本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
| 日付 | モジュール | 機能 | ノート |
|---|---|---|---|
| 2022年12月9日 | 二重単位 | バック・トゥ・バック・フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行 | 文書の更新。オプトイン失効の削除。 |
| 2022年12月9日 | 二重単位 | 直接出荷フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行 | 文書の更新。オプトイン失効の削除。 |
| 2022年12月2日 | 二重単位 | 外部アプリケーションからセカンダリ単位で価格設定された品目の要求 | 文書の更新。オプトイン失効の削除。 |
| 2022年12月2日 | 二重単位 | セカンダリ単位で価格設定された品目の購入 | 文書の更新。オプトイン失効の削除。 |
| 2021年11月18日 | 二重単位 | セカンダリ単位で価格設定された品目の購入 | 文書の更新。オプト・イン失効の改訂。 |
| 2021年9月21日 | 購買: 外部購買価格 | 品目番号および製造業者部品を使用した外部購買価格の検索 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2021年9月17日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。構成済ジョブ・ロールを事前定義済ジョブ・ロールと比較し、セキュリティ・アーティファクトを構成済ジョブ・ロールに追加する方法の詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle SCM Cloud: SCMの保護ガイドのセキュリティ・コンソールおよびロールとロール割当の章を参照してください。
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングに新機能をオプト・インする方法の詳細および詳細な手順は、「オファリング構成」を参照してください。
オプト・イン失効
オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
| エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーによる使用の前に顧客はアクションが必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
企業間(B2B)メッセージングは協力関係における重要な要素であり、これにより取引先間で交換できる情報の質や数、頻度が向上します。ただし、B2Bの規格の違い、取引先の技術的な能力および多様性により、これを確立して保守するためのコストが高く付く場合があります。Oracle Supply Chain Collaboration and Visibility Cloudでは、取引先とのB2B通信を管理するためにOracle Collaboration Messaging Frameworkを利用します。これは、B2Bソリューション・プロバイダまたはオンプレミスのB2Bアプリケーションを介して、あるいは取引先に直接標準ベースのB2Bメッセージをマップおよびルーティングする次世代のB2Bメッセージング・プラットフォームです。Oracle Collaboration Messaging Frameworkは、すべてのOracle Cloud Applications環境に追加費用なしで含まれている共通インフラストラクチャ・コンポーネントです。また、Oracle Cloud Applicationsとの緊密な統合により、Oracle Supply Chain Collaboration Cloud顧客が複数の取引先接続を簡単に設定および管理できるようになります。
サービス・プロバイダを使用しているかどうかに応じて、「B2B取引先の管理」または「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」タスクのいずれかを使用して、セキュア・ファイル転送プロトコル(SFTP)の新しい配信方法を追加します。
「配信方法」タブのレイアウトが更新され、画面の左側には配信方法がリストされ、右側に表示される各配信方法の詳細には、選択した配信方法に関連するフィールドのみが表示されます。
「配信方法」タブで、取引先またはサービス・プロバイダを選択して「編集」を選択し、配信方法の名前で行を追加し、「SFTP」の配信方法タイプを選択します。画面の右側で、SFTPホスト、SFTPポート、ディレクトリへのアクセスに必要なユーザー名とパスワード、ファイル名、リモート・ディレクトリなどの詳細を入力します。
SFTPを介して配信されるメッセージは、リストされているリモート・ディレクトリに配信され、ファイル名は、メッセージGUIDおよび日時スタンプを付加した配信方法のファイル名(つまり、filename_<MessageGUID>_<dateTimeStamp>)を使用して生成されます。

「配信方法」タブ
B2Bメッセージを送信するためのセキュアなプロトコルが追加されています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: B2Bメッセージングの構成と管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
すべてのタスクの文書選択では、コード化された名前ではなくわかりやすい記述的な値が使用されるようになりました。たとえば、コード化された名前「PROCESS_PO_OUT」のかわりに「購買オーダー - アウトバウンド」が使用されます。これは、次のような文書を選択するすべてのタスクで表示されます。
- コラボレーション・メッセージング履歴の管理
- 顧客コラボレーション構成の編集
- サプライヤB2B構成の編集
- 顧客アカウント・コラボレーション構成の編集
- 外部メッセージ定義の管理
- コラボレーション・メッセージ定義の管理

「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」での文書選択
組織のB2B設定を構成する際に、文書を簡単に認識できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: B2Bメッセージングの構成と管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
クイック処理を使用した調達アプリケーション・ページへのアクセス
この更新で、Oracle Procurement Cloudには、メニュー構造を使用しないでホーム・ページから特定のアプリケーション・ページに直接、簡単に移動できる新しいクイック処理が導入されました。シングルクリックでホーム・ページからタスクを開始できます。
ホーム・ページの各タブ・グループには、機能セキュリティ権限に基づいたクイック処理の初期セットが表示されます。使用可能な処理は、割り当てられているジョブ・ロールによって制御されます。「詳細表示」をクリックすると、そのタブ・グループで使用可能なすべてのクイック処理が表示されます。

「調達」タブ・グループのホーム・ページのクイック処理
ホーム・ページにニュース・フィード・レイアウトを含むテーマが環境にある場合は、クイック・アクションが自動的に使用可能です。詳細は、「ヒントと考慮事項」の項を参照してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- クイック・アクションを表示するには、更新20C時点のデフォルトのテーマであるRedwoodテーマなど、ホーム・ページにニュース・フィード・レイアウトを含むテーマが環境に存在する必要があります。ただし、管理者が構成したテーマを作成して環境に適用した場合、Redwoodテーマは構成したテーマを上書きしません。管理者は、「外観」作業領域の「テーマ」ページを使用して環境テーマを管理できます。
- 事前定義済の「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールまたは同様の構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「クイック処理」リンクの選択した構成を実行できます。 詳細および手順については、Oracle Help Centerの「クイック処理の構成」を参照してください。
この更新のOracle Procurement Cloudでは、外部システムとの統合を有効化および簡略化するために、新規のREST APIと変更されたREST APIが提供されます。
この更新で導入された新規のREST APIは次のとおりです。
-
購買依頼処理要求
次のREST APIが拡張されました。
- 購買依頼
- GET、POSTおよびPATCHで、新しい属性DisableAutosourceFlagが行レベルでサポートされるようになりました。この属性をTrueに設定すると、CalculateTaxAndAccountingおよびSubmitの2つのカスタム操作時に発生する購買依頼明細の自動ソーシングを明示的に無効にできます。
- サプライヤ・ネゴシエーション
- DELETEが、ネゴシエーション明細、価格分岐、価格階層、属性グループ、明細属性および属性応答値でサポートされています。
- renumberLinesカスタム処理を使用して、ネゴシエーション明細を削除する際に作成されるネゴシエーション明細番号のギャップを埋めます。
- GET、POSTおよびPATCHが全体のランキング方法でサポートされているため、下書きネゴシエーションで複合スコアリングを有効にできます。
- GETが、セクションの加重を有効にする属性でサポートされています。
- GETおよびPATCHが、要件セクションのセクションの加重でサポートされています。
- GETが、セクションおよび要件の価格設定インジケータでサポートされています。全体のランキング方法を複合スコアリングに設定すると、価格設定セクションおよび要件がネゴシエーションに自動的に追加されます。
- PATCHが、価格設定要件の要件、要件テキスト、ヒント、最大スコアおよびノックアウト・スコアでサポートされています。
これらの変更されたRESTサービスを使用して統合を簡略化し、他のアプリケーションや外部システムとの標準ベースの相互運用性をサポートできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- Oracle Procurement Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- Oracle Help Centerで入手可能なOracle Procurement Cloud REST APIドキュメントの「ジョブ・ロールおよび権限」の項を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションを設定して、プライマリ単位およびセカンダリ単位の追跡を有効にした品目をオーダー、価格設定、受入、ピッキング、梱包および出荷できるようにします。価格設定、請求および原価計算に使用する単位とは異なる単位で、品目をオーダー、転送、外注または購入する必要がある場合があります。
たとえば、肉を在庫に保有して販売する際はケース単位で、価格設定はポンド単位にする場合があります。ポンドでの合計重量はケースごとに異なるため、肉の各ケースの価格は異なり、バイヤーに各ケースの見積価格を提示する必要があります。
この要件を満たすために、二重単位ソリューションを使用できます。これは、Oracle Cloudアプリケーション全体で機能し、次のことを支援するエンドツーエンドの統合ソリューションです。
- オーダー-入金プロセスおよび調達-支払プロセス全体で、品目をプライマリ単位とセカンダリ単位で同時に追跡します。
- 販売、転送または購入する品目の実際の重量を取得して、品目を正確に価格設定、請求および原価計算できます。
- 販売時または購入時に価格見積を提供し、出荷または受領した正確な重量に応じて価値を最大化します。
この更新で使用可能な二重単位ソリューションに対するOracle Procurement Cloudの機能拡張を次に示します。
- 外部アプリケーションからセカンダリ単位で価格設定された品目の要求
- セカンダリ単位で価格設定された品目の購入
- バック・トゥ・バック・フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行
- 直接出荷フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行
- 異なる単位でオーダーおよび価格設定されている品目に対する請求書の作成
外部アプリケーションからセカンダリ単位で価格設定された品目の要求
二重単位の品目の場合は、購買依頼インポートを使用して、梱包および出荷に使用するのと同じ単位で外部管理の購買依頼を作成します。購買要求Webサービスまたはファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して購買依頼を作成する場合は、二重単位管理品目の2つの単位で数量を入力する必要はありません。オーダー単位数量またはセカンダリ単位数量のいずれかを指定できます。トランザクションは、単位換算ルールに基づいて両方の単位で自動的に追跡されます。
二重単位を使用して、次のことができます。
- オーダー単位とセカンダリ単位の2つの単位で購買依頼明細を作成します。
- 包括購買契約を使用してセカンダリ単位で出荷された実際の数量に基づいて、購買要求に適切な価格を請求します。
- 品目のセカンダリ単位で受け入れた実際のユニット数に基づいて、購買オーダー明細の請求書を処理します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
-
オプト・インUIを使用して、セカンダリ単位機能で価格設定されている購買品目を有効にします。
- 機能をオプト・インし、オーダー単位で、または包括購買契約を使用してセカンダリ単位で、二重単位を使用する品目の購買依頼明細を価格設定します。
- 選択肢は、購買依頼明細に対する包括契約の有無によって異なります。
- 包括購買契約があり、契約明細が品目のセカンダリ単位で価格設定される場合。契約明細価格は品目のプライマリ単位に変換され、次に購買依頼明細の単価として保存されます。 この場合、価格上書きが有効になっているとしても、包括購買契約明細の価格は上書きできません。
- 包括購買契約があり、契約明細が品目のセカンダリ単位で価格設定されない場合。契約明細価格は、購買依頼明細単価として保存されます。契約で価格上書きが有効になっている場合は、購買依頼明細の契約価格を上書きできます。
- 包括購買契約がない場合。オーダー単位の単価を指定するか、品目の定価を品目のプライマリ単位での価格として使用できます。
- 購買依頼を作成するときは、オーダー数量またはセカンダリ数量のいずれかを指定できます。両方を指定すると、セカンダリ単位数量は単位変換ルールに従って計算されます。品目の偏差係数はこの機能には適用されません。
ノート: 配分レベルで指定した数量は、明細レベルでセカンダリ数量のみを指定した場合でもオーダー単位に基づきます。セカンダリ数量を指定して複数の配分を作成する場合は、必要に応じて配分割当にパーセント属性を使用できます。
- この機能は、FBDIまたは購買要求Webサービスのいずれかを使用して作成された外部管理の購買依頼にのみ使用できます。
- この機能を購買依頼RESTリソースまたはUIとともに使用して、二重単位を使用する品目の購買依頼を作成することはできません。
- この機能を使用して、二重単位で指定されたベース・モデルまたは構成コンポーネントを使用して購買依頼を作成することはできません。
主なリソース
- 包括購買契約を使用してセカンダリ単位での品目の価格を設定する方法の詳細は、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能を参照してください。この機能は、Oracle Procurement Cloudの新機能更新21Dで使用できます。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を使用できます。
- 調達統合スペシャリスト(ORA_PO_PROCUREMENT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 独自に構成したジョブ・ロールを保守している場合: この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
梱包と出荷に使用する単位と同じ単位で二重単位品目をオーダーし、その品目をセカンダリ単位で価格設定します。
- オーダー明細の新規属性であるセカンダリ単位を価格設定単位として指定することで、品目をセカンダリ単位で価格設定します。
- 価格設定単位で価格を手動で入力します。あるいは、品目がセカンダリ単位で価格設定され、オーダー明細の価格設定単位が品目のセカンダリ単位になる包括購買契約明細を使用します。
- 品目のセカンダリ単位で受け入れる実際の数量に従って、購買オーダー明細の請求書を処理します。
たとえば、品目のプライマリ単位であるケースで品目をオーダーし、品目のセカンダリ単位であるポンドで価格を設定します。
基本契約を使用する場合は、品目のセカンダリ単位で契約明細の価格を設定できます。

