更新24B
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2024年3月8日 | 初版作成。 |
概要
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
機能のサマリー
列の定義:
すぐ使用できる状態で提供される機能
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
機能が無効化状態で提供 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用する前にアクションが必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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サブスクリプション管理
サブスクリプション管理
サブスクリプション・トランザクションを非同期的に処理する機能
大量のデータのサブスクリプション・トランザクションを非同期的に処理できるため、更新がバックグラウンドで発生している間も引き続きアプリケーションを使用できます。
プロファイル・オプション「非同期ライフサイクル操作のしきい値サブスクリプション・サイズ」(ORA_OSS_ASYNC_THRESHOLD)を設定することで、大量のデータとして見なされるものを決定できます
サブスクリプションしきい値のプロファイル・オプション
サブスクリプションが、前述のしきい値設定に従って大量のものと見なされると、「請求スケジュールの生成」や「価格再設定」などのトランザクションの非同期処理に進むかどうかを確認する確認メッセージが表示されます。
非同期トランザクションの確認
サブスクリプション・トランザクションの非同期処理を続行することを選択すると、次のメッセージが表示され、サブスクリプションがロックされて読取り専用モードになります。
サブスクリプション・ロック済
サブスクリプション・トランザクションのステータスは、新しい処理「プロセス詳細の表示」を使用して検索できます。
プロセス詳細の表示
トランザクション・ステータスは、次のように表示できます:
ステータス
アプリケーションをロックせずに、大量のデータを含むトランザクションを処理するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
サブスクリプション期間を超えた、請求マイルストンの完了日の更新
請求マイルストンの完了日を、サブスクリプション製品の開始日より前の日付または終了日より後の日付で更新できるようになりました。収益マイルストンの完了日も、サブスクリプション製品の開始日より前の日付または終了日より後の日付で更新できます。
- サブスクリプションを修正せずに、マイルストンがサブスクリプション終了日を超えて遅延した場合、顧客に請求できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 完了日が過去の日付で更新されている場合でも、請求明細のインタフェース日付は現在の日付です。
早期終了料金の収益会計
サブスクリプションを早期終了するために顧客に請求する際に、新規収益契約を作成できるようになりました。新規収益契約を作成するために、早期終了料金はRevenue Management Cloudにインタフェースされるようになりました。
-
収益契約の作成による早期終了料金に関するASC 606コンプライアンス。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 「クローズを元に戻す」処理では、早期終了料金に作成された収益契約は取り消されません。
手数料レベルでの請求頻度および会計基準
請求スケジュールが適切に生成されるように、請求頻度および会計基準は手数料レベルで変更できます。
製品レベルの請求頻度および会計基準によって、サブスクリプション製品または対象レベルに対して請求スケジュールを生成する方法が決まります。手数料レベルで別の請求頻度および会計基準を指定する追加機能によって、様々な手数料に対して請求スケジュールを生成する方法を決定できます。既存のサブスクリプションの場合、請求頻度および会計基準は空白値でデフォルト設定され、その場合、製品レベルの値により、引き続き請求スケジュールを生成する方法が決まります。
サブスクリプション手数料
対象レベルの手数料
ただし、カバレッジ製品には、次の注意事項があります:
カバレッジ製品レベルで指定されたものとは異なる請求頻度を対象レベル手数料に選択した場合は、すべての対象レベルにおいて同じ手数料に対して同じ請求頻度が選択されていることを確認する必要があります。たとえば、カバレッジ製品に3つの資産があり、対象製品レベルで請求頻度がMONTHLYの場合、資産1の固定手数料に対してQUARTERLYを選択した後、資産2と資産3の同じ固定手数料に対しても同じQUARTERLY請求頻度が選択されていることを確認する必要があります。
また、使用手数料の場合、実績手数料は、選択した会計基準に関係なく常に末払で請求されます。使用見積が使用可能な場合、手数料レベル請求ルールは見積にのみ使用されます。
請求スケジュールの生成時の柔軟性が向上しました。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
クレジット・メモに対する管理されたアクセス権
新しいセキュリティ権限を使用して、クレジット・メモを作成できる個人を制御できます。
新しい機能セキュリティ権限「クレジット・メモの作成」(OSS_CREATE_CREDIT_MEMO)が追加され、サブスクリプション管理からクレジット・メモを作成できる個人または作成できない個人に関する機能が変更されないように、デフォルト(初期状態)で既存の職務ロールにマップされます。
ビジネス要件のためにユーザーがクレジット・メモを作成できないようにするには、初期状態のシード済職務ロール/ジョブ・ロールをカスタマイズし、新しい権限(OSS_CREATE_CREDIT_MEMO)を削除して、そのユーザーにカスタム職務ロール/ジョブ・ロールをマップする必要があります。
追加のセキュリティ・コントロール
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
サブスクリプションの予防保守プランの販売および管理
保守プログラム・テンプレートをカバレッジ製品に関連付けることによって、対象レベルの保守プログラムを作成します。この保守プログラムはその後、対象レベルの予防保守をサポートするために、ダウンストリーム・アプリケーションの1つ以上の作業オーダーおよびサービス・リクエストに変換されます。
カバレッジ・テンプレートの関連付けにより、「製品の編集」画面で予防保守プログラムを確認できます。
予防保守プログラム
プログラムを変更するには、標準カバレッジを編集するか、別の標準カバレッジに切り替えます。
サブスクリプションがアクティブになったら、次の3つのスケジュール済プロセスを実行して、予防保守プログラムの詳細を保守管理にインタフェースする必要があります。
- 保守プログラムおよび対象資産をOracle Maintenanceに送信
- 保守プログラムのインポート
- インスタンス化された保守プログラムの取得
3つのプログラムの実行後に、インスタンス化された予防保守プログラムを確認できます。
インスタンス化された保守プログラム
このインスタンス化された保守プログラムは、予想される予防保守をサポートするために、ダウンストリーム・アプリケーションでさらに処理されます。
サブスクリプション対象レベルの予防保守のサポートを拡張できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
Sales Automationコア共通
CX基盤
他の利害関係者と顧客対応の結果を共有する機能
顧客のコールおよび他の関係者や利害関係者とのWebカンファレンスの顧客対応をユーザーが共有できるようにします。
- 顧客対応の結果を共有することで、会議の関係者およびチーム・メンバーが最新の状況を常に把握し、全員の意識をあわせることができます。これにより、コミュニケーションのミスを減らし、顧客管理へのアプローチを統一できます。
-
利害関係者が顧客対応の結果にアクセスできると、より効果的にコラボレーションできます。
-
顧客対応の結果を共有すると、討議した内容や合意事項が明確に記録されるので、チーム・メンバー全体の説明責任と顧客に対する透明性が向上します。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
作成中の顧客対応の共有:
(「顧客対応のログ記録」または「コールのログ記録」で)顧客対応を手動でログに記録する際に、顧客対応を共有するチーム・メンバーを選択する「共有先」フィールドがユーザーに表示されます。また、「共有先」フィールドの下には、「通知経由で共有」と「Eメール経由で共有」の2つのチェック・ボックスがあります。ユーザーは、アプリケーション内の通知またはEメール・テンプレートのどちらかを使用して顧客対応を共有できます。
作成後の顧客対応の共有:
すでに作成済または自動生成済の顧客対応(通話やZoom会議など)については、顧客対応レコードの処理メニュー内で「共有」スマート処理を使用できます。この処理を起動すると、顧客対応を共有するチーム・メンバーをユーザーが選択するための「共有先」フィールドを示すドロワーが開きます。作成中のプロセスと同様に、「通知経由で共有」と「Eメール経由で共有」の2つのチェック・ボックスが「共有先」フィールドの下に表示されます。ユーザーは、アプリケーション内通知またはEメール・テンプレートのどちらかで、顧客対応を共有できます。
関連オブジェクトのアクティビティ、ノート、顧客対応項目のサブビュー
アクティビティ・フィードに加えて、Redwood営業の関連オブジェクトのアクティビティ、顧客対応およびノート・レコードを表示するための専用サブビューを使用できます。
- アカウント、商談、リードおよび担当者などの関連オブジェクト・レコードから、ユーザーがアクティビティおよび顧客対応レコードを検索してフィルタで除外できるようになります。
- アクティビティ・フィードからパージされたレコードをサブビューから表示できます。
有効化のステップ
アプリケーション・コンポーザを利用してページ・レイアウトおよび属性を表示/調整します。アプリケーション・コンポーザの使用によるアプリケーションの拡張の詳細は、Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
個々のサブビューにアクセスするために、「アポイントメントの表示」、「タスクの表示」、「ノートの表示」および「顧客対応の表示」などのスマート処理がデフォルトで有効になっています。
ただし、顧客対応の直接開始やログ記録など、アクティビティ内の追加処理の場合は、アプリケーション・コンポーザから処理を有効にする必要があります。
「顧客対応のログ記録」スマート処理を使用可能にする方法を次に示します
- 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。
- サンドボックスをアクティブ化します。
- 「構成」カテゴリの「アプリケーション・コンポーザ」に移動します。
- ナビゲーション・ツリーで「共通設定」を展開し、「スマート処理」をクリックします。
- 検索バーから、アクティビティ・オブジェクトの「コール」、「Eメールの送信」、「コールのログ記録」、「Eメールのログ」および「顧客対応のログ記録」などのスマート処理を個別に検索します
- 検索結果から既存のスマート処理を複製します。スマート処理の作成ページの「使用可能」タブで、「アプリケーション」フィールドに「営業」、「UI可用性」フィールドにリスト・ページを含めて送信します
- 変更をテストします: 「営業」 > 「アクティビティ」にナビゲートし、アクティビティの処理メニューをクリックして、アクティビティ・レコードに処理が表示されるかどうかを確認します。
- サンドボックスを公開します
この機能を使用すると、リスト・ページおよびサブビューの「アクティビティ」リンクおよび「顧客対応」リンクの動作も変わります。「アクティビティ」または「顧客対応」リンクをクリックすると、ドロワーからレコードが直接開いて、そこからユーザーがレコードを表示および編集できます。アクティビティ・レコードをクリックすると、関連するオブジェクトにドリルダウンする既存の動作がこのように変わりました。
不明な番号からのコールとレコードの関連付け
電話番号が不明で、データベースに既存の担当者レコードがないコールをユーザーが受信することがあります。24Bでは、不明な発信者を担当者またはリードに関連付けるための、より直感的で柔軟なユーザー・インタフェースが導入されています。営業ユーザーにとって不明な発信者がいる場合、既存の担当者またはリードに発信者を関連付けるか、新しい担当者またはリードを作成できる画面にユーザーがナビゲートされます。営業ユーザーは、顧客対応の詳細を取得してレコードに保存できます。
- 不明な発信者から連絡があった場合のデータの取得とレコードの関連付けを自動化することにより、手動でコールをログに記録する作業を削減し、チームがコア・タスクに集中できるようにして、業務効率を向上させます。
- 不明な番号のコールから詳細を取得することで、担当者またはリードの顧客対応が見逃されないようにします。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、営業管理者ロール(「設定および保守」へのアクセス権を持つ任意のユーザー)でログインします。
- 「設定および保守」に移動します
- 「タスク」 > 「検索」の下
- 「スクリーン・ポップ構成の管理」を検索してドリルダウンします
