。 |
22Bで導入された複雑なHCMフローを支援するガイド付きジャーニ機能の延長として、トランザクション設計スタジオ(TDS)のルールを使用して、さらに多くの報酬処理にガイド付きジャーニを構成できるようになりました。
サポートされている追加処理のリストは次のとおりです。
| TDS処理 |
コメント |
|---|---|
| 自分の報酬 |
ページ・レベルおよびセクション・レベルのガイド付きジャーニがサポートされています。 |
| 報酬情報 |
ページ・レベルおよびセクション・レベルのガイド付きジャーニがサポートされています。 |
| 給与履歴 |
ページ・レベルおよびセクション・レベルのガイド付きジャーニがサポートされています。 |
この機能では、自分のロールに基づいてユーザーが実行するトランザクションのコンテキストで、ユーザーにガイダンスが提供されます。
有効化のステップ
ガイド付きジャーニを表示するには、プロファイル・オプションORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLEDをYに設定します。
| プロファイル・オプション・コード |
摘要 |
デフォルト値 |
|---|---|---|
| ORA_PER_GUIDED_ JOURNEYS_ENABLED ガイド付きジャーニ使用可能 |
ガイド付きジャーニのユーザー・インタフェースを使用可能にします。 |
N |
デフォルト・プロファイル・オプション値を変更するには、次のステップを実行します。
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- ORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。
- 「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
- ガイド付きジャーニは、チェックリスト・テンプレート設定ページからのみ構成できます。
- 既存のジャーニのカテゴリをガイド付きジャーニに変更することはできません。かわりに、新しいガイド付きジャーニを定義してください。
- ジャーニの「検討」タブの「ジャーニの作成」ボタンでは、ガイド付きジャーニの作成はサポートされていません。
- ガイド付きジャーニはADFページでのみサポートされ、VBCSページではサポートされません。
- ガイド付きジャーニでサポートされているタスク・タイプは、分析、文書、埋込み学習、外部URL、手動タスク、質問リスト、レポートおよびビデオです。
- ガイド付きジャーニを構成するために使用できる属性は、通常のジャーニの設定とは異なります。
- 質問リストのガイド付きジャーニに対する応答を保存するために、新しいサブスクライバ・コードを使用できます。
- ガイド付きジャーニ・プロファイル・オプションが「N」に設定されている場合でも、TDSでルールを構成できます。ガイド付きジャーニは、「検討」、自分のジャーニ」、「自分のタスク」および「割当済ジャーニ」タブには表示されません。
- TDS処理ごとに1つのガイド付きジャーニのみを使用することをお薦めします。
- 複数のガイド付きジャーニを作成し、TDSに追加する際には、ガイド付きジャーニの識別に役立つ命名規則に従うことをお薦めします。たとえば、actionName_ruleConfigParams_pageLevelまたはactionName_ruleConfigParams_sectionNameのようにします。たとえば、Transfer_Employee_PageまたはTransfer_USManager_AssignmentDetailsのようにします。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerで次のリソースを参照してください。
- グローバル人事管理の使用ガイドのチェックリストおよびジャーニの章
- グローバル人事管理の実装ガイドのチェックリストおよびジャーニの章
コンテキスト・ジャーニの詳細は、Customer Cloud Connectのクイック・ガイド: コンテキスト・ジャーニおよびガイド付きジャーニを参照してください。
- グローバル人事管理の実装ガイドのレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンス設定の章のトランザクション設計スタジオを使用したフィールド表示の構成
- トランザクション設計スタジオ - 機能と仕組み(文書ID 2504404.1)
ロールおよび権限
- チェックリスト・テンプレートを操作するには、ジャーニの管理(PER_MANAGE_CHECKLIST_TEMPLATE_PRIV)機能権限が付与されている必要があります。
- トランザクション・ページのガイド付きジャーニを表示するには、HCM共通コンポーネントへのアクセス機能権限が付与されている必要があります。
22Bで導入されたビジネス・プロセスをオーケストレーションするコンテキスト・ジャーニの機能の延長として、HRトランザクションの前に様々な実行者が実行する必要があるコンテキスト・ジャーニを構成する際に追加の報酬クイック処理を使用できるようになりました。
「自分」、「自分のチーム」または「自分のクライアント・グループ」から特定のHRクイック処理を開始すると、コンテキスト・ジャーニ設定に基づいて、1つのコンテキスト・ジャーニまたは適格なコンテキスト・ジャーニのリストが表示されます。次に、適切なコンテキスト・ジャーニを開始できます。
