本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年6月15日 | プロジェクト管理共通 | Oracle Fusion Enterprise Resource Planning for Self Service Cloud Serviceのための事前定義済ロール | 文書の更新。更新22Cで提供される機能。 |
2022年6月13日 | プロジェクト管理共通 | サービスの卓越性への継続的な投資 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年6月13日 | プランニング、スケジューリングおよび予測 | プロジェクト進捗REST APIを使用したプロジェクト進捗の保守 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年6月3日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能の概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択肢であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成に関する項を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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Oracle Fusion Enterprise Resource Planning for Self Service Cloud Serviceのための事前定義済ロール |
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Oracle Transactional Business Intelligenceを使用したプログラム・アーンド・バリュー分析 |
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この更新では、次の領域が改善されました。
プロジェクト管理共通
-
OTBIレポートからプロジェクト・コスト詳細への表示アクセスの許可: プロジェクト・コストへのレポート・アクセス権を持つユーザーが、ドリルダウンしてプロジェクト・コスト詳細を表示できるようになりました。お客様がプロジェクト・コストの詳細を表示するディープ・リンクを設定して、プロジェクト原価計算サブジェクト領域に追加/新規レポートを定義できます。適切なデータ・セキュリティ・ポリシーを使用して、「プロジェクト・コスト・トランザクション分析職務の管理」という新しい「プロジェクト支出項目の表示」権限を持つカスタム・ロールを作成します。このカスタム・ロールをユーザーに割り当てて、レポートにアクセスできるようにします。
-
労務レート・スケジュールの保守がより簡単に: 個人およびジョブ・ベースのレート・スケジュールで、レート・スケジュール明細に「ジョブ・コード」の列が含まれるようになりました。これにより、a)複数のジョブが同じ名前であるか、b)ジョブ・コードのほうがジョブ名よりも広く認識されているか、c)ジョブ・コードのほうが減額リストのデータ入力をより効率的に行うことができる場合に、レート・スケジュールの一括更新が容易になります。
「個人割当ジョブ」および「個人割当組織」も、プロジェクト管理アプリケーションの他の領域との一貫性の強化のために「ジョブ名」および「支出組織」に変更されました。
コスト管理および制御
- 勘定科目導出例外のより効果的な解決: プロジェクト原価計算用のトランザクション勘定科目ビルダー定義を使用する予算勘定科目および減価償却費勘定の導出失敗時に表示されるエラー・メッセージの改善。これにより、エラー・メッセージが実用的なインサイトを指摘するようになったため、エラーの効果的な解決に役立ちます。
助成金管理
- 交付および交付プロジェクト参照タイプおよび交付CFDAの監査: 参照タイプ、認定、添付および交付CFDAなどの監査ポリシーを使用して、交付および交付プロジェクトの子オブジェクトを監査します。この監査によってコンプライアンスを確保するとともに契約文書のデータ保持を確保できます。監査されるオブジェクトは次のとおりです。
- 交付CFDA
- 交付条件
- 交付添付
- 交付認定
- 交付参照タイプ
- 交付プロジェクト認定
- 交付プロジェクト参照タイプ
- 交付プロジェクト・タスク間接費スケジュール
- 交付金配賦表示の変更: 「交付金の管理」トレイン・ストップ・ページの資金ツリー表に、最初に外部資金ソース、次に内部資金ソースがアルファベット順に表示されます。これにより、外部の資金ソース金額が必ず先頭に表示されるので、見やすくて保守しやすくなります。
- 交付のスポンサ(パーティ)マージのサポート: 顧客(パーティ)情報をマージするときに、外部資金ソースなど、助成金スポンサ・データおよび関連データを更新できます。
予算管理用に一意性を維持するために、外部資金ソース番号には_M(n)が追加されます。複数のパーティが1つのパーティにマージされる場合は、外部資金ソース番号に_M1、_M2などが追加されます。これにより、外部資金ソース番号に予算管理セグメントとして一意の値が確実に設定されます。更新されたエンティティの完全なリストは、次のとおりです。
- スポンサ
- 資金ソース
- 交付テンプレート
- 機関監査
- 交付
- 交付金ソース
- 交付プロジェクト資金ソース
- 交付金
- SF 270履歴
予算、コスト、約定および予算管理トランザクションには、パーティ・マージ後の正しい外部資金ソースが反映されます。
顧客アカウントと外部担当者(個人)もマージできます。外部担当者は、交付テンプレート、交付および交付プロジェクトの人員オブジェクトで更新されます。
スポンサ・データをマージする際の考慮事項は次のとおりです。
- 資金ソース番号に基づく承認ルールまたは補助元帳会計ルールがある場合、新しい資金ソース番号を処理するようにルールが更新されていることを確認してください。
- スポンサは、スポンサ間でLOCインジケータが同じ場合にのみマージされます。
- マージされるスポンサが別のスポンサで関連スポンサとして参照されている場合は、関連スポンサの情報をマスター・スポンサのLOC番号およびコメントで置き換えます。
顧客データ管理のパーティ・マージ機能の詳細は、次を参照してください。
プランニング、スケジューリングおよび予測
- 「成果物の管理」ダイアログ・ウィンドウからの成果物添付の直接表示: 各タスクの成果物の添付の数およびタイトルを、「タスク詳細」ポップアップの「成果物」タブから直接表示できます。毎回「添付の管理」ポップアップにナビゲートしなくても、成果物の添付をすばやく表示できるため、時間を節約して効率が上がります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
Oracle Fusion Enterprise Resource Planning for Self Service Cloud Serviceのための事前定義済ロール
Oracle Fusion Enterprise Resource Planning for Self Service Cloud Serviceを使用すると、経費精算書、タイムカード入力、トランザクション承認などのセルフサービス機能にユーザーがアクセスできるように簡単に設定できます。
事前定義済の抽象ロール「エンタープライズ・リソース・プランニング・セルフ・サービス・ユーザー」を使用するか、新しいロールを作成して、このサービスへのアクセスを必要とするユーザーに割り当てます。この抽象ロールは、経費精算書、タイムカード入力、タレント・プロファイル管理、スケジュール済プロセス送信など、すべてのERPセルフサービス機能へのアクセスを提供する包括的な権限のコレクションです。さらに、承認およびレポート・アクセスのために追加の事前定義済職務ロールを割り当てます。
エンタープライズ・リソース・プランニング承認職務
エンタープライズ・リソース・プランニング承認職務により、この職務を持つユーザーは次のことを実行できます。
- タイム・カードの管理
- 変更要求の管理
- 買掛/未払金請求書の表示
- リース契約の承認
エンタープライズ・リソース・プランニング・レポート職務
セルフサービス・ユーザーがレポートを表示したり、ドリルダウンしてトランザクション詳細を表示できるように、1つ以上の事前定義済レポート職務ロールを割り当てます。各職務は、特定のビジネス機能のレポートをサポートし、適切なOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)サブジェクト領域および財務レポート・センターへのアクセスや、関連するトランザクション・ページへのドリルダウンを可能にします。
レポート職務を基本ブロックとして使用して、ビジネス固有の要件に合った新しいロールを作成します。新しいロールごとにデータ・セキュリティ・ポリシーを定義して、各レポート職務に適切なデータ・アクセスを許可します。
事前定義済のレポート職務ロールは次のとおりです。
- 一般会計セルフサービス・レポート職務(仕訳へのドリルダウン権限の更新あり)
- 買掛/未払金セルフサービス・レポート職務
- 売掛/未収金セルフサービス・レポート職務
- 固定資産セルフサービス・レポート職務
- 予算管理セルフサービス・レポート職務
- 収益管理セルフサービス・レポート職務
- プロジェクト・セルフサービス・レポート職務
「エンタープライズ・リソース・プランニング・セルフ・サービス・ユーザー」を使用するビジネス上の利点は、新しいロールで利用可能なターゲット・ビジネス機能を使用してセルフサービス・アクセスを定義するための実装を高速化することです。
有効化のステップ
これらのロールは22Cで提供されています。手順の詳細は、『Financial Cloud実装スタート・ガイド』のセキュリティ・ガイドを参照してください。
