クラウド・レディネス / Oracle Supply Chain Collaboration Cloud
新機能
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  1. 更新22A
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 更新前および更新後のタスク
  4. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  5. 機能のサマリー
  6. コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
    1. コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
        1. 顧客からのオーダー予測の受入
  7. サプライ・チェーン・コラボレーション
    1. サプライ・チェーン・コラボレーション
        1. 顧客需要コラボレーション

更新22A

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 備考
2021年12月20日     初版作成。

概要

アイデア募集中

ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボなど、いくつかの方法でアイデアを送信していただけます。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

更新前および更新後のタスク

クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の権限を使用して、次の指示に従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能をレビューします。または、デフォルト選択の「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能をレビューできます。
  3. 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに使用可能な場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列のアイコンをクリックし、ステップを完了して機能を使用可能にします。

「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
  3. 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。

オプトイン失効

オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。

機能概要

列の定義:

レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

無効状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

顧客からのオーダー予測の受入

サプライ・チェーン・コラボレーション

サプライ・チェーン・コラボレーション

顧客需要コラボレーション

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

顧客からのオーダー予測の受入

新しい事前定義済メッセージ定義Oracle-1-0-B2B-Order-Forecast-Inを使用して、顧客からオーダー予測メッセージを受信し、組織の需要プランニングに使用します。

顧客コラボレーション・ビジネス・プロセスを有効にして、「オーダー予測 - インバウンド」文書を交換できるようにします。次に、「顧客コラボレーション構成の管理」タスクで顧客に関連付けます。

このメッセージ定義を取引先に対するインバウンド・コラボレーション・メッセージとして設定し、「顧客コラボレーション構成の管理」タスクを使用して取引先および「オーダー予測 - インバウンド」文書を顧客に関連付けます。

メッセージを受信して変換すると、圧縮ファイルがOracle WebCenter Contentに配置され、コラボレーション顧客需要のアップロードのリソースによって処理されます。

Oracle-1-0-B2B-Order-Forecast-Inメッセージ定義

顧客がB2B XMLメッセージを使用してオーダー予測データを共有できるようにすることで、組織の需要プランの精度を向上させます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR)
    • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 顧客ユーザーとしての顧客需要の管理(VCS_MANAGE_CUSTOMER_DEMAND_CUSTOMER_PRIV)

サプライ・チェーン・コラボレーション

サプライ・チェーン・コラボレーション

現在のグローバル・サプライ・チェーンにおいては、サプライヤ、受託製造業者、およびその他の取引先に対する製造業者の依存度が増し加わっています。会社が成功するためには、多層にわたる取引先との間でアクティビティを同期することが不可欠です。Oracle Fusion Cloud Supply Chain Collaborationを使用すると、会社は共同で供給を計画し、取引先データを把握し、契約製造の実行を調整し、取引先ネットワーク全体のパフォーマンスを測定できます。取引先が意思決定プロセスに積極的に関与するため、早期に警告のサインを伝えることができ、サプライ・チェーンの問題を協力して解決できます。各サプライヤの規模および技術レベルに応じて、会社はポータル・ベースのユーザー・インタフェース、標準ベースのB2BメッセージまたはWebサービスを使用してやりとりできます。Oracle Supply Chain Collaborationの柔軟な事前定義済ビジネス・プロセスを、顧客独自の要件にあわせて調整することもできます。コラボレーションが強化されることにより、取引関係がいっそう動的になり、供給の信頼性と効率が向上します。

顧客需要コラボレーション

顧客と協力してサプライ・チェーン運用を計画し、円滑に実行できます。小売店、販売業者、フランチャイズ加盟店、チャネル・パートナなどの顧客は、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Collaborationを使用して、消費情報やオーダー予測を共有できます。顧客の予測および消費情報は、Oracle Supply Chain Collaborationで正確性が検証され、Oracle Fusion Cloud Demand Managementに収集されます。Oracle Demand Managementでは、顧客オーダー予測を需要シグナルとして使用して、コンセンサス供給予測を生成できます。この供給予測は、需要および供給プランニング・プロセスに顧客の入力を組み込みます。