コンテキスト・ジャーニでサポートされるようになった追加の報酬クイック処理のリストは次のとおりです。
| カテゴリ |
クイック処理名 |
|---|---|
| 自分 |
自分の報酬 |
| 自分のチーム |
給与の変更 |
| 自分のチーム |
報酬情報 |
| 自分のチーム |
個別報酬 |
| 自分のチーム |
チーム報酬 |
| 自分のクライアント・グループ |
報酬の設定管理 |
| 自分のクライアント・グループ |
給与の変更 |
| 自分のクライアント・グループ |
報酬情報 |
| 自分のクライアント・グループ |
個別報酬 |
| 自分のクライアント・グループ |
給与履歴 |
この機能では、ビジネス・プロセスの一部として実行する必要がある様々なアクティビティをオーケストレーションできます。
有効化のステップ
新しいORA_PER_CONTEXTUAL_JOURNEYS_ENABLEDプロファイル・オプションを使用して、コンテキスト・ジャーニを有効にする必要があります。プロファイル・オプションの値をYに設定します。
| プロファイル・オプション・コード |
摘要 |
デフォルト値 |
|---|---|---|
| ORA_PER_CONTEXTUAL_ JOURNEYS_ENABLED コンテキスト・ジャーニ使用可能 |
コンテキスト・ジャーニのユーザー・インタフェースを使用可能にします。 |
N |
デフォルト・プロファイル・オプション値を変更するには、次のステップを実行します。
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- ORA_PER_CONTEXTUAL_JOURNEYS_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。
- 「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
- ユーザーがコンテキスト・ジャーニの一部として実行できるように、必要なアプリケーション・タスク(クイック処理)をジャーニ・テンプレートに構成する必要があります。たとえば、「給与の変更」のコンテキスト・ジャーニを定義する場合は、「給与の変更」を起動するアプリケーション・タスクを含めます。これにより、トランザクションを実行する個人が「給与の変更」を確実に実行できるようになります。
- コンテキスト・ジャーニは、チェックリスト・テンプレート設定ページからのみ構成できます。
- 既存のジャーニのカテゴリをコンテキスト・ジャーニに変更することはできません。かわりに、新しいコンテキスト・ジャーニを定義してください。
- コンテキスト・ジャーニを構成するために使用できる属性は、通常のジャーニの設定とは異なります。たとえば、コンテキスト・ジャーニのチェックリストまたはタスク・レベルには適格プロファイルを構成できません。
- 「基準の構成」セクションの属性は、コンテキスト処理ごとに異なります。
- DocuSign、I-9およびOPAのタスク・タイプは、コンテキスト・ジャーニではサポートされていません。
- コンテキスト・ジャーニの処理モードはデフォルトで「アラート・ベースの通知」に設定され、BI Publisherの通知はサポートされていません。
- コンテキスト・ジャーニ・ギャラリ・ページの「ジャーニなしで続行」ボタンは、セキュリティ権限を使用して制御されます。「ロール」セクションを参照してください。
- コンテキスト・ジャーニは、「検討」、「自分のジャーニ」および「割当済ジャーニ」タブには表示されません。
- ジャーニの「自分のタスク」タブには、コンテキスト・ジャーニのタスクが表示されます。
- 「検討」タブの「ジャーニの作成」ボタンでは、コンテキスト・ジャーニの作成はサポートされていません。
- コンテキスト・ジャーニの構成が現在サポートされているのは、一部のクイック処理のみに限定されています。
- コンテキスト・ジャーニ内に構成されたアプリケーション・タスクは、常にプライマリ・アサイメントのコンテキストで起動されます。これは、コンテキスト・ジャーニをトリガーするクイック処理に非プライマリ・アサイメントが選択されている場合でも当てはまります。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerで次のリソースを参照してください。
- グローバル人事管理の使用ガイドのチェックリストおよびジャーニの章
- グローバル人事管理の実装ガイドのチェックリストおよびジャーニの章
コンテキスト・ジャーニの詳細は、Customer Cloud Connectのクイック・ガイド: コンテキスト・ジャーニおよびガイド付きジャーニを参照してください。
ロールおよび権限
チェックリスト・テンプレートを操作するには、ジャーニの管理(PER_MANAGE_CHECKLIST_TEMPLATE_PRIV)機能権限が付与されている必要があります。
この表は、この機能をサポートする機能セキュリティ権限、およびこの権限を継承する事前定義ロールを示しています。
| 機能 |
職務ロール |
ジョブ・ロールまたは抽象ロール |
|---|---|---|
| コンテキスト・ジャーニのバイパス PER_BYPASS_CONTEXTUAL _JOURNEYS_PRIV |
HRによるコンテキスト・ジャーニの管理 ORA_PER_MANAGE_ CONTEXTUAL_JOURNEY_ BY_HR |
人事担当者 |
新しい情報アイコンがすべてのワークシート列ヘッダーに表示されます。円の中に「?」が表示されるアイコンが、円の中に「i」が表示されるアイコンに更新されました。

