クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Sales and Operations Planning
新機能
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  1. 更新22B
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 更新前および更新後のタスク
  4. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  5. 機能のサマリー
  6. セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング
    1. セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング
        1. 生産レベルの調整のシミュレート
        2. 収集メジャー・データのリフレッシュ
        3. タイルに表示するメジャー別の色の構成
        4. この更新で注意が必要なセールス・アンド・オペレーションズ・プランニングのバグ修正

更新22B

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 ノート
2022年7月18日 セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング この更新で注意が必要なセールス・アンド・オペレーションズ・プランニングのバグ修正 文書の更新。バグ修正の追加。
2022年7月1日 セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング この更新で注意が必要なセールス・アンド・オペレーションズ・プランニングのバグ修正 文書の更新。項の追加。
2022年3月18日     初版作成。

概要

重要ノート: 21Dから22Bに直接更新する場合は、22Aと22Bの両方の項の内容をレビューして、更新に含まれるすべての変更を確認する必要があります。

アイデアをお寄せください

お客様からのアイデアはいつでも歓迎です。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

更新前および更新後のタスク

クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の権限を使用して、次の指示に従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能をレビューします。または、デフォルト選択の「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能をレビューできます。
  3. 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに使用可能な場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列のアイコンをクリックし、ステップを完了して機能を使用可能にします。

「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
  3. 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。

オプト・イン失効

オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。

無効状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング

生産レベルの調整のシミュレート

収集メジャー・データのリフレッシュ

タイルに表示するメジャー別の色の構成

この更新で注意が必要なセールス・アンド・オペレーションズ・プランニングのバグ修正

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング

生産レベルの調整のシミュレート

状況によっては、Oracle Fusion Cloud Supply Planningまたは他のソースから受信した最新の戦術プラン・データに基づいて、セールス・アンド・オペレーションズの生産プランを調整できます。この更新では、プランニング範囲の組立品目とその製品カテゴリの生産レベルを手動で平滑化および調整して上書きできます。調整済生産プランは、集計供給プランニングを改善するためのより適切な基準としての役割も果たします。

ユーザー定義表の調整済生産プラン・メジャー

生産プランを簡単に調整して、戦略的キャパシティと供給の計画を改善します。

デモを見る。

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。

ヒントおよび考慮事項

  • 「調整済生産プラン」および「最終生産プラン」メジャーを、セールス・アンド・オペレーションズ・プランに割り当てられたユーザー定義メジャー・カタログに追加します。「プラン・メッセージのレビュー」ページには、プランの実行時に欠落している必須メジャーが示されます。

  • 「その他のプランからのメジャーのロード」プロセスを使用して、「生産プラン」メジャー・データを「供給プラン」から「セールス・アンド・オペレーションズ・プラン」の「調整済生産プラン」メジャーにコピーして、シミュレートします。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • プランニング表のデータの編集(MSC_EDIT_DATA_IN_PLANNING_TABLES_PRIV)
    • スナップショットなしでプランを実行(MSC_RUN_PLAN_WITHOUT_SNAPSHOT_PRIV)

収集メジャー・データのリフレッシュ

プランを再実行しなくても、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)で収集されたプランの特定のメジャーまたはメジャーのサブセットのデータをリフレッシュできるようになりました。この機能により、Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance ManagementなどのソースからOracle Fusion Cloud Sales and Operations Planningへのインバウンド・メジャーのデータ・フローが合理化され、統合された事業計画が編成されます。また、現在の統計予測を保持しながら、販売履歴の更新を追跡するのにも役立ちます。

「スケジュール済プロセス」の「メジャーのリフレッシュ・プロセスの編成」(ナビゲーション: 「ツール」→「スケジュール済プロセス」→「新規プロセスのスケジュール」→「メジャーのリフレッシュ・プロセスの編成」)

プランニング・メジャーに関する最新のデータでセールス・アンド・オペレーションズ・プランを迅速に合理化し、収集された財務メジャーを使用して、統合された事業計画を編成します。

