本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年3月25日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(22A、22B、22Cおよび22D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
____________________
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
____________________
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- Human Resources What’s New – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
- リリース・レディネス – 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
Oracle Recruiting Cloudは、採用マネージャおよび採用担当者に、候補者のソーシングおよび育成、ジョブ求人の作成および管理、候補者のスクリーニングおよび選択、ジョブ・オファーの作成および管理、組織への新規従業員のオンボーディングを行うためのツールを提供します。また、従業員および外部候補者が簡単なアプリケーション・プロセスを使用してジョブを検索、発見および応募できるキャリア・サイトも提供します。
ジョブの新しい機会マーケットプレイスを使用して、内部ユーザーおよび従業員がジョブ求人のリストを参照できるようにします。
この機能を使用すると、次のことができます。
- ユーザーがジョブ求人を検索およびフィルタして、応募する関連ジョブを検索する。
- ジョブ応募とその現在のステータスのリストを表示する。
- インタビューのスケジュールやオファーの確認などのジョブ応募関連の処理を実行する。
- ジョブ応募に適した候補者を紹介する。
- 実行した紹介およびその応募ステータスのリストを表示する。
- ページの推奨ジョブ求人およびジョブ・アラートEメールを表示するためのプリファレンスを設定する。
機会マーケットプレイスには主に次の2つのユーザー・ペルソナが含まれます。
- ジョブ作成者 - ジョブを作成する組織の個人。ジョブ作成者は、機会の作成、機会の更新、応募者のレビュー、候補者の選択と機会への割当、機会のクローズをします。
- ジョブ希望者 - 機会を探している個人。ジョブ希望者は、機会マーケットプレイスでジョブを参照したり、詳細を表示したり、ジョブをブックマークしたり、ジョブに応募できます。
有効にすると、「機会マーケットプレイス」ランディング・ページを、次の2つの場所に配置できます。
-
「自分」→「クイック処理」→「詳細の表示」→「機会マーケットプレイス」ユーザーの個人プロファイル・ダッシュボードに含まれる「機会マーケットプレイス」というクイック・リンクを使用します。
-
「自分」→「機会マーケットプレイス」
機会マーケットプレイス・ダッシュボード
ダッシュボードには、次が表示されます。
- 推奨: 機会マーケットプレイスでは、ジョブ・タイプ、事業所、最近応募したジョブ、最近のお気に入りジョブなど、ユーザーの候補者プリファレンスに一致するジョブがユーザーに推奨されます。推奨はリストの最上部に表示されます。
- トレンド: 過去数日以内で最もお気に入りの多いジョブ(5ユーザー以上のお気に入り)がトレンドとして表示されます。
- お気に入り: ユーザーがブックマークしてショートリストに記載したジョブ。ユーザーは、いつでもお気に入りからジョブを削除できます。
機会マーケットプレイスでは、組織と従業員をつないで、組織のタレントを最大限に活用できます。また、能力を引き出すアサイメントに従業員が従事して、スキルを活用して成長させ、ネットワークを広げることもできます。
有効化のステップ
機会マーケットプレイスを構成する前に、次のことが必要です。
-
Oracle Cloudの採用またはタレント・モジュールの有効化 - 機会マーケットプレイスは、Oracle Fusion HCMとともに有効化できます。機会マーケットプレイスのオファリングを無料で入手するには、ORC (Oracle Recruitment Cloud)またはOracle Talent Cloudのどちらかが必要です。
-
採用事業所階層の設定 - 機会マーケットプレイスで事業所を使用するには、採用事業所階層を設定する必要があります。これらの設定手順については、ここを参照してください。
構成設定を使用して機会マーケットプレイスを有効にできます。この機能を有効にするための完全なステップは、My Oracle Supportにある「xxxx」という技術要約で説明されています。
ヒントと考慮事項
すでにOracle Recruitingを使用している場合は、機会マーケットプレイスを有効にすると、機会マーケットプレイスと現行ジョブリストの両方が「自分」に表示されます。
主なリソース
My Oracle Supportのジョブの機会マーケットプレイスという技術要約(ドキュメントID 2834538.1)を参照してください。
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年5月27日 | 採用/候補者および候補者ジョブ応募 |
LinkedIn埋込み検索 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年3月25日 | 採用 | 採用の制限付提供 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年1月28日 |
HCM共通/ HCM共通アーキテクチャ |
承認と通知の拡張 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年12月22日 | 採用/ジョブ求人 | ジョブ応募グリッド・ビュー | 文書の更新。更新22Aで提供される機能。 |
2021年12月6日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(22A、22B、22Cおよび22D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
____________________
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
____________________
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- Human Resources What’s New – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
- リリース・レディネス – 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
Oracle Applications Securityが提供する単一コンソールを使用することによって、ITセキュリティ・マネージャおよびITセキュリティ管理者は、ユーザーのライフ・サイクル管理、ロール定義、セキュリティ・ポリシー管理(機能とデータの両方)、ロール階層の保守、ユーザー名およびパスワード・ポリシー管理、証明書管理などの各種機能を実行できます。このコンソールでは、ユーザーはセキュリティに対する変更の影響のシミュレーション、セキュリティ・レポートの実行、およびMicrosoft Active Directoryとの統合のためのコネクタのダウンロードも実行できます。
トランザクション、採用および給与のセキュリティ・プロファイルの再生成の拡張
「データ・セキュリティ・プロファイルの再生成」プロセスが拡張されて、トランザクション、採用ジョブ求人および給与関連のセキュリティ・プロファイルが一括再生成に含まれるようになりました。現在サポートされているセキュリティ・プロファイルは次のとおりです。
- 給与セキュリティ・プロファイル
- (給与)フロー・パターン・セキュリティ・プロファイル
- トランザクション・セキュリティ・プロファイル
- ジョブ求人セキュリティ・プロファイル
この機能拡張では、使用可能なすべてのセキュリティ・プロファイル・タイプがサポートされるようになりました。この機能拡張の前までは、各セキュリティ・プロファイルに移動して、各セキュリティ・プロファイルを個別に手動で保存する必要がありました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 「データ・セキュリティ・プロファイルの再生成」プロセスは、該当するOracle開発チームがなんらかの理由で述語論理を変更した場合に、開発チームから指示された場合にのみ実行する必要があります。
- セキュリティ・コンソールを使用してデータベース・リソース条件を手動で変更しないことをお薦めしますが、変更した場合は、このプロセスを実行するとシステム生成のSQL述語に対するカスタマイズが上書きされるため注意してください。
- 給与セキュリティ・プロファイルを使用する個人セキュリティ・プロファイルの場合、給与セキュリティ・プロファイルを再生成すると、個人セキュリティ・プロファイルも再生成されます。
主なリソース
詳細は、次の機能についてのHCM共通の新機能を参照してください。
- 19D - データ・セキュリティ・プロファイルの再生成機能
-
21D - 文書タイプをサポートするためのセキュリティ・プロファイルの再生成機能
さらに、アプリケーション・ヘルプの次のトピックを参照することもできます。
-
セキュリティ・プロファイルの再生成
ポジション・セキュリティ・プロファイル階層アクセスによるHCM委任の拡張
ポジション・セキュリティ・プロファイルが拡張されて、ユーザーがポジション階層アクセスをプロキシ・ユーザーに動的に委任できるようになりました。ポジション階層別に保護すると、アクセス可能なポジションが動的に表示されます。
ポジション値リストに表示されるポジションは、「階層コンテンツ」の選択内容によって異なります。「階層コンテンツ」では、次のオプションに基づいて、ポジション値リストに表示されるポジションが管理されます。
- 「委任ユーザーの階層」には、委任ユーザーのポジション階層から導出されたポジションが表示されます。
- 「両方」には、サインイン・ユーザーのポジション階層のポジションと、委任ユーザーのポジション階層から使用できるポジションの両方が表示されます。
ノート: 現在のユーザーの階層には、サインイン・ユーザーのポジション階層のポジションが表示されます。これは、委任が有効になっていない場合と同様に、すぐに使用できる既存の動作です。
「ワークフォース配置」オファリングにある「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域では、「ポジション・セキュリティ・プロファイルの管理」タスクのエクスポート/インポート機能も拡張されています。既存のポジション・セキュリティ・プロファイル・オブジェクトに対して階層コンテンツ選択属性を追加できるようになりました。出力結果のCSVファイルに新しいPosHierarchyContent列が追加されています。また、HCMデータ・ローダー(HDL)によるポジション・セキュリティ・プロファイルのサポートも強化されました。「ビジネス・オブジェクトの表示」の「データ交換」領域で、階層コンテンツ選択(HierarchyContent)属性を「ポジション・セキュリティ・プロファイル」ビジネス・オブジェクトに追加できるようになりました。さらに、既存の属性PositionHierarchyTreeStructureに摘要が追加されました。
設定を完了した後、プロキシ・ユーザーがアサイメント・スイッチャを利用して、必要なポジションを表示する必要がある場合があります。デフォルトでは、「自分のチーム」にプロキシ自身のアサイメントが表示されますが、追加ポジションにアクセスするために委任者のアサイメントを選択できます。次に、「自分のチーム」のスクリーンショットを示します。
自分のチーム
次のスクリーンショットに示すように、委任されたアサイメントにアサイメント・スイッチャを変更し、「表示別」を「ポジション」にします。
ポジション別表示
「ポジション」処理メニューの省略記号(...)の下に、委任されたポジションから継承された、委任済ポジションに関連する新しいデータ・アクセスに起因する処理がユーザーに表示される場合があります。
現在のHCM委任プロセスでは、データ・ロールを代理人ユーザーに委任できます。この機能強化の前までは、ポジションの静的リストは委任できましたが、委任者がHCM委任を使用して、ユーザー自身のポジション階層に基づいてアクセス権を動的に委任することはできませんでした。
この機能強化により、ライン・マネージャなどのユーザーが、委任済データ・ロールを介してポジション階層アクセスを委任できるように、ITセキュリティ・マネージャがポジション・セキュリティ・プロファイルを構成できるようになりました。
一般的なシナリオは、ライン・マネージャにアシスタントがおり、マネージャの休暇中または期限を設けずに、ポジション管理アクティビティを委任する場合です。この機能強化を有効にすると、これが可能になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、ITセキュリティ・マネージャが次の作業を行う必要があります。
-
次のステップを使用して、プロファイル・オプションORA_PER_ENABLE_POSITION_SECURITY_DELEGATIONを有効にします。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