新しい情報アイコン
更新された新しい列アイコンは、要約レベルの情報アイコンと一致します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
列ヘッダー情報機能を使用するには、列の列プロパティ・ページにナビゲートします。「情報」まで下にスクロールし、テキストを入力して保存します。情報アイコンが自動的に表示されます。
この列プロパティを更新するときにリフレッシュ・プロセスを実行する必要はありません。
「ワークフォース報酬」タスク・リストからプラン設定情報を表示して設定ページにアクセスできるようになり、各タスク名から「構成」という語が削除されました。古いビューと新しいビューの各設定セクションを次に示します。

旧「基本設定の構成」タスク・リスト
次のスクリーンショットでは、タスク名に「構成」という語が含まれていないことがわかります。タスク名自体は、個々のページへのアクセスを提供します。ステータス・アイコンはタスク名の左に移動しました。「詳細」セクションに関連プラン設定情報の一部が表示されるようになりました。表示される内容は、プラン設定で見つかった情報に基づいており、変更できません。

新しい「基本設定の構成」タスク・リスト
「予算の構成」を見てみましょう。

旧「予算」タスク・リスト
更新されたタスク・リストでは、個々の予算プールをそのプールで使用する方法とともに表示できます。「予算プール」ページに移動するかわりに、タスク・リストから各プールにアクセスできます。新しい予算プールを作成する必要がある場合は、管理者が「予算プール」ページにアクセスして続行できます。各「予算表示」ページには、個別にアクセスすることもできます。

新しい「予算」タスク・リスト
次に、「ワークシートの構成」を確認します。

旧「ワークシートの構成」タスク・リスト
「報酬コンポーネント」親ページを使用するのではなく、報酬コンポーネント構成に個別にアクセスできます。予算プールと同様に、新規コンポーネントを作成する必要がある場合は、管理者が「報酬コンポーネント」ページにアクセスして続行できます。

新しい「ワークシートの構成」パート1
以前は、タスク設定ページにアクセスする前に「ワークシート表示の構成」にアクセスする必要がありました。現在は、これらに直接アクセスでき、タスクのタイプも表示されます。新しいタスクを作成する必要がある場合は、「ワークシート表示」にアクセスして作成します。

新しい「ワークシートの構成」パート2
構成および有効化されたアラートの数は、タスク・リスト・ページに表示される情報の一部です。これは問題のトラブルシューティングに役立ちます。

新しい「ワークシートの構成」パート3
最後に、「モデルおよびレポートの構成」および「検証および処理」について説明します。

古い「モデルおよびレポートの構成」、「検証および処理」
更新されたタスク・リストでは、有効化されたレポートの数、有効化されたレポート・ディメンションまたはモデリング基準の数、および有効化されたフィルタの数を確認できます。

新しい「モデルおよびレポートの構成」、「検証および処理」
この機能により、管理者はプラン設定情報をより迅速に表示して設定ページに直接アクセスできるため、クリック数や時間を節約できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
マネージャがワークフォース報酬サイクルの一部として個人の等級ステップを更新できるようになりました。 以前はできませんでした。また、現在の等級ラダーおよび等級ステップを使用可能なワークシート列のリストに追加しました。

