本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2023年6月2日 | 初版作成。 |
アイデア募集中
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボなど、いくつかの方法でアイデアを送信していただけます。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Cloudアプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行することが必要になる場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の権限を使用して、次の指示に従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能をレビューします。または、デフォルト選択の「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能をレビューできます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに使用可能な場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列のアイコンをクリックし、ステップを完了して機能を使用可能にします。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプトイン失効
オプト・インを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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供給要求の作成REST APIを使用して、検証に合格した供給要求明細を処理します。供給要求に複数の供給要求明細が含まれ、REST APIペイロードでAllowPartialRequestFlag属性をYに設定した場合、REST APIは検証に合格した明細を処理します。検証に合格しない明細は処理されず、エラーとしてマークされます。AllowPartialRequestFlagをNに設定し、供給要求のいずれかの明細が検証に合格しない場合、REST APIは、検証に合格する明細を含め、要求内のすべての明細を拒否します。AllowPartialRequestFlagのデフォルト値はNです。
この機能を使用して、供給要求に複数の供給要求明細が含まれる場合に検証に合格する供給要求明細を処理します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Help CenterのREST APIを使用したサプライ・チェーン・オーケストレーションの管理およびサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用を参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用した供給文書の同期
「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して、Oracle Supply Chain OrchestrationおよびOracle Procurementの間で供給文書を同期します。この機能は、技術的障害によりサプライ・チェーン・オーケストレーションで購買依頼または購買オーダーを記録できない場合に、外注加工フローで使用します。
サプライ・チェーン・オーケストレーションが最新の購買詳細を持ち、販売オーダーの供給を正確にオーケストレーションできるように、データを最新の状態に保ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
ヒントと考慮事項
購買依頼と購買オーダーを同期します:
- 「供給オーケストレーション」作業領域に移動し、「タスク」→「供給明細の管理」をクリックします。
- 「供給明細の管理」ページで、300100083428746などの「供給オーダー番号」列のリンクをクリックします。
- 「供給オーダー詳細」ページで、「処理」 > 「供給文書の同期」をクリックします。
サプライ・チェーン・オーケストレーションにより、サプライ・チェーン・オーケストレーションと調達の間で購買依頼と購買オーダーのデータが同期されます。
主なリソース
- Oracle Help Centerのサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用およびサプライ・チェーン・オーケストレーションを参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
- 供給文書の同期(DOS_SYNC_SUPPLY_DOCS)
独自のグループ・コードを使用したバイヤー・プランニングでの購買要求の管理
独自のグループ・コードを使用して、「バイヤー・プランニング」作業領域で購買要求を管理します。「バイヤー」、「カテゴリ」、「品目」、「事業所」、「サプライヤ」および「なし」などの事前定義コードはすでに使用可能です。この新機能により、バイヤー・プランナは独自のグループ・コードを作成してから、これを使用して購買要求をグループに編成し、価格分岐、オーダー最小値などを利用できます。サプライ・チェーン・オーケストレーションによって各購買要求のグループ・コードがOracle Procurementに送信されます。調達において、「グループ・コード」属性の値に従ってこれらの購買要求が購買依頼にグループ化されます。
この機能を使用して購買要求をグループ化し、価格分岐、オーダー最小値およびその他の制約を利用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Help Centerのサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用およびサプライ・チェーン・オーケストレーションを参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫管理との統合の拡張
