すべて展開


  1. 更新24B
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  4. 機能のサマリー
  5. プロジェクト管理
    1. プロジェクト管理共通
        1. サービスの卓越性への継続的な投資
    2. 請求および収益管理
        1. DocuSignアカウントの契約エンベロープでの失効およびリマインダ設定の適用
        2. REST APIを使用した請求およびコスト・レート上書き保守
        3. 契約からのサプライヤ担当者の作成
        4. マイルストン請求および収益認識
        5. OTBIを使用した請求ステータス別仕掛品分析
    3. コスト管理および制御
        1. 非アクティブまたは一時停止済のHRアサイメントを持つ個人に対するプロジェクト・コスト・トランザクション
    4. プランニング、スケジューリングおよび予測
        1. ファイルベース・データ・インポートを使用したプロジェクト、タスクおよび財務プランの更新
    5. 助成金管理
        1. 交付概要のプロジェクトの検索および残高レポート拡張
    6. リソース管理
        1. プロジェクト・リソース要求における要求されたリソースの効率的な承認
        2. リソース・マネージャによる割当でのリソース交換
  6. 重要な処理と考慮事項

更新24B

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2024年3月29日 請求および収益管理 マイルストン請求および収益認識 文書の更新。内容の改訂。
2024年3月1日     初版作成。

概要

お客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責条項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 「機能の概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択肢であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
  3. 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。

「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
  3. 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。

オプト・イン失効

オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。

機能のサマリー

列の定義:

すぐ使用できる状態で提供される機能

レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要
(使用不可の状態で提供される機能)

これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

プロジェクト管理

プロジェクト管理共通

サービスの卓越性への継続的な投資

請求および収益管理

DocuSignアカウントの契約エンベロープでの失効およびリマインダ設定の適用

REST APIを使用した請求およびコスト・レート上書き保守

契約からのサプライヤ担当の作成

マイルストン請求および収益認識

OTBIを使用した請求ステータス別仕掛品分析

コスト管理および制御

非アクティブまたは一時停止済のHRアサイメントを持つ個人に対するプロジェクト・コスト・トランザクション

プランニング、スケジューリングおよび予測

ファイルベース・データ・インポートを使用したプロジェクト、タスクおよび財務プランの更新

助成金管理

交付概要のプロジェクトの検索および残高レポート拡張

リソース管理

プロジェクト・リソース要求における要求されたリソースの効率的な承認

リソース・マネージャによる割当でのリソース交換

>>クリックして重要な処理と考慮事項を表示

プロジェクト管理

プロジェクト管理共通

サービスの卓越性への継続的な投資

この更新では、次の領域が改善されました。

請求および収益管理

  • OTBIを使用した請求ステータス別仕掛品分析: OTBIの「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域でメジャーを使用して、新規または更新済請求トランザクションの仕掛品(WIP)とも呼ばれる未請求金額をより簡単にレポートできます。それとともに、請求ステータス属性も導入されたので、プロジェクト内およびプロジェクト間で請求ライフ・サイクル内のどこにWIPがあるかを明確に把握できます。たとえば、処理待ちWIPの量、下書き請求書に関連付けられているWIPの量、それに対して売掛管理で受け入れた量などです。WIPをリアルタイムでレポートするために、新しいWIPメジャーおよびステータス属性を利用するには、更新23Cの「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」機能をオプト・インしてください。この機能は以前は制限付提供でしたが、このリリース以降、すべてのお客様が使用できるようになりました。

コスト管理および制御

  • 労務配分サブジェクト領域のOracle Fusion Payroll属性: Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)を使用して、Oracle Fusion Payrollのトランザクション・ソースから作成された労務費を表示およびレポートできます。「労務配分詳細」フォルダの「プロジェクト - 労務配分コスト分析リアルタイム」サブジェクト領域に追加された次の給与属性を使用して、ビジネスに必要な分析を作成してください。

    • 給与ロード要求ID
    • 文書ID
    • 給与ID
    • 給与名
    • 給与期間開始日
    • 給与期間終了日
    • 給与有効日
    • 給与関係識別子
    • 給与原価処理タイプ
    • 給与原価ID
    • 原価配賦キー・フレックスID
    • 給与原価処理ID
    • 給与計算処理ID
    • 純額ゼロ修正 
  • 労務配分の再処理済コスト会計属性: プロジェクトおよび非プロジェクト労務費に対して追加の会計属性「給与原価再処理済」を使用して、元の給与コストを新規または既存の労務スケジュール・バージョンに再配分することで生成されるコストを識別します。この属性を使用して、給与コストの修正イベントの精算勘定に貸方記入します。

    • Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア673451に基づいています

助成金管理

  • 内部資金ソースの間接費の制御に対するオプトイン・チェックの削除: 内部資金ソースによって資金供給されるプロジェクトの間接費計算を選択的に有効にするオプトイン・チェックは使用できなくなりました。プロジェクトに割り当てられた内部資金ソースの間接費を生成するオプションが、一貫して表示されます。内部資金ソースの間接費オプションを設定するためのオプトインを以前に選択していた場合、間接費オプションのデフォルト値は無効になります。つまり、間接費は生成されません。内部資金ソースの間接費オプションを設定するためにオプト・インする処理を以前に実行していない場合、間接費オプションのデフォルト値は、プロジェクト・タイプの間接費オプション設定に基づいて設定されます。プロジェクト・タイプの間接費計算が有効な場合は、内部資金ソースの間接費オプションが有効に設定されます。プロジェクト・タイプの間接費計算が有効でない場合は、内部資金ソースの間接費オプションが無効に設定されます。

プランニング、スケジューリングおよび予測

  • 変更オーダー承認通知および実装の機能拡張: 変更オーダーの承認通知が処理可能になりました。Eメールまたは通知ワークリストから直接承認することにより、ワークフローを合理化しています。また、変更オーダーREST APIを使用して、予算調整を自動的に実装できます。これらの機能改善は、更新24Aで提供される「プロジェクト予算修正における変更オーダー自動化」機能にオプト・インした場合にのみ使用できます。