新しい等級ステップ・ワークシート列
新しい列プロパティの一部として、提示等級ステップのみが監査証跡に含まれ、更新が許可されます。「提示等級ステップ」列は、デフォルトでは読取り専用です。ワークシート・マネージャによる列の更新を許可するように明示的に選択する必要があります。新しい3つの列はすべて、初期非表示、使用可能、ロールベースの列アクセスの構成が可能で、動的計算およびアラートで使用することができます。新しい列は、「個々の就業者表示」および「就業者の管理」で表示できます。
提示等級列
また、この拡張機能の一部として、「提示等級」列を変更しました。アサイメントで一致した基準に応じて、値は次のセットのいずれかから表示されます: セットのすべての等級、ポジションおよびジョブの有効等級、またはアサイメント等級ラダーの等級。
-
アサイメントに等級ラダーがなく、プロファイル・オプションPER_ENFORCE_VALID_GRADESが使用不可の場合、「提示等級」値リストには、それぞれのセットで使用可能なすべての等級が表示されます。
-
アサイメントに等級ラダーがなく、プロファイル・オプションPER_ENFORCE_VALID_GRADESが有効な場合、「提示等級」値リストには、各セットのポジションまたはジョブに応じて使用可能なすべての有効等級が表示されます。
-
アサイメントに等級ラダーがある場合、プロファイル・オプションPER_ENFORCE_VALID_GRADESの値に関係なく、「提示等級」値リストには等級ラダーに関する等級が表示されます。
ワークシート
新しい「提示等級ステップ」列には、等級が等級およびステップを使用するように構成された等級ラダーの一部である場合、等級のステップが表示されます。「提示等級」列を使用して等級を選択したとき、その等級が等級およびステップを使用するように構成された等級ラダーからのものである場合、その順序の最初のステップがデフォルトで表示されます。ワークシート・マネージャは、値リストのいずれかのステップで変更または上書きできます。「提示等級」列に選択した等級が入力されておらず、現行等級が等級およびステップを使用するように構成されたラダーの一部である場合、「提示等級ステップ」ドロップダウンに現在の等級のそれぞれのステップが表示されます。提示等級または現行等級にステップがないシナリオでは、「提示等級ステップ」値リストは空白のままです。
ノート: 給与として転記するために選択された報酬額列は、「給与更新を含める」が「はい」に設定された等級ラダーの個人に対して読取り専用になります。その報酬額は、「等級ステップ」列で選択した値に基づいて計算されます。
「基本給 - 新規」列
ワークシートで等級ステップが提示されると、次の条件に従って、ステップ値が新しい基本給として自動的にフェッチされます。
-
- 等級ラダーは「等級およびステップ」タイプである必要があります。
- 等級ラダーでは、「給与更新を含める」を「はい」に設定する必要があります。
- 等級ラダーでは、「給与の計算方法」を「等級ステップ・レートの使用」に設定する必要があります。
- ワークフォース報酬プランには、報酬額が「給与として転記」に設定されているコンポーネントが1つのみ存在する必要があります。
- 就業者の給与ベース・タイプが「給与レート」または「簡易コンポーネント」ではありません。
「提示等級ステップ」の値を決定できない場合、ワークシートの「基本給 - 新規」列が(関連する報酬額列とともに)nullに設定されます。これが発生するケースは次のとおりです。
-
- 等級ラダーの通貨が就業者の基本給通貨と一致しない場合。
- 「提示等級ステップ」に「等級ラダー」で定義された値がない場合。
「基本給 - 新規」(および関連する報酬額列)は読取り専用になります。これを提示するには、次の条件を満たしている場合に、提示等級ステップを選択します。
-
- 等級ラダーが「等級およびステップ」タイプの場合。
- 等級ラダーの「給与更新を含める」が「はい」に設定されている場合。
それ以外の場合、列の動作は以前と同じままです。
「基本給 - 新規」は、次の式を使用してステップ値に基づいて計算されます。
基本給 - 新規 = (ステップ値 * ステップ年換算係数) / (支給年換算係数)
就業者の基本給周期が時間給ではなく、ラダーの「給与調整タイプ」が空白以外の値(「1より小さい常勤換算のみ」または「1と等しくない常勤換算」)に設定され、就業者のアサイメントの常勤換算が選択と一致する場合、FTE調整は次のように行われます。
基本給 - 新規 = (ステップ値 * ステップ年換算係数 * 就業者のアサイメントの常勤換算) / (支給年換算係数)
ダウンロードしたワークブック