-
「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
-
ORA_PER_ENABLE_POSITION_SECURITY_DELEGATIONプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。
-
「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
-
変更を有効にするには、サインアウトして、アプリケーションにサインインします。
- このプロファイル・オプションを有効にすると、ポジション・セキュリティ・プロファイルの「ポジション階層」セクションに「階層コンテンツ」の新しいフィールドが表示されます。
- ポジション・セキュリティ・プロファイルの階層コンテンツの表示動作を構成します。
- 「現行ユーザーの階層」には、サインイン・ユーザーのポジション階層のポジションが表示されます。これは、委任が有効になっていない場合と同様の既存の動作です。
- 「委任ユーザーの階層」には、委任ユーザーのポジション階層から導出されたポジションが表示されます。
- 「両方」には、サインイン・ユーザーのポジション階層のポジションと、委任ユーザーのポジション階層から使用できるポジションの両方が表示されます。
- ポジション・セキュリティ・プロファイルは、ポジション委任を提供することを目的としたロール(カスタムのライン・マネージャ抽象ロールやHR担当者データ・ロールなど)に一意に関連付ける必要があることに注意してください。
- データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイルを使用して、ポジション・セキュリティ・プロファイルを、委任が許可されたロールに関連付けます。
ヒントと考慮事項
- ポジション階層別に保護する場合に、ポジション・セキュリティ・プロファイルの「最上位ポジションの選択」に「ポジションの選択」が指定されている場合は、静的リストになるため、ユーザーのコンテキスト内ではなくなります。ユーザー・コンテキストが関係しないため、階層コンテンツはこのオプションには適用されず、選択もできません。「最上位ポジションの選択」がサインイン・ユーザーのコンテキスト内である場合は、「階層コンテンツ」が有効になるため、ユーザーに関連する残りのオプションが適用されます。
-
「データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイル」ページで委任が許可されたロールに対してこの機能を有効にすると、同期されていない場合は、ポジション・セキュリティ・プロファイルの階層コンテンツ選択の同期を強制する確認メッセージが表示されます。ポジション・セキュリティ・プロファイルが、委任が許可されたなロールと一致していることを確認する必要があります。
-
個人セキュリティ・プロファイルの実装と同様に、同じポジション・セキュリティ・プロファイルを複数の抽象ロールまたはデータ・ロールでは使用できません。そうしようとすると、検証エラー・メッセージが表示されます。
-
ポジション・セキュリティ・プロファイルが職責範囲(AOR)によって保護されている場合、この機能の影響はありません。職責範囲によって保護される個人セキュリティ・プロファイルの場合と同様に、AORをプロキシ・ユーザーに直接割り当てて、そのようなポジションへの直接アクセス権を付与する必要があります。
-
テストに自動ソフトウェアを使用している場合は、論理的な依存関係のために、「ポジション・セキュリティ・プロファイル」の「ポジション階層」セクションのフィールドが再配置されていることに注意してください。さらに、このプロファイル・オプションを有効にすると、ポジション・セキュリティ・プロファイルの「ポジション階層」セクションに階層コンテンツの新しいフィールドが表示されます。
-
また、既存の個人セキュリティ・プロファイル・メッセージPER-1531594およびPER-1531817も改善し、ロールの委任が許可される(つまり、「委任許可」チェック・ボックスが有効になっている)ときに発生したことが明確に表示されるようになりました。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerに移動して、次のトピックを参照してください。
- ロール委任
- ロールの委任を有効にする方法
- ジョブ・ロールと抽象ロールへのセキュリティ・プロファイルの割当
この項では、すべてのHCMアプリケーションで使用される機能について説明します。
承認トランザクションのステータスをすぐにリフレッシュできるようになりました。更新済ステータスを表示するために、「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」バッチ・プロセスが完了するまで待つ必要がなくなりました。
トランザクション・マネージャの「トランザクション要約」タブで、各行のリフレッシュ・アイコンをクリックして個々のトランザクションのステータスをリフレッシュするか、ヘッダー行のアイコンをクリックして、ページに表示されるすべてのトランザクションをリフレッシュします。
「トランザクション要約」タブのリフレッシュ・アイコン
リフレッシュ・アイコンをクリックすると、次の3つの列がリフレッシュされます。
- ステータス
- 割当先
- 問題の割当先
承認トランザクションの現在のステータスを表示し、即座に処理を実行します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
リフレッシュ列を非表示にするには、HCM_TAC_ROW_REFRESH_HIDEプロファイル・オプションを作成し、trueに設定します。
- HCM_TAC_ROW_REFRESH_HIDEプロファイル・オプションを作成します。
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「プロファイル・オプションの管理」タスクを検索して選択します。
- 「検索結果」セクションで、「新規」をクリックします。「プロファイル・オプションの作成」ページを表示できます。
- 新しいプロファイル・オプションに対して、この表に示す値を指定します。
フィールド | 値 |
---|---|
プロファイル・オプション・コード |
HCM_TAC_ROW_REFRESH_HIDE |
プロファイル表示名 |
承認ルール行リフレッシュ非表示使用可能 |
アプリケーション |
グローバル人事管理 |
モジュール |
グローバル人事管理 |
摘要 |
次のような適切な摘要 承認ルール行のリフレッシュの非表示を使用可能にします。 |
開始日 |
1/1/2000 |
- 「保存してクローズ」をクリックします。
- 「プロファイル・オプションの管理」ページで、「サイト」レベルの「使用可能」および「更新可能」チェック・ボックスを選択します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
2. HCM_TAC_ROW_REFRESH_HIDEプロファイル・オプションの値をtrueに設定します。
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
-
HCM_TAC_ROW_REFRESH_HIDEプロファイル・オプションを検索します。
- 「プロファイル値」フィールドをtrueに設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
この項では、すべてのHCMアプリケーションで使用される機能について説明します。
HCMエクスペリエンス設計スタジオの「オートコンプリートのルール」の拡張機能
HCMエクスペリエンス設計スタジオのオートコンプリート・ルールで新しいルールを作成するユーザー・エクスペリエンスが拡張され、機能が追加されています。
yyyy-mm-dd形式の文字列を日付グローバル関数に変換
yyyy-mm-dd形式の文字列を日付グローバル関数に変換できるようになりました。この新しいグローバル関数は、給与サイクル日に基づいてルールを作成する必要がある場合に役立ちます。給与サイクル日は、「HCM機能詳細から文字列値を取得」グローバル関数により文字列形式で返されます。このグローバル機能を使用して、給与サイクルを日付に変換すると、給与サイクル日をその他の日付と比較するのに便利です。
文字列に必要な形式はyyyy-mm-ddで、それ以外の場合はNULL値が返されます。
ルールの実行パフォーマンスを向上させる新しいオプション
3つの新しいオプションを使用して、ルールの実行パフォーマンスを向上させることができます。
- 条件ブロックの終了ルール
要件が変化するにつれて、特定の条件に対して実行する既存のルールの一部を除外する必要が生じる場合があります。
たとえば、次に示すように、既存のルールの検証からフランスの法的エンティティを除外する必要があるとします。
その場合、ルール全体を更新するかわりに、フランス法的エンティティのルールのみを終了する条件を挿入できます。
- ループの終了および行コレクション・ループ・ブロック内の次の行へのスキップ
行コレクションでループするときに、次のことができるようになりました。
- 探している行が見つかったらループを終了する
- 現在の行が、探している行ではない場合に、次の行にスキップする
この2つのオプションは、条件ブロックの行コレクション・ループ・ブロック内で使用できます。
ループの終了または次へのスキップはブロックの最後の式です。
- デフォルト値を設定することにより、ユーザー・エクスペリエンスを改善し、トランザクションに費やす時間を短縮します
- ユーザーが入力した値を検証し、正確で一貫性のあるデータを確保します
- 新しいリリースに頼らなくても、HRコンプライアンスにあわせて組織が迅速に調整できます
有効化のステップ
この機能を有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。
HCMエクスペリエンス設計スタジオで「オートコンプリートのルール」を有効にするには、サービス要求(SR)を登録する必要があります。
アクセスするには、My Oracle Supportドキュメント、Enabling Oracle HCM Cloud Autocomplete Rules (ドキュメント、ID 2767655.1)に記載されている手順を確認して従ってください。
主なリソース
HCM製品のオートコンプリートのルールの詳細は、更新22Aの次の新機能を参照してください。
- グローバル人事管理:
- 「個人連絡先続柄」ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール
- 「文書レコード」ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール
- 現在値および提示値に基づくポジションおよびジョブのビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール
- タレント管理
- タレント管理のタレント・レビュー会議ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール
- タレント・プロファイル・コンテンツ・セクションのオートコンプリートの残りの属性の追加
ロール情報
サンドボックスで作業をするには、「人材管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが必要です。
HCMエクスペリエンス設計スタジオのトランザクション設計スタジオの拡張機能
必須リージョン
ユーザーがトランザクションを送信する前に必須フィールドに入力することになるため、データ品質が向上します。次の例では、「従業員の採用」フローについて、「給与詳細」および「給与」セクションが必須になっています。ユーザーがプロセスを開始しても、質問リストの動作は変わりません。「給与詳細」および「給与」は、ガイド付きプロセスの一部にする必要があるため、オプションとしては表示されません。
この機能は、より多くの処理に拡大されています。
リリース | 処理 | リリース | 処理 |
---|---|---|---|
21C | 採用 - ジョブ求人の作成 |
22A | アサイメントの変更 |
21D | アサイメントの追加 |
22A | 事業所の変更 |
21D | 派遣就業者の追加 |
22A | マネージャの変更 |
21D | 処理待ち就業者の追加 |
22A | 勤務時間の変更 |
21D | 非就業者の追加 |
22A | ジョブの作成 |
21D | 雇用関係の作成 |
22A | 事業所の作成 |
21D | 処理待ち就業者の編集 |
22A | 直属の部下 |
21D | 従業員の採用 |
22A | 雇用開始日 |
21D | ローカルおよびグローバル異動 |
22A | 昇格・昇進 |
22A | 新規ポジションの要求 | ||
22A | ポジション変更の要求 | ||
22A | 辞職 | ||
22A | 退職 | ||
22A | 異動 | ||
22A | 雇用関係 |
ツールバーの「保存」および「保存してクローズ」処理のパーソナライズ
ユーザーがトランザクションをいつでも保存できるようにすることで、ユーザー・エクスペリエンスを強化します。たとえば、ユーザーが新規契約者を追加し、すでに必須情報の半分を指定しているとします。別のタスクに切り替える必要がある場合、作業を保存し、後で中断した場所から再開できます。デフォルトでは2つのボタンは非表示になっています。
この機能は、より多くの処理に拡大されています。