Oracle Supply Chain Orchestrationでは、更新23B以降で、サービス・マッピングを作成してOracle Inventory Managementと統合できるようになりました。この機能により、その機能が拡張されます。サプライ・チェーン・オーケストレーションと在庫管理システムの間で属性をマップするときに、変更エンティティおよびその他の属性を含めることができます。マップできる新しい属性は次のとおりです:
- SourceOrganizationId
- SourceSubinventoryCode
- DestinationLocationId
- ItemRevision
- FreightCarrierId
- ModeOfTransportLookup
- ServiceLevelLookup
- ShipmentPriorityLookup
- FirmFlag
- RepriceFlag
- AllowItemSubstitutionFlag
サービス・マッピングを使用して、オーダー履行中にサプライ・チェーンで発生する変更の処理方法を調整します。サービス・マッピングを使用して、在庫、調達または製造と統合できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- これは、常にオプションである既存のオプトイン機能に対する拡張機能です。
- 在庫管理で適用される検証を、統合で満たすことができることを確認します。要求ペイロードは問題ありませんが、在庫管理が要求を受け入れない可能性があります。
- 特に複数の要求明細を問い合せる場合は、統合アルゴリズムで参照するオブジェクトが存在することを確認してください。実行時に存在しないオブジェクトを参照すると、エラーが発生する可能性があります。
- エラーが発生した場合は修正し、「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して要求を再送信します。
アクセス要件
次の事前定義済権限を使用して、この機能を設定します。
- Manage DOS Service Mappings
- Manage DOS Algorithms
- Administer Sandbox
- View Modified Data (ランタイム結果を表示できるようにするため)
通信の問題が発生した場合に、Oracle Supply Chain Orchestrationで過剰な供給が作成されないようにします。Oracle Order Managementによるサプライ・チェーン・オーケストレーションへの供給要求の送信を妨げる中断が発生する場合があります。中断が解決されずに、オーケストレーションが要求を受信しなかったり、長い遅延後に受信する場合があります。オーダー管理が特定の時間後にサプライ・チェーン・オーケストレーションから返信を受信しない場合、オーダー管理は作成、更新または取消要求を再送信することがあり、サプライ・チェーン・オーケストレーションで再送信要求の処理方法を解釈することが困難になります。
この機能を使用して、オーダー管理とサプライ・チェーン・オーケストレーションの間で通信の問題が発生した場合に、同じ需要に対してサプライ・チェーン・オーケストレーションで重複する供給要求が作成されないようにします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
Oracle Supply Chain OrchestrationでOracle Order Managementの需要を満たす十分な供給を作成できない場合は、予約を手動で作成する必要がある場合があります。これらの予約は、「供給オーケストレーション」作業領域で表示できます:
- 販売オーダーのバック・トゥ・バック・フローで手動で作成した各予約の詳細を表示します。
- これらの予約の供給を作成する作業オーダー、購買要求および転送オーダーを表示します。
- 作業オーダー、購買要求または転送オーダーに移動するリンクをクリックします。
- 手動予約ごとに、供給明細の現在の状態およびトラッキング明細を表示します。
- 各供給明細とトラッキング明細のアイコンを表示して、手動予約でそれを使用しているかどうかを迅速に判断します。
- 「供給オーケストレーション」作業領域には、供給が要求数量を満たしていない場合にのみ手動予約が表示されます。
自動処理以外で販売オーダーに配賦されている供給を把握します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
ヒントと考慮事項
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、オーダー管理から受け取る需要変更に対する手動予約は変更されません。必要な変更は、手動で行う必要があります。
- 他の要求でも作業オーダー、購買要求または転送オーダーが使用される可能性があるため、作業オーダー、購買要求または転送オーダーの数量は、予約の数量または供給明細やトラッキング明細の数量と異なる場合があります。
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
構成品目に対するサプライ・チェーン・オーケストレーションでの大規模なオーダー処理の使用
処理する販売オーダーが大量にある場合に、構成品目を履行する必要がある供給をオーケストレーションするには、サプライ・チェーン・オーケストレーションによる大規模なオーダー処理を使用します。
多くの構成品目がある販売オーダーの履行をオーケストレーションする必要がある場合、または構成品目が大規模かつ複雑で多くの子コンポーネントを含む場合に、パフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
アクセス要件
この機能は、構成品目がある販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
外部認証システムを介したシングル・サインオンを使用した品質検査管理電子レコードの署名
電子レコードを生体認証以外の電子署名で保持する必要がある企業では、ID管理のアプローチを簡素化し、ユーザーのログイン・エクスペリエンスを合理化する方法がこれまで以上に求められています。企業は、電子レコードに署名したり、いずれかのアプリケーション・システムにアクセスするときに、単一のログイン資格証明セットを使用してユーザーを認証する必要があると考えています。この更新では、Oracle Access Managementをアイデンティティ・プロバイダとして使用して電子署名ユーザーのシングル・サインオン資格証明を構成し、Oracle WebLogicアイデンティティ・プロバイダのかわりに外部認証システムに対して認証できるようになりました。
