本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2022年10月18日 | 補充プランニング | 最終品目代替に使用可能な補充プランとの在庫再残高計算の統合 | 文書の更新。更新22Dで提供される機能。 |
2022年9月16日 | 初版作成。 |
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免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。こうした更新前および更新後のステップと影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportのOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (ドキュメントID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、Oracleから提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningでデータを分析しているときに、表示された情報を別の側面から調べる必要があっても、Oracle Supply Chain Planningで直接それらを参照できない場合があります。詳細を入手するのに、Oracle Fusion Cloud Analytics Warehouseなどの他のシステムを参照することが必要になる場合があります。この更新では、外部システムにドリルできるリンクをデータのコンテキストを使用して構成できるため、データを全方向から理解し、意思決定に役立てることができます。
たとえば、過去の出荷を確認しているときに、ある月で特定の製品と顧客の出荷が急増していたことを発見したとします。外部システムへのリンクを構成し、製品、顧客、日付範囲などのデータを業界標準の方法で渡し、過去の出荷に関する追加情報を得ることができます。
外部システムへのリンクを作成または編集するには、「設定および保守」作業領域で定義されたアプリケーション名とコンテキスト・パラメータを使用します。
リンク・パラメータを構成して、リンクのコンテキストを外部システムに渡します。
デモを見る。
有効化のステップ
外部システムをリンク可能にするには、まず外部システムを「設定および保守」作業領域で定義します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「設定および保守」。
- 「タスク」から「設定コンテンツの管理」を選択します。
- 「トポロジ定義」から「追加アプリケーションの統合の管理」を選択します。
- 「追加アプリケーションの統合の管理」で「アプリケーション統合の作成」を選択します。
- リンクするためには、アプリケーション名の先頭文字がSCP_EXT_LINK_である必要があります。
- 「完全なURL」には、ホストおよびポート(該当する場合)を含めた外部システムURLのベース部を指定する必要があります。渡されるコンテキストがこれに追加されます。
- パートナ名は参照専用です。
- 「適用」、「保存してクローズ」を選択します。
ヒントと考慮事項
- リンクが起動されるたびに、リンク構成およびコンテキスト・パラメータに従って、新しいブラウザ・タブで外部ページが開きます。
- ページを開くためには、リンクを起動するプランナに外部システムに対する必須のセキュリティ権限が付与されている必要があります。
主なリソース
ロールおよび権限
外部システムへのリンクを構成および起動するために、新しいロールやセキュリティ権限は必要ありません。現在、プランニング表およびグラフへのアクセス権を持っているユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。
他のユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング・グラフの管理 (MSC_MAINTAIN_PLANNING_GRAPHS_PRIV)
この機能を設定するには、管理者に「追加アプリケーションの統合の管理」タスクへのアクセス権が必要です。ユーザーにこのタスクへのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこのタスクにアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、このタスクにアクセスできます。
- サード・パーティ・アプリケーションの管理(ASM_MANAGE_THIRD_PARTY_APPLICATIONS_PRIV)
大量の複数ディメンション・データを操作する際は、指定したデータ条件を満たすデータのサブセットに対する可視性を得ることが重要です。以前は、時間ディメンションをデータ条件に含めることができませんでした。この更新では、データ条件を、様々なディメンションにわたって非時間変動メジャーだけでなく時間変動メジャーでも評価されるように構成し、その結果をプランニング表またはチャートに表示して効果的な分析を実行できます。
たとえば、ピボット・テーブルまたはチャートをフィルタし、「前回の予測実行から最新の予測実行を比較し、月の予測の増減幅が指定値を上回る品目と顧客の組合せを表示する」といったことが可能です。
デモを見る。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
この拡張にアクセスするために必要な新しいロールやセキュリティ権限はありません。現在、プランニング表およびグラフへのアクセス権を持っているユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。
他のユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング・グラフの管理 (MSC_MAINTAIN_PLANNING_GRAPHS_PRIV)
分析に関連するオプション区分のみをフィルタして表示することで、複雑なオーダー構成モデルの予測を効率的に分析できます。この更新では、プランニング表のページ・フィルタ・オプションを使用してモデルを絞り込み、目的のオプション区分のみを表示できます。