セカンダリ単位で価格設定されている包括購買契約明細
購買オーダーの新規明細は、契約明細単位であるポンドで価格設定単位が取得され、品目のプライマリ単位であるケースで単位が取得されます。

プライマリ単位でオーダーされ、セカンダリ単位で価格設定されている購買オーダー明細
受入の単位は、購買オーダー明細の品目を出荷するために使用する単位であるケースでデフォルト値が取得されます。

オーダー明細の単位での受入
セカンダリ単位で品目を原価計算する場合、トランザクションではセカンダリ受入数量に従って受入検査勘定が貸方に記入され、価格設定ではセカンダリ単位に従って原価が計算されます。

セカンダリ単位で原価計算された品目の原価計算済トランザクション
「請求書明細の照合」ダイアログには、単位が、品目のセカンダリ単位で表示されます。

品目のセカンダリ単位での請求書
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
ノート:
この機能を有効にすると、後で無効にできなくなります。
この機能を有効にすると、品目をセカンダリ単位で価格設定できますが、セカンダリ単位で品目をオーダーできなくなります。オーダー明細の価格設定単位はセカンダリ単位にできますが、オーダー明細の単位はセカンダリ単位にできません。
この機能をオプト・インしてから、購買オーダー明細の単位または品目のセカンダリ単位を使用して、新規オーダー明細の価格を設定します。
Purchasingでは、既存の購買オーダーの明細は更新されずに、オーダー明細の単位に従って引き続き価格設定されます。
選択肢は、包括購買契約の有無によって異なります。
- 包括購買契約がない場合。製品情報管理の価格設定属性に従って、明細の価格設定単位値をデフォルト設定します。この値をオーダー明細の単位または品目のセカンダリ単位に手動で変更することもできます。
- 包括購買契約がある場合。オーダー明細の単位または価格設定単位は変更できません。
契約明細の単位が品目のセカンダリ単位である場合、オーダー明細の単位は品目のプライマリ単位となり、オーダー明細の価格設定単位は品目のセカンダリ単位になります。
たとえば、品目のプライマリ単位がケースで、セカンダリ単位がポンドであり、基本契約明細の単位がポンドの場合、オーダー明細の単位はケースであり、オーダー明細の価格設定単位はポンドです。
重要な考慮事項
-
この機能は、有効化した後は無効化できません。
-
「製品情報管理」作業領域を使用して、品目のプライマリ単位とセカンダリ単位を設定します。
-
品目はセカンダリ単位で価格設定できますが、オーダーできません。オーダー明細の価格設定単位はセカンダリ単位にできますが、オーダー明細の単位はセカンダリ単位にできません。
- この機能では、オーダー数量からセカンダリ数量が自動的に計算されます。製品情報管理でのデフォルト管理属性の設定に関係なく、セカンダリ数量は変更できません。
-
この機能は、REST API、購買オーダーWebサービスまたはファイルベース・データ・インポートでは使用できません。
- セカンダリ単位で購買オーダー明細の価格を設定する場合、受入との照合は使用できません。
- 受入消込ではオーダー単位が使用されます。
- 請求消込では価格設定単位が使用されます。
- 請求数量が購買オーダー・スケジュールの受入数量より大きい場合、およびスケジュールをセカンダリ単位で価格設定する場合、スケジュールの数量を取消または削減することはできません。
- オーダー明細をセカンダリ単位で価格設定する場合、委託にはオーダー明細を使用できません。
- 構成モデルまたは子コンポーネントで二重単位が使用されている場合、構成品目の購買依頼は作成できません。
- ページ・コンポーザを使用して、「オーダーの管理」ページの「スケジュール」タブの検索結果にセカンダリ単位属性およびセカンダリ数量属性を表示できます。
- 事前出荷通知(ASN)を作成する場合、事前出荷請求通知(ASBN)を作成する場合、およびインバウンド出荷を管理する場合は、セカンダリ数量とセカンダリ単位を含めることができます。
- 受入済セカンダリ数量が棚入セカンダリ数量と異なる場合は、原価会計と受入会計の受入検査勘定が不均衡になることがわかります。
- 品目を返品し、返品のセカンダリ数量が受入済セカンダリ数量を超える場合は、原価会計と受入会計の間で受入検査勘定の不均衡が発生します。
レポートおよびサプライヤ通信
- 価格設定単位は、サプライヤ通信に使用される購買オーダー・データ・モデルで使用できます。購買オーダーPDFで価格設定単位を表示するには、フィールドを購買オーダーPDFレポート・テンプレートに追加します。
- Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)レポートに価格設定単位を含めることはできません。セカンダリ単位で価格設定されている購買オーダー明細を含むレポートがある場合は、単位列と数量列にセカンダリ単位とセカンダリ数量が表示されます。このような購買オーダー明細を除外するには、レポートの変更が必要になる場合があります。このようなオーダー明細についてレポートする場合は、Oracle Business Intelligence Publisherを使用してレポートを作成することを検討してください。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 調達構成の管理(PO_MANAGE_PROCUREMENT_CONFIGURATION_PRIV)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、購買でこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、購買でこの機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
バック・トゥ・バック・フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行
Oracle Order Management Cloudで複数の単位を使用して品目を履行する場合は、バック・トゥ・バック・オーダーを他のオーダー・フローに含めます。
- 品目のプライマリ単位またはプライマリ単位区分にある別の単位で販売オーダーを作成し、標準換算または品目換算を使用してセカンダリ単位の数量を自動的に計算します。
- オーダー明細をプライマリ単位またはセカンダリ単位で価格設定します。
- 自動フローを使用してオーダー明細を更新し、出荷した数量またはセカンダリ数量に従って請求します。
- この機能を使用すると、二重単位を使用してバック・トゥ・バック・フローで需要を履行するときに、購買オーダー、転送オーダーまたは作業オーダーを作成するのに役立ちます。
二重単位を使用すると、セカンダリ単位で品目を価格設定し、その品目をプライマリ単位とセカンダリ単位で追跡できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「二重単位での販売オーダーおよび転送オーダーの作成と履行」という機能をオプト・インする必要があります。
次の追加のヒントに留意してください。
- 「二重単位での販売オーダーおよび転送オーダーの作成と履行」機能が有効になっていることを確認してください。
- 「表示」メニューを使用して、ランタイム環境のセカンダリ単位およびセカンダリ数量を表示します。
ロールおよび権限
- サプライ・チェーン業務マネージャ
Order Management Cloudの実装を設定して、サプライヤが各販売オーダーを顧客に直接出荷し、オーダー明細に対して出荷したプライマリ数量またはセカンダリ数量に従って請求できるようにします。
オーダー管理での二重単位の使用方法(動作方法、使用メリット、設定方法など)の詳細は、「二重単位での販売オーダーの作成と履行」を参照してください。
包括購買契約に対する調達のオプションの設定
オプションとして、包括購買契約(BPA)を作成して、二重単位を使用する品目をセカンダリ単位の事前定義価格でサプライヤから調達できます。