プログラム管理およびレポート

  • 処理プランへのファイルの添付: ファイルをプログラム処理プランに直接添付できるようになりました。
    • この機能で次のことができます:
      1. 文書、プレゼンテーション、スプレッドシート、イメージなどのファイルを処理プランのステップに埋め込みます。
      2. 重要なリソースにすぐにアクセスできるようにすることで、チーム・メンバーにわかりやすくなり、コンテキストも強化されます。
      3. 処理プラン内のプログラム文書を一元化することで、ファイルを外部で格納および取得する必要がなくなります。
    • 仕組み:
      1. 処理プラン・ドロワーにナビゲートし、「添付」タブをクリックします。
      2. ローカル・ファイル・システムから添付するファイルを選択するか、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。添付は自動保存されます。
    • 添付ファイルは処理プラン・ステップのそばに表示され、権限があるすべてのチーム・メンバーが簡単にアクセスできます。

プログラム処理プランへのファイルの添付

プログラム処理プランへのファイルの添付

  • カスタム・ビューの名前変更: カスタム・ビューの名前を変更して、プログラム分析をパーソナライズします。
    • 特定の目的またはフォーカス分野を反映して、わかりやすいラベルをカスタム・ビューに作成します。
    • プログラム分析ビューを個々のニーズと好みに合わせて調整します。
    • カスタム・ビューの名前は簡単に変更できます。
      1. 分析サマリー・タブでカスタム・ビューを作成した後、「プリファレンスの編集」ボタンをクリックします。
      2. 「ビューの名前変更」を選択し、ビューの新しい名前を入力します。
    • Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア658511に基づいています。

プログラム分析のカスタム・ビューの名前変更

プログラム分析のカスタム・ビューの名前変更

リソース管理

  • 週次または時間が変動する要求をREST APIを使用して履行するためのリソースの指名: プロジェクト・リソース要求RESTサービスを使用して、週次または時間が変動するスケジュールの要求に1つ以上のリソースを指定します。これにより、代替のスケジューリング方法を使用するプロジェクトへのリソースの割当てを合理化できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

請求および収益管理

DocuSignアカウントの契約エンベロープでの失効およびリマインダ設定の適用

DocuSignが電子署名プロバイダの場合は、DocuSignアカウントの契約エンベロープの失効および通知設定をデフォルト設定することもできます。「Manage Electronic Signature 」UIで「Apply account level reminders and expiration settings」チェック・ボックスが選択されていると、署名のために送信される契約文書に値がデフォルト設定されます。このチェック・ボックスは、デフォルトでは選択が解除されています。

DocuSignアカウントの設定

DocuSignアカウントの設定

契約文書のリマインダおよび失効の設定

契約文書のリマインダおよび失効の設定

すでにDocuSignアカウントから値がデフォルト設定されているため、すべての契約文書の失効およびリマインダ設定を入力する必要はありません。

有効化のステップ

契約文書のアカウント・レベルのリマインダおよび失効の設定を自動的にデフォルト設定するには、ソリューション・プロバイダDocuSignの「Manage Electronic Signature」UIの「Apply account level reminders and expiration」チェック・ボックスを選択します。

DocuSignの「Manage Electronic Signature」

DocuSignの「Manage Electronic Signature」

REST APIを使用した請求およびコスト・レート上書き保守

レート上書きは、請求プラン、プロジェクトまたはタスクに固有の請求レートおよびコスト・レートを保守するための直感的で柔軟なメカニズムを提供し、多くの場合、専門サービスのお客様に対しては、価格表またはレート・カードとして機能します。このREST APIを使用して、契約の作成時や修正時などに、レート上書きを作成および更新するための統合ソリューションを構築します。エンド・ユーザーは、Excel用のOracle Visual BuilderアドインなどのツールでこのAPIを使用できるため、バック・オフィスの効率が向上します。

この機能では、次の2つのREST APIが導入されています:

  1. 契約プロジェクトおよびタスク請求レート上書き: このRESTリソースを使用して、契約の請求レート上書きを作成、表示、更新または削除できます。
  1. プロジェクトおよびタスク・コスト・レート上書き: このRESTリソースを使用して、プロジェクトのコスト・レート上書きを作成、表示、更新または削除できます。

たとえば、タスクとジョブの組合せに対してコスト・レート上書きを作成する場合、サンプル・ペイロードは次のようになります:

{

"ProjectName" : "ERP Implementation Project",

"TaskName" : "Project Charter",

"JobName" : "Engineer",

"Rate" : 50,

"CurrencyCode" : "USD",

"FromDate" : "2024-01-01",

"ToDate" : "2024-12-31"

}

前述のREST APIコールで作成したレート上書きは、次に示すように「コスト・レート上書き」UIに反映されます:

前述のREST APIコールに基づいて作成されたコスト・レート上書き。

「財務プロジェクト設定の管理」ページのコスト・レート上書き

同様に、プロジェクトとタスクの組合せに対して請求レート上書きを作成する場合、サンプル・ペイロードは次のようになります:

{

"ContractNumber" : "ERP Cloud Implementation Contract",

"BillPlanId" : 300100580156886,

"ProjectName" : "ERP Implementation",

"TaskName" : "Project Plan",

"PersonName" : "Charleston, Miller",

"Rate" : 180,

"CurrencyCode" : "USD",

"FromDate" : "2024-01-01",

"ToDate" : "2024-12-31"

}

前述のREST APIコールで作成したレート上書きは、次に示すように「プロジェクト・タスク・レート上書き」UIに反映されます:

前述のREST APIコールに基づいて作成されたプロジェクトおよびタスク・レート上書き

「請求プラン」ページの「プロジェクト・タスク・レート上書き」

ビジネス上の利点は次のとおりです。

  • プロジェクト統合スペシャリストまたはプロジェクト・アプリケーション管理者は、これらのREST APIを既存のシステムに統合して、レート上書きの作成、更新および削除をリアルタイムに制御できます。
  • これらのREST APIを使用することにより、プロジェクト・コスト・レート上書きまたは契約請求レート上書きの入力に関する手動エラーをお客様が削減できるようになりました。
  • レート上書きの一括ロードが必要な場合は常に、この機能により、UIで行単位で更新するよりも時間を節約して正確性を確保できます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center > 対象となるアプリケーション・サービス領域 > APIおよびスキーマからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

ヒントと考慮事項

  • 契約プロジェクトとタスクの請求レートの上書きを作成する場合は、これらの組合せに対して1つのレートを定義できないため、次の組合せはペイロードに一緒に渡さないでください:
    • 個人-ジョブ
    • ジョブ-プロジェクト・ロール
  • プロジェクトとタスク・コストのレート上書きを作成する場合は、この組合せに対して1つのレートを定義できないため、次の組合せはペイロードで一緒に渡さないでください。
    • 個人-ジョブ