この機能を使用する手順:
- オーダー構成モデルを含む表をオープンします
- 表のツールバーで「表示」をクリックします
- 「ベース・モデルにページ・フィルタを設定」のチェック・ボックスを選択します
- ページ・フィルタの値リストを使用して、選択したベース・モデルおよびオプション区分を確認します。
- オプション区分フィルタはベース・モデル・ページ・フィルタの横および表内(選択した場合)に表示されます。
- ベース・モデルのすべてのオプション区分を表示するには、オプション区分フィルタで同じベース・モデル名または空白を選択します。
- 必要に応じて、ツールバーの「処理」メニューの「レイアウトの保存」選択肢を使用して設定を保持します
オプションが選択されていない場合は、表のスクロール・バーを使用してベース・モデルとそのオプションを列に表示します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
この拡張にアクセスするために必要な新しいロールやセキュリティ権限はありません。現在、プランニング表へのアクセス権を持っているユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
オーダー構成(CTO)環境では、全体的な需要分析で注目すべきモデルを発見したときに、CTO部品構成表ツリー全体を表示し、そのモデルの様々なオプション区分やオプションを確認することが必要になる場合があります。この更新では、2ペイン構成のビューを作成し、要約ビューでモデルを選択したときに、部品構成表を表示しているもう一方のビューを即時リフレッシュできます。2つのペイン間の動的リンクを有効化することで自動リフレッシュを構成し、オーダー構成モデルの需要と、そのオプション区分およびオプションの需要の詳細を効率的に分析できるようになりました。
「2つのペイン、横分割」または「2つのペイン、縦分割」を使用し、ベース・モデル製品のみを表示する表を左または上部ペインで、オーダー構成の詳細を表示する表を右または下部ペインで開くことができます。
- 「リンクの管理」ダイアログで、ソース表(左側または上部)からターゲット表(右側または下部)へのオプションを構成します。
-
動的リンクを有効にして構成を保存します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
この拡張にアクセスするために必要な新しいロールやセキュリティ権限はありません。現在、プランニング表へのアクセス権を持っているユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
プランニング表データRESTサービスを使用してデータをロードする場合、独自の日付書式を使用して、変換の負担を軽減し、一貫した書式を使用できます。この更新では、日付書式のユーザー・プリファレンスがRESTサービスによって適用されます。
プランニング表データRESTサービスは、サプライ・チェーン・プラン親サービスの一部であるプランニング表サービスの子サービスです。
ユーザー設定の日付書式の例
前述の例は、ユーザーの一般プリファレンス設定で使用可能な様々な日付書式を示しています。この機能では、プランニングでこれらのすべての書式が考慮されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新23B
ロールおよび権限
- この機能を使用するのに必要な新しい権限はありません。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
プランニング例外は、プラン実行プロセスによるプラン生成またはプランナによるプラン・データの変更に起因して発生します。これまでは、プランニング例外を確認するためにプランを実行する必要がありました。この更新では、新しい「メジャー・ベースの例外の計算」スケジュール済プロセスをオンデマンドで実行し、ユーザー調整を考慮したプランニング例外を、プランの完全リフレッシュを実行することなく確認できるようになりました。このプロセスでは、ユーザー定義の例外基準で指定された条件が評価され、条件に一致すると例外が生成されます。
「スケジュール済プロセス」作業領域の「スケジュール済プロセス」ページを使用して、「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスのプロセス詳細を指定し、プロセスを開始できます。
プロセスは次の場所からも開始できます。
- 「プランの管理」ページ
- プランのページレベルのプラン処理メニュー
デモを見る。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この機能を使用する際は、次の点を考慮してください。
- 「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスとプラン実行プロセス間に互換性はありません。
- 「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスで「例外セット」パラメータが空白のままの場合、プランに関連付けられた例外セットが使用されます。
- 「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスでは、例外セット・パラメータに含まれる例外のみが再計算されます。プラン内の他の例外は削除または更新されません。
- 「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスでは、事前定義のオーダー・ベース例外は再計算されません。
主なリソース
ロールおよび権限
- この機能では、新しいジョブ・ロールや権限は提供されません。
- このプロセスには、既存のスナップショットによるプランの実行権限を使用してアクセスできます。(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)
パフォーマンスを改善した外部システムからのデータの抽出およびアップロード
Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningで効果的なプランニングを実施するために、サプライ・チェーン実行システム内の大量データが必要になる場合があります。これらのデータは最も効率的な方法でロードし、最小限の遅延でプランニング・プロセスで利用できるようにする必要があります。この更新では、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスによる外部システムからのデータ・ロード・プロセスがオプション設定を通じて合理化されました。大量のデータがあると予想されるエンティティに対して事前定義の論理グループ化を実施し、それに基づいてデータを順次的にインタフェース表にロードできます。出荷履歴など、エンティティに大量のデータがある場合、この機能を使用することで、コンピューティング・リソースを最適な方法で使用してロード・プロセスを実行できるため、パフォーマンス向上につながります。
また、Oracle E-Business Suite (EBS)からデータを抽出する際は、抽出プロセスの追加パラメータを使用して、抽出先のデータ・ファイルが特定のサイズ以下になるように抽出データを複数のファイルに分割できるため、全体的なパフォーマンス向上にもつながります。
有効化のステップ
次のステップを実行することで、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスの実行時に、パフォーマンス改善のための事前定義グループ化を使用したSupply Chain Planning Cloudファイルベース・データ・インポート(FBDI)ファイルの順次処理が可能になります。
- 「設定および保守」に移動し、「標準参照の管理」タスクを開きます。
- 参照タイプがFUN_FBDI_LOOKUPの標準参照を作成し、「モジュール」フィールドで「一般会計共通モジュール」を選択します。
- 参照コードALLOW_ORDERED_PARALLELを「内容」を135に設定して追加します。
次の例のように「標準参照の管理」で標準参照タイプと参照コードを設定することで、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスの実行時に、パフォーマンス改善のための事前定義論理グループ化を使用したOracle Supply Chain Planning Cloud FBDI大型ファイルの順次処理が可能になります。
E-Business Suiteからのエンティティ抽出ファイルを分割するためのステップ:
- E-Business Suiteでシステム管理者職責にナビゲートします。
- 「プロファイル」タスク→「システム」サブタスクにナビゲートします。
- MSC: SCP Cloud CSVファイルのしきい値サイズ(MB)プロファイルに値を設定します。
- 保存します。
ヒントと考慮事項
- 参照タイプFUN_FBDI_LOOKUPおよび参照コードALLOW_ORDERED_PARALLELを構成していない場合、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスは、既存のパラレル処理ロジックを使用してSupply Chain Planning Cloud用のデータをロードします。
- エンティティ抽出ファイルを複数のファイルに分割するには、E-Business SuiteのプロファイルMSC: SCP Cloud CSVファイルのしきい値サイズ(MB)に最小値20MBを設定する必要があります
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
最も低い在庫原価で顧客のサービス・ターゲットを満たすために、サプライ・チェーンの各ノードで最適な在庫レベルを維持します。自動プロセスを使用して、在庫ポリシー・パラメータを保守して顧客サービス・レベルを改善します。これらの自動プロセスは、必要に応じて補充の経済的オーダー数量を計算することにより、動的に手持在庫を更新して、原価を削減します。
「補充プランニング」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
補充プランニングですべての品目の「供給の作成」に関する属性を尊重
ヘルスケアなどの一部の業界では、一時的な製品リコールなどが発生したときに、サプライヤ事業所において特定の日付まで新規購買オーダーの受付を停止することがあります。この更新では、Oracle Replenishment Planningの新しい属性を使用して、このようなビジネス要件に対応できるようになります。今後補充プランニングでは、「供給の作成」属性が「はい」に設定されている場合にのみ新規の購買オーダー推奨が作成されます。オプションで、「次より後に供給を作成」属性に値を指定して、新規購買オーダーの作成を指定の日付以降に制限することもできます。
すべての品目と組織の組合せについて、ビジネス・ニーズに合わせて「供給の作成」属性が正しく設定されていることを確認します。この機能をオプト・インし、「供給の作成」属性を「はい」に設定しなかった場合、補充プランニングで新規購買オーダー推奨は作成されません。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新23B
「補充プランニングですべての品目の「供給の作成」に関する属性を尊重」機能を使用する場合、次の2つの機能もオプト・インする必要があります。
- 補充プランニング。補充プランニングをすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
-
「補充プランニングですべての品目の「供給の作成」に関する属性を尊重」
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールに割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)
代替品目の販売パターンはその親品目とは異なる場合があります。そのため、特定の事業所でそれら2つの品目が別々のセグメントに所属するという状況も発生します。これまでOracle Replenishment Planningでは、同一セグメント内の品目関係のみがサポートされていました。