ヒントと考慮事項
- 顧客買掛/未払金スペシャリスト、チーム協力者、プロジェクト・チーム・メンバーなど、セルフサービス・ユーザーにターゲット設定されたビジネス機能を提供する既存のロールを引き続き個別に使用するか、新しい「エンタープライズ・リソース・プランニング・セルフ・サービス・ユーザー」ロールと組み合せて使用します。
- 既存の権限「プロジェクト経費の配賦」を配賦のために新しい「エンタープライズ・リソース・プランニング・セルフ・サービス・ユーザー」ロールと組み合せて使用し、プロジェクト経費のレポートを許可します。
主なリソース
- 実装スタート・ガイド
収益認識で使用可能な既存のソースと等しい新規追加ソースを使用して、請求用のプロセス・コンフィギュレータを定義します。たとえば、進捗ベースの固定価格請求について、独自の消費率算式または完了率算式を作成します。あるいは、固定費請求について、独自の現行実行算式または開始来累計算式を作成します。新規ソースには、請求プラン付加フレックスフィールドも含まれます。
新しいソースには、次が含まれます。
名前 | 摘要 | フィルタ |
---|---|---|
契約通貨での計算レベル請求済額 - 実行 |
支出項目および手動イベントから認識される、計算レベルでの契約通貨による現行実行の請求済金額。 |
|
契約通貨での関連プロジェクト資金額 |
契約通貨での関連プロジェクト資金額。 |
|
計算レベル完了率 |
関連プロジェクトまたはタスクの計算レベル完了率。 |
|
プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - ITD |
計算レベルでのプロジェクト機能通貨による開始来累計労務総コスト金額。 |
|
プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - ITD |
計算レベルでのプロジェクト機能通貨による開始来累計非労務総コスト金額。 |
|
プロジェクト機能通貨での計算レベル計画総コスト |
プロジェクト機能通貨での計算レベル計画総コスト金額。 |
|
請求プラン付加フレックスフィールド1 から 請求プラン付加フレックスフィールド35 |
請求プラン付加フレックスフィールド1。 から 請求プラン付加フレックスフィールド35。 |
|
請求プラン番号付加フレックスフィールド1 から 請求プラン番号付加フレックスフィールド10 |
請求プラン番号付加フレックスフィールド1。 から 請求プラン番号付加フレックスフィールド10。 |
この機能には、請求用の自動請求イベントを作成するときにカスタム式を定義できるというビジネス上のメリットがあります。これらの新しいソースは、次のシナリオで特に役立ちます。
- プロセス・コンフィギュレータの計算レベルでカスタム消費率または完了率の式を使用して、進捗に基づいて固定価格契約明細を請求。
- プロセス・コンフィギュレータの計算レベルのカスタム料金式を使用して、「請求書の生成」プロセスの現在の実行で請求中の金額に基づいて、料金を請求。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
進捗に基づいて固定価格契約明細を請求する場合は、次のように式を定義できます。
(((プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - ITD + プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - ITD) / プロジェクト機能通貨での計算レベル計画総コスト) * 契約通貨での関連プロジェクト資金額) - 契約通貨での計算レベル・イベント金額 - ITD
フィルタを使用して前述の算式から特定のコストまたは計画金額を含めるか除外することを検討してください。次の図は、イベント・タイプが「ITD進捗 - 請求書」である請求イベントからの請求書金額のみを含める「契約通貨での計算レベル・イベント金額 - ITD」ソースのフィルタなど、このようなプロセス・コンフィギュレータを定義する方法を示しています。
プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータの作成
「請求書の生成」プロセスの現在の実行で請求される金額に基づいて料金を請求するには、次のように式を定義できます。
契約通貨での計算レベル請求金額 - 実行 * 請求プラン番号付加フレックスフィールド1
前述の算式では、料金率を最初の数値請求プラン付加フレックスフィールドに入力して保守する必要があります。次の図は、そのようなプロセス・コンフィギュレータを定義する方法を示しています。
プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータの作成
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト名の代替としてプロジェクト番号を使用して、特定の請求書を検索します。これにより、プロジェクト請求スペシャリストの検索が簡略化および高速化されます。
次に示すように、「請求書の管理」ページの検索ペインにプロジェクト番号フィールドが追加されています。
プロジェクト番号検索では、請求書配分にプロジェクト詳細が取得されたプロジェクト契約請求書が取得されます。次に示すように、プロジェクト番号フィールドが請求書詳細ページの明細詳細および未請求トランザクションのセクションに追加されています。
この機能のビジネス上の利点は、ユーザーがプロジェクト番号検索フィールドに基づいてプロジェクト契約請求書を効率的に取得できることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
REST APIを使用したワークフロー承認によるプロジェクト・コスト振替
プロジェクト・コストREST APIを使用してプロジェクト・コスト・トランザクションを転送し、すでに使用可能な修正タイプのリストに追加します。この機能により、Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用したワークブックの作成など、プロジェクト・コストを管理するための包括的な統合ソリューションを構築する機能が拡張されます。この機能により、REST APIによって開始されるすべてのタイプのプロジェクト・コスト修正に対するワークフロー承認機能も提供されるため、アプリケーションのユーザー・エクスペリエンスの管理と一貫性が向上します。
プロジェクト・コストREST APIを使用して、次の間でコストを転送できるようになりました。
- プロジェクト
- タスク
- 支出タイプ*
- 契約**
- 資金ソース**
*既存の機能。**スポンサード・プロジェクトのみ(助成金管理)。
たとえば、プロジェクト・コストを別のタスクおよび支出タイプに転送する場合、REST APIリクエスト本文は次のようになります。
{
"name":"adjustProjectCosts",
"parameters":
[
{"AdjustmentType": "Transfer"},
{"ProjectNumber": "New Project"},
{"TaskNumber": "New Task"},
{"ExpenditureType": "Airfare"},
{"Justification": "This project cost was booked to the wrong task and incorrectly classified as mileage."}
]
}
このリリースでは、ワークフローを使用して、REST APIを使用して開始されたプロジェクト・コスト修正を承認する機能も導入されています。次の表に、承認ワークフロー機能があるプロジェクト・コスト修正タイプの概要を示します。承認の対象ではない他の修正タイプも使用できますが、この表には含まれていません。また、修正タイプがユーザー・インタフェース(UI)やREST APIで現在使用できるかどうか、および承認を回避するために必要な権限の概要も示します。
修正タイプ |
摘要 |
修正使用可能 |
承認ワークフロー使用可能 |
承認ワークフローを上書きする権限* |
---|---|---|---|---|
請求書をリリースまで保留 |
プロジェクト・コストの請求をリリース時まで保留します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目請求保留変更の承認 |
請求書を1回保留 |
プロジェクト・コストの請求を1回保留します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目請求保留変更の承認 |
収益をリリースまで保留 |
プロジェクト・コストの認識をリリース時まで保留します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目収益保留変更の承認 |
請求書保留のリリース |
請求書保留からプロジェクト・コストを削除します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目請求保留変更の承認 |
収益保留のリリース |
収益保留からプロジェクト・コストを削除します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目収益保留変更の承認 |
請求可能に設定 |
プロジェクト・コストを請求可能に設定します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目請求ステータス変更の承認 |
請求不可に設定 |
プロジェクト・コストを請求不可に設定します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目請求ステータス変更の承認 |
資産計上可能に設定 |