包括購買契約
セカンダリ単位に従って品目を価格設定する包括購買契約の設定方法の詳細は、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」を参照してください。
この契約を使用して、セカンダリ単位に基づいた価格設定のある購買オーダーの例を次に示します。

購買オーダー
履行システムが出荷した実際の数量をセカンダリ単位で取得できます。オーダー管理では、オーダー明細の金額が自動的に調整されます。たとえば、品目を直接出荷する場合は、サプライヤからの事前出荷通知(ASN)を使用して、サプライヤがセカンダリ単位で出荷した数量を判断し、オーダー明細の金額を自動的に調整できます。

事前出荷通知
原価管理では、サプライヤ経過勘定の直接出荷受入を作成する際、価格設定単位の購買オーダー価格が使用されます。これには税金が含まれています。

原価会計配分
品目の原価プロファイルを設定するときに単位オプションを設定できます。直接出荷受入の原価計算および取引販売の出庫を、セカンダリ単位の数量またはプライマリ単位の数量で指定できます。

セカンダリ単位を使用した原価台帳

プライマリ単位を使用した原価台帳
二重単位を使用して、次のことができます。
- 直接出荷フローで顧客に請求する価格の精度を向上させます。
- 実際に出荷した数量に従ってセカンダリ単位で請求します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
ヒントと考慮事項
直接出荷で二重単位を使用するには:
- 「オファリング」作業領域で、「オーダー管理」オファリングを選択します。
- 「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: オーダー管理ページで、「オーダー管理」行の「機能」列にある「編集」アイコンをクリックします。
- 「二重単位での販売オーダーおよび転送オーダーの作成と履行」機能の「使用可能」チェック・ボックスをクリックし、その機能行を展開します。
- 「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能の「使用可能」チェック・ボックスをクリックします。
- 「完了」をクリックします。
次の追加のヒントに留意してください。
サプライ・チェーン・オーケストレーション
二重単位を使用する品目を直接出荷する場合は、所有権の移動を開始するイベントとして事前出荷通知のみを使用する必要があります。
原価管理
-
すでに存在する品目の原価の単位は更新できません。
-
セカンダリ単位とプライマリ単位で原価を保守および追跡する必要がある場合は、別の原価台帳を追加します。一方の台帳を使用して、品目のプライマリ単位で原価および売上総利益を計算および追跡します。もう一方の台帳を使用して、品目のセカンダリ単位で原価および売上総利益を計算および追跡します。
主なリソース
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー入力スペシャリスト(ORA_FOM_ORDER_ENTRY_SPECIALIST_JOB)
- オーダー・マネージャ(ORA_DOO_ORDER_MANAGER_JOB)
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
異なる単位でオーダーおよび価格設定されている品目に対する請求書の作成
飲食業界などの特定の業界の顧客は、品目ごとにサイズが自然に異なる品目(チーズのブロック、肉のブロックなど)を購入することがよくあります。そのような品目は、配送された実際の重量に基づいて請求されるのが一般的です。
二重単位(UOM)の品目の購買オーダー照合済請求書を作成します。二重単位の品目は、梱包および出荷に使用される単位でオーダーできます。これらは、品目のセカンダリ単位で受け入れた品目の実際の重量に基づいて請求されます。セカンダリ単位を価格設定単位として選択できます。これは、オーダー明細で使用できる新しい属性です。品目は、品目のセカンダリ単位で受け入れた実際の数量に従って請求されます。
たとえば、バイヤーは、品目のプライマリ単位であるケースでチキンをオーダーし、品目のセカンダリ単位であるポンドで価格を設定します。
- 各ケースの重量は平均で約80ポンドです。
- 同意した価格は1ポンド当たり1.25ドルです。
- サプライヤは、82ポンドの重さがあるチキンのケースを配送します。
- 請求書は、セカンダリ単位で配送された品目の実際の重量(82ポンド)に基づきます。

プライマリ単位でオーダーされ、セカンダリ単位で価格設定されている購買オーダー明細

セカンダリ単位で作成された請求書
この機能を使用して、梱包および出荷に使用される単位でオーダーしながら、配送された正確な重量に基づいて品目を正しく価格設定して請求できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 購買オーダーの価格設定に使用されるのと同じ単位で、二重単位の品目の請求書を作成する必要があります。
- これらの品目の性質により、請求数量はオーダーの予想数量とは異なる場合があります。変動を許可するようにオーダー数量に対して適切な許容範囲を構成します。超過請求を回避するために、受入数量に対して、より厳密な許容範囲を持つ3方向照合レベルを使用します。
主なリソース
- 二重単位の品目の購買オーダーの作成の詳細は、調達機能「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」を参照してください。
サプライヤのタイプに基づいて承認のために購買文書をルーティングします。サプライヤ・タイプ属性に基づいて、購買オーダーおよび購買契約の承認ルールを構成できるようになりました。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

サプライヤ・タイプ属性を使用した承認ルール
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロールおよび権限
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
- この機能を設定するには、次のものが必要です。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を設定できます。
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 承認タスクの管理(POR_MANAGE_APPROVAL_TASK_PRIV)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を設定できます。
- この機能を使用するには、次のものが必要です。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの表示(PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV_OBI)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
外部購買価格のファイルベース・データ・インポート機能を使用して、大量の外部購買価格を作成します。
一方、外部購買価格ソリューションの実装では、Oracle Procurement Cloudにインポートする必要のある外部購買価格が大量に存在する場合があります。外部購買価格ファイルベース・データ・インポート(FBDI)スプレッドシート・テンプレートをダウンロードし、これを使用して外部購買価格をアップロードできるようになりました。

外部購買価格FBDIヘッダー・シート
このスプレッドシートには、ヘッダー用のワークシートと明細用のワークシートがあります。ヘッダーおよび明細のワークシートには、一意のヘッダー・キーおよびソース参照識別子を指定する必要があります。これらの2つの識別子は、ヘッダー・レコードを明細レコードにリンクします。ヘッダー・キーは、FBDIファイルのヘッダー・レコードに対して一意にする必要があります。ソース参照識別子は、Oracle Procurement Cloudの外部購買価格のすべてのヘッダー・レコードで一意にする必要があります。
スプレッドシートでデータが更新された後、Generate CSV Fileボタンを使用して.csvおよび.zipファイルを生成できます。

外部購買価格FBDI概要シート
次に示すように、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスを実行し、.zipファイルからインタフェース表に外部購買価格データをインポートします。

「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセス
インタフェース表にデータが正常にアップロードされた後、「外部購買価格のインポート」プロセスを実行して、インタフェース表からデータをインポートする必要があります。

「外部購買価格のインポート」スケジュール済プロセス
FBDIを介してインポートされた外部購買価格は承認を必要とせず、承認済ステータスでインポートされます。
以前の更新で導入された「外部購買価格要求」REST APIは、統合によって外部システムから受信された日常的な更新を実行できます。ただし、REST APIは、実装中に変換する必要のある大量の初期データをインポートするという重い負荷を効率的に処理できないことがあります。FBDI機能を使用すると、大量のデータを一度にインポートできるため、それによって時間が大幅に節約され、データを複数の部分に分割してREST APIを使用してデータを1つずつインポートする煩雑なプロセスを回避できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
外部購買価格を作成できる唯一の手段は、FBDIを使用することです。FBDIを使用して既存の外部購買価格を更新または取り消すことはできません。既存の外部購買価格を更新または取り消すには、「外部購買価格要求」REST APIを使用します。
主なリソース
Oracle Procurement Cloudのファイルベースのデータ・インポート(FBDI)ドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 購買価格設定マネージャ(ORA_SCH_PURCHASE_PRICING_MANAGER_JOB)ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 次の権限および職務ロールが含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
-
- 外部購買価格のインポート(SCH_IMPORT_EXTERNAL_PURCHASE_PRICES_PRIV)
- FSCMインタフェースのロード管理職務(ORA_FUN_FSCM_LOAD_INTERFACE_ADMIN_DUTY)
承認ワークフローを使用して、外部購買価格および変更オーダーを承認または否認します。アプリケーション管理者は、外部購買価格承認ワークフローを使用して、外部購買価格属性に基づいて適切な承認ルールを構成して承認者に通知できます。
外部購買価格および変更オーダーは、インポート時に承認を介して自動的にルーティングされ、承認ルールに基づいて選択された承認者に通知されます。外部購買価格または変更オーダーは、承認されるまで「承認待ち」ステータスになります。承認されると「承認済」ステータスになります。