ワークブックで管理オプションを選択した場合、ダウンロードしたワークブックには、「現行等級ラダー」、「現行等級ステップ」および「提示等級ステップ」の3つの新しい列があります。最初の2つは読取り専用列で、最後の列は設定プリファレンスに従って編集できます。ダウンロードしたワークブックは、ワークシートと同じように機能します。
「提示等級ステップ」列の値リストから「提示等級ステップ」の値を選択するには、それぞれのセルをダブルクリックするか、セルに値を入力してアップロードします。
ノート: 「提示等級ステップ」値リストには、既存の「等級」または「提示等級」の値に従って値が表示されます。ダウンロードしたワークブックで新しい提示等級を選択した場合、「提示等級ステップ」値リストには、新しい提示等級がアップロードされるまで、古い等級または提示等級の値に従ってステップ値が表示されます。
有効な「提示等級」値を入力したが、「提示等級ステップ」値が無効な場合、アップロードは失敗します。
バッチ処理
「報酬サイクルの開始」プロセス中に、「現行等級ラダー」および「現行等級ステップ」の値が、プラン・サイクルのHRデータ抽出日時点でグローバルHRからフェッチされます。「完全リフレッシュ」または「HRデータのリフレッシュ」のいずれかのオプションを選択してリフレッシュ・プロセスを実行すると、リフレッシュ・プロセスの実行時に選択した有効日時点で、プランの就業者部分の「現行等級ラダー」および「現行等級ステップ」の値がグローバルHRからリフレッシュされます。
「HRへのワークフォース報酬データの転送」プロセスが拡張され、「提示等級ステップ」属性が、個人のアサイメントの既存の「ジョブ」、「等級」、「ポジション」およびアサイメント名変更の各属性とともに転送されるようになりました。転送プロセスでは、「等級およびステップ」タイプの等級ラダーに属していて、等級ラダーで「給与更新を含める」が選択されている就業者の給与転送はスキップされます。転送プロセス・ログには、更新がスキップされた理由が示されます。提示等級ステップがプラン・サイクルからアサイメントに転送された後、転送プロセスでは給与が更新されないため、アサイメントの新規給与を更新するためにレート同期化プロセスを個別に実行する必要があります。
「ワークフォース報酬サイクルのバックアウト」プロセスでは、「HRへのワークフォース報酬データの転送」プロセスの一部として実行された等級ステップの変更が元に戻されます。
就業者の管理
管理者が「新規プランの再処理または追加」プロセスを実行すると、プロセス実行中に選択した有効日時点で、「現行等級ラダー」および「現行等級ステップ」の値もグローバルHRからフェッチされます。任意の個人に対して「データのリフレッシュ」プロセスを実行すると、「現行等級ラダー」および「現行等級ステップ」の値もリフレッシュされます。
この機能により、マネージャはワークフォース報酬プランの一部として個人の等級ステップを更新できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 転送プロセスでは、「等級およびステップ」タイプの等級ラダーに属していて、等級ラダーで「給与更新を含める」が選択されている就業者の給与転送はスキップされます。提示等級ステップがプラン・サイクルからアサイメントに転送された後、転送プロセスでは給与が更新されないため、アサイメントの新規給与を更新するためにレート同期化プロセスを個別に実行する必要があります。
- 個人のアサイメントに先日付レコードまたは承認待ちがある場合、転送プロセスではレコードは更新されません。同じことが、「ワークフォース報酬サイクルのバックアウト」プロセスにも当てはまります。
- 等級ステップの変更は、処理済データ・レポート以外での分析や件数などにおいて昇格・昇進とはみなされません。
- 2つのプラン・サイクルが同じデフォルト昇格・昇進有効日を共有している場合、提示等級ステップのデータはそれらの間で共有されます。一方での更新は、他の提示された昇格・昇進の列と同様に、他方での更新に反映されます。
- 「割当セグメント」を有効にすると、報酬額が等級ステップ選択からのものと予想される場合、セグメントからの合計の適用処理によって報酬額は上書きされません。
- 「等級ラダーの管理」フローからではなく、「昇格等級ラダー」ページを使用して等級ラダーを作成します。
ノート: 給与として転記するために選択された報酬額列は、「給与更新を含める」が「はい」に設定された等級ラダーの個人に対して読取り専用になります。その報酬額は、「等級ステップ」列で選択した値に基づいて計算されます。
ディープ・リンクを使用して、外部サイトから「ワークフォース報酬」ランディング・ページを直接開くことができるようになりました。
| ディープ・リンク | 詳細 |
|---|---|
| CMP_WORKFORCE_COMPENSATION |
ワークフォース報酬 |