プロジェクト・コストを資産計上可能に設定します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目資産計上可能ステータス変更の承認 |
資産計上不可に設定 |
プロジェクト・コストを資産計上不可に設定します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目資産計上可能ステータス変更の承認 |
転送 |
プロジェクト・コストを転送します。 |
UIおよびREST |
UIおよびREST |
プロジェクト支出項目転送の承認 |
分割 |
プロジェクト・コストを分割します。 |
UIのみ |
UIのみ |
プロジェクト支出項目分割の承認 |
分割および転送 |
プロジェクト・コストを分割および転送します。 |
UIのみ |
UIのみ |
プロジェクト支出項目の分割および転送の承認 |
作業タイプの変更 |
プロジェクト・コストの作業タイプを変更します。 |
UIのみ |
UIのみ |
プロジェクト支出項目作業タイプ変更の承認 |
*ユーザーが前述の修正の開始時にこれらの権限を保持している場合、承認ワークフローは起動されません。リストされているすべての権限は、プロジェクト・コスト修正承認職務ロールに属し、シード済の「プロジェクト会計担当」および「助成金会計担当」ジョブ・ロールに割り当てられています。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- システム・インテグレータ、管理者および開発者は、プロジェクト・コストを管理するために、新しい統合および自動化ソリューションを作成したり、既存の統合および自動化ソリューションを拡張できます。
- プロジェクト・コスト修正のワークフロー承認を拡張することで、REST APIに追加の管理機能が提供されています。アプリケーション・ユーザー・インタフェースとREST APIのエクスペリエンスが一致するようになりました。
- お客様は、Oracle Visual Builder Add-in for Excelなどの補完的な製品を利用し、わかりやすいワークブックを作成して、これらの操作を実行することもできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
この機能を有効化するうえで必要な追加のステップはありません。
ヒントと考慮事項
REST APIを使用してプロジェクト・コスト修正が呼び出されるときに承認ワークフローが不要な場合は、REST APIを呼び出すユーザー・アカウントに、前述の表にある対応する権限が割り当てられていることを確認してください。たとえば、プロジェクト・コスト修正を実行する既存の統合がある場合、承認を起動する必要がない場合は、必要な承認権限が統合ユーザー・アカウントに設定されていることを確認してください。
- UIについては、権限のないユーザーがREST APIを使用してワークフロー対応の修正を実行する場合、「事由」パラメータが必須になりました。
- リクエスト本文では、プロジェクトID、プロジェクト番号、プロジェクト名など、ビジネス・オブジェクトごとの様々なキーに対するパラメータがサポートされています。リクエスト本文に複数のキーが指定されている場合は、次の優先順位が適用されます。
- 「ID」→「番号」→「名前」
- UIについては、コスト・グループに属するプロジェクト・コストがREST APIを使用して転送される場合、グループ内の他のコストも同じ転送処理の対象となります。プロジェクト駆動サプライ・チェーンに関連するグループなど、プロジェクト・コスト・トランザクションのグループでは、共通のソース配分レイヤー参照およびその他のプロジェクト属性が共有されます。
- 「分割」、「分割および転送」、「作業タイプの変更」の修正は、REST APIではまだ実行できないことに注意してください。
- ExcelからREST APIを呼び出すには、Oracle Visual Builder Add-in for Excelの使用を検討してください。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用して統合ワークブックを作成する方法の例が、Oracle Customer Connectにあります。「Did you know?」というテキストで始まる「Project Management」カテゴリの投稿を検索してください。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア508731に基づいています。
ロール情報
- REST APIを使用してプロジェクト・コスト修正を実行するには、職務ロールに適切な権限が必要です。
- プロジェクト・コスト・トランザクション処理(ORA_PJC_PROJECT_COST_TRANSACTION_PROCESSING_DUTY)
- REST APIを使用してプロジェクト・コスト修正を実行する場合、承認ワークフローを回避するには、職務ロールに適切な権限が必要です。
- プロジェクト・コスト修正承認(ORA_PJC_PROJECT_COST_ADJUSTMENTS_WITH_APPROVAL_DUTY)
- 前述の職務ロールは、両方とも次のジョブ・ロールに割り当てられています。
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
新しいプロジェクト・トランザクション分析レポートを使用して、プロジェクト・コスト・トランザクションのコスト・レートが計算された方法を表示し、コスト・レートを決定できない原因またはコスト・レート値が期待どおりでない原因を識別します。
このリリースでは、次の2つの新しい分析レポートが提供されます。
- 未処理プロジェクト・コストのトランザクション分析レポート
- プロジェクト・コストのトランザクション分析レポート
新しいプロジェクト・トランザクション分析レポートを使用して、次のことを行えます。
- 次のような未処理のトランザクション・エラーの根本原因を簡単に特定できます。
- 個人のレートが見つかりませんでした。
- 個人のジョブにレートが見つかりませんでした。
- 非労務トランザクションのレートが見つかりませんでした。
- アプリケーションで、労務トランザクションのコスト計算ルールを見つけられません。
- ジョブがジョブ・セットに存在しないか、ジョブ・セットの別のジョブにマップされていないため、ジョブXのレートが見つかりませんでした。
- 未処理および処理済のプロジェクト・コスト・トランザクションに対して直接費レートがどのように導出されたかをより簡単に理解できます。たとえば:
- 労務費計算上書きが使用されましたか?
- プロジェクト・コスト・レート上書きが使用されましたか?
- 正しい有効日レート・スケジュール入力が使用されましたか?
- 支出組織に正しい組織コスト計算ルールが使用されましたか?
例1
次の作業例は、プロジェクト・アプリケーション管理者が「未処理プロジェクト・コストのトランザクション分析レポート」を使用して、原価計算エラーのトラブルシューティングでプロジェクト会計担当をどのように支援できるかを示しています。
- プロジェクト会計担当者が、コスト概要ページで未処理のプロジェクト・コストを多数発見しました。プロジェクト会計担当は、特定のビジネス・ユニット、トランザクション・ソースおよび文書の例外グループのうち1つを選択します。「例外」列のリンクを使用して、個々の未処理トランザクションにドリルダウンします。
- 次に、プロジェクト会計担当者は、1つの未処理トランザクションの「エラーが存在」アイコンをクリックします。
- ポップアップにより、プロジェクト会計担当にエラー(この場合は「アプリケーションで、労務トランザクションのコスト計算ルールを見つけられません。」)が通知されます。プロジェクト会計担当は、未処理トランザクション参照100000019813887 (ポップアップの左上に表示)をノートにとり、この問題を解決して、コスト・トランザクションをインポートするためにプロジェクト・アプリケーション管理者に連絡します。
- プロジェクト・アプリケーション管理者はOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)にナビゲートし、未処理コストのトランザクション分析レポートをカタログから開きます。カタログの場所は、「共有フォルダ」→「プロジェクト」→「プロジェクト保守」です。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、未処理トランザクション参照をパラメータとして入力し、レポートを実行します。レポート出力がダウンロードされてExcelで開きます。
- レポートには4つのシートがあります。
- レポートの詳細 - レポート・パラメータ値、およびレポートが実行された日付や実行ユーザーなどのランタイム詳細が表示されます。
- トランザクション詳細 - 分析を支援する主要なトランザクション属性の要約が表示されます。
- トランザクション・エラー - トランザクションに関連する既存のエラーまたは警告の要約が表示されます。
- コスト計算 - コスト処理および関連設定の詳細な内訳が表示されます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者が「コスト計算」シートを開きます。このシートは複数のセクションに編成され、それぞれのシート内に詳細なガイダンスがあります。要約:
- コスト処理 - トランザクションですでにコストが計算されている場合、それらの成功イベントの結果がこのセクションに表示されます。このセクションは、処理済のプロジェクト・コストを調べる次の作業例に当てはまります。
- シミュレートされたコスト処理 - レポートを実行すると、トランザクションがシミュレーション・モードでコスト計算されて再処理されます。これは次の2つの目的に役立ちます。