主なリソース

  • Oracle Customer Connectのアイデア・ラボのアイデア866621に基づきます。
  • Oracle Help CenterOracle Fusion Cloud Project Management REST APIガイド

アクセス要件

この機能を使用するには、次の権限が必要です。

  • 権限名およびコード:
    • 契約プロジェクトおよびタスク請求レート上書きを表示、作成、更新および削除するには、契約プロジェクトおよびタスク請求レート上書きサービスの管理(PJF_CONTRACT_BILL_RATE_OVERRIDES_SERVICE_PRIV)
    • プロジェクトおよびタスク・コスト・レート上書きを表示、作成、更新および削除するには、プロジェクトおよびタスク・コスト・レート上書きサービスの管理(PJF_PROJECT_TASK_COST_RATE_OVERRIDES_SERVICE_PRIV)。
    • すべての契約のプロジェクトおよびタスク請求レート上書きにアクセスするには、サービス・データを使用した契約プロジェクトおよびタスク請求レート上書きの管理(PJF_MANAGE_PROJ_TASK_COST_RATE_OVERRIDE_SERVICE_DATA)。
    • すべてのプロジェクトのプロジェクトおよびタスク・コスト・レート上書きにアクセスするには、サービス・データを使用したプロジェクトおよびタスク・コスト・レート上書きの管理(PJF_MANAGE_CONTRACT_BILL_RATE_OVERRIDE_SERVICE_DATA)。

これらのREST APIにアクセスする必要があるユーザーには、適切なデータ・セキュリティ・ポリシーが設定されたロールが割り当てられている必要があります。たとえば、プロジェクト統合スペシャリストがこれらのRESTサービスを利用する必要がある場合は、次のデータ・セキュリティ権限および条件をロールに追加する必要があります:これは、シード済ロールとカスタム・ロールの両方に当てはまります。

関連するデータ・セキュリティ権限および条件が設定されているロール

ロール

データ・セキュリティ権限

条件

プロジェクト統合スペシャリスト

PJF_MANAGE_CONTRACT_BILL_RATE_OVERRIDE_SERVICE_DATA

すべての契約の表PJF_RATE_OVERRIDESの「契約プロジェクトおよびタスク請求レート上書き」にアクセスする。

プロジェクト統合スペシャリスト

PJF_MANAGE_PROJ_TASK_COST_RATE_OVERRIDE_SERVICE_DATA

すべてのプロジェクトの表PJF_RATE_OVERRIDESの「プロジェクトおよびタスク・コスト・レート上書き」にアクセスする。

契約からのサプライヤ担当者の作成

契約の「パーティ」タブでサプライヤ担当を作成できるようになりました。契約のオーサリング中に担当者を作成できるため、契約作成プロセスが速くなります。「担当者の作成」ボタンは、調達契約のサプライヤおよび他のサード・パーティ・ロールに対して使用可能です。

サプライヤ担当者の作成

サプライヤ担当者の作成

契約マネージャがサプライヤ担当者を作成するために、サプライヤ・マネージャに頼る必要はありません。契約UI内で担当者を作成できるため、契約オーサリング・プロセスの効率が向上し、契約作成のリード・タイムが短縮されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

マイルストン請求および収益認識

マイルストンを1回定義すれば、契約定義から作業プランニング、さらに最終的には請求まで、ライフサイクル全体にわたって追跡できます。契約管理者は、マイルストン・ベースの固定価格契約にマイルストンとそれぞれの請求額を作成できます。契約が承認されると、契約に定義されているマイルストンがプロジェクト・プランに自動的に表示されます。その後、プロジェクト・マネージャは、自分のプロジェクト・プランでマイルストンを管理できます。プロジェクト・マネージャは、詳細な計画を作成し、成果物を追跡し、マイルストン完了の進捗をモニターします。マイルストンが達成されると、プロジェクト・マネージャは利害関係者の承認のためにマイルストンを送信します。承認されると、関連付けられた請求イベントが、請求および収益認識に対して自動的に有効になります。この機能により、プロジェクト・マネージャはプロジェクト・プランニング時および実行時の制御を強化でき、請求スペシャリストおよびプロジェクト会計担当はマイルストンベースの契約の請求および収益認識プロセスを合理化できます。

この機能は、専門サービス業界のビジネス・フローを自動化および迅速化することに的を絞った投資の一部です。オラクルの目標は、プロジェクトとリソース・プランニング、コスト収集、請求、レポート全体でシームレスなエクスペリエンスを提供し、運用管理を強化し、キャッシュ・フローを最適化することです。今後の更新で追加される機能にご期待ください。

マイルストンとは

マイルストンは、重要な単一の特定の時点のイベントで、次の特徴があります。

  • 顧客との契約上の義務を表す場合があります
  • プロジェクト・プランスケジューリング目的で使用する場合があります
  • 関連する成果物がある場合があります
  • プロジェクト・プラン請求書収益認識を開始するために使用する場合があります
  • コストを直接負うことはできません
  • ステータスが設定されていて、完了進捗を簡単に追跡できます
  • 完了前にレビューおよび承認が必要な場合があります

ノート: この機能より前は、任意の財務タスクをマイルストンとしてマークできました。今後は、期間がゼロで、プロジェクト・プランの最下位レベルにあるマイルストンのみがマイルストンとして認識されます。さらに、マイルストンの請求および収益認識では、請求可能なマイルストンのみが考慮されます。

マイルストンの請求および収益認識のプロセス・フローの概要

マイルストンの請求および収益認識のプロセス・フローの概要

次の例は、この機能で提供されるソリューションの概要を示しています:

  • 契約管理者は、契約および契約明細を作成します。この例では、契約の合計価額は$1,000,000です。顧客との交渉により、各マイルストンの完了に基づいて請求が実行されることになり、契約管理者がマイルストン詳細を次のように入力します。オプションで、関連するプロジェクトにマイルストンがすでに存在する場合は、「プロジェクト・プランから追加」処理を使用して、マイルストンを契約明細に追加できます。マイルストンに対して選択したイベント・タイプによって、対応する請求イベントを請求、収益認識またはその両方に使用するかどうかが決まります。イベント・タイプの「請求に適格」および「収益の認識」インジケータは、「マイルストン」タブに表示できる列ですが、次のスクリーンショットには表示されていません。