変更オーダーの通知
承認待ちステータスの外部購買価格または変更オーダーは更新できません。いずれかの承認者によって拒否されると、外部購買価格または変更オーダーは「否認済」ステータスになります。BPM Admin Roleを持つユーザーは、承認ワークフローから外部購買価格または変更オーダーを取り下げることができます。取り下げると、外部購買価格または変更オーダーは「取下済」ステータスになります。購買価格マネージャは、外部購買価格または変更オーダーを「否認済」または「取下済」ステータスで取消できます。否認または取下げの事由である1つ以上の明細を選択して取り消し、承認のために外部購買価格または変更オーダーを再送信することもできます。「否認済」または「取下済」ステータスの外部購買価格は、「外部購買価格」作業領域に例外として表示されます。
エラーのために承認ワークフローを介してルーティングできない外部購買価格は、「承認エラー」ステータスで表示されます。これらのレコードは、「外部購買価格」作業領域にも例外として表示されます。エラーの場合、ユーザーは承認ルールの構成を検証し、エラーを修正し、承認のために外部購買価格または変更オーダーを再送信する必要があります。

承認エラーになっている外部購買価格
外部購買価格に使用可能な承認ワークフローでは、新しい外部購買価格およびその変更に対して柔軟なルールベースの承認プロセスがあります。承認を複数の個人にルーティングし、単一、パラレル、シリアルなどの様々なルート・タイプを介して承認をルーティングすることを決定できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達 オプションではなくなった開始バージョン: 更新22B
- 「オファリング」作業領域で、「外部購買価格の承認の管理」機能を有効にします。
- オファリング: 調達
- 機能領域: 外部購買価格

「外部購買価格の承認の管理」のオプトイン
- 「設定および保守」作業領域で、「調達用タスク構成の管理」タスクに移動します。
- オファリング: 調達
- 機能領域: 承認管理
- 「BPMワークリスト」ページの「タスク構成」タブで、ExternalPurchasePriceApprovalTaskを検索します。

外部購買価格承認タスク参加者
- 外部購買価格承認タスクは、次の4つの参加者タイプを含む単一のステージで構成されます。
- 外部購買価格単一承認者
- 外部購買価格パラレル承認者
- 外部購買価格シリアル承認者
- 外部購買価格ルーティング参加者(FYI)

参加者の承認ルールの定義
- 必要な参加者タイプを有効にして、承認ルールを定義します。ルールを定義するために、次のヘッダーおよび明細の属性を使用できます。
- ヘッダー属性(EppChangeOrderHeaderHTPayload)
- 購買依頼発行ビジネス・ユニット識別子
- 外部購買価格番号
- ソース契約参照
- ソース契約タイプ(ORA_SCH_EPP_LOCAL、ORA_SCH_EPP_REGIONAL、ORA_SCH_EPP_GPO)
- 製造業者名
- サプライヤ識別子
- サプライヤ・サイト識別子
- 通貨
- 文書タイプ(EXTERNAL PURCHASE PRICE、CHANGE ORDER)
- 変更オーダー・タイプ(CHANGE、CANCEL)
- 明細属性(EppChangeOrderLineHTPayload)
- 製造業者部品番号
- ベンダー部品番号
- 品目番号
- 購買カテゴリ識別子
- 最終価格
- 価格差分値
- 価格差分率
ヒントと考慮事項
「外部購買価格の承認の管理」機能が有効になっている場合、「外部購買価格」作業領域には、「承認待ち」ステータスになっている期間が12時間を超える外部購買価格および変更オーダーのみが例外として表示されます。この遅延時間を設定できます。
- 「設定および保守」作業領域で、「外部購買価格参照の管理」タスクを使用します。
- オファリング: 調達
- 機能領域: 外部購買価格
- 「外部購買価格参照の管理」ページで、参照タイプ「外部購買価格オプション」を検索し、希望する遅延時間(時間単位)で参照の内容を更新します。

「外部購買価格オプション」参照
ロールおよび権限
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、外部購買価格承認用の通知へのアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
- 購買価格設定マネージャ(ORA_SCH_PURCHASE_PRICING_MANAGER_JOB)ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的に外部購買価格の通知を表示できます。
- 次のいずれかの権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、外部購買価格の通知を表示できます。
-
- 外部購買価格の管理(SCH_MANAGE_EXTERNAL_PURCHASE_PRICES_PRIV)
- 外部購買価格の承認(SCH_APPROVE_EXTERNAL_PURCHASE_PRICES_PRIV)
- 外部購買価格の表示(SCH_VIEW_EXTERNAL_PURCHASE_PRICES_PRIV)
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、承認ワークフローから外部購買価格を取り下げるためのアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
-
調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)またはサプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的に外部購買価格の承認ルールを構成できます。
-
BPM管理(BPMProcessAdmin)ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的に外部購買価格の承認ワークフローを取下げできます。
品目番号や製造業者部品番号などの明細レベルの属性を使用して、外部購買価格を検索します。
以前の更新では、次のヘッダー属性を使用して外部購買価格を検索できました。
- ステータス
- 外部購買価格番号
- 購買依頼発行ビジネス・ユニット
- ソース・タイプ
- 製造業者
- サプライヤ

外部購買価格の検索
この更新では、変更された検索デザインで、次のヘッダー属性および明細属性を使用して外部購買価格を検索できます。
- ヘッダー
- ソース契約参照
- 明細
- 製造業者部品番号
- 品目番号
明細レベルの属性を使用して外部購買価格を直接検索することで、時間を節約できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 購買価格設定マネージャ(ORA_SCH_PURCHASE_PRICING_MANAGER_JOB)ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
-
- 外部購買価格の管理(SCH_MANAGE_EXTERNAL_PURCHASE_PRICES_PRIV)
この項では、Oracle Purchasing Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。
不完全な変更オーダー・インフォレットでの単一エントリのナビゲーション変更
このインフォレットのカウントが1で、ログインしているバイヤーが変更オーダーの開始者でない場合は、「変更オーダーの表示」ページではなく「オーダーの表示」ページが表示されます。
バグ参照: 32754303
「品目摘要更新の許可」フィールドの変更
更新21Dから、「調達ビジネス機能の構成」ページで「品目摘要更新の許可」フィールドが使用できなくなりました。
バグ参照: 32896203
SOAP Webサービスでの検証
購買オーダーの再採番を防止するために、検証が追加されました。
バグ参照: 32963540
税金属性が異なる場合は購買依頼明細をグループ化しない
税金属性が異なる場合は、購買依頼明細が単一のスケジュールに結合されないようにするために、購買オーダー処理プログラムへの自動購買依頼が更新されました。
バグ参照: 32985725
ネゴシエーションで差し戻された下書きの購買オーダーを削除した場合のメッセージの表示
バイヤーとして、ネゴシエーションから作成された下書きの購買オーダーの削除を試みた場合、購買オーダーを再作成できないことを示す警告メッセージが表示されるようになりました。
バグ参照: 32917028
インテリジェントなOracle Business Network接続によるB2B文書共有の合理化
サプライヤとの電子商取引には、トランザクション・フローを管理するための最も効率的で費用効果の高い手段が用意されています。新しいサプライヤのオンボーディング時に設定が困難で、途切れた手順や手作業のプロセスがある場合は、紙や電子メール・ベースのトランザクションを続行する可能性が高くなります。サプライヤの作成および内部登録時に、Oracle Business Network (OBN)で新規サプライヤと取引先をインテリジェント・マッチングすることで、Procurement Cloudは、B2B対応サプライヤとの文書共有を確立するためのガイドを提供します。
- サプライヤの作成または登録: サプライヤを作成または登録する場合は、自動提示結果から会社を検索して選択します。これはOBNでサプライヤ・ステータスをチェックする際に使用されます。

サプライヤの選択および作成

サプライヤの選択および登録
- サプライヤ・サイトの作成: Procurement CloudとOracle Business Network間のインテリジェントな接続により、サプライヤがOBNで有効になっているかどうかが決まります。有効になっている場合は、購買サイトまたは支払サイトの作成時にB2Bメッセージングを有効にすることをお薦めします。サプライヤにOBNアカウントがあるかどうかに応じて、「OBN使用可能」属性には「はい」または「いいえ」の値があります。会社自動提示検索を使用して登録されたサプライヤにも、同じ動作が適用されます。

サプライヤ・サイトの作成
- サプライヤのOBNアカウント構成: 「OBN使用可能」属性には、OBNでサプライヤが有効になっている場合に表示されるコンテキスト処理があります。 コンテキスト処理をクリックすると、OBNに構成されているサプライヤのサポート対象文書が表示されます。これは、サイトのB2Bメッセージングを有効にする際に役立ちます。

サプライヤのOBN構成
- 自動B2Bメッセージング設定: B2Bメッセージを有効にすると、サプライヤがOBN対応の場合、文書はサプライヤのOBN設定から自動的に移入されます。 これらの文書を確認して、サプライヤ・サイトに電子的に通信しない文書を無効にできます。OBNが文書を正常に配信するには、サプライヤとバイヤーの両方がOBNの承認済取引先である必要があります。 設定が保存されると、接続を承認するためにOBN取引先要求が、バイヤーのアカウントからサプライヤのOBN管理者に自動的にトリガーされます。