- アプリケーションでレポートされたコスト計算エラーがまだ存在するかどうかをチェックします。たとえば、エラーが発生した後、別のユーザーがコスト計算設定を修正したのに、「コストのインポート」をまだ再実行していない可能性があります。
- トランザクションですでにコストが計算されている場合、たとえば、シミュレートされた結果を既存のコスト結果と比較して、トランザクションの処理後にコスト計算設定が変更された場所を特定できます。このユース・ケースは、処理済のプロジェクト・コストを調べる次の作業例に当てはまります。
- シミュレートされたコスト処理のエラー - 前述のシミュレートされたコスト処理の結果発生したすべてのエラーの詳細が表示されます。
- コスト処理設定 - 直接費の計算時に考慮される各コスト計算方法に関連するすべてのアプリケーション設定がリストされます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、シート内の条件付き書式設定を使用して、有効日などの設定とトランザクションが一致または一部一致している場所を簡単に確認できます。プロジェクト・アプリケーション管理者は、次を表示できます。
- トランザクションに関連付けられた個人には3つの労務費計算上書きがありますが、1つは日付が有効ではなく、3つすべてが異なる支出ビジネス・ユニットに定義されています。
- トランザクションの支出ビジネス・ユニットと一致する組織コスト計算ルールは4つあります。これらは、トランザクション日の時点で有効ですが、支出組織が一致しません。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、「Vision Operations」ビジネス・ユニットと「Services-East」支出組織に新しい組織コスト計算ルール・エントリを追加します(トランザクションの支出組織は、「トランザクション詳細」シートから簡単に取得できます)。
- プロジェクト会計担当が「コストのインポート」プロセスを実行すると、未処理コストが正常にインポートされます。
例2
この2番目の作業例では、プロジェクト・アプリケーション管理者が、プロジェクト・コスト・レポートのトランザクション分析を使用して、プロジェクト・コスト・トランザクションの直接費金額が840 USDで、期待額(1050 USD)と異なる理由をプロジェクト会計担当者が理解するのを支援する方法を示します。多数のステップが繰り返されているため、前述の例を最初に読んでください。
- 前の例と同様に、プロジェクト会計担当は、分析が必要なプロジェクト・コストについて、トランザクション番号8025225をプロジェクト・アプリケーション管理者に提供します。これは、「プロジェクト・コストの管理」ページから取得します。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、トランザクション番号8025225を設定して「プロジェクト・コストのトランザクション分析レポート」を実行します。「コスト計算」シートを開いて、組織コスト計算ルールを使用してトランザクションのコストが計算されたことを確認できます。コスト計算ルールに関連付けられたレート・スケジュールには、このトランザクションと有効日が一致する明細が2つあります。1つは個人およびジョブの特異性があり、もう1つは個人のみの特異性があります。前者がコスト計算中に優先されたことが、レポートの上位ランクで示されています。
- プロジェクト・アプリケーション管理者はプロジェクト会計担当と調査結果について話し合い、個人とジョブ・レートの組合せのスケジュール・エントリを終了しておく必要があったことを伝えます。プロジェクト・アプリケーション管理者はがレート・スケジュールに必要な変更を加え、トランザクションの直接費を再計算する前に、「プロジェクト・コストのトランザクション分析レポート」を再実行して、変更に期待どおりの効果があることを確認します。
- レポートの「コスト計算」シートのシミュレーション・セクションに、トランザクションの直接費を現在の設定で再計算した場合の結果がプロジェクト・アプリケーション管理者に表示されます。プロジェクト会計担当が当初期待したとおり、シミュレートされたコスト金額は1050 USDです。このレポートには、トランザクションに対して一致するレート・スケジュール明細が1つのみであることも表示されます。
- これでプロジェクト会計担当が、影響を受けるトランザクションの直接費を再計算できるようになりました。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- プロジェクト・アプリケーション管理者およびアプリケーション実装コンサルタントが、プロジェクト会計担当者やその他のユーザーに、「コスト」作業領域に対するサポートをより適切に提供できるようになります。
- プロジェクト・トランザクション分析レポートにより、コスト計算の問題を解決するために必要な労力とスキルが軽減されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- このレポートは、プロジェクト・アプリケーション管理者やアプリケーション実装コンサルタントを対象としており、機能権限のみで保護されています(次の「ロール」の項を参照)。ユーザーのロールと権限に関係なく、このレポートにはデータ・セキュリティが適用されません。プロジェクト会計担当などのエンド・ユーザーがこのレポートを使用できるようにする場合は、エンド・ユーザーが標準のアプリケーション・ページではアクセスできないデータがレポートに表示される可能性があることに注意してください。
-
前述の点を考慮に入れて、このレポートをエンド・ユーザーと共有する場合は、関連する作業領域の「レポートおよび分析」パネルに追加することを検討してください。
- レポートを簡単にナビゲートできるように、表、フィルタ、行の表示/非表示などのExcel機能の使用を検討してください。
- レポート内の「コスト計算」シートでは、コスト計算方法ごとに10,000行の制限があります。
- コスト計算エラーに関連するサービス要求をOracle Supportで発行する場合は、「プロジェクト・トランザクション分析レポート」の出力を添付するよう求められる場合があります。これは、コスト処理の問題の迅速な解決に役立ちます。
- 未処理のコスト・エラーを取得する別の方法は、OTBIのプロジェクト原価計算 - 未処理トランザクション・リアルタイム・サブジェクト領域を使用する方法です。ここでは、タイプ別に処理エラーの数を取得できます。たとえば:
主なリソース
- 「PPM向け分析とレポートの作成および管理」の「分析、レポートおよびダッシュボードの表示」のトピック
ロール情報
- プロジェクト・トランザクション分析レポートは、次の権限によって保護されています。
- プロジェクト・トランザクション分析レポートの表示(PJF_VIEW_PROJECT_TRANSACTION_ANALYSIS_REPORT_PRIV_OBI)
- 前述の権限は、次のシード済ジョブ・ロールで使用できます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト・タイプやプロジェクトがテンプレートかどうかなど、コンテキスト固有の属性をページ・コンポーザで使用して、プロジェクト財務設定の管理ページのコンポーネントのプロパティを管理できます。
この機能の範囲は、プロジェクト財務設定の管理ページです。これには、ページ内の次のタブが含まれます。
- 一般(プロジェクト)
- パーティ
- プランニング
- 財務
- 資産計上
- レポート作成
- 追加情報
- コスト・レート上書き
このリリースでは、次のコンテキスト固有の属性(「パラメータ」)が使用可能になります。
パラメータ・コード | コメント |
---|---|
ProjectTemplateFlag |
受け入れられる値はYまたはNです。 |
ProjectStatusCode | |
ProjectStatusName |
「プロジェクト・ステータス名」は翻訳可能であることに注意してください。 |
ProjectSystemStatusCode |
受け入れられる値は、ACTIVE、CLOSED、DRAFT、PENDING_CLOSE、SUBMITTEDです。 |
ProjectBusinessUnitId |
|
ProjectBusinessUnit |
「ビジネス・ユニット名」は翻訳可能であることに注意してください。 |
ProjectTypeId |
|
ProjectTypeName |
「プロジェクト・タイプ名」は翻訳可能であることに注意してください。 |
ProjectTypeSponsoredFlag |
スポンサード・プロジェクトに対してプロジェクト・タイプが使用可能かどうかを示します。受け入れられる値はYまたはNです。 |
ProjectTypeEnableBillingFlag |
請求に対してプロジェクト・タイプが使用可能かどうかを示します。受け入れられる値はYまたはNです。 |
ProjectTypeEnableCapitalizationFlag |
資産計上に対してプロジェクト・タイプが使用可能かどうかを示します。受け入れられる値はYまたはNです。 |
ProjectLegalEntityId |
|
ProjectLegalEntityIdentifier |
|
ProjectLegalEntityName |
式言語(EL)の参照パラメータ値の構文は次のとおりです。
#{pageFlowScope.mfpsParameters.<Parameter Code>}
たとえば、次の式は、プロジェクト・タイプが請求に対して有効になっている場合に「true」を返します。
#{pageFlowScope.mfpsParameters.ProjectTypeEnableBillingFlag == 'Y'}
次の要件に関する例を考慮してみましょう。
-