ワークフォース報酬のディープ・リンク
この機能を使用すると、外部サイトからワークフォース報酬にアクセスしたり、ジャーニまたはチェックリストにワークフォース報酬を含めることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
ディープ・リンクから「ワークフォース報酬」ランディング・ページに移動できます。ただし、必要なプランに移動する必要があります。これにより、プラン・サイクルがクローズされているか、プラン・サイクル日付の範囲外であるプランにユーザーがアクセスできなくなります。
個々の就業者表示の構成ページを合理化しました。以前は、ナビゲーション・ステップが多く、プレビュー・オプションが別のドリルダウン・ページに表示されていました。

以前の個々の就業者表示の構成ページ
現在は、ページ・プロパティとコンテンツはメイン構成ページにあり、プレビューは別個のタブになっています。

新しい個々の就業者表示の構成ページ
この機能を使用すると、個々の就業者表示の構成がより合理化され、タスクを完了するためのクリック数が少なくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、Applicationsヘルプの次のトピックを参照してください。
- ワークフォース報酬プラン・ワークシートの個々の就業者表示の概要
- ワークフォース報酬プラン・ワークシートの個々の就業者ページ・コンテンツ
等級ステップ昇格レビュー・ページに追加された個人番号およびアサイメント番号列 
「提示昇格および給与更新のレビュー」タスクの「結果」ページに、「個人番号」および「アサイメント番号」という2つの新しい列を追加しました。「結果」ページの「更新」タブと「エラー」タブで個人を表示するときに、これらの列が表示されるように構成できます。

「更新」タブの新しい列
「例による問合せ」を使用して、個人番号またはアサイメント番号で特定の個人を検索できます。次の例は、「エラー」タブで個人番号を検索する方法を示しています。

新しい列で「例による問合せ」を使用した特定の個人の検索
この拡張機能により、複数の人が同じ名前を持つ場合に、適切な個人を簡単に見つけることができます。
有効化のステップ
「結果」ページに新しい列を表示するには、表レベルの「表示」メニューから列を選択します。