リリース | 処理 | リリース |
処理 |
---|---|---|---|
21D | アサイメントの追加 |
22A | アサイメントの変更 |
21D | 派遣就業者の追加 |
22A | 事業所の変更 |
21D | 処理待ち就業者の追加 |
22A | マネージャの変更 |
21D | 非就業者の追加 |
22A | 勤務時間の変更 |
21D | 雇用関係の作成 |
22A | ジョブの作成 |
21D | 処理待ち就業者の編集 |
22A | 事業所の作成 |
21D | 従業員の採用 |
22A | 直属の部下 |
21D | ローカルおよびグローバル異動 |
22A | ジョブ詳細 |
22A | 事業所詳細 | ||
22A | ポジション詳細 | ||
22A | 雇用開始日 | ||
22A | 昇格・昇進 | ||
22A | 新規ポジションの要求 | ||
22A | ポジション変更の要求 | ||
22A | 辞職 | ||
22A | 退職 | ||
22A | 異動 | ||
22A | 雇用関係 |
この機能を使用すると、次のことができます。
- 特定のプロセスの必須フィールドの入力を強制することで、正確で一貫したデータを確保します。
- HCM Cloudのパーソナライズを単純化することにより、ユーザー・エクスペリエンスを改善し、ソリューションの設定にかかる時間を削減します
- ユーザーが任意の時点で作業を保存し、後で中断した場所から再開できるようにすることで、トランザクションとプロセスを合理化します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
必須リージョン
このリリース以降:
- トランザクション設計スタジオでセクションが必須として構成されている場合、ユーザーは警告メッセージを受け取ります。
- 前述のフローで必須セクションにアクセスしていない場合、ユーザーに警告メッセージが表示されます。
「保存」および「保存してクローズ」
トランザクション設計スタジオではアクティブなルールの各属性に対してルールが評価されます。同じ属性が複数のルール定義で定義されている場合、アクティブなルール属性条件の順序で最初のものだけが適用されます。たとえば、次のような定義を行うとします。
- ルール1:「保存してクローズ」は無条件で使用可能だが、「保存」はそうではないという汎用ルール。
- ルール2: 「保存」は、特定の雇用主に対してのみ使用可能
結果として、アクティブ・ルールの順序では、ルール1が最初のルールとして評価されるため、ルール2で選択した雇用主に対して「保存」ボタンは表示されません。
主なリソース
詳細は、次のHCM共通の新機能を参照してください。
- 更新21C - ジョブ求人作成時の必須セクション
- 更新21D - HCMエクスペリエンス設計スタジオのトランザクション設計スタジオの拡張機能
ロール情報
サンドボックスを有効にするには、「人材管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが必要です。
HCMデータ・ローダーは、Oracle Human Capital Management Cloudへのデータ移行や継続的な増分更新のために、ビジネス・オブジェクト・データを柔軟かつ効率的に一括ロードする手段を提供します。
「ビジネス・オブジェクトの表示」ユーザー・インタフェースの「属性」タブに参照属性が表示されるようになりました。これらの属性は、常にHCMデータ・ローダー・ファイルで使用できましたが、レポートでの使用を促すために「属性」ページに追加されました。これらの属性に指定されるデータは、HCMデータ・ローダーのステージング表でのみ使用できます。これらの属性は、有効期限が切れてステージング表から削除されるまで、データ・セットのレポート作成に使用されます。
参照属性により、レポート作成および突合せのために、HCMデータ・ローダーのステージング表から特定の値を取得するカスタムSQLを作成する必要がなくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
参照属性に指定されるデータは、HCM統合リアルタイム・サブジェクト領域の「インポート済オブジェクト」フォルダにあります。特定の参照属性値でフィルタ処理するOTBIレポートを作成する場合は、最初の4つの参照属性のみが索引付けされるため、それらの属性にこれらの値を割り当てます。
主なリソース
クラウド・カスタマ・コネクトのHCMレポート共有センターから、OTBIのHCMデータ・ローダー・ダッシュボードをダウンロードできます。
次の拡張ビジネス・オブジェクトを使用してデータ・ロード機能を拡張できるようになりました。
更新されたビジネス・オブジェクト
休暇欠勤管理
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 新しい属性 |
---|---|---|
休暇欠勤エントリ | 休暇欠勤エントリ |
|
福利厚生
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 変更 |
---|---|---|
個人福利厚生バランス | 個人福利厚生バランス | 次の属性は使用できなくなりました。
|
潜在的ライフ・イベント | 潜在的ライフ・イベント |
このオブジェクトのユーザー・キーは、LifeEventStatusCodeを含むように拡張されました。統合キーまたはサロゲートIDを使用してレコードを識別しないかぎり、レコードのステータスを更新できません。 |
グローバルHR
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 変更 |
---|---|---|
処理事由 | 処理事由 | 処理事由は削除できなくなりました。 |
処理 | 処理 | 処理は削除できなくなりました。 |
割付チェックリスト | 割付チェックリスト | 新しい属性:
|
割付チェックリスト | 割付チェックリスト・タスク | 次の属性は廃止されました。
|
チェックリスト・テンプレート | チェックリスト・テンプレート | 新しい属性:
|
文書レコード | 文書添付 | この属性は以前に廃止されており、削除されました。この属性を含めると、アップロードが失敗します。
|
ポジション・セキュリティ・プロファイル | ポジション・セキュリティ・プロファイル | 新しい属性:
|
ロール・マッピング | ロール・マッピング | 新しい属性:
|
就業者 | 処理待ち就業者割当に対して有効日更新をアップロードできなくなり、既存の割当レコードの作成および訂正のみが許可されます。 |
グローバル給与
次の属性は削除されました。これらの属性を指定しようとすると、アップロードが失敗します。
ビジネス・オブジェクト | 削除された属性 |
---|---|
電子所得源泉徴収命令 |
|
給与インタフェース・インバウンド・レコード |
|
学習
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 新しい属性 |
---|---|---|
専門V3 | 専門V3 |
|
タレント管理
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 新しい属性 |
---|---|---|
目標プラン | 目標プラン |
|
一括ロード機能を拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
最新のビジネス・オブジェクト情報をレビューするには、「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用します。
テスト環境からの個人データのパージプロセスが、テスト環境またはステージ環境で自動的に使用可能になりました。このプロセスを使用して、アサイメント・レコード、計算カード、エレメント・エントリ、休暇欠勤、福利厚生などの個人レコードおよび関連データをパージします。
このプロセスへのアクセス権を要求する必要がなくなりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
このプロセスは本番環境では使用できません。
テスト環境またはステージ環境でこのプロセスが見つからない場合は、Oracle Supportでサービス要求を発行してください。
主なリソース
詳細は、Oracle Help CenterにあるHCMデータ・ローダー・ガイドで、次のヘルプ・トピックを参照してください。
- テスト環境の個人データのパージ
- 「テスト環境の個人データのパージ」プロセスによってパージされる表
HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、Oracle Human Capital Management Cloudへのデータ移行や継続的な増分更新のために、ビジネス・オブジェクト・データを柔軟かつ効率的に一括ロードする手段を提供します。
ビジネス・ユーザーが使用できるようになった保護されたビジネス・オブジェクト
ビジネス・ユーザー向けのオブジェクトの一括ロード機能を拡張できるようになりました。これらのオブジェクトに基づくスプレッドシートにユーザーのデータ・セキュリティが実装され、ビジネス・ユーザーと共有できるようになりました。
グローバル給与
- 給与インタフェース・インバウンド・レコード
ビジネス・ユーザーは、スプレッドシートを使用してこのオブジェクトにデータを一括ロードできます。
有効化のステップ
新しいスプレッドシート・テンプレートを作成すると、セッション・ユーザーとしてデータがアップロードされる設定に、テンプレート・セキュリティが自動的にデフォルト設定されます。これらのオブジェクトに基づく既存のテンプレートの場合、テンプレート構成を更新してユーザー・タイプを「セッション・ユーザー」に設定できます。
主なリソース
詳細は、Oracle Help CenterにあるHCMデータ・ローダー・ガイドで、次のヘルプ・トピックを参照してください。
- HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート
- ユーザー名とデータ・アップロードの関連付け方法
事前構成済HCMスプレッドシート・データ・ローダー・アクセス
一括データ・ロードにHCMスプレッドシート・データ・ローダー・スプレッドシートを使用するには、次のアクセス権が必要です。
権限 | アクセス |
---|---|
HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのロード | 一括データ・ロード用のスプレッドシートを生成する機能を使用可能にします。 |
HCMスプレッドシート・データ・ローダーへのアクセス | ユーザーがアクセス権を持つテンプレートのスプレッドシートを生成するためのアクセス権を提供する「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」タスクへのアクセス権を提供します。 |
「データ交換」作業領域の管理 | 「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」タスクが存在する「データ交換」作業領域へのアクセス権を提供します。 |
このアクセス権が、次のジョブ・ロールに対して事前構成されるようになりました。
- 報酬アナリスト
- 報酬マネージャ
- 人事担当者
- 人材管理アプリケーション管理者
- 給与マネージャ
- 給与管理者
- 給与インタフェース・コーディネータ
- 勤怠管理マネージャ
一括ロード・スプレッドシートへのアクセス権を提供するためのセキュリティ設定要件が軽減されます。
有効化のステップ
これらのジョブ・ロールのカスタム・バージョンを使用している場合は、次の権限を付与することで、HCMスプレッドシート・データ・ローダーのアクセス権を追加できます。
集計権限
- HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのロード(ORA_HRC_LOAD_DATA_USING_HSDL)
- HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートへのアクセス(ORA_HRC_ACCESS_HSDL_TEMPLATES)
機能セキュリティ権限
-
「データ交換」作業領域の管理(HRC_MANAGE_DATA_EXCHANGE_PRIV)
ヒントと考慮事項
「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」タスクへのアクセスでは、一括データ・ロード機能は自動的には提供されません。ユーザーは、自分に付与されたジョブ・ロールに割り当てられているアクティブなスプレッドシート・テンプレートにのみアクセスできます。
主なリソース
詳細は、Oracle Help CenterのHCMデータ・ローダー・ガイドで次のトピックを参照してください。
- HCMスプレッドシート・データ・ローダー・タスクへのアクセスを有効にする方法
- テンプレートおよび生成されたスプレッドシートへのアクセス
データが正常にロードされた後にエラーが発生することがあります。新しい警告メッセージで問題が通知され、データ・セットにエラー・ステータスではなく警告ステータスが設定されるようになりました。
すべてのデータが正常にロードされたデータ・セットが、エラーとしてマークされなくなりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
Oracle HCM Cloudの変更実施後に、HCMデータ・ローダーのステージング表を更新すると、エラーが発生する場合があります。