プロジェクトの「プロジェクト通貨」ドロップダウンは、プロジェクト・テンプレートからデフォルト設定されます。プロジェクトでコストが発生した場合、この属性は変更できません。
-
この要件は、コストが発生したかどうかに関係なく、ユーザーがプロジェクトのプロジェクト通貨を変更できないようにするためです。ただし、これはプロジェクトにのみ適用する必要があり、プロジェクト・テンプレートに適用する必要はありません。
この要件を満たす方法は2つあり、どちらもページ・コンポーザとELを使用します。たとえば:
- ELを使用して、ユーザーが特定のロール(プロジェクト・アプリケーション管理者など)を保持している場合にのみ、この属性を更新できるようにします。この機能は、このリリースより前のリリースで使用可能でした。
または
- ELを使用して、プロジェクトではなく、プロジェクト・テンプレートのコンテキストでのみこの属性を更新できるようにします。ここでは、このオプションについて考えます。
まず、ページ・コンポーザ・ツールが含まれているサンドボックスをアクティブ化します。「財務プロジェクト設定の管理」ページの「財務」タブにナビゲートし、「設定および処理」ボタンから「ページの編集」をクリックします。
ユーザーがプロジェクトまたはテンプレートの通貨換算プロパティを編集するときには、モーダル・ポップアップが表示されます。ページ・コンポーザを使用してモーダル・ポップアップの子コンポーネントを編集するには、まずモーダル・ポップアップの子の作成プロパティを「即時」に設定する必要があります。こうすると、ページ・コンポーザの構造ペインでポップアップの子コンポーネントが使用可能になります。これを行うには、構造ペインからポップアップを選択して、「編集」アイコンをクリックします。
ポップアップの子の作成プロパティを「即時」に変更します。構造ペインにポップアップ・コンポーネントが表示されます。
ここで、「プロジェクト通貨」プロパティを編集します。
式ビルダーを使用して、使用不可プロパティのELを編集します。
変更前のEL:
#{ProjCurrencyBean.checkTransactionPresent}
変更後:
#{ProjCurrencyBean.checkTransactionPresent || pageFlowScope.mfpsParameters.ProjectTemplateFlag == 'N'}
トランザクションが存在する場合、またはコンテキストがプロジェクトであり、プロジェクト・テンプレートではない場合は、式によって「プロジェクト通貨」プロパティが使用不可になります。変更を適用します。
ポップアップの子の作成プロパティを「遅延」に戻すことを忘れないでください。
サンドボックスを公開する前に変更をテストできるようになりました。
プロジェクトのコンテキストにおける「通貨換算の編集」ポップアップの例を次に示します。「プロジェクト通貨」プロパティは読取り専用です。
プロジェクト・テンプレートのコンテキストにおける「通貨換算の編集」ポップアップの例を次に示します。「プロジェクト通貨」プロパティは更新可能です。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト財務設定の管理ページ内のコンポーネントをパーソナライズして、エンド・ユーザーのニーズをさらに満たすことができます。たとえば:
- 特定のプロジェクト・タイプ、ビジネス・ユニット、法的エンティティ、前述の他の使用可能なコンテキストに関連しないタブや個々のフィールドなどのページ・コンポーネントを非表示にして、ユーザー・エクスペリエンスを簡素化します。
- プロジェクト・テンプレートからデフォルト設定するフィールドなど、特定のフィールドを読取り専用にして、データ品質を向上し、ビジネス・プロセス・エラーを削減します。コンテキスト固有の属性により、プロジェクト財務設定の管理ページが(エンド・ユーザーにより)プロジェクトのコンテキストでオープンされている場合にのみ、このタイプの変更を適用でき、プロジェクト・テンプレートが(プロジェクト・アプリケーション管理者により)オープンされている場合には適用できなくなります。
有効化のステップ
ページ・コンポーザを利用して、ページ・コンポーネントの動作を公開および修正します。ページ・コンポーザを使用したアプリケーション拡張の詳細は、Oracle Help Centerで関心のあるアプリケーション・サービス領域を選択し、「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
ヒントと考慮事項
- ページ・コンポーザを使用して行われた変更は、ユーザー・インタフェース(UI)にのみ適用され、REST APIを利用するような統合ソリューションには適用されません。
- ページ・コンポーザを使用してコンポーネントのプロパティを変更する場合は注意してください。たとえば、ユーザーが値を入力する必要がある空の必須フィールドを非表示にしないでください。
- パラメータと他の式言語構文を組み合せることを検討してください。たとえば、特定のタイプのプロジェクトで、ログイン・ユーザーに特定のロールが割り当てられていない場合は、ページ・コンポーネントを非表示にできる場合があります。
- 「プロジェクト・ステータス」など、変更されやすいフィールドに関連するパラメータもあります。ページ・コンポーザの変更を定義するときには、このことに注意して、ユーザーが同時に変更しても、必要なビジネス管理を達成できるかどうかを考慮してください。
- 一部のパラメータは、翻訳可能なフィールド(ビジネス・ユニット名など)に関連しています。複数言語環境でこれらのパラメータを参照する場合はこのことに注意して、キー値(ID)をかわりに使用することをお薦めします。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- アプリケーションの構成と拡張ガイドのページ・コンポーザの使用の概要のトピックを参照してください。
- アプリケーションの構成と拡張ガイドのEL式の例を参照してください。
- My Oracle SupportのFusion Applicationsでの式言語の使用(ドキュメントID 1982300.1)を参照してください。
- Oracle Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア633349に基づいています。
ロール情報
ページ・コンポーザの変更は、プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーが実行できます。
スコープの変更により期間が変更された場合でも、財務プロジェクト・プランおよび予算明細の定期的な手動分割を維持します。同様に、財務プロジェクト・プランREST APIを使用して、財務プロジェクト・プランの定期的な手動分割を維持し、プロジェクト予算REST APIを使用して、予算明細の定期的な手動分割を維持します。
これにより、リリース21Dの予測に追加された機能が、財務プロジェクト・プランおよび予算にまで拡張されます。
サンプル図:
ビジネス面では、定期的な手動分割を維持して、スコープの変更時に財務プロジェクト・プランおよび予算明細日付の変更に期間を柔軟に追加できるというメリットがあります。これにより、計画された作業の分割に関する以前の意思決定を尊重しながら、スコープを変更できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 財務プロジェクト・プランに対してこの機能を使用するには、プロジェクト・プラン・タイプ・レベルで日付変更の手動分割を維持するオプションを使用可能にします。
- 同様に、プロジェクト予算に対してこの機能を使用するには、非スポンサード財務プラン・タイプ・レベルで日付変更の手動分割を維持するオプションを使用可能にします。
- 作業のスコープが増加し、財務プロジェクト・プランが拡大されて期間が延長される場合は、日付変更前の手動分割が維持され、作業の新しいスコープに対応するために空白期間が追加されます。
- 作業のスコープが削減され、財務プロジェクト・プラン明細日付が前倒しされて期間が短縮される場合は、日付変更前の手動分割が維持され、改訂後の終了日以降のすべての期間が当初プランから削減されます。
- 手動分割されたタスクで、開始日の遅延と終了日の前倒しの両方が発生した場合、失われた期間が初期プランから削減されます。
- 日付変更時の手動分割を維持するオプションは、非定期のカレンダ・バージョンには適用されません。
- 「日付変更時の手動分割の保守」オプションは、ユーザー・インタフェースで実行される明細日の変更に適用されます。財務プロジェクト・プランREST APIおよびプロジェクト予算REST APIを使用して行われた更新では、プラン明細日付の変更時に、このオプションに従ってユーザー分割が維持されます。
主なリソース
- 予測明細日の変更時における予測明細のユーザー分割の保持
- 財務プロジェクトの定義および管理ガイドの日付変更で定期的な手動分割を維持する方法
ロール情報
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト進捗REST APIを使用したプロジェクト進捗の保守
プロジェクト進捗REST APIを使用して、実績金額のリフレッシュまたは進捗基準日の訂正など、プロジェクト進捗を管理します。このREST APIを使用して、下書きプロジェクト進捗に関するノート、追加情報および添付を保守します。
プロジェクト進捗REST APIを使用するビジネス上の利点は、進捗基準日を見直し、プロジェクト・コストもリフレッシュして、財務進捗を管理できることです。また、添付、ノートおよび追加情報を含む説明を追加して、進捗の公開時の予測を生成する際に役立つコンテキストを、プロジェクトの下書き進捗に入力することもできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- 進捗基準日を見直して、下書き進捗のプロジェクト・コストをリフレッシュできます。