新しい列オプションを表示する「表示」メニュー
主なリソース
- 詳細は、Oracle Help Centerで報酬の実装ガイドの提示等級ステップ昇格および給与更新の章を参照してください。
既存の等級ステップ昇格の警告およびエラー・メッセージのテキストの一部が修正され、より明確になりました。
提示給与が現在の給与以下である場合にエラーを表示するようにバッチ・プロセスまたはHR処理を構成した場合、給与額がユーザーによって決定されるか、または簡易コンポーネントによって決定されるかに応じて、異なるメッセージが個人に表示されます。この新しいメッセージにより、給与額が簡易コンポーネントで決定されるときに、コンポーネント金額に対して比較が行われることが明らかになります。
バッチでは次のエラー・メッセージが表示されます。
- ユーザーによって給与額が決定される場合: 提示給与が現在の給与を上回らないため、昇格または給与の更新を処理できません。(CMP-1005468)
- 給与額が簡易コンポーネントによって決定される場合: 提示コンポーネント金額が現行金額を上回らないため、昇格または給与の更新を処理できません。(CMP-1005773)
HR処理では次の警告メッセージが表示されます。
- ユーザーによって給与額が決定される場合: 等級ラダー・レートが現在の給与を上回らないため、給与はこのレートから更新されません。
- 給与額が簡易コンポーネントによって決定される場合: 等級ラダー・レートが現在のコンポーネント金額を上回らないため、コンポーネント金額はこのレートから更新されません。
これらのエラー条件は構成可能です。「設定および保守」の「グローバル報酬設定の構成」タスクを使用して無効にできます。
また、個人のアサイメントで「等級ステップ昇格に含める」属性を無効にした場合に表示されるメッセージのテキストも変更しました。この変更により、エラーの理由がより明確になります。アサイメント属性を使用不可にした場合、バッチ・プロセスの実行後に、「レビュー」ページに次のエラー・メッセージが表示されます。
- 個人のアサイメントは等級ステップ昇格に含まれるよう設定されていないため、プロセスによって除外されます。(CMP-1005455)
他のいくつかのメッセージが一貫性のために改訂されました。改訂された次のメッセージは、HR処理で使用されます。
- 先日付の給与レコードがあるため、金額は等級ラダーから更新されません。
- 等級ラダーはFormulaを使用して給与を計算するため、金額は等級ラダーから更新されません。
- 等級ラダーおよび給与ベースの国別仕様データ・グループが同じでないため、等級ラダーから金額を更新できません。
改訂された次のメッセージは、バッチ・プロセスとHR処理の両方で使用されます。
- 給与ベースおよび等級ラダーの通貨が同じでないため、等級ラダーから金額を更新できません。(CMP-1005486)
- 等級ラダーのレート値がないため、等級ラダーから金額を更新できません。(CMP-1005487)
この拡張機能により、エラー・メッセージが理解しやすくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
提示給与が現在の給与を超えない場合のエラー・メッセージ構成の詳細は、報酬の実装ガイドの次のトピックを参照してください。
アサイメントの「等級ステップ昇格に含める」属性の詳細は、報酬の実装ガイドの次のトピックを参照してください。
HR処理での給与のデフォルト設定の詳細は、報酬の実装ガイドの次のトピックを参照してください。
バッチ・プロセスのエラー・メッセージの詳細は、報酬の実装ガイドの次のトピックを参照してください。
Oracleは、従来から現在の機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。
置換された機能は削除のパスに配置される可能性があります。次の機能は、新しい機能に移動する必要がある更新を示します。ベスト・プラクティスとして、完全サポートのためにただちに新しい機能に移動し、製品に提供される最新の更新内容を維持する必要があります。
削除されたすべての機能には「更新」があり、その機能は使用できなくなります。「更新」に示された機能が使用できなくなるため、必要な計画を行ってその機能を除外してください。
HCMクラシック簡易ページの等級ラダー・レートの給与デフォルト・サポートの廃止
更新22Dでは、これまで「個人管理」→「雇用」ページにあった、昇格等級ラダー・レートから給与を移入する機能を削除しました。以前は、個人のアサイメントの等級ラダー、等級またはステップを変更すると、この機能により給与レコードが更新されました。クラシック「雇用」ページには報酬または給与セクションが含まれていないため、この機能は給与レコードを更新するサービスに依存していました。「従業員の採用」や「派遣就業者の追加」など、他のクラシック・ページには報酬セクションが含まれているため、これらのページには影響しません。
関連イベント・トリガーも削除されました。
等級ラダー・レートから給与をデフォルト設定するには、レスポンシブHR処理を使用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、次のドキュメントを参照してください。
- Oracle Help Centerの報酬の実装ガイドの「基本給の概要」の章にある等級ラダーからレートを使用して給与額を移入する方法のトピック。
- My Oracle Supportの等級ステップ昇格のトラブルシューティング(ドキュメントID 2753020.1)
スプレッドシート・ローダー内のダイアログ・ボックスを使用して、ジョブ・コードまたはポジション・コードを検索できるようになりました。ページ・ダイアログと、ロードするスプレッドシートが変更されて親ジョブ・インジケータが表示されるようになったため、親ベンチマーク・ジョブをより簡単に見つけることができます。以前は、「複合のインポート」HSDLでは、ジョブ・コードまたはポジション・コードの検索ダイアログ・ボックスがサポートされていませんでした。「ジョブ・リストの管理」HSDLには、「一致したジョブ・コード」および「一致したポジション・コード」の検索ダイアログ・ボックスがすでにあります。ただし、新しい「親ジョブ」検索基準が統合されました。

サーベイ・ジョブ: 新しいダイアログ・ボックス属性

複合HSDL: 新しい検索ダイアログ・ボックス

「ジョブ・リストの管理」HSDL: 新しい「親ジョブ」属性
この機能を使用して、HSDLスプレッドシート内の検索ダイアログ・ボックスでジョブおよびポジションを検索します。「親ジョブ」インジケータも、検索ダイアログ・ボックスに一貫して表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ダウンストリーム・アプリケーションに表示する市場複合を選択してラベル付けできるようになりました。以前は、ユーザーに表示する複合のみをロードすることをお薦めしており、わかりやすいラベルは使用できませんでした。現在は、複合表のすべての列に自由に移入できるため、専門職ユーザーは、特定の列のダウンストリーム消費を制御しながら、完全なデータにアクセスできます。市場データには「市場複合表示の構成」という新しいタスクがあります。したがって、複合が表示されるワークフォース報酬の「市場複合の表示」タスクおよびページを変更しました。
「マーケット複合表示の構成」を使用して、表示する報酬タイプを選択します。「追加」処理を使用してそれらを追加し、わかりやすいラベルで表示する場合は「表示名」を入力します。個別に、必要に応じて「市場ターゲット」を有効にし、別のラベルで表示する場合は「表示名」を入力します。