- 次を変更し、「保存」、「完了」をクリックします
- 使用不可 - デフォルトRedwoodルール・セット
- 使用可能 - デフォルトRedwood販売ルール・セット
- 使用可能 - デフォルトRedwood販売ルール・セット
ヒントと考慮事項
不明なコール元を処理する機能は、CX Salesアプリケーションにすでに存在します。ただし、この機能では新しいユーザー・インターフェイスが導入されており、ユーザーが不明な番号のコールを既存のレコードに直接関連付けることも、新しい担当者またはリードを作成することもできます。
主なリソース
既存の機能のドキュメント
https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/sales/fadsu/create-a-2024-contact-or-lead-from-an-unknown-caller.html#s20079044
CRM共通コンポーネント
適応型検索での中国語、日本語および韓国語の検索のサポート
「アカウント名」や「担当者名」など、中国語、日本語、韓国語の文字を含む翻訳できない名前フィールドの検索を実行できるようになりました。以前は、翻訳できないフィールドでは、中国語、日本語および韓国語はサポートされていませんでした。
名前フィールドで日本語、中国語および韓国語がサポートされます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには
- アプリケーション実装コンサルタント・ロールを持つユーザーでログインします。
- 「適応型検索の構成」設定タスクに移動します。
- 「パラメータ」タブに移動します
- パラメータ「翻訳不可フィールドのCJK言語検出使用可能」の値をYに編集します
- 「保存」をクリックします
特定のテキスト・フィールドで中国語、日本語および韓国語をサポートできるようにするには、次のようにします。
- アプリケーション実装コンサルタント・ロールを持つユーザーでログインします。
- 「適応型検索の構成」設定タスクに移動します。
- 「設定」タブ、「拡張」サブタブの順に選択します。
- 必要なオブジェクトを選択します
- このサポートが必要なフィールドの「CJK言語サポート使用可能」チェック・ボックスを選択します。オブジェクトごとに最大5つを選択できます。
- 変更構成を使用して完全公開または部分公開を実行します。
アクセス要件
この機能を有効にすると、すべてのユーザーが使用できるようになります。
メッセージ・テンプレート・フッターの入力
管理者は、メッセージ・テンプレートのフッターを入力できます。フッターは会社のリンクなどの情報、および返信不可テキスト用に使用できます。フッターは、複数のメッセージ・テンプレートに割り当てることができます。メッセージ・テンプレートを選択すると、そのフッターとともにテンプレート・コンテンツが表示されます。
担当者および返信情報の標準フッター情報をテンプレートに含めて、Eメールに適用できるようにします。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
主なリソース
メッセージ・テンプレートのドキュメントには、https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/sales/fadsi/create-email-templates.html#u30240555でアクセスできます
アクセス要件
メッセージ・テンプレートおよびフッターは、営業通知の管理権限を使用して次のロールで使用できます:
- 営業管理者
- アプリケーション実装コンサルタント
- 顧客関係管理アプリケーション管理者
ルーチン処理での時間の入力
ルーチン処理の日時フィールドに時間を含めます。たとえば、フィールド更新では、ビジネスの終了時に日時を3日間に設定したり、ランタイムを選択して、ルーチンがレコードを処理した時刻を時間に動的に設定できます。
日時フィールドの更新に必要な時間を指定することで、変更を正確に追跡します。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
既存のルーチンの日時フィールドは更新しても変更されません。日時フィールドを更新して既存のルーチンを編集および保存すると、時間が明示的に表示されるので、それを変更することもできます。明示的な時間は、次のように設定されます:
- 「実行日」(ルーチンが実行された日付)に設定された日時フィールドは、「実行時間」(ルーチンがレコードを処理した時刻)に設定されます。
- 特定のカレンダ日付に設定された日時フィールドは現在の時間に設定されます