HCM抽出とはHCMアプリケーションからデータを抽出する方法で、データを別のソースにインタフェースしたり、システム間でレポートを統合するためにデータを抽出するのに使用できます。
HCM抽出で生成されたすべてのアーカイブ・データは、アーカイブが作成された日から90日間保持されます。完全抽出の実行によって生成されたアーカイブのうち90日より古いものは、抽出の実行効率を向上させるために自動的にパージされます。
以前は、古いアーカイブを手動でパージして、抽出の実行パフォーマンスを改善する必要がありました。現在は、90日より古いアーカイブが自動的にパージされます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 90日間の保持期間は、22Aのアップグレード後にトリガーされる実行のすべての非増分ユーザー定義抽出(完全抽出)に適用されます。
- 必要に応じて、これらの抽出に関連するpay_action_informationアーカイブ表に直接アクセスする問合せまたはレポートを、テストおよび更新する必要があります。
- 「HCM抽出文書の削除」ESSジョブを使用して、WebCenterコンテンツに格納されている、これらの抽出によって生成された出力ファイルを削除できます。
- 「抽出」によって生成されたファイルは(WebCenterコンテンツ提供オプション用に)UCMに格納され、hcm$/extracts$/export$に配置されます。UCMアカウントへの明示的な参照がスクリプトにある場合は、新しいdDocAccountを参照するようにスクリプトを更新してください。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
現時点ではありません。 |
_________________________
既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 15548381)
次に、制限付提供プログラムが提供する制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様がご利用いただけるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、この機能プログラムに参加するには承認が必要になります。これらのプログラムに参加するには、テストに参加して、フィードバックを返していただく必要があります。プログラムによっては、他のご協力が必要な場合もあります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がない場合、ご心配はいりません。すべてのお客様向けの一般提供が始まった時点で、この機能をご利用ください。すべてのお客様がこれらの機能をご利用いただけるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
ぜひ機能のリストをご覧になり、機能のリリース・スケジュールより前に実装する必要がある機能があるかどうかをご確認ください。機能のサインアップに関する情報は、次の表をご覧ください。これらのプログラムの参加者数は限られており、一部は特定のお客様向けのプログラムであるため、早めにサインアップしてください。
次の表に、使用可能な機能とサインアップ方法の簡単な説明を示します。提供される機能が多い場合は、この表の下にある「新機能」に機能の詳細が説明されている場合もあります。
制限付提供プログラムにご参加いただき、お客様のご意見やアイデアをお聞かせいただけることを楽しみにしています。
製品 | 機能名 | 機能の説明 | テストが必要なお客様のタイプ | サインアップ方法 | 制限付提供リリース | 現在参加可能 |
---|---|---|---|---|---|---|
すべてのHCM製品 |
HCMの新しいグローバル検索により、個人の検索エクスペリエンスが高速化され、新しい個人検索機能が導入されます。 これは、Oracle Cloudの専用検索プラットフォームであるOracle Search個人索引の更新(次の機能)に基づいています。 |
これは、次のHCM機能用のOracle Searchに依存しています。 |
適用方法については、次のMy Oracle Supportドキュメントを参照してください。 Fusion Global HR: How to Apply for Oracle Search - Based Global Search under Controlled Availability (ドキュメントID 2743208.1) |
改訂21A - 22A |
クローズ |
|
すべてのHCM製品 |
Oracle Searchは、Human Capital Management Cloud環境で使用可能な専用の検索エンジンです。 これは、Oracle Cloudの専用検索プラットフォームであるOracle Search個人索引の更新(次の機能)に基づいています。 |
前述のOracle Searchベースのグローバル検索または制限付提供機能の21AグローバルHRの新機能の「コネクション」に依存します。 |
Oracle Searchは、スタンドアロン機能としては要求できません。これは、「コネクション」など、特定のOracle Search依存機能(制限付提供機能の21AグローバルHRの新機能)またはOracle Searchベースのグローバル検索(制限付提供機能の21A HCM共通新機能)を介して要求する必要があります。 |
改訂21A - 22A |
クローズ |
|
すべてのHCM製品 |
Oracle Search個人索引は、パフォーマンス向上のために最適化されています。この機能は、Oracle Search依存の機能に必要です。前述のOracle Search for HCMを参照してください。 HCM Oracle Searchの機能(コネクション、Oracle Searchベースのグローバル検索、後任組織チャート)を使用する、制限付提供のお客様は、索引を再作成する必要があります。 |
HCM Oracle Search機能(コネクション、Oracle Searchベースのグローバル検索、後任組織チャート)の使用。 |
Oracle Search機能(コネクション、Oracle Searchベースのグローバル検索、後任組織チャート)を使用するお客様のみ。 |
21C - 22A | クローズ |
Oracle Recruiting Cloudは、採用マネージャおよび採用担当者に、候補者のソーシングおよび育成、ジョブ求人の作成および管理、候補者のスクリーニングおよび選択、ジョブ・オファーの作成および管理、組織への新規従業員のオンボーディングを行うためのツールを提供します。また、従業員および外部候補者が簡単なアプリケーション・プロセスを使用してジョブを検索、発見および応募できるキャリア・サイトも提供します。
外部キャリア・サイトへのリンクを掲載すると、より魅力的なコンテンツをソーシャル・プラットフォームと共有できます。コンテンツをより共有しやすくするために、オープン・グラフ画像用のサイト・レベル構成が追加されました。ソーシャル・プラットフォームにジョブを掲載するときに使用する画像のURLを追加できるようになりました。
ソーシャル・チャネルに表示された画像
また、Twitterにジョブを掲載する場合は、画像の表示方法を決定するためのタグが追加されました。イメージURLでオープン・グラフ画像を使用して、ジョブをTwitterで共有すると、大きな画像で表示されます。カード・フォーマット値はハードコードされているため、構成できません。カード・フォーマットは<meta name="twitter:card" value="summary_large_image">です。
Twitterジョブ掲載に表示されたイメージ
また、キャリア・サイトのページをソーシャル・プラットフォームで共有する場合は、次のオープン・グラフ・タグがスプラッシュ・ページおよび検索結果ページに追加されました。
ノート: ジョブ詳細ページとカスタム・コンテンツ・ページには独自のオープン・グラフ・タグがあるため、これらのページにはタグが追加されていません。
- 「<site name> Careers」はog:titleとして使用されます(正しい言語に翻訳)
- ブランディング・テキストはog:descriptionとして使用されます
- サイト用に構成された画像はog:imageとして使用されます(サイト・ロゴ/デスクトップへのフォールバックあり)
- 「website」はog:typeとして使用されます
- サイト名はog:site_nameとして使用されます
- ページがTwitterに対して共有されている場合、Twitterカードはsummary_large_imageフォーマットで表示されます。
この機能により、ソーシャル・メディアでのジョブの共有が強化されます。
有効化のステップ
キャリア・サイトを構成する際に、キャリア・サイト・ページがソーシャル・メディアで共有されるときに使用する画像を定義できます。新しい「ソーシャル・シェア」セクションは、「一般」タブで使用できます。画像のURLをオープン・グラフ画像として追加できます。画像を追加しないと、サイト・ロゴが使用されます。
ソーシャル・メディア・サイトでジョブ・リンクを共有するときのエクスペリエンスを最適化するために、ロゴの縦横比を1.9:1にしてください。
「ソーシャル・シェア」セクションの「イメージURL」フィールド
主なリソース
大きな画像のサマリー・カードの詳細は、Twitterのドキュメントを参照してください。
ジョブ応募リストにある新しい「フィードバックの収集」バッチ処理を使用して、複数の候補者に対するフィードバックを要求できます。
5つ以下のジョブ応募を選択すると、「フィードバックの収集」処理がリアルタイムで実行されます。5つを超えるジョブ応募を選択すると、処理は非同期に実行され、できるかぎり早く処理されます。引き続き作業を続行できます。プロセスが完了すると、何件のジョブ応募について処理が成功したかを通知する電子メールが届きます。また、なんらかの理由でスキップされたか失敗したジョブ応募を表示することもできます。
- 「ジョブ応募」リストで、候補者の一部またはすべてを選択します。
- 「処理」メニューで「フィードバックの収集」を選択します。
- 「フィードバックの収集」ページの「候補者」セクションで、選択した候補者を保持するか、候補者の一部を削除できます。
- 「応答者の選択」セクションで、応答者を選択します。デフォルトでは、ジョブ求人に定義されている採用チームを応答者として選択できます。他の応答者(HCMユーザー)を追加できます。また、採用チームに応答者を追加しないように、この新しいプロファイル・オプションが設定されていないかぎり、応答者はジョブ求人の採用チームに協力者として追加されます。
- 「インタビュー質問リストの選択」セクションで、インタビュー・フィードバック質問リストを選択します。これらの質問リストには、インタビュー・フィードバックを収集するための質問が含まれています。
- 「文書を含める」セクションで、フィードバック要求に含めるジョブ応募の添付を選択します。履歴書、カバー・レターまたはその他の添付を含めることができます。
- 「要求詳細」に、要求の有効期限を入力します。応答者に対するノートを追加することもできます。
- 「送信」をクリックします。
この機能では、1度に1人の候補者のフィードバックを要求するかわりに、新しいバッチ処理を使用して、インタビュー・フィードバックを要求する時間を節約できます。
有効化のステップ
管理者は、インタビュー・フィードバックの応答者をジョブ求人の採用チームに協力者として追加するかどうかを決定できます。詳細は、「採用チームへのフィードバック応答者の追加」を参照してください。
ヒントと考慮事項
「フィードバックの収集」バッチ処理をサポートするために、1人の候補者用の既存の「フィードバックの収集」処理が拡張されました。「文書を含める」セクションで、次のオプションを使用できるようになりました。
- 履歴書を含む
- カバー・レターを含む
- その他添付を含む(その他のカテゴリに割り当てられているジョブ応募の添付)
この機能拡張の前までは、「文書を含める」に候補者の添付の名前が表示されていました。
候補者選択プロセスの設定データをエクスポートするときに、エクスポートする候補者選択プロセスの範囲を定義できます。(以前のリリースと同様に)すべての候補者選択プロセスを選択できますが、特定のプロセスも選択できるようになりました。
候補者選択プロセスの設定データのインポートも、「下書き」ステータスの候補者選択プロセスのみをインポートするように変更されました。
特定の候補者選択プロセスのみをエクスポートすると、別の環境にインポートする必要のあるプロセスのみを簡単にエクスポートできます。下書きの候補者選考プロセスのみのインポートを許可すると、ジョブ応募ですでに使用している可能性がある、現在使用中のプロセスの上書きを防止できます。
有効化のステップ
エクスポートする候補者選択プロセスを定義するには、次のステップに従います。
- 「設定と保守」作業領域で、次の場所に移動します。
- オファリング: 採用および候補者エクスペリエンス
- 機能領域: 候補者ジョブ応募
- 「候補者ジョブ応募」の横にある「処理」メニューをクリックし、「エクスポート」または「CSVにエクスポート」→「新規作成」を選択します。
- CSVファイルへの設定データのエクスポート・ページで、「ビジネス・オブジェクト」セクションに移動します。
- 「検索」フィールドに「候補者選択プロセス」と入力し、「検索」アイコンをクリックします。