この更新では、関係のある品目はたとえ異なるセグメントに属している場合でも補充プランニングで計画されるようになります。この機能は、日次、週次、月次および増分の補充プランでサポートされます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「セグメント間での関係のある補充品目の計画」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールに割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)
Oracle Replenishment Planningで使用されるセグメンテーション・ロジックが拡張され、「保管場所のプラン」の選択に加え供給ネットワーク・モデルで選択した属性に基づいて、該当する品目保管場所をセグメント化できるようになりました。以前は、「保管場所のプラン」属性を選択したときに、保管場所レベルでのみセグメンテーションが有効になりました。この更新では、新しい「算入不可品目保管場所の収集」属性を供給ネットワーク・モデルで選択できるようになります。これによりセグメンテーションに含める品目保管場所を、セグメンテーション事業所基準で定義されている特定の保管場所の品目保管場所レコードを持つものに限定できます。
「供給ネットワーク・モデルの保守」で「算入不可品目保管場所の収集」属性を「はい」に設定し、特定の組織で有効な品目保管場所のみのセグメンテーションを可能にする方法の例:
追加のセグメンテーション基準が定義されている場合は、それらもセグメンテーション時に考慮されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「該当する品目保管場所のみのセグメント化」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールに割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)
Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningでデータを分析しているときに、表示された情報を別の側面から調べる必要があっても、Oracle Supply Chain Planningで直接それらを参照できない場合があります。詳細を入手するのに、Oracle Fusion Cloud Analytics Warehouseなどの他のシステムを参照することが必要になる場合があります。この更新では、外部システムにドリルできるリンクをデータのコンテキストを使用して構成できるため、データを全方向から理解し、意思決定に役立てることができます。
たとえば、過去の出荷を確認しているときに、ある月で特定の製品と顧客の出荷が急増していたことを発見したとします。外部システムへのリンクを構成し、製品、顧客、日付範囲などのデータを業界標準の方法で渡し、過去の出荷に関する追加情報を得ることができます。
外部システムへのリンクを作成または編集するには、「設定および保守」作業領域で定義されたアプリケーション名とコンテキスト・パラメータを使用します。
リンク・パラメータを構成して、リンクのコンテキストを外部システムに渡します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
機能: 補充プランニング「コンテキストを使用した外部システムへのリンク」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
外部システムをリンク可能にするには、まず外部システムを「設定および保守」作業領域で定義します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「設定および保守」。
- 「タスク」から「設定コンテンツの管理」を選択します。
- 「トポロジ定義」から「追加アプリケーションの統合の管理」を選択します。
- 「追加アプリケーションの統合の管理」で「アプリケーション統合の作成」を選択します。
- リンクするためには、アプリケーション名の先頭文字がSCP_EXT_LINK_である必要があります。
- 「完全なURL」には、ホストおよびポート(該当する場合)を含めた外部システムURLのベース部を指定する必要があります。渡されるコンテキストがこれに追加されます。
- パートナ名は参照専用です。
- 「適用」、「保存してクローズ」を選択します。
ヒントと考慮事項
リンクが起動されるたびに、リンク構成およびコンテキスト・パラメータに従って、新しいブラウザ・タブで外部ページが開きます。
ページを開くためには、リンクを起動するプランナに外部システムに対する必須のセキュリティ権限が付与されている必要があります。
ロールおよび権限
外部システムへのリンクを構成および起動するために、新しいロールやセキュリティ権限は必要ありません。現在、プランニング表およびグラフへのアクセス権を持っているユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。
他のユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング・グラフの管理 (MSC_MAINTAIN_PLANNING_GRAPHS_PRIV)
この機能を設定するには、管理者に「追加アプリケーションの統合の管理」タスクへのアクセス権が必要です。ユーザーにこのタスクへのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこのタスクにアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、このタスクにアクセスできます。
- サード・パーティ・アプリケーションの管理(ASM_MANAGE_THIRD_PARTY_APPLICATIONS_PRIV)