主なリソース
アクセス要件
次のロールでルーチンを管理できます。
- 営業管理者
- アプリケーション実装コンサルタント
- 顧客関係管理アプリケーション管理者
ファイル名と作成日などのアクティビティの添付フィールドが適応型検索で使用可能
ファイル名や作成日などの添付フィールドは、アクティビティ・オブジェクトの適応型検索で使用できるため、添付などのファイルがあるレコードを検索するために使用できます。これは、Redwood営業のレコード概要ページの「営業オーケストレーション」パネルに添付データを表示するためにも使用できます。
ファイル名や作成日などの添付フィールドに基づいて、ユーザーがレコードを検索できるようになりました。
有効化のステップ
- アプリケーション実装コンサルタント・ロールを持つユーザーでログインします。
- 「適応型検索の構成」設定タスクに移動します。
- 「設定」タブで「拡張」サブタブを選択します。
- 「添付」フィールドを見つけて使用可能にします。
- 保存し、公開ジョブを実行して有効にします。
公開ジョブが完了したら、ワークスペースおよびRedwoodの営業ページで、アクティビティ・レコードをフィルタできます。
適応型検索RESTの複数フィールドに基づくサブ集計のサポート
適応型検索RESTを使用して、複数のフィールドに基づくサブ集計を利用できるようになりました。この機能を使用すると、複数の集計を含むチャートが営業ダッシュボードに表示される方法で集計できます。
複数の集計を含むチャートおよびグラフをダッシュボードに表示できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
アクセス要件
すべてのユーザーが使用できます。
アクティブ化またはテスト処理中にすべてのエラーを一度に修正することを許可
この機能は、管理者がオーケストレーションのアクティブ化の前にすべてのエラーを修正し、オーケストレーションの問題のトラブルシューティングを容易にするのに役立ちます。
これにより、管理者はオーケストレーションを実装して、その問題を簡単にトラブルシューティングできるので、エンド・ユーザーである営業担当に対するガイダンスが合理化され、結果として生産性と売上が向上します。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
アクセス要件
ジョブ・ロール | 権限 | コメント |
---|---|---|
営業管理者(ORA_ZBS_SALES_ADMINISTRATOR_JOB) | ZCA_VIEW_SALES_ORCHESTRATION ZCA_CREATE_SALES_ORCHESTRATION ZCA_UPDATE_SALES_ORCHESTRATION ZCA_DELETE_SALES_ORCHESTRATION ZCA_RUN_SALES_ORCHESTRATION_SCHEDULER ZCA_EXPORT_IMPORT_SALES_ORCHESTRATION |
営業管理者は、営業オーケストレーション・オブジェクトのESSジョブを表示、関連付け、作成、更新、実行またはスケジュールできます。 |
営業担当(ORA_ZBS_SALES_REPRESENTATIVE_JOB) | ZCA_VIEW_SALES_ORCHESTRATION |
営業担当は、営業オーケストレーションを表示して任意のオブジェクトに関連付け、オーケストレーションの様々なステージおよびステップにオブジェクトを移動できます。 |
営業マネージャ | ZCA_VIEW_SALES_ORCHESTRATION | 営業マネージャは、営業オーケストレーションを表示して任意のオブジェクトに関連付け、オーケストレーションの様々なステージおよびステップにオブジェクトを移動できます。 |
営業VP | ZCA_VIEW_SALES_ORCHESTRATION | 営業VPは、営業オーケストレーションを表示して任意のオブジェクトに関連付け、オーケストレーションの様々なステージおよびステップにオブジェクトを移動できます。 |
エンタープライズ・スケジューラ・ジョブのCRM用アプリケーション・アイデンティティ(FUSION_APPS_CRM_ESS_APPID) | ZCA_RUN_SALES_ORCHESTRATION_SCHEDULER ZCA_VIEW_SALES_ORCHESTRATION |
ESS APPIDロールは、営業オーケストレーションのESSジョブを実行できます。 ESS APPIDロールは、シグナル・エンリッチメントのためにオーケストレーションのREST WSを起動するため、RESTリソースに対するGETアクセス権が必要です。 |