完了したB2Bメッセージング設定
OBNへのシームレスな接続により、サプライヤ・トランザクション・コストを削減し、トランザクション効率を高め、ビジネスの俊敏性を高めるプロセスが容易になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
この機能には、追加の設定構成が必要です。
-
メッセージングに対して調達-支払ビジネス・プロセスを有効にします。調達-支払のサプライヤの設定ドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
- OBNアカウントを設定します(アカウントがない場合)。 事前定義済サービス・プロバイダの構成方法ドキュメントの「Oracle Business Network」の項を参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
Oracle Business NetworkをB2B通信の唯一のサービス・プロバイダとして使用する場合は、この機能を有効にできます。
ヒントと考慮事項
- サプライヤは、購買オーダーを受け取るように構成されたOBNアカウントがある場合、OBNは有効とみなされます。
- B2Bメッセージングでサポートされている文書は、購買オーダー、購買オーダーの変更、購買オーダーの取消、事前出荷通知および請求書です。
- 属性「B2B通信方法」が「B2Bメッセージング使用可能」という名前に変更され、参照値が「なし」から「いいえ」に、「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」が「はい」に変更されました。この変更は、機能のオプト・インに関係なく反映されます。
- 自動B2Bメッセージング設定は、インテリジェント自動提示検索から会社を選択して作成または登録されており、OBNで有効になっているサプライヤに対してのみ可能です。自動提示検索を使用してサプライヤが見つからない場合は、サプライヤ・サイトでB2Bメッセージを手動で設定できます。自動提示検索から選択してサプライヤを作成または登録し、そのサプライヤがOBNで有効になっていない場合は、サプライヤにOBNアカウントの作成を要求できます。 その後、サプライヤがOBNで有効になった場合は、リフレッシュ処理を使用してサイトのB2Bメッセージング設定を完了します。
主なリソース
- OBNプロセス・ガイド(Oracle Business Networkからアクセスできます)。
- OBN取引先ユーザー・ガイド(Oracle Business Networkからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライヤ・マネージャ(ORA_POZ_SUPPLIER_MANAGER_ABSTRACT)
- サプライヤ管理者(ORA_POZ_SUPPLIER_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤの保守(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_PRIV)
- サプライヤ・サイトの管理(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_ADDRESS_PRIV)
- サプライヤ・サイトB2B通信情報の管理(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_SITE_TRADING_PARTNER_INFORMATION_PRIV)
監査コンプライアンスと不正防止は、重要なサプライヤ情報の整合性を維持するために不可欠な最優先事項です。機密性の高いプロファイル・データに対する変更をモニターすることは重要ですが、事後にのみ変更を確認しても、不正を未然に防止し、コンプライアンスを強化することはできません。
組織詳細、所得税データ、銀行口座および住所の更新(作成および編集を含む)に対して、変更管理および承認ルーティングを適用できます。内部ユーザーによるこのサプライヤ・プロファイル情報の更新は、変更を有効にする前に承認が必要となるように構成できます。承認要件は、柔軟性の高い承認ルーティング・ルールを使用して定義されます。変更管理機能を使用すると、重要なサプライヤ情報が正しく取得され、不正がなく、サプライヤ・データ管理プロセスが監査コンプライアンス要件を満たしていることが保証されます。
この機能を既存のサプライヤ・セルフサービス・プロファイル管理およびサプライヤ・プロファイル監査機能とともに使用すると、サプライヤ・プロファイル変更管理ソリューションを引き続き強化できます。
ノート: 次の内部変更管理は以前の更新で使用可能になっています: 銀行口座(更新18A)、組織詳細および所得税(更新20D)。
住所を編集する場合、場所、住所目的、電話、FAX、Eメール、非アクティブ日および付加フレックスフィールドを変更するには、承認が必要です。

サプライヤ住所の編集
更新された住所はプロファイル変更要求に追加され、承認のためにルーティングされます。 承認者は「詳細」をクリックして特定の変更を表示できます。

プロファイル変更要求での住所変更の表示
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
この機能を有効にするには:
- 「オファリング」作業領域で、「調達」オファリングを選択し、オプト・イン機能をクリックします。
- オプト・イン調達ページで、「サプライヤ」機能領域の「機能」アイコンをクリックします。
- 機能の編集ページで、「サプライヤ・プロファイルに対する内部変更の承認」機能の「使用可能」アイコンをクリックします。
- 機能の選択肢「住所」を選択します。「保存してクローズ」をクリックします。
承認ルールを構成するには:
- 「設定および保守」作業領域で、「内部サプライヤ・プロファイル変更承認の管理」タスクを使用して承認ルールを構成します。
- オファリング: 調達
- 機能領域: 承認管理
ヒントと考慮事項
- 変更管理が必要なプロファイル領域を有効にします。有効になっていない、またはサポートされていないプロファイル領域に対する変更は、即時に適用されます。
- 住所を有効にするには、コア住所事業所、住所付加フレックスフィールド、および住所目的情報への変更に対する承認が必要です。サイト、住所担当、トランザクション税、支払属性などのサブタブで保持されるその他の住所詳細は、変更管理されません。 そのため、新しい住所が承認された後、これらの住所詳細を設定する必要があります。 同様に、住所を更新する際、サブタブのこれらの住所詳細に対する変更は即時に適用されます。 住所事業所の変更要求が承認されるまで、この情報は更新しないでください。 住所変更要求が承認された後、税金などの住所詳細に必要な変更を加えます。
- 組織詳細および所得税、または住所が有効になっている場合は、承認待ちの変更内容を修正し、編集処理を実行してサプライヤ・プロファイルを更新できます。これにより、変更要求が承認ワークフローから取り下げられます。承認のために変更を再送信すると、ワークフローが再度開始されます。
- 銀行口座または組織詳細および所得税の内部変更管理を使用しており、住所の追加を計画している場合は、既存の承認ルールを評価します。 変更管理されている新しいプロファイル属性に追加のルーティング・ルールが必要な場合は、承認設定タスクを使用します。
- サプライヤ・プロファイルの変更は、内部ユーザーと外部ユーザーの両方から行うことができます。それぞれのサプライヤについて、一度に存在できる待ち状態のプロファイル変更要求は1つのみです。
- FBDIインポート、SOAP WebサービスまたはREST API (アプリケーション統合ユース・ケースの場合)からのサプライヤ住所の作成および更新では、内部プロファイル変更要求は発生しません。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライヤ管理者(ORA_POZ_SUPPLIER_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
- サプライヤ・マネージャ(ORA_POZ_SUPPLIER_MANAGER_ABSTRACT)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤの保守(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_PRIV)
- サプライヤ住所の保守(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_ADDRESS_PRIV)
この項では、Oracle Supplier Model Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。
承認者は費用承認の承認時にサプライヤ・プロファイルを編集可能
「サプライヤ・プロファイルに対する内部変更の承認」機能がオプト・インされている場合は、サプライヤが費用承認を保留しているときに、現在の承認者がサプライヤ・プロファイルを編集できるようになりました。変更管理が有効になっている承認者が実行した編集は、同じプロファイル変更承認プロセスを通過してからプロファイルに適用されます。
バグ参照: 31662913
サプライヤ・サイトのB2B通信方法の変更
サプライヤ・サイトのB2B通信方法属性の名前が「B2Bメッセージング使用可能」に変更されました。値は、「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」と「なし」から「はい」と「いいえ」にそれぞれ変更されました。既存の参照ORA_POZ_B2B_COMM_METHODは引き続き使用されています。参照内容は更新されましたが、参照コードは同じままです。「はい」と「いいえ」はそれぞれコードCMKとNONEに対応します。
サプライヤRESTサービスのサイト・リソースには、B2B通信方法に関連する2つの属性(B2BCommunicationMethodおよびB2BCommunicationMethodCode)があります。B2BCommunicationMethod属性を使用している場合は、値を「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」と「なし」から「はい」と「いいえ」にそれぞれ変更する必要があります。B2BCommunicationMethodCode属性を使用している場合、コードは同じままであるため、変更は必要ありません。
チーム・スコアリング・スプレッドシートのサプライヤ・コメントの表示 
カテゴリ・マネージャは、ネゴシエーション要件を定義することで、サプライヤに関する追加情報を要求できます。この情報には、会社の歴史や業績、ベスト・プラクティス、環境ポリシー、認定、ライセンスなどがあります。このような情報を把握すると、サプライヤに対する理解が深まり、より多くの情報に基づいた落札結果になります。要件を定義する際は、サプライヤが要件応答にコメントを入力するようにできます。 これらのコメントは、評価およびスコアリングに役立つ追加のインサイトを提供する可能性があります。
スコアリング・スプレッドシートにサプライヤ・コメントを表示できるようになりました。