大量の複数ディメンション・データを操作する際は、指定したデータ条件を満たすデータのサブセットに対する可視性を得ることが重要です。以前は、時間ディメンションをデータ条件に含めることができませんでした。この更新では、データ条件を、様々なディメンションにわたって非時間変動メジャーだけでなく時間変動メジャーでも評価されるように構成し、その結果をプランニング表またはチャートに表示して効果的な分析を実行できます。たとえば、ピボット・テーブルまたはチャートをフィルタし、「前回の予測実行から最新の予測実行を比較し、月の予測の増減幅が指定値を上回る品目と顧客の組合せを表示する」といったことが可能です。
たとえば、ピボット・テーブルまたはチャートをフィルタし、「前回の予測実行から最新の予測実行を比較し、月の予測の増減幅が指定値を上回る品目と顧客の組合せを表示する」といったことが可能です。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「複数ディメンション・フィルタへの時間ディメンションの指定」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
ロールおよび権限
この拡張にアクセスするために必要な新しいロールやセキュリティ権限はありません。現在、プランニング表およびグラフへのアクセス権を持っているユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。
他のユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング・グラフの管理 (MSC_MAINTAIN_PLANNING_GRAPHS_PRIV)
プランニング表データRESTサービスを使用してデータをロードする場合、独自の日付書式を使用して、変換の負担を軽減し、一貫した書式を使用できます。この更新では、日付書式のユーザー・プリファレンスがRESTサービスによって適用されます。
プランニング表データRESTサービスは、サプライ・チェーン・プラン親サービスの一部であるプランニング表サービスの子サービスです。
ユーザー設定の日付書式の例
前述の例は、ユーザーの一般プリファレンス設定で使用可能な様々な日付書式を示しています。この機能では、プランニングでこれらのすべての書式が考慮されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新23B
ヒントと考慮事項
「プランニング表データRESTサービスの優先日付書式の構成」機能を使用する場合、次の2つの機能もオプト・インする必要があります。
- 補充プランニング。補充プランニングをすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
-
プランニング表データRESTサービスの優先日付書式の構成
ロールおよび権限
- この機能を使用するのに必要な新しい権限はありません。次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
プランニング例外は、プラン実行プロセスによるプラン生成またはプランナによるプラン・データの変更に起因して発生します。これまでは、プランニング例外を確認するためにプランを実行する必要がありました。この更新では、新しい「メジャー・ベースの例外の計算」スケジュール済プロセスをオンデマンドで実行し、ユーザー調整を考慮したプランニング例外を、プランの完全リフレッシュを実行することなく確認できるようになりました。このプロセスでは、ユーザー定義の例外基準で指定された条件が評価され、条件に一致すると例外が生成されます。
「スケジュール済プロセス」作業領域の「スケジュール済プロセス」ページを使用して、「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスのプロセス詳細を指定し、プロセスを開始できます。
プロセスは次の場所からも開始できます。
- 「プランの管理」ページ
- プランのページレベルのプラン処理メニュー
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「ユーザー定義プランニング例外のオンデマンドでの計算」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
この機能を使用する際は、次の点を考慮してください。
- 「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスとプラン実行プロセス間に互換性はありません。
- 「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスで「例外セット」パラメータが空白のままの場合、プランに関連付けられた例外セットが使用されます。
- 「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスでは、例外セット・パラメータに含まれる例外のみが再計算されます。プラン内の他の例外は削除または更新されません。
- 「メジャー・ベースの例外の計算」プロセスでは、事前定義のオーダー・ベース例外は再計算されません。
ロールおよび権限
- この機能では、新しいジョブ・ロールや権限は提供されません。
- このプロセスには、既存のスナップショットによるプランの実行権限を使用してアクセスできます。(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)
パフォーマンスを改善した外部システムからのデータの抽出およびアップロード
Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningで効果的なプランニングを実施するために、サプライ・チェーン実行システム内の大量データが必要になる場合があります。これらのデータは最も効率的な方法でロードし、最小限の遅延でプランニング・プロセスで利用できるようにする必要があります。この更新では、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスによる外部システムからのデータ・ロード・プロセスがオプション設定を通じて合理化されました。大量のデータがあると予想されるエンティティに対して事前定義の論理グループ化を実施し、それに基づいてデータを順次的にインタフェース表にロードできます。出荷履歴など、エンティティに大量のデータがある場合、この機能を使用することで、コンピューティング・リソースを最適な方法で使用してロード・プロセスを実行できるため、パフォーマンス向上につながります。
