本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年12月6日 | 受入 | 作業オーダー配賦先受入のロットおよびシリアル番号の取得 | 文書の更新。オプトイン失効の追加。 |
2022年12月6日 | 受入 | 費用配賦先受入のロットおよびシリアル番号の取得 | 文書の更新。オプトイン失効の追加。 |
2022年6月23日 | 受入 | この更新で選択された受入バグ修正 | 文書の更新。項の追加。 |
2022年6月23日 | 在庫管理 | この更新で選択された在庫管理のバグ修正 | 文書の更新。項の追加。 |
2022年5月10日 | 原価管理 | OTBIの新しい大規模な在庫評価サブジェクト領域の使用 | 文書の更新。機能の説明と主なリソースが改訂されました。 |
2022年4月27日 | コラボレーション・メッセージング・フレームワーク |
B2Bメッセージングのための大量の購買オーダー・ペイロードの取得 | 文書の更新。更新22Bにバックポートされた機能が5月の月次メンテナンス・パックに追加されました。 |
2022年3月18日 | 初版作成。 |
重要なノート: 21Dから22Bに直接更新する場合は、22Aと22Bの両方のセクションの内容を確認して、更新に含まれるすべての変更を確認してください。
アイデア募集中
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボなど、いくつかの方法でアイデアを送信していただけます。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Cloudアプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行することが必要になる場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は有効な状態で提供されます。これは、エンド・ユーザーが即時に使用できることを意味します。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能の概要ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインする場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 機能の編集ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。
オプトイン失効
オプト・インで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動使用可能になる場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用不可の状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
B2Bメッセージングのための大量の購買オーダー・ペイロードの取得
B2B通信を開始するときに大量の購買オーダー(通常は2,000明細を超えるもの)を処理するようにOracle Collaboration Messaging Frameworkを構成します。大量の購買オーダーのペイロードは、Oracle Purchasingから小さな部分に分けて取得され、1つの購買オーダーとして結合および搬送されるため、パフォーマンスが向上します。この機能は、更新22Bの5月の月次メンテナンス・パックで使用できます。
この機能を有効にした後、「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページの大量の購買オーダー処理セクションで「大量の購買オーダー最小明細数」フィールドに値を入力して、大規模な購買オーダーにおける最小明細数を指定します。次に、「1つの問合せで取得された購買オーダー明細」フィールドに値を入力し、Oracle Purchasingから取得する各部分の明細数(デフォルトで1,000明細)を指定します。「大量の購買オーダー配信期間」(デフォルトでは30分)および「大量の購買オーダー配信試行間隔」(デフォルトでは3分)フィールドで設定した値は、購買オーダーの配信を試行する期間と頻度を示します。
「コラボレーション・メッセージング構成の管理」の「大量の購買オーダー処理」
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
ヒントと考慮事項
2,000明細を超える購買オーダーは大規模な購買オーダーとみなされますが、特定のビジネス・ニーズに基づいて大規模な購買オーダーの最小明細数を決定できます。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: B2Bメッセージングの構成と管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)
プロジェクト駆動のサプライ・チェーンは、Oracle Fusion Cloud Supply Chain ManagementおよびOracle Fusion Cloud Project Managementのアプリケーションを横断したエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、製造および資産集約型企業の様々なビジネス・プロセスをサポートするように設計されています。
プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションを使用すると、プロジェクトごとに別個の組織を作成しなくても、プロジェクトのコンテキストでサプライ・チェーン・プロセスを管理できます。サプライ・チェーン・コストをプロジェクト支出として取得することもできます。
「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
様々なプロジェクト駆動型の企業において、品目の需要を満たすために使用できるのは、その品目の供給のサブセットのみです。一般的なアプローチは、供給および需要をプロジェクト属性およびタスク属性別にストライピングして、特定のプロジェクトまたはタスクに専用として供給を割り当てることです。たとえば、手持在庫または購買オーダーはプロジェクトとタスクによってストライピングされます。このシナリオでは、たとえば販売オーダー需要を満たすために、プロジェクトおよびタスク要件に一致する手持供給または購買オーダー供給のみを使用できます。ただし、このアプローチは、一部のプロジェクトに超過供給がある状況につながる可能性があります。
在庫原価を削減するには、プロジェクトのために新しい供給をオーダーする前に、プロジェクト全体の超過供給をチェックすることが有効です。Oracle Fusion Cloud Supply Planning作業領域を使用してプランを作成するときに、このタイプの検索を有効にする柔軟なルールを設定できます。
この更新では、このようなプランの結果として、超過のあるプロジェクトまたはタスクから不足があるプロジェクトまたはタスクへと供給を移動する推奨が生成されます。プランナは、プランから推奨をリリースしてプロジェクト供給の超過を減らすことで、次の文書のプロジェクト属性を変更でき、それ以降の実行ステップは適切に続行されます。
- 受入済でない、または請求済でない購買オーダー・スケジュール
- 出荷済でない転送オーダー明細
- 未リリース・ステータスの作業オーダー
- プロジェクトおよびタスクでストライピングされているか、プロジェクトおよびタスクの共通在庫でストライピングされていない手持在庫
プロジェクト供給の転送に対する推奨をリリースするためにプラン・オプションを構成する方法の例:
供給プランニングからプロジェクト供給の転送に対する推奨をリリースする方法の例:
供給プランニングからプロジェクトへの共通供給の転送に対する推奨をリリースする方法の例:
プロジェクト駆動のサプライ・チェーン環境で手持供給およびオーダー中供給の効率的な使用を実現します。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
プロジェクト固有の供給の計画機能を次のように有効にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用していない場合:
- 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をすでにオプトインしている場合:
- 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト固有の供給の計画」機能を使用可能にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をまだオプトインしていない場合:
- 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーン機能に必要な設定を行います。詳細は、Oracle Help CenterにあるManufacturing and Supply Chain Materials Management実装ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンの章を参照してください。
オプト・インを有効にした後、次のステップを実行して、プロジェクトおよびタスクを含むプランニング属性によって予測の消費を開始します。
- 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
- プロジェクト・グループ、プロジェクトおよびタスク・プランニング属性を使用して属性ベースのネッティング・ルールを割り当てます
- 「供給」タブの「一般」サブタブで、「プロジェクトとタスク間の供給の移動可能」オプションを選択します
- プランを実行します
- プロジェクト供給をOracle Cloud SCMに転送する推奨をリリースします
ヒントと考慮事項
- プロジェクト需要に対して予約された共通供給は、プロジェクト供給をOracle Cloud SCMに転送するためにはリリースできません。
- 共通およびプロジェクトの移動中出荷、受入中出荷、および別のプロジェクトおよびタスクでプロジェクト需要にペグされた購買依頼供給は、プロジェクト供給をOracle Cloud SCMに転送するためにはリリースできません。
- プロジェクト需要にペグされたオーダー管理にインタフェース済の共通転送オーダーは、プロジェクト供給をOracle Cloud SCMに転送するためにはリリースできません。
- 在庫の手持プロジェクト転送はファースト・イン・ファースト・アウト・ベースで処理されます
- 「ペギングを計算する日数」プラン・オプションは、nullまたはプラン範囲と同じである必要があります。プロジェクト供給の転送に対する推奨のリリースは、ペギングが計画によって計算される供給および需要に対してサポートされています。
主なリソース
ロールおよび権限
- サプライ・チェーン・プランニングで次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスし、推奨をリリースできます。
- ジョブ・ロール
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 権限
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- ジョブ・ロール
- サプライ・チェーン・オーケストレーションで次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスし、推奨をリリースできます。
- ジョブ・ロール
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 権限
- 供給オーダーの編集(DOS_EDIT_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダー・インタフェース・データのパージ(DOS_PURGE_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 購買オーダーの表示(PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 在庫転送オーダーの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER_PRIV)
- 作業オーダーの表示(WIP_VIEW_WORK_ORDERS_PRIV)
- ジョブ・ロール
- 購買で次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスし、推奨をリリースできます。
- ジョブ・ロール
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 権限
- 購買オーダーの表示(PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- ジョブ・ロール
- 在庫で次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスし、推奨をリリースできます。
- ジョブ・ロール
- 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
- 権限
- 在庫属性トランザクション要求の処理(INV_PROCESS_INVENTORY_ATTRIBUTE_TRANSACTION_REQUEST)
- ジョブ・ロール
- 製造で次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスし、推奨をリリースできます。
- ジョブ・ロール
- 生産監督者(ORA_WIE_PRODUCTION_SUPERVISOR_JOB)
- 権限
- 作業オーダーの表示(WIP_VIEW_WORK_ORDERS_PRIV)
- ジョブ・ロール
在庫予約ファイルベースのデータ・インポートを使用したプロジェクト・オーダーに対する共通在庫の予約
在庫予約ファイルベースのデータ・インポート(FBDI)テンプレートを使用してプロジェクト・ベースのオーダー予約を一括で作成する場合は、これらの予約において共通の手持残高を考慮する機能が必要です。これまでは、FBDIテンプレートを使用して予約をインポートする場合、予約プロセスにおいて、明確な指定がある手持資材のみが考慮されていました。つまり、プロジェクト・ベースの需要の予約では、共通資材の使用が有効になっている場合でも、その資材の共通手持残高は考慮されませんでした。
現在は、FBDIテンプレートを使用してプロジェクト・ベースのオーダー予約をインポートする際に、共通の手持商品の使用が許可されている場合、予約プロセスではまずプロジェクト資材に対して予約されます。プロジェクト指定の資材について十分な手持がない場合は、共通の手持残高に対して予約されます。
プロジェクト・ベースの販売オーダーを予約するためのサンプル・テンプレートの一部を次に示します。
プロジェクト・ベースのオーダーをプロジェクトおよび共通在庫に自動的に予約する在庫予約FBDIテンプレート