契約明細の「マイルストン」タブ

契約明細の「マイルストン」タブ

  • 契約管理者は、契約を承認のために送信します。契約が承認されると、関連するプロジェクト・プランにマイルストンが存在しない場合はマイルストンが作成され、対応する請求イベントも自動的に作成されます。23Dで導入された請求イベント作成時の請求トランザクションの作成機能では、マイルストン請求イベントが作成されると、「保留中」ステータスの請求トランザクションも自動的に作成されるので、マイルストンの仕掛中レポートをリアルタイムに作成できます。この機能を使用するには、23Cの機能「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」をオプト・インする必要があります。リリース24B以降では、この機能へのオプト・インにプロモーション・コードが不要になりました。

プロジェクト・プラン・ガント・チャートでのマイルストンの表示

プロジェクト・プラン・ガント・チャートでのマイルストンの表示

「財務プロジェクト・プランの管理」ページでのマイルストンの表示

「財務プロジェクト・プランの管理」ページでのマイルストンの表示

分析完了マイルストンの請求イベントの自動作成

分析完了マイルストンの請求イベントの自動作成

  • プロジェクト・マネージャは、これらの請求マイルストンをレビューして詳細プランを作成します。プロジェクト・マネージャは、各請求マイルストンの名前、番号および親を変更できます。ただし、変更するには、契約明細に対するプロジェクト関連のレベルで決定される階層内に、変更される親がまだ存在している必要があります。マイルストン日が契約で縛られていない場合、プロジェクト・マネージャは請求マイルストンの計画終了日も更新できます。プロジェクト・マネージャはオプションで、請求マイルストンを達成するための成果物を計画できます。

分析完了マイルストンへの成果物の割当

分析完了マイルストンへの成果物の割当

  • プロジェクト・マネージャは、マイルストンの完了時にマイルストン完了承認を開始します。作業プランまたは財務プロジェクト・プランを使用して、この処理を実行します。

「財務プロジェクト・プランの管理」ページで、「マイルストン・ステータスの変更」ダイアログ・ウィンドウを使用して、マイルストン・ステータスおよび実績日付を更新します。「プロジェクト・プランの管理」ページで、「実績開始日」および「実績終了日」列にマイルストン実績日を直接指定し、実績日または完了率を更新するか、「マイルストンの完了」コンテキスト処理を使用してマイルストン・ステータスを変更します。

「プロジェクト・プランの管理」ページからのマイルストン完了承認の開始

「プロジェクト・プランの管理」ページからのマイルストン完了承認の開始

「財務プロジェクト・プランの管理」ページからのマイルストン完了承認の開始

「財務プロジェクト・プランの管理」ページからのマイルストン完了承認の開始

  • 承認者は、マイルストン詳細および成果物をレビューし、マイルストンの完了を承認します。

マイルストン詳細のレビューおよびマイルストン完了承認通知からの承認

マイルストン詳細のレビューおよびマイルストン完了承認通知からの承認

  • マイルストンの完了が承認されると、「マイルストン未完了」の保留ステータスを削除することにより、対応する請求イベントが、請求または収益認識、あるいはその両方に対して自動的に有効になります。また、請求イベントの完了日がマイルストンの実績終了日に更新されます。

マイルストン完了の承認時の、請求イベントのマイルストン未完了保留の削除

マイルストン完了の承認時の、請求イベントのマイルストン未完了保留の削除

契約明細の「マイルストン」タブに表示されるマイルストンの現在のステータス

契約明細の「マイルストン」タブに表示されるマイルストンの現在のステータス

  • プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト請求スペシャリストは、Oracle Transactional Business Intelligenceのレポートおよびダッシュボードを使用してマイルストンの請求ステータスを分析できます。「OTBIを使用した請求ステータス別仕掛品分析」機能で導入された新しいステータス属性を使用したリアルタイムのWIPレポートも24Bの更新で提供されています。

「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域を使用したサンプル・マイルストン請求ステータス分析

「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域を使用したサンプル・マイルストン請求ステータス分析

この機能に対して計画されている将来の機能改善は次のとおりです:

  • REST APIを使用したマイルストンの保守
  • ファイルベースのデータ・インポートを使用したマイルストンの保守
  • Oracle Transactional Business Intelligenceを使用したマイルストン・ライフサイクルの追跡および分析

ビジネス上の利点は次のとおりです。

  • マイルストンの請求および収益認識プロセスの自動化により、生産性と効率が向上します。
  • 財務およびプロジェクトのプランニング全体でマイルストンを明確に識別して定義することにより、進捗状況の追跡と管理が向上します。
  • プロジェクト・ライフサイクル全体を通じて、キャッシュ・フローが改善し予測可能になります。
  • マイルストン請求ソリューションを統合する必要がなくなるため、所有コストを削減できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • プロジェクト・プラン・マイルストンを契約明細に追加できるのは、次の場合のみです:
    • 契約明細にまだ関連付けられていない。
    • 期間がゼロである。
    • 請求可能なマイルストンである。
    • ステータスが「完了」ではない。
  • 会社間契約にはマイルストンを定義できません。
  • マイルストン金額は契約通貨でのみ入力できます。
  • 「品目の許可」オプションが有効になっているイベント・タイプは、マイルストンに使用できません。
  • 契約が承認のために送信され、その後承認されると、プロジェクト・プラン・マイルストンおよび対応する請求イベントの保守が自動的にトリガーされます。 契約REST API文書に従って、契約へのパッチ適用時にステータス属性(StsCode)を渡さないでください。渡すと、契約承認がバイパスされます。
  • 契約明細に関連付けられていないものを含め、すべての請求可能マイルストンに対して完了承認を要求すると、マイルストン完了承認ワークフローが開始します。
  • マイルストン完了承認ワークフローのデフォルト承認者は、プライマリ・プロジェクト・マネージャです。プライマリ・プロジェクト・マネージャがマイルストン完了承認の要求を送信すると、マイルストンが自動的に「完了」ステータスに更新されます。
  • 請求可能マイルストンの手動承認を必要としない場合は、マイルストン完了承認ワークフローに自動承認ルールを構成してください。
  • Oracle Transactional Business Intelligenceの「プロジェクト - 請求および収益の例外リアルタイム」サブジェクト領域を使用して、契約承認中に発生した、すべての契約のマイルストンまたは請求イベントの作成例外をレポートできます。これらの例外は、「プロジェクト・プラン・マイルストンおよびイベントの保守」の「例外プロセス」の値によって識別されます。
  • 発生した例外の根本原因を解決した後、契約明細の「マイルストン」タブの「プロジェクト・プラン・マイルストンおよびイベントの保守」処理を使用して、プロジェクト・プラン・マイルストンおよびイベントの保守を再び開始してください。
  • この機能を使用して、成果物をマイルストンとして定義すれば、成果物ベースの請求を実行することもできます。
  • カスタム・マイルストン請求統合ソリューションがある場合は、そのソリューションをレビューして、この機能に置き換えてください。
  • 交付のマイルストンを定義できますが、このリリースの「助成金管理」作業領域には定義できません。契約を作成した後、契約を承認のために送信する前に、「契約管理」作業領域を使用して交付マイルストンを定義してください。また、交付日を更新してもマイルストンの日付は自動的に更新されないため、交付日を調整する前に必ずマイルストンの日付をレビューして更新してください。
  • 下書き契約を取り消す際に、それらのマイルストンを別の契約の契約明細に関連付ける場合は、追加していたマイルストンを、まず既存のプロジェクト・プランから削除してください。
  • Microsoft Projectとプロジェクト財務管理との統合を使用している場合は、請求マイルストンを含む財務プロジェクトをMicrosoft Projectにインポートできます。ただし、この統合には既知の問題があり、現在は完全にはサポートされていないため、Microsoft Projectからプロジェクト財務管理へのこれらの請求マイルストンの更新および同期はしないでください。