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。

ヒントおよび考慮事項

  • スケジュール済プロセスでは、サプライ・チェーン・プランニング・メジャーのファイルベース・データ・インポート・テンプレートを使用してロードされたメジャーが考慮されます。
  • リフレッシュするメジャーのサブセットを含むメジャー・カタログを作成して使用します。
  • 「出荷履歴」(または「記帳履歴」)メジャーと、メジャー・カタログの「出荷履歴」のリフレッシュに使用されるデフォルト・メジャーの両方を含めます。たとえば、「デフォルト出荷履歴メジャー」プロファイル・オプションに使用されるデフォルトのメジャーが「出荷履歴: 出荷日別要求品目」の場合、このメジャーおよび「出荷履歴」メジャーをメジャー・カタログに含めます。
  • 新しいメジャーをプランに導入する場合は、この新しいスケジュール済プロセスを使用してそのメジャーのデータをリフレッシュする前に、まずプランを実行して現行データでリフレッシュしておく必要があります。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • スナップショットでのプランの実行(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)

タイルに表示するメジャー別の色の構成

メジャーのグラフの色を構成すると、グラフだけでなく、メジャーを含むタイルでもその色が使用されるようになりました。この使用方法により、グラフおよびタイル間で一貫性を保ち、同じメジャーを複数の分析で簡単にビジュアル化できるようになります。

グラフおよびタイルでメジャーに表示する色を管理して、メジャーの影響を容易に伝えることができます。

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。

ヒントおよび考慮事項

  • メジャーに選択する色を変更する必要がある場合があります。メジャーに構成する色が、特定のグラフのメジャーに自動的に割り当てられる色と同じ場合は、構成するメジャーに別の色を選択する必要があります。
  • 棒グラフ、折れ線グラフおよびレーダー・グラフで、構成済のグラフの色を表示するには、メジャーがY軸に1つのみである必要があります。

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)

この更新で注意が必要なセールス・アンド・オペレーションズ・プランニングのバグ修正

この更新には、Oracle Sales and Operations Planningの動作方法を変更する可能性があるバグ修正が含まれています。 これは、この更新に関するすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。

表およびグラフでの分析の相対時間範囲の選択

22Bの更新では、表、グラフ、タイルおよび分析セットでの相対時間フィルタの動作が改訂されます。相対時間フィルタは、セレクタ・ツールの「メンバー」タブの「拡張フィルタ」アイコンを使用して構成します。この更新より前は、「期間(後)」設定がゼロに設定されていても、相対時間フィルタには常に現在の期間が含まれていました。「期間(後)」設定が1以上に設定されている場合のみ現在の期間を含むように、動作が変更されました。たとえば、今日より3か月前かつ今日より0か月後のフィルタでは、以前は、前の3か月および現在の月が返されました。現在では、今日より3か月前かつ今日より0か月後のフィルタでは、前の3か月のみが返され、現在の月は含まれないようになりました。この更新より前と同じ相対時間フィルタの結果を取得するには、「期間(後)」設定の値を1増やす必要があります。

22Bより前の動作に戻す場合は、Oracleサポートに連絡してください。

Oracleリファレンス: 27708234

ワーク・センターおよびサプライヤの生産能力制約の強制

22Bの更新では、生産能力制約のデフォルトの動作が改訂されます。生産能力制約は、「プラン・オプション」ページの「供給」タブの「一般」サブタブで構成できます。この更新より前は、制約付きワーク・センターまたはサプライヤ・コンポーネント・カテゴリについて、生産能力稼働が100パーセントを超えられませんでした。「供給: 詳細オプション」ダイアログ・ボックスで構成された最適化パラメータに応じて、制約付きワーク・センターまたはサプライヤ・コンポーネント・カテゴリの生産能力稼働が100パーセントを超えられるように動作が変更されました。たとえば、需要バックオーダーを回避するために需要期日を強制したり、生産プランを調整すると、生産能力が過負荷になる可能性があります。

生産能力制約について、この更新より前と同じ結果を取得するには、「リソース能力超過に対するペナルティ原価乗数」および「サプライヤ能力超過に対するペナルティ原価乗数」パラメータの値を変更する必要があります。プラン・オプションで、「供給: 詳細オプション」ダイアログ・ボックスの「最適化パラメータ」タブにナビゲートし、「リソース能力超過に対するペナルティ原価乗数」の値を-1に変更します。同様に、サプライヤ・コンポーネント・カテゴリの生産能力を厳密に強制する必要がある場合は、「サプライヤ能力超過に対するペナルティ原価乗数」の値を-1に変更します。これらの変更により、プランニング・プロセスでは、プランの実行中に生産能力制約が強制され、過負荷になりません。

Oracleリファレンス: 33552231

有効化のステップ

この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。