- 改訂履歴
- 概要
- 更新前および更新後のタスク
- 任意の新機能の導入(オプトイン)
- 機能概要
- 保守
-
- SCM共通コンポーネント
- 保守
-
- 保守管理予測リアルタイムのための保守管理OTBIサブジェクト領域の拡張
- 資産終了に関する導入ベース資産および固定資産の間の変更の同期
- REST APIおよびOracle Visual Builder Studioを使用した階層ナビゲータにおける子資産の順序の制御
- REST APIを使用した「資材トランザクション」ページの「付加フレックスフィールド」へのデータの追加
- 修理する資産の保守作業オーダーへの割当および修理後の在庫への返品
- REST APIを使用したメーター読取りの使用不可
- 単一作業オーダーにおける同一品目の複数資産の保守
- 組織、工場またはワーク・センターに割り当てられているスケジュールの変更の制限
- Redwoodエクスペリエンス
-
- サービス・ロジスティクス
更新24C
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2024年6月7日 | 初版作成。 |
概要
アイデアをお寄せください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
更新前および更新後のタスク
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
任意の新機能の導入(オプトイン)
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能は、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。これを行うには、次の権限を使用します。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能の概要のページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインすることもできます。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプト・イン」機能をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を使用可能にするためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
機能概要
列の定義:
すぐ使用できる状態で提供される機能
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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REST APIおよびOracle Visual Builder Studioを使用した階層ナビゲータにおける子資産の順序の制御 |
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保守
SCM共通コンポーネント
Redwoodページのガイド付きジャーニの作成
ガイド付きジャーニは、ビジネス・プロセスを使いやすくして、ユーザーがタスクを完了するのを支援します。管理者は、ガイド付きジャーニを作成して、チュートリアル、会社のポリシーおよびベスト・プラクティスをページ・レベルまたはセクション・レベルに埋め込むことができます。たとえば、ガイド付きジャーニを作成して、従業員が販売オーダーを発行するのを支援できます。
ノート: この更新では、ガイド付きジャーニがまだサポートされていないRedwoodページがあります。
販売オーダーを発行する従業員のユースケース・シナリオを見てみましょう。たとえば、販売オーダーを作成または改訂する前に、従業員が行うタスクのチェックリストを提供するガイド付きジャーニを作成できます。テキストは、特定のユース・ケースおよび会社のニーズに合わせて入力できます。次に、パネルが開いてチェックリストに入力する例を示します。追加のガイダンスのために外部のWebサイトまたはビデオにリンクすることもできます。
管理者指定のヘルプ・テキストのガイド付きジャーニの例
次の例では、ガイド付きジャーニ・タスクをページ・レベルおよびセクション・レベルで確認できます。ページレベルのガイド付きジャーニ・タスクは、「販売オーダーの作成」ガイド付きジャーニ・ヘッダーの下にトレイン・ストップとして表示され、ジャーニ内の2つのタスクに対応する2つのドットが表示されます。セクションレベルのガイド付きジャーニ・タスクは、ページの左側にあるフィールドの最初の行の下にあります。
ページ・レベルおよびセクション・レベルでのガイド付きジャーニ・タスクの例
ガイド付きジャーニの作成
概要レベルでは、ガイド付きジャーニの作成は2ステップのプロセスです:
- ガイド付きジャーニ・テンプレートを作成します。
- VB StudioをExpressモードで使用して、ガイド付きジャーニ・タスクをページ・レベルまたはセクション・レベルで関連付けます。
ガイド付きジャーニ・テンプレートの作成
- 「自分のクライアント・グループ」>「詳細を表示」>「雇用」セクション>「チェックリスト・テンプレート」にナビゲートします。
- 「作成」をクリックして、すべての必須フィールドに入力します。いくつかのフィールドについて、次の重要なヒントに注意してください:
フィールド ヒント チェックリスト・コード フィールドをクリックすると、入力した名前に基づいてジャーニ・コードが自動移入されます。コードは必要に応じて変更できますが、ジャーニ間で一意である必要があります。このコードは、後でVB StudioをExpressモードで使用してガイド付きジャーニをページに関連付けるために使用します。後で使用するためにチェックリスト・コードを書き留めます。
カテゴリ 「ガイド付きジャーニ」を選択します。現在サポートされているのは、ガイド付きジャーニのみです。
- 「一般」タブをクリックし、ガイド付きジャーニの摘要を入力します。「下書き」が「ステータス」フィールドに表示されることに注意してください。
- 「タスク」タブをクリックし、「作成」をクリックして、タスクをガイド付きジャーニに追加します。
- (オプション)「メッセージ」タブをクリックし、ガイド付きジャーニにタイトルを追加します。
- (オプション)「セキュリティ」タブをクリックして、データ・セキュリティを有効にするか、ロールに基づいてアクセスを制限します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
- 「一般」タブで、ステータスを「下書き」から「アクティブ」に変更して、テンプレートをアクティブ化します。ジャーニを使用する準備ができました。
ページの関連付け
Oracle Visual Builder Studio (VB Studio)を使用して特定のページを拡張できるかどうかを判断するには、ページに移動して「設定およびアクション」メニューを開きます。「Visual Builder Studioでページを編集」タスクを探します。
「設定およびアクション」メニュー
「Visual Builder Studioでページを編集」タスクが表示されない場合、VB Studioでページを編集するために必要な権限が割り当てられていないか、現在VB Studioでページを編集できないため、VB Studioを使用してページを編集できません。
VB Studioでページを開く場合、Expressモードを使用してのみページを拡張できます。拡張モードはサポートされていません。 ExpressモードはVB Studioヘッダー・リージョンに表示されます。
Expressモードが表示されているVB Studioのヘッダー・リージョン
ガイド付きジャーニをVB Studio Expressモードでページに関連付けるには:
- ガイド付きジャーニに関連付けるページにナビゲートします。
- 「設定およびアクション」メニューで「Visual Builder Studioでページを編集」タスクを選択します。
- 「ページ・プロパティ」セクション(以前の「定数」タブ)にナビゲートします。ページが完全にロードされるのを待ってから、次のステップに進みます。
- 変更するジャーニ・コード・プロパティを検索し、ガイド付きジャーニからVB Studioのプロパティ・フィールドにページレベルまたはセクションレベルのコードを入力します。