顧客需要コラボレーションを使用して、次のことができます。

  • 顧客からオーダー予測および消費情報を受け取ります。
  • 顧客は、機能やプリファレンスに応じて、セキュアなログイン、B2BメッセージングまたはRESTサービスを使用して、オーダー予測または消費情報を共有できます。
  • 受信するデータの正確性および通信ステータスをモニターします。データの正確性をチェックしながら、例外をハイライトしてデータ・エラーを表示します。
  • 顧客データをレビューし、必要に応じて編集します。
  • スケジュール済プロセスを使用して、Oracle Demand Managementで顧客データを適用可能なメジャーと同期します。
  • 顧客によるデータ・ファイルのアップロード・ステータス、受け取った予測または消費関係の数、およびメジャー・オーダー予測またはメジャー履歴がOracle Demand Managementと同期されているかどうかなど、ダッシュボードのメトリックを取得および表示します。
  • プランによって生成された予測をOracle Demand ManagementからOracle Fusion Cloud Demand Collaborationに公開することで、顧客からのオーダー予測に応答します。
  • 需要プランナとやり取りして、プランによって生成された予測をレビューし、必要に応じて編集して、前のサイクルからの予測差異を最小限に抑えます。
  • プランによって生成された予測を顧客と共有します。顧客は、セキュアなログインを使用してこの情報をダウンロードすることも、RESTサービスを使用してデータを抽出することもできます。
  • 顧客、顧客サイト、品目、プラン、組織など、いくつかの基準で検索して、コラボレーションの範囲を絞り込みます。
  • 現在のプランニング・サイクルのオーダー予測および消費情報を、前のサイクルの値と比較します。

次のスクリーンショットは、顧客需要の全体的な健全性を確認できる「概要」ページを示しています。受入済の顧客需要、アップロード・ステータス、および需要管理への同期ステータスを表示するメトリックがあります。

需要コラボレーションの概要

次のスクリーンショットは、「需要コラボレーション詳細」ページを示しています。このページでは、顧客が受け取ったすべての需要を需要管理に公開する前にレビューできます。

需要コラボレーション詳細

需要プランニング・プロセスに顧客の入力を組み込むことで、全体的な予測の正確性を高め、ビジネス・プロセスを合理化します。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理

ヒントと考慮事項

  • データを需要管理と同期するときに、2つの新しいシード済需要メジャーから選択できます。顧客のメジャー・データを顧客オーダー予測または顧客消費履歴のいずれかに同期します。または、collaborationParametersを使用してORA_VCS_SCC_SCP_MEASURE_MAPPINGパラメータを更新し、ユーザーがアプリケーションで使用可能な追加の需要メジャーから選択できるようにします。
  • B2Bメッセージングを介して顧客需要を送信する場合は、Oracle-1-0-B2B-Order-Forecast-Inメッセージを使用します。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するには、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、いくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・コラボレーション・プランナ(ORA_VCS_SUPPLY_COLLAB_PLANNER)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • エンタープライズ・ユーザーとしての顧客需要の管理(VCS_MANAGE_CUSTOMER_DEMAND_ENTERPRISE)
  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられている顧客ユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 顧客需要プランナ(ORA_VCS_CUSTOMER_DEMAND_PLANNER)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられている顧客ユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 顧客ユーザーとしての顧客需要の管理(VCS_MANAGE_CUSTOMER_DEMAND_CUSTOMER)

構成

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を構成できるようになります。
    • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を構成できます。
    • 需要コラボレーションの管理(VCS_MANAGE_DEMAND_COLLABORATION)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、需要コラボレータを構成できます。
    • 需要プランナの管理(VCS_MANAGE_DEMAND_PLANNERS)