商談に対する製品推奨
営業ユーザーは、商談の作業中に推奨製品を表示できます。製品の推奨は、過去の販売を分析して、頻繁に一緒に購入されている製品を識別する機械学習モデルに基づいて表示されます。営業ユーザーには、購入される可能性が高い推奨製品や推奨サービスを把握できるというメリットがあります。機械学習で生成される推奨に基づいて、アップセルやクロスセルの製品を薦めることができます。
営業ユーザーには、購入される可能性が高い推奨製品や推奨サービスを把握できるというメリットがあります。アップセルやクロスセルの製品を薦めることで、商談の収益を増やせます。
有効化のステップ
営業管理者は、販売インテリジェンス機能のセルフサービス・オンボーディング・フローを使用して、この機能を使用可能にできます。
- 「設定および保守」 > 「営業」 > 「営業におけるインテリジェンス」 > 「販売インテリジェンス使用可能」にナビゲートします。
- ガイド付きプロセスに従って、データ充足性を評価してから、「商談に対する製品推奨」の機能を使用可能にしてください。
- 必要なエンド・ユーザーに、製品推奨を表示するのに必要な権限があることを確認します
商談に対する製品推奨にアクセスするには、エンド・ユーザーに次の権限が必要です
- 推奨製品の表示
アクセス要件
販売インテリジェンスの設定にアクセスするには、営業管理者に次の権限が必要です
- 営業のアダプティブ・インテリジェンスの構成
- 販売インテリジェンス機能データ充足性レポートの生成
商談に対する製品推奨にアクセスするには、エンド・ユーザーに次の権限が必要です
- 推奨製品の表示
CXフレームワーク
Redwoodのリスト・ページのデータ・プロバイダとしてのADF RESTのサポート
OOTBオブジェクトの多くは、適応型検索では使用できません。この機能により、データ・プロバイダとしてADF RESTがサポートされるので、そのようなオブジェクトをRedwoodのリスト・ページに表示できます。これは、適応型検索で「使用可能」とマークされていないOOTBまたはカスタム・オブジェクトをRedwood営業に表示するのに役立ちます。
適応型検索に使用可能ではないオブジェクトに対して、Redwood営業のエクスペリエンスを使用できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
サブ・ビューの親コンテキストに基づく処理の構成
サブ・ビューの親コンテキストに基づいて処理を構成します。1M関連オブジェクトに対して削除処理を構成できます。
関連オブジェクトのサブビュー
スマート処理の管理UI
親オブジェクトのコンテキストに基づいて表示できるスマート処理を、管理者が作成できます。
有効化のステップ
アプリケーション・コンポーザを利用してページ・レイアウトおよび属性を表示/調整します。アプリケーション・コンポーザの使用によるアプリケーションの拡張の詳細は、Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
1. 親コンテキストを設定したスマート処理を作成します
2. 1:M関連オブジェクトのCXサブビューに次のパラメータを使用します
<oj-vb-fragment-param name="enableActions" value='[[{"enabled": "true", "enableContext": "true"}]]'></oj-vb-fragment-param>
取引先コミュニティ・アーキテクチャ
新しいロールアップ・メトリック
営業マネージャおよび営業担当の顧客アカウント折りたたみページをエンリッチできる新しいロールアップ・メトリック。このリリースで使用可能なロールアップを次に示します:
- 現在の四半期のオープン商談売上合計
- 次の四半期のオープン商談売上合計
- 今四半期の受注済商談売上合計
- 次回商談クローズ日
- 最終商談クローズ日
- アクティブ・サブスクリプションからのARR
- 現在の四半期に失効するサブスクリプション製品合計
- 次の四半期に失効するサブスクリプション製品合計
- 適格ホット・リード
- 適格リード
- 最終リード作成日
- オープン・リードの潜在的売上
- 先週中にクローズしたサービス・リクエスト
- 意思決定者担当者
これらの新しいロールアップ・メトリックを顧客アカウントの折りたたみページで使用すれば、営業マネージャと担当者の両方に実用的なインサイトを提供して、戦略的な意思決定を促し、営業実績を改善して、顧客関係管理を強化できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