また、Oracle E-Business Suite (EBS)からデータを抽出する際は、抽出プロセスの追加パラメータを使用して、抽出先のデータ・ファイルが特定のサイズ以下になるように抽出データを複数のファイルに分割できるため、全体的なパフォーマンス向上にもつながります。
また、Oracle E-Business Suite (EBS)からデータを抽出する際は、抽出プロセスの追加パラメータを使用して、抽出先のデータ・ファイルが特定のサイズ以下になるように抽出データを複数のファイルに分割できるため、全体的なパフォーマンス向上にもつながります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
「パフォーマンスを改善した外部システムからのデータの抽出およびアップロード」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
次のステップを実行することで、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスの実行時に、パフォーマンス改善のための事前定義グループ化を使用したSupply Chain Planning Cloudファイルベース・データ・インポート(FBDI)ファイルの順次処理が可能になります。
- 「設定および保守」に移動し、「標準参照の管理」タスクを開きます。
- 参照タイプがFUN_FBDI_LOOKUPの標準参照を作成し、「モジュール」フィールドで「一般会計共通モジュール」を選択します。
- 参照コードALLOW_ORDERED_PARALLELを「内容」を135に設定して追加します。
次の例のように「標準参照の管理」で標準参照タイプと参照コードを設定することで、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスの実行時に、パフォーマンス改善のための事前定義論理グループ化を使用したOracle Supply Chain Planning Cloud FBDI大型ファイルの順次処理が可能になります。
E-Business Suiteからのエンティティ抽出ファイルを分割するためのステップ:
- E-Business Suiteでシステム管理者職責にナビゲートします。
- 「プロファイル」タスク→「システム」サブタスクにナビゲートします。
- MSC: SCP Cloud CSVファイルのしきい値サイズ(MB)プロファイルに値を設定します。
- 保存します。
ヒントと考慮事項
-
参照タイプFUN_FBDI_LOOKUPおよび参照コードALLOW_ORDERED_PARALLELを構成していない場合、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスは、既存のパラレル処理ロジックを使用してSupply Chain Planning Cloud用のデータをロードします。
- エンティティ抽出ファイルを複数のファイルに分割するには、E-Business SuiteのプロファイルMSC: SCP Cloud CSVファイルのしきい値サイズ(MB)に最小値20MBを設定する必要があります
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
販売オーダー需要がプランニングUIに表示されると、プランナが簡単に実行システム内のデータと比較できるため利便性が高まります。これまで販売オーダー需要は、Oracle Order Managementの履行明細番号を使用して表示されていました。この表示方法では、さらなるナビゲーション操作を行わないと、データをオーダー管理の実際の販売オーダー明細に関連付けることができませんでした。この更新により、プランニングUIに販売オーダー明細番号を直接表示し、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningの販売オーダー需要をオーダー管理の販売オーダー明細番号とシームレスに関連付けることができるようになります。
プランニングに表示される明細番号のスクリーンショット
たとえば、前述の例ではオーダー明細番号がオーダー管理アプリケーションと同じ書式で表示されており、2つのアプリケーション間での参照を容易にしています。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新23B
ヒントと考慮事項
「販売オーダー明細番号のレビュー」機能を使用する場合は、次の2つの機能をオプト・インする必要があります。
- 補充プランニング。補充プランニングをすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
- 販売オーダー明細番号の確認
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- この機能を使用するには、プランニングで次の権限のいずれかが付与されている必要があります。
- MSC_EDIT_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV
- MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV
この更新では、最終品目代替に使用可能な補充プランの前処理ステップとして在庫再残高計算を実行できます。以前は、最終品目代替に使用可能な補充プランでは在庫再残高計算がサポートされていませんでした。
ノート: 在庫再残高計算プロセスでは、代替関係は考慮されません。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「最終品目代替に使用可能な補充プランとの在庫再残高計算の統合」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールに割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)