主なリソース

  • 関連ヘルプ:
    • Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア666306および628820に基づいています。

アクセス要件

新しいアクセス要件はありません。

OTBIを使用した請求ステータス別仕掛品分析

OTBIの「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域でメジャーを使用して、新規または更新済請求トランザクションの仕掛品(WIP)とも呼ばれる未請求金額をより簡単にレポートできます。それとともに、請求ステータス属性も導入されたので、プロジェクト内およびプロジェクト間で請求ライフサイクル内のどこにWIPがあるかを明確に把握できます。たとえば、処理待ちWIPの量、下書き請求書に関連付けられているWIPの量、それに対して売掛管理で受け入れた量などです。WIPをリアルタイムでレポートするために、新しいWIPメジャーおよびステータス属性を利用するには、更新23Cの「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」機能をオプト・インしてください。この機能は以前は制限付提供でしたが、このリリース以降、すべてのお客様が使用できるようになっています。

請求ステータス

それぞれの請求トランザクションが請求ライフサイクル内のどこにあるかを示す新しい属性。請求ステータスは、シンプルで明確な用語を使用しており、あらゆる用途に適用できます。

この属性は、「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域の次のプレゼンテーション・フォルダにあります: 「請求トランザクション」 > 「請求書処理」*

次の表は、請求トランザクションの様々な請求ステータスを示しています:

ステータス 意味 追加情報
準備完了 トランザクションの請求準備が完了しました  
保留中 トランザクションの請求を一時的に保留する必要があります  
進行中

まだ完了していない請求書またはクレジット・メモにトランザクションが追加されました

請求トランザクションは、対応する請求書またはクレジット・メモが「受入済」ステータスになるまで「進行中」のままです。これには、「下書き」、「送信済」、「承認済」、「棄却済」、「リリース済」、「転送済」、「転送否認済」のいずれかのステータスの請求書が含まれます。

請求不可

トランザクションを請求する必要はありません

現在のところ、請求トランザクションは、適格(請求可能)なソース・トランザクションに対してのみ作成されます。ただし、ソース・トランザクションがその後調整されて請求不可になると、削除されるのではなく、請求トランザクション・ステータスが「請求不可」に更新されます

資金不足 契約のハード制限に達したため、トランザクションを請求できません  
処理待ち状態

このトランザクションに対して処理が実行されましたが、まだ完了していません

これは一時的なステータスです。クレジットの処理などの一部の処理では、処理を完了するためにスケジュール済プロセスが実行される必要があります。将来のリリースでは、承認の対象となる調整処理もこのステータスでレポートされます。

請求済

トランザクションは請求済です

このステータスは、請求書に含まれ、請求書が売掛管理にインタフェースされて、「売掛管理での請求書受入ステータスの確認」プロセスが正常に実行されたトランザクションであることを示しています

エラー

請求を妨げる1つ以上の例外がトランザクションにあります

請求の例外は、「プロジェクト - 請求および収益の例外リアルタイム」サブジェクト領域を使用してレポートできます

ブランク トランザクションが24Bより前に作成されており、「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」機能にオプト・インしています  

請求する金額

請求書、契約およびトランザクションの通貨で表示され、契約の拠出率で比例計算された請求金額をレポートするための3つの新しいメジャー。請求トランザクションが「請求済」ステータス(または「請求不可」)になると、請求金額が更新されてゼロになります。「準備完了」ステータスの請求トランザクションの場合、請求する金額には、「請求書の生成」プロセスで下書き請求書が作成されたときに下書き請求書に追加される金額が表示されます。

契約通貨および請求書通貨の金額は、契約および請求プランの換算レート設定を使用して、トランザクション通貨の金額から導出されます。

これらの新しいメジャーは、「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域の次のプレゼンテーション・フォルダにあります:

  • 「メジャー - 請求トランザクション」 > 「請求書メジャー」 > 「請求書通貨での請求書メジャー」*
  • 「メジャー - 請求トランザクション」 > 「請求書メジャー」 > 「契約通貨での請求書メジャー」*
  • 「メジャー - 請求トランザクション」 > 「請求書メジャー」 > 「トランザクション通貨での請求書メジャー」*

*これらの属性およびメジャーは、見つけやすくするために、将来のリリースで親フォルダに移動される可能性があります。このような変更は、新機能の準備資料の「サービスの卓越性への継続的な投資」の項に記載されます。当面の間、これらの属性およびメジャーを使用して作成された分析は、変更しなくても引き続き機能します。

ダッシュボードの例

次のダッシュボードは、「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域を使用して作成されており、「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」機能と、前述の請求メジャーに対する新しい請求ステータス属性および金額を利用しています。Customer Connectのプロジェクト管理フォーラムの今後の投稿で、サンプル・ダッシュボードが提供される予定です。

このダッシュボードには、将来のリリースでRedwoodテーマのプロジェクト管理ユーザー・エクスペリエンスに追加される機能も表示されます。

OTBIの「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域を使用して作成されたダッシュボードの例

OTBIの請求- 請求トランザクション・リアルタイム・サブジェクト領域を使用して作成されたダッシュボードの例に、請求金額メジャーおよび請求ステータス属性が表示されています。

