本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
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2021年12月20日 | 初版作成。 |
アイデアをお寄せください
ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。こうした更新前および更新後のステップと影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportのOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (ドキュメントID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、Oracleから提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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有意義なデータが含まれている行または列のみを表示することで、意思決定をすばやく効率的に下すことができます。この更新では、プランニング表のゼロまたはnullのみの行または列を非表示にできます。
「表示」メニューの「空の行の非表示」および「空の列の非表示」オプション
有意義なデータの表示密度を上げることで、プランナの生産性を向上させます。
デモを見る。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 「空の行の非表示」または「空の列の非表示」が有効の場合、Microsoft Excelからインポートは無効になります。
- 「空の行の非表示」および「空の列の非表示」オプションは公開またはRESTでは考慮されません。
- 「空の行の非表示」および「空の列の非表示」の設定は、表レイアウトの一部として保存されます。
- 「空の行の非表示」または「空の列の非表示」オプションのいずれかが有効になっている場合、値なしの編集可能メジャーは非表示になります。値を手動で入力するには、まずこれらのオプションの選択を解除する必要があります。
- 値が0または1のみであるインジケータ・メジャーは、すべての値が0で「空の行の非表示」または「空の列の非表示」オプションのいずれかが有効になっていると非表示になります。
主なリソース
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の表示(MSC_VIEW_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
週次予測を、月集計や詳細な時間レベルが複数の親にまたがる同様の時間集計に集計することが必要になる場合があります。これまでカレンダ月への集計は不可能でした。カレンダ週が週次プランの2つの月にまたがることがあるためです。これを行うには日レベルでプランを作成する必要がありました。通常これはパフォーマンスに悪影響を及ぼします。製造カレンダ、グレゴリオ暦および会計カレンダの連結が可能になり、プランを日レベルで明示的にモデリングしなくても、プランの予測が自動的に配分されるようになります。
製造カレンダ、グレゴリオ暦および会計カレンダを連結することで、パフォーマンスに影響を及ぼすことなく、週単位からカレンダ月といった集計が可能になります。
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有効化のステップ
この新機能を使用するには、次のステップを実行します。
- 「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスを実行します。
- ディメンション・カタログを設定します。
- ハイブリッド・プランニング・タイム・レベルで新しい需要プランを定義します。
各ステップの詳細:
- ステップ1: 「ハイブリッド時間階層の作成」スケジュール済プロセスを実行し、選択したカレンダからハイブリッド時間ディメンション階層を作成します。サプライ・チェーン・プランニングでは、各カレンダに対応する時間ディメンション階層があります。「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスでは、ハイブリッド・タイム・レベルという名前の新しい共通の最下位集計タイム・レベルを通じて、選択した各カレンダに追加の時間階層が作成されます。カレンダの選択時に実施される検証:
- 最低2つのカレンダを選択する必要があり、選択できるカレンダは最大3つです。
- 選択するカレンダの1つは製造タイプである必要があります。
- カレンダ・タイプ(グレゴリオ暦、製造、会計)ごとに1つのカレンダのみ選択できます。
「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスのパラメータを定義するときのカレンダ選択フィールド
- ステップ2: ディメンション・カタログにハイブリッド時間ディメンション階層を追加します。「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスの実行後、ESSプロセス・ログ・ファイルを参照します。ログ・ファイルには、ハイブリッド時間ディメンション階層の名前が表示されます。
「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスのESSログ・ファイルに表示されているハイブリッド時間階層の名前
- ステップ3: 次の定義で新しい需要プランを定義します。
- ディメンション・カタログ: ハイブリッド時間ディメンション階層を含むディメンション・カタログを選択します。
- プランニング・カレンダ: 製造カレンダ、グレゴリオ暦または会計カレンダのハイブリッド時間ディメンション階層を選択します
- プランニング・タイム・レベル: ハイブリッド・タイム・レベル
「プラン・オプション」、「スコープ」タブ上の「ディメンション」、「プランニング・カレンダ」および「プランニング・タイム・レベル」オプション
ヒントと考慮事項
- 通常「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスは初期設定として1回のみ実行しますが、次の例外があります。「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスで選択したカレンダの開始日または終了日(あるいはその両方)の定義がプロセスの初期実行後に変更された場合、次を実行する必要があります。
- 「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスを再実行し、ハイブリッド時間階層の定義を更新します。
- ハイブリッド・タイム・レベルを使用して需要プランを再実行します。