VB Studioでのプロパティ名
ガイド付きジャーニ・テンプレートでのフィールド名
摘要
journeyCode
チェックリスト・コード
ページレベルのジャーニ・コード・フィールド。
sectionNameJourneyCode
コード セクションレベルのジャーニ・コード・フィールド。sectionNameはセクションのキャメルケース名です。
VB Studioのページレベル(左)およびセクションレベル(右)のジャーニ・コード・フィールド
- 公開する前に、「プレビュー」をクリックしてガイド付きジャーニを表示します。
- 変更の終了後、「公開」をクリックします。
作業例については、Visual Builder Studioを使用したHCMおよびSCM向けRedwoodアプリケーションの拡張ガイドのページ・プロパティを使用したガイド付きジャーニ構成の項を参照してください。
有効化のステップ
Visual Builder Studioを活用して、アプリケーションを公開します。Visual Builderを使用したアプリケーションの拡張の詳細は、Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
前提条件
VB Studioの使用を開始する前に、システム管理者が初期設定を完了しておく必要があります。手順については、Oracle Cloudアプリケーションを拡張するためのVB Studioの設定を参照してください。
サイト・レベルでORA_PER_JOURNEYS_ENABLEDおよびORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLEDプロファイル・オプションが「Y」に設定されていることを確認するには、「設定および保守」作業領域で「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。これらのプロファイル・オプションにより、ジャーニが有効になります。
ヒントと考慮事項
次のことができます:
- ページ・レベルまたはセクション・レベルでガイド付きジャーニを作成します。
- ガイド付きジャーニをVB Studio Expressモードでのみ関連付けます。拡張モードのVB Studioは、ジャーニではサポートされていません。
- Oracle Fusion Cloud SCMおよびOracle Fusion Cloud Procurementのガイド付きジャーニのみを作成します。コンテキストやサーベイなど、その他のタイプのジャーニはサポートされていません。
- 「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用して、使用可能なプロファイル・オプションのリストを表示します。
- 「設定および保守」作業領域で「チェックリスト参照」タスクを使用して、使用可能な参照のリストを表示します。
主なリソース
- 次のリソースをチェックして、インスタンスおよびワークスペースを作成するための前提条件およびステップを確認します:
- Oracle Visual Builder Studioの設定 - VB Studioインスタンスの作成方法について学習します。
- Oracle Visual Builder Studioのスタート・ガイド - VB Studioでワークスペースを作成する方法と、ガイド付きジャーニを有効にするための前提条件について学習します。
- Visual Builder Studio ExpressモードでのOracle Cloud Applicationsの拡張およびVisual Builder Studioを使用したHCMおよびSCM向けRedwoodアプリケーションの拡張 - VB StudioをExpressモードで使用してガイド付きジャーニでページを拡張する方法を学習します。
- ジャーニの実装と使用 - ジャーニを作成および使用する方法を学習します。このガイドはOracle Fusion Cloud HCM用に作成されていますが、概念はOracle Fusion Cloud SCMにも適用されます。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- ジャーニの管理(ORA_PER_MANAGE_JOURNEY_TEMPLATE)
- 管理者のサンドボックス(FND_ADMINISTER_SANDBOX_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
保守
保守管理予測リアルタイムのための保守管理OTBIサブジェクト領域の拡張
Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)では、Oracle Fusion Cloud Maintenanceから直接、リアルタイムのセルフサービス・レポート機能を提供しています。OTBIサブジェクト領域のフォルダに対する更新のリストを次に示します:
- サブジェクト領域: 保守管理 - 予測リアルタイム
- 「予測詳細」フォルダには次の属性が含まれています:
- 作業オーダー開始日
- 作業オーダー事業所
- 予測のスキップ・フラグ
- 「予測明細」フォルダには次の属性が含まれています:
- 日間隔値
- メーター稼働率値
- 「予測詳細」フォルダには次の属性が含まれています:
OTBIを使用すると、リアルタイムのトランザクション情報に基づいて、より適切に意思決定できます。この更新では、拡張サブジェクト領域を使用して、ニーズに応じてレポートおよび問合せを生成できます。
有効化のステップ
新規サブジェクト領域は、既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用することで利用できます。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック (「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「Administration」)を参照してください。
アクセス要件
次の権限を持つ構成済ジョブ・ロールを持つユーザーは、この機能にアクセスできます:
- 顧客資産の管理(CSI_MANAGE_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
- 保守可能資産の管理(MNT_MANAGE_MAINTAINABLE_ASSETS_PRIV)
これらの権限は、アプリケーションですでに使用可能です。
資産終了に関する導入ベース資産および固定資産の間の変更の同期
固定資産および導入ベース資産を、導入ベース資産側または固定資産側のどちらからでも終了できます。この処理は、導入ベース資産がシリアル管理されており、固定資産ユニット数量が1の場合にサポートされます。
導入ベース資産と固定資産の間の終了と除・売却の同期は、次の2つの方法のいずれでも実行できます:
- 導入ベース資産を終了し、関連する固定資産を除・売却します。
- 固定資産を除・売却します。関連付けられた導入ベース資産は自動的に終了します。
導入ベース資産の終了
- 導入ベース・ユーザーとしてログインし、終了する資産を開きます。
- 「固定資産」タブに移動し、固定資産を開き、「同期に適格」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
- 次に、導入ベース資産の編集タブに移動し、導入ベース資産の終了日を入力します。
- 「固定資産」タブで、固定資産のステータスを確認します。「待ち状態」と表示されます。
- 「ツール」 > 「スケジュール済プロセス」に移動し、「固定資産の運用資産への関連付けおよび同期」スケジュール済プロセスを実行します。
- 固定資産ユーザーとしてログインし、「固定資産」、「除・売却」パネルに移動して、「未完了」リンクをクリックします。
- 除・売却する固定資産の資産番号リンクをクリックし、詳細を確認して、「完了」をクリックします。
- 「ユニット除・売却」リンクをクリックします。
- 「ユニットの除・売却」ページの「トランザクション詳細」で、除・売却日、追加情報および事由を入力します。
- 同じページの「除・売却詳細」に、除・売却の理由と追加情報を入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
固定資産の除・売却