- 「候補者選択プロセス」の「スコープ」セクションで、「追加」をクリックして、エクスポートする候補者選択プロセスを選択します。1つまたは複数のプロセスを選択できます。検索パラメータを使用してリストをフィルタできます。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
主なリソース
設定データのエクスポートおよびインポートの詳細は、Functional Setup Managerの使用ガイドの設定データのエクスポートおよびインポートの章を参照してください。
「候補者検索」ページに埋め込まれているLinkedInの検索機能を使用して、より多くの候補者を検索できるようになりました。これにより、Oracle Recruiting Cloud内からLinkedInプロファイルを検索および参照できる、統一されたエクスペリエンスが実現されます。
「候補者検索」ページで候補者を検索すると、結果ページに「LinkedIn Recruiterで検索します。」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、LinkedInの検索ページに移動し、LinkedInのプロファイルを検索して参照できます。「候補者検索」ページで一連のキーワードを使用して検索した場合は、LinkedIn検索リンクをクリックすると、同じキーワード・セットに基づいて候補者の検索結果が表示されます。
ノート: LinkedIn検索リンクをクリックすると、以前にログインしていない場合は採用担当者のログイン・ページに移動します。LinkedIn検索ページを表示するには、資格証明を入力して、契約タイプを選択する必要があります。
LinkedIn埋込み検索
LinkedIn検索結果
この機能を使用して、LinkedInのメンバー・ベースにすぐにアクセスできるようになりました。
有効化のステップ
LinkedIn検索ページを表示するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- LinkedIn Recruiterシステム接続(RSC)機能を有効にする必要があります。
- 「完全同期ステータス」を「完了」に設定する必要があります。
管理者が「設定および保守」作業領域でこれらを設定する必要があります。
- 「設定と保守」作業領域で、次の場所に移動します。
-
オファリング: 採用および候補者エクスペリエンス
-
機能領域: 採用および候補者エクスペリエンス管理
-
タスク: 採用カテゴリのプロビジョニングおよび構成
-
-
「カテゴリのプロビジョニングおよび構成」ページで、「プロファイル・インポート・パートナ」の横にある「編集」をクリックします。
- 「LinkedIn Recruiterシステム接続」セクションの「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。
- 「完全同期ステータス」が「完了」になっていることを確認します。
主なリソース
候補者検索の詳細は、Oracle Help Centerの採用の使用ガイドの第5章「候補者検索」を参照してください。
ロール情報
採用担当者ロールには、IRC_ACCESS_LINKEDIN_CANDIDATE_SEARCH_PRIV権限が必要です。これはデフォルトで追加されています。
管理者が定義したラベルを使用して候補にタグ付けできます。たとえば、候補者を財務専門家としてタグ付けできます。
「ラベル」という新しいセクションを、候補者プロファイルと見込みレコード、プール・メンバーで使用できます。
候補者プロファイルのラベル・セクション
この機能を使用すると、採用担当者および採用マネージャが候補者のラベルにタグ付けしてレビューできます。
有効化のステップ
管理者は、採用担当者および採用マネージャが候補者へのタグ付けに使用できるラベルを作成できます。
- 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
- 講義: 採用および候補者経歴
- 機能領域: 採用および候補者エクスペリエンス管理
- タスク: 採用ラベルの管理
- 「候補者ラベル」ページで「作成」アイコンをクリックします。
- ラベル名を入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
キャンペーン・マネージャが、スキルを使用してキャンペーンの対象者を定義できるようになりました。
「対象者基準」で使用可能な「追加」メニューに、対象者の定義に使用できる「スキル」オプションが表示されるようになりました。
キャンペーン対象者を定義するためのスキル・オプション
特定のスキルを持つ候補者にキャンペーンのターゲットを設定できます。これにより、専門に焦点を当てたコンテンツとジョブをキャンペーンに設定できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ジョブ応募グリッド・ビュー機能を有効にすると、ジョブ応募リストのデータが列レイアウトで表示されます。ジョブ応募リストの最も重要な情報がビューに表示され、ジョブ応募をレビューおよび比較するのに役立ちます。
ジョブ応募リストに移動すると、「要約」グリッド・ビューが表示されます。これはすべてのユーザーのデフォルト・ビューです。ズーム・インおよびズーム・アウトまたは水平にスクロールすれば、追加の列を表示できます。
ジョブ応募リストの要約ビュー
候補者ジョブ応募リストのパーソナライズ権限が割り当てられている場合は、「表示」メニューで使用可能な「ビューの管理」ページにアクセスし、独自の個人ビューを作成して、関心のある列およびフィールドを表示できます。これは、ジョブ応募をレビューおよび比較する場合に便利です。ビューを編集、削除およびコピーすることもできます。ジョブ応募リストにアクセスするときに、どのビューをデフォルト・ビューにするかを定義することもできます。デフォルトの「要約」ビューは編集または削除できません。
パーソナライズされたジョブ応募グリッド・ビューの作成
候補者ジョブ応募リストの管理権限が割り当てられている場合は、「表示」メニューで使用可能な「ビューの管理」ページにアクセスできます。サイト・レベル・ビューと呼ばれるすべてのユーザーが使用できるビューと、そのビューの作成時に定義されたロールのみが使用できるロール・ベースのビューを作成できます。「ビューの管理」ページに、次の2つの処理が追加されています。
- 複合フィールドの管理: 複合フィールドを作成して、関心がある特定のフィールドのみをグリッド・ビューに表示できます。複合フィールドを編集および削除することもできます。
- マスク済データの管理: ブラインド・シフトまたは氏名ブラインド採用プロセスを組織で使用している場合は、ジョブ応募のグリッド・ビューでデータをマスクできます。EL式を作成して、データをマスクするロール、フェーズおよび状態を定義し、匿名化するグリッド・ビューのフィールドを選択できます。
データをマスクする方法を次に示します。
- 求人のジョブ応募リストに移動します。
- 「表示」メニューで、「ビューの管理」を選択します。
- 「ビューの管理」ページで、「処理」メニューをクリックし、「マスク済データの管理」を選択します。
- 「マスク済データの管理」ページで、グリッド・ビュー・データをマスクするEL式を定義します。
EL式フィールドは2000文字までに制限されています。EL式の結果はtrueまたはfalseである必要があります。EL式がtrueの場合、選択したフィールドはすべてのジョブ応募グリッド・ビューでマスクされます。マスクされたフィールドは、グリッド・ビューに「*****」で表示されます。
EL式で使用できるフィールド:
コンテキスト | EL式 |
---|---|
ロールの確認 | securityContext.userInRole[‘ORA_IRC_RECRUITER_JOB’] マスク済データを表示する必要があるロールのロール・コードを渡します。 |
フェーズID | item.PhaseId 問合せを実行してフェーズIDを取得します(CSP問合せについては次を参照)。 |
状態ID | item.StateId 問合せを実行して状態IDを取得します。 |
フェーズ名 | item.PhaseName 問合せを実行してフェーズ名を取得します。 |
状態名 | item.StateName 問合せを実行して状態名を取得します。 |
- 「マスクするグリッド・ビュー・フィールド」で、「追加」をクリックして、マスクするフィールドを追加します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
EL式の例: #{securityContext.userInRole['ORA_IRC_RECRUITER_JOB'] ? !(item.PhaseId == 14 and item.StateId == 1020 and item.PhaseName == 'Offer' and item.StateName eq 'Draft') : false}
新しいジョブ応募グリッド・ビューでは、以前は別々のビューで表示されていたデータが1つの列レイアウトに結合されたので、候補者の比較が容易になりました。
構成可能な複合フィールド機能により、グリッド・ビューに表示できるフィールドのセットが拡張されます。以前にジョブ応募リストから表示できたのは限られたフィールド・セットのみで、複合フィールドで使用するフィールドは構成できませんでした。タレント・プロファイル、ジョブ応募固有のフィールドおよびEFFを使用して、複合フィールドを作成できます。
デモを見る
有効化のステップ
ジョブ応募グリッド・ビュー機能を有効にし、権限を割り当てて、ユーザーにより多くの機能を提供するステップを次に示します。
- ジョブ応募グリッド・ビューを有効にするプロファイル・オプションの作成
- ジョブ応募グリッド・ビューのプロファイル・オプションの有効化
- ジョブ応募グリッド・ビューの権限の割当
ステップ1: ジョブ応募グリッド・ビューを有効にするプロファイル・オプションの作成
ジョブ応募グリッド・ビュー機能はデフォルトでは無効になっています。この機能を有効にするには、IRC_SUBMISSION_LIST_GRID_VIEW_ENABLEDというプロファイル・オプションを作成する必要があります。
- 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・オプションの管理」タスクを検索します。
- 「プロファイル・オプションの管理」ページで、「作成」アイコンをクリックします。
- 「プロファイル・オプションの作成」ページで、次の値を入力してプロファイルを作成します。
オプション | 摘要 |
---|---|
プロファイル・オプション・コード | IRC_SUBMISSION_LIST_GRID_VIEW_ENABLED |
プロファイル表示名 | ジョブ応募グリッド・ビュー |
アプリケーション | 採用 |
モジュール | 採用共通 |
摘要 | ジョブ応募グリッド・ビュー機能を使用可能にします。 |
開始日 | 本日の日付 |
- 「保存してクローズ」をクリックします。
- 「プロファイル・オプションの管理」ページに戻り、プロファイル・オプションIRC_SUBMISSION_LIST_GRID_VIEW_ENABLEDが表示されます。
- 「プロファイル・オプション・レベル」セクションに移動します。
- プロファイル・オプションをサイト・レベルで有効化および更新可能にするように設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ステップ2: ジョブ応募グリッド・ビューのプロファイル・オプションの有効化
採用でジョブ応募グリッド・ビュー機能を使用できるように、サイト・レベルでプロファイル・オプションIRC_SUBMISSION_LIST_GRID_VIEW_ENABLEDを有効にする必要があります。
- 「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプション・コードIRC_SUBMISSION_LIST_GRID_VIEW_ENABLEDを検索します。
- 「プロファイル値」セクションで、「サイト」プロファイル値を「Y」に設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ステップ3: ジョブ応募グリッド・ビューの権限の割当
ジョブ応募グリッド・ビュー機能が有効な場合は、すべてのユーザーがジョブ応募リストの「要約」グリッド・ビューにアクセスでき、作成済のビューからデフォルト・ビューを設定できます。ジョブ応募グリッド・ビューを作成および管理するユーザーの機能を管理する権限を割り当てることができます。
候補者ジョブ応募リストのパーソナライズ
- この権限を持つユーザーは、自分の個人ジョブ応募グリッド・ビューを作成および管理できます。この権限を持たないユーザーは、シード済ビュー、およびお客様が作成し、そのユーザーが表示できるビューのセットからのみデフォルト・ビューを定義できます。
- デフォルトでは、この権限は採用担当者ロールに付与されます。
候補者ジョブ応募リストの管理
- この権限を持つユーザーは、他のユーザーがアクセスできるビューを作成および管理できます。サイト・レベルのビューはすべてのユーザーが使用でき、ロール・ベースのビューはユーザーのロールに応じてユーザーが使用できます。
- ユーザーは複合フィールドを作成できます。
- ユーザーは、グリッド・ビューのデータ・マスキングを定義できます。
- デフォルトでは、この権限は採用マネージャ・ロールに付与されます。
ヒントと考慮事項
グリッド・ビューを管理する場合:
- ビューは、すべての求人のジョブ応募リストで使用できます。
- 最大3つの個別フィールドまたは1つの複合フィールドを列に追加できます。