この機能により、在庫予約FBDIテンプレートを使用して多数の予約をインポートする際に、プロジェクト指定の手持資材および共通手持資材の両方をより効率的に使用できます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
品目定義が共通在庫の使用向けに設定されている場合は、需要を履行するために共通在庫からピックできます。
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールに割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールに割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 権限名およびコード: 在庫予約インタフェースの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_RESERVATION_INTERFACE_PRIV)
資材管理プロセスをモニターするために、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)で、Oracle Fusion Cloud Inventory Managementからのリアルタイム・トランザクション・データを使用してアドホック・レポートを作成できます。この更新では、「等級」、等級摘要、「再テスト日」、「満期日」、「保留日」および「失効処理日」列が、在庫残高リアルタイムおよび在庫トランザクション・リアルタイム・サブジェクト領域の「ロット」ディメンションで使用できるようになりました。
在庫残高リアルタイム・サブジェクト領域
これらの列は、ロット管理資材の追加レポート機能を提供します。
デモを見る
有効化のステップ
新規サブジェクト領域は、既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用することで利用できます。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック(「Oracle Help Center」→目的のアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Administration」)を参照してください。
ヒントと考慮事項
既存のレポートに新しい「等級」、等級摘要、「再テスト日」、「満期日」、「保留日」および「失効日」列を追加したり、これらの新しい列を使用する新しいレポートを作成できます。
レポートの作成および編集の詳細は、Oracle Help Centerの『Oracle SCM Cloud: 分析とレポートの作成および管理』ガイドを参照してください。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER_JOB)
- 次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 在庫トランザクション分析職務(FBI_INVENTORY_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
プロジェクト需要またはスケジュールの変更により、プロジェクト全体で貸借不一致の供給が残る場合があります。プロジェクトの期限を確実に守れるように、プロジェクト間で商品を再割当することを推奨する外部プロジェクト・プランニング・システムを使用している場合は、手持残高のプロジェクト指定をすばやく調整する機能が必要になります。在庫属性トランザクションRESTリソースを使用して、手持商品のプロジェクトおよびタスク割当を更新できるようになりました。
在庫属性トランザクション要求RESTリソースでは、組織、品目、数量、単位、ソース・プロジェクトおよびタスク、搬送先プロジェクトおよびタスクを指定する必要があるのみです。その後、Oracle Fusion Cloud Inventory ManagementではFIFO論理を使用して、指定した数量をソース・プロジェクトおよびタスクから搬送先プロジェクトおよびタスクに移動します。さらに、在庫属性トランザクション要求RESTリソースでは、共通資材のプロジェクトおよびタスク指定への移動、およびプロジェクト資材の共通指定への移動がサポートされています。
在庫属性トランザクション要求RESTリソースを使用すると、外部プロジェクト・プランニング・システムからのプロジェクト転送推奨を迅速かつ簡単に実行できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールに割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールに割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 権限名およびコード: 在庫属性トランザクション要求の処理(INV_PROCESS_INVENTORY_ATTRIBUTE_TRANSACTION_REQUEST_PRIV)
ファイルベースのデータ・インポートを使用した未リリース・オーダーの予約
予期しない緊急事態または自然災害により、需要を満たすために手持数量が短期間で必要な数量を大幅に下回るか、場合によってはゼロになる需要の増加が発生する可能性があります。このような場合は、オーダーを倉庫にリリースする前に、優先度の高いオーダーに対して供給を予約する方法が必要です。これまでは、「予約およびピックの管理」ページを使用してこれらの予約を手動で作成する必要がありましたが、ファイルベースのデータ・インポート・プロセスを使用してこれらの予約を作成できるようになりました。
FBDIを使用して未リリースの販売オーダーの予約を作成するサンプル・テンプレートの一部を次に示します。
予約FBDIテンプレートを使用した未リリースの販売オーダーの予約の作成
この機能は、手持数量が予期せず不足した場合に、受入供給の大規模な予約を多めに作成するために役立ちます。 予期しない変更を管理するために、オーダーを倉庫にリリースする前に優先度の高い需要に対して供給を予約することで、サプライ・チェーンを効率的かつ事前に計画できるようになりました。その結果、履行プロセスの管理が強化されました。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「予約インタフェースの管理」プロセスと出荷要求の生成RESTサービスを同じオーダーのセットに対して、または同じ組織または品目の組合せのセットに対して同時に起動する場合は、INV_RSV_CONCURRENCY_CHECKプロファイルを使用したうえでYに設定することをお薦めします。このプロファイルがYに設定されている場合、一度に1つのプロセスのみがロックを取得して予約を処理できます。もう一方のプロセスは、ロックを取得して予約を順に処理するためにキューで待機する必要があります。
プロファイルを作成するには:
- 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。「タスク」パネル・タブで「検索」をクリックし、「プロファイル・オプションの管理」を検索します。
- 「プロファイル・オプションの管理」をクリックしてページを開きます。
- 「プロファイル・オプションの管理」ページで、「+」アイコンをクリックして「プロファイル・オプションの作成」ページにアクセスします。
- プロファイル・オプション・コードにINV_RSV_CONCURRENCY_CHECKと入力します。
- プロファイル表示名にInventory Reservations Concurrency Checkと入力します。
- アプリケーションを「在庫管理」と入力します。
- モジュールを「在庫管理」と入力します。
- 開始日として「現在日」と入力します。