- 固定資産ユーザーとしてログインし、パネル・ドロワーから資産除・売却タスクにナビゲートします。
- 除・売却する固定資産を検索して選択します。
- 好みに応じて、「ユニット除・売却」または「除・売却取得価額」を選択します。
- 固定資産の除・売却に必要な詳細を入力します。
- この資産に関連付けられた導入ベース資産を終了するためのチェック・ボックスを選択して、変更を保存します。
「同期に適格」チェック・ボックスが選択された導入ベース資産に関連付けられた固定資産が表示された「固定資産」タブのスクリーンショットを次に示します。
固定資産ページ
この機能により、手作業がなくなり、運用資産情報と財務資産情報の一貫性を確保できます。
有効化のステップ
オプトイン機能「資産終了に関する導入ベース資産および固定資産の間の変更の同期」が有効になっていることを確認してください。
ヒントと考慮事項
この更新では、資産数量が1の固定資産に関連付けられたシリアル管理の導入ベース資産を終了できます。次の導入ベース資産タイプは終了できません:
- ロット管理
- 非シリアル管理
- プレーン品目
また、1つの導入ベース資産に関連付けられた複数の固定資産は除・売却できません。
ノート: 「固定資産の運用資産への関連付け」スケジュール済プロセスの名前が、「固定資産の運用資産への関連付けおよび同期」に変更されて、固定資産をその導入ベース資産と同期できるようになったことが反映されています。
主なリソース
- Maintenanceの使用ガイドの費用配賦先への購買受入時における固定資産の資産計上を参照してください。
- Maintenanceの使用ガイドの在庫配賦先への購買受入時における固定資産の資産計上を参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- Manage Customer Assets (CSI_MANAGE_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
- View Customer Assets (CSI_VIEW_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
- Manage Enterprise Assets (CSE_MANAGE_ENTERPRISE_ASSETS_PRIV)
- 企業資産の表示(CSE_VIEW_ENTERPRISE_ASSETS_PRIV)
- 資産会計担当(ORA_FA_ASSET_ACCOUNTANT_JOB)
- Create Mass Fixed Asset Retirement (FA_CREATE_MASS_FIXED_ASSET_RETIREMENT_PRIV)
- Manage Fixed Asset Retirements (FA_MANAGE_FIXED_ASSET_RETIREMENTS_PRIV)
- Post Mass Fixed Asset Retirement (FA_POST_MASS_FIXED_ASSET_RETIREMENT_PRIV)
- Prepare Fixed Asset Retirement in Spreadsheet (FA_PREPARE_FIXED_ASSET_RETIREMENT_IN_SPREADSHEET_PRIV)
- Retire Fixed Asset (FA_RETIRE_FIXED_ASSET_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用できます。
REST APIおよびOracle Visual Builder Studioを使用した階層ナビゲータにおける子資産の順序の制御
Oracle Visual Builder Studioでは、開発およびホスティング・プラットフォーム上に、エンゲージメントを促進するレスポンシブ・アプリケーションを、直感的な開発エクスペリエンスで作成できます。使いやすさとビジュアル開発のアプローチにより、アプリケーションを簡単に作成して、Oracleのセキュアでスケーラブルなクラウド・プラットフォーム上にホストできます。
この更新の前は、新しい階層名の追加、階層名への既存の資産の関連付け、論理階層名の既存の親資産のルート・ノードへの子資産の追加が可能でした。この更新では、既存の資産を編集して階層名にしたり、階層内の資産の位置を更新できます。これを行うには、資産論理階層関係RESTリソースを使用します。このリソースは、Oracle Visual Builder Studioと通信して、Oracle Visual Builderスプレッドシートに資産論理階層データを表示します。
Oracle Visual Builderスプレッドシートで更新できる属性は、次のとおりです:
- オブジェクト・タイプ
- オブジェクトID
- この値は、オブジェクト階層コードおよびオブジェクト資産番号から導出できます
- オブジェクト階層コード
- オブジェクト資産番号
- ポジション番号
階層、オブジェクト資産番号およびそのポジションを示すOracle Visual Builder Studioスプレッドシートのスクリーンショットを次に示します。
Oracle Visual Builder Studioスプレッドシート
Oracle Visual Builder Studioスプレッドシートを使用すると、子資産の関係やポジションを簡単に変更できるため、煩わしさを感じないエクスペリエンスが実現します。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な追加のステップはありません。
主なリソース
- Oracle Visual Builder Studioの詳細は、Oracle Visual Builderによるアプリケーションの開発ガイドのOracle Visual Builderとはのトピックを参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- Manage Customer Assets (CSI_MANAGE_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
- View Customer Assets (CSI_VIEW_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
- Manage Enterprise Assets (CSE_MANAGE_ENTERPRISE_ASSETS_PRIV)
- 企業資産の表示(CSE_VIEW_ENTERPRISE_ASSETS_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用できます。
REST APIを使用した「資材トランザクション」ページの「付加フレックスフィールド」へのデータの追加
在庫資材トランザクション履歴付加フレックスフィールド(DFF)のセグメントを使用して、保守作業オーダーの資材トランザクションRESTリソースを使用して資材トランザクションを実行する際にデータを記録します。資材トランザクションRESTペイロードの実行中にこれらのDFFセグメントを使用するには、最初にトランザクション履歴の付加フレックスフィールド・セグメントを設定してから、フレックスフィールドをデプロイする必要があります。
「付加フレックスフィールドの管理」ページのこの画像は、MaterialTransactionDFF RESTパラメータに対して有効なINV_MATERIAL_TXNSセグメントを示しています。
「付加フレックスフィールドの管理」ページの「付加フレックスフィールドの編集」セクション
この画像は、RESTペイロードの新しいMaterialTransactionDFFパラメータを示しています。このパラメータを使用して、ペイロードの付加フレックスフィールド・セグメントに値を含めます。
資材トランザクションRESTペイロードのサンプル
この更新により、資材トランザクション履歴を保守作業オーダーの資材トランザクションRESTリソースのペイロードの一部として含めることができるので、効率と可視性が向上します。
有効化のステップ
RESTサービス定義をREST APIガイドで確認して利用します(Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「APIおよびスキーマ」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。