- 「スキル」および「言語」複合フィールドには、候補者が入力したすべてのスキル名や言語名の値が(カンマ区切りリストで)表示されます。
- ビューに表示されるようにEFFを構成できます。ただし、複数行のEFFは、構成可能な複合フィールドで使用した場合にのみサポートされます。
- EFF値のみが表示されます。EFFラベルを列ヘッダーとして使用することを検討してください。
- シード済要約ビューを編集または削除することはできません。
複合フィールドを管理する場合:
- 複合フィールドは、同じフィールド・カテゴリからのものである必要があります。
- 複合フィールドは、グリッド・ビューに表示されるとカンマで区切られます。
- 「複合フィールドの管理」リスト・ページの翻訳エディタ処理を使用して、フィールドを保存した後にフィールド名を翻訳できます。
- 複数行フィールドは、複数の値をグリッド・ビューに表示するように構成できます。
- 複数行フィールドが複数値フィールドとして構成されている場合は、最新のエントリがグリッド・ビューに3つまで表示されます。
- 複数行フィールドが複数値フィールドとして構成されていない場合は、グリッド・ビューに最新のエントリが1つ表示されます。
- 複合フィールドを作成したユーザーだけでなく、ビューを作成できるすべてのユーザーがグリッド・ビューに複合フィールドを追加できます。
- 複数行のEFFを複合フィールドで使用できます。
主なリソース
管理者は、インタビュー・フィードバックの応答者をジョブ求人の採用チームに協力者として追加するかどうかを決定できます。次の新しいプロファイル・オプションを使用できます。
- フィードバック応答者を協力者として追加
デフォルトでは、このプロファイル・オプションが有効になっており、フィードバック応答者が協力者として追加される既存の動作が維持されます。
デフォルトでは、インタビュー・フィードバックの応答者がジョブ求人の採用チームの協力者として追加されて、将来のフィードバック要求時に自動的に提示されます。ただし、一部の組織では、インタビュー・フィードバックの応答者を求人の採用チームに追加することを望まない場合があります。これは、これらのユーザーに求人へのアクセス権を付与したり、これらのユーザーをジョブ・オファーの採用チームで継承するのが望ましくないためです。
有効化のステップ
プロファイル・オプション「フィードバック応答者を協力者として追加」を変更するには、次のステップに従います。
- 「設定および保守」作業領域で、「タスク」アイコンをクリックし、「検索」オプションをクリックします。
- タスク「管理者プロファイル値の管理」を検索します。
- タスク名をクリックします。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプション名「フィードバック応答者を協力者として追加」を検索します。
- プロファイル値を構成します。
- Y: これがデフォルト値です。応答者が協力者として追加されます。
- N: 応答者は協力者として追加されません。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
更新21Dでは、ジョブ求人に追加されたスキルは外部候補者にのみ表示されていました。この更新では、スキルがジョブ求人に追加されると、内部候補者が社内キャリア・サイトでジョブの詳細を表示する際にスキルを参照できるようになりました。採用エージェントも、自分のエージェンシ・ポータルでジョブ詳細を表示するときにスキルを表示できます。
内部ジョブのスキル
内部候補者がジョブを検索する場合は、ジョブ求人の「スキル」セクションに含まれているスキル名を使用して検索できます。採用エージェントはこの機能を使用できません。
追加のスキル属性値が求人で取得されると、求人詳細を表示する候補者および採用エージェントには、そのスキル名のみが表示されます。その他の属性は表示されません。
また、管理者は、「スキル」セクションに表示するフィールドを構成できます。
この機能を使用すると、外部と内部の両方の候補者、および採用エージェントにもスキルが表示されます。また、「スキル」セクションに表示するフィールドを管理できるようにもなりました。
有効化のステップ
トランザクション設計スタジオを使用して、ジョブ求人の「スキル」セクションに表示されるフィールドを構成できます。フィールドを表示するかどうか、および必須かどうかを定義できます。デフォルトでは、すべてのフィールドが表示され、必須ではありません。「スキル」属性(スキル名)の構成のみが常に表示されて必須になり、変更できません。
ジョブ求人の「スキル」セクションはデフォルトでは非表示になっており、必須ではありません。「スキル」セクションを表示してその属性を構成するには、次の処理を使用して、トランザクション設計スタジオでルールを作成する必要があります。
- 採用 - ジョブ求人の作成
- 採用 - ジョブ求人の表示および編集
- 「設定および処理」メニュー→「ページの編集」→「サンドボックスのアクティブ化」の「サイト」レイヤーでサンドボックスおよびページの編集をアクティブ化します。
- ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」→「クイック処理」→「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」をクリックします。
- 「トランザクション設計スタジオ」タブをクリックします。
- 「採用 - ジョブ求人の作成」または「採用 - ジョブ求人の表示および編集」を選択します。
- 「追加」をクリックし、「スキル」セクションを表示するルールを作成します。
- 「基本詳細」セクションで、ルールの名前と説明を入力します。ロール名、採用タイプおよび国を選択することもできます。
- 「リージョンの表示または非表示」セクションで、「スキル」を「表示」に設定します。セクションを必須に設定することもできます。
- 「ページ属性」セクションで、「スキル」領域を選択します。
- 表示するフィールドと必須フィールドを構成します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
トランザクション設計スタジオのスキル属性
ノート: 1つのフィールドが複数の「スキル」コンテンツ・セクションに含まれている場合、1つの設定によって、すべての「スキル」コンテンツ・セクションのそのフィールドの表示および必須を管理できます。
ヒントと考慮事項
スキルは多言語ではありません。複数の言語でスキル名を翻訳することはできません。このため、候補者が求人を表示している言語に関係なく、スキル名は常に入力されたとおりに候補者に表示されるため、多言語ジョブ求人ではスキルを使用しないことをお薦めします。
別の外部候補者用にすでに作成済のオファーをコピーして、求人の外部候補者用の1つ以上のジョブ・オファーを迅速に作成できるようになりました。
新しい「ジョブ・オファーのコピー」権限がある場合、任意のジョブ求人に移動し、まだジョブ・オファーがない1人または複数の外部候補者を選択して、新しい「オファーのコピー」処理を選択します。
ノート: 選択できるPersonタイプは、新規採用および再雇用を含む外部候補者のみです。通常、現在の従業員および現在の派遣就業者には、より個人的なジョブ・オファーが必要であるため、以前の外部候補者のオファーからコピーされたオファーをこれらの内部就業者が受け取るようには選択できません。これらの現在の従業員または派遣就業者を選択しても、選択したオファーのコピーを受け取る対象者のリストから除外されます。
「オファーのコピー」処理
「オファーのコピー」ページで、任意の状態のジョブ・オファーがある、この求人の外部候補者を選択します。そのオファーのすべてのコンテンツと添付がコピーされて、選択した他の候補者の新規ジョブ・オファーが作成されます。アクティブな値が含まれているため、最新のオファーを選択することをお薦めします。この求人の古いオファーは選択できなくなっているか、現在の値が設定されていない場合はコピーに失敗します。
必要に応じて、すべての新規オファーに対して、元のオファーの開始日と異なる予定開始日を選択できます。これ以外の新しいオファーのフィールドには、元のオファーのフィールドと同じ値が設定されます。
ここで各バッチ・オファー・プロセスの名前を設定することも、求人番号と現在の日時を含むデフォルトの名前を指定することもできます。この名前は、「採用」領域の「ジョブ・オファー」リストで、新しくコピーされたすべてのオファーを追跡するのに役立ちます。
「オファーのコピー」処理を送信する前に、正常に下書きが作成されたすべての新規オファーに対して、次に何を実行するかを決定できます。
- 承認のために新規オファーを送信: このデフォルト・オプションを選択すると、新規作成されたすべてのオファーが承認サイクルに直接送信されます。開始したフェーズおよび状態から「オファー - 承認待ち」ステータスに移動します。このオプションは、新規作成したオファーを承認者に送信する前に、各オファーを編集する必要がない場合に、クリック数を減らすのに役立ちます。
- 新規オファーを編集するために下書き状態に留まる: このオプションを選択した場合は、新しく作成されたすべてのオファーが、各オファーに変更が必要な場合に備えて編集可能のままになります。開始したフェーズおよび状態から「オファー - 下書き」ステータスに移動します。これは、各候補者に調整が必要になることがわかっている場合に、元のオファーを開始点として使用する場合に便利です。
「オファーのコピー」ページ
「オファーのコピー」処理を送信すると、警告またはエラーが発生しないかぎり、選択したすべての外部候補者に新規ジョブ・オファーが作成されます。たとえば、候補者に関する特定の情報を含めるように元のオファー・レターが調整された場合、コピーされた後に各新規候補者のオファー・レターを更新するようにという警告が表示されてから、コピーが作成されます。または、元のオファーの採用担当者または採用マネージャがすでに退職した場合は、コピーを続行できないため、別の候補者のオファーを選択してコピーするように求めるエラーが表示されます。また、元のオファーに給与額やオファー・レターがない場合、または選択したすべての候補者の採用に十分な空席が求人に残っていない場合(かつ空席数を無視したジョブ・オファーの連絡権限がない場合)も、エラーが発生してコピー・プロセスが開始されません。
バッチ・プロセスが終了するとすぐに通知が届きます。通知には、正常にコピーされたオファーの数、および失敗、スキップまたは取り消された数が示されます。
失敗した場合、選択したすべての候補者に、一部作成済のオファーが存在する場合が多いですが、各候補者のオファーの「エラー」セクションで、どの領域のフィールドをコピーできなかったかを確認する必要があります。たとえば、元のオファーのアサイメントに現在は非アクティブの事業所または等級がある場合、すべての新規候補者の「アサイメント」セクションが入力されていない可能性があります。または、元のオファーの個別報酬プランの適格プロファイルまたはエレメントの適格条件を新規候補者が満たしていない場合は、すべての新規候補者の「その他の報酬」セクションが空になっている可能性があります。オファーのコピー時に選択したオプションが「承認のために新規オファーを送信」であっても、欠落した値を必要に応じて手動入力できるように、これらの未完了の新規オファーは「オファー - 下書き」ステータスのままになります。各オファーの編集が完了したら、承認のために個別に送信できます。
管理者の設定によっては、コピーしたオファーがあるすべてのジョブ応募を、候補者選択プロセスの様々なポイントを通過させて、素早く自動的に前進させることができます。必要に応じて、オファー承認をバイパスして、他のライフサイクルの移動を自動化できます。これらのクイック構成が実装されていない場合、これらのコピーされたジョブ・オファーは、他のすべてのジョブ応募と同様に、各候補者の準備が完了したときに、ユーザーが個別に承認、提示して、HRフェーズに移動します。
最後に、オファー・フェーズのすべてのジョブ応募を対象とした、新しいフィルタが「ジョブ・オファー」リストで使用できるようになりました。「ジョブ求人」フィルタでは、特定の求人のオファーのみを表示できます。「バッチ・オファー・プロセス」フィルタでは、フィルタ処理された求人内の特定の名前付き「オファーのコピー」処理で作成されたオファーのみを表示できます。特定のバッチ・プロセスからの一連のオファーのみがリストに表示される場合は、コピー中に問題が発生したオファーがあるかどうか、および正常に自動作成された新規オファーの数がページのバナーに表示されます。
ジョブ・オファー・リストのバッチ・オファー・プロセス・フィルタ
この機能を使用すると、以前の外部オファーから新しいオファーをすばやく作成して時間を節約し、一貫した内容のジョブ・オファーを提示できます。また、次の一部またはすべてを構成することによって、これらのコピーされたオファーが採用ライフサイクルを移動する時間を節約できます。
- 以前のオファーからコピーした新規オファーを自動的に承認
- これらのコピーされたオファーを候補者に自動的に提示
- これらのコピーされたオファーを承認後にHRに自動的に移動
- これらのコピーされたオファーに対して候補者選択プロセスの他の処理を自動的に実行
最後に、これらのコピーされたオファーを新しいフィルタですばやく見つけて、新しいバナーに要約されるその進捗を確認することにより、その進捗を追跡できます。
デモを見る
有効化のステップ
外部ジョブ・オファーのコピー機能は提供時には使用不可になっています。これを使用可能にするには、プロファイル・オプションORA_IRC_ALLOW_COPY_JOB_OFFERを構成する必要があります。
- 「設定および保守」 作業領域に移動します。