- プロジェクト進捗REST APIを使用して、追加情報、ノートおよび添付を指定できます。
主なリソース
- Oracle Help Centerの『Oracle Project Management Cloud REST API』ガイド
- Oracle Customer ConnectのProgram Managementアイデア・ラボのアイデア610936に基づいています
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト進捗の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_PROGRESS_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
財務プロジェクト・プランにおける計画リソースのプランニング通貨の変更
プラン明細を削除して再作成しなくても、財務プロジェクト・プランの計画リソースのプランニング通貨を変更できます。これにより、プロジェクト・マネージャのプランニング更新が簡単になります。
プランニング通貨更新
ビジネス面では、財務プロジェクト・プランのリソース割当の通貨を単に切り替えれば、プランニング・データを計画通貨から別の通貨に変換できるというメリットがあります。換算レートを使用して、プランニング通貨がターゲット通貨に自動的に換算されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 財務プロジェクトの定義と管理ガイドの「予算明細、予測明細または財務プロジェクト・プランの計画リソースのプランニング通貨を変更できますか」
ロール情報
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
REST APIを使用したプロジェクト予算プランニング・オプションの管理
プロジェクト予算REST APIを使用して、プロジェクト予算のプランニング・オプションを管理します。プロジェクト予算REST APIを使用してプロジェクト予算を作成するときに、財務プラン・タイプにより定義されたデフォルトのプランニング・オプションを上書きできます。この上書き機能により、ユーザー・インタフェースでユーザーが使用できるユーザー・エクスペリエンスにさらに近づきます。
プロジェクト予算REST APIを使用すると、既存のプロジェクト予算バージョンのプランニング・オプションを表示および管理できるというビジネス上の利点があります。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- プロジェクト予算REST APIを使用して、プロジェクト予算バージョンのプランニング・オプションを変更できます。
- プロジェクト予算REST APIでは、プロジェクト予算バージョンの複数トランザクション通貨オプションのプランは変更できません。
主なリソース
- Oracle Help Centerの『Oracle Project Management Cloud REST API』ガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト予算作業中バージョンの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_BUDGET_WORKING_VERSION_PRIV)
- プロジェクト予算の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_BUDGET_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
プロジェクト・ステータス変更ワークフロー通知が強化されて、承認者がより迅速に意思決定できるような情報が提供されるようになりました。たとえば、送信者が入力したコメント、および承認後にプロジェクトに設定される次のステータスが通知に含まれるようになりました。
要約すると、このリリースでは、プロジェクト・ステータス変更ワークフローで次の機能が改善されています。
- 承認ワークフローの送信者が入力したコメントが、シード済承認通知に含まれるようになりました。
- 承認開始前のプロジェクト・ステータス、現在のワークフローで有効なステータス、および承認者の処理の後に設定されるステータスが、シード済承認通知に表示されるようになりました。詳細に説明すると、通知に次が表示されるようになりました。
- 承認ワークフローがトリガーされたステータスにプロジェクトが設定される前に、プロジェクトに設定されていたステータス。たとえば、「下書き」です。
- プロジェクトのワークフローで現在有効なステータス。たとえば、「送信済」です。
- 承認者がステータス変更を承認した場合に、プロジェクトに設定されるステータス。たとえば、「アクティブ」です。
- 承認者がステータス変更を拒否した場合に、プロジェクトに設定されるステータス。たとえば、「棄却済」です。
- この機能より前は、シリアル承認者を含めるようにプロジェクト・ステータス変更ワークフローを構成できました。各承認者が処理を実行すると、チェーンの次の承認者に通知が送信されますが、承認タスク全体が終了するまで、プロジェクト・ステータスは変わりませんでした。しかし、1つのワークフロー・タスク・インスタンスにシリアル承認者を設定すると、(ワークフロー・タスク全体が完了するまでプロジェクト・ステータスが更新されないため)プロジェクト・ステータスを使用して承認進捗をレポートすることはできません。この機能を使用すると、シリアル承認要件を個別のワークフロー・タスクに分割する追加オプションを利用できるようになり、独自のワークフロー・ステータスがそれぞれで有効になります。次の表に、各アプローチを使用して同じシリアル承認要件を解決する方法を示します。
単一ワークフロー・タスク・インスタンスに複数のシリアル承認者
順序 | プロジェクト・ステータス | ワークフロー有効? | ワークフロー承認者 |
---|---|---|---|
1 | 下書き | ||
2 | 送信済 | はい | プロジェクト・マネージャ→財務管理部長 |
3 | 承認済 |
シリアル・ワークフロー・タスク・インスタンスに単一の承認者
順序 | プロジェクト・ステータス | ワークフロー有効? | ワークフロー承認者 |
---|---|---|---|
1 | 下書き | ||
2 | プロジェクト承認のために送信済 | はい | プロジェクト・マネージャ |
3 | 財務承認のために送信済 | はい | 財務管理部長 |
4 | 承認済 |
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
-
プロジェクト・ステータス変更の送信者が理由などの追加コンテキストを入力できるので、プロジェクト・ステータスの変更の承認または棄却について、適切な情報に基づいた意思決定を承認者がより迅速に行えるようになりました。
-
前/現在/次のプロジェクト・ステータスを承認通知に含めることにより、プロジェクト・ステータスの全体的な流れおよび承認処理の結果を承認者が把握しやすくなります。
-
プロジェクト・アプリケーション管理者は、複雑なシリアル・プロジェクト・ステータス変更承認要件を構成して、承認およびレポートに対するエンド・ユーザーの要件を満たすことができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- カスタマイズされたバージョンの承認通知を使用している場合は、シード済通知を新たにコピーして、これまでの変更内容を再び適用する必要があります。
- シリアル承認の要件がある場合は、単一のワークフロー・タスク内でシリアル承認者を使用することをお薦めします。また、プロジェクト・ステータスを介してシリアル承認の進捗をレポートする必要がある場合は、個別のステータスやワークフロー・タスクのみを使用することをお薦めします。これにより、開始されるワークフロー・タスクの数を減らすことができます。
- 別のプロジェクト・ステータス変更ワークフローをトリガーするプロジェクト・ステータス変更ワークフローを構成するには、「設定および保守」の「プロジェクト・ステータスの管理」タスクを使用し、「変更受入後のステータス」属性を別のワークフロー対応ステータスに設定するのが簡単です。この機能を使用する場合は、ワークフロー・ルールの設計で「無限ループ」が発生しないようにしてください。たとえば、参加者に対して自動承認を使用すると、ステータスの変更が循環フローになる可能性があります。このようなケースが検出された場合、ワークフローでは10回の反復後に自動的にループが終了し、ワークフローが有効になっていなかった最後のステータスに戻されます。
主なリソース
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドのプロジェクト・ステータス変更ワークフローのトピック。
- PPMの分析とレポートの作成と管理ガイドの構成可能なワークフロー通知のトピック。
ロール情報
プロジェクト・ステータス変更ワークフローを構成するには、次の権限およびロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
REST APIを使用したプロジェクト・テンプレートからのプロジェクト・チーム・メンバーの更新および削除
プロジェクト・テンプレートREST APIを使用してプロジェクト・チーム・メンバーを更新および削除します。これにより、プロジェクト・チーム・メンバーが変更された場合などに、プロジェクト・テンプレートをすばやく更新および保守できます。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- システム・インテグレータ、管理者および開発者は、プロジェクト・テンプレートを保守するために、新しい統合および自動化ソリューションを作成したり、既存の統合および自動化ソリューションを拡張できます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者などのユーザーは、プロジェクト・テンプレート全体でチーム・メンバーを効率的に一括更新または削除できます。お客様は、Oracle Visual Builder Add-in for Excelなどの補完的な製品を利用し、わかりやすいワークブックを作成して、これらの操作を実行することもできます。