- ハイブリッド時間ディメンション階層は選択したカレンダ間で重複する期間に対してのみ作成されます。たとえば、2015年から2025年まで定義されている製造カレンダと、2005年から2035年まで定義されているグレゴリオ暦を選択した場合、2015年から2025年についてのみハイブリッド時間階層が作成されます。「ハイブリッド時間階層の作成」プロセスのESSログ・ファイルに、ハイブリッド時間ディメンション階層の開始日と終了日が表示されます。
- 需要プランのプランニング・カレンダ・オプションで選択したハイブリッド時間階層によって、予測タイム・レベル・オプションに使用できる時間レベルが決まります。たとえば、需要エンジンを使用して週レベルで予測する場合は、製造カレンダに対応するハイブリッド時間階層をプランニング・カレンダとして選択する必要があります。同様に、需要エンジンを使用して会計月レベルで予測する場合は、会計カレンダに対応するハイブリッド時間階層を選択する必要があります。
- ハイブリッド・タイム・レベルの需要プランは、「供給タイプ」および「需要および供給タイプ」プラン・タイプの需要スケジュールのみプランとして選択できます。
主なリソース
ロール情報
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランニング・アプリケーション管理者(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNING_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 次の権限または職務、あるいはその両方を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
- プランの管理(ORA_MSC_PLAN_MANAGEMENT_DUTY)
- プランニング管理(ORA_MSP_PLANNING_ADMINISTRATION_DUTY)
ビジネス・ニーズに固有の構成済属性(原産国など)を使用してサプライ・チェーンを計画および分析します。これらの属性によって限定された需要を予測します。供給プランに属性および属性ネッティング・ルールを構成し、在庫、購買オーダー、転送オーダーまたは作業オーダー供給の属性に基づいて限定された供給のみを使用して需要を満たします。これらの属性について、サプライ・チェーンの任意のレベルで計画オーダーを生成します。
「属性ベース・プランニング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。
この更新により、構成済の属性(プロジェクトおよびタスクを含む)別にストライピングされた需要について需要管理で予測を管理し、この予測を需要スケジュールとして使用できるようになりました。また、構成済属性を使用しない供給プランでしか使用できなかった予測消込の機能をすべて使用できるようになりました。また、どの販売オーダーで予測が消し込まれたかを分析するために、自社用に特別に構成した属性を含めることもできます。
この例は、プランニング属性(プロジェクトおよびタスクを含む)が需要プランのピボット表で構成されている予測メジャーを、プランニング属性メジャーのコンテキストで需要プランを作成することで管理する方法を示しています。
プラン・オプションの構成方法の例です。「出荷先消込レベル」で「プランニング属性」を選択します。供給プランの予測消込に使用するプランニング属性のすべてまたはサブセットを、プラン・オプションの「供給」タブの「組織およびスケジュール」サブタブで選択します。
この例は、「供給および需要」ビューで、予測消込の詳細を予測のプランニング属性レベルで表示する方法を示しています。プランニング属性のある予測を選択して「予測消費」ユーザー・インタフェースにドリルすると、供給プラン出力に予測消込の詳細がプランニング属性レベルで表示されます。
供給プランニング・プロセスを駆動する需要が、販売オーダーで予測を消し込むためのルールを考慮するようになります。
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有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
この機能をオプト・インして使用する場合は、属性ベース・プランニングまたはプロジェクト固有の供給の計画という名前の機能をオプト・インする必要があります。属性ベース・プランニングまたはプロジェクト固有の供給の計画機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。属性ベース・プランニングまたはプロジェクト固有の供給の計画機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
属性ベース・プランニング機能をオプト・インするには、次の手順を実行します。
- 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 属性ベース・プランニング機能を有効にします。
プロジェクト固有の供給の計画機能をオプト・インするには、次の手順を実行します。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用していない場合:
- 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をすでにオプトインしている場合:
- 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト固有の供給の計画」機能を使用可能にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をまだオプトインしていない場合:
- 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーン機能に必要な設定を行います。詳細は、Oracle Help CenterにあるManufacturing and Supply Chain Materials Management実装ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンの章を参照してください。
オプト・インを有効にした後、次のステップを実行して、プロジェクトおよびタスクを含むプランニング属性による予測消込を開始します。
- プランニング属性ディメンションを持つユーザー定義メジャーを使用して需要プランを作成し、デフォルト以外のメジャー・コンテキストを選択します。
- 需要プランを実行します
- プランニング属性とメジャー値の新しい組合せをExcelまたはRESTサービスを使用してピボット表にインポートし、プランニング属性を使用して予測メジャー値を管理します。
- 制約のない供給プランまたは、需要および供給プランを作成し、デフォルト以外のメジャー・コンテキストを選択します。
- プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