スコアリング・スプレッドシートのサプライヤ・コメント
スコアリング・チーム・メンバーは、スコアリング・スプレッドシートを使用して応答を評価するときにサプライヤのコメントを考慮して、スコアリング決定をより適切に実施できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
- この機能を使用する場合は、調達オファリングの一部である、チーム・スコアリング・スプレッドシートによるオフラインでの要件のスコア付け機能をオプト・インする必要があります。これにより、チーム・スコアリング・スプレッドシートでのサプライヤ・コメントの表示機能が有効になります。機能を以前にオプト・インした場合、再度オプト・インする必要はありません。
- スコアリング・スプレッドシートをダウンロードおよびアップロードするには、Excel用のADFデスクトップ統合プラグインをインストールする必要があります。ナビゲータで、「デスクトップ統合インストーラのダウンロード」をクリックして開始します。
主なリソース
- 更新19Dで使用可能になったサプライヤ・ネゴシエーションでのサプライヤ要件のオフラインでのスコア付け機能については、「新機能」を参照してください。
- ADFデスクトップ統合の詳細は、Oracle Help CenterのADFデスクトップ統合のインストールおよびアップグレードに関する項を参照してください。
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
価格設定および要件の複合スコアに基づいたサプライヤのランク付け 
多くの企業は、提供される最良の価格設定のみでなく、要件をどの程度満たしているのかに基づいて、サプライヤを評価し、ショートリストに入れます。
現在、全体の応答ランクは最低応答金額に基づいており、最良のサプライヤ・オファーを識別するために使用されます。企業によっては、ランクが最も低い応答金額に加えて要件スコアも考慮する必要があります。要件スコアは、技術能力、他の商業上の考慮事項、リスクなど、定性的な側面を表します。
この更新では、要件と価格設定の複合スコアを使用してサプライヤをランク付けするオプションがあります。
- カテゴリ・マネージャは、全体のランキング方法を複合スコアリングとして選択できます。
- 要件では、価格設定セクションが自動的に追加され、サプライヤの応答金額がスコア付けされます。
- カテゴリ・マネージャは、価格設定を含む要件セクションに加重を割り当てることができます。
- サプライヤの応答金額に基づいて、価格設定セクションの相対スコアが計算されます。評価者はその他の要件をスコア付けします。
- 複合スコアは、加重要件スコアと加重相対スコアを加算して計算されます。
- 全体の複合ランクは、応答金額および要件の複合スコアに基づいて導出されます。
- カテゴリ・マネージャは、複合スコアおよび応答金額に基づいて、両方の全体のランクを表示できます。
サプライヤには、応答金額のみに基づいて全体のランクが引き続き表示されます。

全体のランキング方法としての複合スコアリングの選択

価格設定セクションへの加重の割当
複合スコアは、次のように導出されます。
- 価格設定の相対スコア = 最高スコア*(最低応答金額/応答金額)
- 加重相対スコア = 相対スコア*(価格設定セクションの加重/最高スコア)
- 複合スコア = 加重相対スコア + 加重要件スコア
複合スコアが高いほど、全体のランクは高くなります。
この例では、サプライヤがコンピュータ・アクセサリを調達するための見積依頼に応答しました。応答には、明細品目に提供された要件と価格に対する回答が含まれます。加重は各セクションに割り当てられます(価格設定40%、概要40%、商用20%)。
各社の応答に対して、次に示すように要件スコア、相対スコアおよび複合スコアが導出されます。
Rackmount Systems社が最低応答金額の見積を出したことにより1にランク付けされ、Staples社は2にランク付けされています。
価格設定セクションの相対スコアの計算方法を次に示します。
| サプライヤ | 応答金額 | 全体のランク(金額) | 相対スコア | 加重(%) | 加重相対スコア(価格設定) |
|---|---|---|---|---|---|
| Rackmount Systems社 | $400.00 |
1 | 10*(400/400) = 10 | 40 | 10*40/10 = 40 |
| Staples社 | $500.00 | 2 | 10*(400/500) = 8 | 40 | 8*40/10 = 32 |
Rackmount Systems社の要件スコアの計算方法を次に示します。
| 要件セクション | 加重(%) | 要件スコア |
加重要件スコア |
|---|---|---|---|
| 概要 | 40 | 4 | 16 |
| 商用 | 20 | 2 | 4 |
| 合計 | 20 | ||
Staples社の要件スコアの計算方法を次に示します。
| 要件セクション | 加重(%) | 要件スコア | 加重要件スコア |
|---|---|---|---|
| 概要 | 40 | 4.5 | 18 |
| 商用 | 20 | 6 | 12 |
| 合計 | 30 | ||
しかし、要件を評価する中で、Staples社はRackmount Systems社より高くスコア付けされ、複合スコアも増加したため、Staples社は1にランク付けされ、Rackmount Systems社は2にランク付けされます。
| サプライヤ | 加重要件スコア | 加重相対スコア(価格設定) | 複合スコア | 全体のランク(複合) |
|---|---|---|---|---|
| Staples社 | 30 | 32 | 30 + 32 = 62 | 1 |
| Rackmount Systems社 | 20 | 40 | 20 + 40 = 60 | 2 |
カテゴリ・マネージャには、分析中にセクションの加重を変更するオプションがあります。変更した場合は、複合スコアおよび全体の応答ランクの変化がリアルタイムで表示されます。また、ビジネス・ニーズに応じて複合スコアを上書きするオプションもあり、応答が落札のショートリストに入る最低限の要件を満たさない、または超えない場合は、サプライヤをノックアウトできます。

全体の複合ランクに基づくサプライヤの落札

サプライヤを落札するための複合スコアおよびランクの比較
サプライヤの応答を比較すると、カテゴリ・マネージャは価格のみでなく、さらに多くのインサイトを取得できます。 価格設定と要件の両方に基づいてサプライヤをランク付けすると、サプライヤの立場をより正確に把握できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
オプト・インを有効にした後、次の機能がネゴシエーション形式で有効になっていることを確認します。
- 要件
- 全体のランク
ヒントと考慮事項
- ネゴシエーション・タイプが「オークション」または「情報依頼」の場合は、この機能を使用できません。
- ネゴシエーション形式で内部原価ファクタを有効にしている場合は、この機能を使用できません。
主なリソース
- 全体の応答ランクの詳細は、Oracle Cloudレディネスを参照してください。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR_ABSTRACT)
- サプライヤ入札者(ORA_PON_SUPPLIER_BIDDER_ABSTRACT)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ・ネゴシエーション応答のスコア付け(PON_SCORE_SUPPLIER_NEGOTIATION_RESPONSE)
- 別のメンバーの応答スコアの更新(PON_UPDATE_OTHER_MEMBER_SCORES)
承認通知で添付をネゴシエーションおよび落札の承認者に送信します。承認者は、Eメールからこれらの文書をダウンロードして承認を決定できます。ネゴシエーションの作成時に、「概要」ページの「ネゴシエーション承認者宛」カテゴリの添付を追加できます。下書きネゴシエーションが承認のために送信されると、承認者は、PDF形式のネゴシエーションとともにこれらの添付をEメール通知で受け取ります。

ネゴシエーション承認者に送信するためのネゴシエーションへの添付の追加

ネゴシエーション承認通知を介した添付の受信
落札を確定した後、「ネゴシエーションの落札」ページで「落札承認者宛」カテゴリの添付を追加できます。ネゴシエーション落札が承認のために送信されると、承認者は、落札結果の正当性を説明するこれらの補足文書をEメール通知の添付として受け取ります。

落札承認者に送信するための添付の「ネゴシエーションの落札」での追加

落札承認通知を介した添付の受信
承認者は、ネゴシエーションおよび落札承認Eメール通知から添付をダウンロードし、任意のデバイスから迅速に承認を決定します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
ネゴシエーションまたは落札の承認は、「調達ビジネス機能の構成」設定タスクを使用して有効にできます。
主なリソース
- Procurement向け分析とレポートの作成および管理ガイドのレポート・コンポーネントのアクセスおよび変更方法の章を参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に添付を追加できます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR_ABSTRACT)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、添付を追加できます。
- サプライヤ・ネゴシエーションの作成(PON_CREATE_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
- サプライヤ・ネゴシエーションの編集(PON_EDIT_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
この項では、Oracle Sourcing Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。
資金が予約されていない場合は予算管理下の明細を複数のサプライヤに対して落札可能
次の2つの基準を満たす場合、予算管理下の購買依頼明細から作成されたネゴシエーション明細を複数のサプライヤに対して落札できるようになりました。
- 資金が購買依頼明細に予約されていません
- 購買依頼BUの予算引当会計が使用可能になっていません
バグ参照: 32739699
ネゴシエーション承認通知タイトルの変更
更新21Bで、シード済BIパブリッシャ・テンプレートを使用してネゴシエーション承認通知を構成できるようになりました。この機能は、更新21Dからオプションではなくなりました。この更新では、たとえば、「RFP 235の承認(事務用品)」のように、標準通知のタイトルとEメールの件名が変更されました。
サーベイ資格を作成して、複数の内部応答者からのサプライヤについてのフィードバックを集計します。これらを使用して、サプライヤ・パフォーマンス、リスクまたはその他の基準に関するコンセンサスを構築し、サプライヤ関係の価値を高めることができます。この機能は最初に21Cで導入されました。この更新では、さらに機能が追加されました。「サプライヤ資格の内部サーベイの実施」機能をオプト・インした後に、この項で説明する機能を使用できます。
更新21Cで開始された内部サーベイ機能に対して、新しい生産性の強化機能を活用します。注目するいくつかの点として、時間を節約するために同じ応答者の以前の応答情報をデフォルト設定するオプション、重要なサーベイ質問をフィルタして主要な領域に焦点を絞る機能、単一の質問に対してすべてのサーベイ応答を表示するビューがあります。また、サーベイ評価では、レビュー時の制御を向上するために手動で結果をスコア付けできるようになりました。これらの変更は、次に示すその他の改善とともに、サーベイを実施する際の全般的に向上したエクスペリエンスを提供します。
拡張機能の完全なリストは、次のとおりです。
- 同じ応答者の以前のサーベイ応答をデフォルト設定します(オプション)。
- 未処理の質問リストを取り消します。
- サーベイ資格詳細をレビューする際に重要な質問をフィルタします。
- 単一の質問に対して詳細なサーベイ応答を表示します。
- 評価に対して表示する応答属性を選択します。
- 応答を手動でスコア付けします。
- サーベイ資格を手動で再適格化します。
- サーベイ・イニシアチブを複製します。
- 質問リストをクローズまたは応答者を再割当できるユーザーを構成します。
同じ応答者の以前のサーベイ応答をデフォルト設定(オプション)
イニシアチブでは、同じ応答者の新規サーベイ質問リストに以前の応答をデフォルト設定できます。応答のデフォルト設定が有効になっている場合、応答者は質問リストの以前の応答をレビューし、必要な場合にのみ変更できます。これにより、応答者がサーベイ質問リストに情報を提供するための時間を節約できます。応答を自動的に移入するように資格領域を構成できます。その後、イニシアチブで、すべての資格領域で応答のデフォルト設定が有効になっている場合は、イニシアチブでもデフォルトで有効になります。