- 「保存」をクリックします。
- プロファイル・オプションのレベルを更新します。
- 「サイト」レベルで「有効」および「更新可能」チェック・ボックスを選択します。
- 「ユーザー」レベルで「有効」および「更新可能」チェック・ボックスを選択します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
- 「設定および保守」作業領域で、「在庫プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。
- オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- 機能領域: 在庫管理
- タスク: 在庫プロファイル・オプションの管理
- 「在庫プロファイル・オプションの管理」ページで、次の値を入力します。
- プロファイル・オプション・コードにINV_RSV_CONCURRENCY_CHECKと入力し、「検索」ボタンをクリックします。
- プロファイル・オプションを選択し、プロファイル値に移動します。
- プロファイル・レベルで「サイト」を選択し、プロファイル値としてYを入力します。
- プロファイル・レベルで「ユーザー」を選択します。プロファイルを有効にするユーザー名を選択し、プロファイル値にYと入力します。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールに割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールに割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 権限名およびコード: 在庫予約インタフェースの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_RESERVATION_INTERFACE_PRIV)
「品目数量の管理」での例による問合せを使用したシリアル番号の検索
「品目数量の管理」ページを使用して手持数量をレビューする場合、特定のシリアル番号の詳細を検索して検証するための効率的な方法が必要です。「品目数量の管理」ページで検索を実行した後に、「シリアル番号詳細」タブ内で例による問合せを使用して、特定のシリアル番号を迅速かつ簡単に検索できます。
「品目数量の管理」での例による問合せ
この機能を使用すると、一部または完全なシリアル番号を使用して「シリアル番号詳細」タブを検索できるため、特定のシリアル番号または類似したシリアル番号のグループを迅速に検索できます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「品目数量の管理」ページの「シリアル番号詳細」タブでシリアル番号情報を検索する必要がある場合は、この機能の使用を検討してください。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR_JOB)
- 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 手持数量の管理(INV_MANAGE_ONHAND_QUANTITY_PRIV)
この更新には、Oracle Inventory Managementの動作方法を変える可能性のあるバグ修正が含まれています。これは、この更新のすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。
オーダー単位でのPAR補充購買依頼の作成
PAR補充購買依頼が、品目のプライマリ単位ではなくオーダー単位で作成されるようになりました。また、購買依頼はオーダー単位での購買契約がある場合にのみ作成されます。
Oracleリファレンス: 33519211
在庫組織の保管棚管理変更に対する制限の緩和
ビジネス要件が変化した際の柔軟性を向上させるために、保管棚管理の変更に対する制限を緩和しました。在庫組織の保管棚管理設定を、保管棚管理なしから保管棚管理に更新できるようになりました(保管場所レベルで決定される)。
Oracleリファレンス: 33567700
FBDIを使用したステップ内の過剰予約の防止
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用してステップ内で予約を実行するときに、需要数量を超える数量を予約できなくなりました。たとえば、数量10の販売オーダーがあるとします。最初にFBDIを使用して、数量6で予約を作成します。後続の実行で、FBDIを使用して数量5で別の予約を作成しようとすると、予約レコードでエラーが発生します。需要数量を超える数量は予約できないためです。
Oracleリファレンス: 33819451
購買オーダーの予約を手持数量に需要数量分だけ転送
需要数量を上回る購買オーダーに未リリースの販売オーダーを予約した場合、棚入時に需要数量分の予約しか手持数量に転送されません。
Oracleリファレンス: 33819451
予約FBDIテンプレートで予約バッチIDを再利用してエラー予約を再処理
予約バッチID (reservation_batch_id)を再利用して、エラーになった予約インタフェース・レコードを再処理できるようになりました。
Oracleリファレンス: 33819451
在庫予約インタフェースにエラー詳細用の列を追加
在庫予約インタフェースの新しい「エラー説明」列に、エラーに関する追加の詳細が表示されます。
Oracleリファレンス: 33819451
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
特定の作業オーダーで調達された商品の受入の際に、その商品の特定のロットおよびシリアル情報を取得する機能が必要となる場合があります。たとえば、資産トラッキング済の会社機材の修理を実行しているときに、主要コンポーネントを交換する必要があることに気付いたとします。購買依頼を送信し、その商品を、修理の実行のために使用する作業オーダー専用として指定します。この主要コンポーネントはシリアル管理されており、修理する機器は資産トラッキング済であるため、その交換を反映して資産階層が更新されるように、ベンダーから部品が届いたときにそのシリアル番号を取得する機能が必要となります。標準および検査ベースの受入の棚入時または倉庫受入での直送受入の受入時に、作業オーダー配賦先受入で商品のロットまたはシリアル番号情報を取得できるようになりました。その後、ロットおよびシリアル情報は、品目について資産トラッキングが有効になっている場合はOracle Fusion Cloud Installed Baseに、品目の系図トラッキングが有効になっている場合は製品系図に渡されます。
この機能の主な拡張機能は次のとおりです。
- 「受入明細」および「棚入明細」ページで、作業オーダー配賦先受入のロットおよびシリアル番号を取得します。
- 特定のロットおよびシリアル番号がある作業オーダー配賦先購買オーダーの受入を返品または訂正します。受入で「受入の返品」および「受入の訂正」ページを使用する必要があります。
- ロットおよびシリアル番号を、在庫管理の「トランザクション履歴の表示」ページで表示します。
受入明細
その他の主な機能拡張には次のようなものがあります。
- 「製造」および「保守」ページから外注加工品目を返品または訂正します。
- 製造および保守の「生産トランザクション履歴のレビュー」および「保守トランザクション履歴のレビュー」ページで、手動で調達した品目の作業オーダー配賦先受入のロットおよびシリアル番号を表示します。
生産トランザクション履歴のレビュー