オブジェクトに関連付けられたノート数を計算するためのロールアップ
ノートのロールアップにより、ロールアップ・ユーザー・インタフェースを拡張できます。この追加機能により、オブジェクトに関連付けられた公開ノートの合計数を、ユーザーが追跡できるようになりました。
この新しいロールアップを導入すると、次の利点があります:
- ロールアップを使用すると、オブジェクトに関連付けられている公開ノートの数をすばやく簡単に確認できます。この情報は、営業マネージャがディールの進行状況を追跡し、さらに注意が必要な商談を識別するのに役立ちます。
- ロールアップ・フィールドをダッシュボードで使用して、オープン・ノートの数を長期間追跡することもできます。この情報を使用してトレンドを識別し、営業プロセスを改善できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この機能では、公開ノートの数のみに対象を絞っています。非公開ノートの数は、計算または結果に含まれません。
主なリソース
ロールアップを設定するステップ: https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/sales/fadsi/setup-summary-for-rollups.html#s20079698
アクセス要件
営業管理者
顧客センター
アカウント階層サブビューの顧客対応要約のアカウントのエンゲージメント・レベル
より注意が必要なアカウントを識別するために、「エンゲージメント・レベル」列が「アカウント階層」サブビュー内の「顧客対応要約」サブタブに追加されました。
アカウントが「少」または「中程度のエンゲージメント」であることに販売者が気付いた場合は、アカウントとのエンゲージメントを高める必要があるというアラートと見なすことができます。これは、アカウントが休眠状態にある、販売者がアカウントに集中する時間がないなど、多くの要因が原因である可能性があります。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
「エンゲージメント・レベル」列の値を取得するには、「営業インサイト・ファクトの生成」ESSバッチ・ジョブを実行する必要があります。折りたたみページのアカウントのヘッダーの「エンゲージメント・レベル」フィールドを有効にすることもできます
「ロールアップ」フィールドにドリルダウンして、ロールアップ計算で使用されているコンポーネントおよび値を調査する機能
顧客データを毎日作成して表示することにより、販売者の知識が増して自信を持つことができます。新しい集計フレームワークにより、要約された情報を迅速に検査し、優先順位とアクティビティを調整できます。次に、要約にドリルしてその構成を把握することにより、関心がある具体的な点を見つけることができます。この重要な知識ギャップもこの機能で埋めることができます。営業ユーザーがこれらのフォーカスされた新しいビューを使用して、より的を絞った意思決定をすれば、より効果的にリターンを得ることができます。
ロールアップを使用した要約データにより、販売者のCRMエクスペリエンスに新しい機能が実現されました。集計を表示できるようになったため、顧客またはプロセスのステータスに対する戦略的インサイトが得られます。また、ユーザーの時間を大幅に節約できます。通常、営業ユーザーは、ロールアップ値を取得するために、様々なソースのデータにアクセスしてエクスポートし、まとめてスプレッドシートに入れる必要があります。ロールアップが提示されると、販売者は次にロールアップ値のレンダリングに使用されたデータを表示、検査または調査する必要があると考えます。ロールアップにドリルダウンすると、関連する実用的なデータをユーザーが表示できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
Sales Automation基盤共通
リードおよび商談
商談折りたたみビューからの製品の迅速な追加
製品の迅速な追加
簡単なユース・ケースの場合は、カタログの参照処理にナビゲートせずに、商談折りたたみビューからユーザーが迅速に製品を追加できます。
簡単なユース・ケースで、追加する製品をユーザーが正確に知っている場合は、ユーザーが折りたたみビューから製品を迅速に追加できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
「カタログの参照」処理では、ユーザーがすでに使い慣れている全製品カタログが表示されます。「製品の追加」処理が、簡単なユース・ケース用に合理化されました。