- 右側の「タスク」アイコンをクリックし、「検索」をクリックします。
- タスク「管理者プロファイル値の管理」を検索します。
- タスク名をクリックします。
- プロファイル・オプション・コードORA_IRC_ALLOW_COPY_JOB_OFFERを検索します。
- プロファイル値を「Y」に設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
「オファーのコピー」バッチ・プロセスの承認ルールを構成できます。次の新しいフィールドが使用可能です。
- バッチ作成フラグ - 値「Y」は、この「オファーのコピー」処理を使用して作成されたオファーを示します。
- ソース状態名 - この値を使用して、新規オファーが特定の状態(「承認済」または「処理済」など)の元のオファーからコピーされたかどうかに応じて承認ルールを作成できます。
「オファーのコピー」バッチ・プロセスを使用して作成されたオファーに対して承認ルールを構成する方法を次に示します。
- 「ツール」作業領域に移動します。
- 「トランザクション・コンソール」をクリックします。
- 「承認ルール」タブをクリックします。
- トランザクション・マネージャの「ルール」ページで、「ジョブ・オファーの承認」プロセスを選択し、「ルールの構成」列の「編集」アイコンをクリックします。
- 「承認ルール」の「ジョブ・オファーの承認」ページで、ジョブ・オファー承認ルールをクリックし、ツールバーの「編集」アイコンをクリックします。
- ルールを再度クリックし、ツールバーの「選択内容の編集」アイコンをクリックします。
- 「承認ルール: 条件式の編集」ウィンドウで、次に示すように式を作成します。
- 「OK」をクリックします
バッチ作成フラグを使用した承認ルール
新しくコピーされたすべてのオファーを候補者に自動的に提示する必要がある場合、またはライフサイクルのHRフェーズにそれらを自動的に移動する必要がある場合は、候補者選択プロセスで処理を構成できます。FastFormulaを作成するために使用できる新しいデータベース・アイテムがあります。
- IRC_CSP_JOBOFFER_BATCH_COPIED_FLAG
「採用候補者選択プロセス」FormulaタイプのFastFormulaを作成し、データベース・アイテムIRC_CSP_JOBOFFER_BATCH_COPIED_FLAGを使用します。このデータベース・アイテムは、バッチ・プロセスを使用してジョブ・オファーが作成されたかどうかを示すために使用します。
バッチ処理が完了したときに送信する次の通知を、アラート・コンポーザで使用できます。
- コード: IRC_BatchAction_Done
- 名前: バッチ処理通知
ヒントと考慮事項
現在の求人の任意の状態の外部候補者に対するオファーをコピーできます。コピーする個人のオファーを選択する際に、その現在の状態を確認できるため、必要な状態のオファー(「承認済」、「受入済」、「HR - 処理済」など)を選択できます。また、下書き、承認否認済または候補者による否認済の状態であっても、コピーするオファーを選択できます。承認されたが、ある候補者によって否認されたオファーは、他の候補者には問題なく受け入れられる可能性があります。
すべてが1つのジョブ求人内であるかぎり、1つの新規採用または再雇用オファーを選択して、1つ以上の新規オファーを作成できます。1つの求人の既存のオファーを選択して、別の求人にコピーする操作はサポートされていません。そのため、使用可能な以前のオファーがない求人に複数のジョブ・オファーを作成する必要がある場合は、最初に新しいオファーを1つ手動で作成し、すぐにそのオファーをソースとして使用して、残りの必要なオファー用にコピーすれば時間を節約できます。
古い情報はコピーできないため、最近作成したオファーを選択して新規オファーのベースにすることをお薦めします。また、ソース・ジョブ・オファーとコピーの間では、開始日以外は調整できません。
ポジション・ベースのオファーを使用しているときに、ヘッドカウントと常勤換算をチェックするようにシステムが設定されている場合は、この有用な情報を考慮します。オファーのコピーを試みたが、すべての新規候補者に関連付けられたポジションに十分な空きがない場合は、新規オファーが作成されて、一部は承認のために先に進むことができますが、残りは、新規オファーが承認サイクルに移行するように設定した場合でも、下書き状態のままになります。これは、個別に作成したオファーがポジションに関連付けられている場合と同じであり、希望する数の下書きは作成できますが、前進が妨げられる場合があります。承認者は、意図したポジションに十分な常勤換算とヘッドカウントがある場合にのみ、各オファーを承認するように要求されます。
主なリソース
- ジョブ・オファーのコピーのレディネス・トレーニングを見る
- 候補者選択プロセスでFastFormulaを条件として使用する方法の詳細は、Oracle Help Centerで入手可能な採用の実装ガイドの次のトピックを参照してください。
- 候補者選択プロセスのFastFormula
- 候補を移動するための条件の定義
ロール情報
「オファーのコピー」処理を表示して使用するには、新しいジョブ・オファーのコピー権限が必要です。
権限名 | 権限コード | ジョブ・ロール |
---|---|---|
ジョブ・オファーのコピー | IRC_COPY_JOB_OFFER | 採用担当者 |
人事担当者が内部候補者のオファーを処理すると、新規作成されたアサイメントにジョブ・オファーの個人報酬割付がコピーされます。就業者の現在のアサイメントにすでに同じプランがあり、固定処理エレメントに対する複数エレメント・エントリの作成が、基礎となるエレメント設定で許可されていない場合でも、このコピー処理が実行されるようになりました。
以前のリリースでは、複数エレメント・エントリに対するプランの制限により、提示報酬割付を内部候補者の新規アサイメントにコピーできなかったというエラーが、オファーを処理した人事担当者に表示されていました。
現在のアサインメント・プランの支払がすでに始まっている場合の処理
HR担当者が内部候補者のジョブ・オファーを処理すると、すでに進行中の就業者の現在のアサイメントの既存のプラン支払に終了日が設定されます。この終了日は、オファーの個別報酬プランの新規支払開始日の1日前に設定されます。
現在のアサインメント・プランの支払が将来開始する場合の処理
ジョブ・オファーの開始日より後に開始されるプラン支払が現在のアサイメントにすでにある、内部候補者のジョブ・オファーをHR担当者が処理すると、そのオファーから新しいプラン支払が割り付けられて終了日が設定されます。新しいプラン支払の終了日は、現在のアサインメントに対する既存の支払が開始する1日前に設定されます。
両方のプラン支払が同じ日に開始する場合の処理
就業者の現在のアサイメントのプラン支払と同じ日に開始するプラン支払が設定された、内部候補者のジョブ・オファーをHR担当者が処理すると、警告が表示されます。プロセス・フローのリージョンには、この矛盾のために個々の報酬プランがオファーからコピーされなかったという説明が表示されます。
これにより、データの精度が向上し、手動での介入が最小限に抑えられます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能は、ジョブ・オファーの詳細が既存のアサインメントにコピーされる、「アサイメントの変更」、「異動」、「昇格・昇進」など、内部候補者の「アサイメントの変更」レスポンシブ・フローで動作します。これは新規アサイメントや雇用関係を作成する内部候補者のオファーには関係がありません。そのようなオファーでは、エラーが発生することなく新規個人報酬支払プランを就業者に常に割り当てることができるためです。
- HR担当者が「アサイメントの変更」などのフローで内部候補者のオファーを処理する際には、個々の報酬リージョンに到達したときに、報酬プランが就業者にコピーされます。ユーザーが個々の報酬リージョンにアクセスする前にフローが送信された場合、提示された報酬はコピーされません。
- この機能は、複数のエレメント・エントリを許可しない固定処理エレメントに適用されます。
主なリソース
この機能の詳細は、Workforce Rewardsの22Aの新機能の「複数要素入力不許可時のジョブ・オファーの個別報酬割付の尊重」の例およびスクリーンショットを参照してください。
ジョブ・オファーおよび内部アサインメントへの処理方法の詳細は、採用の使用ガイドの内部ジョブ・オファーの処理方法のトピックを参照してください。
Oracle Recruitingには、内部異動希望の候補者がジョブ・オファーを受け入れた後、その候補者の処理を合理化する新機能があります。
HRに移動した内部候補者の自動処理
この新機能では、提示開始日が近づくと、ジョブ・オファーを受け入れてHRフェーズに移動された内部異動希望の候補者が、新しいロールになるようにHRシステムで自動的に処理されます。この方法では、人事担当者による手動処理は必要ありません。
以前のリリースでは、内部候補者が「手動処理待ち」状態になっていました。現在は、提案開始日が到来するまで、「自動処理待ち」状態になります。 各候補者の提示開始日までの日数がその日数になると、スケジュール済プロセス「採用候補者選択プロセス・オファー処理の実行」によって、就業者の新しいアサイメントおよび給与が自動的に作成されます。 提示開始日が近づくとすぐに、新しいアサインメントが作成されます。状態は「処理進行中」になり、次に「処理済」になります。
約束済オファーを最終アサインメントに変換中に問題が発生した場合、候補者のジョブ応募は「処理中のエラー」状態になります。HR担当者は、エラーの修正を試みて、候補を再び処理できます。
ノート: 複雑な採用状況にある内部候補者の場合は、引き続き「手動処理待ち」状態になり、手動で処理する必要があります。
この自動処理のタイミングは、管理者が構成します。組織のビジネス・ニーズに最も適した、候補者のすべての提示ジョブ開始日より前の日数を設定できます。
メリット:
- HR担当者が内部異動希望に費やす時間を大幅に短縮。HR担当者は、これらの候補者のジョブ・オファーがすでに作成、承認および受諾された後、かなりの時間をかけて、各内部候補者の新規アサイメントの各セクションをクリックして通過する必要がなくなります。
- 一貫したリード・タイムと値で新しいアサインメントを作成。新規ジョブが開始する前の同じ日数が、すべての新規内部アサイメントに指定されてHRシステムで作成されます。オファーで合意されたすべての値が、新規アサイメントに完全に再コピーされます。その結果、アセスメントがオファーと一致し、手動変更や手動エラーもなくなります。
- エラーの修正、手動更新および緊急処理に対する柔軟性を保持。HR担当者は、必要に応じて、引き続き手動で変更できます。これらの内部候補者のいずれかの自動処理でエラーが発生した場合、HR担当者は引き続きガイド付きプロセスをクリックして進み、ページに表示されるエラーを修正できます。これらの内部候補者の手動処理が必要になる別の理由として、新しいアサイメントに関する変更が必要な場合があります。最後に、就業者が新しいジョブを開始する提示日までの標準日数を待てないような緊急なケースでは、HR担当者が手動で処理をトリガーできます。
HRに移動した内部候補者のクイック処理
この新機能では、採用ライフ・サイクルの最終HRフェーズに内部候補者が移動した後、人事担当者が個々の内部候補者の新しいアサイメントを1回のクリックで迅速に処理できます。
HR担当者は、新しい「オファーのクイック処理」を使用できます。これにより、候補者の提示条件の正確な情報に基づいて、新規アサイメント、新規給与および新規個人報酬が即時に作成されます。
オファーのクイック処理
次のHRフェーズの状態の内部候補者に対して「オファーのクイック処理」を使用できます。
- 自動処理待ち
- 処理中のエラー
- 手動処理待ち
この処理は、HRフェーズのほとんどの内部候補者を処理するために使用できます。
ノート: 複雑な採用状況にある内部候補者の場合は、引き続き手動で処理する必要があります。
メリット:
- 提示条件が設定された内部候補者を、HR担当者が新規アサイメントに変換するための最速の方法。HR担当者が候補者を早期に処理できるため、各候補者の自動処理日まで待機する必要がありません。
- 各オファーから各新規アサイメントおよび給与に一貫した値を確実に移入。「オファーのクイック処理」を使用する場合、HR担当者はすべてのフィールドをレビューせず、値も変更できません。新規アサイメントは、受入済のジョブ・オファーとまったく同じになります。
内部候補者の提示開始日の変更
この新機能では、新規アサイメントが処理される前にオファーの予定日を調整する必要が生じた場合は、内部候補者がジョブ・オファーを受け入れた後に、人事担当者が提示開始日を変更できます。
HR担当者は、新しい「開始日の変更」処理を使用して、ジョブ・オファーに指定されていた合意済開始日を修正できます。新しい自動処理オプションを使用する方法、新しい「オファーのクイック処理」を使用する方法、またはHR担当者がガイド付きプロセスをクリックしてオファーのすべての値をレビューする古い方法のいずれかを使用してオファーを新規アサイメントに変換する際に、この新しい日付が使用されます。この日付変更は、すでに受け入れられた候補者のジョブ・オファー・レターには影響しません。
「開始日の変更」処理
複雑な採用状況では、内部候補者に対して「開始日の変更」処理を使用できません。引き続き手動で処理する必要があります。
メリット:
- 候補者がすでに受け入れたオファー・レターに影響を与えることなく、内部異動希望の開始日を更新するための便利な方法を提供。この新しい開始日は新規アサイメントで使用されます。現在は手動ガイド付きプロセスではこれを更新できません。他のフィールドは、当初のオファーから変える必要がある場合は変更できます。