ヒントと考慮事項
この更新は、付加フレックスフィールド・ユーザー・インタフェースではサポートされていません。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- Manage Customer Assets (CSI_MANAGE_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
- View Customer Assets (CSI_VIEW_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
- Manage Enterprise Assets (CSE_MANAGE_ENTERPRISE_ASSETS_PRIV)
- 企業資産の表示(CSE_VIEW_ENTERPRISE_ASSETS_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用できます。
修理する資産の保守作業オーダーへの割当および修理後の在庫への返品
在庫を完了できるようにする保守作業オーダーを作成します。さらに、単一の保守作業オーダーで複数の資産品目を修理できます。在庫に対する修理作業オーダーを作成するには、まず資産品目に対する作業オーダーを作成し、「在庫に対する完了の許可」チェック・ボックスを選択してから、修理する資産の数を追加します。
2つの品目の在庫に対する修理作業オーダーを作成している「保守作業オーダーの作成」ページのスクリーンショットを次に示します:
在庫に対する修理作業オーダーの作成
その後、「作業オーダーの編集」ページを使用して資産を追加し、修理する資産品目を在庫事業所から選択できます。
これは、作業オーダーの「資産」タブのスクリーンショットで、修理する資産の追加および修理の主な事由が表示されています。
修理対象の資産品目の選択
作業オーダーがリリースされると、修理対象の資産品目が自動的に作業オーダーに出庫されます。
「自分の保守作業」モバイル・ユーザー・インタフェース・ワークベンチを使用して、在庫に対する修理作業オーダーを実行します。このワークベンチは、保守技術者が保守作業を効率的かつ簡単に実行できるように支援する設計になっています。このワークベンチでは、技術者が保守作業手配リストと同様のタスクをレポートできますが、技術者用の拡張機能がいくつか用意されています。
詳細は、新しい保守技術者ワークベンチの新機能を参照してください。
「自分の保守作業」アプリケーションを使用して、各資産の修理プロセスを個別に実行します。このスクリーンショットでは、「自分の保守作業」ページに、在庫に対する修理作業オーダーが表示されています。
新しい「自分の保守作業」ページの在庫に対する修理作業オーダー
「自分の保守作業」ページにナビゲートすると、割り当てられているすべての作業オーダーがリストされた表が表示されます。スマート検索機能を使用して他の作業オーダーを問い合せることもできます。この機能では、各行が1つの作業オーダーおよび特定の資産を表すため、1つまたは複数の資産を単一の作業オーダーを使用して修理できます。
レポート・トランザクションをプレビューし、各作業オーダーの結果行を完了します。これにより、作業オーダーの完了を段階的またはすべて一度にレポートできます。このスクリーンショットは、作業オーダーに使用可能なコンテキスト処理を示しています。
作業オーダーのコンテキスト処理
「作業のレポート」ページを使用して、作業オーダーへの部品の出庫、時間の記録、障害のレポート、検針の入力、およびオプションでAI支援の生成機能を使用したノートや添付の追加など、いくつかの処理を実行できます。
作業の完了ページでは、作業要約を作成できます。手動で実行することも、AI支援を使用して作業要約ノートを自動的に生成することもできます。作業オーダーの要約、完了する必要がある待ち状態の処理も表示でき、必要なすべてのタスクを完了した場合は、作業オーダーを送信することもできます。在庫に対する修理作業オーダーの場合は、さらに「在庫への返品」オプションが表示され、保管場所および保管棚に対する完了を選択できます。最終送信をすると、修理済資産品目が在庫に保管され、その資産に対する作業オーダーが完了します。
このスクリーンショットは、作業の完了ページを示しています。
作業要約ノートがある作業の完了ページ
この機能により、保守チームは、資産品目の修理プロセスを合理化し、在庫への返品を効率的に統合することで、よりアジャイルで再作成可能なプロセスを構築しやすくなります。特にデポ修理作業オーダーの場合は、この機能により、複数ユニットの資産を扱えるだけでなく、製品が顧客に返送されるまで修理コストの計上を延期できます。
有効化のステップ
新しい「自分の保守作業」アプリケーションを有効にするには、次を実行する必要があります:
- サイト・レベルでプロファイル・オプションORA_MNT_DISPATCH_LIST_REDWOOD_ENABLEDをYに設定します。これにより、「保守作業手配リスト」タスクが無効になり、「保守管理」ランディング・ページの「自分の保守作業」タスクが有効になります。
- ユーザーに既存の「作業手配リスト」権限があることを確認してください。
詳細は、新しい保守技術者ワークベンチの新機能を参照してください。
ヒントと考慮事項
次のような、既知の重要な制限があります:
- 修理して在庫に戻される資産は、シリアル管理の資産である品目に基づいている必要があります。
- 修理コストは、作業オーダー内のすべての資産に対して均等に按分されます。
- 供給タイプが工程または組立プルで事前定義されている資材は、工程完了およびバックフラッシュ時にサポートされません。供給タイプがプッシュの資材のみがサポートされており、資材の出庫済数量を手動でレポートできます。
- 在庫で使用できない資材品目の購買依頼は作成できません。さらに、購買オーダーを使用して作業オーダーに対して直接履行される購買依頼がある既存の作業オーダーはサポートされません。
- この更新では、作業オーダー検査を実行するための品質検査プランは使用できません。今後の更新で使用可能になります。
REST APIを使用したメーター読取りの使用不可
資産メーターを定義して使用すれば、資産の使用状況を追跡できます。複数の再使用可能なメーター・テンプレートを定義して、これを該当する資産に割り当てることができます。また、1つの資産の個別のパラメータを追跡するために、1つの資産に複数のメーターを設定することもできます。メーター読取りにより、資産の使用および状態の履歴レコードを、ユーザーが定義した間隔で入手できます。予定されている保守および予定外の保守で役立つ資産の状態および要件に関するインサイトも得られます。通常は、メーター読取りは資産に設置されている物理的なカウンタによって、または資産の運用およびモニターに使用されるコンピュータ制御によって追跡されます。
この更新の前は、「資産の管理」ページを使用して履歴メーター読取りを削除できましたが、メーター読取りRESTサービスでは、それらを削除できませんでした。この更新では、このRESTサービスを使用して次のすべての処理を実行することもできます:
- 最後のアクティブな読取り、または履歴内で最後にロックされた読取りの後の履歴内のすべての履歴読取りを無効にします。
- 資産またはサブスクリプションのメーター読取りを無効にします。
- 無効化された読取り後のすべての履歴レコードを無効化、取消および再作成します。
RESTサービスで履歴読取りを削除できるので、効率と可視性が向上します。
有効化のステップ
RESTサービス定義をREST APIガイドで確認して利用します(Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「APIおよびスキーマ」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。
ヒントと考慮事項
- UIの機能を使用して、最終読取りまたは履歴読取りを無効にできます。ただし、いくつかの条件があります:
- 以前に無効化、取消またはロールオーバーされなかった読取りは無効にできます。
- RESET読取りを無効にできるのは、それが履歴内の最新の読取りの場合だけです。それ以外の場合は、エラーが発生する可能性があります。