この機能により、作業オーダー配賦先受入のロットおよびシリアル情報を取得し、そのデータを各導入ベースおよび系図レコードに自動的に関連付けて、より正確かつ効率的な資産追跡が可能になります。これは、ロットおよびシリアル番号に基づく資産の効率的な保守に役立ちます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新22D
ヒントと考慮事項
- この機能をオプト・インすると、購買オーダーの作業オーダー配賦先受入時に、ロットおよびシリアル管理品目のロットおよびシリアル番号を取得することが必要になります。
- 作業オーダー配賦先受入時に、品目の手持在庫残高は保守されません。
- 作業オーダー受入で受入済となったシリアルのステータスは「出庫」です。
- ロットおよびシリアル番号は、受入を使用して作業オーダー配賦先受入または返品および訂正に入力できますが、セルフサービス受入では使用できません。
- 作業オーダー配賦先購買オーダーのASNに対してロットおよびシリアル番号は取得できません。
- ロットおよびシリアル番号を含む作業オーダー配賦先受入は、一時住所ではサポートされません。
- 外注加工購買オーダーの返品および訂正は、「受入」ページを使用して行うことはできません。
- 資材ステータスは、作業オーダー配賦先受入を使用して受入済となったロットおよびシリアル番号には適用されません。
- 「発行済シリアル番号の受入を制限」在庫管理プロファイル・オプションを「はい」に設定して、作業オーダー配賦先受入の受入時に同じシリアル番号が再利用されないようにする必要があります。
- 「いいえ」に設定すると、「発行済シリアル番号の受入を制限」プロファイル・オプションにおいて、作業オーダー配賦先受入に対して受入済の同じシリアル番号を再利用することが可能となり、間違ったデータが生成される可能性があります。
- 受入トランザクションの要求および受入要求RESTサービスは、作業オーダー配賦先購買オーダー受入トランザクションでロットおよびシリアル番号を取得するように拡張されています。
- 受入オープン・インタフェースV2 SOAPサービスが、作業オーダー配賦先購買オーダー受入トランザクションでロットおよびシリアル番号を取得するように拡張されています。
- 受入FBDIが、作業オーダー配賦先購買オーダー受入トランザクションでロットおよびシリアル番号を取得するように拡張されています。
- この機能をオプト・インすると、作業オーダーに対して直接調達された品目について、「購買品目詳細のレビュー」ページの「受入詳細」リージョンの「訂正」、「サプライヤ返品」および「受入返品」ボタンは表示されず、このページからこれらの品目の受入の返品や訂正はできません。在庫管理の「受入の訂正」および「受入の返品」タスクを使用して、作業オーダー配賦先購買の受入を訂正または返品する必要があります。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールに割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールに割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 受入エージェント(ORA_RCV_RECEIVING_AGENT_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 予想出荷明細の受入(RCV_RECEIVE_RECEIVING_SHIPMENT_LINE_PRIV)
- 受入の棚入(RCV_PUT_AWAY_RECEIVING_RECEIPT_PRIV)
費用ベースの購入を受け入れた場合、商品のロットまたはシリアル番号情報の取得が必要となる場合があります。たとえば、倉庫のために新しいフォークリフトを調達する場合、会計上は貸借対照表で企業資産として保持することになります。標準および検査ベースの受入の棚入時または倉庫受入での直送受入の受入時に、費用配賦先受入で商品のロットまたはシリアル番号情報を取得できるようになりました。その後、ロットおよびシリアル情報は、品目について資産トラッキングが有効になっている場合はOracle Fusion Cloud Installed Baseに、品目の系図トラッキングが有効になっている場合は製品系図に渡されます。
この機能の主な拡張機能は次のとおりです。
- 購買オーダーおよび転送オーダーの「受入明細」および「棚入明細」ページで、費用配賦先受入のロットおよびシリアル番号を取得します。
- 特定のロットおよびシリアル番号がある費用配賦先購買オーダーの受入を返品または訂正します。
- ロットおよびシリアル番号を、在庫管理の「トランザクション履歴の表示」ページで表示します。
- 資産ライフサイクル管理における資産および系図トラッキング品目の資産の作成を自動化します。
棚入明細
この機能により、費用配賦先受入のロットおよびシリアル情報を取得し、そのデータを各導入ベースおよび系図レコードに自動的に関連付けて、より正確かつ効率的な資産追跡が可能になります。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新22D
ヒントと考慮事項
- この機能をオプト・インすると、費用配賦先購買オーダーの受入時に、ロットおよびシリアル管理品目のロットおよびシリアル番号を取得することが必要になります。
- 費用配賦先受入がある品目の手持在庫残高は保守されません。
- その他、保管場所転送、直接組織転送、ピック確認、販売オーダー出庫、製造トランザクションなどの在庫トランザクションは、費用配賦先受入で受入済となったシリアル番号では実行できません。
- 費用オーダー受入で受入済となったシリアル番号のステータスは「出庫」です。
- ロットおよびシリアル番号は、受入を使用して費用配賦先受入、返品および訂正に入力できますが、セルフサービス受入では使用できません。
- 費用配賦先購買オーダーのASNに対してロットおよびシリアル番号は取得できません。
- ロットおよびシリアル番号を含む費用配賦先受入は、一時住所ではサポートされません。
- 資材ステータスは、費用配賦先受入を使用して受入済となったロットおよびシリアル番号には適用されません。
- 「発行済シリアル番号の受入を制限」在庫管理プロファイル・オプションを「はい」に設定して、費用配賦先受入の受入時に同じシリアル番号が再利用されないようにする必要があります。
- 「いいえ」に設定すると、「発行済シリアル番号の受入を制限」プロファイル・オプションにおいて、費用配賦先受入に対して受入済の同じシリアル番号を再利用することが可能となります。これは避ける必要があります。
- 受入トランザクションの要求および受入要求RESTサービスは、費用配賦先購買オーダー受入トランザクションでロットおよびシリアル番号を取得するように拡張されています。
- 受入オープン・インタフェースV2 SOAPサービスが、費用配賦先購買オーダー受入トランザクションでロットおよびシリアル番号を取得するように拡張されています。
- 受入FBDIが、費用配賦先購買オーダー受入トランザクションでロットおよびシリアル番号を取得するように拡張されています。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールに割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールに割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 受入エージェント(ORA_RCV_RECEIVING_AGENT_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 予想出荷明細の受入(RCV_RECEIVE_RECEIVING_SHIPMENT_LINE_PRIV)