- 多数のプロジェクト・テンプレートが定義されている場合、この機能により、UIでの行単位の更新にかかる時間と工数を節約できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
この機能を有効化するうえで必要な追加のステップはありません。
ヒントと考慮事項
- ExcelからREST APIを呼び出すには、Oracle Visual Builder Add-in for Excelの使用を検討してください。
- このREST APIの新機能の一般的なユースケースには次のようなものがあります。
- たとえば、個人が組織を去った場合などに、広範囲のプロジェクト・テンプレートでチーム・メンバーを一括削除できます。
- たとえば、個人のコスト・レートおよび請求レートを変更する必要がある場合などに、広範囲のプロジェクト・テンプレートのチーム・メンバーを一括更新できます。
- コスト・レートや請求レートなどの一部のチーム・メンバー属性は、「プロジェクト・チーム・メンバーおよび労務リソースに関する真の単一ソースの保守」機能がオプトインされている場合にのみ適用できます。
- プロジェクト・テンプレートに割り当てられたチーム・メンバーのプロジェクト・ロールは、現時点では応急修正(更新)できません。このユースケースでは、チーム・メンバーのアサイメントを削除し、正しいロールで新しいアサイメントを作成することをお薦めします。
主なリソース
-
関連ヘルプ:
-
Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。
-
Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発。
-
Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用して統合ワークブックを作成する方法の例が、Oracle Customer Connectにあります。「Did you know?」というテキストで始まる「Project Management」カテゴリの投稿を検索してください。
-
-
Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア597765に基づいています。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。
- 権限:
- プロジェクト・テンプレートの管理(PJF_MANAGE_PROJECT_TEMPLATE_PRIV)
- ジョブ・ロール:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
プロジェクト・リソース割当のインポートFBDIにおける拡張リソース割当更新
割当外部参照が存在しない場合は、任意のソースから作成されたプロジェクト・リソース割当を更新できます。公開済の追加属性リソース、プロジェクト、プロジェクト・ロールおよび割当開始日により、更新の割当を一意に識別できるようになりました。また、プロジェクト・リソース割当の更新の送信のみ、または送信および承認を選択できます。
たとえば、次のスクリーンショットを考えましょう。ここでは、George RightとAleen Elinaは、割当外部参照が取得されないアプリケーション・ユーザー・インタフェースを使用してERP Upgradeプロジェクトに割り当てられています。リソース割当を更新するには、インポート・テンプレートのPJR_RES_ASMT_UPDATEタブに導入された新しい属性を指定します。Aleen Elinaには、同じロールで開始日が異なる2つの割当があります。
- リソースおよびプロジェクト関連の属性を指定して、George Rightの割当スケジュールを更新します。次のインポート・テンプレートの行番号6に示されています。
- 適切な割当を識別するために、リソースおよびプロジェクト関連の属性に加えて「割当開始日」を指定して、Aleen Elinaの割当スケジュールを更新します。次のインポート・テンプレートの行番号7および8に示されています。
「プロジェクト・リソース割当の管理」のスクリーンショット
ファイルベース・データ・インポートのインポート・テンプレートのスクリーンショット
また、スケジュール変更を直接承認するか、プロジェクト・マネージャを最終承認に参加させるかを選択できます。
割当更新の承認列の有効な値
割当更新の承認 |
||
属性値 |
Y |
N |
結果 | 割当スケジュールの更新は、プロジェクト・マネージャの関与なしで自動的に承認されます。 | 割当スケジュールの更新には、プロジェクト・マネージャの承認が必要です。 |
ビジネス上の利点
- ファイルベースのインポート・エクスポート以外のソースから作成された割当の一括更新を実行することで、プロセスの効率が向上します。追加の属性を使用すると、割当外部参照がない割当をより柔軟に識別できます。
- スケジュール変更承認のビジネス・プロセスの管理を強化できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 割当外部参照が指定されている場合、割当を識別するために導入された新しい属性は必要ありません。
- 割当外部参照が指定されていない場合は、各プロジェクトおよびリソース・カテゴリの少なくとも1つの詳細を指定する必要があります。さらに、ロールと割当日に関連する詳細を指定して、重複をフィルタで除外できます。
割当識別用に導入された属性
カテゴリ |
列名 |
リソース |
リソースID |
リソースHCM Person ID |
|
リソース名 |
|
リソースEメール |
|
プロジェクト |
プロジェクトID |
プロジェクト番号 |
|
プロジェクト名 |
|
ロール |
プロジェクト・ロールID |
プロジェクト・ロール名 |
|
割当日 |
割当開始日 |
- インポート・プロセスの実行後に生成された実行レポートには、成功したリソース割当更新のリストと、エラーがある場合の解決方法の詳細が含まれます。
- 割当更新の承認列に値が指定されていない場合、値はデフォルトでYに設定され、割当が直接更新されます。
- 変更されるのは、インポート・テンプレートのPJR_RES_ASMT_UPDATEタブのみです。アップグレードの影響はありません。
- インポート・テンプレート・ワークブックには、「手順およびCSV生成」タブがあり、インポート・テンプレートを使用するために必要なステップを実行するための詳細な説明と手順が示されています。
主なリソース
関連ヘルプ:
- Oracle Project Management Cloud実装ガイドの「PPMのファイルベース・データ・インポート」。
- アプリケーションの実装の「Oracle Cloudの外部データ統合サービスの概要」
- プロジェクト・リソース割当修正の詳細は、プロジェクト・リソース割当修正を参照してください。
ロール情報
この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト実行アプリケーション管理(ORA_PJT_PROJECT_EXECUTION_APPLICATION_ADMINISTRATION_DUTY)
- 権限名およびコード:
- 「プロジェクト・リソース割当のインポート」プロセス(PJR_RUN_IMPORT_PROJECT_RESOURCE_ASSIGNMENTS_PROCESS_PRIV)の実行
プロジェクト・リソース要求REST APIを使用して、要求のすべての個別リソースの日付、ロールおよびステータスを含む割当詳細を管理できます。また、プロジェクト・プラン・リソース要求REST APIを使用して、指名したリソースの割当承認を要求するときに、割当ステータス、日付またはロールを更新できます。
ビジネス上のメリットは、要求するすべての個別リソースの割当詳細を簡単に作成および更新できることです。 プロジェクト・リソース要求REST APIおよびプロジェクト・プラン・リソース要求REST APIを使用して、統合ソリューションのためのこれらの追加のREST APIメソッドを使用できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help CenterにあるOracle Project Portfolio Management CloudのREST APIガイド。
- 新機能 - 更新22B: REST APIを使用したリソース指名、ユーザー定義ステータスおよび割当詳細の取得および変更
ロール情報
この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 権限名およびコード
- プロジェクト・エンタープライズ・リソース・サービスの管理(PJT_MANAGE_PROJECT_ENTERPRISE_RESOURCE_SERVICE_PRIV)
Oracle Transactional Business Intelligenceを使用したプログラム・アーンド・バリュー分析
Oracle Transactional Business Intelligence(OTBI)の分析を使用してプログラムのアーンド・バリューを分析します。「プロジェクト - プログラム・パフォーマンス・レポート・リアルタイム」サブジェクト領域の「プログラム・パフォーマンス・メジャー」ディメンションのアーンド・バリュー・メジャーには、次のものがあります。
- 計画値