- 読取りを無効にできるのは、それが履歴内で最後にロックされた読取りまたはフラグが設定された読取りの後である場合のみです。
- したがって、ロックされた読取り、またはそれより前の履歴内の読取りは無効にできません。
- 読取りを無効にすると、次のようになります:
- 将来の読取りはすべて取り消されます。
- 将来の読取りが再作成されて、そのネット・チェンジが反映されます。
- 表示されたネット値および期間累計ネット値が再計算されます。
単一作業オーダーにおける同一品目の複数資産の保守
1つの保守作業オーダーに、同じ品目の複数の資産を指定した保守作業オーダーを作成します。複数の資産を指定して作業オーダーを作成するには、まず資産品目の作業オーダーを作成し、次のスクリーンショットに示すように資産の数量も設定します。
複数資産の保守作業オーダーの作成
次に、「作業オーダーの編集」ページで資産を追加して、保守対象の資産を選択します。
次に、保守対象の資産を追加できる「作業オーダー資産」タブのスクリーンショットを示します。
作業オーダーでの複数資産の選択
「自分の保守作業」モバイル・ユーザー・インタフェース・ワークベンチを使用して、複数の資産が指定された作業オーダーを実行します。このワークベンチは、保守技術者が保守作業を効率的かつ簡単に実行できるように支援する設計になっています。技術者が保守作業手配リストと同様のタスクをレポートできますが、技術者用の拡張機能がいくつか用意されています。
詳細は、新しい保守技術者ワークベンチの新機能を参照してください。
「自分の保守作業」アプリケーションを使用して、各資産の作業実行プロセスを個別に実行します。次のスクリーンショットでは、2つの資産が「自分の保守作業」アプリケーションの個別の行として表示されています。
新しい「自分の保守作業」ページの、複数の資産が指定された保守作業オーダー
「自分の保守作業」ページにナビゲートすると、割り当てられているすべての作業オーダーがリストされた表が表示されます。スマート検索機能を使用して他の作業オーダーを問い合せることもできます。この機能では、各行が1つの作業オーダーおよび特定の資産を表すため、1つまたは複数の資産を単一の作業オーダーを使用して保守できます。
各作業オーダーの結果行に対して、プレビュー、トランザクションのレポート、または完了を実行できます。これにより、作業オーダーの完了を対話処理して、段階的またはすべて一度にレポートできます。次に、作業オーダーに使用可能なコンテキスト処理を示すスクリーンショットを示します。
作業オーダーのコンテキスト処理
「作業のレポート」ページを使用して、作業オーダーへの部品の出庫、時間の記録、障害のレポート、検針の入力、およびオプションでAI支援の生成機能を使用したノートや添付の追加など、いくつかの処理を実行できます。
「作業の完了」ページでは、作業要約を手動で作成することも、AI支援を使用して作業要約ノートを自動的に生成することもできます。作業オーダーの要約および完了する必要がある待ち状態の処理が表示されます。必要なすべてのタスクが完了している場合は、作業オーダーを送信できます。
「作業オーダーの完了」ページを示すスクリーンショットを次に示します。
作業要約ノートがある作業の完了ページ
この機能により、1つの作業オーダーで複数の資産を修理するプロセスを合理化して、保守チームを支援できます。
有効化のステップ
新しい「自分の保守作業」アプリケーションを有効にするには、次を実行する必要があります:
- サイト・レベルでプロファイル・オプションORA_MNT_DISPATCH_LIST_REDWOOD_ENABLEDをYに設定します。これにより、「保守作業手配リスト」タスクが無効になり、「保守管理」ランディング・ページの「自分の保守作業」タスクが有効になります。
- ユーザーに既存の「作業手配リスト」権限があることを確認してください。
詳細は、新しい保守技術者ワークベンチの新機能を参照してください。
ヒントと考慮事項
次のような、既知の重要な制限があります:
- 1つの作業オーダー上の複数資産の指定は、保守プログラムから生成された作業オーダーに対しては現在サポートされていません。
- 作業オーダーのすべての資産が、同じ品目のもので、シリアル管理されている必要があります。
- 修理コストは、作業オーダー内のすべての資産に対して均等に按分されます。
- 供給タイプが工程または組立プルで事前定義されている資材は、工程完了およびバックフラッシュ中はサポートされません。供給タイプがプッシュの資材のみがサポートされており、資材の出庫済数量を手動でレポートできます。
- 在庫で使用できない資材品目の購買依頼は作成できません。さらに、購買オーダーを使用して作業オーダーに対して直接履行される購買依頼がある既存の作業オーダーはサポートされません。
- この更新では、作業オーダー検査を実行するための品質検査プランは使用できません。今後の更新で使用可能になります。
組織、工場またはワーク・センターに割り当てられているスケジュールの変更の制限
システム・パフォーマンスの低下やプロセスの中断を防ぐために、スケジュール変更にいくつかの制限を実装しました。既存のスケジュールを更新すると、新しいプロセスにより、スケジュールが1つ以上の組織、工場またはワーク・センターに割り当てられているかどうかが検出されます。そうである場合は、スケジュール開始日または期間タイプを変更できません。
このプロセス変更により、Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturingアプリケーションの別のビジネス・オブジェクトにスケジュールが割り当てられているかどうかを識別する機能が向上します。スケジュールが割り当てられている場合は、既存のスケジュールの重要な詳細を変更できないため、これらのアプリケーションの動作に対する予期しない変更を防止できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新25A
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- Manage Schedule For Facility (RCS_MANAGE_SCHEDULE_FOR_FACILITY_PRIV)
- Manage Schedules by Web Service (RCS_MANAGE_SCHEDULES_WEB_SERVICE_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
Redwoodエクスペリエンス
これらの機能は、Oracleの次世代ユーザー・エクスペリエンスであるRedwoodで構築されました。Redwoodは、デバイス全体で最先端のコンシューマ・グレードのユーザー・エクスペリエンスを、Oracleが実現する高度なエンタープライズ・シナリオにもたらします。
新規保守技術者ワークベンチの使用
Oracle Fusion Cloud Maintenanceでは、各工程ステップを原価計上ポイントとして指定して、保守作業手配リストの作業オーダーを実行できます。工程完了の一部として、次のトランザクションをレポートすることもできます:
- 資材出庫または返品。
- リソース消費または戻し処理。
- メーター読取り。
この更新では、ワークベンチ・モバイル・ユーザー・インタフェースを使用して作業を実行できるようになりました。「自分の保守作業」ユーザー・インタフェースを使用すると、保守技術者が、トランザクション・データの入力に加えて保守作業も実行できます。このワークベンチを使用すると、様々な保守のユースケースに対応して、作業効率を向上できます。保存済検索とデフォルト検索を検索、ソートおよび作成できます。管理者はワークベンチを構成して、ガイド付きジャーニおよびビジネス・ルールでその機能を拡張できます。
技術者はワークベンチを使用して、保守作業手配リストに含まれるタスクと同様のタスクについてレポートできます。ワークベンチには、保守を支援するいくつかの拡張機能も含まれています。たとえば、順序どおりでない作業オーダー工程の実行、工程ノートおよび引渡しノートの作成、添付のアップロード、デバイス・カメラを使用した写真撮影などができます。
また、デバイスカメラやスキャナでバーコードの読取りやQRコードのスキャンをして、簡単かつ正確にデータを取得することもできます。ワークベンチには、メモと完了要約の作成を支援する生成AI機能が付属しているので、従業員の効率向上に役立ちます。