未処理の質問リストの取消
応答が不要になった、または誤って送信された未処理の質問リストは取消できます。

サーベイ資格詳細をレビューする際の重要な質問のフィルタ
サーベイ資格の評価中に、より適切で迅速な資格決定に役立つように、ルート・レベルの重要な質問とその応答をフィルタして表示できます。

単一の質問に対する詳細サーベイ応答の表示
「資格の評価」ページで、「詳細」アイコンをクリックすることで、単一の質問の応答詳細に注目できるようになりました。「応答詳細」ページで、質問に対する集計および個々の応答をレビューできます。

評価に対して表示する応答属性の選択
「応答詳細」ページで、応答属性を追加または削除することで、評価に対して表示する属性を選択できるようになりました。

応答の手動でのスコア付け
質問定義でサーベイ質問に対する手動でのスコア付けを選択できるようになりました。手動でスコア付けする質問の場合は、個々の応答および質問の集計応答をレビューしてから、スコアを入力します。

サーベイ資格の手動での再適格化
資格が失効間近の場合は、新しい質問リストを送信してサプライヤに関する最新の内部フィードバックを取得することで、サプライヤを再適格化できます。サーベイ資格を手動で再適格化するために新しいイニシアチブを作成できるようになりました。「資格の管理」ページから資格を選択することで、複数のサーベイ資格を1つのイニシアチブにグループ化することもできます。

サーベイ・イニシアチブの複製
サプライヤを適格化するための新しいサーベイ・イニシアチブを作成する場合に、既存のサーベイ・イニシアチブを複製できるようになりました。資格領域、サプライヤ、内部応答者、デフォルトの内部応答者リストなどの既存の要素が新しいイニシアチブにコピーされ、作業が大幅に削減されます。
質問リストをクローズまたは応答者を再割当できるユーザーの構成
調査イニシアチブをモニターするための処理を実行できるユーザーを制御します。 応答用質問リストをクローズする処理に対して、Close Supplier Qualification Questionnaire for Response権限が追加されました。さらに、応答者を再割当する処理は、Edit Supplier Qualification Initiative権限によって制御されるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
これらの拡張機能を利用するには、21C機能「サプライヤ資格の内部サーベイの実施」をオプト・インする必要があります。
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能のすべての拡張機能にアクセスできます。
- サプライヤ資格(ORA_POQ_SUPPLIER_QUALIFICATION_DISCRETIONARY)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、同じ応答者の以前のサーベイ応答をデフォルト設定できます。
- サプライヤ資格領域の編集(POQ_EDIT_SUPPLIER_QUALIFICATION_AREA_PRIV)
- サプライヤ資格イニシアチブの作成(POQ_CREATE_SUPPLIER_QUALIFICATION_INITIATIVE_PRIV)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、未処理の質問リストを取消できます。
- サプライヤ資格質問リストの取消(POQ_CANCEL_SUPPLIER_QUALIFICATION_QUESTIONNAIRE_PRIV)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、重要な質問のフィルタリング、単一の質問に対する詳細なサーベイ応答の表示、および評価に表示する応答属性の選択を実行できます。
- サプライヤ資格の編集(POQ_EDIT_SUPPLIER_QUALIFICATION_PRIV)
- サプライヤ資格の評価(POQ_EVALUATE_SUPPLIER_QUALIFICATION_PRIV)
- サプライヤ資格の表示(POQ_VIEW_SUPPLIER_QUALIFICATION_PRIV)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、応答を手動でスコア付けできます。
- サプライヤ資格の編集(POQ_EDIT_SUPPLIER_QUALIFICATION_PRIV)
- サプライヤ資格の評価(POQ_EVALUATE_SUPPLIER_QUALIFICATION_PRIV)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、サーベイ資格を手動で再適格化したり、サーベイ・イニシアチブを複製できます。
- サプライヤ資格イニシアチブの作成(POQ_CREATE_SUPPLIER_QUALIFICATION_INITIATIVE_PRIV)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、応答用質問リストをクローズできます。
- 応答用サプライヤ資格質問リストのクローズ(POQ_CLOSE_SUPP_QUAL_QUESTIONNAIRE_FOR_RESPONSE_PRIV)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、質問リストの応答者を再割当できます。
- サプライヤ資格イニシアチブの編集(POQ_EDIT_SUPPLIER_QUALIFICATION_INITIATIVE_PRIV)
この項では、Oracle Spend Classification Cloudの動作方法が変わる可能性のある、この更新で選択されたバグ修正について説明します。
「費用分類」機能領域が使用可能
更新21Dでは、調達オファリングの新しい「費用分類」機能領域を使用可能に、またはオプト・インすることで、費用分類機能を有効にできます。更新21Cでは、機能領域を使用できなかったため、企業内の特定のユーザーに費用分類アクセス権を付与するために回避策を実行する必要がありました。
「オファリング」作業領域を使用して、「費用分類」機能領域を使用可能にします。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み(オプト・イン)」の項を参照してください。
「費用分類」機能領域をオプト・インした後、セキュリティ・コンソールの「ユーザー」タブを使用して、費用分類アクセス権を持つユーザーにProcurement Data Analystロールを割り当てます。または、独自に構成したジョブ・ロールを保守している場合は、ユーザー・ロールに割り当てる権限の詳細について、「Oracle Procurement Cloud 21Cの新機能」で、費用分類機能の「ロール」の項を参照してください。
ロールを割り当てた後、ロールの変更を有効にするために、「設定および保守」作業領域でユーザーおよびロール同期化プロセスの実行タスクを実行する必要がある場合があります。
サプライヤ取引プログラムを作成して管理することで、需要チェーン全体でのプログラムおよびプロモーションの実行と影響を最適化します。
ユーザー・インタフェースまたはRESTサービスによってサプライヤ年間プログラムを管理し、プログラムの有効期間にわたる累積購買量に基づいてリベートの経過勘定を実行します。購買値の達成階層に基づいてパーセント・リベートを定義するか、または購買数量の達成階層に基づいてユニット当たり金額リベートを定義できます。遡及的および段階的計算がサポートされており、品目またはカテゴリ別、あるいはすべての品目について製品の適格を定義できます(除外がサポートされます)。適格な購買は、CSVファイルを使用してインポートされたサプライヤ請求書から取得されます。

年間プログラム - 一般
サプライヤの年間リベートとサプライヤ・リベートが異なるのは、ボリューム達成がオーダー全体で累計されるためです。サプライヤ・リベートでは、リベートは指定されたトランザクションのコンテキストにあります。サプライヤの年間リベートでは、リベートは、プログラムの期間(通常は1年)のオーダー全体の累積ボリューム達成のコンテキストにあります。
ボリューム・リベートは、達成された階層に応じて購買価格のパーセントにすることも、達成された数量階層に基づいて単位当たりの定額にすることもできます。また、特定の階層に早晩到達することが予想されるため、より高いレートで速やかに計上できるように、あらかじめ高い階層に適格化することも可能です。プログラムがアクティブになると、各ボリューム・ルールの達成を追跡できます。これには、現在の階層、現在の達成度、現時点で階層の何パーセントに到達したか、次の階層に到達するために必要な追加のボリューム、および事前に適格化した階層に到達するために必要な追加のボリュームが含まれます。 次の階層からどの程度離れているかについてインサイトが提供されるため、次の目標に到達するためのビジネス処理を積極的に検討できます。

年間プログラム - ボリューム・ルールとインサイト
製品の適格性に関しては、すべての品目、特定の品目またはカテゴリおよび除外をサポートしています。サポートされるカテゴリは、Oracle Product Information Management Cloudのカタログに属しています。さらに、ボリューム達成の一部として含まれるが、割引から除外される品目またはカテゴリもサポートしています。
カテゴリには設定が必要です。各サプライヤには、独自のカテゴリのカタログがあります。各品目は、必要に応じて単一のカテゴリに属することができます。つまり、品目はカテゴリに属していなくてもかまいませんが、属する場合は1つのカテゴリのみです。カテゴリの階層はサポートされていません。カテゴリのフラット階層がサポートされています。

年間プログラム - 製品
業務レポートでは、「取得済」、「進行中」、「支払済」および「使用可能」の各種ステータスの見越合計が提供されます。請求書期間、カテゴリまたは品目別にさらに分類できます。サプライヤの年間プログラムの導入により、これらのプログラムはサプライヤ・チェックブックの一部になりました。経過勘定は、ビジネス・ユニット、サプライヤ、サプライヤ・サイトおよびプログラム別に要約され、元帳通貨で表示されます。