市場複合表示の構成
上の黄色で強調表示されているハイパーリンクを使用して、複合表の列をさらに構成します。便宜を図るため、第10百分位数、第50百分位数、第90百分位数などの一部の列が自動的に有効になりますが、無効にできます。また、「市場ターゲット」が有効になっていますが、無効にできます。「表示名」を使用して、必要に応じてわかりやすいラベルを追加します。

複合列の構成
「個々の就業者表示」を使用して、市場複合を表示します。

市場複合: 個々の就業者表示
市場複合は、「ワークフォース報酬」および「就業者の管理」のワークシートに表示できます。

功績の授与: 市場複合
管理者は、市場データの「市場複合の表示」タスクを使用することもできます。

市場複合の表示
この機能を使用すると、新しい「市場複合表示の構成」タスクを使用して、ページでの市場複合の値およびラベルの表示を制御できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
ワークフォース報酬では、複合を表示するための以前の構成不可の方法が引き続き機能します。できるだけ早く、新しいタスクを使用して、複合を表示できるように構成することをお薦めします。
HCMデータ・ローダー(HDL)を使用して、外部データの行を削除できるようになりました。以前の削除機能は「外部データ」ページの「表全体のパージ」または「基準と一致するレコードの削除」処理に制限されていました。
この機能により、HDLを介して削除できる新しい機能を使用して、外部データの保守が自動化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
Idea Labより提供されます。ワークフォース報酬内の割当セグメントに外部データを使用する場合は、各個人のデータを更新するために、「就業者の管理」で「新規プランの再処理または追加」プロセスを実行する必要があります。
報酬のTransactional Business Intelligence Enterprise
Oracle Transactional Business Intelligenceは、Oracle Cloudアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
レポートや分析を最初から作成する必要はありません。「Customer Connect」のレポート共有センターで、すべての製品のサンプル・レポートのライブラリを確認してください。
この機能拡張の一環として、次のフォルダがそれぞれのサブジェクト領域に追加されました。以前は、報酬ゾーン情報はレスポンシブ・ページからのみ取得できました。新しい「報酬ゾーン」フォルダは、「給与詳細」フォルダのサブフォルダとして使用できます:
| サブジェクト領域 | 新しいフォルダ |
|---|---|
| 報酬 - 給与詳細リアルタイム |
「給与詳細」→「報酬ゾーン」 |
| 報酬 - 給与履歴詳細リアルタイム |
「給与詳細」→「報酬ゾーン」 |
ノート: 以前に存在していた「報酬ゾーン」という名前のフォルダは、前述の両方のサブジェクト領域では非表示になっています。ただし、これらのフォルダの属性を使用する既存の分析では、レスポンシブ・ページのみに基づくデータが引き続きレンダリングされます。
給与詳細に関するレポートを、レスポンシブ・ページまたはクラシック・ページのいずれかから取得できる報酬ゾーン情報で補強します。
有効化のステップ
報酬ゾーンの生成バッチ・プロセスを実行し、cmp_address_zonesが正しく移入されていることを確認します。その後、cmp_asg_salary_vによって報酬ゾーン情報がOTBIレポートに取り込まれます。
新しい属性が次のように両方の給与サブジェクト領域に追加されています。以前に差分プロファイルで「係数」ではなく「等級レート」が使用されていたときは、「給与ベース」からデフォルトの「等級レート」のみが提供されていました。
| サブジェクト領域 | フォルダ | 新しい属性 |
|---|---|---|
| 報酬 - 給与詳細リアルタイム |
「給与詳細」→「範囲差分」 | 範囲差分等級レート |
| 報酬 - 給与履歴詳細リアルタイム |
「給与詳細」→「範囲差分」 |
範囲差分等級レート |
また、「給与ベース - レガシー」フォルダと「給与ベース - 完了」フォルダの両方で、給与サブジェクト領域の値を表示するように等級レート年換算係数が修正されました。「給与ベース - レガシー」フォルダの等級レート年換算係数値列が「等級レート年換算係数」として表示されるようになりました。
関連付けられた範囲差分等級レートを含めることで、就業者の範囲差分プロファイルに関するレポートを改善します。給与サブジェクト領域の等級レート年換算係数が修正されています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
| 製品 |
削除される機能 |
削除予定 |
置換後の機能 |
置換時期 |
追加情報 |
|---|---|---|---|---|---|
| 報酬 | HCMクラシック簡易ページの等級ラダー・レートの給与デフォルト・サポートの廃止 | 22D | レスポンシブ・ページの使用 |
_________________________
既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)