また、このワークベンチは、作業オーダーの最終工程の完了ステータスにより、作業オーダーの完了ステータスが自動的にトリガーされないようにするのにも役立ちます。
自分の保守作業
「自分の保守作業」ページには、割り当てられた作業オーダーがリストされます。この情報は日付と優先順位順に表示されるので、管理が容易です。各行は、特定の作業オーダーおよび資産に対応しています。この機能では、各行が1つの作業オーダーおよび特定の資産を表すため、1つまたは複数の資産を、単一の作業オーダーを使用して保守できます。
作業オーダー、資産または日付範囲でリストをフィルタできます。自分の作業キューのみを表示するようにフィルタすることもできます。ソート・オプションを使用して、作業オーダー番号、摘要、計画開始日または計画完了日でリストをソートできます。
次のスクリーンショットは、ログイン後に表示される「自分の保守作業」ページを示しています:
自分の保守作業
作業オーダー検索を保存して、保存済検索をデフォルトとして設定することもできます。「自分の保守作業」ページに次回ナビゲートすると、デフォルトの検索結果が自動的にロードされます。
検索フィルタには、独自の構成済作業オーダー・ステータス、期間、計画開始および完了の日付範囲、ワーク・センター、リソースおよびリソース・インスタンスなど、様々な作業オーダー属性を含めることができます。
次のスクリーンショットは、「自分の保守作業」ページの検索フィルタを示しています:
スマート対応検索
各作業オーダーの結果行に対して、プレビュー、トランザクションのレポート、および完了を実行できます。作業オーダーを対話処理して、段階的またはすべて一度に作業オーダーの完了をレポートできます。
次のスクリーンショットは、作業オーダーの「処理」メニュー項目を示しています:
作業オーダーのコンテキスト処理
ワークベンチでは、作業オーダーに対して次の処理を実行できます:
- 作業オーダーのプレビュー
- 作業のレポート
- 作業オーダーの完了
- 作業オーダーの印刷
作業のプレビュー
「自分の保守作業」ページから、作業オーダー行に対して「作業オーダーのプレビュー」を選択できます。作業オーダーのプレビューでは、工程が自分に割り当てられているかどうかに関係なく、すべての作業オーダー工程を含む作業オーダー情報を確認できます。現在の割当先を表示し、オプションで工程を自分に割り当てることができます。協力ノート、作業オーダー添付、およびヘルプ・デスク・チケットや条件イベントなどの文書参照をレビューできます。資産情報および資産保証情報にアクセスすることもできます。関連するすべての作業オーダー情報を1つのページで使用できるので、保守作業を効果的に実行できます。
次のスクリーンショットでは、ノートと工程を含む「作業オーダーのプレビュー」ページを確認できます:
ノートおよび工程を含む作業オーダーのプレビュー
作業のレポート
「自分の保守作業」ページから、作業オーダー行に対して「作業のレポート」を選択できます。または、「作業オーダーのプレビュー」ページから作業をレポートできます。「作業のレポート」ページでは、次のカテゴリで作業をレポートできます:
- 工程: 各工程に対して、「自分に割当」、「自分から割当解除」、「完了」および「完了を元に戻す」の処理を実行できます。
- 資材: 使用された資材をレポートしたり、追加のアドホック在庫資材をレポートできます。オプションで、デバイス・カメラまたはバーコード・リーダーを使用して、データを効率的かつ正確に入力できます。
- リソース: 各工程に対して、作業時間のレポート、または入力した時間の戻し処理をします。工程修理コードを含めることもできます。
- メーター: メーター読取り履歴を表示し、メーター読取りおよびノートを入力します。
- 障害: 障害イベント、障害原因、解決コード、ノートなど、資産の障害をレポートします。
- ノートおよび添付: 既存のノートおよび添付を表示し、新規の一般ノートまたは回転率ノートを作成して、添付および画像をアップロードします。オプションで、AI支援の生成AI機能を使用して、テキスト、文法および明瞭性を支援できます。
次のスクリーンショットで、「作業のレポート」ページの「工程」タブを確認できます。工程行ごとに、現在の作業ステータスを確認できます。工程を完了するなど、工程に対して処理を実行することもできます。
作業のレポート
作業オーダーの完了
「自分の保守作業」ページから、作業オーダーを完了できます。作業オーダー行の「処理」メニューを使用して、作業オーダーを完了します。「作業のレポート」または「作業オーダーのプレビュー」ページから作業オーダーを完了することもできます。
「作業オーダーの完了」ページでは、作業要約を作成できます。ノートを手動で追加することも、オプションでAI支援を使用して作業要約ノートを自動的に作成することもできます。「レポート概要」には、待ち状態および完了した処理が表示されます。必要なすべてのタスクが完了している場合は、作業オーダーを送信できます。
次のスクリーンショットで、AIによって生成された作業完了要約ノートを含む、作業オーダーの完了ページを参照してください:
作業オーダーの完了ページおよび要約ノート
作業オーダーの印刷
「自分の保守作業」ページから、作業オーダーとその添付を印刷できます。作業オーダー行の「処理」メニューを使用して、作業オーダーを印刷します。これにより、ESS印刷ジョブがトリガーされます。
この更新では、保守作業の実行プロセスが合理化され、保守技術者に包括的な資産および作業オーダー情報が表示されるので、効果的に修理する能力が向上します。
有効化のステップ
「自分の保守作業」ページを有効にするには:
- サイト・レベルでプロファイル・オプションORA_MNT_DISPATCH_LIST_REDWOOD_ENABLEDをYに設定します。これにより、「保守作業手配リスト」タスクが無効になり、「保守管理」ランディング・ページの「自分の保守作業」タスクが有効になります。
- ユーザーに既存の「作業手配リスト」権限があることを確認してください:
- 保守作業手配リストのレビュー
- MNT_REVIEW_MAINTENANCE_DISPATCH_LIST_PRI
- 保守をレポートする必要がある各保守組織に対するセキュリティ・アクセス権がユーザーにあることを確認します。
- このドキュメントの残りの部分で説明されているように、作業オーダーの初期一括取込みを実行し、ルーチン一括取込み更新をスケジュールします。
ノート: 実行ページ間の機能の違いを慎重にテストおよび考慮した後に、「自分の保守作業」ページを有効にしてください。機能のリストについては、Oracle Help CenterのMaintenanceの使用ガイドを参照してください。
プロファイル・オプションを有効にした後、Oracle Search Extension Frameworkを有効にして、索引の作成、事前定義済の索引の取込みおよび検索機能の管理を行う必要があります:
- 「検索拡張機能フレームワークの有効化/無効化」(ORA_FND_SEARCH_EXT_ENABLED)プロファイル・オプションを「はい」に設定します。
- スケジュール済プロセスを実行するには、スケジュール済ジョブ定義の管理(FND_MANAGE_SCHEDULED_JOB_DEFINITION_PRIV)権限を持っていることを確認します。
- 索引を作成し、事前定義された索引を取り込むために、索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するスケジュール済プロセスを送信します。
- ジョブ名: 索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するESSジョブ
- 再取込みする索引名: fa-alm-work-order-asset
ノート: プロセスの送信時に索引名を指定しない場合、プロセスはすべての事前定義済索引に対して実行されます。
ヒントと考慮事項
- この機能を使用する前に、索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するスケジュール済プロセスを送信します。索引がすでに作成されている場合に、再度の取込みのためにプロセスを送信することもできます。このプロセスでは、索引が消去され、データが再度取り込まれます。
- プログラム名: 索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するESSジョブ。