サンプル・ダッシュボードの主な設計機能:

  • ラジオ・ボタンを使用して、単価および請求金額の通貨単位を切り替えます。これにより、複数の通貨列またはビュー・スイッチャを設定する必要性が軽減されます。
  • ディープ・リンクを使用すると、ユーザーがトランザクションIDからソース・プロジェクト・コストまたは請求イベントに、コンテキストに従ってドリルできます。
  • 新しい請求ステータス属性には、例外の強調表示に適用される条件付き書式設定が設定されています。
  • ページ・プロンプトを使用すると、特定のステータスのトランザクションを含めたり除外できます。たとえば、このスクリーンショットでは、「請求済」ステータスのトランザクションが除外されています。
  • 右側の要約分析には、請求トランザクションの合計が次の項目別に表示されています:
    • ステータス。即座に請求できるすべてのトランザクション(ステータスが「準備完了」または「進行中」)の小計
    • ステータスと月ヒート・マトリックスを使用して可視化され、トランザクション数または請求金額が最も多い期間とステータスが強調表示されています

ビジネス上の利点は次のとおりです。

  • 使いやすい未請求(WIP)レポートをより簡単に作成できます
  • それぞれの請求トランザクションが請求ライフサイクル内のどこにあるかを一目で把握できます。
  • 下書き請求書に追加されたトランザクション(「進行中」)と売掛管理で受け入れられたトランザクション(「請求済」)を簡単に区別できます。
    • こうして、ユーザーが「プロジェクト・コストの管理」ページから請求済トランザクションを識別しようとするときに現在直面している課題に直接取り組んでいます。
  • 純額ゼロ修正が実行されたプロジェクト・コストに関連する請求トランザクションを「請求不可」のステータスでレポートできるようになったため、過大な請求金額が表示されるリスクがなくなりました。
  • どれが繰延処理待ちのトランザクションであるかを表示できるので、請求およびレポートが最新であることを確認できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • このリリース以降、「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」オプトインが有効になっている場合は、部分請求がサポートされなくなりました。全体であれ、部分的であれ、ハード制限を超えるトランザクションの請求ステータスは「資金不足」に設定されます。
    • 請求トランザクションを部分請求する機能は、顧客の需要に応じて、将来のリリースでより直感的な新しい機能に置き換えられます。
  • 「請求ステータス」属性および請求金額メジャーは、既存のトランザクションに対して自動的に移入されません。「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」オプトインを有効にした後、これらの新しい属性およびメジャーは、新規または修正済の請求トランザクションに対してのみ移入されます。
    • 未請求トランザクションのための回避策として、ソース・プロジェクト・コストまたは請求イベントにささいな修正を加えれば、更新を強制できます。請求済トランザクションを調整すると、望ましくないクレジット再請求が発生する可能性があることに注意してください。

主なリソース

アクセス要件

OTBIの「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスするには、プロジェクト契約請求トランザクション分析職務(FBI_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)権限が必要です。

データ・アクセスは、データベース・リソースPJB_BILL_TRXSに事前定義されているデータ・セキュリティ・ポリシー(DSP)のいずれかを使用して保護できます。または、特定の要件に基づいてカスタムDSPを作成できます。

コスト管理および制御

非アクティブまたは一時停止済のHRアサイメントを持つ個人に対するプロジェクト・コスト・トランザクション

個人のHRアサイメントのステータスに関係なく、タイム・カードや経費精算書など、新しい個人関連のコスト・トランザクションをインポートします。個人アサイメント・ステータス検証が実行されないプロジェクト・トランザクション・ソース文書を構成します。以前は、個人の関連HRアサイメントがアクティブである場合にのみ、新規トランザクションのインポートが可能でした。

たとえば、個人のHRアサイメントは一時停止される場合がありますが、それでもその個人は給与処理に適格です。労務配分を使用して給与コストをプロジェクトに配分している場合は、プロジェクト・コスト日付時点でアサイメントがアクティブでないため、個人の一時停止済のHRアサイメントに対して発生した給与コストが処理中に棄却されます。この機能を使用すると、労務配分プロジェクト・トランザクション・ソース文書を構成して、これらのプロジェクト・コストを許可できます。

ビジネス上の利点は次のとおりです。

  • 以前は許可されていなかったトランザクションを許可することで、プロジェクト・コストのより正確で完全な累積が可能になります。
  • 個人HRアサイメント・ステータス検証によるコスト処理例外が発生しないようにすることで、これまでその分析および解決に要していた時間を節約できます。

有効化のステップ

次に示すように、「プロジェクト・トランザクション・ソースの管理」設定ページで、非アクティブまたは一時停止済のHRアサイメントがある個人のプロジェクト・コスト・トランザクションを許可する必要があるプロジェクト・トランザクション・ソース文書の「非アクティブまたは一時停止済の個人割当に対するトランザクションの許可」チェック・ボックスを選択します。

プロジェクト・トランザクション・ソース文書の編集ページ

プロジェクト・トランザクション・ソース文書の編集ページ

ヒントと考慮事項

  • Oracle Fusion Time and Laborのタイム・カード文書に対して非アクティブまたは一時停止済の個人アサイメントのトランザクションを許可した場合でも、個人の退職日の後に時間がレポートされた場合は、Oracle Fusion Time and Laborはプロジェクト原価計算にその時間を転送しません。
  • 「非アクティブまたは一時停止済の個人割当に対するトランザクションの許可」文書オプションは、「個人の退職後のコスト・トランザクション許容日数(ORA_PJC_ALLOW_COSTS_UNTIL_DAYS_AFTER_PERS_TERM)管理者プロファイル・オプションより優先されます(両方を使用している場合)。
  • この機能を有効にすると、個人のアサイメントのステータスは検証されません。ただし、プロジェクト原価計算では、引き続き個人関連のプロジェクト・コストに対してトランザクション日時点のHRアサイメントが必要です。

主なリソース

  • Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア632609および556216に基づいています。

アクセス要件

新しいアクセス要件はありません。

プランニング、スケジューリングおよび予測

ファイルベース・データ・インポートを使用したプロジェクト、タスクおよび財務プランの更新

ファイル・ベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、既存のプロジェクト基本情報、タスク、プロジェクト予算、交付予算およびプロジェクト予測を更新します。たとえば、複数のタスクにまたがるタスク日付またはリソース割当を同時に延長し、プロジェクト・スコープの変更に対して新しいタスクおよび割当を追加します。