- 参加する新しいジョブや退職する現在のジョブのビジネス・ニーズの変化への柔軟な対応。
合理化されたこれらの新しいプロセスにより、HR担当者は、内部候補者を迅速かつ効率的に新しいアサイメントに移動できます。また、処理方法に対する柔軟性も高まります。
デモを見る
有効化のステップ
合理化されたこれらの新しいプロセスは提供時には無効になっています。これらを有効にするには、プロファイル・オプションORA_IRC_AUTO_PROCESS_INTERNAL_OFFERSを構成する必要があります。
- 「設定および保守」作業領域に移動します。
- 右側の「タスク」アイコンをクリックし、「検索」をクリックします。
- タスク「管理者プロファイル値の管理」を検索します。
- タスク名をクリックします。
- プロファイル・オプション・コードORA_IRC_AUTO_PROCESS_INTERNAL_OFFERSを検索します。
- プロファイル値を「Y」に設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
プロファイル・オプションORA_IRC_AUTO_PROCESS_INTERNAL_OFFERSが有効な場合は、内部ジョブ・オファーを自動処理するタイミングを構成できます。デフォルトでは、内部候補者のオファーは提示開始日の7日前に新しいアサイメントに変換されます。
- 「設定と保守」作業領域で、次の場所に移動します。
- オファリング: 採用および候補者エクスペリエンス
- 機能領域: 採用および候補者エクスペリエンス管理
- タスク: 企業採用および候補者エクスペリエンス情報
- 「アサイメントへの内部オファーの自動処理」セクションで、日数を設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
各候補者の提示開始日までの日数がその日数になると、スケジュール済プロセス「採用候補者選択プロセス・オファー処理の実行」によって、就業者の新しいアサイメントおよび給与が自動的に作成されます。
ノート: 組織のオファーで「給与」ベースの「給与ベース」が使用されている場合、または「給与」に給与エレメントの適格性が定義されている場合は、これらの新機能を有効にしないでください。
主なリソース
ジョブ求人の上位推奨を表示したり、特定の候補者の類似候補のリストを表示する際に、推奨候補に対する相対的なマッチング・スコアを表示できるようになりました。
推奨候補のマッチング・スコア
この機能により、採用チームが推奨の相対的な強さを把握できるようになりました。
有効化のステップ
適切なAI機能を有効にする必要があります。詳細は、採用の実装ガイドの「採用のアダプティブ・インテリジェンス」の章を参照してください。
Oracle Digital Assistant - 採用スキルの拡張機能
「候補者エクスペリエンス」スキルを使用して、外部候補者が次回インタビューを確認およびレビューできるようになりました。自分の次回インタビューを表示する新しいインテントが、外部候補者向けに追加されました。
候補者が自分のインタビュー・スケジュールを表示するにはサインインする必要があります。応答には、インタビューのタイトル、日付、時刻などの詳細が「詳細の表示」リンクとともに表示されます。候補者はこのリンクをクリックして、追加の詳細を「候補者エクスペリエンス」ページに表示できます。
インタビュー詳細
強化された「内部候補者エクスペリエンス」スキルでは、ジョブを検索するときに、内部候補者に対する事業所およびジョブ・カテゴリの会話が表示されるようになりました。これにより、発言に関連キーワードを入力しなくても、ジョブ事業所およびジョブ・カテゴリを選択しやすくなります。
強化された「内部候補者エクスペリエンス」スキルでは、ジョブを検索するときに、内部候補者に事業所およびジョブ・カテゴリが提示されるようになりました。これにより、発言に関連キーワードを入力しなくても、ジョブ事業所およびジョブ・カテゴリを選択しやすくなります。ただし、引き続きキーワードでも検索できます。
内部候補者が人気のある都市を検索すると、スキルが都市を理解し、それに応じた回答が表示されます。候補者が入力した場所と、スキルが解決した場所も応答に表示されるので、これら2つの間のあいまいさも解決されます。
提示されたジョブ検索
これらの機能拡張により、外部候補者はインタビュー・スケジュールを表示でき、内部候補者は、より簡単かつ迅速に関連ジョブを検索できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- スキル・ストアからのデジタル・アシスタントの有効化: https://docs.oracle.com/en-us/iaas/digital-assistant/doc/get-started-skills-and-digital-assistants.html
- Oracle Help CenterのCloud Applications向けOracle Digital Assistantスタート・ガイド
- Oracle Help CenterのOracle Digital Assistantの使用
スケジュール済プロセスを実行して、90日前より古い処理済の内部非トランザクション採用データをパージできるようになりました。このプロセスは「処理済の内部採用データのパージ」と呼ばれます。
不要になったデータを定期的にパージすると、アプリケーションのパフォーマンスを最適化するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
最適なパフォーマンスを得るには、システムの使用状況が低いときに、このプロセスが毎週実行されるようにスケジュールすることをお薦めします。たとえば、毎週土曜日の午後10時などにします。
主なリソース
スケジュール済プロセスの実行の詳細は、Oracle Help Centerの採用の実装ガイドの第25章「採用のスケジュール済プロセス」を参照してください。
HCMデータ・ローダーを使用して、ジョブ求人またはジョブ求人テンプレートのスキルを追加および更新できるようになりました。
この機能により、ジョブ求人またはジョブ求人テンプレートのスキルを更新するための代替オプションが提供され、ユーザー・インタフェースから手動で更新する必要がなくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- HCMデータ・ローダーを使用してデータをロードする方法の詳細は、Oracle Help Centerにある『HCMデータ・ローダー』ガイドを参照してください。
HCMデータ・ローダーを使用した既存のジョブ求人とパイプライン求人のリンク
HCMデータ・ローダーを使用して、1つ以上の既存の標準ジョブ求人をパイプライン求人にリンクできるようになりました。
ジョブ求人が次の場合、リンクを実行できます。
- パイプライン求人にまだリンクされていない標準のジョブ求人である。
- アクティブである。つまり、充足済または取消済ではない。
- 見込みやジョブ応募がない。
- 掲載がスケジュールされていないか、外部または内部のキャリア・サイト、または求人サイトにすでに掲載されていない。
- 採用エージェントが追加されていない。
さらに、パイプライン求人が「下書き」または「承認」フェーズでない場合にのみ、リンクを実行できます。
この機能により、既存の標準ジョブ求人をパイプライン求人にリンクする代替オプションが提供され、ユーザー・インタフェースから手動で処理する必要がなくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
HCMデータ・ローダーを使用してデータをロードする方法の詳細は、Oracle Help Centerにある『HCMデータ・ローダー』ガイドを参照してください。
ロール情報
採用担当者ロールには、「ジョブ求人をパイプライン求人に関連付け」権限が必要ですが、この権限はデフォルトで追加されています。
Oracle Transactional Business Intelligenceは、Oracle Cloudアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
レポートや分析を最初から作成する必要はありません。「Customer Connect」のレポート共有センターで、すべての製品のサンプル・レポートのライブラリを確認してください。
「機会マーケットプレイス」サブジェクト領域 - 希望者プリファレンスに関するレポート
「機会マーケットプレイス」サブジェクト領域でのレポート作成に、希望者プリファレンスを使用できるようになりました。新しく追加されたものは次のとおりです。
希望者プリファレンス→「基本情報」
- 希望者アラート・アクティブ化済インジケータ
- 希望者アラート・アクティブ化済
希望者プリファレンス→希望者の関心
- 希望者の希望地理ID
- 希望者の希望地理名
- 希望者の優遇ギグ番号
- 希望者の優遇ギグ・タイトル
この新機能を使用すると、様々なジョブおよびギグ希望者の関心を把握できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
現時点ではありません。 |
_________________________
トランザクション設計スタジオの採用ページ
トランザクション設計スタジオで処理の名前を変更し、採用ページをパーソナライズします。ページを簡単に識別して選択できるように、採用処理にプリフィクス「採用」が追加されました。
_________________________
既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)
次に、制限付提供プログラムが提供する制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様がご利用いただけるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、この機能プログラムに参加するには承認が必要になります。これらのプログラムに参加するには、テストに参加して、フィードバックを返していただく必要があります。プログラムによっては、他のご協力が必要な場合もあります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がない場合、ご心配はいりません。すべてのお客様向けの一般提供が始まった時点で、この機能をご利用ください。すべてのお客様がこれらの機能をご利用いただけるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
ぜひ機能のリストをご覧になり、機能のリリース・スケジュールより前に実装する必要がある機能があるかどうかをご確認ください。機能のサインアップに関する情報は、次の表をご覧ください。これらのプログラムの参加者数は限られており、一部は特定のお客様向けのプログラムであるため、早めにサインアップしてください。
次の表に、使用可能な機能とサインアップ方法の簡単な説明を示します。提供される機能が多い場合は、この表の下にある「新機能」に機能の詳細が説明されている場合もあります。
制限付提供プログラムにご参加いただき、お客様のご意見やアイデアをお聞かせいただけることを楽しみにしています。
製品 | 機能名 | 機能の説明 | テストが必要なお客様のタイプ | サインアップ方法 | 制限付提供リリース | 現在参加可能 |
---|---|---|---|---|---|---|
採用 |
バニティURL |
顧客ブランドのURLを使用して、外部キャリア・サイトをホストできます。すべてのキャリア・サイトは、同じバニティ・ドメインでホストされます。 |
お客様さまの条件: HCMで稼働中 |
このプログラムに参加するには、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録して承認される必要があります。SRに"OR-Vanity-URL"のタグを付けてください |
21C | はい |
採用 |
Oracle Searchのジョブ応募フィルタ |
Oracle Searchの新しいスキル・フィルタや言語フィルタなどの拡張フィルタ機能を使用してジョブ応募リストを検索します。Oracle Searchは、より高速に検索できるOracle Cloud専用の検索プラットフォームです。 |
お客様さまの条件: HCMで稼働中 Oracle Searchの制限付提供プログラムに参加中詳細は、人事管理の新機能を参照してください。 |
このプログラムに参加するには、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録して承認される必要があります。SRに"OR-JAFilters"のタグを付けてください |
21C | はい |
採用 |
拡張ジョブ応募リスト・フィルタ |
高度なフィルタリング機能を使用して、ジョブ応募リストに対してより複雑なターゲット検索を実行します。ユーザーは、複数のジョブ応募質問/回答およびスキルを選択して、適切な候補者をより迅速に検索できます。拡張フィルタでは、21Cの制限付き提供機能であるOracle Searchにジョブ応募フィルタを取り込む必要があります。 |
お客様は、次の制限付き提供プログラムに参加している必要があります。
|
このプログラムに参加するには、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録して承認される必要があります。SRに"OR-JAFilters"のタグを付けてください |
21D | はい |