年間プログラム - チェックブック

年間プログラム - チェックブック(取得済)

サプライヤ・チェックブック
サプライヤからの年間プログラムのサポートにより、次のことができます。
- 総利益の漏損を削減できます。 正確な要求計算により、サプライヤの拒否が減少します。
- 年間リベートの管理コストを削減できます。合理化されたプロセスにより、企業は年間のリベート要求から価値をより迅速に実現するのに役立ちます。
- 年間リベート契約の実行を自動化することでビジネスを簡素化します。迅速かつ効率的なリベート実現により、社員の負担を軽減します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「購買」機能領域の下の「サプライヤ・インセンティブ」という名前の機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明するすべてのサプライヤ年間プログラム機能が有効になります。
- または、「チャネル収益管理」機能領域と「サプライヤ・チャネル管理」機能を「オーダー管理」オファリングを介してオプト・インすることで、サプライヤ年間プログラム機能を有効にできます。
ヒントと考慮事項
CSVインポートのエラー処理のヒントを次に示します。
- エラーが発生すると、指定されたインポートに対してerror.csvファイルおよびreject.csvファイルがユーザーに対して作成されます。
- すべてのエラーはerror.csvファイルにあります。
- reject.csvファイルはソースCSVのコピーで、エラー・メッセージを含む列が追加されています。
- reject.csvファイルでエラーを修正してください。エラー・メッセージが含まれている最初と最後の列を削除し、新しいCSVファイルとして保存します。
- 新しいCSVファイルをインポートします。
要求のサポートで、Microsoft Excelに要求抽出をエクスポートするための実装に関する考慮事項を次に示します。
- サプライヤ年間プログラム要求詳細抽出レポート事前定義済BI Publisherテンプレートは、「サプライ・チェーン管理」→「チャネル収益管理」→「サプライヤ・チャネル管理」→「要求」の下にあります。
- BI Publisherを使用して事前定義済の要求テンプレートをExcelに構成し、独自の要求テンプレートにします。
- エクスポート・ファイルに含める列を決定し、そのBI Publisherテンプレートを作成します。
- 日付属性のデフォルト書式は'YYYY/MM/DD'です。
- タイムスタンプ属性のデフォルト書式は'YYYY/MM/DD HH24:MI:SS'です。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
- サプライ・チェーン統合スペシャリスト(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_INTEGRATION_SPECIALIST)
- サプライヤ・チャネル・マネージャ(ORA_CJM_SUPPLIER_CHANNEL_MANAGER)
「調達」作業領域によるサプライヤ・チャネル・プログラムの管理
「調達」作業領域でサプライヤ・チャネル・プログラムを管理します。「チャネル収益管理」にすばやくナビゲートし、サプライヤ・チャネル・プログラムを管理したり、これらのプログラムのパフォーマンスをモニターできます。機能設定マネージャの「調達」オファリングの下にある「サプライヤ・インセンティブ」機能領域を使用して設定タスクを管理できます。

調達を介した「サプライヤ・チャネル管理」作業領域

機能設定マネージャ - 調達オファリングの「サプライヤ・インセンティブ」
調達の新しい「サプライヤ・チャネル管理」作業領域では、他のOracle Procurement Cloudサービスにすでにアクセスしているサプライヤ・チャネル・マネージャとサプライ・チェーン・アプリケーション管理者に、よりよいユーザー・エクスペリエンスが提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「購買」機能領域の下の「サプライヤ・インセンティブ」という名前の機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明するすべてのサプライヤ・チャネル管理機能が有効になります。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
- サプライ・チェーン統合スペシャリスト(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_INTEGRATION_SPECIALIST)
- サプライヤ・チャネル・マネージャ(ORA_CJM_SUPPLIER_CHANNEL_MANAGER)
サプライヤ・チャネル会計ルールの追加補助元帳会計ソースの指定
サプライヤ要求について、要求ヘッダー・レベルでフレックスフィールドを構成します。サプライヤ要求ヘッダー・フレックスフィールドおよびサプライヤ・プログラム・ヘッダー・フレックスフィールドを、チャネル会計ルールのソースとして使用できます。
追加の補助元帳会計ソースは、より柔軟な自動チャネル会計ソリューションを提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「購買」機能領域の下の「サプライヤ・インセンティブ」という名前の機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明するすべてのサプライヤ・チャネル管理機能が有効になります。
-
または、「チャネル収益管理」機能領域と「サプライヤ・チャネル管理」機能を「オーダー管理」オファリングを介してオプト・インすることで、サプライヤ・チャネル管理機能を有効にできます。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
「サプライヤ出荷およびデビット」プログラムの経過勘定に対する手動調整の承認
「サプライヤ出荷およびデビット」プログラムの経過勘定に対する手動調整を承認します。手動調整を作成し、承認のために送信できます。調整承認権限がある場合は、調整を承認または否認できます。

調整の管理

承認処理
承認機能は、サプライヤ出荷およびデビット調整の監査機能を提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「購買」機能領域の下の「サプライヤ・インセンティブ」という名前の機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明するすべてのサプライヤ・チャネル管理機能が有効になります。
-
または、「チャネル収益管理」機能領域と「サプライヤ・チャネル管理」機能を「オーダー管理」オファリングを介してオプト・インすることで、サプライヤ・チャネル管理機能を有効にできます。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライヤ・チャネル・マネージャ(ORA_CJM_SUPPLIER_CHANNEL_MANAGER)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ手動調整の管理(CJM_MANAGE_SUPPLIER_MANUAL_ADJUSTMENT_PRIV)
標準契約属性、カスタム属性および付加フレックスフィールドを非標準レポートに出力できます。非標準データ・モデルXMLには、Oracle Business Intelligence Publisherでこれらのレポートを構成するために使用できる属性のリストが用意されています。
- SupplierContractDeviations.rtf
- CustomerContractDeviations.rtf
RTFテンプレートに追加された属性はPDFレポートにも反映されます。
非標準レポートのレビューUIから、特定の契約のRTFレポート、PDFレポートおよび非標準データ・モデルXMLをダウンロードできます。データ・モデルXMLには、非標準レポートのカスタマイズに使用できるタグがあります。
ソーシングおよび購買に関連する標準属性は、SupplierContractDeviations.rtfに追加できます。PDFとRTFのレポートおよびデータ・モデルXMLは、ネゴシエーション、購買契約および購買オーダーのUIの調達アプリケーションで使用できます。

非標準契約のレビューのUI
この機能を有効にするには、「非標準レポートにおける標準およびカスタム属性の印刷」オプトインを使用します。
契約をアクティブ化する前にPDFレポートを表示できます。契約に関連する属性を追加すると、承認者の非標準事象に関するコンテキストを把握しやすくなり、承認プロセスに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 企業契約
主なリソース
- 顧客契約の使用ガイドの顧客契約の承認と受入の章を参照してください。
Microsoft Wordにおけるシステム変数の編集の保護
システム変数を追加して、契約内のこれらの変数の値を表示できます。Oracle Contracts Microsoft Wordアドインを使用して行ったシステム変更項目に対する編集内容はアプリケーションに保存できません。ただし、削除は可能です。システム変数を削除するには、システム変数のコンテンツ・コントロールを削除する必要があります。
Microsoft Word文書を使用してシステム変数を編集しようとすると、エラーが表示されます。システム変数はアプリケーションで直接更新して文書に反映してください。

システム変数編集時のエラー・メッセージ
この機能により、Microsoft Wordで契約を編集する際のユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
「契約」→「条件」タブ→「処理」ボタン→「Add-in for Microsoft Wordのダウンロード」で、最新のMicrosoft Wordアドインをダウンロードする必要があります。
主なリソース
契約を検証すると、わかりやすい内容の検証エラーおよび警告の詳細が「検証結果」ページに表示されて、契約検証の問題を解決しやすくなりました。たとえば、問題の原因、および契約の検証を続行できるようにするために問題を修正する方法や場所が追加情報に含まれる場合があります。契約ウィザードから契約を検証する際にも、これらの検証詳細を表示できます。

問題の解決方法が表示された契約の検証UI
この機能は、契約の検証エラーをより効果的に修正するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
Business Intelligence Cloud Connectorでの企業契約の使用
Oracle Business Intelligence (BI) Cloud Connectorを使用して、企業契約からBIデータを抽出できます。BI Cloud Connectorで使用できる契約オブジェクトは、次のとおりです。
- 契約
- 契約翻訳
- 契約カスタム拡張
- 契約承認履歴
- 契約署名履歴
- 契約ステータス履歴
- 関連契約
- 契約パーティ
- 契約パーティ担当者
- 契約販売実績
- 契約履行
- 契約履行通知
- 契約履行翻訳
- 契約リスク
- 契約明細
- 契約明細翻訳
BI Cloud Connector Consoleで抽出するオブジェクトを検索できます。

BI Cloud Connector Console
オブジェクトごとに、問合せを編集し、列を選択して、抽出するデータを分離できます。

オブジェクトの問合せ列
この機能を使用すると、分析用に契約データをエクスポートできます。
有効化のステップ
権限またはジョブ・ロール(あるいはその両方)の割当または更新を行うことで、機能にアクセスできるようにします。詳細は、下のロールの項を参照してください。
主なリソース
- Oracle BI Cloud Connector Consoleのドキュメントを参照してください。
ロールおよび権限
BI Cloud Connector (BICC)へのアクセスが必要なユーザーのセキュリティ権限を更新します。アクセスのプロビジョニングを参照してください。