インラインの承認プロセスを使用して、検査処分の電子署名ユーザーおよび電子レコード・トランザクションに対してシングル・サインオンの資格情報を適用できます。
外部認証のアイデンティティ・プロバイダとしてOracle Access Managementを使用すると、シングル・サインオンの資格証明に基づいて、Oracleの電子署名プロセスを他の既存のアプリケーションのログインと同期できます。
有効化のステップ
「外部認証システム機能を介したシングル・サインオンを使用した品質検査管理電子レコードの署名」にオプトインして使用する場合は、次のことを行う必要があります:
-
親機能「SCMトランザクションの電子レコードおよび電子署名の取得」にオプトインします。この親機能にすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
-
「Oracle Access Managerを使用した電子署名ユーザーの再認証」という機能にオプト・インします。
Oracle Access Managementでのアイデンティティ・フェデレーションの構成および管理方法に関するドキュメントを参照してください。
ヒントと考慮事項
- 外部認証システムを使用しない場合、構成を変更する必要はありません。
- この機能のオプトインが期限切れになると、Business Process ManagementではなくOracle Access Managementを使用したログイン認証ページが表示されます。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 検査結果の編集(QA_EDIT_INSPECTION_RESULTS)
この権限はこの更新より前に使用可能でした。
複雑なショップ型製品の製造業者が標準製品を製造し、顧客オーダーにあせてカスタマイズすることがますます一般的になっています。このプロセスには、後でカスタマイズの一部として削除および交換する必要がある外部委託部品が含まれる場合があります。問題の部品は、購買品目または社内で製造されたサブアセンブリのコンポーネントである場合があります。
この更新より前は、製品の資材を削除または交換する手段として、再加工および変換作業オーダーのみでマイナスの資材数量および出庫トランザクションが許可されていました。再加工および変換作業オーダーは収集および計画できますが、再加工および変換プロセスを開始するには、製品が在庫にすでに存在している必要があります。
この更新では、標準または非標準のショップ型製造作業オーダーの実行中に、アドホックのマイナス資材出庫トランザクションを使用して、以前に作業オーダーに出庫されていなかった社内または外注のサブアセンブリからコンポーネントを削除できるようになりました。マイナスの資材出庫トランザクションは、マイナスの資材返品トランザクションを使用して戻し処理または訂正できます。この機能は、ユーザー・インタフェース(UI)、ファイル・ベース・データ・インポート(FBDI)およびADFdiデータ・インポート修正、およびREST Webサービスで使用できます。
作業オーダー工程に対するマイナスのコンポーネント出庫
マイナスの資材トランザクションにより、通常生産時の作業オーダーで当初は出庫されていなかった構成部品を柔軟に削除できるだけでなく、標準作業オーダーによる作業オーダーの原価計算を使用して、より正確な在庫を維持し、製造現場の作業オーダーの実行をより適切に管理できるというメリットもあります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
ヒントと考慮事項
マイナスの資材数量がレポートされるのは資材トランザクションのみで、作業オーダーや作業定義では指定できません。ロット管理およびシリアル管理の対象コンポーネントでこの機能を使用する際の考慮事項は次のとおりです:
- シリアル管理コンポーネントを削除するときは、資材出庫トランザクションをレポートするときにシリアル番号を空白にしないでください
- 受入時にシリアルが生成されるシリアル・ステータスのシリアル管理品目の場合は、シリアルを定義する必要がありますが、資材出庫トランザクションをレポートするときには使用しないでください。
- ロット管理コンポーネントは、在庫品目の既存のアクティブなロットに対してマイナス出庫できます
主なリソース
- Oracle Help Centerの「ショップ型製造作業実行中のコンポーネントの削除」のリリース・トレーニングを参照してください
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 資材トランザクションのレポート(WIP_REPORT_MATERIAL_TRANSACTIONS_PRIV)
この権限はこの更新より前に使用可能でした。
スケジュール済プロセスを使用したクローズ日の指定による作業オーダーの一括クローズ
製造会社が生産完了直後に原価計算のために特定の作業オーダーをクローズするのは一般的な方法です。ただし、作業オーダーをクローズするスケジュール済プロセスでは、クローズ日が現在のシステム日時であると仮定されています。この更新では、作業オーダーのクローズ・プログラムを発行するときにクローズ日を指定できるようになりました。デフォルトのシステム日時を使用することも、クローズ日を過去に調整して、原価計算期間を作業オーダーのリリース・トランザクションと生産トランザクションの期間にあわせることもできます。
作業オーダーの一括クローズ用のスケジュール済プロセス・パラメータ
指定したクローズ日に基づいて作業オーダーを一括クローズできるので、実際の生産完了に近い正確な原価会計が可能になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「作業オーダーの管理」ページ、「作業オーダーの編集」ページ、RESTサービスまたはファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、作業オーダーのステータスを「クローズ済」に更新する際に、作業オーダーのクローズ日を指定することもできます。
- 「クローズ日」を指定してプログラムを手動で実行することをお薦めします。クローズ日を指定せずに、このプログラムを定期的にスケジュールすると、デフォルトのシステム日時が使用されます。日付を指定すると、スケジュールに基づいて自動的に増分されます。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 作業オーダーのクローズ(WIP_CLOSE_WORK_ORDERS_PRIV)