プロジェクトのインポート

プロジェクトを更新するには、対応する列にプロジェクト名と更新する値を入力します。たとえば、完了したプロジェクトを一括でクローズするには、「プロジェクト名」列にプロジェクト名を入力し、「プロジェクト・ステータス」列に「クローズ済」を入力します。「プロジェクト名」を更新するには、「プロジェクト番号」列にプロジェクト番号を入力し、「プロジェクト名」列に新しいプロジェクト名を入力します。プロジェクトのインポートFBDIテンプレートを使用して更新できるフィールドの完全なリストについては、「ヒントおよび考慮事項」の項を確認してください。

プロジェクトのインポートFBDIテンプレート

プロジェクトのインポートFBDIテンプレート

プロジェクト・タスクのインポート

プロジェクト・タスクのインポートFBDIテンプレートを使用して、タスク詳細を変更したり、タスクを削除できるようになりました。たとえば、予期しない状況のためにタスクの日付を延長する必要がある場合があります。そのような場合は、処理モードとして「更新」と入力し、それぞれの列にプロジェクト名、タスク名および新しい終了日を入力します。不要になったタスクを削除するには、処理モードとして「削除」と入力し、プロジェクト名とタスク名を入力します。

プロジェクト・タスクのインポートFBDIテンプレートのスクリーンショット

プロジェクト・タスクのインポートFBDIテンプレート

プロジェクト予算のインポートおよびプロジェクト予測のインポート

プロジェクト予算のインポートまたはプロジェクト予測のインポートFBDIテンプレートを使用して、プロジェクト予算またはプロジェクト予測を更新できるようになりました。たとえば、コストがオーバーしそうなので予算を調整する場合は、処理モードとして「更新」を入力し、プラン・バージョン番号および新規金額を含むプラン明細詳細をそれぞれの列に入力します。予測バージョンの場合、更新操作中に入力された金額は、完了時見積(EAC)金額とみなされます。

プロジェクト予算のインポートFBDIテンプレートのスクリーンショット

プロジェクト予算のインポートFBDIテンプレート

ノート: プロジェクト予算のインポートおよびプロジェクト予測のインポートFBDIでは、定期更新および明細レベルの更新のみがサポートされています。バージョン名の変更など、バージョン・レベルの更新は実行できません。

プロジェクトの進行中にプロジェクト、タスク、予算および予測を一括変更できるため、工数を削減できるというビジネス上の利点があります。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • プロジェクト管理のファイルベース・データ・インポート(FBDI)ガイドから最新のインポート・テンプレートをダウンロードしてレビューしてください。テンプレートを使用してデータを準備およびインポートするには、テンプレートの指示およびCSV生成タブの手順に従ってください。
  • 1つのスプレッドシートのアップロードで1つの処理(作成、更新または削除)のみを使用すると、管理しやすくなります。
  • FBDIプロセスを使用して更新できるのは、プロジェクトのインポート・テンプレートの「プロジェクト」ワークシートの次の属性セットのみです。今後のリリース更新で、原価計算属性やプロジェクト分類コードの更新サポートなど、関連する追加のFBDI拡張機能が提供される予定です。
    • プロジェクト名
    • ソース・アプリケーション・コード
    • ソース・アプリケーション参照
    • 表示専用プロジェクト・プラン・アクセス・コード
    • 組織
    • プロジェクト摘要
    • プロジェクト・マネージャEメール
    • プロジェクト・マネージャ番号
    • プロジェクト・マネージャ名
    • プロジェクト開始日
    • プロジェクト終了日
    • プロジェクト・ステータス
    • 優先度コード
    • サービス・タイプ・コード
    • 作業タイプ
    • トランザクション管理に制限
    • 予算管理使用可能
    • 間接費スケジュール
    • 間接費予定確定日
    • KPI通知使用可能
    • プロジェクト・マネージャにKPI通知使用可能
    • KPI通知へのノートの追加
    • 付加フレックスフィールド

主なリソース

  • 関連ヘルプ:
    • プロジェクト管理のファイルベース・データ・インポート(FBDI)ガイドのプロジェクトのインポート
    • プロジェクト管理のファイル・ベース・データ・インポート(FBDI)ガイドのプロジェクト・タスクのインポート
    • プロジェクト管理のファイルベース・データ・インポート(FBDI)ガイドのプロジェクト予算のインポート
    • プロジェクト管理のファイルベース・データ・インポート(FBDI)ガイドのプロジェクト予測のインポート
    • Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア597314676216489647634853および684997に基づいています。

アクセス要件

この機能を使用するには、次の権限が必要です。

  • FBDIを使用してプロジェクト属性を更新するためには、「プロジェクトのインポート・プロセスの実行」(PJF_RUN_IMPORT_PROJECT_PROCESS_PRIV)権限。

  • FBDIを使用してプロジェクト・タスク属性を更新するためには、「プロジェクト・タスクのインポート・プロセスの実行」(PJF_RUN_IMPORT_PROJECT_TASK_PROCESS_PRIV)権限。

  • FBDIを使用してプロジェクト予算または予測属性を更新するためには、「プロジェクト予算のインポート・プロセスの実行」(PJO_RUN_IMPORT_PROJECT_BUDGET_PROCESS_PRIV)権限。

「プロジェクト統合スペシャリスト」ジョブ・ロール(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)には、これらの権限があらかじめ設定されています。

助成金管理

交付概要のプロジェクトの検索および残高レポート拡張

交付プロジェクトを検索し、フィルタを使用してプロジェクト残高ビュー合理化し、予算残高ビューを管理します。助成金管理者および主要調査員は、「交付概要」ページで特定の交付プロジェクトをすばやく見つけて、プロジェクト残高や予算管理残高の要約と詳細の両方を表示できます。

5つ以上のプロジェクトが交付に追加されている場合は、「交付概要」ページの「プロジェクトに進む」フィルタを使用して、探しているプロジェクト・カードを見つけることができます。

交付概要でのプロジェクトの検索

交付概要でのプロジェクトの検索

予算管理に対して交付が有効になっている場合、プロジェクト・カードの要約レベルでプロジェクト残高と管理予算残高の両方を表示できるようになりました。また、選択したプロジェクトの下部にある「財務詳細」リージョンを使用すれば、詳細レベルでも同様に表示できます。