- オプションで、ScpExternalForecastファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、プランニング属性による外部予測をアップロードします。
- 「プランニング属性」を「出荷先消込レベル」として選択し、消込に使用するプランニング属性を選択します。
- プランを実行し、プロジェクトおよびタスクを含むプランニング属性で予測を消し込みます。
ヒントと考慮事項
- 需要プランニング・プロセスでは、プランニング属性による統計予測は生成されません。プランニング属性による予測メジャー値を需要プランニング作業領域で管理する場合は、組合せとメジャー値をExcelインポートまたはRESTサービスでメジャー値を使用する方法でインポートします。
- 需要プラン・オプションと供給プラン・オプションのメジャー・コンテキストは同じである必要があります。
- 需要プランで使用するユーザー定義予測メジャーは「最終品目需要」メジャー・グループに含める必要があります。
- プランニング属性ディメンションをプランニング・メジャーの管理の粒度の変更を使用して、予測プロファイルで使用されている予測メジャーやシード済需要プランニング・メジャー、オーダーに対して構成されたメジャーにデプロイすることはできません。
- デフォルト以外のメジャー・コンテキストを持つ需要プランは、オーダーに対して構成された予測に使用できません。
- 供給プランのオプションで、ユーザー定義の予測メジャーを最終品目需要メジャーとして選択します。
- 「予測消費」ユーザー・インタフェースで予測消込の詳細をプランニング属性レベルで表示するには、「消費詳細期限日数」プラン・オプションに正の整数値を指定します。
主なリソース
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
最も低い在庫原価で顧客のサービス・ターゲットを満たすために、サプライ・チェーンの各ノードで最適な在庫レベルを維持します。自動プロセスを使用して、在庫ポリシー・パラメータを保守して顧客サービス・レベルを改善します。これらの自動プロセスは、必要に応じて補充の経済的オーダー数量を計算することにより、動的に手持在庫を更新して、原価を削減します。
「補充プランニング」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
プランナが選択した品目サブセットの在庫再残高計算推奨のシミュレーション
複数のシナリオをシミュレートして、サプライ・チェーン内の変更に対応するための最適なソリューションを見つけることができます。シミュレーションは、プラン変更を実行せずに、その効果をモデル化する場合に役立ちます。
在庫再残高計算のシミュレーションを実行する場合は、次の変更をシミュレートできます。
- 需要データ: プランに影響を与える需要の日付と数量を変更し、その影響をモニターします。手動需要を追加して、品目事業所の超過または不足数量に影響を与えることもできます。
- 供給データ: 在庫再残高計算によって推奨された品目レーンの計画オーダーの日付と数量を編集します。手動計画オーダーを追加して、品目事業所の超過または不足数量に影響を与えることもできます。
- 出荷方法: オーダーの日付または数量の変更中に出荷方法を変更し、プランに対するこの変更の影響を評価します。
シミュレーション中、品目事業所に対して行われたすべての編集は確定として処理されます。編集された品目事業所では、超過数量および不足数量が再計算されます。次に在庫再残高計算プロセスは、クラスタ内のすべての事業所について、編集された品目の推奨を再計算します。計画オーダーを上書きする、または、品目レーンに対して新規の計画オーダーを作成することにした場合、その品目レーンに対する新規オーダーは在庫再残高計算から提示されません。また、該当するクラスタ内の品目サブセットに対して在庫の再残高計算を実行することもできます。
次のスクリーンショットは、在庫再残高計算のためのシミュレーション・プランを実行する方法を示しています。
様々なシナリオを分析して、地域の需要と供給の変動に迅速に対応し、上流施設からの不要な補充を削減します。
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有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「補充プランニング」という機能をオプトインする必要があります。補充プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。補充プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
主なリソース
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールに割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)
有意義なデータが含まれている行または列のみを表示することで、意思決定をすばやく効率的に下すことができます。この更新では、プランニング表のゼロまたはnullのみの行または列を非表示にできます。
「表示」メニューの「空の行の非表示」および「空の列の非表示」オプション
有意義なデータの表示密度を上げることで、プランナの生産性を向上させます。
デモを見る。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「補充プランニング」という機能をオプトインする必要があります。補充プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。補充プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
その他のヒントと考慮事項:
- 「空の行の非表示」または「空の列の非表示」が有効の場合、Microsoft Excelからインポートは無効になります。
- 「空の行の非表示」および「空の列の非表示」オプションは公開またはRESTでは考慮されません。
- 「空の行の非表示」および「空の列の非表示」の設定は、表レイアウトの一部として保存されます。
- 「空の行の非表示」または「空の列の非表示」オプションのいずれかが有効になっている場合、値なしの編集可能メジャーは非表示になります。値を手動で入力するには、まずこれらのオプションの選択を解除する必要があります。
- 値が0または1のみであるインジケータ・メジャーは、すべての値が0で「空の行の非表示」または「空の列の非表示」オプションのいずれかが有効になっていると非表示になります。
主なリソース
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の表示(MSC_VIEW_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)