- 受入の棚入(RCV_PUT_AWAY_RECEIVING_RECEIPT_PRIV)
OTBIの受入トランザクション・サブジェクト領域での請求単位名列の表示
資材管理プロセスをモニターするために、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)で、Oracle Fusion Cloud Inventory Managementからのリアルタイム・トランザクション・データを使用してアドホック・レポートを作成できます。この更新では、請求単位名列が「受入トランザクション詳細」サブジェクト領域の「受入 - トランザクション・リアルタイム」ディメンションで使用できるようになりました。
「受入 - トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域
この列には、二重単位管理品目に使用される請求単位の追加レポート機能があります。
有効化のステップ
新規サブジェクト領域は、既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用することで利用できます。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック(「Oracle Help Center」→目的のアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Administration」)を参照してください。
ヒントと考慮事項
新規の請求単位名フィールドを既存のレポートに追加することも、この新規列を使用する新規レポートを作成することもできます。レポートの作成および編集の詳細は、Oracle Help CenterのOracle Supply Chain Management Cloud: 分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
- 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
- 次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 受入トランザクション分析職務(FBI_RECEiVING_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
資材管理プロセスをモニターするために、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)で、Oracle Fusion Cloud Inventory Managementからのリアルタイム・トランザクション・データを使用してアドホック・レポートを作成できます。この更新では、「等級」、等級摘要、「再テスト日」、「満期日」、「保留日」および「失効処理日」列が、次の受入サブジェクト領域の「ロット」ディメンションで使用できるようになりました: 「移動中事前出荷通知リアルタイム」、「移動中組織間在庫転送リアルタイム」、「移動中出荷リアルタイム」および「トランザクション・リアルタイム」。
「受入 - 移動中出荷リアルタイム」サブジェクト領域
これらの列は、ロット管理資材の追加レポート機能を提供します。
デモを見る
有効化のステップ
新規サブジェクト領域は、既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用することで利用できます。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック(「Oracle Help Center」→目的のアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Administration」)を参照してください。
ヒントと考慮事項
既存のレポートに新しい「等級」、等級摘要、「再テスト日」、「満期日」、「保留日」および「失効日」列を追加したり、これらの新しい列を使用する新しいレポートを作成できます。レポートの作成および編集の詳細は、Oracle Help Centerの『Oracle SCM Cloud: 分析とレポートの作成および管理』ガイドを参照してください。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 受入トランザクション分析職務(FBI_RECEIVING_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
この更新には、Oracle Receivingの動作方法を変える可能性のあるバグ修正が含まれています。この更新には、Oracle Receivingの動作方法を変える可能性のあるバグ修正が含まれています。これは、この更新のすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。
受入ページおよびサービスからの外注加工品目の返品および訂正の防止
外注加工品目の返品と訂正を作業オーダーから開始する必要があります。この更新により、Oracle Receiving顧客は受入REST API、FBDIまたはセルフサービス調達受入の管理ページを使用して、外注加工品目の受入を返品または訂正できなくなります。
Oracleリファレンス: 33607349
受入FDBIのヘッダーおよびトランザクション・ワークシートへの従業員IDの追加
この更新の前は、受入FBDIを使用して「従業員名」属性を指定して受入トランザクションを実行したときに、同じ氏名の従業員が2人いるとエラーが発生しました。この問題を解決するため、受入FBDIに「従業員ID」列を追加しました。各従業員に固有であるこの新しい属性を使用して、トランザクションを処理できるようになりました。
Oracleリファレンス: 33536346
受入ヘッダーおよび受入トランザクション付加フレックスフィールドに対してコンテキスト・セグメントなしで受入を作成
この更新の前は、Oracle Receivingページで受入トランザクションおよび受入ヘッダー付加フレックスフィールドのコンテキストを選択した場合に、少なくとも1つのコンテキスト依存セグメントを定義してエラーの発生を回避する必要がありました。現在は、コンテキスト依存セグメントを定義する必要がありません。すべての受入ページで受入トランザクションおよび受入ヘッダー付加フレックスフィールドを使用でき、検証はコンテキストに対してセグメントが定義されている場合にのみ実行されます。
Oracleリファレンス: 33615100
受入通知明細RESTリソースへの新規属性の追加
LotsCount、SerialCountおよびExpirationDateという統合用の新しい属性が、受入通知明細RESTリソースに追加されました。
Oracleリファレンス: 33736050
クローズ済購買オーダーに対する移動中出荷の識別
この更新の前は、事前出荷通知または購買オーダーに対して数量を超過受入し、その超過受入の数量を訂正を使用して調整したときに、調整した数量分の供給が移動中出荷として誤って作成されていました。この更新では、返品または訂正を使用した調整数量に対して供給が作成されなくなります。
Oracleリファレンス: 33640031
転送オーダーおよび移動中出荷の受入において品目、明細IDおよびロット番号の組合せを検証
この更新の前は、同一品目に対する2件のインバウンド出荷明細でそれぞれが異なるロットを使用している場合に、最初の明細に2件目の明細用のロットが使用される可能性がありました。現在は、ロット管理されている品目を受け入れる際、出荷ヘッダー、明細、品目およびロットの組合せと、実際の出荷内容が比較されます。
Oracleリファレンス: 33653360