交付概要でのプロジェクト残高または管理予算残高別の表示

交付概要でのプロジェクト残高または管理予算残高別の表示

「財務詳細」リージョンには、次のような追加のビューがあります

  • 「プロジェクト残高」の「予算明細、プランニング・レベル」およびリソース・ビュー。
  • 「管理予算残高」の「プロジェクト管理予算残高」および「プロジェクトおよび最上位リソース管理予算残高」。

交付概要のプロジェクト管理予算残高および最上位リソース管理予算残高の表示

交付概要のプロジェクト管理予算残高および最上位リソース管理予算残高の表示

ビジネス上の利点は次のとおりです。

  • 財務詳細を表示するプロジェクトを見つける時間を節約することにより、生産性が向上します
  • 要約および詳細レベルで予算管理残高やプロジェクト残高を表示することにより、プロジェクトの財務情報を表示する際の意思決定が向上します

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 予算管理残高選択リストは、予算管理が有効なプロジェクトに対してのみ表示されます。
  • 予算管理残高は、交付プロジェクト通貨でのみ表示されます。プロジェクト残高は、交付プロジェクト通貨と交付プロジェクト元帳通貨の両方で表示されます。

アクセス要件

新しいアクセス要件はありません。

リソース管理

プロジェクト・リソース要求における要求されたリソースの効率的な承認

要求されたリソースを含む複数のプロジェクト・リソース要求を選択して、1つの処理でリソースを確認できます。リソース・マネージャが複数の要求のリソースをグループとして承認できるため、必要な要員を配置する工数を大幅に削減できます。たとえば、プロジェクト・マネージャとリソース・マネージャが、要求されたリソースに関して相互に有益な合意にすでに達している場合があります。時間を節約できるこのアプローチにより、生産性が向上し、リソース・マネージャはより戦略的なタスクに集中できるようになり、最終的にはプロジェクトの実行と全体的なビジネス・パフォーマンスが向上します。

複数の要求を選択し、右クリックしてメニューにアクセス

複数の要求を選択し、右クリックしてメニューにアクセス

選択した要求および要求されたリソースをレビューしてから承認

選択した要求および要求されたリソースをレビューしてから承認

ビジネス上の利点は次のとおりです。

  • プロジェクト・マネージャとリソース・マネージャがすばやくコラボレーションできるので、確認プロセスがシンプルになります。
  • リソース・マネージャが複数の要求のリソースを同時に承認できるので、人員を配置するための工数を削減できます。
  • リソース・マネージャが戦略的で価値の高い活動に集中できる時間が増えます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24D

ヒントと考慮事項

  • プロジェクト実行管理オファリングの「プロジェクト・リソース管理」機能領域から、この機能をオプトインしてください。
  • 要求されたリソースを承認すると、オーバーブッキングがチェックされ、スケジュールの競合があるリソースの警告またはエラーがリソース・マネージャに表示されます。

主なリソース

  • Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア656513に基づいています。

アクセス要件

新しいアクセス要件はありません。

リソース・マネージャによる割当でのリソース交換

リソース・マネージャは、新しいリソースを必要とする1つ以上のアサイメントを選択し、交換するリソースを選択して、交換を確認できます。1つ以上のプロジェクトのリソースを交換する機能を使用すれば、リソース・マネージャが、プロジェクト・プランニング・フェーズ中に変化するプロジェクト要件に適応して、最適なチーム・ダイナミクスを維持できます。このアジリティにより、プロジェクト・タイムラインとリソース割当の効率が向上し、最終的にはプロジェクト全体の成功率と顧客満足度が向上します。

リソース・マネージャが1つ以上のアサイメントのリソースを交換

リソース・マネージャが1つ以上のアサイメントのリソースを交換

プロジェクト・リソース割当で、リソース・マネージャが1つ以上のリソースを交換リソースで交換

プロジェクト・リソース割当で、リソース・マネージャが1つ以上のリソースを交換リソースで交換

ビジネス上の利点は次のとおりです。

  • プランニング・フェーズの期間中に進化していくプロジェクト・ニーズに、リソース・マネージャが適応できるように支援できます。要件が変化する可能性があるダイナミックなプロジェクト環境では、このような適応性が重要であり、プロジェクトの要求に対して適切なチームを常に維持できます。
  • リソース・マネージャがリソース割当てを最適化できます。この効率化により、リソースが効果的に利用され、ボトルネックや稼働率不足発生の可能性を減らせます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24D

ヒントと考慮事項

  • プロジェクト実行管理オファリングの「プロジェクト・リソース管理」機能領域から、この機能をオプトインしてください。
  • リソース・マネージャがリソースを交換すると、交換されるリソースの割当てが取り消されます。選択した交換リソースに対して新規アサイメントが作成されます。この交換には、交換されるリソースと同じスケジュールおよびロールが設定されます。
  • 交換リソースに対してオーバーブッキング・チェックが実行されます。

主なリソース

  • Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア627121に基づいています。

アクセス要件

新しいアクセス要件はありません。

重要な処理と考慮事項

Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。

製品別削除済機能に対する重要な処理のリスト

モジュール 削除される機能 削除予定 置換後の機能 置換時期 追加情報
プロジェクト・コントロール: プランニング、スケジューリングおよび予測 従来のプロジェクト予測エクスペリエンス 24C

定期列、拡張リソース選択肢および複数バージョン・ビューによるプロジェクト予測

23A

新しいプロジェクト予測のユーザー・エクスペリエンスは、更新23Aのオプトイン機能として導入されました。この機能は、更新24Cでオプションでなくなりました。

デモをご覧ください。

プロジェクト管理

ノート: 現在EPSを使用中でないお客様は23Bで新たに使用することはできません。既存のEPSの使用には影響しません。

エンタープライズ・プロジェクト体系(EPS)

23B

プログラム管理

22B

レポート作成のニーズを満たすには、プログラム管理に移行することをお薦めします。

EPSを現在利用しているプロジェクトにアクセスするための関連セキュリティ要件については、次の2つのセキュリティ強化を考慮してください。

オプト・イン失効セクションで、今後予定されているすべてのオプト・イン変更を確認してください。

既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート

オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。

また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。

これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。

Oracle Fusion Cloud Project Managementの既知の問題およびメンテナンス・パック(ドキュメントID 1545504.1)

古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止

デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。リリースのたびにスキル・ストアで更新バージョンを確認してください。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。

最新の状態を保ち、最新のスキルを使用することをお薦めします。