この権限はこの更新より前に使用可能でした。
外部認証システムを介したシングル・サインオンを使用した製造電子レコードの署名
電子レコードを生体認証以外の電子署名で保持する必要がある企業では、ID管理のアプローチを簡素化し、ユーザーのログイン・エクスペリエンスを合理化する方法がこれまで以上に求められています。企業は、電子レコードに署名したり、いずれかのアプリケーション・システムにアクセスするときに、単一のログイン資格証明セットを使用してユーザーを認証する必要があると考えています。。この更新では、Oracle Access Managementをアイデンティティ・プロバイダとして使用して電子署名ユーザーのシングル・サインオン資格証明を構成し、Oracle WebLogicアイデンティティ・プロバイダのかわりに外部認証システムに対して認証できるようになりました。
シングル・サインオン資格証明は、次のOracle Manufacturingの電子署名ユーザーおよび電子レコード・トランザクションに適用でき、インラインと遅延の両方の承認プロセスがカバーされています:
- 製造作業定義管理
- 製造標準工程管理
- 製造作業オーダー承認
- 作業オーダー資材トランザクション
- 作業オーダー工程トランザクション
- 作業オーダー出力トランザクション
- オーダーなしトランザクション
- 生産例外クローズ
シングル・サインオンを使用したユーザー認証用のOracle Access Managementログイン・ページのスクリーンショットを次に示します。
シングル・サインオンを使用したユーザー認証用のOracle Access Managementログイン・ページ
外部認証のアイデンティティ・プロバイダとしてOracle Access Managementを使用すると、シングル・サインオンの資格証明に基づいて、Oracleの電子署名プロセスを他の既存のアプリケーションのログインと同期できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
「外部認証システムを介したシングル・サインオンを使用した製造電子レコードの署名」機能にオプトインする場合は、次を実行する必要があります:
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親機能「SCMトランザクションの電子レコードおよび電子署名の取得」にオプトインします。この親機能にすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
-
「Oracle Access Managerを使用した電子署名ユーザーの再認証」という機能にオプト・インします。
Oracle Access Managementでのアイデンティティ・フェデレーションの構成および管理方法に関するドキュメント(https://docs.oracle.com/en/middleware/idm/access-manager/12.2.1.3/aiaag/introducing-identity-federation-oracle-access-management.html)を参照してください。
ヒントと考慮事項
- 外部認証システムを使用しない場合、構成を変更する必要はありません。
- この機能のオプトインが期限切れになると、Business Process ManagementではなくOracle Access Managementを使用したログイン認証ページが表示されます。
主なリソース
- Oracle Help Centerの電子署名および電子レコードの実装および電子署名および電子レコードの使用を参照してください
アクセス要件
この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 電子署名の追加(EDR_ADD_ESIGNATURES_TRANSACTIONS_PRIV)
この権限はこの更新より前に使用可能でした。
「在庫組織パラメータの管理」ページの「一般情報」領域で、「その他の使用方法」セクションの一部の在庫組織フィールドの順序が変更されました。「組織は契約製造業者を示す」チェック・ボックス、「サプライヤ」および「サプライヤ・サイト」フィールドが「統合システム・タイプ」フィールドの上に移動されました。フィールドの順序がこのように変更されたので、関連する属性が隣接して表示され、よりわかりやすい順序になりました。
「その他の使用方法」セクションで順序が変更されたフィールド
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
交換および削除された機能
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。置換された機能は、Oracle Cloud Applicationsから将来削除される可能性があります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
このセクションでは、このクラウド・サービスで置換された機能、または削除される予定の機能を示します。
モジュール | 削除された機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
製造 | Oracle Manufacturing Cloud Supervisor Mobile Application |
未定 | 追加情報を参照 | 該当なし | 2023年7月31日の時点で、Oracle Manufacturing Cloud Supervisor Mobile Applicationは拡張も更新もされなくなり、問題に対する技術サポートも提供されません。2023年10月31日の時点で、このモバイル・アプリケーションはダウンロードできなくなります。このモバイル・アプリケーションを使用している場合は、Oracle Cloud MarketplaceでOracleパートナが提供するモバイル・ソリューションを使用することを検討してください。できるだけ早く、Oracle Manufacturing Cloud Supervisor Mobile Applicationから別のソリューションに移行する必要があります。 |