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
「保管棚管理なし」設定の在庫組織に対する保管棚設定の変更の許可
保管棚管理が設定されていない在庫組織の保管棚設定の変更を使用可能にします。保管棚管理設定がない既存の在庫組織で、設定を更新して保管棚管理を保管場所レベルで決定するように変更できるようになりました。既存の保管場所は変更されず、保管棚管理は変更できません。組織で新しく作成された保管場所のみが、新しい保管棚管理を使用できます。
初期設定後に保管棚を有効にする必要がある倉庫では、保管棚をサポートする新しい保管場所を定義できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
保管棚を使用しない既存の保管場所は、この新しい機能の一環として保管棚を使用するよう更新することはできません。保管棚管理の新しい保管場所を作成する必要があります。倉庫の保管棚動作の変更の一環により既存の保管場所が使用されなくなる場合、追加のフォローアップ作業が必要になる場合があります。
ビジネスにおいて大量の在庫トランザクションがある場合は、OTBIの大規模な在庫評価サブジェクト領域を使用して分析を行います。このサブジェクト領域を使用すると、期間ごとのビジネスの在庫価額を把握してキー・メトリックを識別できます。
在庫組織、品目カテゴリ、特定の品目などの様々なパラメータ別にデータを除外して、期間別に在庫価額をいっそう細かく分析できます。
新しいサブジェクト領域にアクセスするには:
- 「ナビゲータ」で、「ツール」、「レポートおよび分析」の順に選択します。
- 「カタログの参照」をクリックします。
- 「作成」をクリックし、「レポート」または「分析」を選択します。
- 検索バーで、原価計算 - 期間在庫評価リアルタイムと入力します。
- 新しいサブジェクト領域を選択し、「続行」をクリックして成果物に追加します。
在庫トランザクションが大量にある場合は、OTBIの大規模評価サブジェクト領域を利用できます。このサブジェクト領域をレポートで使用して、在庫価額を分析できます。在庫価額は企業にとってのキー情報で、次の点を識別するのに役立ちます。
- 在庫回転率: 売れた在庫を何回置き換えたか。
- 在庫年齢調べ: どの在庫の動きが遅く、どの程度の運転資金が投資されているか。
- 在庫保管費: 合計在庫価額の何パーセントがストレージの在庫の保持に費やされているか。
有効化のステップ
新規サブジェクト領域は、既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用することで利用できます。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック(「Oracle Help Center」→目的のアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Administration」)を参照してください。
ヒントと考慮事項
大規模な在庫評価サブジェクト領域を使用するには、「原価会計配分の作成」プロセスの実行時に、原価レポート・プロセッサを実行していることを確認してください。原価レポート・プロセッサを実行するには、実行管理で「原価レポート・プロセッサ」チェック・ボックスを選択します。
原価レポート・プロセッサ
主なリソース
- 『Oracle SCM Cloud Supply Chain Cost Managementの使用』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- 『Oracle SCM Cloudの使用: SCMのトランザクション・ビジネス・インテリジェンスのサブジェクト領域』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
- 『Oracle SCM Cloudの使用: SCMの分析とレポートの作成および管理』ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
出荷のみのオーダーに対して販売オーダー明細クローズ日を売上原価認識トランザクションの日付として使用
サードパーティの請求システムを使用して、搬送証明または類似のイベントにより収益および売上原価を認識している場合は、新しいプロファイル・オプションを使用して、出荷のみの販売オーダーに対して売上原価認識の日付としてオーダー明細クローズ日を使用できます。出荷のみのオーダーはそのようにマークされ、請求情報がなく、通常は搬送証明確認の待機タスクがあります。搬送証明を受け入れると、販売オーダー明細はクローズされます。このプロファイル・オプションが作成されて設定されていない場合、原価プロセッサは売上原価認識のトランザクション日として出荷日を引き続き使用します。
このプロファイル・オプションを使用すると、売上原価と収益認識の両方で、オーダー明細クローズ日を会計日として使用できます。
有効化のステップ
この機能を有効にする新しいプロファイルを作成します。
- 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。
- オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- 機能領域: 原価会計
- タスク: プロファイル・オプションの管理
- 「追加」をクリックして、次の値を使用して新しいプロファイル・オプションを作成します。
- プロファイル・オプション・コード: CST_USE_ORDER_LINE_CLOSE_DATE
- プロファイル表示名: Use Order Line Close Date for Cost of Goods Sold Recognition
- アプリケーション: 原価管理
- モジュール: 原価管理
- 「保存」をクリックします。
- 「プロファイル・オプションの管理」ページで、新規に作成したプロファイル(CST_USE_ORDER_LINE_CLOSE_DATE)を検索し、サイト・レベルで「Y」を選択します。
ノート: このプロファイル・オプションは、出荷のみのフローに対してのみ使用できます。
主なリソース
- 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- これらの事前定義済ジョブ・ロールに割り当てられているユーザーは自動的に、この機能にアクセスして新しいプロファイルを定義できます。
- アプリケーション実装コンサルタント
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 原価会計の原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 原価プロセッサを実行するための原価会計配分の作成
費用配賦先の購買オーダー・スケジュールは、受入時に経過勘定済となる場合と期間終了時に経過勘定済となる場合があります。たとえば、摘要ベースの購買オーダーは費用配賦先購買としてルーティングされ、期間終了時に経過勘定済にできます。このような購買オーダーに対する受入は、通常は請求書が受入済となっていない会計期間に受入会計で費用として経過勘定され、期間終了より前に計上されます。これまでは、受入時に経過勘定された費用配賦先購買オーダーに関連付けられた会計文書のみを作成できました。また、期間終了時に経過勘定される費用配賦先購買オーダーの会計文書を作成できるようになりました。
これにより、期間終了時に費用配賦先購買オーダーを経過勘定する企業の会計要件が簡素化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 期間終了時に経過勘定できるのは、費用配賦先購買のみです。