- 再取込みする索引名: fa-alm-work-order-asset。
- 作業オーダーは、「保守管理」ワークベンチの「保守作業オーダーの管理」UIを使用した作成、REST APIを使用した作成、保守プログラムによる作成、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用した作成または更新が可能です。作業オーダー作成のすべてのモードで、索引のほぼリアルタイム取込みがトリガーされるわけではありません。したがって、個別のスケジュール済プロセスを実行して索引を更新する必要があります。このスケジュール済プロセスでは索引はクリアされず、これらのトランザクションによる変更で既存の索引のみが更新されます。索引を最新の状態に保つために、これらの更新を少なくとも1日に1回、またはビジネスに必要な頻度で取り込むことをお薦めします。
- 一括取込みを実行するプログラム名: OSCSへの一括取込みを実行するESSジョブ。
- 再取込みする索引名: MNT_WO_BULK_INGEST。
米国政府機関のお客様:: 米国政府機関のお客様は、このOracle Search Extension Frameworkを有効にしないでください。また、この機能のオプトインを有効にしないでください。かわりに、「保守作業手配リスト」ページを使用する必要があります。
Redwoodページを使用した保守作業定義の管理
保守作業定義機能を使用して、組織内の保守プロセスをより効率的に作成および管理します。この機能により、様々な作業オーダーで作業定義を再利用できるため、保守を迅速にデプロイして、時間を節約できます。
保守作業定義には、保守または修理プロセスに必要な工程、工程品目、およびリソースが含まれています。複数の作業定義を作成して、資産の推奨サービス・タスクの概要を示すことができます。
この更新より前の「作業定義」ページでは、作業定義内のデータ関係を視覚化し、データセットの制限付きビューを表示し、ドラッグ・アンド・ドロップや展開、縮小などのマウス駆動のナビゲーションや手法を使用することに重点を置いていました。しかし、保守マネージャは、迅速に編集できるスプレッドシートのようなインタフェースを好み、広範な工程データを含む作業定義の情報密度の向上を望んでいます。
この更新では、保守マネージャが、新しいRedwoodユーザー・インタフェースを使用して保守作業定義を定義および管理できます。次に、保守マネージャが実行できるフローの詳細を示します:
- 保守作業定義の管理
- 作業定義の作成
- 作業定義の編集
- 作業定義処理の実行
それぞれを詳しく見てみましょう:
保守作業定義の管理
「保守作業定義」ページを使用して、作業定義の検索とフィルタ、作業定義のレビューと管理、および作業定義の作成をします。
「保守管理」ランディング・ページのタスク・メニューの「資産および作業定義」セクションから「保守作業定義の管理」ページにアクセスします。ランディング・ページには、作業定義のアクティブなバージョンと現在のバージョンのリストがアルファベット順にソートされて表示されます。検索バーを使用して、作業定義名、コード、摘要、開始日範囲、作業オーダー・タイプおよび作業オーダー・サブタイプで検索を絞り込みます。
このスクリーンショットでは、新しいRedwoodの「保守作業定義」ページの作業定義ステータス、バージョン・ステータス、開始日などの検索フィルタを確認できます。
保守作業定義ページ
作業定義の作成
「保守作業定義」ページから「作業定義の作成」ボタンをクリックし、作業定義のヘッダー情報を入力します。この情報を保存すると、「工程」、「工程品目」および「工程リソース」の3つのタブがある新しいページが表示されます。これらはそれぞれ、簡単に更新および表示できるように表形式で表示されます。最初に「工程」タブが開き、作業定義工程を作成するための表が表示されます。新しい作業定義の作成中に、工程プレースホルダが追加されます。ページに工程を追加するときに、これを上書きまたは削除できます。工程をさらに追加するには、プラス・アイコンを使用します。「工程品目」タブをクリックして工程に品目を追加し、「工程リソース」タブで同じ操作を実行して、リソースおよび代替リソースを追加します。これで、保守作業定義の作成が完了します。
このスクリーンショットには、デフォルトの工程プレースホルダが追加された「工程」ページが表示されています。ページの下部に「工程品目」と「工程リソース」タブがあるので、容易にナビゲーションできます。
工程10のプレースホルダがある作業定義の「工程」タブ
作業定義の編集
「保守作業定義」ページで作業定義を検索し、編集する作業定義名リンクを選択します。これにより、「作業定義の編集」ページが開き、工程、工程品目および工程リソースを更新できます。
作業定義処理の実行
「保守作業定義」ページで作業定義行を選択して、次の作業定義処理を実行します:
- 非アクティブ化
- 再アクティブ化
- コピー
- 作業定義レポートの印刷
- バージョンの管理
- 削除
このスクリーンショットには、「保守作業定義」ページて使用可能な処理が表示されています。
保守作業定義の処理
Redwoodユーザー・エクスペリエンスでは、読みやすさの改善、表形式での編集に加えて、検索、ソートおよび保存のためのユーザー・インタフェース・パフォーマンスの高速化など、ユーザーの生産性を向上させることで、新規または更新された作業定義を作成する時間を大幅に短縮できます。
有効化のステップ
このRedwoodページを表示するには、ORA_MNT_WORK_DEFINITIONS_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプションを有効にします。次にその方法を示します。
- 「設定および保守」作業領域に移動して、「管理者プロファイル値の管理」のグローバル検索を実行します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、ORA_MNT_WORK_DEFINITIONS_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索します。
- プロファイル・オプションを「はい」に設定します。
- 変更を保存します。
主なリソース
- Oracle Fusion Cloud SCM: Maintenanceの使用ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
- Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
アクセス要件
次の権限およびコードを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:
- 保守作業定義の管理
- MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_DEFINITIONS_PRIV
- 保守作業定義の表示
- MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_DEFINITIONS_PRIV
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
サービス・ロジスティクス
1個を超える数量でのデポ修理RMAのサポート
シリアル・トラッキング品目に対して複数の数量を指定したデポ修理RMA (販売オーダー返品)を作成できるようになりました。以前は、これが資産トラッキング品目でのみサポートされており、シリアル・トラッキング品目ではサポートされていませんでした。RMAで受領したシリアル番号は、修理作業オーダーの作成UIで選択でき、デポ修理ワークベンチに表示されます。
部品の追加の要件UI - 数量 = 10が指定されたデポ修理の返品および出荷
修理作業オーダーの作成時には、受領したシリアル番号の1つを選択できます。シリアル番号を受領していない場合は、顧客サイトにある資産を選択できます。
Redwoodの修理オーダーの作成UI - 受領した資産の選択
デポ修理UIで修理作業オーダーを取り消すことができるようになりました。受領したシリアル番号が、受領前に作業オーダーの作成に使用したシリアル番号と一致しない場合は、これを行う必要があります。
Redwoodのデポ修理UI - 作業オーダーの取消