- プロジェクト完了(%)
- アーンド・バリュー
- アーンド・バリュー・コスト差異
- コスト・パフォーマンス指数
- アーンド・バリュー・スケジュール差異
- スケジュール・パフォーマンス指数
この機能を使用するビジネス上の利点は、プログラム・マネージャおよび利害関係者がプログラム分析でアーンド・バリュー・メジャーをモニターできることです。アーンド・バリュー・メジャーは、プランに対して達成された現在の作業レベルを反映しています。タイムリなアーンド・バリュー分析は、スケジュールと予算を遵守する上で注意が必要なプロジェクトを特定するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
プログラムのセキュリティ
- 特定のプログラムへのアクセスは、プログラムの公開アクセス設定およびメンバー・アクセス値によって決まります。
- プログラム・マネージャは、公開プログラム、自分が所有しているプログラム、および自分がコントリビュータとして招待されているプログラムについて、OTBI分析のプログラム詳細を表示できます。
- プロジェクト・エグゼクティブは、公開プログラム、および自分が利害関係者として招待されているプログラムについて、OTBI分析のプログラム詳細を表示できます。
設定および保守
- 管理者がプロジェクト財務管理オファリングでプログラム・オプションおよびパフォーマンス・メジャーを構成します。アーンド・バリュー・メジャーは、「パフォーマンス・メジャーの管理」タスクを使用してプログラムに対して使用可能にします。管理者は、「プログラム・オプションの管理」タスクを使用して、財務プロジェクト・プランまたは予算のどちらかをアーンド・バリュー・ソースとして設定します。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト・パフォーマンス・レポートの使用ガイドの「プロジェクト・プログラム」の章
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの「プロジェクト・パフォーマンス・レポート構成」の章
- PPMにおけるTransactional Business Intelligenceのサブジェクト領域ガイドの「プロジェクト - プログラム・パフォーマンス・レポート」サブジェクト領域
- PPMの分析とレポートの作成と管理ガイド
- Oracle Project Portfolio Management CloudのREST APIガイド
- PPMのセキュリティ・リファレンスガイドの「プログラム・マネージャ」、「プロジェクト・エグゼクティブ」および「プロジェクト・アプリケーション管理者」
- ERPの保護ガイド
-
Oracle Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア489752に基づいています。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト・プログラム・データの管理(PJS_MANAGE_PROJECT_PROGRAM_DATA)
- プロジェクト・プログラム・パフォーマンス・データの表示(PJS_VIEW_PROJECT_PROGRAM_PERFORMANCE_DATA)
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト・プログラム分析職務(FBI_PROJECT_PROGRAM_MANAGEMENT_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プログラム・マネージャ(ORA_PJF_PROGRAM_MANAGER)
- プロジェクト・エグゼクティブ(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTIVE)
交付または交付プロジェクト詳細のインポート時、および交付番号またはプロジェクト番号が無効なときの詳細なエラー情報を表示します。たとえば、交付プロジェクトのキーワードまたは組織貸方率をインポートするときにプロジェクト番号が無効な場合などがあります。
「交付のインポート」プロセスの出力レポートでは、エラーまたは警告の詳細情報が次のように表示されます。
交付の警告および交付プロジェクトのエラー
交付および関連データをインポートする際に、完全なエラー情報または警告情報を提供するビジネス上の利点は、特に、他のシステムから交付をインポートするとき、または交付履歴をロードするときに、データが失われないことです。助成金管理者は、交付を修正して再インポートするか、交付を無視するかを情報に基づいて意思決定して、交付データを効率的に管理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
関連ヘルプ:
- Oracle Project Management Cloud実装ガイドの「PPMのファイルベース・データ・インポート」。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限およびロールの1つが必要です。
- 権限
- 交付インポート・プロセスの実行(GMS_RUN_IMPORT_AWARD_PROCESS_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
プロジェクトAPIの値リストを使用したスポンサード・プロジェクトの検索
スポンサード・プロジェクトに対するプロジェクトREST APIの値リストの結果を制限します。これにより、助成金管理の一部として交付を使用するお客様のスポンサード・プロジェクトのみを表示できます。
これは、プロジェクトRESTエンドポイントの既存の値リストに対する拡張機能です。
この機能のビジネス上の利点は、スポンサード・プロジェクトに効率的にアクセスして選択できることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
このRESTリソースを使用するには、「ロール」セクションにリストされている権限の1つまたは両方を、値リストを使用してページにアクセスするジョブ・ロールに割り当てます。
権限を割り当てた後、次のURLの例を使用して、更新されたRESTエンドポイントをテストして実装します。
-
https://<host name>/fscmRestApi/resources/11.13.18.05/projectsLOV?finder=findSponsoredProjects
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
- この機能を使用するには、次の権限のうち少なくとも1つが必要です。
- プロジェクト労務スケジュールの管理(PJC_MANAGE_PROJECT_LABOR_SCHEDULES_PRIV)
- サービスを使用したプロジェクト・リストの取得(PJF_GET_PROJECT_LIST_PRIV)
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
Project Management Cloud | PPMモバイル・アプリケーション(AndroidおよびiOS)
|
23B | 21B | モバイル・アプリケーションは移行中も引き続き機能しますが、機能が今後強化される予定はありません。 今後のリリースでは、プロジェクト時間およびプロジェクト管理のデジタル・アシスタントのスキルが強化される予定です。 |
|
プロジェクト管理 | プロジェクト・プランの管理 - 古いユーザー・エクスペリエンス(リリース8) |
22D | 20A | ||
プロジェクト管理 | エンタープライズ・プロジェクト体系(EPS) | 未定 | 22B | レポート作成のニーズを満たすには、プログラム管理に移行することをお薦めします。 EPSを現在利用しているプロジェクトにアクセスするための関連セキュリティ要件については、次の2つのセキュリティ強化を考慮してください。 |
|
Project Management Cloud | プロジェクト財務タスク・サービスの表示権限を使用したプロジェクトREST APIアクセス |
22D | プロジェクト・サービスの表示権限を使用したプロジェクトREST APIアクセス |
リリース11 | プロジェクト・サービスの表示権限を使用した読取りアクセスに移行します。 |
オプト・イン失効セクションで、今後予定されているすべてのオプト・イン変更を確認してください。
既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Fusion Cloud Project Managementの既知の問題およびメンテナンス・パック(ドキュメントID 1545504.1)
古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止
デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。リリースのたびにスキル・ストアで更新バージョンを確認してください。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。
Oracle Digital Assistantプラットフォーム・バージョン22.01.02を使用するプロジェクト時間入力スキルおよびバージョン22.01.05を使用するプロジェクト管理スキルは非推奨です。スキルは引き続き使用できますが、この特定のバージョンのスキルに対する更新やバグ修正は提供されません。できるだけ早く、プロジェクト時間入力スキルおよびプロジェクト管理スキルの最新バージョンに移行することをお薦めします。
プロジェクト時間入力スキルの22.01.02プラットフォーム・バージョンとプロジェクト管理スキルの22.01.05プラットフォーム・バージョンは、6か月後にスキル・ストアから削除されます。