- 会計文書で計算された税金は、買掛/未払金から計上およびレポートされます。
- 期末経過勘定は次期間の開始時に戻し処理されるため、この経過勘定は購買オーダーで使用可能な見積価格を使用して記録されます。
主なリソース
- この機能の詳細は、会計文書取得の使用ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- 権限名およびコード:
- 会計文書の取得(CMF_ENTER_FISCAL_DOCUMENT)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 会計文書スペシャリスト(ORA_CMF_FISCAL_DOCUMENT_SPECIALIST)
品目またはサービスの購買オーダーは、費用配賦先にルーティングできます。たとえば、摘要ベースの購買オーダーは、直送の受入経路がある費用配賦先購買としてルーティングされます。これまでは、費用配賦先購買のインバウンド会計文書を取得すると、手動で受入を棚入(搬送)する必要がありました。この機能を使用すると、費用配賦先購買のインバウンド会計文書を取得して、搬送ステップを実行せずに費用配賦先に直接搬送できます。会計文書取得では、受入経路が直送としてフラグ付けされると、受入と搬送が自動的に作成されます。
これにより、費用配賦先購買のインバウンド会計文書を取得する際の手動ステップが不要になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能を使用するには、購買オーダーに単一の配分があり、かつ受入経路が直接となっている必要があります。購買オーダー明細に複数の配分がある場合は、搬送トランザクションを記録するために手動で棚入する必要があります。
- 受入時のロットまたはシリアルの取得が有効になっている品目については、手動の搬送ステップが必要です。
主なリソース
- この機能の詳細は、会計文書取得の使用ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- 権限名およびコード:
- 会計文書の取得(CMF_ENTER_FISCAL_DOCUMENT)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 会計文書スペシャリスト(ORA_CMF_FISCAL_DOCUMENT_SPECIALIST)
拡張されたスケジュール済プロセスを使用した会社間売掛/未収金請求書のインポート・ステータスの更新
既存の自動インボイスのインポート・スケジュール済プロセスが拡張され、会社間請求書の処理中のパフォーマンスが向上しています。自動インボイスのインポート・スケジュール済プロセスによって、新しい「会社間売掛/未収金請求書インポート詳細の更新」要求が自動的にトリガーされ、最新の請求書データが売掛/未収金からインポートされ、財務オーケストレーション・タスクが更新されます。
場合によっては、売掛/未収金で会社間請求書が作成されるものの、財務オーケストレーションUIに最新情報が反映されないことがあります。スケジュール済プロセス「会社間売掛/未収金請求書インポート詳細の更新」を手動で実行して、売掛/未収金請求書インポート・ステータスを更新できるようになりました。「プロセス詳細」ウィンドウで、関連する自動インボイスのインポート・プロセスIDを入力します。
会社間売掛/未収金請求書インポートの更新
この機能によって会社間売掛/未収金インポート・プロセスが強化され、大量のトランザクションを処理する際のパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新22D
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)が割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスできます。
- サプライ・チェーン財務オーケストレーション・フローの保守(FOS_MAINTAIN_SUPPLY_CHAIN_FINANCIAL_TRADE_AGREEMENT_PRIV)権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスできます。
この追加の標準通貨オプションにより、現地通貨に関係なく、標準通貨で会社間請求書を生成するように文書ルールおよび会計基準を構成できるようになりました。
次のスクリーンショットは、この機能を示しています。
「文書ルールおよび会計基準の作成」ダイアログ
「文書ルールおよび会計基準の作成」ウィンドウで、通貨オプションとして「標準通貨」を選択します。開いた「標準通貨」ドロップダウンで、標準通貨として設定する通貨を選択します。
企業は、外国為替エクスポージャに対するリスクを軽減する必要があります。換算レートの変動に関連するリスクを回避する方法の1つは、現地通貨に関係なく、標準通貨で会社間請求書を生成することです。「文書ルールおよび会計基準の管理」UIが拡張され、財務フローに対して選択された通貨で会社間請求書を生成する「標準通貨」通貨オプションが追加されました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)が割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスできます。
-
サプライ・チェーン財務オーケストレーション・フローの保守(FOS_MAINTAIN_SUPPLY_CHAIN_FINANCIAL_TRADE_AGREEMENT_PRIV)権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスできます。
会社間トランザクションの価格設定基準としての現在の品目原価の使用
振替価格設定ルールで振替価格を「品目原価基準」に設定して、品目の現在の原価に基づいて会社間トランザクションを処理します。出荷時には、会社間トランザクションの振替価格計算において品目原価が考慮されます。
「振替価格設定ルールの管理」ページで、「処理」をクリックし、レコードを作成、挿入または訂正するオプションのいずれかを選択します。開いたダイアログで、「会計振替価格」を「品目原価基準」に設定します。
「振替価格設定ルールの作成」ダイアログ
特定のビジネス・シナリオでは、現在の品目原価に基づいて値入れ率を定義して、販売者が会社間トランザクションで利益を得ることができるようにする必要があります。「振替価格設定ルールの管理」UIに、会社間トランザクションの財務フローを編成するときに振替価格を決定するための「品目原価基準」オプションが追加されています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
会計振替価格設定オプション「品目原価基準」は、財務フローの最初のノードにのみ適用されます。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイドおよびサプライ・チェーン財務オーケストレーションの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)が割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスできます。
-
サプライ・チェーン財務オーケストレーション・フローの保守(FOS_MAINTAIN_SUPPLY_CHAIN_FINANCIAL_TRADE_AGREEMENT_PRIV)権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能に自動的にアクセスできます。