この機能により、修理のために返品されるシリアル番号ごとにデポ修理RMAを作成する必要がなくなるので、効率が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
アクセス要件
Redwoodの手数料の管理UIにアクセスするには、次の権限が必要です。
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- デポ修理の管理(RCL_DEPOT_REPAIR)
- デポ修理検索へのアクセス(RCL_DEPOT_REPAIR_SEARCH)
- デポ修理マネージャ・インフォレットへのアクセス(RCL_DEPOTMGR_INFOLETS)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
Redwoodエクスペリエンス
これらの機能は、Oracleの次世代ユーザー・エクスペリエンスであるRedwoodで構築されました。Redwoodは、デバイス全体で最先端のコンシューマ・グレードのユーザー・エクスペリエンスを、Oracleが実現する高度なエンタープライズ・シナリオにもたらします。
デポ作業オーダーにおける複数資産の修理
同じ品目番号が設定された複数のシリアル・トラッキング資産を修理する、修理作業オーダーを作成できるようになりました。作業オーダーに複数の資産が必要な場合は、保守作業オーダーUIの新しいタブにこれらの資産を入力する必要があります。修理する資産が1つのみの場合は、デポ修理の修理オーダーの作成UIで資産の選択を続行します。
このスクリーン・ショットは、10個のシリアル・トラッキング資産に対する修理作業オーダーの作成を示しています。
Redwoodの修理オーダーの作成UI - 数量が1より大きい場合
作業オーダーの数量が1の場合は、現在の機能を引き続き使用します。つまり、RMA/返品販売オーダー明細に対して受領した資産のリストから、破損した資産を選択できます。
Redwoodの修理作業オーダーの作成UI - オーダー数量 = 1
修理作業オーダーを作成できるのは、RMA/返品販売オーダーの数量未満の数量に対してのみです。
Redwoodの修理作業オーダーの作成UI - 数量がRMAの数量よりという多いエラー
単一の作業オーダーを作成して、同じ品目番号の複数の破損した部品/製品を修理できるため、作成および管理する作業オーダーの数が減り、デポの工程がより効率的になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
アクセス要件
Redwoodの手数料の管理UIにアクセスするには、次の権限が必要です。
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- デポ修理の管理(RCL_DEPOT_REPAIR)
- デポ修理検索へのアクセス(RCL_DEPOT_REPAIR_SEARCH)
- デポ修理マネージャ・インフォレットへのアクセス(RCL_DEPOTMGR_INFOLETS)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
新しい部品要件Redwoodページによるユーザービリティの改善
新しい部品要件ヘッダー・ページおよび部品要件詳細ページを使用して、新しい部品要件を追加できるようになりました。
部品要件検索ページの「部品要件の作成」ボタンをクリックして、新しい部品要件を作成できます。こうすると、「部品要件」ヘッダー・ページが表示され、文書タイプ、文書番号、その他のヘッダー詳細などの文書詳細を指定できるようになります。「保存して続行」をクリックすると、部品要件詳細ページで部品要件明細の追加を続行できます。
既存の部品要件には、「部品の管理」アイコンをクリックして、部品要件検索ページからアクセスできます。こうすると、部品要件詳細ページが表示され、ヘッダー情報およびすべての部品要件を表示できるようになります。
部品要件詳細ページから、様々な処理を実行できます。ヘッダー情報の編集、部品要件明細の追加、編集および表示、部品の自動ソーシングおよび手動ソーシングの実行、および販売オーダー、転送オーダーまたは予約を作成する部品のオーダー発行を実行できます。さらに、ヘッダーの必須属性を更新することで、すべての部品要件明細に対する一括更新を実行できます。
このリリースでは、サービス要求およびサービス作業オーダーの文書タイプで、これらの機能を使用できます。
部品要件ヘッダー - サービス作業オーダー
部品要件詳細 - サービス作業オーダー
部品要件詳細 - サービス要求
新しい「部品要件」UIを使用すると、部品要件トランザクションを迅速かつ効率的に実行できます。
たとえば、フィールド・サービス管理者が、1週間以内に部品を必要とする顧客のサービス作業オーダーに部品を追加してオーダーする場合は、以前より少ないステップで次のことを完了できます:
- 部品要件詳細ページでサービス作業オーダーにアクセスします。
- 必要な部品を追加します。
- 自動ソーシングによって割り当てられた在庫事業所を確認します。
- 必要に応じて、割り当てられた在庫事業所を変更します。
- 必要な部品をオーダーします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- Access Part Requirements Header for Administrator (RCL_ADMIN_PART_REQUIREMENTS_HEADER_PRIV)
- Access Part Requirements Header for Technician (RCL_FSTECH_PART_REQUIREMENTS_HEADER_PRIV)
- Access Part Requirements Details for Administrator (RCL_ADMIN_PART_REQUIREMENTS_DETAILS_PRIV)
- Access Part Requirements Details for Technician(RCL_FSTECH_PART_REQUIREMENTS_DETAILS_PRIV)
これらの権限は、この更新で新しく追加されました。
新しいフィールド部品在庫Redwoodページによるユーザービリティの改善
「フィールド部品在庫」検索ページを使用して、有人、無人、サイト専用および技術者のトランク在庫など、様々なタイプの在庫事業所に関連付けられた在庫の使用可能な手持数量を検索できるようになりました。管理者権限を持つユーザーとしてログインしている場合は、検索バー、または「技術者」および「在庫事業所」ファセットを使用して、組織、保管場所、品目、品目摘要、技術者などの様々な検索属性を入力して在庫検索を実行します。技術者権限でログインしたユーザーの場合は、在庫事業所を使用してファセット検索を実行できます。
「シリアル番号」列のアイコンをクリックして、シリアル管理品目のシリアル番号を簡単に表示することもできます。予約がある品目については、「予約」リンクを使用して予約詳細を確認および管理します。関連付けられた品目の文書タイプ、文書番号および予約済数量を表示したり、「削除」アイコンをクリックして予約を削除することもできます。
さらに、目的の搬送先組織への品目の転送および返品トランザクションを実行します。「転送」および「返品」アイコンを使用して「処理」列をクリックすると、選択した品目の返品または転送トランザクションを実行するページを起動できます。
「フィールド部品在庫」検索ページ
ファセット検索を使用したフィールド部品検索ページ
予約ページ
「フィールド部品在庫」ページを使用して、様々な在庫事業所の在庫をすばやく直感的に検索し、検索結果および特定のビジネス要件に基づいて処理を実行できます。
たとえば、サービス部品の在庫ステータスとそれがある在庫事業所を技術者が必要とする場合は、「フィールド部品在庫」ページから参照できます。管理者は、様々な在庫事業所およびトランク在庫全体を検索して在庫調整を計画できるため、品目を迅速に検索し、返品を作成して、転送トランザクションを実行できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 管理者のフィールド部品在庫検索へのアクセス(RCL_ADMIN_FIELD_PARTS_INV_SEARCH_PRIV)
- 技術者のフィールド部品在庫検索へのアクセス(RCL_FSTECH_FIELD_PARTS_INV_SEARCH_PRIV)